JP3132453B2 - モールド樹脂のエッチング方法及びそのエッチング装置 - Google Patents

モールド樹脂のエッチング方法及びそのエッチング装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモールド樹脂のエッ
チング方法及びモールド樹脂のエッチング装置に関する
ものであり、特に詳しくは、完成されたチップの内部配
線状態を検査する為に当該チップのモールド樹脂に開口
部を設ける為に行われる当該モールド樹脂のエッチング
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、既に完成された半導体チップ
を検査して、何らかの出力信号に欠陥が見られる場合に
は、その原因が、リード部にあるのか、回路配線部に有
るのかを確認する為に当該モールド樹脂に開口部を開け
て検査する方法が一般的に使用されている。
【0003】その為に当該モールド樹脂にエッチング処
理を施して所定の位置に孔部を形成する事になるが、通
常当該モールド樹脂はエポキシ系樹脂が使用されている
為、エッチング処理方法はかなりの制約を受ける。従来
では、例えば、強酸として、発煙硝酸を使用しかつ60
℃以上の温度で処理する事によって当該エポキシ系樹脂
を当該強酸と反応させて分解させる方法が行われてきて
いる。
【0004】然しながら、係る従来の方法は、強酸を高
温度下に使用する為に、その作業は危険が多く、改善が
要望されていた。又、最近に於いては、当該エッチング
操作の効率化、或いは当該モールド樹脂の改良等によっ
て、更に高温でのエッチング処理が要求されてきてお
り、場合によっては、200℃以上の温度下に当該エッ
チング処理を行う必要性が出てきている。
【0005】係るエッチング処理を実行する場合には、
更に危険が伴うと同時に、処理装置も複雑かつ大型なも
のとならざるをえず、又コストの増大を来す事になる。
一方、その他の従来のエッチング処理方法としては例え
ば、特開平8−78456号公報に示されている技術が
あり、その概要が図4に示されている。即ち、当該モー
ルド樹脂のエッチング方法として、樹脂溶解用の薬液5
(発煙硝酸等)を収容する薬液槽の周囲にヒーター10
が設けられ、これにより熱された薬液5を噴出ノズル1
2からゴムパッキン11等にて設けた開封エリア20内
のモールド樹脂8に吹き付け、エッチングする方法であ
る。
【0006】しかしながら、上述したような方法を用い
た場合、ガラス転移温度Tgの高いモールド樹脂8のエ
ッチングには、ガラス転移温度Tgが低い場合よりも、
より高温条件での薬液5との反応が必要となるため、ガ
ラス転移温度Tgの高低により、エッチングに使用する
薬液5およびヒーター10による加熱の温度が異なり、
従来の装置が使用できなくなるという問題点がある。
【0007】特に、高温度が要求される場合には、加熱
の方法が制約を受けるので、実施化が不可能となる場合
もあり得る。またヒーター10によりモールド樹脂8に
吹き付ける薬液5全体が熱されているため、エッチング
時の熱制御は困難となり、モールド樹脂8以外へのダメ
ージを与えてしまうという問題点がある。
【0008】一方、レーザ光を使用してエッチングする
方法としては、例えば特開平2−170521号公報に
開示されているが、当該技術は、基板上に設けたパター
ン形成層にレジストを使用してパターニングするに際し
て、当該レジスト層をレーザ光の波長に対して吸収性を
持つ材料で形成する事が示されているのみであって、完
成したチップのモールド樹脂を分解するエッチング方法
に関しては何らの開示がない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、上記した従来技術の欠点を改良し、チップのモール
ド樹脂に関するガラス転移温度Tgの高低に関わらず、
簡易な構成により、又効率的で制御よく然かも経済的に
モールド樹脂のエッチングを行うことができるモールド
樹脂のエッチング方法及びモールド樹脂のエッチング装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成する為、以下に示す様な基本的な技術構成を採用す
