JPH0895416A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH0895416A
JPH0895416A JP23093694A JP23093694A JPH0895416A JP H0895416 A JPH0895416 A JP H0895416A JP 23093694 A JP23093694 A JP 23093694A JP 23093694 A JP23093694 A JP 23093694A JP H0895416 A JPH0895416 A JP H0895416A
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JP
Japan
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roller
heat roller
image forming
oil
forming medium
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Application number
JP23093694A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kawagoe
浩史 川越
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、待機中のヒートローラ、プレスロ
ーラの局部的変形を防止でき、かつ、ヒートローラに接
触する剥離爪や油ローラからなる付帯要素による悪影響
を回避できる定着装置を提供する。 【構成】 本発明のの定着装置86は、所定温度に加熱
され、トナー画像が転写された画像形成媒体に接触して
前記トナー画像の画像形成媒体への定着を行うヒートロ
ーラ81と、このヒートローラ81に前記画像形成媒体
を圧接するプレスローラ82と、前記ヒートローラ81
に付着する画像形成媒体を除去する剥離爪85と、前記
ヒートローラ81に油分を供給する油ローラ82と、こ
の装置の待機動作中に、圧接状態のヒートローラ81、
プレスローラ82を定着動作時より超低速で連続的又は
非連続的に駆動する駆動手段と、この装置の待機動作中
に、前記剥離爪及び油ローラをヒートローラから離間さ
せる接離機構部87とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複写機等の画像形
成装置に組み込まれる定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機等の画像形成装置において
は、用紙に転写されたトナー画像をこの用紙に定着させ
る図9に示すような定着装置150が用いられている。
【0003】この定着装置150は、高温に加熱される
ヒートローラ151と、このヒートローラ151に用紙
を圧接させるプレスローラ152とを具備し、ヒートロ
ーラ151、プレスローラ152の回転により用紙を搬
送しつつトナー画像の定着を行うようになっている。
尚、図9中、160は感光体ドラム、161は転写装
置、162は剥離装置、163は搬送部である。
【0004】このような定着装置150において、ヒー
トローラ151に対するプレスローラ152の加圧力は
60乃至100Kg程度の高圧に設定されているため、
定着装置150を加熱(例えば200℃の高温)した待
機状態でヒートローラ151、プレスローラ152を停
止したままだと、両ローラのニップ部で局部的な窪みが
発生する。
【0005】この窪みは、定着装置150を動作させ、
数枚の用紙に対する定着動作を実行しないと解消せず、
この結果、定着動作を実行した数枚の用紙各々の窪みに
相当する部分に紙しわが生じてしまうという問題があっ
た。
【0006】また、通常、ヒートローラ151の表面温
度はプレスローラ152の表面温度よりも高いため、プ
レスローラ152はニップ部のみ高温となり、用紙に局
部的なカールを発生させる要因となっていた。
【0007】このような問題を解消するため、従来にお
いても待機中にヒートローラ151をプレランニング
