JP3132268B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3132268B2
JP3132268B2 JP05280039A JP28003993A JP3132268B2 JP 3132268 B2 JP3132268 B2 JP 3132268B2 JP 05280039 A JP05280039 A JP 05280039A JP 28003993 A JP28003993 A JP 28003993A JP 3132268 B2 JP3132268 B2 JP 3132268B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機・レー
ザービームプリンター・静電記録装置等のように、電子
写真感光体・静電記録誘電体等の像担持体を帯電処理す
る工程を含む画像形成プロセスにより画像形成を実行す
る画像形成装置に関する。
【0002】より詳しくは、像担持体の帯電処理手段と
して接触帯電手段を用いた画像形成装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置において、
像担持体の帯電処理手段としてはコロナ放電を利用する
コロナ帯電器が広く用いられていた。コロナ帯電器はコ
ロナワイヤーに高電圧(もしくは高電流)を印加して空
気中の分子をイオン化することによってマイナス電荷
(あるいはプラス電荷)を像担持体面へ付着させて帯電
させる非接触タイプの帯電処理手段である。
【0004】しかしながらコロナ帯電器は、コロナ放電
と同時に、好ましくないO3 (オゾン)やNOx(窒素
酸化物)等のコロナ放電生成物を多く発生する、高電圧
(高電流)印加のために高価な高圧電源を必要とする、
電力効率が悪い等の問題点が多い。
【0005】そこで最近は、ローラ体(帯電ローラ)等
の導電性部材を帯電部材としてこれを被帯電体としての
像担持体に直接接触させ、該帯電部材に直流電圧もしく
は直流電圧と交流電圧との重畳振動電圧の帯電バイアス
を印加することで、像担持体面を所定の極性・電位に帯
電させる接触帯電手段(特開昭63−149668号公
報・同63−149669号公報等)が利用されるよう
になってきた。
【0006】この接触帯電手段は、O3 等のコロナ放電
生成物の発生が実質的にない、電源の低圧化ができる、
大容量の放電エネルギーを消費することなく電力効率が
よく省エネルギーができる等の特長を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】接触帯電手段におい
て、被帯電体としての像担持体に直接接触させる帯電ロ
ーラ等の接触帯電部材はそれ自体は耐久性があり、長期
の繰り返し使用ができる長寿命部材であるが、繰り返し
使用されるうちには、像担持体クリーナで除去もれした
像担持体上の現像剤(トナー)や、現像部からの飛散現
像剤、転写紙から出る紙粉、その他外部からのホコリや
ゴミ等の異物が付着して次第に蓄積して汚れていき、そ
の汚れに起因する帯電不良を発生する。
【0008】そこで接触帯電部材の汚れを除去するクリ
ーニングパット等のクリーニング部材を配設するが、該
クリーニング部材を接触帯電部材に常時接触させて配設
した場合は、該クリーニング部材の清掃能力を接触帯電
部材の寿命まで維持させることは困難であるので、接触
帯電部材に対する該クリーニング部材の接触制御手段を
具備させ、その接触制御手段により、クリーニング部材
を適時に適当な時間だけ接触帯電部材に接触させて接触
帯電部材のクリーニングを実行させ、それ以外の時は接
触帯電部材に非接触の状態に保たせるように、クリーニ
ング部材を接触帯電部材に対して間欠的に接離制御する
ことでクリーニング部材の耐久化を図るようにしてい
る。
【0009】上記の接触制御手段としてはソレノイドを
用いたリンク機構が用いられているが、この機構は、ソ
レノイド作動時に突発音を発生する、配設にスペースを
とる、装置のコストアップの一因となっている等の問題
