JP3132265U - 連結式弁当容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で複数の弁当容器を強固に連結する連結式弁当容器を提供する。
【解決手段】調理された食物を収容可能な少なくとも2の容器2,3であって、この少なくとも2の容器2,3のそれぞれは、少なくとも互いに掛合可能な受け部6又は掛け部7を有し、受け部6及び掛け部は容器2,3の側面に設置され、受け部6は、側部と前部と底部を備えて側部と前部と底部に囲繞される掛止部を形成し隙間溝を介して対称に配置される一対で構成され、掛け部は、側部と前部を備えて対称に配置され掛止部に挿脱可能な一対で構成されるものである。
【選択図】図1

Description

本考案は、複数の弁当容器を連結して使用する連結式弁当容器に関する。
一般に、弁当は主食の御飯と主菜、副菜等の惣菜を弁当容器に詰めて携帯可能にし、学校や仕事などに持参して休憩時間に昼食をとったり、旅行や行楽などで食事を楽しんだりするものであり、日本においては古くから行われている食習慣のうちの一つである。このような弁当に用いられる弁当容器には、四角形、俵形や円形などの様々な形状のものがあり、一段で使用したり、二段や三段に積み重ねて使用したりする。また、用いられる素材にはプラスチック、アルミニウム、竹、漆器や紙等があり、近年では、耐熱性の高い素材を使用して保温可能にしたものもある。通常、弁当を喫食する場合は、屋内では卓上に弁当を置いて食べたり、屋外ではレジャーシート等の上に置いて食べたりする。しかしながら、建築現場、工事現場や農作業等において屋外で仕事をしてその合間に昼食をとる場合や、自動車や電車等の車内で昼食をとる場合は、弁当を置く適当な場所がないことが多く、特に、二段や三段重ねの多段型の弁当容器の場合は非常に食べ難いことがある。そこで、多段型の弁当容器を連結して食べ易くした弁当容器が考えられている。
例えば、特許文献1には、「弁当容器」という名称で、係止手段を用いて複数の弁当容器を係止して全体を一体構成にし、車内等の振動に対して強固な固定を維持する弁当容器に関する考案が開示されている。
この特許文献1に開示された考案は、円筒形状で御飯を収容可能な第1の容器と、この第1の容器の上部に積層可能な円筒形状で副食物を収容可能な第2の容器と、この第2の容器の上部に積層可能な円筒形状で副食物を収容可能な第3の容器と、この第3の容器の開口を閉塞可能な蓋体とを有する多段型の弁当容器であって、第1の容器、第2の容器及び第3の容器は各々の周縁部に設置される逆L字形状の第1の係止手段と、この第1の係止手段に係合可能で第1の係止手段から60度の位置に設置されるL字形状の第2の係止手段を備えるものである。
この弁当容器を弁当として携帯する場合は、第1の容器に主食である御飯を詰めて最下段にし、次に、第2の容器及び第3の容器に副食物を詰めて順次積層し蓋体を閉めると全体が円筒状の三段式の弁当容器となる。そして、弁当を喫食する場合には、蓋体、第3の容器及び第2に容器を外して、第1の容器の第1の係止手段と第2の容器の第2の係止手段を係合し、第2の容器の第1の係止手段と第3の容器を第2の係止手段を係合し、第3の容器の第1の係止手段と第1の容器の第2の係止手段を係合すると、三つの容器はそれぞれ隣接して全体が三角形状となって一体化する。ここで、第1の係止手段と第2の係止手段は逆L字形状とL字形状の面が互いに接触して係合している。このように三つの容器を一体化すると、車内等の卓上においても振動によって三つの容器が離散することなく使用者は落ち着いて喫食することができる。
また、特許文献2には、「弁当箱」という名称で、複数の箱体を備え、これらの複数の箱体の位置関係を安定させて積重及び展開可能な弁当箱に関する考案が開示されている。
この特許文献2に開示された考案は、主箱と、主箱に積重される副箱と、副箱と主箱の周面の一部を被覆して主箱と副箱を連結し屈曲可能な連結部材と、主箱と副箱を連結する紐状体とを有するものである。
この弁当箱の積重状態では、略直方体の主箱の上に略直方体の二の副箱が並置して積重されており、連結部材は、二の副箱の側面と主箱の側面及び底面を被覆している。積重された二の副箱をそれぞれ外側に向けてスライドすると、二の副箱は、主箱の小口面と二の副箱の小口面のそれぞれに設置される紐状体によって規制されて主箱との距離を一定に保ちながら主箱の両側部に並置されて展開する。この際、連結部材は二の副箱に接する一の辺と、主箱に接する一の辺において屈曲し、積重状態では主箱の両側部を被覆していた面が展開状態では二の副箱の底面を被覆して、展開された主箱と二の副箱を支持するようになっている。したがって本弁当箱では、展開時に複数の箱体がばらばらになって雑然とすることなく、安定且つ円滑に弁当箱を展開することができる。
