JP3133202U - スパッタ付着防止剤容器 - Google Patents

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治 石川
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Abstract

【課題】スパッタ付着防止剤を内部に収容し、溶接現場において簡便にスパッタ付着防止剤を塗布することが可能であり、転倒してもスパッタ付着防止剤がこぼれることのないスパッタ付着防止剤容器を提供する。
【解決手段】スパッタ付着防止剤容器100は、スパッタ付着防止剤を内部に収容するための中空体110、120と、溶接トーチのノズルを挿入するための挿入口と、からなり、前記挿入口は、前記中空体の壁面に形成される開口部122と、前記開口部の外周縁から前記中空体の内部に向けて突出する筒状壁128と、からなる。
【選択図】図2

Description

本考案は、溶接時等に生じるスパッタの付着を防止するスパッタ付着防止剤を収容する容器に関する。
従来、TIG溶接、MIG溶接、MAG溶接およびCO溶接等のアーク溶接においては、溶接時に生じるスパッタが、溶接トーチノズルの内面に付着してシールドガスの流れを乱し、溶接品質を低下させるという問題が生じていた。この問題に対しては、溶接トーチノズルにスパッタの付着を防止するスパッタ付着防止剤を塗布することが効果的であり、作業員が手作業で液状またはグリス状のスパッタ付着防止剤を溶接トーチノズルに塗布するという作業が行われていた。また、ブロー用空気にミスト状のスパッタ付着防止剤を混合させてノズル内面にスパッタ付着防止剤を塗布する方法等も提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−246446号公報
しかしながら、手作業でスパッタ付着防止剤をノズルに塗布する作業は手間と時間がかかるものであり、溶接作業の効率を低下させるという問題があった。また、溶接作業は、薄暗く、狭い作業現場で行われることが多く、スパッタ付着防止剤の容器を設置するスペースや塗布作業を行うスペースが制約されることから、別の場所に移動してスパッタ付着防止剤をノズルに塗布する作業を行う必要が生じ、さらに作業効率が悪化するという問題もあった。また、上記特許文献1に示される方法は、高価な専用の溶接トーチおよび高価な専用部品を必要とし、一般的に使用されている溶接トーチには使用できないという問題があった。
本考案は、斯かる実情に鑑み、スパッタ付着防止剤を内部に収容して容易に溶接現場へ持ち込むことが可能なだけでなく、溶接現場において溶接トーチのノズルに短時間で簡便にスパッタ付着防止剤を塗布することが可能であり、さらに、作業現場で邪魔にならず、転倒してもスパッタ付着防止剤がこぼれることのないスパッタ付着防止剤容器を提供しようとするものである。
(1)本考案は、スパッタ付着防止剤を内部に収容するための中空体と、溶接トーチのノズルを挿入するための挿入口と、からなり、前記挿入口は、前記中空体の壁面に形成される開口部と、前記開口部の外周縁から前記中空体の内部に向けて突出する筒状壁と、からなることを特徴とする、スパッタ付着防止剤容器である。
(2)本考案はまた、前記中空体は、円筒状であることを特徴とする、上記(1)に記載のスパッタ付着防止剤容器である。
(3)本考案はまた、前記挿入口は、前記中空体の上面に設けられていることを特徴とする、上記(2)に記載のスパッタ付着防止剤容器である。
(4)本考案はまた、前記挿入口は、前記上面の中央に設けられていることを特徴とする、上記(3)に記載のスパッタ付着防止剤容器である。
(5)本考案はまた、前記開口部は、円形状であり、前記筒状壁は、円筒状であることを特徴とする、上記(1)乃至(4)のいずれかに記載のスパッタ付着防止剤容器である。
(6)本考案はまた、前記中空体は、容器本体および蓋からなることを特徴とする、上記(1)乃至(5)のいずれかに記載のスパッタ付着防止剤容器である。
(7)本考案はまた、前記容器本体は、円筒状であり、前記蓋は、円筒状または円板上であることを特徴とする、上記(6)に記載のスパッタ付着防止剤容器である。
(8)本考案はまた、前記挿入口は、前記蓋に設けられていることを特徴とする、上記(6)または(7)に記載のスパッタ付着防止剤容器
本考案に係るスパッタ付着防止剤容器によれば、スパッタ付着防止剤を内部に収容して容易に溶接現場へ持ち込むことが可能なだけでなく、溶接現場において溶接トーチのノズルに短時間で簡便にスパッタ付着防止剤を塗布することが可能であり、溶接作業の効率を高める共に、こまめに溶接トーチのノズルにスパッタ付着防止剤を塗布することで溶接品質も向上させることができる。さらに、作業現場で邪魔にならないため作業性を悪化させることもなく、転倒してもスパッタ付着防止剤がこぼれることがないため、こぼれたスパッタ付着防止剤による作業現場の汚損や物品の腐食等を防ぐことができる。
以下、本考案の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1(a)および(b)は、本考案に係るスパッタ付着防止剤容器100の平面図および正面図である。同図に示されるように、スパッタ付着防止容器100は、外形が略円柱状であり、容器本体110および蓋120からなる。蓋120の上面の略中央には円形状の開口部122が形成されている。
図2は、スパッタ付着防止剤容器100の断面図である。同図に示されるように、容器本体110は、円形状の底壁112、および底壁112の外周から上方に突出する側壁114からなり、上部が開口した凹形状となっている。また、側壁114の上端部分には、他の部分よりも薄肉に形成された嵌合部116が設けられている。蓋120は、円形状の上壁124、および上壁122の外周から下方に突出する嵌合部126からなり、下部が開口した凹形状となっている。また、蓋120の上壁124の略中央には、上記した円形状の開口部122が形成されており、さらに、この開口部122の外周縁から下方の容器本体に向けて突出するように形成された、円筒状の筒状壁128が設けられている。この開口部122および筒状壁128は、溶接トーチのノズルを内部に挿入するための挿入口となる。
