JP2000175357A - 電力系統運用訓練シミュレータ並びにプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

電力系統運用訓練シミュレータ並びにプログラムを記録した記録媒体

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JP2000175357A
JP2000175357A JP34385998A JP34385998A JP2000175357A JP 2000175357 A JP2000175357 A JP 2000175357A JP 34385998 A JP34385998 A JP 34385998A JP 34385998 A JP34385998 A JP 34385998A JP 2000175357 A JP2000175357 A JP 2000175357A
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training
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trainee
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Masahiro Sonoda
昌寛 苑田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被訓練者が制御所に居ながらにして電力系統
の運用の訓練ができる電力系統運用訓練シミュレータを
提供する。 【解決手段】 電力系統運用訓練シミュレータ25を訓
練所に設けたシミュレータ本体26と制御所に設けた端
末31と両者をつなぐ伝送回線27により構成し、シミ
ュレータ本体側26に電力系統の状態の模擬の結果、電
力系統に変化のあったときに端末31へデータを送る手
段を備えることにより、応答性を確捕する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電力系統の応動を模
擬し、電力系統の監視、操作を行う運転員の訓練を目的
とした電力系統運用訓練シミュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】電力系統運用訓練シミュレータは、電力
会社の中央給電指令所や総合制御所の運用者の訓練を行
うことを目的としたものである。訓練指導者や被訓練者
によるデータ設定及び操作に対して電力系統の応動を模
擬し、あたかも実際の電力系統を対象にして運用してい
るような状況を作り出し、被訓練者の訓練を行うもので
ある。
【0003】ここで、従来の電力系統運用訓練シミュレ
ータを図18を用いて説明する。同図において、電力系
統運用訓練シミュレータは電力系統を模擬する系統模擬
手段1と訓練を支援するための訓練支援手段29と被訓
練者及び訓練指導者が監視、操作を行う表示入力手段2
と入出力処理手段3から構成されている。
【0004】ここで、系統模擬手段1は電力系統の有効
電力、無効電力、電圧、周波数、位相角などの電力諸量
を模擬計算により算出し、被訓練者の行う電力機器の操
作や電気所への指令を擬似的に行うことで電力系統の監
視、操作状況を模擬している。また、予め設定した事故
と、事故に対して系統を保護するために設置されている
各種リレーの動作を模擬することで、事故後系統を復旧
するための被訓練者の操作に対する電力系統の応動を模
擬する。訓練支援手段29では訓練を行うための電力系
統や系統事故のデータを設定する。
【0005】ここで、一般的な事故復旧操作について説
明する。事故復旧操作とは電力系統事故により生じた停
電区間を事故除去後系統全体への影響を最小に抑えつつ
且つ速やかに充電し、事故発生前の電力系統状態に戻す
ため電力機器の操作や発電機出力等の調整を行うことで
ある。例えば送電線事故により送電線の先にある負荷が
停電した時に行う復旧手順は、事故が解消されたことを
確認した後、送電線両端の遮断器や断路器を電源端側か
ら負荷端側の順で投入することで負荷に再送電を行う。
また、再送電開始前後に電力系統の周波数動揺をできる
だけ抑えるように発電機の出力調整を必要に応じて行
う。このようにして電力系統を事故発生前の状態に復元
する。
【0006】次に、系統事故のデータ(以下、事故シナ
リオという)の設定と系統模擬手段1が系統事故を模擬
するまでの方法について、図18を用いて説明する。ま
ず、訓練指導者は事故設定手段5を用いて事故シナリオ
を作成し、事故シナリオ保存ファイル6に保存する。訓