そして、特許文献3には、「弁当箱等の容器」という名称で、容器本体に連設される蓋体の空間部に収納物を収容可能な弁当箱等の容器に関する考案が開示されている。
この特許文献2に開示された考案は、容器本体と、この容器本体に回動自在に連設される蓋体とを有し、容器本体の一側縁又は蓋体の一側縁には閉塞板が回動自在に連設されるものである。
容器本体と蓋体は調理された食品を収容可能な空間をそれぞれ有しており、これらの空間に御飯や惣菜を詰めて容器本体の一側縁又は蓋体の一側縁に設置される閉塞板を回動すると容器本体又は蓋体が閉塞される。そして、蓋体を回動して容器本体を閉蓋すると、容器本体と蓋体それぞれに食品が充填された弁当となる。なお、容器本体又は蓋体に収容された食品は閉塞板によって脱落することなく容器本体又は蓋体内に収容可能となる。したがって、従来の蓋体の空間を無駄することなく収容空間を形成することによって弁当容器の収容効率を高め、また、容器の載置や展示場所の削減を可能にしている。
実登第3102884号 実開平2−111323号公報 実開平6−25137号公報
しかしながら、上述の従来技術である特許文献1に開示された考案は、逆L字形状とL字形状の係合手段を単に上下方向に挿脱して複数の容器を連結しており、係合面の接触面積も小さく摩擦力が作用しにくいので容器間の連結力が弱く、上下方向に簡単に外れてしまうという課題があった。また、水平方向の回転に対してもこれらの係合は弱いという課題もあった。
また、特許文献2に開示された考案においては、展開状態における連結部材は屈曲して撓み易いので、水平方向の安定感がないという課題があった。また、本考案は所謂使い捨ての弁当容器に適しており、繰り返し使用する弁当容器に適用した場合は洗浄し難い構造であり衛生的でないという課題もあった。
そして、特許文献3に開示された考案では、容器本体と蓋体は回動自在に連結されているが、この連結は容器本体と蓋体を単に連結しているに過ぎず、容器本体が蓋体をその収容物を含めて支持したり、逆に、蓋体が容器本体をその収容物を含めて支持したりすることができないので、片手で容器本体と蓋体の両方を把持することが困難であるという課題があった。
本考案はかかる従来の事情に対処してなされたものであり、簡単な構造で複数の弁当容器を強固に連結する連結式弁当容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の考案である連結式弁当容器は、調理された食物を収容可能な少なくとも2の容器であって、この少なくとも2の容器のそれぞれは、少なくとも互いに掛合可能な受け部又は掛け部を有し、受け部及び掛け部は容器の側面に設置され、受け部は、側部と前部と底部を備えて側部と前部と底部に囲繞される掛止部を形成し隙間溝を介して対称に配置される一対で構成され、掛け部は、側部と前部を備えて対称に配置され掛止部に挿脱可能な一対で構成されるものである。
このような構成の連結式弁当容器によれば、少なくとも2の容器は、それぞれの容器の側部に設置される受け部又は掛け部を互いに掛合することによって連結されるという作用を有する。また、受け部には掛け部が挿脱可能な掛止部が形成され、この掛止部に掛け部が挿入されると受け部及び掛け部を各々構成する前部同士が接触して摩擦力を生じるように作用する。
また、請求項2記載の考案は、請求項1記載の連結式弁当容器において、受け部及び/又は掛け部は、容器に着脱自在に設置されるものである。
このような構成の連結式弁当容器においては、請求項1に記載の考案の作用に加えて、容器と、受け部及び/又は掛け部とが分離されるように作用する。
そして、請求項3記載の考案は、請求項1又は請求項2に記載の連結式弁当容器において、容器の上縁部は、容器の下面部に嵌合可能な溝部を備えて積載可能に形成されるものである。
このような構成の連結式弁当容器においては、請求項1又は請求項2に記載の考案の作用に加えて、容器の下面部を容器の上縁部の溝部に嵌合することによって複数の容器が安定して積載されるように作用する。
また、請求項4記載の考案は、請求項1又は請求項2に記載の連結式弁当容器において、容器は開閉可能な蓋を備え、この蓋は容器の下面部に嵌合可能な溝部を備えて積載可能に形成されるものである。
このような構成の連結式弁当容器においては請求項1又は請求項2に記載の考案の作用に加えて、蓋は容器の開口を閉蓋するように作用し、また、蓋の溝部では容器の下面部を嵌合して複数の容器が安定して積載されるように作用する。
