JP3132971B2 - 渦電流探傷装置 - Google Patents
渦電流探傷装置Info
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- JP3132971B2 JP3132971B2 JP07031978A JP3197895A JP3132971B2 JP 3132971 B2 JP3132971 B2 JP 3132971B2 JP 07031978 A JP07031978 A JP 07031978A JP 3197895 A JP3197895 A JP 3197895A JP 3132971 B2 JP3132971 B2 JP 3132971B2
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- Japan
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- eddy current
- current flaw
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- detection coil
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は渦電流探傷装置に関し、
原子力設備や産業機械などの非破壊検査を行う場合に適
用して有用なものである。
原子力設備や産業機械などの非破壊検査を行う場合に適
用して有用なものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、渦電流探傷法による欠陥検出
は、被測定体に接近させた検出コイルに交流電流を流
し、欠陥の存在に伴う被測定体内の誘導電流（渦電流）
の変化を検出コイルのインダクタンス変化として検出す
ることによって行う。
は、被測定体に接近させた検出コイルに交流電流を流
し、欠陥の存在に伴う被測定体内の誘導電流（渦電流）
の変化を検出コイルのインダクタンス変化として検出す
ることによって行う。
【０００３】図４は、かかる渦電流探傷装置の検出部の
一例を示す断面図である。同図に示すように、本渦電流
探傷装置の検出部２２は、帯板状１にばね板２の基端部
を固定し、このばね板２に、コイルケース３と共に検出
コイル４を固定して構成されている（詳細後述）。なお
図４中の２４は検出コイル４によって生起した磁力線で
ある。
一例を示す断面図である。同図に示すように、本渦電流
探傷装置の検出部２２は、帯板状１にばね板２の基端部
を固定し、このばね板２に、コイルケース３と共に検出
コイル４を固定して構成されている（詳細後述）。なお
図４中の２４は検出コイル４によって生起した磁力線で
ある。
【０００４】従って上記構成の検出部２２を有する渦電
流探傷装置によれば、例えば二重管の外管の欠陥を検出
する場合には、図４に示すように、金属製の二重管１３
の外管６と内管５との隙間１０に検出部２２を挿入し、
検出コイル４を外管６に摺動させながら、軸方向及び円
周方向に走査することにより、外管６に生起した欠陥９
の位置と大きさを検出する。
流探傷装置によれば、例えば二重管の外管の欠陥を検出
する場合には、図４に示すように、金属製の二重管１３
の外管６と内管５との隙間１０に検出部２２を挿入し、
検出コイル４を外管６に摺動させながら、軸方向及び円
周方向に走査することにより、外管６に生起した欠陥９
の位置と大きさを検出する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来技術
に係る渦電流探傷装置では、二重管１３の外管６と内管
５とが必ずしも同心円になっていないことや、二重管１
３の途中に曲管部があることから、隙間１０の間隔が必
ずしも一定ではないため、図４中の矢印で示すようにば
ね板２２と共に検出コイル４が上下に変動し、検出コイ
ル４の図４中下端面と帯状板１との間隔ｄが変化する。
そしてこれが検出コイル４のインダクタンス変化として
検出されるため、実際には欠陥がなくても欠陥があるか
の如く誤った検出信号を出力するという不具合があっ
た。
に係る渦電流探傷装置では、二重管１３の外管６と内管
５とが必ずしも同心円になっていないことや、二重管１
３の途中に曲管部があることから、隙間１０の間隔が必
ずしも一定ではないため、図４中の矢印で示すようにば
ね板２２と共に検出コイル４が上下に変動し、検出コイ
ル４の図４中下端面と帯状板１との間隔ｄが変化する。
そしてこれが検出コイル４のインダクタンス変化として
検出されるため、実際には欠陥がなくても欠陥があるか
の如く誤った検出信号を出力するという不具合があっ
た。
【０００６】従って本発明は上記の点に鑑みてなされた
ものであり、外管６等の被測定体と対向しない検出コイ
ルの一方の端面と、帯状板１等の他の物体との間隔が変
化しても、この物体に影響されることなく正確に被測定
体の欠陥を検出することができる渦電流探傷装置を提供
することを目的とする。
ものであり、外管６等の被測定体と対向しない検出コイ
ルの一方の端面と、帯状板１等の他の物体との間隔が変
化しても、この物体に影響されることなく正確に被測定
体の欠陥を検出することができる渦電流探傷装置を提供
することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の第１の構成は、帯状板にばね板を設けると共に該ば
ね板に検出コイルを固定して構成した検出部を有し、こ
の検出部を二重管の外管と内管との隙間に挿入して、前
記外管に生起した欠陥を検出する渦電流探傷装置におい
て、前記検出コイルの前記外管と対向しない一方の端面
を覆う強磁性体を設けたことを特徴とする。