練を開始すると事故起動手段7は一定の周期で起動す
る。事故起動手段7は事故シナリオ保存ファイル6の内
容から事故発生時刻を読み込み、事故発生時刻になった
時、事故の発生を系統模擬手段1へ通知する。系統模擬
手段1は事故発生の通知により事故シナリオ保存ファイ
ル6より事故の内容と、事故発生時に動作する保護リレ
ー、遮断器の動作を読み込む。次に、読み込んだデータ
をもとに電力系統の構成を変更し、電力系統模擬計算を
継続する。
【0007】表示入力手段2は被訓練者または訓練指導
者により訓練支援手段29へデータを設定したり系統模
擬手段1により得られた電力系統の状態を見るためのも
のである。通常、表示入力手段2は被訓練者用表示入力
手段2aと訓練指導者用表示入力手段2bが別々に設け
られるが、両方を一つにまとめることも可能である。訓
練中、表示入力手段2を介して訓練指導者は被訓練者の
操作内容を確認する。
【0008】一般に訓練指導者は訓練中に以下のことを
行う。 被訓練者による電気所への指令に対する代行操
作。 事故復旧操作の模範操作指導。 被訓練者の訓練
に対する評価。このため、電力系統運用の訓練は、訓練
指導者と被訓練者が一緒にいて行われることを前提とし
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】被訓練者が任意の事故
シナリオに対する事故復旧操作の訓練を実施する場合、
訓練指導者による模範操作、または机上による指導を得
ることが前提であり、訓練中は訓練指導者が被訓練者に
付き添う必要があった。また、被訓練者は訓練指導者が
居る訓練所まで出向いて行くことはもちろん、訓練指導
者が不在時等は、自由に訓練を受けられなかった。ま
た、訓練所スペース等の制約で一度に実施する訓練対象
範囲を制御所単位としていた。
【0010】そこで、被訓練者が各自の制御所に居なが
ら訓練可能とし、また、複数制御所を同時に訓練でき、
且つ訓練指導者不在時は独学でも事故復旧操作を訓練で
きる訓練シミュレータが望まれていた。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、被訓練者は任意の事故シナリオに対する事故復旧
操作の訓練を訓練所から離れた制御所に居ながら実施で
き、また同時に複数制御所の訓練ができ、さらに訓練指
導者不在時は訓練内容に対する評価を自動的に行い各制
御所で自習することのできる電力系統運用訓練シミュレ
ータを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、[請求項1]の発明に係る電力系統運用訓練シミュ
レータは、電力系統の監視、操作方法を訓練するため電
力系統の状態を模擬する系統模擬手段を有する電力系統
運用訓練シミュレータにおいて、前記系統模擬手段によ
り得られた電力系統の状態を表示する端末を電力系統の
実制御を行なう制御所側に設け、この端末と前記シミュ
レータの本体とを伝送回線で接続し、前記系統模擬手段
による電力系統の状態模擬の結果、電力系統に変化のあ
ったときに前記端末へデータを送る手段を前記シミュレ
ータの本体側に備える構成とした。
【0013】[請求項1]記載の発明では、被訓練者が
使用する端末上に表示する各種系統表示データを、状態
変化あるいは判定値以上の変動があった時に伝送するの
で、遠隔地の制御所でも応答性の優れた訓練が可能とな
る。
【0014】[請求項2]の発明に係る電力系統運用訓
練シミュレータは、[請求項1]の電力系統運用訓練シ
ミュレータに対して、このシミュレータが複数の制御所
に設けた各々の端末とつながる場合に、送信先の制御所
に関連するデータのみを送信する手段を前記シミュレー
タの本体側に備え、当該手段により前記送信先の制御所
の端末へ前記データを送る構成とした。
【0015】[請求項2]記載の発明では、被訓練者の
制御所に関連する系統表示データのみを送信するので、
制御所の端末への伝送データ量を抑えることができ、遠
隔地の制御所でもリアルタイム性の優れた訓練が可能と
なる。
【0016】[請求項3]の発明に係る電力系統運用訓
練シミュレータは、[請求項1]または[請求項2]の
電力系統運用訓練シミュレータに対して、更に、被訓練
者が実施した操作の内容を被訓練者、時刻等の分類コー
ドを付して保存し、要求により前記系統操作履歴を前記
分類コードに基づいて抽出または並べ替えて、端末上に
表示する操作履歴表示手段を備えた。
【0017】[請求項3]記載の発明では、被訓練者の
実施した系統操作を保存し、要求に合った形式で操作履