そして、請求項5記載の考案は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の連結式弁当容器において、調味料を注入可能な補助容器であって、容器の受け部に掛合可能な掛け部を備える補助容器を具備するものである。
このような構成の連結式弁当容器においては請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の考案の作用に加えて、補助容器は調味料を注入可能とし、また、補助容器の掛け部と容器の受け部が掛合して補助容器と容器が連結されるという作用を有する。
また、請求項6記載の考案は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の連結式弁当容器において、食事用具を保持可能な食事用具固定部材であって、容器の受け部に掛合可能な掛け部を備える食事用具固定部材を具備するものである。
このような構成の連結式弁当容器においては請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の考案の作用に加えて、食事用具固定部材は箸等の食事用具を保持するように作用し、また、食事用具固定部材の掛け部と容器の受け部が掛合して食事用具固定部材は容器に連結されるという作用を有する。
また、請求項7記載の考案は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の連結式弁当容器において、飲料容器を保持可能な飲料容器固定部材であって、容器の受け部に掛合可能な掛け部を備える飲料容器固定部材を具備するものである。
このような構成の連結式弁当容器においては請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の考案の作用に加えて、飲料容器固定部材は飲料容器を保持するように作用し、また、飲料容器固定部材の掛け部が容器の受け部と掛合して飲料容器固定部材は容器に連結されるという作用を有する。
最後に、請求項8記載の考案は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の連結式弁当容器において、容器の側面と他の弁当容器の側面を挟持可能なクリップ状部材であって、容器の受け部又は掛け部に掛合可能な掛け部又は受け部を備えるクリップ状部材を具備するものである。
このような構成の連結式弁当容器においては請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の考案の作用に加えて、クリップ状部材は容器の側面と他の弁当容器の側面を挟持するように作用し、また、設置される掛け部又は受け部が容器の受け部又は掛け部と掛合して容器に連結されるという作用を有する。
以上説明したように、本考案の請求項1に記載の連結式弁当容器においては、受け部と掛け部を掛合させることによって簡単に複数の容器を連結できるので、多段式の弁当容器においては複数の弁当容器が分離することなく一体化させて取り扱うことができる。したがって、弁当容器を載置する適当な場所がない場合は連結した複数の弁当容器を片手で把持して喫食することが可能となる。また、受け部と掛け部は、接触面が大きく十分に摩擦力が作用するのでこれらの掛合は強固なものとなる。
また、本考案の請求項2に記載の連結式弁当容器においては、受け部と掛け部が容器に対して着脱自在であるので、洗浄時には取り外して洗浄すると受け部と掛け部の細部についても洗浄がいき届き衛生的である。また、受け部又は掛け部が破損した場合でも交換が可能となる。
そして、本考案の請求項3に記載の連結式弁当容器においては、複数の容器を安定して積載することができるので、積載した容器が落下することがなく携帯時や収納時に便利である。
また、本考案の請求項4に記載の連結式弁当容器においては、請求項3に記載の連結式弁当容器と同様に、複数の容器を安定して積載することができるとともに、容器の開口部を蓋で閉蓋できるので収容物を容器内に収め易い。
そして、本考案の請求項5に記載の連結式弁当容器によれば、容器に調味料を注入可能な補助容器を連結できるので、調味料を必要とする食品に簡単に調味料を浸けることができ、より美味に喫食することができる。
また、本考案の請求項6に記載の連結式弁当容器においては、箸等の食事用具を保持可能な食事用具固定部材を容器に連結できるので、食事用具を保持させると食事用具を把持する手が自由になり食事以外の動作を行うことができる。
