JP2831309B2 - 障害対策技能訓練システム - Google Patents

障害対策技能訓練システム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ保守
に従事する技術者の教育において、障害発生時の障害部
位切り分け訓練を行うためのシステムに係り、特に、シ
ステム構成中の種々の部位で障害を発生させることがで
きる障害対策技能訓練システムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ保守を担当している技術者
が遭遇するコンピュータシステムの障害は、障害の発生
しうる部位が様々であるばかりか、その各部位において
発生する障害内容も1種類ではない。すなわち、コンピ
ュータシステムの障害現象は、その原因となる障害部位
により多種多様であり、また、原因が異なってもシステ
ムの運転状況、すなわち障害発生のタイミングにより現
れる現象が同じになることがある。コンピュータ保守技
術者がこれらの多種多様の障害に対処可能とするために
は、コンピュータの保守技術者の教育が重要となる。す
なわち、コンピュータ全体での障害切り分け(原因追
究)技術訓練を行うために、コンピュータシステムを構
成する種々の部位で擬似的に多種多様の障害を発生する
ことが望まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コンピュータ
システムを構成する機器は、物理的・論理的な動作およ
び構造の違いがあり、各機器毎に障害発生方法が異なる
ため、技術教育の担当者がすべての障害発生方法に習熟
するには困難があった。
【0004】このため、技術教育担当者が訓練実施に先
立って行う準備作業に多くの時間を要し、短期間の教育
期間のなかで多くの訓練を実施することが困難となって
いた。
【0005】また、訓練は繰り返し実施することが望ま
れるため、訓練時には機器を障害状態にするものの、訓
練終了後は正常状態に復帰させる必要がある。この実現
技法として、例えば、ハードウエアの機器内のコネクタ
等の接続部分で信号の伝達を断絶させることでハードウ
エアの障害状態を発生させることができる。また、ハー
ドウェア機器内の論理信号に、ある電位を付加すること
で、機器の論理動作に異常を発生させることができる。
【0006】しかし、この方法は、機器の稼働中すなわ
ち通電中に行うと、目的外の信号を同時に切断したり、
あるいは電気的破壊につながる可能性が高い。このた
め、多くの場合で事前に該機器の電源を切断した後に信
号伝達の断絶あるいは、論理信号への電位付加の作業を
実施しており、システム運転の計画停止、信号の断絶も
しくは電位付加操作、電源の再投入、システム運転の再
起動操作という、一連の作業に10分〜60分程度の時
間を要する。
【0007】さらに、顧客のシステム稼働中に発生する
障害情況を再現することができないケースがあった。
【0008】本発明は、受講者が担当している顧客のコ
ンピュータシステムの代表的な構成を用い、システムを
構成する種々の部位での障害をシステム稼働中に擬似的
に発生できるようにし、かつ、短期間の教育コースにお
いて可能な限り多種多様の訓練を実施できる環境を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による、コンピュータ保守技術者を教育する
ための障害対策技能訓練システムは、擬似的に障害を発
生する対象の各種機器を有するコンピュータシステム
と、該コンピュータシステムの各種機器に対して擬似的
に障害を発生させるための複数の障害発生装置と、該複
数の障害発生装置を集中的に制御する障害制御手段とを
備えたものである。前記コンピュータシステムは、例え
ば、中央処理装置、磁気ディスク装置、端末、ネットワ
ーク回線等の種々の機器を含む。これらの各機器に対応
させて障害発生装置を準備し予め設置しておく。複数の
障害発生装置には、該当する機器の物理的構造や論理的
動作に対応して、所定の機能を持たせておく。
【0010】好ましくは、前記障害制御手段は、表示装
置を有し、該表示装置上に前記コンピュータシステムの
前記各種機器を表すブロックを含む機器選択画面を表示
し、該機器選択画面に対するユーザの指示に基づいて、
障害発生対象となる機器を選択するようにする。
【0011】また、好ましくは、前記障害制御手段は、
前記選択された障害発生対象となる機器に対する予め定
められた複数の障害内容を含む障害選択メニューを表示
し、該障害選択メニューに対するユーザの指示に基づい
て、発生すべき障害内容を選択する。
【0012】前記障害制御手段は、例えば、前記機器選