歴を表示するので、訓練後の評価が容易となる。[請求
項4]の発明に係る電力系統運用訓練シミュレータは、
[請求項1]または[請求項2]の電力系統運用訓練シ
ミュレータに対して、更に、被訓練者が次に操作すべき
模範操作の内容を端末上に表示する模範操作表示手段を
備えた。
【0018】[請求項4]記載の発明では、模範操作内
容を端末に表示することを可能としたので、被訓練者自
身でも模範操作を確認しながら訓練することができる。
[請求項5]の発明に係る電力系統運用訓練シミュレー
タは、[請求項1]または[請求項2]の電力系統運用
訓練シミュレータに対して、更に、複数の制御所におい
て訓練を同時に実施した場合、被訓練者が操作したこと
による他制御所への影響を相互に識別表示する操作応動
表示手段を備えた。
【0019】[請求項5]記載の発明では、被訓練者が
操作したことにより他制御所へ影響を及ぼす場合は、そ
れを相互に識別表示することとしたので、互いに誰の操
作で系統が応動したかを確認することができ、複数の被
訓練者が同時に訓練することができる。
【0020】[請求項6]の発明に係る電力系統運用訓
練シミュレータは、[請求項1]または[請求項2]の
電力系統運用訓練シミュレータに対して、更に、予め想
定した事故パターンの系統動作とこの系統動作に対する
模範操作とこの操作に対する系統応動とを保存してお
き、要求により当該保存した内容を端末上に表示する模
範訓練表示手段を備えた。
【0021】[請求項6]記載の発明では、予め想定し
た事故パターンの系統動作と模範操作を表示することと
したので、被訓練者のみで学習することが容易となる。
[請求項7]の発明に係る電力系統運用訓練シミュレー
タは、[請求項1]または[請求項2]の電力系統運用
訓練シミュレータに対して、更に、系統事故に対して模
範操作を実施したときの系統の電力諸量と被訓練者が操
作したときの系統の電力諸量との差を計算し、この差を
基に採点を行ない、その採点結果を端末上に表示する採
点手段を備えた。
【0022】[請求項7]記載の発明では、事前に保存
された模範操作時における系統模擬結果と被訓練者の操
作における系統模擬結果とを電力諸量に関して比較し
て、採点することとしたので、訓練指導者なしでも訓練
評価をすることができる。
【0023】[請求項8]の発明に係る記録媒体は、電
力系統の監視、操作方法を訓練するため電力系統の状態
を模擬する機能と、系統模擬の結果、電力系統に変化の
あったときに前記端末へデータを送る機能とをコンピュ
ータに実行させるためのコンピュータ読込可能な記録媒
体である。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下に本発
明の第1の実施の形態を図1を用いて説明する。図1は
本実施の形態の電力系統運用訓練シミュレータの構成を
示すブロック図であり、図18と同一部分については同
一符号を付して説明を省略する。図1において8は状変
時伝送制御手段、27は伝送回線、31は制御所側端末
であり、制御所側端末31は制御所側入出力処理手段4
1と被訓練者用表示入力手段2aを有している。ここ
で、状変時伝送制御手段8は、系統模擬手段1による系
統模擬の結果、状態変化があったかどうかを検出し、状
態変化があった場合は、送信パケットを作成して入出力
処理手段3へ渡す。入出力処理手段3は、状変時伝送制
御手段8から送信パケットを受け取ると制御所側入出力
処理手段41へ伝送する。制御所側入出力処理手段41
は、訓練所から送られてくる送信パケットを受け取る
と、これをもとに被訓練者用表示入力手段2aへ渡すべ
き系統情報を作成する。被訓練者用表示入力手段2a
は、この系統情報を画面に表示し、また、被訓練者の入
力した情報を入出力処理手段41および3を介して訓練
所へ送る。
【0025】次に、状変時伝送制御手段8の具体的動作
を図2を用いて説明する。まず、ステップs1にて初回
伝送かを判定して、初回であればステップs9で、全て
の2値情報と全ての数値情報を送信パケットにパッキン
グして、スッテプs8へ至る。初回でなければステップ
s2の2値情報数の繰り返しに入る。そして、ステップ
s3とステップs4で、状態変化のあった2値情報のみ
を送信パケットにパッキングする。次にスッテプs5の
数値情報数の繰り返しに入る。ステップs6とステップ
s7で、数値情報は判定値以上の変化があったものだけ
を送信パケットにパッキングする。そして、ステップs
8で送信パケットを入出力処理手段3に受け渡す。
【0026】本実施の形態によれば、訓練所の電力運用
訓練シミュレータから制御所の端末に対して、状態変化