るものである。即ち、本発明に係る第1の態様として
は、モールド樹脂の樹脂成分を分解する薬液と、当該薬
液を構成する分子固有の吸収波長帯域に相当する発振周
波数を有するレーザ光とを使用して完成されたチップの
モールド樹脂をエッチングする事を特徴とするモールド
樹脂のエッチング方法であり、又本発明に係る第2の態
様としては、完成されたチップを保持するチップ保持手
段、当該チップのモールド樹脂部分の所定の位置に当接
し、当該所定のモールド樹脂部分に薬液が接触して保持
される、所定の開口部を有する薬液保持手段、当該薬液
保持手段に対向して設けられているレーザ光発振手段と
から構成されているモールド樹脂のエッチング装置であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】即ち、本発明に係るモールド樹脂
のエッチング方法及びモールド樹脂のエッチング装置
は、上記した技術構成を採用しているので、モールド樹
脂上の薬液(発煙硝酸等)5に、薬液5を構成する分子
固有の吸収波長域のレーザ光4を照射すると、当該薬液
5を構成している分子の結合がレーザ照射により解離さ
れ、その部位に急峻な熱分布を持つエネルギーが発生す
る。
【0012】この発生した熱エネルギーにより、モール
ド樹脂8と薬液5との間の化学反応が高温下で促進さ
れ、モールド樹脂が分解される事によって、当該モール
ド樹脂のエッチングが行われる。このようにして、レー
ザ照射により発生する急峻な熱エネルギーを利用してお
り、かつレーザ照射エリアの設定も任意箇所で可能であ
るため、制御よく樹脂のエッチングが行える。
【0013】
【実施例】以下に、本発明に係るモールド樹脂のエッチ
ング方法及びモールド樹脂のエッチング装置の一具体例
の構成を図面を参照しながら詳細に説明する。即ち、図
1は、本発明に係るモールド樹脂のエッチング方法及び
その装置の一具体例の構成の概要を示したブロックダイ
アグラムであり、図中、モールド樹脂8の樹脂成分を分
解する薬液5と当該薬液5の温度を上昇させる作用を有
するレーザ光4とを使用して完成されたチップ21のモ
ールド樹脂8をエッチングするモールド樹脂のエッチン
グ方法が示されている。
【0014】本発明に係る当該モールド樹脂のエッチン
グ方法に於いて使用される当該薬液5は、高温度下に当
該モールド樹脂8の樹脂成分と反応して当該モールド樹
脂8を分解する機能を有するものである事が望ましく、
例えば、当該薬液5は、発煙硝酸、濃硫酸、熱濃硫酸等
から選択された一つが使用されるものである。又、本発
明に於いて使用される当該レーザ光4は、適宜のレーザ
光発振手段1を使用して形成されるものであって、その
レーザ光発振手段1そのものの構成は、特定されるもの
ではない。
【0015】一方、当該レーザ光4は、当該薬液5を構
成する分子固有の吸収波長帯域に相当する発振周波数を
有するものである事が必要であり、従って、当該レーザ
光の発振周波数は、分解エッチングしようとするモール
ド樹脂の樹脂成分によって決定される当該薬液の成分に
よって適宜変更する必要がある。例えば、エポキシ系樹
脂からなるモールド樹脂8上に設けた薬液5上に、その
薬液5を構成する分子固有の吸収波長域相当のレーザ光
4を照射するに際し、当該薬液5として発煙硝酸を用い
た場合、その発煙硝酸の吸収波長は約260nmである
から、この波長域の発振周波数を有するレーザの一例と
してはArプラスイオンレーザ(第2高調波≒257n
m)がある。
【0016】従って、この具体例では、Arプラスイオ
ンレーザを、当該モールド樹脂8上に設けられた発煙硝
酸に照射する事によって、当該薬液5を構成する分子
は、当該レーザ光4のエネルギーを吸収し、その分子結
合に解離が生じる。その際、解離時の分子の余剰エネル
ギーとして熱エネルギーが発生するので、係る熱が、高
温度の雰囲気を形成するので、薬液5とモールド樹脂8
との反応が促進され、エッチングが行われる。
【0017】又、本発明に於いては、当該完成されたチ
ップに於ける所定の位置に於ける当該モールド樹脂を部
分的に開封する場合が多いので、当該モールド樹脂を分
