JP3956006B2 - 物品収納箱 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は物品、たとえば茶碗,スープ皿,ディッシュ,カップ,スプーン,フォーク等を一組にして詰め合わせた食器セットなどの容器を収納する収納箱に関し、特に箱内の容積に対して収納される物品以外の空間領域が占める割合(空間容積率)を低減することを図った物品収納箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種の物品、とくにコップ,皿,スプーン,フォークなどの飲食用容器のセット、或いは鍋,ザル,食器入れ,包丁などの調理用容器セットなど、主として一定の体積を有する容器類などを詰め合わせたセット商品は、例えば、店頭では、一つの箱内に収納されて展示され販売されている。通常、このような場合、コップ、皿、スプーンなどの容器を収納する際には箱の中で重ねて収納している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように、箱の中に各容器を重ねるようにして収納すると、下側の容器は上側の容器に隠されてしまって、個々の容器の全体を外部から把握することができない。全食器を全て見えるようにするには、箱の中に各物品を縦横に並べて収納できるよう箱を大きく形成する必要があるが、箱の容積が大きくなるため、紙資源を多く用いることになり、資源の浪費という問題がある。また、このような箱においては、容器を一個ずつ縦横に並置して収納するため、箱の容積に対して収納される容器以外の空間領域が占める割合、即ち、空間容積率が高くなり大型化してしまって材料費や輸送費等のコストが高くなるという問題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するために創作されたものであり、箱のサイズを小型にすることにより空間容積率を低減して省資源化を図り、かつ、低コスト化を図ることができる物品収納箱を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、基底部と側壁部によって画成された開口部を有する2つのケースの各々に少なくとも1個以上の物品、とくに容器を保持させ、一方のケースと他方のケースの開口部同士を重ね合わせることによって該物品を箱状で収納するようにした物品収納箱であって、
前記一方のケースに保持される物品の少なくとも1個が、該一方のケースの側壁部の高さ以上の高さで保持され、前記2つのケースの開口部同士を重ね合わせた際に、前記一方のケースに保持される前記1個の物品の少なくとも一部が前記他方のケースに保持される物品の凹部に嵌入されることにより該物品同士の合計高さが前記2つのケースの各側壁部の合計高さ以下に設定されるように配置され、2つのケースは、基底部に敷設され、物品の外形状の輪郭に沿った形状より若干小径に形成された保持孔に物品の一部分を埋入させて保持する保持手段と、保持手段とそれに埋設された物品とで画成される輪郭形状に、物品が凹部を有する場合は凹部に沿って形成され、保持手段及び物品の全体を覆うように掛けられる透明カバーと、を各々有し、ケースを立たせた際にケースの中身が見えるように物品がケースに保持されることを特徴とする物品収納箱を提供するものである。
【0005】
また、本発明は、上記課題を解決するために、基底部と側壁部によって画成された開口部を有する2つのケースの各々に少なくとも1個以上の物品、とくに容器を保持させ、一方のケースと他方のケースの開口部同士を重ね合わせることによって該物品を箱状で収納するようにした物品収納箱であって、一方のケースに保持される物品の少なくとも1個が、この一方のケースの側壁部の高さ以上の高さで保持され、2つのケースを重ね合わせた際に、一方のケースに保持される1個の物品の少なくとも一部が他方のケースに保持される物品の凹部に嵌入されることにより該物品同士の合計高さが2つのケースの各側壁部の合計高さ以下に設定されるように配置することを特徴とする物品収納箱を提供するものである。
【0006】
以上の構成において、側壁部の高さは、一方のケースと他方のケースとで同じ高さになるように形成されていても良く、一方のケースと他方のケースとで異なる高さになるように形成されていても良い。前記2つのケースは、ヒンジを介して回動可能に連結されていることが好ましい。
なお、本発明において、物品とは、一定の容積を備え、少なくともその一つが一方のケースの側壁部以上の高さを有し、また、少なくとも他の一つが、好ましくは、貫通孔又は有底孔をもった凹部を有するものの組み合わせを指し、典型的には「容器」類がこれに含まれるので、以下の説明では、食器セットを例にとって容器と称することする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1及び図2はそれぞれ本発明の実施形態に係る物品収納箱(以下、単に収納箱と称する。)1を示す斜視図である。図1に示すように、収納箱1は、物品、とくに容器を収納するケース10a(左ケース)とケース10b(右ケース)とを備えて構成される。これらのケース10a,10bは互いに連結されて重ね合わさるようになっている。
【0008】
図1は各ケース10a,10b内に収納保持した容器類が見えるように、各ケースを左右に拡開した状態を示し、図2は各ケース10a,10bをその開口部同士を重ね合わせた状態を示している。