(用紙に対する定着動作を伴わない回転動作を定着動作
時と同じ速度で行う)を実行したり、待機中にヒートロ
ーラ151、プレスローラ152を離間させたりする試
みがなされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、待機中
にヒートローラ151とプレスローラ152とを接触さ
せたまま回転させれば、紙しわ等は発生しなくなるが、
ヒートローラ151の走行距離(総回転数)が増大する
ため、ヒートローラ151の表面に付着した用紙を剥離
するための剥離爪153による傷跡が発生したり、ヒー
トローラ151の寿命を縮めてしまうという不具合が生
じる。
【0009】また、ヒートローラ151の表面にオイル
を供給するオイル供給ローラ154を装備している場
合、プレランニングによってオイルが過度に塗布され、
用紙にオイル汚れが付着したり、オイル供給ローラ15
4の寿命を縮めてしまうという問題がある。
【0010】さらに、ヒートローラ151とプレスロー
ラ152との接離機構を設けて、プレスローラ152の
局部的変形、熱分布の偏りを無くすという方法では、ヒ
ートローラ151に対するプレスローラ152の加圧力
は60乃至100Kg程度の高圧に設定されているた
め、接離機構が複雑かつ高価となってしまうという問題
がある。
【0011】そこで、本発明は、複雑な機構を用いるこ
となく待機中のヒートローラ、プレスローラの局部的変
形を防止でき、かつ、ヒートローラに接触する剥離爪や
油ローラからなる付帯要素による悪影響を回避できかつ
付帯要素自体の長寿命化をも図れる定着装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の定着装置
は、所定温度に加熱され、トナー画像が転写された画像
形成媒体に接触して前記トナー画像の画像形成媒体への
定着を行うヒートローラと、このヒートローラに前記画
像形成媒体を圧接するプレスローラと、前記ヒートロー
ラに付着する画像形成媒体を除去する剥離爪と、前記ヒ
ートローラに油分を供給する油ローラと、この装置の待
機動作中に、圧接状態のヒートローラ、プレスローラを
定着動作時より超低速で連続的又は非連続的に駆動する
駆動手段とを有するものである。
【0013】請求項2記載の定着装置は、所定温度に加
熱され、トナー画像が転写された画像形成媒体に接触し
て前記トナー画像の画像形成媒体への定着を行うヒート
ローラと、このヒートローラに前記画像形成媒体を圧接
するプレスローラと、前記ヒートローラに付着する画像
形成媒体を除去する剥離爪と、前記ヒートローラに油分
を供給する油ローラと、この装置の待機動作中に、圧接
状態のヒートローラ、プレスローラを定着動作時より超
低速で連続的又は非連続的に駆動する駆動手段と、この
装置の待機動作中に、前記剥離爪及び油ローラをヒート
ローラから離間させる接離機構部とを有するものであ
る。
【0014】請求項3記載の定着装置は、所定温度に加
熱され、トナー画像が転写された画像形成媒体に接触し
て前記トナー画像の画像形成媒体への定着を行うヒート
ローラと、このヒートローラに前記画像形成媒体を圧接
するプレスローラと、この装置の待機動作中に、圧接状
態のヒートローラ、プレスローラを定着動作時とは逆転
状態に駆動する駆動手段と、前記ヒートローラに対して
接触端が定着動作時には食い込み方向の力が作用するよ
うに配置されこのヒートローラに付着する画像形成媒体
を除去するとともに、待機動作中の逆転状態では前記ヒ
ートローラに対して逃げ方向の力が作用するように配置
した剥離爪と、前記ヒートローラに対して接触位置が定
着動作時には食い込み方向の力が作用するように支持さ
れ前記ヒートローラに油分を供給するとともに、待機動
作中の逆転状態では前記ヒートローラに対して逃げ方向
の力が作用するように支持された油ローラと有するもの
である。
【0015】
【作用】以下に本発明の作用を説明する。
【0016】請求項1記載の定着装置におけるヒートロ
ーラ、プレスローラは、定着動作時には駆動手段により
駆動されてトナー画像が転写された画像形成媒体に接触
して前記トナー画像の画像形成媒体への定着を行う。