解開封したい部分のみに当該薬液を制限的に配置する様
にする事が望ましい。その為、本発明に於いては、当該
モールド樹脂8上の所定の位置に配備された当該薬液5
の上から当該レーザ光4を照射する様にする事が好まし
い。
【0018】具体的には、図1に示す様に、当該モール
ド樹脂8上の適宜の位置に貫通孔部22が形成された開
口部23を有する薬液保持手段6を使用するものであっ
て、当該薬液保持手段6の当該開口部23内に当該薬液
5を常時所定の量保持する様にしてエッチング処理を行
うものである。つまり、本発明に於いては、当該薬液5
は、当該エッチング処理が実行されている間、所定の量
が維持される様に構成されている事が望ましい。
【0019】上記した様に、本発明に於いては、特別の
加熱手段を必要とせず、加熱装置の代わりにレーザ発振
手段を使用するものであって、従来の熱エネルギーの供
給に対して、簡易な電気エネルギーの供給手段を付加す
るのみであるので、装置がコンパクトで簡易な構成とな
る。又、制御も容易である。
【0020】本発明に於いては、上記具体例に対する別
の具体例として、当該薬液5に更に紫外線吸収剤9を併
用してエッチング処理を実行する事も可能である。つま
り、本発明に係る当該モールド樹脂8のエッチング処理
方法に際して、当該薬液5と当該モールド樹脂8との反
応を促進させる為の高温度雰囲気の創出をより広範囲な
条件下で実施可能とする為に、レーザ光4と紫外線吸収
剤9の組合せを使用して、高温度雰囲気を創出し、当該
薬液5と当該モールド樹脂8との反応を促進させる方法
である。
【0021】従って、係る具体例に於いては、当該薬液
保持手段6に当該薬液5と紫外線吸収剤9とが同時に供
給されることになる。又、係る具体例に於いては、当該
レーザ光4としては、当該紫外線吸収剤9が持つ紫外線
波長帯域の発振周波数を有するレーザ光を使用する必要
がある。上記具体例をより詳細に説明するならば、本具
体例は、図3に示す様に、レーザ光4と紫外線吸収剤9
による熱エネルギーを利用して高温度環境を創出し、モ
ールド樹脂8上の樹脂溶解用の薬液5とモールド樹脂8
の反応を促進させるエッチング方法である。
【0022】本具体例では、図3に示すように、300
〜400nmの紫外線を吸収して大部分を熱エネルギー
として放散する紫外線吸収剤9と発煙硝酸等のモールド
樹脂8溶解用の薬液5を当該薬液保持手段6の開口部2
3内に配備し、それに、当該紫外線吸収剤9が持つ吸収
波長域相当のレーザ光4を照射する。その際に発生する
熱エネルギーを利用し、モールド樹脂8と樹脂溶解用の
薬液5との反応を促進し、エッチングを行う。
【0023】当該薬液5および紫外線吸収剤9は、それ
ぞれ薬液保持用治具6により薬液供給口7より供給さ
れ、スリット3により設定した加工エリアと同等のエリ
アを覆う程度に設けられる。本具体例に於いて使用され
るモールド樹脂(例えばエポキシ系樹脂)を対象とする
当該紫外線吸収剤9としては、例えば、p−t−ブチル
・フェニル・サリシレートや2−2' −ヒドロキシ−
3'-t-ブチル−5' −メチル・フェニル−5−クロロ・
ベンゾトリアゾールがある。
【0024】また、300〜400nm相当のレーザと
しては、エキシマレーザ(KrF248nm,XeCl
308nm,XeF350nm)がある。更に、本具体
例に於いては、当該薬液保持手段6の開口部23に配置
される当該薬液5と当該紫外線吸収剤9との配置位置は
特に限定されるものではなく、図3に示す様に、当該薬
液を上層に配置してもよく、又当該紫外線吸収剤9を上
層に配置してもよく、或いはその両者の混合液を配置し
ても良い。
【0025】尚、本発明に於いて、当該モールド樹脂の
エッチング処理を終了する時点の判断としては、例えば
当該薬液保持手段6の上方に、CCDカメラを含む適宜
のモニター手段を配備して、当該チップに於ける当該モ
ールド樹脂のエッチング処理される面を常時監視し、内
部の配線部が顕出された事を確認してから当該エッチン
グ処理を終了する様にする事が出来る。
【0026】次に、本発明に係るモールド樹脂のエッチ
ング装置100の構成に付いて図1乃至図3を参照しな