また、本考案の請求項7に記載の連結式弁当容器においては、飲料容器を保持可能な飲料容器固定部材を容器に連結できるので、飲料容器を載置する場所がなくても飲料容器を安定して保持することができ、飲料を飲みながら喫食することができる。
最後に、本考案の請求項8に記載の連結式弁当容器においては、受け部又は掛け部を設置していない弁当容器についてもクリップ状部材を用いることによって容器に連結することができ、果物等を別容器に詰めた場合や市販の惣菜等を購入した場合などにおいて、これらの容器を連結して快適に喫食することができる。
以下に、本考案の最良の実施の形態に係る連結式弁当容器を図1乃至図9を参照しながら説明する。
図1は、本考案の本実施の形態に係る連結式弁当容器の概念図である。
図1において、連結式弁当容器1は、二段式の弁当容器であり、下段になる第1の容器2と上段になる第2の容器3の二つの容器を備えている。そして、第1の容器2の側面には一対の受け具6が二対並設され、一方、第2の容器3の側面には第1の容器2の一対の受け具6に掛合可能な一対の掛け具7が二対並設されている。これらの受け具6と掛け具7の詳細な構造及び掛合方法については後述するが、受け具6と掛け具7を掛け合わせることによって第1の容器2と第2の容器3を連結することができる。なお、一対の受け具6及び一対の掛け具7は、いずれも一の側面に二対設置されているが、設置数や設置面については特に限定されず、一の側面に一対或いは三対以上設置したり、二の側面に各々一対或いは三対以上設置したりすることができる。また、一つの容器において異なる側面に一対の受け具6と一対の掛け具7を各々設置することもできる。
そして、第1の容器2の上縁部には溝4が形成されており、この溝4には第2の容器3の下面部が嵌合し、第1の容器2上に第2の容器3が安定して積載できるようになっている。また、第2の容器3は、第2の容器3の開口部を覆う蓋5を具備している。
なお、連結式弁当容器1に用いられる材料は特に限定されないが、プラスチック、アルミニウム及び漆器等である。
ここで、第1の容器と第2の容器の積載について図2を用いて説明する。
図2は、本実施の形態に係る連結式弁当容器を積載した状態を示す概念図である。なお、図2において、図1に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図2において、第2の容器3は第1の容器2の上部に積載されており、第2の容器3の下面部は第1の容器2の上縁部に形成される溝4に嵌合している。したがって、第2の容器3は多少振動しても第1の容器2から落下することなく積載された状態を安定して保持することができる。
なお、本実施の形態においては、第1の容器2に蓋を設置していないが、第1の容器2においても第2の容器3の蓋5のように開口部を覆う蓋を設置することができ、この場合、蓋の上面に第2の容器3の下面部が嵌合できるように凹状の溝を形成すると、第1の容器2と第2の容器3を安定して積載することができる。
また、第1の容器2と第2の容器3の容器の大きさを変えていずれか一方の容器に他方の容器が収納可能な入れ子式にすると、不使用時や喫食後にコンパクトになるので収納場所を取らなかったり、携帯しやすくなったりするので便利である。
次に、受け具と掛け具の構造について図3を用いて詳細に説明する。
図3は、(a)は本実施の形態に係る連結式弁当容器の受け具の概念図であり、(b)は同じく連結式弁当容器の掛け具の概念図である。
まず、図3(a)において、受け具6は、隙間溝11を隔てて左右対称に配置される一対の受け具材6a,6bで構成されており、これらの受け具材6a,6bは、第1の容器の側面に立設される側壁8a,8bと、この側壁8a,8bに互いに内向きに垂設される前壁9a,9bを有しており、また、図示していないが、側壁8a,8bと前壁9a,9bの下面には底板が各々設置されている。そして、受け具材6a,6bは、側壁8a,8b、前壁9a,9b及び底板で囲繞される掛止領域10a,10bを形成している。
次に、図3(b)において、掛け具7は、受け具6と同様に左右対称に配置される一対の掛け具材7a,7bで構成されており、これらの掛け具材7a,7bは第2の容器の側面に立設される側壁12a,12bと、この側壁12a,12bに互いに外向きに垂設される前壁13a,13bを有している。なお、側壁12aと側壁12bの幅は、受け具材6a,6bの隙間溝11の幅よりも小さくなるように配置されている。