明の第１の構成は、帯状板にばね板を設けると共に該ば
ね板に検出コイルを固定して構成した検出部を有し、こ
の検出部を二重管の外管と内管との隙間に挿入して、前
記外管に生起した欠陥を検出する渦電流探傷装置におい
て、前記検出コイルの前記外管と対向しない一方の端面
を覆う強磁性体を設けたことを特徴とする。
【０００８】また上記目的を達成する本発明の第２の構
成は、上記第１の構成において、強磁性体が強磁性体箔
であることを特徴とする。
成は、上記第１の構成において、強磁性体が強磁性体箔
であることを特徴とする。
【０００９】
【００１０】
【作用】上記第１又は第２の構成の本発明によれば、検
出コイルの一方の端面側は、強磁性体（強磁性体箔等）
によって磁気シールドされる。このため、帯状板と前記
端面との間隔が変化しても、帯状板に影響されることな
く外管の欠陥を正確に検出することができる。
出コイルの一方の端面側は、強磁性体（強磁性体箔等）
によって磁気シールドされる。このため、帯状板と前記
端面との間隔が変化しても、帯状板に影響されることな
く外管の欠陥を正確に検出することができる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。なお従来技術（図４）と同様の部分には同一
の符号を付した。
説明する。なお従来技術（図４）と同様の部分には同一
の符号を付した。
【００１２】図１は本発明の実施例に係る渦電流探傷装
置の検出部を一部破断して示す斜視図、図２は図１に示
す渦電流探傷装置の検出部に設けた検出コイルを一部破
断して示す拡大斜視図、図３は図１に示す渦電流探傷装
置の検出部の断面図である。
置の検出部を一部破断して示す斜視図、図２は図１に示
す渦電流探傷装置の検出部に設けた検出コイルを一部破
断して示す拡大斜視図、図３は図１に示す渦電流探傷装
置の検出部の断面図である。
【００１３】これらの図に示すように、帯状板１の先端
部には台形状のばね板２が設けられている。このばね板
２は、基端部が帯状板１に固定されると共に、先端部が
帯状板１との間に所定の間隔を有して図中上下（図３の
矢印参照）に移動可能となっている。ばね板２の中央部
分にはコイルケース３が固定されており、このコイルケ
ース３内に検出コイル４が挿入されている。
部には台形状のばね板２が設けられている。このばね板
２は、基端部が帯状板１に固定されると共に、先端部が
帯状板１との間に所定の間隔を有して図中上下（図３の
矢印参照）に移動可能となっている。ばね板２の中央部
分にはコイルケース３が固定されており、このコイルケ
ース３内に検出コイル４が挿入されている。
【００１４】そして、この検出コイル４の底面、即ち被
測定体と対向しない一方の端面（図中の下端面）には、
皿状の強磁性体箔７が、前記端面を覆うようにして固定
され磁気シールドしている。検出コイル４と強磁性体箔
７とを固着するには、強磁性体箔７の中心に検出コイル
４を置き、接着材を充填して固着するか、または強磁性
体箔７の底面側からコイルケース３にスポット溶接して
固着する。なお、図１中の８は、検出コイル４に接続さ
れたリード線である。
測定体と対向しない一方の端面（図中の下端面）には、
皿状の強磁性体箔７が、前記端面を覆うようにして固定
され磁気シールドしている。検出コイル４と強磁性体箔
７とを固着するには、強磁性体箔７の中心に検出コイル
４を置き、接着材を充填して固着するか、または強磁性
体箔７の底面側からコイルケース３にスポット溶接して
固着する。なお、図１中の８は、検出コイル４に接続さ
れたリード線である。
【００１５】従って上記構成の検出部１２を有する渦電
流探傷装置によれば、例えば二重管の外管の欠陥を検出
する場合には、図１及び図３に示すように、図示しない
送り機構により、二重管１３の外管６と内管５との隙間
１０に検出部１２を挿入し、検出コイル４の図中上端面
側を外管６に摺動させながら、軸方向及び円周方向に走
査することにより、外管６に生起した欠陥９の位置と大
きさを検出する。
流探傷装置によれば、例えば二重管の外管の欠陥を検出
する場合には、図１及び図３に示すように、図示しない
送り機構により、二重管１３の外管６と内管５との隙間
１０に検出部１２を挿入し、検出コイル４の図中上端面
側を外管６に摺動させながら、軸方向及び円周方向に走
査することにより、外管６に生起した欠陥９の位置と大
きさを検出する。
【００１６】そしてこのとき、検出コイル４によって生
起する磁力線１１は、図３に示すように、強磁性体箔７
によって磁気シールドされているため、図中下方には分
布せず、図中上方の測定対象である外管６の方にのみ分
布する。従って隙間１０の間隔が変化し、これに伴って
ばね板２と共に検出コイル４が図中上下に移動して、検
出コイル４の底面と帯状板１との間隔ｄが変化しても、
帯状板１の影響を受けることなく、欠陥９による磁界の
変化のみを検出するため正確な検出データが得られ、正
確に欠陥９を検出することができる。
起する磁力線１１は、図３に示すように、強磁性体箔７
によって磁気シールドされているため、図中下方には分
布せず、図中上方の測定対象である外管６の方にのみ分
布する。従って隙間１０の間隔が変化し、これに伴って
ばね板２と共に検出コイル４が図中上下に移動して、検
出コイル４の底面と帯状板１との間隔ｄが変化しても、
帯状板１の影響を受けることなく、欠陥９による磁界の
変化のみを検出するため正確な検出データが得られ、正
確に欠陥９を検出することができる。
【００１７】また磁気シールドに強磁性体箔を用いたた
め、検出部１２の厚みを薄くすることができる。更には
検出コイル４と帯状板１との間隔ｄの変化を考慮する必
要がないため、検出部１２を隙間１０に挿入して走査す