がら詳細に説明する。即ち、本発明に係るモールド樹脂
のエッチング装置100としては、図1にその基本的な
技術構成が示されている様に、完成されたチップ21を
保持するチップ保持手段27、当該チップ21のモール
ド樹脂部分8の所定の位置に当接し、当該所定のモール
ド樹脂部分8に薬液が接触して保持される、貫通孔部2
2を含む所定の開口部23を有する薬液保持手段6、当
該薬液保持手段6に対向して設けられているレーザ光発
振手段1とから構成されているモールド樹脂のエッチン
グ装置100である。
【0027】本発明に於ける当該薬液保持手段6の当該
開口部23は、予め定められた所定の量の薬液5乃至は
当該薬液5と当該紫外線吸収剤9とが保持されるに充分
な空間部が形成されている事が望ましい。更に、本発明
に於ける当該薬液保持手段6には、図2に示す様に、適
宜の薬液供給部25から供給される当該薬液5を当該開
口部23に供給する為の配管部26が設けられているも
のである。
【0028】当該第2の具体例の場合には、当該薬液保
持手段6には、当該薬液5用の配管26とは別に適宜の
紫外線吸収剤9供給手段29と連結された当該紫外線吸
収剤9を供給する為の配管30が更に配備されている事
が望ましい。一方、上記した様に、本発明に於いては、
当該モールド樹脂のエッチング装置100に於いて、当
該レーザ光発振手段1と当該薬液保持手段6との間に、
当該レーザ光4の当該モールド樹脂8に対する照射面積
を調整する為のスリット部3が設けられている事が望ま
しい。
【0029】かかる構成によって、当該モールド樹脂8
の所定の開口部の位置面積に対して、当該レーザ光4の
面積を正しく調整する事が可能である。更に、本発明に
於いては、当該レーザ光発振手段1と当該スリット部3
との間に、当該レーザ光4の当該モールド樹脂8に対す
る照射位置或いは照射面積を予め確認する為のマスク照
明手段2が設けられている事が望ましい。
【0030】当該マスク照明手段2は、単に当該スリッ
ト部3を介して当該モールド樹脂8の所定の部位を照射
する当該レーザ光が、当該部位に対して正しく設定され
ているか否か、或いは、その照射面積が正しく設定され
ているか否かを判断する為に使用されるものであって、
照明手段としては特に限定されるものではない。
【0031】
【発明の効果】本発明に係るモールド樹脂のエッチング
方法及びモールド樹脂のエッチング装置は、上記した様
な技術構成を採用しているので、以下に述べる様な効果
を発揮する事が出来る。即ち、本発明においては、レー
ザ照射と薬液との反応時に発生する熱エネルギーを利用
しているため、 (1)薬液固有の吸収波長域のレーザ光を照射し、その
際に発生する熱エネルギーを利用しているため、既存の
システムを変更せずに薬液固有の吸収波長域相当の任意
のレーザ光を選択するだけで、モールド樹脂のエッチン
グが行える。 (2)選択的に薬液固有の吸収波長域のレーザ光を照射
するため、モールド樹脂上に急峻な熱エネルギー分布を
持たせることが可能となり、さらに加工エリアの設定も
任意箇所で可能となるため、制御よくモールド樹脂のエ
ッチングが行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るモールド樹脂のエッチン
グ方法及びモールド樹脂のエッチング装置の一具体例の
構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明に於ける薬液保持手段の一具体
例に於ける構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、本発明に係るモールド樹脂のエッチン
グ方法及びモールド樹脂のエッチング装置の他の具体例
の構成を示すブロック図である。
【図4】図4は、従来に於けるモールド樹脂のエッチン
グ方法の一例を示すブロックダイアグラムである。
【符号の説明】
1…レーザ光発振手段 2…マスク照明手段 3…スリット部 4…レーザ光 5…薬液 6…薬液保持手段 7…薬液供給口 8…モールド樹脂 9…紫外線吸収剤 10…ヒータ 11…ゴムパッキン 12…噴出ノズル 13…サンプル支持棒 20…開封エリア 21…完成チップ 22…貫通孔 23…開口部 25…薬液供給源 26…薬液配管部 27…チップ支持部 29…紫外線吸収剤供給部 30…紫外線吸収剤配管部 100…モールド樹脂のエッチング装置