あるいは判定値以上の変動があった時に伝送するので、
遠隔地の制御所の端末にも遅滞なく情報を伝送すること
ができ、応答性の優れた訓練が可能となる。
【0027】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図3を用いて説明する。図3は本実施の
形態の電力系統運用訓練シミュレータの構成を示すブロ
ック図であり、図1の第1の実施の形態に対して、訓練
所の電力系統運用訓練シミュレータが複数の制御所の端
末とつながる構成にし、また、該シミュレータに制御所
毎配信制御手段9を追加したものである。
【0028】ここで、制御所毎配信制御手段9は、訓練
所で生成された系統模擬計算結果や、訓練指導者または
被訓練者が設定した情報を、入出力処理手段3および4
1を介して遠隔地にある制御所の被訓練者の制御所側端
末31へ送信する。
【0029】次に、制御所毎配信制御手段9の具体的動
作を図4を用いて説明する。図4において、ステップs
11の2値情報数の繰り返しの中で、ステップs12は
当該2値情報を、所属する制御所用送信パケットにパッ
キングする。ステップs13の数値情報数の繰り返しの
中で、ステップs14は当該数値情報を、所属する制御
所用送信パケットにパッキングする。ステップs15で
各制御所毎送信パッケットを入出力処理手段3に受け渡
しする。
【0030】本実施の形態によれば、電力系統運用訓練
シミュレータが複数の制御所の端末とつながる場合で
も、その制御所に関係する系統情報のみを伝送するの
で、伝送時間と伝送情報量を抑えることができ、遠隔地
の制御所でもリアルタイム性の優れた訓練が可能とな
る。
【0031】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を図5を用いて説明する。図5は本実施の
形態の電力系統運用訓練シミュレータの構成を示すブロ
ック図であり、図3の第2の実施の形態に対して、操作
履歴表示手段10を追加したものである。
【0032】ここで、操作履歴表示手段10は、訓練所
または制御所で被訓練者が系統操作した情報を全て保存
し、訓練所または制御所の端末から履歴表示の要求をさ
れた場合に、指定された分類コード(制御所毎、被訓練
者毎、指定期間、全点)にもとづき、各端末へ操作履歴
を表示する。図6は、操作履歴表示手段10による操作
履歴表示の一例を示したものである。
【0033】本実施の形態によれば、被訓練者の実施し
た系統操作を保存し、要求に合った形式で操作履歴を表
示するので、同時に複数の被訓練者(または制御所)を
対象に訓練した場合でも、識別しやすい系統操作履歴が
得られ、訓練後の評価が容易となる。
【0034】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態を図7を用いて説明する。図7は本実施の
形態の電力系統運用訓練シミュレータの構成を示すブロ
ック図であり、図3の第2の実施の形態に対して、正解
設定手段11、正解を保存するための正解保存ファイル
12、模範操作と被訓練者の操作とを比較するための模
範操作判定手段13、被訓練者の操作した結果を格納す
るための操作機器ファイル14、模範操作と異なる操作
を被訓練者が行った場合に模範操作を格納するための表
示機器ファイル15、模範操作を表示するための正解表
示手段16を追加したものである。
【0035】以下、新たに追加した構成部分の動作を説
明する。訓練を始める前に訓練指導者が、事故シナリオ
に対し復旧操作の手順として遮断器、断路器の選択とそ
の入り/切り操作、発電機の選択とその出力調整量等を
順番に正解設定手段11にて正解保存ファイル12に保
存する。正解保存ファイル12の構成は図8示す如く、
操作機器と操作内容を1レコードとして操作順に配列す
る。
【0036】上記の具体的動作を図9を用いて説明す
る。図9は、電力系統操作で良く用いられるスケルトン
図であり、B1,B2は母線、L1,L2は送電線、C
B1,CB2,CB3,CB4は遮断器を表す。また図
9で電気所Aは電源側、電気所Bは負荷側とする。
【0037】この系統において、事故設定手段5で送電
線L2の事故を発生させると、送電線保護Ryを模擬し
てCB1,CB4の開放を事故シナリオ保存ファイル6
に保存する。一般に送電線事故に対する事故復旧操作で
は電源側から順に遮断器の入り操作を行う。したがっ
て、この事故シナリオに対して、正解設定手段11はC
B1入りからCB4入りの順で機器操作を正解保存ファ
イル12に保存する。
【0038】訓練を開始し、事故起動手段7により系統
