JP3132367B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP3132367B2
JP3132367B2 JP28124295A JP28124295A JP3132367B2 JP 3132367 B2 JP3132367 B2 JP 3132367B2 JP 28124295 A JP28124295 A JP 28124295A JP 28124295 A JP28124295 A JP 28124295A JP 3132367 B2 JP3132367 B2 JP 3132367B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はVTR等のコピー防
止方式に使用して有効な記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、音声信号をディジタル化して記録
再生するDATだけでなく映像分野でも高画質とダビン
グ特性の向上を目的として映像信号をディジタル化して
記録するVTR(以下、D−VTRと呼ぶ)の開発が進
められている。これらDATやD−VTR等の機器で
は、ディジタル録再によってダビング劣化がないため、
音楽や映像をコピーする際に著作権の保護の観点からコ
ピーを防止する機能が特に必要とされている。
【0003】以下に従来のコピー防止方式について説明
する。一例として、映像信号のブランキング期間に波形
重畳されたコピー禁止信号を検出してコピーを防止する
VTRを例に説明する。図11に従来の記録再生装置の
構成図を示す。
【0004】図11において、入力インターフェース部
31(図では入力I/F部と略)は入力のビデオ信号を受
信し、記録部32および禁止検出部34へ信号出力する
回路、記録部32は受信したビデオ信号を変調等の処理
を行って記録信号を生成し、媒体である磁気テープ33
に記録する回路、禁止検出部34は受信したビデオ信号
のブランキング期間に波形重畳されたコピー禁止信号を
検出して、コピーの禁止/許可状態を記録部32に出力
する回路である。
【0005】以上のように構成された従来の記録再生装
置の動作について説明する。まず、コピー許可状態の記
録においては、ブランキング期間にコピー禁止信号が重
畳されておらず禁止検出部34の出力信号は記録許可状
態の信号を出力する。この場合、記録部32は通常通り
ビデオ信号を変調して磁気テープ33に記録を行う。一
方、コピー禁止状態の記録においては、ブランキング期
間にコピー禁止信号が重畳されており、禁止検出部34
がこれを検出し、出力として記録禁止状態の信号を記録
部32に出力する。この場合記録部32は変調等の記録
動作を行わず磁気テープへの記録をしない。
【0006】以上のようにして、コピー禁止状態が検出
された場合には記録動作そのものを行わず、媒体に何も
記録しないことでコピーを阻止するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この記録再生装置にお
いては、コピー禁止状態の記録において記録動作そのも
のを停止させず、且つ確実にコピー防止として機能する
ことが要求されている。例えば、従来の構成では、コピ
ー禁止状態では記録動作そのものを行わないために、使
用者がコピー禁止状態であることを意識せずにコピーを
行い、オリジナルを消去あるいは上書きしてしまった場
合、大事なデータが復元不可能になってしまうという課
題を有していた。
【0008】本発明はこのような問題点を解決するもの
で、通常の再生方式では記録した信号が正常に再生され
ないような記録信号を生成して記録を行ってコピー禁止
を実現し、かつ消去あるいは上書でオリジナルを失って
も、特別に用意された再生機でコピーから正常な信号
(データ)を復元することを可能にすることによって上
記課題を解決する記録再生装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、入力信号がコピー禁止状態またはコピー許
可状態によって異なる処理を施し、記録信号を生成する
記録信号処理手段と、記録信号をコピー禁止/許可の状
態に関わらず同じ記録形態で媒体に記録し、再生する記
録再生手段と、媒体から再生された信号をコピー禁止/
