JP3133092B2 - 電力系統訓練シミュレータ - Google Patents
電力系統訓練シミュレータInfo
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- reclosing relay
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Description
擬して、平常状態及び事故状態における電力系統操作を
訓練するための電力系統訓練シミュレータに関する。
レータの構成を説明する。図4において、1は電力系統
模擬手段で、電力系統の応動を実時間で模擬し、その結
果を模擬系統データファイル2へ格納する。3は模擬系
統監視制御手段で、模擬系統データファイル2から系統
状態量を入力し、被訓練者(以下トレーニと称す)用マ
ン・マシン装置4に表示させたり、トレーニの操作や制
御信号を操作制御データファイル5を介して、電力系統
模擬手段1に渡す。6は保護リレー判定手段で、事故発
生手段7による事故発生時や、模擬系統監視制御手段3
からの系統操作により、事故点が再加圧されたと電力系
統模擬手段1が判断した場合に起動され、動作する保護
リレーやしゃ断器(以下CBと称す)を決定し、電力系
統模擬手段1に通知する。訓練指導者(以下トレーナと
称す)用マン・マシン装置8は事故発生手段7を起動し
たり、現地操作の代行を電力系統模擬手段1に通知す
る。
は、トレーナが予め動作結果を予想して、動作するリレ
ーと投入するCBをトレーナ用マン・マシン装置8から
投入CBスケジューリング手段9を用いて登録してお
く。訓練中はそのスケジュールに従って、電力系統模擬
手段1へ通知することで再閉路リレーの動作の模擬を行
なっていた。あるいは、再閉路リレーの動作の模擬を行
なうことができなかった。図5は投入CBのスケジュー
ルの一例である。この例は、2回線事故により高速再閉
路の失敗後、低速再閉路リレーが動作し、片側の送電線
に事故が残っている場合のスケジュール例である。
リレー動作については、従来は全く考慮されていなかっ
たか、あるいはCBの投入スケジュールを予め登録して
おいて模擬を行なう方式であった。このような方法で
は、訓練中にトレーナが系統の状態及び保護リレー動作
からの時間を考慮しながら操作しなければならず、ある
いは、事故によるしゃ断CBに対する再閉路リレー動作
による投入CBをトレーナが全て設定しなければならな
い上、訓練中に系統構成が変化した場合には、それに応
じてトレーナが投入CBを投入しなくしたり、投入して
も再しゃ断したりする必要がるという問題点があった。
あり、系統構成や事故種別を考慮して動作する保護リレ
ーに加えて、系統構成,系統の電圧状態,事故種別を考
慮して動作する再閉路リレーを実時間で決定し、訓練を
効果的に行なうことの可能な電力系統訓練シミュレータ
を提供することを目的としている。
するため、本発明では電力系統の応動を実時間で模擬す
る電力系統模擬手段と、模擬系統の状態を表示し被訓練
者の操作や制御信号を、前記電力系統模擬手段へ送る模
擬系統監視制御手段と、予め設定された事故の場所と種
別にて特定した系統事故に対して動作する保護リレーと
前記保護リレーの動作によってしゃ断するしゃ断器を、
予め決められたルールに従って決定する保護リレー動作
判定手段とからなる電力系統訓練シミュレータにおい
て、前記事故の場所と種別にて特定した系統事故及びそ
れに応じて動作した保護リレーの判定結果をもとにし、
事故発生後の系統状態に応じて動作する高速再閉路リレ
ー及び中低速再閉路リレーと前記再閉路リレーの動作に
よって投入するしゃ断器を決定する再閉路リレー動作判
定手段を備えた。ここで、再閉路リレー動作判定手段
は、事故の場所と種別及び保護リレー動作判定手段の判
定結果をもとにし、事故発生後の系統状態(接続及び電
圧状態)をチェックし、予め決められたスケジュールに
従って動作する再閉路リレー及び投入するしゃ断器を決
定する。そして、その決定された結果に従って再閉路リ
レーに関する電力系統模擬が行なわれる。この時、再閉
路動作によって、事故継続中の事故点が再加圧された場
合は、再しゃ断の模擬も行なう。この場合、トレーナが
予め設定しておかなければならないものは、事故発生時
刻と事故点及び事故種別だけでよい。事故種別とは、短
絡/地絡の区別や事故相及び事故継続時間等の事故固有
の情報をさす。
は本発明による電力系統訓練シミュレータを説明する一
実施例の構成図であり、図1において図4と同一部分に
