JP3132581U - 緑化棚 - Google Patents

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孝史 一本木
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広島県森林組合連合会
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Abstract

【課題】 この考案は自然環境に優しく、誰もが容易に施工出来、且つ、美観が良く、経済的なエコグリーンフェンスを開発・提供する事にある。
【解決手段】 この課題を解決する為の手段として、控木と、該控木に所定角度を有して固定される支柱木から成る略L字型棚を、複数個用い、且つ、略L字型棚間に複数枚の横板を設けて成り、且つ、設置時は棚用植生マットを緑化棚の上段面から略L字型棚の支柱木背面部を経由して緑化棚の下段面に沿って所定長さ程敷設し、土砂と木質堆肥と肥料を適宜踏み固めながら埋め戻しして形成するものである。
【選択図】 図3

Description

この考案は、森林の間伐材を使用した緑化棚に関するものである。
近年、山林等、山の傾斜地に苗木を育成して緑化を図ると共に、土砂の崩落防止を目的としたエコグリーンフェンスが多く設けられている。そして、従来のエコグリーンフェンスは、横木と縦木の一端を組み合わせ、角部を金属製の止め具を使用して固定した略L字状のフェンスと複数枚の横木又はプラスチック製ネットを組み合わせて構成されるもの等が良く使用されていた。
しかし、従来品のエコグリーンフェンスの欠点は、金属製の止め具やプラスチック製のネットを使用している為、自然環境に対して悪影響を及ぼし、又、土砂の圧力によって膨出して外観の見栄えを悪くすると共に、土砂の流出を招き、更には材料費や施工費用が高額に成る等、経済的な問題が有った。
従って、今後は自然環境に優しく、誰もが容易に施工出来、且つ、美観が良く、経済的なエコグリーンフェンスの開発が求められている。
これまでに出願されているエコグリーンフェンス(緑化棚)の特許文献を参考の為、紹介する。(特許文献1〜2参照。)
特許第3064255号 特許公開2000−110167
そこで、上記課題を解決する為に、この考案は自然環境に優しく、誰もが容易に施工出来、且つ、美観が良く、経済的なエコグリーンフェンスを開発・提供する事にある。
この課題を解決する為の手段として、控木と、該控木に所定角度を有して固定される支柱木から成る略L字型棚を、複数個用い、且つ、略L字型棚間に複数枚の横板を設けて成り、且つ、設置時は棚用植生マットを緑化棚の上段面から略L字型棚の支柱木背面部を経由して緑化棚の下段面に沿って所定長さ程敷設し、土砂と木質堆肥と肥料を適宜踏み固めながら埋め戻しして形成するものである。
この考案の効果として、控木と、該控木に所定角度を有して固定される支柱木から成る略L字型棚を、複数個用い、且つ、略L字型棚間に複数枚の横板を設けて成り、且つ、設置時は棚用植生マットを緑化棚の上段面から略L字型棚の支柱木背面部を経由して緑化棚の下段面に沿って所定長さ程敷設し、土砂と木質堆肥と肥料を適宜踏み固めながら埋め戻しして形成する事で、自然環境に優しく、部品点数が少なく構造が簡単な為、複雑なカーブにも対応可能で、誰もが容易に施工出来、且つ、保水性に優れ、美観が良く、経済的で、二酸化炭素(CO2)の排出効果による環境改善等、極めて有益なる効果を奏するものである。
この考案の最良の形態として、誰もが容易に施工可能にする為、構造が簡単で部品点数を減らし、全ての素材が自然環境に優しく、自然分解し易い木材や椰子繊維と水溶性不織布を使用し、連結部も金具等の金属はいっさい使用しない嵌め込み方式を採用して形成する事が望ましい。
そこで、この考案の一実施例を図1〜図3に基づいて詳述すると、例えば森林の木を伐採した山腹傾斜部及び道路沿いの法面等の傾斜部に設けて緑化を促進する緑化棚であって、該緑化棚は先端の上下方向に所定角度(α)程傾斜して設けた係止穴(2a)と後端にピン固着用穴(2b)をそれぞれ設け、且つ、水平方向に設置可能な控木(2)と、控木(2)の先端に設けた係止穴(2a)部に所定角度(α)の上下方向に係止可能な係止凸部(3a)を有し、且つ、横板係止用溝(3b)を上下方向背面に複数箇所所定間隔(P1)空けて設けた支柱木(3)を嵌挿し組合せて設けた複数の略L字型棚(1)と、左右方向に所定間隔(P2)空けて設けた複数の略L字型棚(1)と略L字型棚(1)間に上下方向に所定間隔(P1)それぞれ空けて設けた複数の横板(4)と、緑化棚の上段面(TO)から略L字型棚の支柱木背面部を経由して緑化棚の下段面(DO)に沿って所定長さ(L)程敷設した棚用植生マット(5)と、略L字型棚(1)の控木後端に設けたピン固着用穴部に嵌挿し、地中(E)に埋設した複数の転倒防止用形状分解ピン(6)から成り、且つ、設置時は山腹部に設けた水平階段部に複数の略L字型棚を左右方向に所定間隔(P2)空けてそれぞれ設置し、且つ、控木の後端部に転倒防止用形状分解ピンをそれぞれ埋設して固着し、且つ、棚用植生マット(5)を緑化棚の上段面(TO)から略L字型棚の支柱木背面部を経由して緑化棚の下段面(DO)に沿って所定長さ(L)程敷設し、土砂(ES)と木質堆肥(C)と肥料(F)を適宜踏み固めながら埋め戻しして形成する事を特徴とする緑化棚から構成される。