許可の状態に関わらず同じ処理を施す再生信号処理手段
とを備え、入力信号がコピー禁止状態の場合は、元の信
号を復元することなく再生するように構成したものであ
る。
【0010】これにより、コピー禁止状態では、コピー
許可状態とは異なる処理が施されるにも関わらず同じ
録形態で信号が記録され、かつ、コピー許可状態と同一
再生方式で再生されるため、本来のデータを復元するこ
とができない。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、入力信号がコピー禁止
状態またはコピー許可状態によって異なる処理を施し、
記録信号を生成する記録信号処理手段と、前記記録信号
をコピー禁止/許可の状態に関わらず同じ記録形態で媒
体に記録し、再生する記録再生手段と、前記媒体から再
生された信号をコピー禁止/許可の状態に関わらず同じ
処理を施す再生信号処理手段とを備え、入力信号がコピ
ー禁止状態の場合は、元の信号を復元することなく再生
するように構成したものであり、コピー禁止状態では、
通常の記録データと異なるデータ変換が入るために通常
通りの再生では元のデータを復元できないという作用を
有する。
【0012】
【0013】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
記録再生装置のブロック図を示し、例としてビデオ信号
のブランキング期間に波形重畳されたコピー禁止信号を
検出してコピー禁止を行うVTRの場合を説明する。
【0014】図1において、入力インターフェース部
(図では入力I/F部と標記)1は入力のビデオ信号を
受信し、信号処理部2および禁止検出部6へ信号出力す
る回路、信号処理部2は受信したビデオ信号をディジタ
ルデータ化し、誤り訂正符号の符号化処理、変調処理等
の処理を行って記録信号を生成して記録再生部3に出力
し、また記録再生部3で再生された信号を復調、誤り訂
正等を行って復元し、アナログ信号化して出力インター
フェース部(図では出力I/F部と標記)5に出力する
信号処理回路、記録再生部3は媒体である磁気テープ4
に記録再生を行う電磁変換回路、出力インターフェース
部5は再生された信号を外部に出力する回路、禁止検出
部6は受信したビデオ信号のブランキング期間に波形重
畳されたコピー禁止信号を検出して、コピーの禁止/許
可状態を示す記録モード信号を信号処理部2に出力する
回路である。
【0015】また、図2は信号処理部2の詳細構成を示
すブロック図を示し、データ処理部11は受信されたビ
デオ信号をディジタルデータ化して、誤り訂正符号の符
号化/訂正処理等の前処理を行う回路、ID生成部12
は記録再生単位であるブロックに必要な識別データ(ブ
ロックアドレスなど)を生成する回路、ID付加部13
はID生成部12で生成された識別データをデータ処理
部11で処理された一連のデータに付加してブロック化
する回路、スクランブルデータ生成部14はブロックデ
ータの偏りを無くすためのスクランブルデータを生成す
るMシーケンス等の疑似ランダム符号生成器、スクルラ
ンブル部15はスクランブルデータとブロックデータの
排他的論理和をとる演算回路、変調部16はスクランブ
ルを施されたデータを磁気テープ4に記録するための変
調処理を行う回路、同期信号生成部17はデータブロッ
ク検出用の同期パターンを生成する回路、同期付加部1
8はその同期パターンをデータブロックに付加して、最
終的な記録信号を生成する回路である。
【0016】また、同期検出部19は再生信号からブロ
ック毎についている同期信号を検出しブロックを打ち抜
く回路、復調部20は変調されたブロック信号を復調
し、もとのブロックデータに復元する回路、デスクラン
ブルデータ生成部21はスクランブルデータ生成部14
と全く同じ構成で通常記録時に使われるスクランブルデ
ータと全く同じデスクランブルデータを生成する疑似ラ
ンダム符号生成器、デスクランブル部22は復調された
ブロックデータとデスクランブルデータの排他的論理和
をとって本来のブロックデータに復元する演算回路、I
D保護部23はデスクランブルされたブロックデータの
ID部のみを取り出し、連続するブロックのアドレス情
報等の連続性を利用してID抜けやエラーを修正し保護