択画面のデータを格納する機器選択画面データ格納手段
と、前記障害選択メニューを格納する障害選択メニュー
格納手段と、前記表示画面に対応して選択指示を行う入
力手段と、前記複数の障害内容にそれぞれ対応して、前
記複数の障害発生装置に対する制御データを予め格納す
る障害制御データ手段とを有する。
【0013】前記障害発生装置の1つとして、人的要因
に基づく障害を発生するためにユーザに対する予め定め
られたガイダンスデータを格納する手段と、該ガイダン
スデータに基づいてユーザに誤操作手順を提示する手段
を設けてもよい。
【0014】前記障害制御手段は、好ましくは、前記複
数の障害発生装置に対して、異なる制御インタフェース
を用いて制御する。
【0015】各障害発生装置の操作は、元々、それぞれ
独立した手順であっても、本発明は、各手順を意識させ
ないためにパーソナルコンピュータ等の障害制御手段に
より各障害発生装置を集中制御することによりマンマシ
ンインタフェースを一本化するものである。
【0016】より具体的には、コンピュータシステムの
システム標準構成図を基に障害を発生させたい機器を選
択し、その次に当該機器で発生させたい障害現象を選択
する。これにより、対象となる障害発生装置に対して、
固有の制御データを送出することにより物理的な機器の
障害を発生させる。
【0017】本発明によれば、コンピュータシステム内
に分散設置した複数の障害発生装置を集中制御するの
で、障害発生のための準備時間を不要にすることができ
る。また、個々の障害発生装置の操作方法の違いを意識
せずに、例えば、表示画面との対話形式による単一の操
作で多種多様の障害を発生させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0019】図1は、コンピュータの保守に従事する技
術者に対して、コンピュータシステム全体にまたがる障
害切り分け訓練を実施するための障害対策技能訓練シス
テムの構成を示す。このシステムは、顧客システムを模
擬した標準的なコンピュータシステム100と、このコ
ンピュータシステムの各所に分散配置される多種多様の
障害発生装置群50と、この訓練システムを制御するた
めの訓練システム制御卓70とからなる。
【0020】コンピュータシステム100は、この例で
は、センタ110と、第1支店130および第2支店1
40との間を回線網80で接続している。
【0021】コンピュータシステム100は、中央処理
装置(CPU)10,15、通信制御装置11,14、
ディスク装置12,13、コンソール16、プリンタ1
7、モデムインタフェース切り替え装置19、高効率多
重化装置(MM:マルチメディア多重化装置)20,2
1、パケット交換機22、モデム(M:変復調装置)2
3により構成される。
【0022】回線網120は、高速デジタル回線、IS
DN回線、パケット交換回線、直通回線、分岐回線、公
衆回線を含む。
【0023】第1支店130は、高効率多重化装置3
0、パケット交換機31、分散プロセッサシステム3
2、LANシステム33、および端末34を有する。
【0024】第2支店140は、高効率多重化装置4
0、モデム41,42、分散プロセッサシステム43、
端末44,45、および中継交換機47を有する。
【0025】障害発生装置群50は、センタ110の障
害に関係する入出力装置インタフェース障害発生装置5
1、障害発生プログラム52および論理部障害発生装置
53と、回線網120の障害に関係する回線障害発生装
置54および高速ディジタル網シミュレータ55と、第
1および第2支店130,140の障害に関係するモデ
ムインタフェース障害発生装置56とを有する。このよ
うに、多種多様の障害発生装置群がコンピュータシステ
ム内に分散配置される。
【0026】訓練システム制御卓70は、パソコンを用
いた障害制御装置60、主CRTおよび補助CRT、監
視用モニタTV、スイッチ群(SW)、キーボード(K
B)およびポインティングデバイス(図示せず)、電話
機(TEL)を有している。障害制御装置60は、本訓
練システムのどの機器に対してどのような障害を発生さ
せるかを集中的に制御する集中制御プログラムを動作さ
せる。
【0027】図2は、障害制御装置60と各障害発生装
置との間のインタフェースの構成概要を示す。その特徴
は、障害制御装置60には、障害発生装置群に応じて異
なる制御インタフェース、すなわちRS232C、GP
IBおよびホスト接続アダプタ(ホストコンピュータ内
の障害発生プログラムとの連絡用)を持たせ、障害制御
装置60からの指令により各機器に障害を発生させるこ
とができる点にある。すなわち、障害制御装置60は、