そして、掛け具材7a,7bを受け具材6a,6bの上方から挿入すると、掛け具材7a,7bの側壁12a,12bが隙間溝11に沿って下方へスライド移動しながら、前壁13a,13bが掛止領域10a,10bに内挿される。そして、掛け具材7a,7bは前壁13a,13bが受け具材6a,6bの底板に当接して停止して、受け具材6a,6bと掛け具材7a,7bが掛合されるようになっている。
続いて、第1の容器と第2の容器の連結方法について図4を用いて説明する。
図4(a)及び(b)は本実施の形態に係る連結式弁当容器を連結する方法を示す概念図であり、(c)は同じく連結式弁当容器の連結部分の断面図であり、(d)は同じく連結式弁当容器を連結した状態を示す概念図である。
図4(a)において、連結式弁当容器1は第1の容器2と第2の容器3に分離した未連結の状態であり、これらの第1の容器2及び第2の容器3を連結するには、まず、第2の容器3の掛け具7を第1の容器2の受け具6の上方になるようにする。そして、前述したように、掛け具7の前壁を受け具6の掛止領域に挿入する。掛け具7の前壁が受け具6の底板に当接すると受け具6と掛け具7の掛合は完了し、図4(b)に示すように第1の容器2と第2の容器3は同一平面上に連結される。
ここで、図4(c)において、受け具と掛け具の掛合時の断面をみると、受け具材6a,6b及び掛け具材7a,7bの断面はいずれも略同一のL字形状であり、受け具材6a,6bと掛け具材7a,7bは互いに向きを変えて掛け合わされている。そして、掛け具材7a,7bは、前後方向には受け具材6a,6bの前壁9a,9bの第1の容器2側の面と第1の容器2の側面に接し、左右方向には受け具材6a,6bの側壁8a,8bに接し、また、下方向には図示していないが受け具材6a,6bの底板に接しており、前後左右及び下方向への動きが規制されて、受け具材6a,6bに確実に掛合されている。特に、受け具材6a,6bの前壁9a,9bと掛け具材7a,7bの前壁13a,13bが広面積で接触するので、これらの接触によって摩擦力が生じ、受け具と掛け具の掛合は容易には外れないものになっている。
次に、図4(d)において、連結された第1の容器2と第2の容器3は隣接して同一平面上にある。したがって、使用者は第1の容器2のみを把持すると、第2の容器3を支えなくても同時に二つの容器を把持することができる。なお、連結した第1の容器2と第2の容器3において受け具が設置される第1の容器2を把持すると、第2の容器3の自重や収容物の重みによって前述の受け具と掛け具の掛合において前後方向に力がかかり、受け具と掛け具の前壁同士の接触による摩擦力が十分に作用するので受け具と掛け具の掛合はより強固なものとなり、第1の容器2と第2の容器3の連結が外れることはない。逆に、掛け具が設置される第2の容器3を把持しても同様の作用によって受け具と掛け具の掛合が外れることはないので、使用者は連結されたいずれの容器を把持しても同時に二つの容器を持ち上げることができる。但し、受け具が設置された第1の容器2を把持する方がより安定している。
なお、図4(b)あるいは(d)に示されるような連結された状態で、隣接する第1の容器2と第2の容器3の側面に、隣接して連結されると1つのイラストや図形や文字などが完成するような模様、図柄を付しておいてもよい。図形の例としては、ハート型やキャラクターのイラストなどがある。装飾性を高めて楽しい雰囲気を作ると同時に食欲を増進させることができる。また、年少の利用者による連結動作の補助教材としても利用することができる。
続いて、連結式弁当容器の変形例について図5を用いて説明する(特に、請求項2に対応)。
図5は、本実施の形態に係る連結式弁当容器の変形例を示す概念図である。なお、図5において、図1に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図5において、連結式弁当容器1は、二対の受け具6と二対の掛け具7が各々第1の容器2と第2の容器3に着脱自在に構成されたものである。二対の受け具6は受け具固定帯14に固設されており、この受け具固定帯14は、二本の金属線で形成され、第1の容器2の側周面に沿った形状に予め屈曲されて第1の容器2に固定されている。一方、二対の掛け具7も同様に、二本の金属線が第2の容器3の側周面に沿った形状に屈曲された掛け具固定帯15に固設されている。受け具固定帯14及び掛け具固定帯15の第1の容器2及び第2の容器3への固定手段は、第1の容器2及び第2の容器3から容易に外れないものであれば特に限定されるものではなく、例えば、バックル等を用いることができる。また、受け具固定帯14及び掛け具固定帯15は二本の金属線以外にも幅太にした一本の金属帯やプラスチック製や布製の帯体等を用いることができる。