があった。
【0010】また、配設スペース等の関係でクリーニン
グ部材の長手方向の奥側又は手前側の一方端側のみに該
クリーニング部材を接触帯電部材に対して接離移動させ
る駆動手段としてのソレノイドを配設した片側駆動式の
ものは、該ソレノイドでクリーニング部材を接触帯電部
材に接触状態にさせたときクリーニング部材にたわみを
生じて接触帯電部材の長手方向に均一にクリーニング部
材接触圧力がかからなくなり、接触圧力がかからない接
触帯電部材部分或いは接触圧力が弱い接触帯電部材部分
でクリーニング不良が起こるという問題が生じている。
【0011】本発明は同じくクリーニング部材を接触帯
電部材に対して間欠的に接離制御してクリーニング部材
の耐久化を図るものであるが、上記のような問題点を解
消したものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする画像形成装置である。
【0013】
【0014】(1)像担持体の帯電処理手段として接触
帯電手段を用いた画像形成装置において、 像担持体に当
接する接触帯電部材に対するクリーニング部材を具備さ
せ、 担持体上に形成された静電荷像のうち記録画像領
域以外の像担持体部分に荷電された電荷を除去する発光
体及び該発光体の光束規制部材のいずれか一方もしくは
両方が形成画像倍率に応じて位置移動制御される光照射
手段が所定の位置に移動制御されたとき、該光照射手段
の干渉で前記クリーニング部材と前記接触帯電部材とを
非接触状態から接触方向に相対移動させ両者を接触状態
にさせる構成となし、 前記光照射手段を、制御系で演算
される接触帯電部材清掃時期毎に、所定の時間、前記所
の位置に位置移動させて前記クリーニング部材と前記
接触帯電部材とを接触状態にさせることにより接触帯電
部材の清掃を前記所定時間実行させることを特徴とす
る画像形成装置。
【0015】(2)像担持体の帯電処理手段として接触
帯電手段を用いた画像形成装置において、像担持体に当
接する接触帯電部材に対するクリーニング部材を具備さ
せ、形成画像倍率に応じて位置移動制御される、像担持
体に対する画像光の結像手段が所定の位置に移動制御さ
れたとき、該結像手段の干渉で前記クリーニング部材と
前記接触帯電部材とを非接触状態から接触方向に相対移
動させ両者を接触状態にさせる構成となし、 前記結像手
段を、制御系で演算される接触帯電部材清掃時期毎に、
所定の時間、前記所定の位置に位置移動させて前記クリ
ーニング部材と前記接触帯電部材とを接触状態にさせる
ことにより接触帯電部材の清掃を前記所定時間実行さ
せることを特徴とする画像形成装置。
【0016】
【作用】即ち本発明は、接触帯電部材に対するクリーニ
ング部材の接触制御手段として、ソレノイドを用いたリ
ンク機構のような専用機構を配設するのではなく、画像
形成装置にもともと配設されている、画像形成条件に応
じて位置移動制御される可動の画像形成プロセス手段、
本発明においては、像担持体上に形成された静電荷像の
うち記録画像領域以外の像担持体部分に荷電された電荷
を除去する発光体及び該発光体の光束規制部材のいずれ
か一方もしくは両方が形成画像倍率に応じて位置移動制
御される光照射手段や、形成画像倍率に応じて位置移動
制御される、像担持体に対する画像光の結像手段に着目
して、これを制御系で演算される接触帯電部材清掃時期
毎に、所定の時間、所定に位置移動制御させ該部材の
渉によりクリーニング部材と接触帯電部材とを非接触状
態から接触方向に相対移動させ両者を接触状態にさせる
ことにより接触帯電部材の清掃を前記所定時間実行させ
ることで、上記の光照射手段または結像手段を、接触帯
電部材に対するクリーニング部材の接触制御手段として
兼用させたものである。
【0017】従って、接触帯電部材に対するクリーニン
グ部材の接触制御手段として、ソレノイドを用いたリン
ク機構のような専用機構を配設した場合よりも、接触帯
電部材清掃手段の機構構成が簡単化され、また配設スペ
ースをとらず、装置の小型化・ローコスト化が可能とな