【0017】剥離爪は、前記ヒートローラに付着する画
像形成媒体を除去する。
【0018】一方、前記駆動手段は、この装置の待機動
作中には圧接状態のヒートローラ、プレスローラを定着
動作時より超低速で連続的又は非連続的に駆動する。
【0019】これにより、ヒートローラ、プレスローラ
の熱分布の偏りやプレスローラの局部的変形を軽減で
き、かつ、ヒートローラに接触する剥離爪や油ローラか
らなる付帯要素によるヒートローラの外傷の発生や油汚
れ等の悪影響を回避でき、剥離爪や油ローラ自体の長寿
命化をも図れる。
【0020】請求項2記載の定着装置におけるヒートロ
ーラ、プレスローラは、定着動作時には駆動手段により
駆動されてトナー画像が転写された画像形成媒体に接触
して前記トナー画像の画像形成媒体への定着を行う。
【0021】剥離爪は、前記ヒートローラに付着する画
像形成媒体を除去する。
【0022】一方、前記駆動手段は、この装置の待機動
作中には圧接状態のヒートローラ、プレスローラを定着
動作時より超低速で連続的又は非連続的に駆動する。
【0023】このとき、接離機構部は、前記剥離爪及び
油ローラをヒートローラから離間させる。
【0024】これにより、ヒートローラ、プレスローラ
の熱分布の偏りやプレスローラの局部的変形を軽減で
き、かつ、待機動作中においては、剥離爪及び油ローラ
がヒートローラから離れた状態になるので、ヒートロー
ラの外傷の発生や油汚れ等の悪影響を回避でき、しか
も、剥離爪や油ローラ自体の長寿命化をも図れる。
【0025】請求項3記載の定着装置におけるヒートロ
ーラ、プレスローラは、定着動作時には駆動手段により
駆動されてトナー画像が転写された画像形成媒体に接触
して前記トナー画像の画像形成媒体への定着を行う。
【0026】このとき、前記ヒートローラに対して接触
端が食い込み方向の力が作用している剥離爪は、ヒート
ローラに付着する画像形成媒体を除去する。
【0027】また、前記ヒートローラに対して接触位置
が食い込み方向の力が作用している油ローラは、ヒート
ローラに油分を供給する。
【0028】一方、駆動手段は、この装置の待機動作中
に、圧接状態のヒートローラ、プレスローラを定着動作
時とは逆転状態に駆動する。
【0029】このとき、前記剥離爪には前記ヒートロー
ラに対して逃げ方向の力が作用する。
【0030】これにより、待機動作中においては、剥離
爪のヒートローラに対する接触圧が軽減する。
【0031】また、前記油ローラには、ヒートローラに
対する接触位置において逃げ方向の力が作用する。
【0032】これにより、待機動作中においては、油ロ
ーラのヒートローラに対する接触圧が低減する。
【0033】このような動作により、ヒートローラ、プ
レスローラの熱分布の偏りやプレスローラの局部的変形
を軽減でき、かつ、前記剥離爪や油ローラからなる付帯
要素によるヒートローラの外傷の発生や油汚れ等の悪影
響を大幅に軽減でき、剥離爪や油ローラ自体の長寿命化
をも図れる。
【0034】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0035】図1は本実施例の定着装置68を含むデジ
タル電子複写機を構成する画像形成装置2の概略を示す
ものである。
【0036】この画像形成装置2は、箱型状の装置本体
3内に画像読取部4と画像形成部6とを搭載した構成と
なっている。
【0037】画像読取部4は、原稿画像が付された原稿
Dが載置される原稿台10と、この原稿台10の一端に
配置され、原稿Dが載置されるべき位置を示すサイズ板
10aと、前記原稿台10に対して開閉可能に形成さ
れ、原稿台10に載置された原稿Dを原稿台10に密着
させる原稿押さえ蓋12とを有している。尚、図1中、
10aは原稿ストッパーである。
【0038】前記原稿台10の内側(下方)には、原稿
台10に載置された原稿Dを照明する照明ランプ22、
照明ランプ22から放射される照明光を原稿Dに集光す
る反射板24、及び、原稿Dからの反射光を後述する第
2キャリッジ30に向かって反射させる第1ミラー26
を含む第1キャリッジ20が配置されている。