このように受け具6及び掛け具7を着脱自在に設置すると、連結式弁当容器1の使用後の洗浄時において受け具6及び掛け具7を容器から取り外して洗浄することができるので、受け具6及び掛け具7の細部を洗浄可能となり衛生的である。また、受け具6又は掛け具7が破損した場合は交換可能となり、経済的である。
次に、本実施の形態に係る連結式弁当容器の付属品について図6乃至図9を用いて説明する(特に、請求項5乃至請求項8に対応)。
図6は、本実施の形態に係る連結式弁当容器の補助容器を示す概念図である。
図6において、補助容器16は、仕切り17を隔てて調味料を注入可能な皿部18a,18bと、この皿部18a,18bの側壁19に設置される一対の掛け具7を備えている。補助容器16に設置される一対の掛け具7は、図1に示した第1の容器2の一対の受け具6に掛合可能に形成されているので、連結式弁当容器において第1の容器又は第2の容器に一対の受け具を設置し、この一対の受け具に掛合させると、第1の容器又は第2の容器に補助容器16を連結することができる。
したがって、使用者は、連結式弁当容器を用いた弁当を喫食する際には、補助容器16の皿部18a,18bに醤油、ソースやマヨネーズ等の調味料を注入すると、第1の容器又は第2の容器に収容された惣菜にこれらの調味料を浸けながら喫食することができる。
次に、図7は、本実施の形態に係る連結式弁当容器の箸たてを示す概念図である。
図7において、箸たて20は、箸を嵌合可能な一対の箸孔22a,22bが形成される受板21と一対の掛け具7が設置される側板23を備えている。箸たて20の一対の掛け具7は、図1に示した第1の容器2の一対の受け具6に掛合可能であり、連結式弁当容器の第1の容器又は第2の容器に設置される一対の受け具に掛合すると、第1の容器又は第2の容器に箸たて20を連結することができる。
したがって、使用者は、連結式弁当容器に箸たて20を連結すると、箸を箸たて20の箸孔22a,22bに嵌めて固定することができるので、特に、弁当を載置する場所がなく、片手で弁当を把持し、もう一方で箸を持って喫食する場合には、箸を箸たて20に置くと利き手が自由になるので、お茶等を飲んだりするような様々な動作ができるので極めて便利である。なお、図7において、箸を保持する手段は箸孔22a,22bに限定されず、箸を保持可能な形状であればよい。また、箸以外にもフォークやスプーン等の食事用具を保持するように形成することもできる。
次に、図8は、本実施の形態に係る連結式弁当容器のドリンクホルダーを示す概念図である。
図8において、ドリンクホルダー24は、缶やペットボトル等の飲料容器の底部を載置して保持する載置リング25と同じく飲料容器の上部を保持する保持リング26と、載置リング25と保持リング26を連結し一対の掛け具7が設置される支柱27を備えている。また、載置リング25と保持リング26は支柱27に枢設されており、不使用時にはこれらのリングを回動するとコンパクトに折り畳むことができる。そして、ドリンクホルダー24に設置される一対の掛け具7は、前述の補助容器及び箸たてと同様に、連結式弁当容器の第1の容器又は第2の容器に設置される一対の受け具に掛合可能であり、第1の容器又は第2の容器にドリンクホルダー24を連結することができる。したがって、使用者は、連結式弁当容器にドリンクホルダー24を連結しておくと、不安定な飲料容器を保持する場所を確保することができる。
最後に、図9は、本実施の形態に係る連結式弁当容器のクリップ状部材を示す概念図である。
図9において、クリップ状部材28は、断面が略コの字形状で容器の側壁等を挟持する一対の挟持板29a,29bと、一の挟持板29aに設置される一対の受け具6を備えている。このクリップ状部材28は、一対の挟持板29a,29bの間に容器の側壁を挿入すると、容器の側壁を挟持して固定される。そして、一対の受け具6は、図1に示した第2の容器3の一対の掛け具7や、図6乃至図8に示した各種付属品に設置される一対の掛け具7と掛合可能であるので、容器の側壁にクリップ状部材28を挟んでおくと、一対の掛け具を備える容器や付属品を連結することができる。したがって、使用者は、一対の受け具6が設置されていない手持ちの容器等にもクリップ状部材28を用いることによって、一対の掛け具を備える容器等を連結することができる。なお、クリップ状部材28において、一対の受け具6に代わって一対の受け具6に掛合可能な一対の掛け具を設置することも可能であり、この場合、クリップ状部材28は一対の受け具6を備える容器等を連結することが可能となる。