模擬手段1へ事故発生の通知が行われ、系統模擬手段1
は事故シナリオ保存ファイル6を読み込み系統事故の模
擬計算を行う。図9の(b)は送電線L2の事故に対し
CB1とCB4が開放状態となったスケルトン図であ
る。被訓練者は事故発生後、事故要因除去を確認してか
ら事故復旧操作を始める。図9(b)の状態において、
被訓練者がCB4の入り操作を行うと図9(c)の状態
となり、系統模擬手段1は操作機器ファイル14に機器
名称(CB4)と操作内容(入り)を保存する。ここ
で、操作機器ファイル14の構成は図10に示す操作機
器と操作内容からなる。次に系統模擬手段1は模範操作
判定手段13を起動する。模範操作判定手段13は事故
発生後、事故復旧操作が行われるたびに起動され、その
起動回数を保持する。したがって、この起動回数と事故
復旧操作回数は等しくなる。
【0039】この模範操作判定手段13について図11
を用いて説明する。ステップs21では被訓練者の事故
後操作回数と等しい系統模擬手段1からの起動回数をカ
ウントする。ステップs22では操作機器ファイル14
から機器名称と操作内容を読み込む。ステップs23で
は正解保存ファイル12から”操作(起動回数)”番目
の模範操作機器名称と操作内容を読み込む。次にステッ
プs24とステップs25で機器名称と操作内容は一致
しているか比較して、一致していれば処理を終了する。
尚、発電機出力調整量等の場合は正解保存ファイル12
の操作内容(調整量)の任意幅におさまれば一致とす
る。ステップs24、ステップs25のいずれかで不一
致である場合はステップs26で模範操作機器名称を表
示機器ファイル15に保存し、ステップs27で正解表
示手段16を起動する。正解表示手段16は入出力処理
手段3及び表示入力手段2aを介して被訓練者に模範操
作表示を行う。
【0040】模範操作表示は、図9(d)に例示する如
く、表示機器ファイル15に格納された模範操作機器名
称(CB1)を取り出して、CB1のシンボルをフリッ
カするなどの強調表示を行う。
【0041】本実施の形態によれば、被訓練者の操作に
対して自動的に模範操作を通知するので、訓練指導者に
よらず、被訓練者自身で訓練をすることができる。 (第5の実施の形態)次に、本発明の第5の実施の形態
を図12を用いて説明する。図12は本実施の形態の電
力系統運用訓練シミュレータの構成を示すブロック図で
あり、図3の第2の実施の形態に対して、操作応動表示
手段17、操作応動結果ファイル18、操作機器ファイ
ル14を追加したものである。
【0042】以下、新たに追加した構成部分の動作を説
明する。訓練中、系統模擬手段1は被訓練者が実施した
事故復旧操作の内容を操作機器ファイル14に保存して
おき、次回の系統模擬計算にて新たに発生した系統動作
(各種リレー動作や系統事故)に、操作機器と操作内容
を付加したものを操作応動結果ファイル18に保存す
る。操作応動結果ファイル18の構成は図13に示すよ
うに動作機器名、動作内容、要因操作機器名称、要因操
作内容を1レコードとして、動作順に配列する。操作応
動表示手段17は、入出力処理手段3を介して要求され
た表示入力手段2aへ、動作順に系統動作を表示する。
【0043】本実施の形態によれば、動作機器に対応し
て、その動作の要因となる操作機器を保存するので、複
数の被訓練者(または制御所)を対象に訓練を実施した
場合でも、各系統操作毎に系統動作を識別でき、訓練後
の総合評価がより分かりやすくなる。
【0044】(第6の実施の形態)次に、本発明の第6
の実施の形態を図14を用いて説明する。図14は本実
施の形態の電力系統運用訓練シミュレータの構成を示す
ブロック図であり、図3の第2の実施の形態に対して、
模範訓練表示手段19、模範訓練保存ファイル20を追
加したものである。
【0045】以下、新たに追加した構成部分の動作を説
明する。予め設定された事故シナリオ保存ファイル6に
ついて、系統模擬手段1で事故時の系統動作と模範操作
及び系統応動を作成しておき、これを模範訓練保存ファ
イル20に保存する。模範訓練保存ファイルの構成は図
15に示すように事故概要、事故内容、操作内容、応動
内容を1レコードとして事故パターン毎に配置され、更
にこれが制御所毎に格納される。模範訓練表示手段19
は、入出力処理手段3を介して要求された表示入力手段
2aに指定された事故パターンを表示する。
【0046】本実施の形態によれば、事故パターンに対
する模範操作、および応動内容を対応させて予め保存し
ておき、要求により表示することとしたので、被訓練者
