JP3143660U - 弁当販売用リヤカー - Google Patents

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光雄 須藤
香里 須藤
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株式会社日食商事
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Abstract

【課題】購入者から弁当が見え易く、販売者も販売し易い弁当販売用リヤカーを提供する。
【解決手段】リヤカーの側面フレームを形成する枠杆2の上縁部2aに着脱自在に取付けられる弁当収納枠体20及びポット載置枠体30と、ポット載置枠体30の前方で該ポット載置枠体30に載置されたポット52の湯出口の下方に設けられたカップ載置部40とを有する。弁当収納枠体20には、枠杆2の上縁部2aに係合する係合部21が形成され、ポット載置枠体30には、上端に枠杆2の上縁部2aに掛ける掛け部31が形成され、下端にポット52を載置するポット載置部が形成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、弁当販売用リヤカーに関する。
近年、会社や工場、競技場などの近くの路上で弁当を販売する場合、後方が開く小型車で運搬して販売している。小型車の場合は、後方を開けて荷台に並べた弁当を販売するので、一部の販売しか見えなく、商品のアピール度が低い。
この点、リヤカーは小回りが効くと共に、販売物が一目瞭然と判るので、単なる物の運搬のみではなく、物の販売として、一般的に野菜や魚などを載せて販売している。そこで、小型車に折り畳みリヤカーを積んで運搬し、販売する場所で折り畳みリヤカーの荷台に弁当を載せて販売することが考えられる。
折り畳みリヤカーとして、例えば特許文献1が挙げられる。この構造を図5により簡単に説明する。角パイプからなる下縁杆1と枠杆2とから形成された左右の側面フレームの下縁杆1の中央部外側には、それぞれ車輪用補助杆3を溶接固定してその内側にそれぞれ車輪4が取付けてある。そして、これら左右の側面フレームを対向させて、それぞれの下縁杆1、1同士を荷台板5で連結し、枠杆2の前端及び後端の立上がり部にそれぞれ縦杆6、6を溶接固定し、コ字状の横杆7、7の一端をそれぞれ着脱自在に嵌挿している。枠杆2の前端の立上がり部には、ハンドル用縦杆9、9が溶接固定され、このハンドル用縦杆9、9にハンドル杆10の後端を嵌挿させている。
特開平8−40275号公報(特許第2941174号公報)
リヤカーであると、回りから荷台上の弁当が一目瞭然と判り、アピール度も高い。しかし、弁当を単に荷台に載せたのみでは、購入者は上方から覗き込まなければならなく、また販売者も販売しにくい。
本考案の課題は、購入者から弁当が見え易く、販売者も販売し易い弁当販売用リヤカーを提供することにある。
上記課題を解決するための本考案の請求項1は、リヤカーの側面フレームを形成する枠杆の上縁部に着脱自在に取付けられる弁当収納枠体を有し、前記弁当収納枠体には、前記枠杆の上縁部に係合する係合部が形成されていることを特徴とする。
上記課題を解決するための本考案の請求項2は、リヤカーの側面フレームを形成する枠杆の上縁部に着脱自在に取付けられる弁当収納枠体及びポット載置枠体とを有し、前記弁当収納枠体には、前記枠杆の上縁部に係合する係合部が形成され、前記ポット載置枠体には、上端に前記枠杆の上縁部に掛ける掛け部が形成され、下端にポットを載置するポット載置部が形成されていることを特徴とする。
上記課題を解決するための本考案の請求項3は、リヤカーの側面フレームを形成する枠杆の上縁部に着脱自在に取付けられる弁当収納枠体及びポット載置枠体と、前記ポット載置枠体の前方で該ポット載置枠体に載置されたポットの湯出口の下方に設けられたカップ載置部とを有し、前記弁当収納枠体には、前記枠杆の上縁部に係合する係合部が形成され、前記ポット載置枠体には、上端に前記枠杆の上縁部に掛ける掛け部が形成され、下端にポットを載置するポット載置部が形成されていることを特徴とする。
リヤカーの上方部に弁当が並べられるので、弁当の内容が一目瞭然と判り、アピール度が高い。この場合、弁当を自然な目線で認識できると共に、販売者も自然な姿勢で受け渡しできる。またリヤカーにはポットが載置されたポット載置枠体をセットすることにより、例えばカップ製品をカップ載置部上に載置し、ポットによってお湯を容易に継ぐことができる。
本考案の弁当販売用リヤカーの一実施の形態を図1乃至図4により説明する。本実施の形態は、リヤカーとして、図5に示す折り畳みリヤカーに適用した場合を示す。そこで、図5と同じ部材及び部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施の形態は、図2に示すように、枠杆2の上縁部2aに、弁当収納枠体20とポット載置枠体30とが着脱自在に取付け可能となっている。
弁当収納枠体20は、図1乃至図3に示すように、多数の弁当50を収納して運搬する一般に用いられている弁当収納箱51を載置する大きさの箱型の矩形形状に形成されている。弁当収納枠体20の下面の短辺方向には、枠杆2の上縁部2aの内側に係合する係合部21が下方に突出して形成されている。係合部21は弁当収納枠体20の内部を内側に折り曲げて形成されており、係合部21の内側は矩形形状の穴22が形成されている。
ポット載置枠体30は、図1、図2及び図4に示すように、上端に枠杆2の上縁部2aに上方より掛け吊るす掛け部31が形成され、下端にポット52を載置すると共にポット52が落ちないように周囲を枠体32で囲ったポット載置部33が形成されている。ポット載置部33の前方には、カップ載置部40が設けられている。
カップ載置部40は次のような構造となっている。ポット載置部33の下端には、前方に伸びて上方に立ち上がったL字形状のカップ保持枠固定板41が固定されており、カップ保持枠固定板41の上端には十字形状のカップ支持板42が固定されている。カップ支持板42には、垂直に配設された複数個の支持板43が固定されており、この支持板43上にはリング状のカップ保持板44が固定されている。ここで、カップ載置部40はポット載置枠体30のポット載置部33にポット52を載置した場合、ポット52の湯出口の下方に設けられている。
次ぐに作用について説明する。弁当50を販売する場所で折り畳みリヤカーを組み立て、図2に示すように、枠杆2の上縁部2aに弁当収納枠体20の係合部21が係合するように載置する。そして、図1に示すように、弁当収納枠体20に弁当50を収納した弁当収納箱を載置する。ここで、図1には、弁当50は図示上、単に箱型で示したが、弁当50は上面が透明なビニールシートで覆われ、弁当50の内容が見えるようになっている。また図2に示すように、ポット載置枠体30の掛け部31を枠杆2の後方部の上縁部2aに掛けて吊るす。そして、図1に示すように、ポット載置枠体30のポット載置部33にポット52を載置する。なお、図1及び図2には、ポット載置部33が枠杆2の外側になるように配設したが、ポット載置部33が枠杆2の内側になるように配設してもよいことは言うまでもない。
上記実施の形態で弁当50を販売する場合、荷台板5上は空間となる。そこで、この空間を有効活用するには、例えばおかずと御飯とが別になっている場合には、弁当収納箱にはおかずの弁当50を置き、荷台板5上には御飯が入った米櫃を置く。またカップラーメン、カップ味噌汁、コーヒー、紅茶などのカップ製品53を置く。
このように、リヤカーの上方部に弁当50が並べられているので、弁当50の内容が一目瞭然と判り、アピール度が高い。この場合、弁当50を自然な目線で認識できると共に、販売者も自然な姿勢で受け渡しできる。またリヤカーにはポット52が載置されたポット載置枠体30をセットすることにより、例えばカップ製品53をカップ支持板42上に載置し、ポット52によってお湯を容易に継ぐことができる。
上記実施の形態においては、折り畳みリヤカーに適用した場合について説明したが、折り畳みリヤカーでないリヤカーにも適用できることは言うまでもない。折り畳みリヤカーの場合は小型車に積んで移動する場合に便利であるが、折り畳みリヤカーでなくてもよいことは言うまでもない。また弁当収納枠体20の係合部21は、枠杆2の上縁部2aの内側に係合するように形成したが、係合部21を枠杆2の上縁部2aの外側に係合するようにしてもよい。
また上記実施の形態においては、弁当収納枠体20に弁当50を収納した弁当収納箱を載置した場合について説明した。しかし、弁当収納枠体20の内部に穴22を塞ぐ板を載置し、弁当50を弁当収納枠体20上に直接並べてもよい。また弁当収納枠体20に穴22を形成しなく、弁当収納枠体20に弁当50を収納した弁当収納箱を載置しても、また弁当50を直接並べてもよい。またカップ載置部40は設けなく、カップ製品53は手で持ってポット52より直接湯を注いでもよい。しかし、カップ載置部40を設けると、より便利であることは言うまでもない。
本考案の弁当販売用リヤカーの一実施の形態の使用状態を示す斜視図である。 図1の弁当収納箱及びポットを載置する前の斜視図である。 弁当収納枠体を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。 ポット載置枠体を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。 折り畳みリヤカーの一例を示す斜視図である。
符号の説明
2 枠杆
2a 上縁部
20 弁当収納枠体
21 係合部
30 ポット載置枠体
31 掛け部
32 枠体
33 ポット載置部
40 カップ載置部
50 弁当
51 弁当収納箱
52 ポット
53 カップ製品