容器本体110と蓋120は、容器本体110の嵌合部116の外側に蓋120の嵌合部126が略水密に嵌合されることで、スパッタ付着防止剤容器100を構成している。なお、容器本体110と蓋120は、転倒しても両者が容易に離れずに両者の境目を略水密状態に保持する方法であれば、嵌合以外の方法で結合されるものであってもよい。例えば、容器本体110と蓋120は、両者に形成されたネジ部を互いに螺合させて結合されるものであってもよいし、ヒンジを介して蓋120が揺動可能に容器本体110に取り付けられているものであってもよい。また、容器本体110および蓋120の素材は、SUS304等のいわゆる18−8ステンレススチールが好適であるが、これに限定されるものではなく、その他の金属または樹脂等の材質であってもよい。
図3は、スパッタ付着防止剤容器100を使用して、溶接トーチ200のノズル210に、液状のスパッタ付着防止剤300を塗布する様子を示す図である。同図に示されるように、予め容器本体110の内部に適量(液面の高さが筒状壁128の先端より少し低い程度)のスパッタ付着防止剤300を収容しておき、溶接トーチ200のノズル210を、開口部122から筒状壁128の内部を通して容器本体110の内部へ挿入し、スパッタ付着防止剤300にノズル210を浸けることで、スパッタ付着防止剤300をノズル210に塗布する。このように、スパッタ付着防止容器100を使用すれば、ごく簡便に、短時間でスパッタ付着防止剤300をノズル210に塗布することができるため、溶接作業の現場に、スパッタ付着防止容器100を持ち込んで、溶接作業の合間に随時スパッタ付着防止剤300を溶接トーチ200のノズル210に塗布することで、ノズル210にスパッタが付着するのを未然に防止することが可能となり、作業効率を向上させると共に、溶接品質を向上させることができる。また、スパッタ付着防止剤容器100は、ノズル210を挿入可能な大きさであればよいため、作業現場に置いていても、作業の邪魔になるようなことはない。
さらに、スパッタ付着防止剤容器100は、筒状壁128を備えることにより、転倒しても内部のスパッタ付着防止剤300が外にこぼれないようになっている。図4(a)〜(c)は、上記適量のスパッタ付着防止剤300を収容したスパッタ付着防止剤容器100の姿勢を変化させたときの内部の状態を示す図である。同図に示されるように、スパッタ付着防止剤容器100を傾けた場合(図4(a))、横倒しにした場合(図4(b))、倒立させた場合(図4(c))のいずれの場合であっても、スパッタ付着防止剤300の液面は筒状壁128の先端よりも低い位置を保つようになっている。すなわち、スパッタ付着防止剤容器100がどのような姿勢になっても、開口部122からスパッタ付着防止剤300は外にこぼれないようになっている。また、容器本体110および蓋120は、互いに略水密に嵌合しているため、容器本体110と蓋120の境目からスパッタ付着防止剤300が外に漏れることは、ほとんどない。このように、スパッタ付着防止剤容器100は、作業現場で不用意に転倒させてしまったとしても、内部のスパッタ付着防止剤300が外にこぼれることがないため、作業現場に置かれた物品や作業現場の床面等を汚損や腐食等させることはなく、作業環境の悪化や不測の事故等を未然に防ぐことができる。
図5は、スパッタ付着防止剤容器100にフック130を設けた場合を示す図である。同図に示すように、容器本体110の側壁114の外周面の一部に、帯状の板を逆U字形状に曲げたフック130を溶接等により取り付けるようにしてもよい。このようにフック130を設けることで、スパッタ付着防止剤容器100を作業員のズボンのベルトに引っ掛けたり、作業現場の適当な場所に引っ掛けて使用したりすることが可能となり、さらに使い勝手を向上させることができる。なお、フック130の代わりに持ち運びを容易にするための取手やハンドル等を設けてもよい。
以上、本考案の実施の形態について説明したが、本考案に係るスパッタ付着防止剤容器100は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、スパッタ付着防止剤容器100の外形は、円柱状に限定されるものではなく、直方体状や、多角柱状等であってもよい。また、スパッタ付着防止剤容器100は、容器本体110と蓋120が一体となった一体構造のものであってもよい。また、開口部122の形状は、円形状に限られるものではなく、例えば、楕円形状や多角形状等であってもよく、溶接トーチのノズルの先端の形状に合わせた形状であってもよい。また、筒状壁128の形状も、上記開口部122同様に円筒状に限られるものではない。
また、スパッタ付着防止剤容器100は、ガス溶接(溶断)用のトーチや、プラズマ切断用のトーチ等についても用いることができるのは言うまでもない。
本考案に係るスパッタ付着防止剤容器は、金属材料等の溶接の分野で特に利用することができる。
(a)本考案に係るスパッタ付着防止剤容器100の平面図である。(b)スパッタ付着防止剤容器100の正面図である。 スパッタ付着防止剤容器100の断面図である。 スパッタ付着防止剤容器100を使用して、溶接トーチ200のノズル210に、液状のスパッタ付着防止剤300を塗布する様子を示す図である。 (a)〜(c)上記適量のスパッタ付着防止剤300を収容したスパッタ付着防止剤容器100の姿勢を変化させたときの内部の状態を示す図である。 スパッタ付着防止剤容器100にフック130を設けた場合を示す図である。
符号の説明
100・・・スパッタ付着防止剤容器
110・・・容器本体
112・・・底壁
114・・・側壁
116・・・容器本体の嵌合部
120・・・蓋
122・・・開口部
124・・・上壁
126・・・蓋の嵌合部
128・・・筒状壁