ついては同一符号を付して説明を省略する。10は再閉路
リレー動作判定手段で、保護リレー動作判定手段6によ
って保護リレーが動作すると決定した時に起動され、動
作する再閉路リレーや投入CBを決定し、電力系統模擬
手段1に通知する。再閉路リレー動作判定手段10は、事
故発生から1秒以内の動作判定が必要な高速再閉路リレ
ー動作判定手段と、10秒から数分程度の比較的長い時間
にわたって動作判定が必要な中低速再閉路リレー動作判
定手段の2つに分けることができる。
に関して、そのアルゴリズムを説明する。高速再閉路リ
レー動作判定手段は事故発生手段7による事故発生時
や、模擬系統監視制御手段3からの系統操作により、事
故点が再加圧されたと電力系統模擬手段1が判断した場
合に、起動された保護リレー動作判定手段6が決定した
動作保護リレーとしゃ断CBに対応して動作判定を行な
う。
理内容の一例を示しており、これが予め決められたルー
ルに対応するものになる。起動された高速再閉路リレー
動作判定手段は、まず、模擬系統の状態データの中から
該当する再閉路リレーの準備状態データを取り出し、ス
テップS21 で準備完了かどうかの判定を行ない、完了で
なければ高速再閉路リレーの模擬を行なわずに、ステッ
プS22 で最終しゃ断という結果を電力系統模擬手段1へ
通知する。一方、準備完了であった場合には、高速再閉
路リレーの動作が可能と判断され、以下のステップが実
行される。ステップS23 では高速再閉路実施のための条
件が成立しているかどうかを判定する。条件としては、
事故相と健全相の関係及び隣送電線の潮流状態が判定に
使用される。このステップS23 で条件が不成立と判定さ
れると、ステップS24 で条件不成立及び高速再閉路不実
施という結果を電力系統模擬手段1へ通知する。
は、更にステップS25 において設定された事故状態が継
続中であるか、消滅しているかをトレーナが予め設定し
ている事故継続時間から判断して決定する。事故が消滅
していると判定された場合は、ステップS26 において再
閉路成功という結果を、事故が継続中と判定された場合
は、ステップS27 において再閉路失敗という結果を、電
力系統模擬手段1へ通知する。
ついて説明する。中低速再閉路リレー動作判定手段は、
高速再閉路リレーが設置されていない個所に対して、事
故発生手段7を用いて事故を発生させた時及び上記の高
速再閉路リレー動作判定手段において、再閉路不実施又
は再閉路失敗と判定して電力系統模擬手段1へ通知した
場合に、該当する中低速再閉路リレーの動作時刻を電力
系統模擬手段1が定周期で判定して、動作時刻になった
時に電力系統模擬手段1によって起動される。
処理内容の一例を示しており、図2と同様に、これが予
め決められたルールに対応するものになる。起動された
中低速再閉路リレー動作判定手段は、まず、模擬系統の
状態データの中から該当する再閉路リレーの準備状態デ
ータを取り出し、ステップS31 で準備完了かどうかの判
定を行ない、完了でなければ中低速再閉路リレーの模擬
を行なわずに、ステップS32 で最終しゃ断という結果を
電力系統模擬手段1へ通知する。
再閉路リレーの動作が可能と判断され、以下のステップ
が実行される。ステップS33 では該当の中低速再閉路リ
レーの設置個所が送電端か受電端かを判定し、その判定
結果に応じて処理内容が変わる。送電端と判定された場
合はステップS34 へ進み、ここで、中低速再閉路実施の
ための条件が成立しているかどかを判定する。条件とし
ては、該当のしゃ断されているCBの両端の電圧(母線
電圧と線路電圧)に関して、母線電圧ありでかつ線路電
圧なしであれば、条件成立と判定する。ステップS34 で
条件不成立と判定されると、ステップS35 で再閉路不実
施が最終しゃ断という結果を電力系統模擬手段1へ通知
する。
れた場合は、更にステップS36 において設定された事故
状態が、継続中であるか消滅しているかを、トレーナが
予め設定している事故継続時間から判断して決定する。
事故が消滅していると判定された場合は、ステップS37
において再閉路成功という結果を、事故が継続中と判定
された場合は、ステップS38 において再閉路失敗という
結果を、電力系統模擬手段1へ通知する。
場合はステップS39 へ進み、ここで送電端の場合と同様
に、中低速再閉路実施のための条件が成立しているかど
うかを判定する。条件としては、該当のしゃ断されてい
るCBの両端電圧に関して、線路電圧ありでかつ母線電
圧なし、又は線路電圧ありでかつ母線電圧ありでかつ両