は希望する事故パターンの模範訓練をいつでも学習でき
る。
【0047】(第7の実施の形態)次に、本発明の第7
の実施の形態を図16を用いて説明する。図16は本実
施の形態の電力系統運用訓練シミュレータの構成を示す
ブロック図であり、図3の第2の実施の形態に対して、
採点手段21、採点基準保存ファイル22、操作機器フ
ァイル14、結果操作保存ファイル24、正解保存ファ
イル12を追加したものである。
【0048】以下、新たに追加した構成部分の動作を説
明する。被訓練者の訓練開始前、系統模擬手段1は事故
シナリオに対する操作機器と操作内容を結果操作ファイ
ル24から読み出し、その系統模擬計算結果である電力
諸量を定周期で正解保存ファイル12に保存する。採点
を行う上で基準となる電力諸量の値を採点基準保存ファ
イル22へ表示入力手段2bを介して設定する。訓練を
開始すると系統模擬手段1は定周期で系統模擬計算結果
である電力諸量を操作機器ファイル14に保存する。
尚、電力諸量の扱い、正解保存ファイル12と操作機器
ファイル14の構成は第4の実施の形態で示したものと
同じとする。訓練終了後、被訓練者が端末31を介して
採点手段21を起動する。
【0049】以下、図17を用いて採点手段21を説明
する。ステップs31では正解保存ファイル12のデー
タ(Ai)を読み込む。次にステップs32では操作機
器ファイル14のデータ(Bi)を読み込む。次にステ
ップs34のAiとBiの差と採点基準保存ファイル2
2のデータ(ε)と比較し、差が大きい場合ステップs
35で減点ポイントをカウントする。以上のステップs
34とステップs35をステップs33により採点デー
タ数分繰り返す。そして、ステップs36にて満点ポイ
ントから減点ポイントの累計値を差し引いて採点ポイン
トとする。最後にステップs37で採点ポイントを端末
31へ表示する。
【0050】本実施の形態によれば、模範操作時におけ
る系統模擬計算結果と被訓練者が実施した時の系統模擬
計算結果を電力諸量について比較し採点することとした
ので、客観的な評価が可能となり、訓練者なしでも訓練
評価をすることができる。
【0051】上記した各説明において記載した手段は、
コンピュータに実行させることのできるプログラムとし
て、例えば磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリな
どの記録媒体に書き込んで、各種装置に適用したり、通
信媒体により、伝送して各種装置に適用することも可能
である。中央演算処理を実現するコンピュータは、記録
媒体に記録されたプログラムを読み、このプログラムに
よって動作が制御されることにより、上述した処理を実
行する。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による電力
系統運用訓練シミュレータによれば、被訓練者は、遠隔
地の制御所に居ながらにして、事故復旧操作の訓練をす
ることができ、また、同時に複数制御所の訓練が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電力系統運用訓練
シミュレータの構成を示すブロック図。
【図2】図1に示す状変時伝送制御手段のフローチャー
ト。
【図3】本発明の第2の実施の形態の電力系統運用訓練
シミュレータの構成を示すブロック図。
【図4】図3に示す制御所毎配信制御手段のフローチャ
ート。
【図5】本発明の第3の実施の形態の電力系統運用訓練
シミュレータの構成を示すブロック図。
【図6】図5に示す操作履歴表示手段の説明図。
【図7】本発明の第4の実施の形態の電力系統運用訓練
シミュレータの構成を示すブロック図。
【図8】図7に示す正解保存ファイルの構成図。
【図9】図7に示す正解表示手段の説明図。
【図10】図7に示す操作機器ファイルの構成図。
【図11】図7に示す模範操作判定手段の説明図。
【図12】本発明の第5の実施の形態の電力系統運用訓
練シミュレータの構成を示すブロック図。
【図13】図12に示す操作応動結果ファイルの構成
図。
【図14】本発明の第6の実施の形態の電力系統運用訓
練シミュレータの構成を示すブロック図。
【図15】図14に示す模範訓練保存ファイルの構成
図。
【図16】本発明の第7の実施の形態の電力系統運用訓
練シミュレータの構成を示すブロック図。
【図17】図16に示す採点手段の説明図。
【図18】従来技術による電力系統運用訓練シミュレー