入出力装置インタフェース障害発生装置51、モデムイ
ンタフェース障害発生装置56、論理部障害発生装置5
3、および回線障害発生装置54には、RS232Cア
ダプタ61を介して接続される。障害発生プログラム5
2にはホスト接続アダプタ62を介して接続される。さ
らに、高速ディジタル網シミュレータ55にはGPIB
アダプタ63を介して接続される。
【0028】なお、図1では障害発生プログラム52を
障害発生装置群50のうちの1つとして示すためにシス
テム100の外部に示したが、実際にはシステム100
内の記憶装置内に位置する。
【0029】各障害発生装置の詳細については後述する
が、例えば、中央処理装置に対応する論理障害発生装置
は、中央処理装置を構成する論理回路パッケージあるい
はパッケージを複数実装するためのプラッタの信号ピン
間を、リレーを含むリード線で接続しておく。この時、
プラッタの信号ピンの一方は、障害を発生させたい論理
信号ピンであり、他方は、付加したい固定電位が出力さ
れているピンである。障害制御装置からの指令が発行さ
れるまで、信号ピン間はリレーにより開放状態を維持す
る。そして、障害制御装置からの指令でリレーにより閉
回路が構成されると、中央処理装置の論理動作が異常に
起こり障害状態になる。すなわち障害発生装置により、
特定の論理信号の電位を加工して障害を発生可能にな
る。なお、「プラッタ」とは、中央処理装置等の論理回
路を実現するパッケージを複数(5〜20)枚実装する
ための大型基盤をいう。
【0030】システムの障害原因には「誤操作」すなわ
ち人的要因による障害もあり、これは障害発生装置では
再現不可能である。そこで、障害発生装置で網羅できな
い部分の障害を確実に発生させることを目的に、講師向
けに「誤操作手順」ガイダンス機能を持たせた。すなわ
ち、「誤操作手順」表示部57を設けた。
【0031】図3は、障害制御装置60のパソコンに内
蔵する制御プログラムの構成を示す。
【0032】図3において、画面サービス部65は、ユ
ーザ651との間のマンマシンインタフェースを司る部
分である。障害選択部66は、機器選択画面データ60
1、障害選択メニュー登録ファイル(表作成データ(6
02)、障害制御データファイル603にアクセスし、
画面サービス部65および障害制御部67との間でデー
タの授受を行う。機器選択画面データ601は、後述す
る図5に示すようなコンピュータシステム100全体の
システム構成を示し障害発生の対象とする機器を選択さ
せるためにユーザに提示される機器選択画面のデータを
格納している。障害選択メニュー登録ファイル602
は、後述する図6に示すように、選択された機器に対す
る多種多様の障害内容を選択させるためにユーザに提示
されるメニューデータを格納している。障害制御データ
ファイル603は、このようにして選択された特定の機
器の特定の障害を実際に発生させるための個々の障害発
生装置対応の装置コマンドを含み、この装置コマンドが
制御指令として発行する。
【0033】障害制御部67は、障害選択部66から制
御指令を受けて、個々の障害発生装置に固有の装置コマ
ンドを出力するものである。これにより、異なる制御イ
ンタフェースを有する種々の障害発生装置に対して集中
的に制御を行うことが可能になる。論理部障害発生装置
53、回線障害発生装置54、入出力装置インタフェー
ス障害発生装置51、およびモデムインタフェース障害
発生装置56については、RS232C制御部610に
対して対応する装置コマンドが転送される。高速ディジ
タル網シミュレータ55についてはGPIB制御部63
1に対して対応する装置コマンドが転送される。GBI
B制御部631は、GPIBドライバ632を介して高
速ディジタル網シミュレータ55を制御する。障害発生
プログラム52については、障害発生プログラム制御部
621に対して対応する装置コマンドが転送される。障
害発生プログラム制御部621は、ホストアクセス機能
端末エミュレータ622を介して障害発生プログラム5
2を制御する。「誤操作手順」表示部57については、
ガイダンス制御部64に対して対応する装置コマンドが
転送される。ガイダンス制御部64は、予め格納された
ガイダンスデータ605を参照して「誤操作手順」表示
部57を制御する。
【0034】なお、図3では、「誤操作手順」表示部5
7は、便宜上障害発生装置群50内に示したが、実際に
は、障害制御装置60内に位置する。
【0035】図4により、本実施の形態における訓練シ
ステム制御卓70でユーザ(講師)が擬似障害を発生の
ためにとる概略操作手順を簡単に説明する。
【0036】まず、システムの起動により機器選択画面