する回路である。
【0017】また、反転部24は記録モード信号(コピ
ー禁止許可状態)によってスクランブルデータを制御す
る回路であり、コピー禁止状態の場合に記録系のスクラ
ンブルデータをビット反転して別形態のスクランブルデ
ータに変更し、コピー許可状態ではビット反転せず、再
生系で使われるデスクランブルデータと全く同じ本来の
スクランブルデータをスルー出力する演算回路であり、
スクランブルデータと記録モード信号との排他的論理和
演算を行う回路である。
【0018】以上のように構成された記録再生装置の動
作について説明する。まず、コピー許可時の記録動作に
ついて説明する。入力信号であるビデオ信号のブランキ
ングにはコピー禁止信号は波形重畳されていない状態で
あり、禁止検出部6はコピー許可状態を出力する。この
場合信号処理部2は次のような動作を行う。
【0019】まず、データ処理部11が入力信号をディ
ジタル化して誤り訂正符号の符号化等の前処理を行う。
これによって図3の(a)に示すように一連の前処理デ
ータが生成される。この一連のデータに対して、ブロッ
クのアドレスやブロックの属性情報であるID0、ID
1のデータと両者のパリティーであるIDPで構成され
るIDデータをID生成部12で生成し、ID付加部1
3で付加することによって図3の(b)に示すようなブ
ロックを形成させる。このブロックデータに対して図3
(c)に示すスクランブルデータをスクランブルデータ
生成器14で生成してスクランブル部15でこのスクラ
ンブルデータと排他的論理和をとる。ここでスクランブ
ルデータは記録データに依らず安定した変調特性が得ら
れるようにデータの偏りを無くすためのものである。こ
のスクランブル処理において、禁止検出部6はコピー許
可状態を出力しているので反転部24でスクランブルデ
ータのビット反転を行わず、通常記録時と同一のスクラ
ンブルをかける。このようにして生成されるスクランブ
ル後のブロックデータを変調して図3(d)に示す変調
データ列を生成する。これに再生で必要となるブロック
の同期信号パターンを同期信号生成部17で生成し、同
期付加部18で同期信号に続いて変調されたブロックデ
ータをシリアル出力して記録信号を生成する。
【0020】この状態で記録した磁気テープの再生で
は、記録再生部3で磁気テープ4からの再生信号を波形
等化し、PLL構成によって再生クロックを抽出して磁
気テープ4に記録されたビット列を復元し、データ処理
部2の同期信号検出部19でブロック単位に付いている
同期パターンを検出してデータブロックを打ち抜く。後
はデータブロックを復調部20で復調して記録されてい
たデータブロックを復元し、デスクランブルデータ生成
部21で記録時と同じスクランブルデータを生成し、デ
スクランブル部22で再生ブロックデータとデスクラン
ブルデータとの排他的論理和をとって本来のデータブロ
ックを得る。この再生データブロックからブロックの属
性情報であるIDデータ(ID0、ID1、IDP)を
抜き出し、ID保護部23でIDパリティーによるエラ
ー検出、IDデータの連続性や同期パターンの周期性を
利用した保護処理を行って、エラーがないか、データブ
ロックとして信頼性が高いと判断される有効データブロ
ックをデータ処理部11に出力し、データ処理部11で
誤り訂正符号の訂正処理等を行いディジタルデータをア
ナログ信号化することで再生信号を得る。
【0021】以上のようにコピー許可時は、記録時のス
クランブルデータと再生時のスクランブルデータが同一
のものであるから記録したデータを再生時に復元するこ
とが可能である。
【0022】次に、コピー禁止時の記録動作について説
明する。入力信号であるビデオ信号のブランキングにコ
ピー禁止信号が波形重畳された状態であり、禁止検出部
6はコピー禁止状態を出力する。この場合信号処理部2
は次のような動作を行う。
【0023】まず、データ処理部11が入力信号をディ
ジタル化して誤り訂正符号の符号化等の前処理を行う。
これによって図4の(a)に示すように一連の前処理デ
ータが生成される。この一連のデータに対して、ブロッ
クのアドレスやブロックの属性情報であるID0、ID
1のデータと両者のパリティーであるIDPで構成され
るIDデータをID生成部12で生成し、ID付加部1