る。ソレノイドを用いたリンク機構のようにソレノイド
作動時の突発音の発生の問題もなくなる。また簡単な機
構構成で、配設スペースをとらない該手段構成にてクリ
ーニング部材と接触帯電部材とを長手に沿って各部均一
に所定の圧力で互いに接触させた状態にさせることが可
能であり、接触圧力の不均一によるクリーニング不良を
生じさせることなく、接触帯電部材の良好なクリーニン
グ状態を確保・維持させることが可能である。
【0018】
【実施例】
〈実施例1〉(図1〜図5) 図1は一実施例としての画像形成装置の概略構成図であ
る。本例の画像形成装置は転写式電子写真プロセス利用
の、光学系移動型の複写機である。
【0019】1は像担持体としてのドラム型の電子写真
感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、矢示の時計
方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転
駆動される。
【0020】2は接触帯電部材としての帯電ローラであ
り、芯金2aと、該芯金の外周に同心一体にローラ状に
形成した中抵抗ゴム層2bからなり、感光ドラム1に所
定の押圧力をもって当接させて回転自由に軸受保持させ
てあり、感光ドラム1の回転に従動して回転する。帯電
ローラ2は駆動系により回転駆動させてもよい。3はこ
の帯電ローラ2に対する帯電バイアス印加電源である。
【0021】4はこの帯電ローラ2に対するクリーニン
グ部材としてのクリーニングパットであり、支持部材と
してのバネ板部材38に取付け支持させてある。このク
リーニングパット4は後述するように帯電ローラ2に対
して間欠的に接触制御されて帯電ローラ2の外周面を清
掃するものである。
【0022】感光ドラム1はその回転過程で、所定の帯
電バイアスの印加された帯電ローラ2により所定の極性
・電位に一様に一次帯電処理され、次いで露光位置5に
おいて後述する光学系により原稿画像のスリット露光L
を受けることで原稿画像に対応した静電荷像が形成され
る。
【0023】その静電荷像が現像器6によりトナー画像
として現像され、そのトナー画像が感光ドラム1と転写
手段としての転写ローラ7との圧接部である転写ニップ
部8において、該転写ニップ部8に給送された転写紙
(転写材)Pに対して転写される。9は転写ローラ7に
対する転写バイアス印加電源である。
【0024】10は転写紙カセットであり、給紙信号に
より給紙ローラ11が駆動されて該カセット10内の転
写紙Pが分離手段との共働で1枚宛繰り出され、レジス
トローラ対12により転写ニップ部8に対して所定のタ
イミングで給送される。
【0025】転写ニップ部8を通過した転写紙Pは感光
ドラム1から分離されて搬送手段14で定着器15へ搬
送導入されてトナー画像の定着処理を受け画像形成物
(コピー)として排紙ローラ対16から排紙トレイ17
へ排出される。
【0026】転写紙Pに対するトナー画像転写後の感光
ドラム1面はクリーニング装置13により転写残りトナ
ー等の付着汚染物を除去されて清掃され、繰り返して作
像に供される。
【0027】21は固定の原稿台ガラスであり、この上
に原稿Oを複写すべき画像面を下向きにして所定の載置
基準にて載置し、原稿圧着板21aをかぶせてセットす
る。22は原稿照明ランプ、23は移動第1ミラー、2
4・25は移動第2及び第3ミラー、26は結像レン
ズ、27〜29は固定第1〜第3ミラーである。
【0028】原稿照明ランプ22及び移動第1ミラー2
3、移動第2及び第3ミラー24・25は、原稿台ガラ
ス21の下側において該ガラス21の左辺側の実線示位
置をホームポジションとして待機しており、スタート信
号により原稿照明ランプ22及び移動第1ミラー23は
原稿台ガラス21の下面に沿って左方へVの速度で往動
し、移動第2及び第3ミラー24・25は同じく左方に
V/2の速度で往動して、原稿台ガラス21上に載置セ
ットされている原稿Oの下向き画像面が左辺側から右辺
側へ順次に照明走査されていき、その照明光の原稿面反