以上説明したように、請求項1乃至請求項8に記載された本考案は、受け部と掛け部を掛合させて簡単かつ確実に容器等を連結できる連結式弁当容器を提供可能であり、一般家庭等において利用可能である。
本考案の本実施の形態に係る連結式弁当容器の概念図である。 本実施の形態に係る連結式弁当容器を積載した状態を示す概念図である。 (a)は本実施の形態に係る連結式弁当容器の受け具の概念図であり、(b)は同じく連結式弁当容器の掛け具の概念図である。 (a)及び(b)は本実施の形態に係る連結式弁当容器を連結する方法を示す概念図であり、(c)は同じく連結式弁当容器の連結部分の断面図であり、(d)は同じく連結式弁当容器を連結した状態を示す概念図である。 本実施の形態に係る連結式弁当容器の変形例を示す概念図である。 本実施の形態に係る連結式弁当容器の補助容器を示す概念図である。 本実施の形態に係る連結式弁当容器の箸たてを示す概念図である。 本実施の形態に係る連結式弁当容器のドリンクホルダーを示す概念図である。 本実施の形態に係る連結式弁当容器のクリップ状部材を示す概念図である。
符号の説明
1…連結式弁当容器 2…第1の容器 3…第2に容器 4a…上縁部 4b…溝 5…蓋 6…受け具 6a,6b…受け具材 7…掛け具 7a,7b…掛け具材 8a,8b…側壁 9a,9b…前壁 10a,10b…掛止領域 11…隙間溝 12…側壁 13…前壁 14…受け具固定帯 15…掛け具固定帯 16…補助容器 17…しきり 18a,18b…皿部 19…側壁 20…箸たて 21…受板 22a,22b…箸孔 23…側板 24…ドリンクホルダー 25…載置リング 26…保持リング 27…支柱 28…クリップ状部材 29a,29b…挟持板

Claims (8)

  1. 調理された食物を収容可能な少なくとも2の容器であって、この少なくとも2の容器のそれぞれは、少なくとも互いに掛合可能な受け部又は掛け部を有し、前記受け部及び掛け部は前記容器の側面に設置され、前記受け部は、側部と前部と底部を備えて前記側部と前記前部と前記底部に囲繞される掛止部を形成し隙間溝を介して対称に配置される一対で構成され、前記掛け部は、側部と前部を備えて対称に配置され前記掛止部に挿脱可能な一対で構成されることを特徴とする請求項1記載の連結式弁当容器。
  2. 前記受け部及び/又は前記掛け部は、前記容器に着脱自在に設置されることを特徴とする請求項1記載の連結式弁当容器。
  3. 前記容器の上縁部は、前記容器の下面部に嵌合可能な溝部を備えて積載可能に形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の連結式弁当容器。
  4. 前記容器は開閉可能な蓋を備え、この蓋は前記容器の下面部に嵌合可能な溝部を備えて積載可能に形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の連結式弁当容器。
  5. 調味料を注入可能な補助容器であって、前記容器の前記受け部に掛合可能な掛け部を備える補助容器を具備することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の連結式弁当容器。
  6. 食事用具を保持可能な食事用具固定部材であって、前記容器の前記受け部に掛合可能な掛け部を備える食事用具固定部材を具備することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の連結式弁当容器。
  7. 飲料容器を保持可能な飲料容器固定部材であって、前記容器の前記受け部に掛合可能な掛け部を備える飲料容器固定部材を具備することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の連結式弁当容器。
  8. 前記容器の側面と他の弁当容器の側面を挟持可能なクリップ状部材であって、前記容器の前記受け部又は前記掛け部に掛合可能な掛け部又は受け部を備えるクリップ状部材を具備することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の連結式弁当容器。
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JP2015003014A (ja) * 2014-06-16 2015-01-08 有限会社エコー商事 弁当箱
KR20190002503U (ko) * 2019-09-30 2019-10-08 김수길 도시락 용기

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