【0039】この第1キャリッジ20は、原稿台10と
平行に移動可能に配置され、図示しない歯付きベルトな
どを介して図示しないパルスモータによって、原稿台1
0に沿って平行に駆動されるようになっている。
【0040】第1キャリッジ20の側方に配置した第2
キャリッジ30には、第1キャリッジ20の第1ミラー
26を介して折曲げられた原稿Dからの反射光を順に折
曲げる第2ミラー32及び第3ミラー34が反斜面を対
向させて配置されている。この第2キャリッジ30は、
第1キャリッジ20を駆動する図示しない歯付きベルト
などによって、第1キャリッジ20に従動して駆動され
るとともに、第1キャリッジ20に対し、1/2の速度
で原稿台10に沿って平行に駆動されるようになってい
る。
【0041】前記第1キャリッジ20の下方であって、
第2キャリッジ30を介して折返された反射光の光軸を
含む領域には、図示しない駆動機構を介して移動可能に
構成され、第2キャリッジ30からの反射光に集束性を
与えるとともに、反射光を所望の倍率で結像させる結像
レンズ36と、結像レンズ36を介して集束された前記
反射光を光電変換し、図示しない画像メモリに対して原
稿Dの原稿画像に応じた電気信号を出力するCCDセン
サ38とを配置している。
【0042】前記画像形成部6は、光源即ち半導体レー
ザ発振器42を含み、画像読取部4を介して読み取られ
た原稿Dの画像情報に対応して半導体レーザ発振器42
からのレーザビームLBを強度変化させるとともに、後
述する像担持体としての感光体ドラム50に対する露光
走査を行う露光装置40を有している。
【0043】この露光装置40は、前記半導体レーザ発
振器42から発生されたレーザビームLBに集束性を与
え、概ね円形の断面形状を有するレーザビームLBに変
換する図示しない第1レンズと、この第1レンズを介し
て円形の断面形状を有するレーザビームLBに変換され
た光を後述する感光体ドラム50の軸方向に沿って偏向
させる光偏向手段としてのポリゴンモータ44Aを駆動
源とするポリゴンミラー44と、偏向されたレーザビー
ムLBを感光体ドラム50上の所望の位置に順次走査さ
せるために、レーザビームLBの偏向角と感光体ドラム
50上における光軸からビームが結像されるべき位置ま
での距離を一致させる第2レンズ46と、第2レンズ4
6を経たレーザビームLBを感光体ドラム50に向かっ
て反射するミラー48とを含んでいる。
【0044】また、画像形成部6の略中央には、導電性
支持体、光導電性層及び絶縁層を基本構成とした像担持
体としての感光体ドラム50が配置されている。
【0045】この感光体ドラム50の周囲には、その回
転方向(矢印方向)に沿って、感光体ドラム50に光を
照射して残留電荷を除去する残留電荷除去手段としての
前露光装置51、感光体ドラム50の表面を一様に帯電
する帯電手段としての帯電装置52、前記露光装置40
によりレーザビームLBが照射されることで感光体ドラ
ム50の表面に形成された静電潜像をトナーとキャリア
からなる二成分現像剤を用いて現像する現像手段として
の現像ローラ54aを含む現像装置54、感光体ドラム
50に形成されたトナー像を用紙カセット55から給送
される画像形成媒体としての用紙(普通紙、OHPシー
ト等)Pに対して転写する転写手段としてのコロナ放電
装置を用いた転写チャージャ56、トナー像が転写され
た用紙Pを感光体ドラム50から剥離する剥離手段とし
てのコロナ放電装置を用いた剥離チャージャ57、及
び、感光体ドラム50に残存するトナーを掻き落とすク
リーニング手段としてのクリーナ58が順に配置されて
いる。
【0046】また、転写チャージャ56の入口側には、
案内部材としての転写ガイド75が設けられている。
【0047】また、装置本体3内には、用紙カセット5
5から給紙ローラ59を介して給紙された用紙Pあるい
は手差給紙トレイ60から手差され給紙ローラ61を介
して給紙された用紙Pを、感光体ドラム50と転写チャ
ージャ56との間に形成された図2に示す転写部として
の画像転写ポイント62を経て装置本体3の左側面に装
着された排紙トレイ63に導く用紙搬送路64が形成さ
れている。