射光が、ミラー23・24・25、結像レンズ26、ミ
ラー27・28・29を介して感光ドラム1の面に対し
て露光位置5においてスリット露光Lされることにより
前述したように感光ドラム1面に原稿画像に対応した静
電荷像が形成される。
【0029】原稿照明ランプ22及び移動第1ミラー2
3、移動第2及び第3ミラー24・25は所定の往動終
点に至ると復動移動してそれぞれはじめのホームポジシ
ョンへ戻される。
【0030】結像レンズ26は選択された複写倍率に応
じた変倍位置へ不図示の駆動機構により位置移動制御さ
れる。
【0031】30は像担持体としての感光ドラム1上に
形成された静電荷像のうち記録画像領域以外の感光ドラ
ム面部分を、発光体としてのブランクランプ31(a,
b)と光束規制部材としての反射鏡32(a,b)によ
りブランク露光Bして、その部分に荷電された不要の電
荷を除去する光照射手段(ブランク露光手段)である。
【0032】図2はこの光照射手段30の斜視図、図3
は動作と照射範囲(ブランク露光域)の説明図である。
【0033】本例の画像形成装置は所謂中央基準により
感光ドラム1に対する画像形成、転写紙Pの搬送がなさ
れる。図3においてA−Aはその中央基準線である。
【0034】このような中央基準の装置においては、縮
小倍率の画像形成モードの場合には図3のように、感光
ドラム1面に中央基準で形成された縮小画像領域を中に
してその手前側と奥側の感光ドラム面部分に非画像領域
が生じ、この非画像領域は帯電ローラ2で荷電された一
次帯電電荷が存在したままであり、そのまま現像に移行
させるとこの非画像領域に全面的に現像剤(トナー)が
付着して現像剤が無駄に消費される。光照射手段30は
この非画像領域の不要な電荷を現像に移行する前に光照
射(ブランク露光)により除電する手段である。
【0035】31a・32aは手前側の非画像領域をブ
ランク露光Bするための、発光体としての第1のブラン
クランプと光束規制部材としての第1の反射板であり、
31b・32bは奥側の非画像領域をブランク露光Bす
るための、発光体としての第2のブランクランプと光束
規制部材としての第2の反射板である。
【0036】33a・33bは上記第1と第2のブラン
クランプ31a・31bをそれぞれ取付け支持させた支
持部材としての手前側と奥側の第1と第2のスライダで
あり、これ等の第1と第2のスライダ33a・33bは
それぞれ光照射手段30のハウジング39上に長孔41
とピン42により感光ドラム1の軸線方向の手前側方向
と逆の奥側方向にスライド移動自由に配設してある。
【0037】そしてこの第1と第2のスライダ33a・
33bにはそれぞれ内向きにラック歯部34a・34b
を延設してあり、該両ラック歯部34a・34bをピニ
オンギヤ35を挟ませて対向させてそれぞれピニオンギ
ヤ35に噛合させてある。
【0038】ピニオンギヤ35はハウジング39の下面
側に取付け支持させた駆動源としてのステッピングモー
タ36により正逆転駆動され、このピニオンギヤ35の
正逆転に連動して第1と第2のスライダ33a・33b
即ち第1と第2のブランクランプ31a・31bが感光
ドラム1の軸線方向において互いに間隔を広げる方向と
挟める方向とに位置移動する。
【0039】光束規制部材としての第1と第2の反射板
32a・32bはそれぞれハウジング39に固定して配
設してある。
【0040】第1と第2のスライダ33a・33bはそ
れぞれ常時は図3の実線示の位置をホームポジションH
として待機状態に保持されている。そして縮小倍率の画
像形成モードの場合に不図示の制御部によりステッピン
グモータ36の駆動制御がなされて、第1と第2のスラ
イダ33a・33bが形成画像の縮小倍率に応じて互い
に間隔を挟める方向に所定量位置移動される。
【0041】即ち、第1と第2のスライダ33a・33
bにそれぞれ配設した第1と第2のブランクランプ31
a・31bにより、感光ドラム1面の手前側部分と奥側
部分とに形成画像の縮小倍率に応じて生じる非画像領域