(システム構成表示画面)410を表示させる。この機
器選択画面410は、図1のシステム100に対応する
例として、図5に示すようなシステム各部の機器ブロッ
クを含む画面である。なお、ここで「機器」とは回線網
も含む広い概念の用語である。
【0037】次に、この機器選択画面410から、障害
発生の対象としようとする機器をユーザが例えばマウス
のようなポインティングデバイスにより画面上で指示す
る。これに応答して、その指示された対象機器に対応す
る障害メニュー画面420が表示される。図5の例で対
象機器として高速ディジタル回線が指示された場合の障
害メニューの例を図6に示す。このメニューは、それぞ
れ「障害原因」およびその「障害現象」からなる複数の
項目を提示するものである。この項目単位に、障害制御
データファイル603に対するポインタ情報が確定す
る。
【0038】次に、図7により障害制御装置60の動作
の流れを説明する。
【0039】まず、機器選択画面データ601を読み出
し、訓練システム制御卓70の主CRT上に機器選択画
面(図5)の表示が行なわれる(501)。この画面に
対してユーザが障害発生対象の機器を選択指示する。こ
れに応答して当該選択指示された機器の情報が取り込ま
れ(502)、この機器情報に基づいて障害選択メニュ
ーファイル602から当該機器に対応するデータが取り
出され、障害選択画面(例えば図6)として表示される
(503)。この障害選択画面に対して、ユーザが所望
の障害項目を選択指示すると、障害制御データファイル
603から当該障害項目に対応する制御データが取り込
まれる(504)。
【0040】そこで、この制御データに応じて障害発生
指令が発行される(505)。これにより、対応する障
害発生装置が制御され、目的の擬似障害が発生する。以
後、訓練生の実際の訓練が始まる。
【0041】この障害発生指令発行後の経過時間は計測
され、図8に例示するように機器選択画面の隅に開かれ
た小ウインドウ81内に表示される(506)。
【0042】さらに、障害表示機能が有効化される(5
07)。以後、「障害表示操作」および「障害中止操
作」が可能になる。障害表示操作がなされると、図9に
示すように、選択画面の一部(好ましくは障害発生機器
に対応する位置)にウインドウ91が開かれ、その中に
現在発生中の障害の内容が表示される(512)。この
障害内容表示は、「障害表示停止操作」により停止され
る(514)。なお、図9の画面には図示しないが、図
8に示した障害経過時間も表示されている。
【0043】障害中止操作があった場合には、障害表示
機能が無効化され(509)、障害経過時間の計測も停
止される(510)。次いで、障害停止指令が発行され
る(511)。これにより当該障害発生装置の障害が解
除され、訓練が終了する。
【0044】図10および図11に各種障害発生装置5
1〜56の仕様と機能の一覧を示す。
【0045】図中、「本機」とは、それぞれの障害発生
装置を示す。項目1中の「SSB情報」とは磁気ディス
ク装置等で検知する障害の詳細情報(センスバイト)を
意味し、「CCHH」はシリンダ/ヘッド(アドレス)
を示す。項目3中の「DIAG」は、中央処理装置の機
能の一つで診断を行うための命令語を示し、「不当CC
W」は、磁気ディスク装置等への動作指令CCWが不当
である場合を示す。また、「DSB」はCCWの実行が
正常終了したか否かを示すデバイスステータスバイトを
意味する。
【0046】項目4中の「DCE(Data Communication
Equipment)」は、モデムおよびDSU(DataService Uni
t)の総称である。項目5中の「CRV誤り」とはコーデ
ィングルール違反を示す。「DNR(Dce Not Ready)」
「UNR(Uncontrolled Not Ready)」「S(Status)」は
高速ディジタル網が送ってくるステータス情報を示すも
のであり、DNRは網側の障害を示し、UNRは相手側
端末の障害を示す。さらにSは回線の使用状態(1が使
用中、0が未使用)を示す。
【0047】以上により、障害発生装置の違いを意識す
ることなく、単一の操作で集中的に多種多様の障害を発
生させることができる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、コンピュータシステム
の代表的な構成を用い、システムを構成するあらゆる部
位での障害をシステム稼働中に発生させ、かつ発生させ
るための準備時間をほぼ無視できる程度まで短縮するこ
とができる。
【0049】これにより、短期間の教育コースにおいて
可能な限り多種多様の訓練が可能となるため、訓練効果
の向上が期待できる。