3で付加することによって図4の(b)に示すようなブ
ロックを形成させる。このブロックデータに対して図4
(c)に示すスクランブルデータをスクランブルデータ
生成器14で生成させる。以上の処理はコピー許可状態
と同一である。これに対しコピー禁止状態では禁止検出
部6はコピー禁止状態を出力しているので反転部24で
スクランブルデータのビット反転を行い、図4(d)に
示す通常記録時と異なるスクランブルデータに変換し、
スクランブル部15でブロックデータとスクランブルデ
ータの排他的論理和をとってデータの偏りを無くす。こ
のようにして生成されるスクランブル後のブロックデー
タを変調して図4(e)に示す変調データ列を生成す
る。これに再生で必要となるブロックの同期信号パター
ンを同期信号生成部17で生成し、同期付加部18で同
期信号に続いて変調されたブロックデータをシリアル出
力して記録信号を生成する。
【0024】この状態で記録した磁気テープ4の再生
は、コピー許可状態の再生と全く同一であり、再生ビッ
ト列から同期信号検出部19でブロックの同期パターン
を検出してデータブロックを打ち抜き、復調部20で復
調して、記録されたデータブロックを復元し、デスクラ
ンブルデータ生成部21でコピー許可時と同じスクラン
ブルデータを生成し、デスクランブル部22でブロック
データとデスクランブルデータとの排他的論理和をとっ
て本来のデータブロックとし、ID保護部23で有効デ
ータブロックと判断されるデータブロックをデータ処理
部11に出力し、誤り訂正符号の訂正処理等を行って再
生信号を得ようとする。
【0025】しかしながらコピー禁止状態の記録では、
記録時のスクランブルデータと再生時のデスクランブル
データが異なっているためにID保護部23では抽出し
たブロックの属性情報であるIDデータ(ID0、ID
1、IDP)が正しく復元されないためにそのパリティ
ー検出がエラーとなるか、IDの連続性が損なわれてお
り、有効データブロックを得ることができなくなる。ま
た、仮に有効データブロックと判断されてもブロック内
のデータも記録時と異なるデスクランブルによって破壊
されており、データ処理部の誤り訂正処理が訂正不能と
なって正常なデータの復元が不可能となる。
【0026】以上のように本実施の形態によれば、スク
ランブル処理をコピー禁止状態のみ変更することで、通
常の再生ではデータブロックが無効と判断されるか、誤
り訂正時に訂正不能となって正常な再生が不可能となる
ものである。また、スクランブルデータの変更のみであ
るから、磁気テープ上の記録形態は全く同じであり、且
つ再生時のトラッキング等に必要な変調特性等の変更は
全くないために、再生時の動作そのものには全く影響な
く、データのみが復元不可能となるものである。よって
再生時のデスクランブル処理がコピー禁止状態の場合と
同じくビット反転して再生できる装置を用意すれば正常
な再生信号を得ることが可能なものであり、上書きや消
去によってオリジナルテープを失った場合にもコピーし
たテープから記録内容を復元できるものである。
【0027】なお、本実施例では反転部24でスクラン
ブルデータの変更をすることでコピー禁止を実現した
が、図2の矢印Aに示すID生成値のみを所定の手続き
で変更するか、図2の矢印Bに示す同期パターンを変更
してデータブロックの同期がとれない状態にしても有効
なデータブロックが得られず同様の効果が得られる。
【0028】また、図2の矢印Cに示す入力信号そのも
のを所定の手続きで別のデータ形式等に変換しても同様
の効果が得られる。
【0029】(実施の形態2)次に本発明の実施の形態
2による記録再生装置について説明する。図5は図2に
おけるデータ処理部11の詳細ブロック図を示し、A/
D部41は受信したビデオ信号をディジタルデータ化す
る回路、メモリ42はA/D部41によりディジタルデ
ータ化されたデータブロック及び再生デシャフリング部
51が出力するデータブロックを記憶するメモリ、記録
シャフリング部43はメモリ42に記憶されているデー
タブロックを読み出す際、読み出しアドレスを制御する
ことによりシャフリングを行う回路、データ圧縮部44
は、記録シャフリング部43により転送される幾つかの
データブロックを1圧縮単位として、圧縮処理を行う回