が全幅においてブランク露光Bされて除電される所定量
位置に移動制御される。
【0042】発光体としての第1と第2のブランクラン
プ31a・31bから照射された光束は図4のようにそ
れぞれ光束規制部材としての第1と第2の反射板32a
・32bによって反射され、その光路は反射板の反射面
の延長線Cを対称軸として感光ドラム1を移動させた見
掛けの位置1′に向かって直進するように進む。
【0043】このようにして縮小倍率の画像形成モード
時は、適切に位置移動された第1と第2のブランクラン
プ31a・31bと、第1と第2の反射板32a・32
bによって、感光ドラム1の縮小画像領域を中にしてそ
の手前側部分と奥側部分とに生じる非画像領域に対する
ブランク露光Bがなされて該非画像領域の除電が行われ
る。
【0044】第1と第2のスライダ33a・33bはそ
の後それぞれはじめのホームポジションHに戻し移動さ
れて待機する。
【0045】光束規制部材としての第1と第2の反射板
32a・32bはそれぞれ第1と第2のスライダ33a
・33b側に具備させて第1と第2のブランクランプ3
1a・31bと一緒に位置移動させる構成にすることも
できる。
【0046】ハウジング39の下面側にはその長手に沿
って横長のバネ板部材38を取付け支持させてあり、こ
のバネ板部材の下面に長手に沿って横長の帯電ローラク
リーニングパット4を取付け保持させてある。クリーニ
ングパット4は帯電ローラ2の全長にほぼ対応する長さ
寸法を有し、常時は支持部材としてのバネ板部材38で
帯電ローラ2に対して非接触に持ち上げられた状態(非
クリーニング状態)に保持されている。
【0047】バネ板部材38の手前側と奥側の端部の上
面にはそれぞれ凸カム部37a・37b(図5)を具備
させてある。また前述した光照射手段30の第1と第2
のスライダ33a・33bの各外側端部にはそれぞれ外
方へ突出させて、上記の凸カム部にそれぞれ対応する突
子部43a・43bを具備させてある。
【0048】而して、第1と第2のスライダ33a・3
3bが、それぞれホームポジションHに待機保持されて
いる状態時や、縮小倍率の画像形成モード時に互いに間
隔を挟める方向に位置移動制御されたときは該第1と第
2のフライダ33a・33b側の上記突出部43a・4
3bはそれぞれ上記バネ板部材38の手前側部と奥側部
の凸カム部37a・37bに干渉しない(図5の
(A))。
【0049】本実施例においては画像形成枚数が例えば
200枚に達する毎に帯電ローラ2のクリーニング(清
掃)実行時期とし、不図示の制御部でその時期毎に光照
射手段30のステッピングモータ36を制御して、第1
と第2のスライダ33a・33bをそれぞれそのホーム
ポジションH・Hの位置から、図3の3点鎖線示のよう
に、更に互いに間隔を広げる方向に移動させる。
【0050】この第1と第2のスライダ33a・33b
の互いに間隔を広げる方向への移動は、第1のスライダ
33aに設けたアクチュエータ44がハウジング39に
設けたフォトセンサ等の位置検知手段45に検知される
までなされる。
【0051】これにより第1と第2のスライダ33a・
33b側の各突子部43a・43bがそれぞれ図5の
(B)のようにバネ板部材38の手前側部と奥側部凸カ
ム部37a・37bに接触して該凸カム部37a・37
bをバネ板部材38の弾性に抗して押し上げる。これに
よりバネ板部材38が下がってクリーニングパット4が
帯電ローラ2に対して所定の圧力を持って接触した状態
(クリーニング状態)にされる。
【0052】上記のクリーニングパット4の帯電ローラ
2に対する接触動作は、画像形成プロセスの、例えば前
多回転期間、前回転期間、紙間、後回転期間等の非画像
形成期間に実行するシーケンスにすることができ、帯電
ローラ2が回転することでこれに接触したクリーニング
パット4によって帯電ローラ2の全周面がクリーニング
される。
【0053】接触したクリーニングパット4による帯電
ローラ2のクリーニングが所定時間(例えば帯電ローラ
2の数回転の間)実行された後に、制御部はステッピン