この収納箱1は、図1に示すように収納した商品を外部から全て見せることができるようになっており、各ケースを左右に所定角度で拡開して、例えば展示台の上に起立させることができるようになっている。
【0009】
図3は本発明の実施形態に係る収納箱1の分解斜視図であり、この図3に示すように、収納箱1は各ケース10a,10bごとに、台紙20a,20b,容器301 〜309 ,カバー40a,40b(図6参照)を備えて構成される。
【0010】
図3に示すように、各ケース10a,10bは、本実施の形態では同一形状に形成されており、正方形状の基底部11とその周縁から起立して立設された側壁部12とを備え、これら基底部11と周囲に立設した側壁部12により画成された開口部を有している。基底部11の周縁、即ち各辺から立設した各側壁部12同士は連結されている。また図1や図3に示すように、ケース10aとケース10bとは、側壁部12の上端縁を連結して構成されている。なお、基底部11は正方形のほか、長方形や円形など、任意の形状に形成されてよく、また、相似形状或いは蓋と箱本体との組み合わせであってもよい。
【0011】
収納箱を紙製で作る場合は、例えば側壁部12を、図4に示すように、外壁12aと、その上端から箱水平方向に延設された当接部12bと、その端縁から外壁12aに平行に基底部11表面まで延設された内壁12cとで構成する。なお、図4では、一方のケース10aに他方のケース10bを重ね合わせた状態を二点鎖線で示す。この図4に示すように各ケース10a,10bは、基底部11から内壁12cの上端までの高さがH1,H2(=H1)に設定されている。
【0012】
ケース10aとケース10bとは、それぞれ一つの側壁部12の上端、例えば外壁12aの上端が連結されている。
ここで、ケース10aとケース10bとは一枚の紙を型抜きして一体に形成されていてよく、この場合、各ケース10a,10b同士が連結する境界がインテグラルヒンジ13として一体的に形成され得る。また、これに代えて、別部材としてのヒンジ部材を用いて連結してもよく、或いは両ケースを連結すること無く独立して形成してもよい。
収納箱1は、インテグラルヒンジやヒンジ部材を境に、図1の矢印が示す方向に各ケース10a,10bを開閉できるようになっている。以下、インテグラルヒンジやヒンジ部材を総称してヒンジと称する。
【0013】
次に、収納箱1に収納される物品、すなわち容器について説明する。ここで、図1に示すように収納箱1にはランチ皿301 ,小皿302 ,307 ,コップ303 ,容器304 ,離乳皿305 ,スプーンやフォーク306 ,飯碗308 ,ストローマグ309 が収納されている。本例では、乳幼児向けの食器セットが図示されている。
ここで、本発明の実施形態に係る収納箱1の機能を説明する上で、ケース10aとケース10bとに収納される容器はそれぞれ異なるものであることを前提として説明する。
【0014】
一方のケース10aに保持される容器には、他方のケース10bに保持される容器が部分的に入り込むことができる凹部が形成されている。ここで一方のケース10aに保持される容器30aが凹部を有する皿であり、他方のケース10bに保持される容器30bがコップである場合を例示する。
図5(A)に示すように、皿30aを一方のケース10aに収納した際の皿30aの基底部11からの高さがH3であるとすると、図6に示すように皿30aの高さH3は、ケース10a,10bの内壁12bの合計高さH1+H2(図4参照)よりも低く設定される。
また、図5(B)に示すように、コップ30bを他方のケース10bに収納した際のコップ30bの高さをH4とすると、図6に示すようにコップ30bの高さH4はケース10a,10bの内壁の高さH1,H2よりも高く設定されている。なお、図5(B)においては、コップを横にしてケース10bに収納した状態を示すが、コップを立てて収納するようにしてもよい。
【0015】
そして、図5(C)に示すように、コップ30bが皿30aの凹部に差し込まれた状態における皿30a及びコップ30bとを重ね合わせた高さをH5とすると、図7に示すようにこの高さH5はケース10aとケース10bとが重ね合わさったときの収納箱1内の二つの内壁12cの合計高さH1+H2と同じかこれよりも低く設定される。
また、図5(D)に示すように、ケース10aとケース10bとが重ね合わさったときの収納箱1内の二つの内壁12cの合計高さH1+H2は、皿30aとコップ30bとを嵌合させずに単純に積み上げた高さH3+H4、よりも低く設定されている。
【0016】
本実施形態においては、上記のように一方の容器を皿30aとし、他方の容器をコップ30bとした場合を例示したが、その他の容器、例えば、調理用鍋と醤油差しなどであってもよい。なお、左ケース10aと右ケース10bとに収納される容器を入れ替えて収納するように構成してもよい。
【0017】
収納箱1内に収納する容器を保持するために、本実施の形態では台紙20a,20bが、ケース10a,10bの内壁に嵌合するように、基底部11に敷設されている。台紙20a,20bは、ケース10a,10bの基底部11と同形状の表部21を備えて構成されており、その表部21には容器が保持される保持孔22が穿設されている。この保持孔22は、容器の一部を埋入してこれをしっかりと保持し得るように、容器の外形状の輪郭に沿った形状に、かつ、この形状より若干小径に穿設される。
【0018】