【0048】用紙搬送路64の前記画像転写ポイント6
2の上流側には、用紙Pの先端整位を行うとともに、感
光体ドラム50の画像形成タイミングに合わせて用紙P
を前記画像転写ポイント62に送り込むレジストローラ
対65およびレジストローラ対65の上流位置近傍に設
けられ給紙された用紙Pを検知するレジストローラ前ス
イッチ66が設けられている。
【0049】また、用紙搬送路64の前記画像転写ポイ
ント62の下流側には、剥離チャージャ57により感光
体ドラム50から剥離された用紙Pを搬送する搬送装置
67、用紙Pに転写された静電的に付着している状態の
トナー画像を加熱することで溶融させ、用紙Pに定着さ
せる本実施例の定着装置68、及び、トナー画像が定着
された用紙Pを排紙トレイ63上に排出させる排出ロー
ラ対69が配置されている。
【0050】そして、前記レジストローラ対65、転写
ガイド75、剥離サポータ76、搬送装置67等によ
り、用紙Pを転写部としての画像転写ポイント62を通
過すべく搬送する搬送手段を構成している。
【0051】ここで、本実施例の定着装置68につい
て、図2乃至図4を参照してさらに詳述する。
【0052】この定着装置68は、ヒータランプ81a
により所定温度に加熱され、トナー画像が転写された用
紙Pに接触して前記トナー画像の用紙Pへの定着を行う
ヒートローラ81と、このヒートローラ81に前記用紙
Pを圧接するプレスローラ82と、画像定着後に前記ヒ
ートローラ81に付着する用紙Pを除去する剥離爪85
と、前記ヒートローラ81に油(オイル)分を供給する
油ローラ86と、この定着装置68の待機動作中に、前
記剥離爪85及び油ローラ86をヒートローラ81から
離間させる接離機構部87とを具備している。
【0053】この接離機構部87は、図2に示すよう
に、前記剥離爪85のヒートローラ81に対する接触端
をこのヒートローラ81の正転(定着動作)時にその外
周に食い込む方向に付勢する第1のばね88と、ヒート
ローラ81の逆転(待機動作)時に前記剥離爪85をヒ
ートローラ81から非接触状態に離間させる第1のソレ
ノイド(電磁ソレノイド)89と、前記油ローラ86を
支持位置90を支点としてヒートローラ81に対して回
動可能に支持する支持アーム91と、この支持アーム9
1をヒートローラ81側に付勢する第2のばね92と、
ヒートローラ81の逆転(待機動作)時に支持アーム9
1をヒートローラ81から非接触状態に離間させる第2
のソレノイド(電磁ソレノイド)93とを具備してい
る。
【0054】図3は、前記定着装置68の制御系の主要
部を示すものであり、動作制御を行う制御手段100に
対して、前記ヒートローラ81、プレスローラ82を通
常の正転(定着動作)駆動又は超低速の図4、図5に示
す非連続的又は連続的駆動を行う駆動手段101と、前
記ヒータランプ81aと、第1のソレノイド89と、第
2のソレノイド93とを接続している。
【0055】前記駆動手段101は、図4に示すよう
に、例えば、直径60mmのヒートローラ81の場合、
待機動作中において、ヒートローラ81の走行距離(外
周の回転距離)を減らすため、パルス状に6°ずつ(ヒ
ートローラ81の周長で約3.14mmずつ)微少角度
毎に回転駆動するようになっている。即ち、例えば、3
0秒間隔でヒートローラ81を微少角度毎に回転させ
る。
【0056】この場合においては、待機状態30分でヒ
ートローラ81は1回転することになり、1時間でA4
一枚分の走行距離の増大に過ぎないことになる。
【0057】また、前記駆動手段101は、場合に応じ
て図5に示すように、ヒートローラ81を待機動作中
(前回の動作終了時点から15秒後)において超低速で
回転駆動する。
【0058】このような定着装置68の動作を以下に説
明する。
【0059】この定着装置68におけるヒートローラ8
1、プレスローラ82は、定着動作時には駆動手段10
1により正転駆動されてトナー画像が転写された用紙P
に接触して前記トナー画像の用紙Pへの定着を行う。
【0060】一方、前記駆動手段101は制御手段10
0の制御の基に、この定着装置68の待機動作中には圧
接状態のヒートローラ81、プレスローラ82を上述し