グモータ36を制御して第1と第2のスライダ33a・
33bを再びホームポジションH・Hへ戻し動作させ
る。
【0054】これにより第1と第2のスライダ33a・
33bの突子部43a・43bがそれぞれバネ板部材3
8の手前側部と奥側部の凸カム部37a・37bから逃
げてバネ板部材38の押し上げが解除され、クリーニン
グパット4が図5の(B)の帯電ローラ2に対する接触
状態から、(A)の非接触状態に復帰保持される。
【0055】而して、制御部に予め設定した帯電ローラ
クリーニング時期毎(本例は画像形成200枚終了毎)
に上記のように光照射手段30の第1と第2のスライダ
33a・33bの外方へ位置移動動作がなされること
で、それに連動してクリーニングパット4の帯電ローラ
2に対する接触が行われて、帯電ローラ2のクリーニン
グ処理が間欠的に実行される。
【0056】本実施例は上記のように帯電ローラ2に対
するクリーニングパット4の接触制御手段として、画像
形成装置にもともと配設されている光照射手段30を兼
用させたものであるから、前述したようにソレノイドを
用いたリンク機構のような専用機構を配設した場合より
も帯電ローラのクリーニング手段の機構構成が簡単化さ
れ、また配設スペースをとらず、装置の小型化・ローコ
スト化が可能となる。ソレノイドを用いたリンク機構の
ようにソレノイド作動時の突発音の発生の問題もない。
また本実施例ではクリーニングパット4の長手方向両端
での2カ所に押し上げ力が作用して、帯電ローラ2に対
してクリーニングパット4の圧を帯電ローラ長手方向に
均一にかけることができ、部分的なクリーニング不良が
起こることもなくなる。
【0057】クリーニングパット4は所定の時期、所定
時間だけ間欠的に帯電ローラ2に接触化されて帯電ロー
ラ2のクリーニングを行い、それ以外のときは非接触の
状態に保持されているので、耐久化が図られる。
【0058】〈実施例2〉(図6) 本実施例は固定配設のクリーニングパット4に対して帯
電ローラ2をクリーニング時に接触方向に移動させるよ
うにしたものである。
【0059】即ち、帯電ローラ2は図6の(A)のよう
に、その両端軸部を支軸51を中心に上下揺動自由の手
前側と奥側の一対のレバー52の一方側の腕の先端部間
に回転自由に支持させて配設してある。上記一対のレバ
ー52はそれぞれ付勢部材としての引張りバネ53によ
り支軸51を中心に時計方向に回動付勢されていて、こ
の回動付勢力により帯電ローラ2は感光ドラム1に対し
て所定の押圧力を持って常時圧接した状態に保たれ、感
光ドラム1の回転に従動して回転する。
【0060】上記の手前側と奥側の一対の各レバー51
・51の内面側にはそれぞれ図6の(B)のようにテー
パ形状の斜面カム部d・dを具備させてある。
【0061】そして前述実施例1の装置と同様に、制御
部に予め設定した帯電ローラクリーニング時期毎に、光
照射手段30の第1と第2のスライダ33a・33bが
それぞれホームポジションH・Hよりも外方へ位置移動
される制御がなされることで、第1と第2のスライダ3
3a・33bの各突子部43a・43bがそれぞれ上記
の手前側と奥側の各レバー52・52の斜面カム部d・
dに突き当たって干渉し、これにより両レバー52・5
2がそれぞれ引張りバネ53・53に抗して支軸51・
51を中心に反時計方向へ回動されることで帯電ローラ
2が感光ドラム1から持ち上げられて離れ、その上面側
が光照射手段30のハウジング39の下面等の不動部材
に固定して配設したクリーニングパット4に接触した状
態になる。またレバー52・52が反時計方向に回動さ
れて帯電ローラ2がクリーニングパット4に接触した状
態になったときに帯電ローラ2はギヤ等の不図示の動力
伝達手段を介して感光ドラム1等の駆動源から駆動伝達
を受けて回転駆動され、その外周面がクリーニングパッ
ト4で摺擦されて帯電ローラ2のクリーニングが実行さ
れる。
【0062】所定時間のクリーニング終了後は第1と第
2のスライダ33a・33bが再びホームポジションH