次に、この考案の材質・寸法形状について説明すると、まず略L字型棚(1)の控木(2)及び支柱木(3)の材質は何れも木製間伐材で、控木(2)の寸法は縦30mm×横60mm×長さ400mmで、支柱木(3)の寸法は縦50mm×横30mm×長さ375mmで、控木(2)及び支柱木(3)の一端には、縦30mm×横30mm×深さ30mmの結合用の係止穴(2a)及び係止凸部(3a)がそれぞれ設けられ、図1に示す様に、約75度傾斜した略L字状の棚(1)を形成し、且つ、該略L字型棚(1)を図2・図3に示す様に左右方向に約500mm間隔に並設し、控木(2)の後端に設けたピン固着用穴(2b)部には、直径約15mm×長さ約200mmの複数の転倒防止用形状分解ピン(6)を嵌挿し地面(E)に埋設し、且つ、該支柱木(3)の背面部に設けた複数の横板係止用溝部(3b)には、板厚12mm×幅約60mm×長さ約500mmの複数の横板(4)をそれぞれ挿着して、略L字型棚(1)と略L字型棚(1)間をそれぞれ連結し、更に、緑化棚上段面(TO)から略L字型棚の支柱木背面部を経由して緑化棚の下段面(DO)に沿って所定長さ(L)の棚用植生マット(5)を敷設している。又、前記棚用植生マット(5)は、自然素材の椰子繊維ネットと水溶性不織布を使用したものである。
そして、設置した複数の略L字型棚(1)の背面部に設けた棚用植生マット(5)後部には、土砂(ES)と木質堆肥(C)と肥料(F)を適宜踏み固めながら埋め戻しして緑化棚を形成する。
次に、緑化棚形成時の作業手順について説明すると、まず、最初に幅が約500mm程度の水平階段を形成して、稲藁等の堆肥を所定数量、伏し込む。そして、略L字状に組み合わせた略L字型棚(1)の控木(2)先端部を、水平階段の外端から100mmの位置に揃え、左右方向に500mm等間隔に設置し、控木後端部に設けたピン固着用穴(2b)部に転倒防止用形状分解ピン(6)を嵌挿埋設して固定する。そして、等間隔に設置した略L字型棚(1)の支柱木(3)の背面部に設けた複数の横板係止用溝部(3b)に、横板(4)をそれぞれ嵌め込み、釘等の係止部材で仮止めする。そして、略L字型棚(1)の支柱木(3)の背面部から下段面(DO)に沿って棚用植生マット(5)を設置し、最後に緑化棚後部の空間部に土砂(ES)と木質堆肥(C)と肥料(F)を適宜踏み固めながら埋め戻しをし、緑化棚上段面(TO)を打ち固めながら、後方部を若干低めに仕上げて、仕上げ面が350mmに成る様に仕上げる。
図4は、本考案である緑化棚の使用例を示し、緑化棚設置後、5年経過すれば自然素材はほぼ分解され、苗木(T)も大きく成長する。その苗木育成状況を示す右側断面図である。
この考案の緑化棚は、自然環境に優しく、誰もが容易に施工出来、且つ、経済的である為、多くの農林水産市場に寄与する点で産業上の利用可能性を有する。
この考案の一実施例を示し、右側視断面図である。 この考案の一実施例を示し、正面図である。 この考案の一実施例を示し、右前方斜視図である。 この考案の使用例を示し、苗木成長時の右側視断面図である。
符号の説明
1 略L字型棚
2 控木
2a 係止穴
2b ピン固着用穴
3 支柱木
3a 係止凸部
3b 横板係止用溝
4 横木
5 植生マット
C 木質堆肥
DO 下段面
E 地中
ES 土砂
F 肥料
L 所定長さ
P1 所定間隔(上下方向)
P2 所定間隔(左右方向)
T 苗木
TO 上段面
α 所定角度

Claims (1)

  1. 法面等の傾斜部に設けて緑化を促進する緑化棚であって、該緑化棚は控木(2)と、該控木に所定角度(α)を有して固定される支柱木(3)から成る略L字型棚(1)を、複数個用い、且つ、略L字型棚(1)間に複数枚の横板(4)を設けて成り、且つ、設置時は棚用植生マット(5)を緑化棚の上段面(TO)から略L字型棚の支柱木背面部を経由して緑化棚の下段面(DO)に沿って所定長さ(L)程敷設し、土砂(ES)と木質堆肥(C)と肥料(F)を適宜踏み固めながら埋め戻しして形成する事を特徴とする緑化棚。
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