Claims (8)

  1. スパッタ付着防止剤を内部に収容するための中空体と、溶接トーチのノズルを挿入するための挿入口と、からなり、
    前記挿入口は、前記中空体の壁面に形成される開口部と、前記開口部の外周縁から前記中空体の内部に向けて突出する筒状壁と、からなることを特徴とする、スパッタ付着防止剤容器。
  2. 前記中空体は、円筒状であることを特徴とする、
    請求項1に記載のスパッタ付着防止剤容器。
  3. 前記挿入口は、前記中空体の上面に設けられていることを特徴とする、
    請求項2に記載のスパッタ付着防止剤容器。
  4. 前記挿入口は、前記上面の中央に設けられていることを特徴とする、
    請求項3に記載のスパッタ付着防止剤容器。
  5. 前記開口部は、円形状であり、前記筒状壁は、円筒状であることを特徴とする、
    請求項1乃至4のいずれかに記載のスパッタ付着防止剤容器。
  6. 前記中空体は、容器本体および蓋からなることを特徴とする、
    請求項1乃至5のいずれかに記載のスパッタ付着防止剤容器。
  7. 前記容器本体は、円筒状であり、前記蓋は、円筒状または円板上であることを特徴とする、
    請求項6に記載のスパッタ付着防止剤容器。
  8. 前記挿入口は、前記蓋に設けられていることを特徴とする、
    請求項6または7に記載のスパッタ付着防止剤容器。
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