・Hへ戻し移動されることで、突出部43a・43bの
斜面カム部d・dに対する干渉が解除されて、レバー5
2・52が引張りバネ53・53により支軸51・51
を中心に時計方向へ回動されて帯電ローラ2がクリーニ
ングパット4から離れて再び感光ドラム1に圧接した状
態に復帰する。
【0063】〈実施例3〉(図7) 本実施例は、帯電ローラ2に対するクリーニングパット
4の接触制御手段として、感光ドラム1に対する結像手
段としての結像レンズ(レンズ群)26を兼用させたも
のである。
【0064】結像レンズ26は形成画像倍率(拡大・縮
小)に応じて不図示の制御部により制御される不図示の
モータ等の駆動機構により光軸方向に所定の範囲(倍率
移動範囲)Dにおいて位置移動制御される。
【0065】クリーニングパット4は不動部材60に固
定支持させた支持部材としてのバネ板部材38に取付け
支持させてあり、常時は、帯電ローラ2から非接触に持
ち上げれた実線示の状態(非クリーニング状態)に保持
される。
【0066】61は支軸62を中心に回動自由のレバー
であり、引張りバネ63により常時時計方向へ回動付勢
され、自由状態においてストッパ64に受け止められて
実線示の略垂直の回動角姿勢に保持されている。レバー
61の上端部は結像レンズ26の移動軌跡上に位置して
おり、下端部はバネ板部材38の係合部38aに対応位
置している。
【0067】結像レンズ26は通常は所定の倍率移動範
囲Dにおいて形成画像倍率に応じて位置移動制御され、
上記レバー61の上端部に干渉しない。
【0068】而して実施例1と同様に、制御部は所定の
帯電ローラクリーニング時期毎に不図示の結像レンズ駆
動機構部を制御して結像レンズ26を通常の倍率移動範
囲Dを越えて2点鎖線示のようにレバー61の上端部と
干渉する方向へ所定量移動させる。
【0069】この結像レンズ26の移動により該結像レ
ンズ26(若しくは該結像レンズの位置移動用可動部
材)がレバー61の上端部に干渉して該レバー61を引
張りバネ63に抗して支軸62を中心に反時計方向に回
動させ、これに伴いレバー61の下端部による係合部3
8aに対する押圧力でバネ板部材38が弾性に抗して下
方へ押し上げられて、クリーニングパット4が帯電ロー
ラ2の上面に所定の押圧力にて圧接した状態になり、帯
電ローラ2のクリーニングが実行される。
【0070】所定時間のクリーニング終了後は結像レン
ズ26が所定の倍率移動範囲D内へ戻し移動されること
でレバー61の上端部に対する干渉が解除されて、レバ
ー61が引張りバネ63により再びストッパ64に受け
止められるまで時計方向に回動して、クリーニングパッ
ト4が帯電ローラ2から非接触に持ち上げられた状態に
復帰保持される。
【0071】画像形成装置においては、光照射手段60
を動かす負荷よりも、結像レンズ26を動かす負荷の方
が通常大きい為、光照射手段30の移動駆動力よりも、
結像レンズ26の移動駆動力の方が大きい。その為本実
施例のように結像手段26を帯電ローラ2に対するクリ
ーニングパット4の接触制御手段として兼用させたもの
は、クリーニングパット4と帯電ローラ2との接触圧を
大きく設定した場合に有効である。
【0072】更に、ブランクランプ31a・31bが転
写材の大きさに関係なく、複写倍率のみに対応して移動
する装置では、ブランクランプの移動をカム等を用いて
結像レンズ26の動きに連動させて行わせることでブラ
ンクランプに単独に駆動源を持たない構成もある。この
場合において結像レンズ26の駆動力によりブランクラ
ンプ支持部材(スライダ)33a・33bを介してクリ
ーニングパット4を押しあげてクリーニングパット4と
帯電ローラ2とを接触させても同様の効果が得られるこ
とはいうまでもない。
【0073】尚、接触帯電部材はローラ状以外の形態の
ものも使用し得る。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明に依れば、像担持体
の帯電処理手段として接触帯電手段を用いた画像形成装
置について、接触帯電部材に対するクリーニング部材の