路、記録デシャフリング部45はデータ圧縮部より転送
される圧縮されたデータブロックを記録モード信号によ
り決定される規則に従ってメモリ46への書き込み制御
をおこなう回路、メモリ46は記録デシャフリング部4
5により転送される圧縮されたデータブロック及び誤り
訂正復号化部48により誤り訂正されたデータブロック
を記憶するメモリ、誤り訂正符号化部47はメモリ46
に記憶されている圧縮されたデータブロックに対し、記
憶されている順番に誤り訂正符号化をおこない、パリテ
ィを付加した記録ブロックとして出力する回路である。
【0030】また、誤り訂正復号化部48は、再生され
た記録ブロックに対し、誤り訂正処理を行う回路、再生
シャフリング部49はメモリ46から誤り訂正処理され
たデータブロックを一定の規則に従って読み出し制御を
行う回路、データ伸長部50は再生シャフリング部49
から入力される圧縮されたデータブロックに対し伸長処
理をおこなう回路、再生デシャフリング部51は、デー
タ伸長部50より出力される伸長されたデータブロック
をメモリ42に書き込む際、書き込みアドレスを制御す
ることによりデシャフリングを行う回路、D/A部52
はメモリ42から読み出したデータブロックをアナログ
信号化する回路である。
【0031】以上のように構成された記録再生装置の動
作について説明する。まずコピー許可時の記録動作につ
いて説明する。
【0032】まず、A/D部41が入力信号をディジタ
ル化してデータブロックとする。A/D部41によりデ
ィジタル化されたデータブロックはメモリ42に順番に
書き込まれる。記録シャフリング部43では、シャフリ
ング規則に従ってメモリ42からデータブロックを読み
出すアドレスを発生し、メモリ42からデータブロック
を読み出し、データ圧縮部44に転送する。
【0033】ここで、前記シャフリング規則について説
明する。シャフリングとは、データ圧縮の際、情報量を
1フレーム内で均一化し、圧縮による画像の歪みをフレ
ーム内に分散させて、圧縮による劣化を目立たなくする
処理である。図6はA/D部41から出力されるディジ
タル化された画像データの1フレームの構成図(概念
図)である。図6における1マスの各Ai、Bi、Ci、
Di、Ei(i=0,..,9)は1つのスーパーブロックを構成
する。図7は各スーパーブロックAi、Bi、Ci、Di、
Ei(i=0,..,9)の構成図である。各スーパーブロックA
i、Bi、Ci、Di、Ei(i=0,..,9)は、それぞれ27個
のデータブロック(0から26のデータブロック)で構
成されており、A/D部41が記録シャフリング部42
へ転送するデータブロックに対応する。以下1つのデー
タブロックを(数1)に示すように、表すことにする。
【0034】
【数1】
【0035】記録シャフリング部43では、(数2)に
示す、5つのデータブロックで構成されるデータ圧縮単
位Vij、を左のデータブロックC(i+2)mod10,j から順番
にデータ圧縮部44に転送する。
【0036】
【数2】
【0037】次に、データ圧縮部44では、記録シャフ
リング部43より出力されるデータブロックをデータ圧
縮単位Vij毎にデータ圧縮処理をおこなう。記録デシャ
フリング部45では、記録モード信号によりコピー許可
であると判断し、前記シャフリング規則と逆の処理であ
るデシャフリング規則に従って、メモリ46に書き込む
アドレスを発生させ、データブロックをメモリ46に書
き込む。ここで、メモリ46には、図6と同じ構成でデ
ータブロックが記憶されていることになる。
【0038】誤り訂正符号化部47ではメモリ46に記
憶されているデータブロックに対し、記憶されている順
番に誤り訂正符号化をおこない、パリティを付加し記録
ブロックとして出力する。誤り訂正符号化部47より出
力された記録ブロックは、変調処理がなされた後、磁気
テープに記録される。デシャフリングをおこなって、磁
気テープに記録するのは、変速再生時、同時に再生され
るデータが画面上でも連続させることにより、変速再生
時の画像を見やすくするためである。
【0039】図8は、記録ブロックが磁気テープ4に記
録される形式を示したものである。1フレームの画像デ
ータは磁気テープ上の10トラックに記録され、1トラ
ックは記録ブロック135個から構成されるものとす