Claims (3)

  1. リヤカーの側面フレームを形成する枠杆の上縁部に着脱自在に取付けられる弁当収納枠体を有し、前記弁当収納枠体には、前記枠杆の上縁部に係合する係合部が形成されていることを特徴とする弁当販売用リヤカー。
  2. リヤカーの側面フレームを形成する枠杆の上縁部に着脱自在に取付けられる弁当収納枠体及びポット載置枠体とを有し、前記弁当収納枠体には、前記枠杆の上縁部に係合する係合部が形成され、前記ポット載置枠体には、上端に前記枠杆の上縁部に掛ける掛け部が形成され、下端にポットを載置するポット載置部が形成されていることを特徴とする弁当販売用リヤカー。
  3. リヤカーの側面フレームを形成する枠杆の上縁部に着脱自在に取付けられる弁当収納枠体及びポット載置枠体と、前記ポット載置枠体の前方で該ポット載置枠体に載置されたポットの湯出口の下方に設けられたカップ載置部とを有し、前記弁当収納枠体には、前記枠杆の上縁部に係合する係合部が形成され、前記ポット載置枠体には、上端に前記枠杆の上縁部に掛ける掛け部が形成され、下端にポットを載置するポット載置部が形成されていることを特徴とする弁当販売用リヤカー。
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