【0050】また、コンピュータシステムの保守技術教
育を担当する講師の技術習得においても多種多様の構成
を用い、かつ短時間で育成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による障害対策技能訓練システムの全体
構成を示すブロック図である。
【図2】図1のシステムにおける障害制御装置と各種障
害発生装置とのインタフェースの説明図である。
【図3】図1内に示した障害制御装置の機能を説明する
ためのブロック図である。
【図4】図1の訓練システム操作卓に対するユーザの概
略操作手順を示す説明図である。
【図5】図4の手順中で表示される機器選択画面の例を
示す説明図である。
【図6】図5の手順中で表示される障害メニュー画面の
例を示す説明図である。
【図7】図1内に示した障害制御装置の処理手順を示す
フローチャートである。
【図8】図7の処理手順中に行われる経過時間表示の説
明図である。
【図9】図7の処理手順中に行われる障害内容表示の説
明図である。
【図10】図1に示した障害発生装置の仕様と機能の例
を示す説明図である。
【図11】図10に続き、図1に示した障害発生装置の
仕様と機能の例を示す説明図である。
【符号の説明】
50…障害発生装置群、60…障害制御装置、70…訓
練システム制御卓、100…コンピュータシステム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−271757(JP,A) 特開 平2−61730(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09B 9/00 G06F 17/00 G09B 5/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータ保守技術者を教育するための
    障害対策技能訓練システムであって、 擬似的に障害を発生する対象の各種機器を有するコンピ
    ュータシステムと、 該コンピュータシステムの各種機器に対して擬似的に障
    害を発生させるための複数の障害発生装置と、 該複数の障害発生装置を集中的に制御する障害制御手段
    と、を備えたことを特徴とする障害対策技能訓練システ
    ム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の障害対策技能訓練システム
    において、前記障害制御手段は、表示装置を有し、該表
    示装置上に前記コンピュータシステムの前記各種機器を
    表すブロックを含む機器選択画面を表示し、該機器選択
    画面に対するユーザの指示に基づいて、障害発生対象と
    なる機器を選択することを特徴とする障害対策技能訓練
    システム。
  3. 【請求項3】請求項2記載の障害対策技能訓練システム
    において、前記障害制御手段は、前記選択された障害発
    生対象となる機器に対する予め定められた複数の障害内
    容を含む障害選択メニューを表示し、該障害選択メニュ
    ーに対するユーザの指示に基づいて、発生すべき障害内
    容を選択することを特徴とする障害対策技能訓練システ
    ム。
  4. 【請求項4】請求項3記載の障害対策技能訓練システム
    において、前記障害制御手段は、 前記機器選択画面のデータを格納する機器選択画面デー
    タ格納手段と、 前記障害選択メニューを格納する障害選択メニュー格納
    手段と、 前記表示画面に対応して選択指示を行う入力手段と、 前記複数の障害内容にそれぞれ対応して、前記複数の障
    害発生装置に対する制御データを予め格納する障害制御
    データ手段と、 を有することを特徴とする障害対策技能訓練システム。
  5. 【請求項5】請求項1記載の障害対策技能訓練システム
    において、前記障害発生装置の1つとして、人的要因に
    基づく障害を発生するためにユーザに対する予め定めら
    れたガイダンスデータを格納する手段と、該ガイダンス
    データに基づいてユーザに誤操作手順を提示する手段と
    を有する障害対策技能訓練システム。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれかに記載の障害対策
    技能訓練システムにおいて、前記障害制御手段は、前記
    複数の障害発生装置に対して、異なる制御インタフェー
    スを用いて制御することを特徴とする障害対策技能訓練
    システム。
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