る。図8のトラック上の数値は、各トラックにおける各
記録ブロックの位置を示すものである。
【0040】図9は、記録許可モードで記録された磁気
テープ上におけるデータブロックに対応する記録位置を
示したものである。例として5つのデータブロック
A0,0、B0 ,0、C0,0、D0,0、E0,0 に対応する記録位置を
示す。記録許可モードで記録された磁気テープでは記録
される順番は画像データの1フレームの構成と同じ順番
になる。
【0041】次に、記録許可モードによって記録された
磁気テープからの再生動作の説明をする。記録再生部3
は磁気テープ4上のトラック0の位置0の記録ブロック
から順番に再生する。再生された記録ブロックは復調処
理された後、誤り訂正復号化部48に入力される。誤り
訂正復号化部48では、再生された記録ブロックに対
し、再生された順番に誤り訂正処理をおこない、再生さ
れた順番にメモリ46に書き込む。再生シャフリング部
49では前記シャフリング規則に従い、メモリ46から
の読み出しアドレスを発生し、誤り訂正処理されたデー
タブロックをメモリ46から読み出し、データ伸長部5
0へ出力する。データ伸長部50ではデータ圧縮単位V
ij毎に伸長処理をおこない、再生デシャフリング部51
では前記シャフリング規則と逆の規則であるデシャフリ
ング規則に従いメモり42への書き込みアドレスを発生
しメモリ42へデータブロックを書き込む。メモリ42
に書き込まれたデータブロックは、メモリ42に書き込
まれている順番に読み出され、D/A部52でアナログ
信号化され出力される。
【0042】以上のような記録許可モードによって記録
された磁気テープ4からの再生動作の場合、D/A部5
2から出力されるデータの順番は、記録時おいて入力さ
れたデータの順番と同じとなり、正しい画像が復元され
る。
【0043】次にコピー禁止時の記録動作について述べ
る。コピー禁止時の記録動作はコピー許可時の記録動作
とは記録デシャフリング部45の処理のみ異なっている
ので、記録デシャフリング部45の処理についてのみ説
明する。コピー禁止時、記録デシャフリング部45で
は、記録モード信号によりコピー禁止であると判断す
る。コピー禁止であると判断した場合、記録デシャフリ
ング部45はデータ圧縮部44から送られてくるデータ
ブロックを順番にメモリ46への書き込む。メモリ46
に書き込まれたデータブロックは、誤り訂正符号処理、
変調処理がなされた後、磁気テープ4に記録される。
【0044】図10は記録禁止モードで記録された磁気
テープ4上におけるデータブロックに対応する記録位置
を示したものである。例として5つのデータブロックA
0,0、B0,0、C0,0、D0,0、E0,0 に対応する記録位置を
示す。記録禁止モードで記録された磁気テープ4上での
記録ブロックの構成は画面上連続するデータブロックの
位置が1フレーム内に分散することになる。
【0045】次に、記録禁止モードによって記録された
磁気テープからの再生動作の説明をする。記録禁止モー
ドによって記録された磁気テープからの再生動作は前述
した記録許可モードによって記録された磁気テープ4か
らの再生動作と同じである。記録禁止モードによって記
録された磁気テープから再生した画像は連続するデータ
ブロックの位置が1フレーム内に分散することになり、
正常な画像として復元することは出来ない。
【0046】以上のように本発明の実施の形態2によれ
ば、記録時にメモリ46へのデータブロックの書き込み
位置のみ変更することで、記録禁止モードで記録された
磁気テープを通常の再生では、正常な画像として復元す
ることを出来なくするものである。また、記録デシャフ
リング部45の処理は、誤り訂正符号化、変調化処理の
前になされるので、再生時の動作そのものには全く影響
なく、正常な画像として復元することが出来なくなるだ
けである。よって再生時の再生シャフリング部49の処
理をメモリ46からの読み出し時、メモリ46に記憶さ
れているのと同じ順番に読み出し制御ができる装置を用
意すれば正常な画像を復元することが出来、上書きや消
去によってオリジナルテープを失った場合にもコピーし
たテープから記録内容を復元できるものである。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、コピー禁