接触制御手段として、ソレノイドを用いたリンク機構の
ような専用機構を配設した場合よりも、接触帯電部材清
掃手段の機構構成が簡単化され、また配設スペースをと
らず、装置の小型化・ローコスト化が可能となる。ソレ
ノイドを用いたリンク機構のように作動時の突発音の発
生の問題もなくなる。また簡単な機構構成で、配設スペ
ースをとらない該手段構成にてクリーニング部材と接触
帯電部材とを長手に沿って各部均一に所定の圧力で互い
に接触させた状態にさせることが可能であり、接触圧力
の不均一によるクリーニング不良を生じさせることな
く、接触帯電部材の良好なクリーニング状態を確保・維
持させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例としての画像形成装置の概略構成図
【図2】 光照射手段(ブランク露光手段)の斜視図
【図3】 動作と照射範囲(ブランク露広域)の説明図
【図4】 ブランクランプの光束と光路説明図
【図5】 クリーニングパットを帯電ローラに接離させ
る突子部と凸カム部の説明図であり、(A)は非クリー
ニング時の状態時、(B)はクリーニング時の状態時
【図6】 (A)は実施例2の装置の要部図、(B)は
レバーに設けた斜面カム部の図
【図7】 実施例3の装置の要部図
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム) 2 接触帯電部材(帯電ローラ) 4 クリーニング部材(クリーニングパット) 29 結像手段(結像レンズ) 30 光照射手段(ブランク露光手段) 31a・31b 発光体(ブランクランプ) 32a・32b 光束規制部材(反射板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14 G03G 15/02 - 15/02 103 G03G 21/10 - 21/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体の帯電処理手段として接触帯電
    手段を用いた画像形成装置において、 像担持体に当接する接触帯電部材に対するクリーニング
    部材を具備させ、 担持体上に形成された静電荷像のうち記録画像領域以
    外の像担持体部分に荷電された電荷を除去する発光体及
    び該発光体の光束規制部材のいずれか一方もしくは両方
    が形成画像倍率に応じて位置移動制御される光照射手段
    が所定の位置に移動制御されたとき、該光照射手段の干
    渉で前記クリーニング部材と前記接触帯電部材とを非接
    触状態から接触方向に相対移動させ両者を接触状態にさ
    せる構成となし、 前記 光照射手段を、制御系で演算される接触帯電部材清
    掃時期毎に、所定の時間、前記所定の位置に位置移動さ
    て前記クリーニング部材と前記接触帯電部材とを接
    状態にさせることにより接触帯電部材の清掃を前記所定
    時間実行させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体の帯電処理手段として接触帯電
    手段を用いた画像形成装置において、 像担持体に当接する接触帯電部材に対するクリーニング
    部材を具備させ、 形成画像倍率に応じて位置移動制御される、像担持体に
    対する画像光の結像手段が所定の位置に移動制御された
    とき、該結像手段の干渉で前記クリーニング部材と前記
    接触帯電部材とを非接触状態から接触方向に相対移動さ
    せ両者を接触状態にさせる構成となし、 前記 結像手段を、制御系で演算される接触帯電部材清掃
    時期毎に、所定の時間、前記所定の位置に位置移動させ
    て前記クリーニング部材と前記接触帯電部材とを接触状
    態にさせることにより接触帯電部材の清掃を前記所定
    時間実行させることを特徴とする画像形成装置。
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