たように定着動作時より超低速で連続的又は非連続的に
駆動する。
【0061】このとき、接離機構部87の第1のソレノ
イド89と、第2のソレノイド93は制御手段100の
制御の基に各々動作し、前記剥離爪85、油ローラ86
をヒートローラ81から離間させる。
【0062】これにより、ヒートローラ81、プレスロ
ーラ82の熱分布の偏りやプレスローラ81の局部的変
形を軽減でき、かつ、待機動作中においては、剥離爪8
5及び油ローラ86がヒートローラ81から離れた状態
になるので、ヒートローラ81の外傷の発生や油汚れ等
の悪影響を回避でき、しかも、剥離爪85や油ローラ8
6自体の長寿命化をも図れる。
【0063】次に、図6,図7を参照して、定着装置6
8の他例を説明する。
【0064】図6に示す定着装置68Aは、剥離爪85
の支持位置85aをこのヒートローラ81の正転時には
その接触端がヒートローラ81の外周に食い込む方向の
力f1 が作用し、ヒートローラ81の逆転時にはその接
触端がヒートローラ81の外周から離間する方向の力f
2 が作用するように配置するとともに、前記油ローラ8
6の支持片86aの支点86bを、このヒートローラ8
1の正転時には油ローラ86の接触位置がヒートローラ
81の外周に食い込む方向の力f3 が作用し、ヒートロ
ーラ81の逆転時には油ローラ86の接触位置がヒート
ローラ81の外周から離間する方向の力f4 が作用する
ように配置したものである。
【0065】この定着装置68Aによれば、待機動作中
における駆動手段101によるヒートローラ81の図7
に示すような逆転駆動時には、剥離爪85にはその接触
端がヒートローラ81の外周から離間する方向の力f2
が作用し、油ローラ86の接触位置にヒートローラ81
の外周から離間する方向の力f4 が作用するので、逆転
駆動時に剥離爪85、油ローラ86はいずれも逃げ方向
となり、剥離爪85によるヒートローラ81の外周に対
する外傷の発生の度合いが軽減し、また、油ローラ86
からヒートローラ81の外周に対する油の供給過多の度
合いも低減する。
【0066】また、ヒートローラ81を待機動作中に逆
転させるので、プレスローラ82の局部変形、熱分布の
偏りを解消することもできる。
【0067】次に、定着装置86のさらに他例を図8を
参照して説明する。
【0068】図8に示す定着装置86Bは、ヒートロー
ラ81と同心の補助ギヤ111とアイドラーギヤ112
とを噛合させるとともに、このアイドラーギヤ112の
中心に一端を取り付けた支持アーム113によりヒート
ローラ81に接触させる油ローラ86を回転可能に支持
したものである。この場合、アイドラーギヤ112、補
助ギヤ111の圧力角の関係で、ヒートローラ81の正
転時には油ローラ86にはヒートローラ81に対して押
し付け方向の力f5 が作用し、ヒートローラ81の逆転
時には油ローラ86にはヒートローラ81に対して逃げ
方向の力f6 が作用する。
【0069】このような定着装置86Bによっても、剥
離爪85によるヒートローラ81の外周に対する外傷の
発生の度合いが軽減し、また、油ローラ86からヒート
ローラ81の外周に対する油の供給過多の度合いも低減
する。また、ヒートローラ81を待機動作中に逆転させ
るので、プレスローラ82の局部変形、熱分布の偏りを
解消することもできる。
【0070】さらに、複雑な接離機構を設けることなく
安価な構成とすることができる。
【0071】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ヒートロ
ーラ、プレスローラの熱分布の偏りやプレスローラの局
部的変形を軽減でき、かつ、ヒートローラに接触する剥
離爪のや油ローラからなる付帯要素によるヒートローラ
の外傷の発生や油汚れ等の悪影響を回避でき、剥離爪や
油ローラ自体の長寿命化をも図れる定着装置を提供する
ことができる。
【0072】請求項2記載の発明によれば、ヒートロー
ラ、プレスローラの熱分布の偏りやプレスローラの局部
的変形を軽減でき、かつ、ヒートローラに接触する剥離
爪のや油ローラからなる付帯要素によるヒートローラの