るときのスピードアップを計ることができ、検出効率が
向上する。
め、検出部１２の厚みを薄くすることができる。更には
検出コイル４と帯状板１との間隔ｄの変化を考慮する必
要がないため、検出部１２を隙間１０に挿入して走査す
るときのスピードアップを計ることができ、検出効率が
向上する。
【００１８】
【発明の効果】以上実施例と共に具体的に説明したよう
に本発明によれば、検出コイルの一方の端面側に強磁性
体（強磁性体箔等）を設けて磁気シールドしたため、帯
状板と前記端面との間隔が変化しても、帯状板に影響さ
れることなく外管の欠陥を正確に検出することができ
る。しかも前記間隔の変化を考慮する必要がないため、
検出部を移動して走査する際のスピードアップを計るこ
とができ、検査効率が向上する。また磁気シールドに強
磁性体箔を用いたため、検出部の厚みを薄くすることが
できる。
に本発明によれば、検出コイルの一方の端面側に強磁性
体（強磁性体箔等）を設けて磁気シールドしたため、帯
状板と前記端面との間隔が変化しても、帯状板に影響さ
れることなく外管の欠陥を正確に検出することができ
る。しかも前記間隔の変化を考慮する必要がないため、
検出部を移動して走査する際のスピードアップを計るこ
とができ、検査効率が向上する。また磁気シールドに強
磁性体箔を用いたため、検出部の厚みを薄くすることが
できる。
【図１】本発明の実施例に係る渦電流探傷装置の検出部
を一部破断して示す斜視図である。
を一部破断して示す斜視図である。
【図２】図１に示す渦電流探傷装置の検出部に設けた検
出コイルを一部破断して示す拡大斜視図である。
出コイルを一部破断して示す拡大斜視図である。
【図３】図１に示す渦電流探傷装置の検出部の断面図で
ある。
ある。
【図４】従来技術に係る渦電流探傷装置の検出部の一例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
１ 帯状板 ２ ばね板 ３ コイルケース ４ 検出コイル ５ 内管 ６ 外管 ７ 強磁性体箔 ８ リード線 ９ 欠陥 １０ 隙間 １１ 磁力線 １２ 検出部 １３ 二重管 ｄ 間隔
Claims (2)
- 【請求項１】 帯状板にばね板を設けると共に該ばね板
に検出コイルを固定して構成した検出部を有し、この検
出部を二重管の外管と内管との隙間に挿入して、前記外
管に生起した欠陥を検出する渦電流探傷装置において、 前記検出コイルの前記外管と対向しない一方の端面を覆
う強磁性体を設けたことを特徴とする渦電流探傷装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載する渦電流探傷装置にお
いて、 強磁性体が強磁性体箔である ことを特徴とする渦電流探
傷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07031978A JP3132971B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 渦電流探傷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07031978A JP3132971B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 渦電流探傷装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08226913A JPH08226913A (ja) | 1996-09-03 |
| JP3132971B2 true JP3132971B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=12346040
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07031978A Expired - Fee Related JP3132971B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 渦電流探傷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3132971B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5118119B2 (ja) * | 2009-02-27 | 2013-01-16 | 積水化学工業株式会社 | 水道管探傷センサおよび水道管老朽度診断装置 |
| JP5203342B2 (ja) * | 2009-12-04 | 2013-06-05 | 株式会社東芝 | 渦電流探傷プローブおよびそれを用いた渦電流探傷試験装置 |
| JP5607192B2 (ja) * | 2013-02-12 | 2014-10-15 | 株式会社東芝 | 渦電流探傷プローブおよびそれを用いた渦電流探傷試験装置 |
| JP6434341B2 (ja) * | 2015-03-04 | 2018-12-05 | 三菱重工業株式会社 | 管台検査装置 |
-
1995
- 1995-02-21 JP JP07031978A patent/JP3132971B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08226913A (ja) | 1996-09-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20001024 |
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