止状態の記録において、変調方式を変更するか、記録信
号(データ)の少なくとも一部を変換するか、媒体への
時系列的な記録順序を変更してコピー禁止処理する構成
とする事により、通常の再生では記録した信号(デー
タ)を正しく復元することが不能となってコピーの作成
を防止できる。しかも特別に用意された再生機では正し
い復元が可能な状態で記録するためオリジナルを失った
場合でもコピーされた媒体から復元することが可能なも
のである。また非常に簡単な構成で確実に再生不能とす
ることができその効果は大きい。
【0048】このように本発明はVTRなどのコピー防
止の方式に実際に用いることによって大きな効果を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による記録再生装置の構
成を示すブロック図
【図2】同記録再生装置における信号処理部の詳細構成
を示すブロック図
【図3】同記録再生装置におけるコピー許可時の記録処
理を示す模式図
【図4】同記録再生装置におけるコピー禁止時の記録処
理を示す模式図
【図5】本発明の実施の形態2による記録再生装置のデ
ータ処理部の構成を示すブロック図
【図6】1フレームのスーパーブロックの構成図
【図7】1スーパーブロックの構成図
【図8】磁気テープの記録形式を示す図
【図9】記録許可モードで記録された磁気テープ上の記
録位置の例を示した図
【図10】記録禁止モードで記録された磁気テープ上の
記録位置の例を示した図
【図11】従来の記録再生装置を示すブロック図
【符号の説明】
1 入力I/F部 2 信号処理部 3 記録再生部 4 磁気テープ 5 出力I/F部 6 禁止検出部 11 データ処理部 12 ID生成部 13 ID付加部 14 スクランブルデータ生成部 15 スクランブル部 16 変調部 17 同期信号生成部 18 同期付加部 19 同期検出部 20 復調部 21 デスクランブルデータ生成部 22 デスクランブル部 23 ID保護部 24 反転部 41 A/D部 42 メモリ 43 記録シャフリング部 44 データ圧縮部 45 記録デシャフリング部 46 メモリ 47 誤り訂正符号化部 48 誤り訂正復号化部 49 再生シャフリング部 50 データ伸長部 51 再生デシャフリング部 52 D/A部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号がコピー禁止状態またはコピー
    許可状態によって異なる処理を施し、記録信号を生成す
    る記録信号処理手段と、前記記録信号をコピー禁止/許
    可の状態に関わらず同じ記録形態で媒体に記録し、再生
    する記録再生手段と、前記媒体から再生された信号をコ
    ピー禁止/許可の状態に関わらず同じ処理を施す再生信
    号処理手段とを備え、 入力信号がコピー禁止状態の場合は、元の信号を復元す
    ることなく再生することを特徴とする 記録再生装置。
  2. 【請求項2】 記録信号処理手段は、入力信号がコピー
    禁止状態の場合に、コピー許可状態の場合とは異なる変
    調方式を施すことを特徴とする請求項1記載の記録再生
    装置。
  3. 【請求項3】 記録信号処理装置は、入力信号がコピー
    禁止状態の場合に、記録再生単位であるブロックの識別
    IDなどの記録信号の少なくとも一部を所定の形式で変
    換することを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 記録信号処理手段は、入力信号がコピー
    禁止状態の場合に、記録するデータ信号そのものの少な
    くとも一部を所定の形式で変換することを特徴とする
    求項1記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 記録信号処理手段は、入力信号がコピー
    禁止状態の場合に、時系列的に処理されるデータの処理
    順を変更して媒体への記録順序を変更することを特徴と
    する請求項1記載の記録再生装置。
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