タの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1… 系統模擬手段 2… 表示入力手段 2a… 被訓練者用表示入力手段 2b… 訓練指導者用表示入力手段 3… 入出力処理手段 4… データ設定手段 5… 事故設定手段 6… 事故シナリオ保存ファイル 7… 事故起動手段 8… 状変時伝送制御手段 9… 制御所毎配信制御手段 10… 操作履歴表示手段 11… 正解設定手段 12… 正解保存ファイル 13… 模範操作判定手段 14… 操作機器ファイル 15… 表示機器ファイル 16… 正解表示手段 17… 操作応動表示手段 18… 操作応動結果ファイル 19… 模範訓練表示手段 20… 模範訓練保存ファイル 21… 採点手段 22… 採点基準保存ファイル 24… 結果操作保存ファイル 25… 電力系統運用訓練シミュレータ 26… シミュレータ本体 27… 伝送回線 29… 訓練支援手段 31… 制御所側端末 41… 制御所側入出力処理手段 B1、B2… 母線シンボル L1、L2… 送電線シンボル CB1、CB2、CB3、CB4… 遮断器シンボル G… 発電機シンボル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統の監視、操作方法を訓練するた
    め電力系統の状態を模擬する系統模擬手段を有する電力
    系統運用訓練シミュレータにおいて、前記系統模擬手段
    により得られた電力系統の状態を表示する端末を電力系
    統の実制御を行なう制御所側に設け、この端末と前記シ
    ミュレータの本体とを伝送回線で接続し、前記系統模擬
    手段による電力系統の状態模擬の結果、電力系統に変化
    のあったときに前記端末へデータを送る手段を前記シミ
    ュレータの本体側に備えたことを特徴とする電力系統運
    用訓練シミュレータ。
  2. 【請求項2】 前記電力系統運用訓練シミュレータが複
    数の制御所に設けた各々の端末とつながる場合に、送信
    先の制御所に関連するデータのみを送信する手段を前記
    シミュレータの本体側に備え、当該手段により前記送信
    先の制御所の端末へ前記データを送ることを特徴とする
    請求項1の電力系統運用訓練シミュレータ。
  3. 【請求項3】 被訓練者が実施した操作の内容を被訓練
    者、時刻等の分類コードを付して保存し、要求により前
    記系統操作履歴を前記分類コードに基づいて抽出または
    並べ替えて、端末上に表示する操作履歴表示手段を備え
    たことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電力
    系統運用訓練シミュレータ。
  4. 【請求項4】 被訓練者が次に操作すべき模範操作の内
    容を端末上に表示する模範操作表示手段を備えたことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の電力系統運用
    訓練シミュレータ。
  5. 【請求項5】 複数の制御所において訓練を同時に実施
    した場合、被訓練者が操作したことによる他制御所への
    影響を相互に識別表示する操作応動表示手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の電力系統
    運用訓練シミュレータ。
  6. 【請求項6】 予め想定した事故パターンの系統動作と
    この系統動作に対する模範操作とこの操作に対する系統
    応動とを保存しておき、要求により当該保存した内容を
    端末上に表示する模範訓練表示手段を備えたことを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の電力系統運用訓練
    シミュレータ。
  7. 【請求項7】 系統事故に対して模範操作を実施したと
    きの系統の電力諸量と被訓練者が操作したときの系統の
    電力諸量との差を計算し、この差を基に採点を行ない、
    その採点結果を端末上に表示する採点手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の電力系統運
    用訓練シミュレータ。
  8. 【請求項8】 電力系統の監視、操作方法を訓練するた
    め電力系統の状態を模擬する機能と、系統模擬の結果、
    電力系統に変化のあったときに前記端末へデータを送る
    機能とをコンピュータに実行させるためのコンピュータ
    読込可能な記録媒体。
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