端が同一系統に属しているならば条件成立と判定する。
ステップS39 で条件不成立と判定されると、ステップS4
0 で再閉路不実施及び最終しゃ断という結果を電力系統
模擬手段1へ通知する。ステップS41 以降はステップS3
6 からステップS38 と同じ処理なので省略する。上記の
処理はあくまで一例であり、各判定ステップでの判定条
件を実系統に合わせて変更したり、条件ステップの追加
を行なうことにより、実系統に合わせた詳細な模擬を行
なうことが可能となる。
故点と事故種別及び事故発生時刻といった事故固有の情
報を設定するだけで、訓練中に動作する保護リレーだけ
でなく、再閉路リレーに関しても実時間で正確に判定
し、模擬することができる。これにより、トレーナの負
担の軽減を図ることが可能となる。又、正確な模擬によ
り、訓練の効果を飛躍的に上げることが可能である。
するための一実施例の構成図。
明するフローチャート。
説明するフローチャート。
めの構成図。
の一例図。
Claims (1)
- 【請求項1】 電力系統の応動を実時間で模擬する電力
系統模擬手段と、模擬系統の状態を表示し被訓練者の操
作や制御信号を、前記電力系統模擬手段へ送る模擬系統
監視制御手段と、予め設定された事故の場所と種別にて
特定した系統事故に対して動作する保護リレーと前記保
護リレーの動作によってしゃ断するしゃ断器を、予め決
められたルールに従って決定する保護リレー動作判定手
段とからなる電力系統訓練シミュレータにおいて、前記
事故の場所と種別にて特定した系統事故及びそれに応じ
て動作した保護リレーの判定結果をもとにし、事故発生
後の系統状態に応じて動作する高速再閉路リレー及び中
低速再閉路リレーと前記再閉路リレーの動作によって投
入するしゃ断器を決定する再閉路リレー動作判定手段を
備えたことを特徴とする電力系統訓練シミュレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7596991A JP3133092B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 電力系統訓練シミュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7596991A JP3133092B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 電力系統訓練シミュレータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05153731A JPH05153731A (ja) | 1993-06-18 |
JP3133092B2 true JP3133092B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=13591570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7596991A Expired - Lifetime JP3133092B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 電力系統訓練シミュレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3133092B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100665379B1 (ko) * | 2004-10-30 | 2007-01-04 | 한국전력공사 | 교육훈련용 hvdc 제어시스템 및 그 운영방법 |
KR100863672B1 (ko) * | 2006-10-31 | 2008-10-15 | 한국전력공사 | 배전 자동화 교육 시스템 및 그의 구동 방법 |
CN113327471A (zh) * | 2021-05-17 | 2021-08-31 | 国家电网有限公司 | 一种继电保护跳闸回路故障排查培训装置和方法 |
-
1991
- 1991-02-12 JP JP7596991A patent/JP3133092B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05153731A (ja) | 1993-06-18 |
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