外傷の発生が無く油汚れ等の悪影響を回避でき、剥離爪
や油ローラ自体の長寿命化をも図れる定着装置を提供す
ることができる。
【0073】請求項3記載の発明によれば、ヒートロー
ラ、プレスローラの熱分布の偏りやプレスローラの局部
的変形を軽減でき、かつ、前記剥離爪や油ローラからな
る付帯要素によるヒートローラの外傷の発生や油汚れ等
の悪影響を大幅に軽減でき、剥離爪や油ローラ自体の長
寿命化をも図れる定着装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例装置を含む画像形成装置の概略
断面図である。
【図2】本発明の実施例装置を示す概略構成図である。
【図3】本発明の実施例装置の制御系を示すブロック図
である。
【図4】本発明の実施例装置の非連続駆動の状態を示す
駆動波形図である。
【図5】本発明の実施例装置の超低速の連続駆動の状態
を示す駆動波形図である。
【図6】本発明の実施例装置の他例を示す概略構成図で
ある。
【図7】図6に示す実施例装置の逆転駆動の状態を示す
駆動波形図である。
【図8】本発明の実施例装置のさらに他例を示す概略構
成図である。
【図9】従来装置の概略配置図である。
【符号の説明】
2 画像形成装置 50 感光体ドラム 68 定着装置 81 ヒートローラ 82 プレスローラ 85 剥離爪 86 油ローラ 87 接離機構部 100 制御手段 101 駆動手段 P 用紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定温度に加熱され、トナー画像が転写
    された画像形成媒体に接触して前記トナー画像の画像形
    成媒体への定着を行うヒートローラと、 このヒートローラに前記画像形成媒体を圧接するプレス
    ローラと、 前記ヒートローラに付着する画像形成媒体を除去する剥
    離爪と、 前記ヒートローラに油分を供給する油ローラと、 この装置の待機動作中に、圧接状態のヒートローラ、プ
    レスローラを定着動作時より超低速で連続的又は非連続
    的に駆動する駆動手段とを有することを特徴とする定着
    装置。
  2. 【請求項2】 所定温度に加熱され、トナー画像が転写
    された画像形成媒体に接触して前記トナー画像の画像形
    成媒体への定着を行うヒートローラと、 このヒートローラに前記画像形成媒体を圧接するプレス
    ローラと、 前記ヒートローラに付着する画像形成媒体を除去する剥
    離爪と、 前記ヒートローラに油分を供給する油ローラと、 この装置の待機動作中に、圧接状態のヒートローラ、プ
    レスローラを定着動作時より超低速で連続的又は非連続
    的に駆動する駆動手段と、 この装置の待機動作中に、前記剥離爪及び油ローラをヒ
    ートローラから離間させる接離機構部とを有することを
    特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】 所定温度に加熱され、トナー画像が転写
    された画像形成媒体に接触して前記トナー画像の画像形
    成媒体への定着を行うヒートローラと、 このヒートローラに前記画像形成媒体を圧接するプレス
    ローラと、 この装置の待機動作中に、圧接状態のヒートローラ、プ
    レスローラを定着動作時とは逆転状態に駆動する駆動手
    段と、 前記ヒートローラに対して接触端が定着動作時には食い
    込み方向の力が作用するように配置されこのヒートロー
    ラに付着する画像形成媒体を除去するとともに、待機動
    作中の逆転状態では前記ヒートローラに対して逃げ方向
    の力が作用するように配置した剥離爪と、 前記ヒートローラに対して接触位置が定着動作時には食
    い込み方向の力が作用するように支持され前記ヒートロ
    ーラに油分を供給するとともに、待機動作中の逆転状態
    では前記ヒートローラに対して逃げ方向の力が作用する
    ように支持された油ローラと有することを特徴とする定
    着装置。
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