JP3132779U - 模様紙 - Google Patents

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文彦 平井
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Abstract

【課題】エンボス柄の意匠性に優れ、印刷適性が非常に良好で、印刷光沢が高く、様々な用途に使用可能な模様紙を提供する。
【解決手段】75度表面光沢度が80%以上の両面キャスト紙にエンボス加工した模様紙であり、エンボス加工後の表面光沢度が60%以上であり、印刷加工後の印刷光沢度が55%以上である。
【選択図】図1

Description

本考案は、模様紙に関するものであり、特に、エンボス柄の意匠性も良好で、印刷適性もあり、印刷光沢の高い模様紙に関するものである。
模様紙は、書籍やノートの表紙、裏表紙、出版物、包装材料、便箋、封筒、カタログ、カレンダーなど幅広く利用されている。従来は、印刷用途への適用が少なく、エンボス意匠性のみを強く求める傾向であったが、近年、印刷用途への要望も増加し、印刷適性も求められるようになっている。通常、エンボス加工を施した模様紙は、非塗工紙にエンボス加工する場合は、印刷適性がなく、印刷適性を付与するために塗工層を設けると紙の風合いが損なわれるとの懸念を抱えている。そのような中で、印刷適性を兼ね備えた模様紙としては、いくつかの特許が開示されている。特許文献1には、エンボスした紙の表面に顔料塗工層を設ける技術が開示されているが、エンボス加工に顔料塗工をするため、凹凸はなくなってしまう。特許文献2にも、凹凸が形成されている模様紙の表面に中空球体状の有機系填料を含有した塗工層を形成することで、印刷適性を向上させるとの開示があるが、せっかく付けた凹凸上に再塗工するため、エンボスの見栄えが悪化してしまう。特許文献3には、基紙表面に水性ポリマーとポリマー微粒子を混合して透明塗工層を設ける手法が開示されているが、透明樹脂塗工層のみでは、印刷鮮明性に劣る。また、それ以外にも、一般コート紙にエンボス加工を施すなどの手法がある。しかしながら、これらはどれも、印刷適性とエンボスの意匠性を十分満足するものではない。
実開昭64−10099公報 特開平2−127600公報 特開2000−248498公報
光沢度が高く、印刷適性が非常に良好でありながら、エンボス意匠性も良好な模様紙が望まれている。
本考案者は、上記課題を解決するため、鋭意研究を行った結果、下記の模様紙を考案するに至った。
すなわち、考案の第1は、JIS P8142での75度光沢度が80%以上の両面キャストコート紙にエンボス加工されている模様紙である。
考案の第2は、該模様紙の表面光沢度が60%以上である。
考案の第3は、印刷加工後の該模様紙の印刷光沢度が55%以上である。
本考案の模様紙は、エンボス加工後でも高光沢性を維持し、そのためエンボス模様がきれいに見えて意匠性も良好となり、さらに印刷適性も高い。
本考案は、光沢度の高い両面キャスト紙を使用する。キャスト紙とは、原紙に塗工された塗料が可塑性のある間に、硬い鏡のように仕上げた面に押し付けて乾かし、強光沢を持つようにした紙である。一般塗工紙がスーパーカレンダーにて顔料を配向させて平滑化させるのに対し、キャスト紙は、塗料中のバインダー成分が成膜化してドラム鏡面を転写して形成される。そのため、高光沢、高平滑が発現しやすく、またインキセットが早く、着肉性も良好となる。本考案での模様紙は、表面光沢度は、80%以上の両面キャスト紙を使用することが好ましい。光沢度が80%未満では、エンボス加工後の光沢度が低めとなり、エンボス模様がきれいに見えない。キャスト紙の製造方法には、ウェットキャスト法(直接法)、ゲル化キャスト法(凝固法)、リウェットキャスト法などが挙げられるが、本考案では、上述の表面光沢度が得られれば、その製造方法に限定させるものではなく、適宜選択可能である。
この両面キャスト紙をエンボス加工するわけであるが、エンボス加工後の模様紙の表面光沢は、60%以上とする。60%以上では、エンボスの凹凸がより浮かび上がってきれいに見える。60%未満では、エンボスパターンの凹凸がきれいに見えなくなってしまう。このような光沢度を達成するためのエンボスパターンとしては、絹目、絹目格子、梨地といった比較的細かなエンボス柄が良いが、特に、この3パターンに限定されるわけではない。エンボス加工は、平版プレス、ロールプレスなど特に限定されるものではないが、通常は、所望するエンボスパターンを彫刻した彫刻ロールを用い、ロールエンボス機にて熱圧処理するのが好ましい。なお、模様紙の印刷は、グラビア印刷、オフセット印刷等、特に限定するものではない。
以下実施例により本考案をさらに詳しく説明する。
実施例及び比較例における%、部は、特に断りのない限り質量%、質量部を表す。
<実施例1>
光沢度85%の両面キャスト紙(坪量157g/m)にロールエンボス機を用い、熱圧処理により、彫刻ロールでエンボス加工した。彫刻ロールの模様は「絹目」を用いた。エンボス加工した模様紙のエンボス意匠性を目視評価するとともに、RIテスターにてラボ印刷を実施し、印刷適性を評価した。
<比較例1>
光沢度が78%の両面アート紙を用いた以外は、実施例1と同様にして模様紙を得た。
評価方法
光沢度:JIS P8142に準拠(75度鏡面光沢度)
エンボス意匠性:エンボスのきれいさを目視評価。
意匠性が良好なものを○とする。
印刷適性:印刷光沢度は、上記JISに準拠して測定。
インキセット性、鮮明性、印刷表面強度など総合的に判断して評価。
印刷適性良好なものを○とする。
Figure 0003132779
本考案に係る模様紙の平面図である。
符号の説明
1・・・・用紙
2・・・・エンボス加工部

Claims (3)

  1. JIS P8142での75度光沢度が80%以上の両面キャストコート紙をエンボス加工したことを特徴とする模様紙。
  2. 該模様紙の表面光沢度が60%以上であることを特徴とする請求項1記載の模様紙。
  3. 印刷加工後の印刷光沢度が55%以上であることを特徴とする請求項1記載の模様紙。
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