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールド樹脂の樹脂成分を分解する薬液
    、当該薬液を構成する分子固有の吸収波長帯域に相当
    する発振周波数を有するレーザ光とを使用して完成され
    たチップのモールド樹脂をエッチングする事を特徴とす
    るモールド樹脂のエッチング方法。
  2. 【請求項2】 当該薬液は、高温度下に当該モールド樹
    脂の樹脂成分と反応して当該モールド樹脂を分解する機
    能を有するものである事を特徴とする請求項1記載のモ
    ールド樹脂のエッチング方法。
  3. 【請求項3】 当該完成されたチップに於ける所定の位
    置に於ける当該モールド樹脂を開封したい部分に当該薬
    液を制限的に配置し、当該薬液の上から当該レーザ光を
    照射する事を特徴とする事を特徴とする請求項1又は2
    に記載のモールド樹脂のエッチング方法。
  4. 【請求項4】 当該薬液は、当該エッチング処理が実行
    されている間、所定の量が維持される様に構成されてい
    る事を特徴とする請求項3記載のモールド樹脂のエッチ
    ング方法。
  5. 【請求項5】 当該薬液に更に紫外線吸収剤を併用して
    エッチング処理を実行する事を特徴とする請求項1乃至
    4の何れかに記載のモールド樹脂のエッチング方法。
  6. 【請求項6】 紫外線波長帯域の発振周波数を持つレー
    ザ光が使用されるものである事を特徴とする請求項5記
    載のモールド樹脂のエッチング方法。
  7. 【請求項7】 当該薬液は、発煙硝酸、濃硫酸、熱濃硫
    酸等から選択された一つが使用されるものである事を特
    徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のモールド樹脂
    のエッチング方法。
  8. 【請求項8】 完成されたチップを保持するチップ保持
    手段、当該チップのモールド樹脂部分の所定の位置に当
    接し、当該所定のモールド樹脂部分に薬液が接触して保
    持される、所定の開口部を有する薬液保持手段、当該薬
    液保持手段に対向して設けられているレーザ光発振手段
    とから構成されている事を特徴とするモールド樹脂のエ
    ッチング装置。
  9. 【請求項9】 当該薬液保持手段の当該開口部は、予め
    定められた所定の量 の薬液が保持されるに充分な空間部
    が形成されている事を特徴とする請求項8記載のモール
    ド樹脂のエッチング装置。
  10. 【請求項10】 当該薬液保持手段には、適宜の薬液供
    給部から供給される当該薬液を当該開口部に供給する為
    の配管部が設けられている事を特徴とする請求項8又は
    9に記載のモールド樹脂のエッチング装置。
  11. 【請求項11】 当該レーザ光発振手段と当該薬液保持
    手段との間に、当該レーザ光の当該モールド樹脂に対す
    る照射面積を調整する為のスリット部が設けられている
    事を特徴とする請求項8乃至10の何れかに記載のモー
    ルド樹脂のエッチング装置。
  12. 【請求項12】 当該レーザ光発振手段と当該スリット
    部との間に、当該レーザ光の当該モールド樹脂に対する
    照射位置或いは照射面積を予め確認する為のマスク照明
    手段が設けられている事を特徴とする請求項11記載の
    モールド樹脂のエッチング装置。
  13. 【請求項13】 当該薬液保持手段には、更に、紫外線
    吸収剤が当該開口部に供給される為の別の配管部が配置
    されている事を特徴とする請求項8乃至12の何れかに
    記載のモールド樹脂のエッチング装置。
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