さらに、台紙20a,20bは、表部21の周縁から下方へ垂下した側壁23を備えて構成される。台紙20a,20bの側壁23は、ケース10a,10bの側壁12の高さH1,H2よりも低く形成され、好ましくは側壁12の高さH1,H2の1/3〜1/2程度に形成される。
【0019】
ケース10aとケース10bとにそれぞれ敷設される台紙20a,20bは、収納する容器がそれぞれ異なるので、穿設される保持孔22の形状が異なる。台紙20aに穿設される保持孔22は、皿を保持する場合を例示すると、その凹部を外方へ向けて保持するように保持孔22が穿設される。また、ケース10bに敷設される台紙20bには、コップを保持するための保持孔22が穿設されている。
【0020】
台紙20a,20bは、図6,図7に示すように、対向する一対の側壁23,23を連結する裏部24を備えて構成されてもよい。また、台紙20a,20bが裏部24を備えている場合、上記したケース側壁の高さH1,H2は表部21と対向する裏部の上面から内壁12cの上端までの寸法とする。
【0021】
なお、本発明の実施形態に係る収納箱1は、台紙20a,20bの代わりに他の保持手段で構成されてもよい。例えば図8に示すように、各ケース10a,10bの基底部11を表部11aと裏部11bとの二重に構成し、その表部11aに容器を保持する保持孔11cを穿設して形成されていてもよく、またテープその他の接着手段を基底部11に取り付けて、容器を保持するようにしてもよい。なお、図8には、容器が保持孔11cに埋設されている状態を二点鎖線で示している。
【0022】
ここで、台紙20a,20bは、ケース10aとケース10bとが重ね合わさったときに、ケース10bに保持された容器30bの一部分がケース10aに保持された容器30aの凹部に入り込むようなそれぞれの対応位置に敷設される。例えば、図1において、一方のケース10aにはランチ301 がやや右上側に保持され、これに対応して、他方のケース10bのやや左上側にはストローマグカップ309 が配置されて、重ね合わせたときにランチ301 の凹部内にストローマグカップ309 が嵌入するような配置関係で保持されるように、台紙20a,20bには保持孔22が穿設される。
【0023】
さらに、本実施の形態では、図6や図7に示すように、容器30a,30bの上から、例えばポリスチレンで形成された透明のカバー40a,40bにて包囲されている。容器が凹部を有する場合はその凹部に沿ってカバーが掛けられる。カバー40a,40bは、台紙20a,20bに埋設された容器30a,30bが外れないように押さえるとともに、容器30a,30bと台紙20a,20bの全体を覆って、汚れや埃などが付着しないように保護している。そのために、カバー40a,40bは、台紙20a,20bとそれに埋設された容器とで画成される輪郭形状に形成するのが好ましい。また、カバー40a,40bは、台紙20a,20bに取り付けた際に、台紙20a,20bと容器30a,30bとに密着するように形成するのが好ましい。
【0024】
上記の如く構成された本発明の実施形態に係る収納箱1によれば、図1に示すように、ヒンジ13を中心に各ケース10a,10bをその中身が見えるように開くことができ、また、良く見えるように展示台などの上に立たせて載置することができる。
また、図2に示すように、各ケース10a,10bを重ね合わせたとき収納箱1内では、図7に示すように、ケース10bに収納された容器Bの一部分が、ケース10aに収納された容器Aの凹部に入り込んでいる。
【0025】
このように構成された収納箱1によれば、ヒンジ13を境に各ケース10a,10bを回動させることで、テーブルの上に立たせることができるとともに、各ケース10a,10bには各容器がそれぞれ並列に保持されているので、収納箱1に収納した各容器を全て外部から見せることができる。
【0026】
また、本発明の実施形態に係る収納箱1によれば、各ケース10a,10bを重ね合わせた際に、ケース10bに保持された容器30bが容器30aを保持したケース10a内に入り込み、容器30bの一部分を容器30aの凹部に入り込ませて重ね合わせて収納することができるので、収納箱1の空間容積率を従来の箱に比べて低くすることができる。従って、ケース1を紙を用いて構成する場合は、使用する紙の量を低減することができる。
【0027】
さらに、本発明の実施形態の収納箱1においては、空間容積率を低減できることにより、収納箱1全体の体積を小さく、即ち収納箱1をコンパクトに構成することができる。
【0028】
上記した収納箱1は、図1に示すように、各ケース10a,10b同士が当接する側壁部12の当接部12bに、係合手段として例えば面ファスナー60をそれぞれ備えて構成すれば、図2に示すようにケース10aとケース10bとを重ね合わせた際に、重ね合わせた状態を維持できる。
【0029】
上記説明においては、主にケース10aに凹部をもった容器30a、例えば皿が保持され、ケース10bに凸状の容器30b、例えばコップが保持される場合を説明したが、図7に示すように、収納箱1内に、それらの容器30a,30bとともに内壁12cの高さH1,H2よりも低い高さの他の容器30c,30dが保持されて、収納されてもよい。
【0030】
また、上記説明においては、ケース10bに収納される容器30bが、ケース10aに収納される容器30aの凹部に部分的に入り込んで、収納される場合を説明したが、二つの容器のそれぞれが有する高さを足し合わせた長さがケース10aとケース10bとを重ね合わせた際の対峙する基底部同士の間隔H1+H2(各ケース10a,10bの内壁12cの合計高さの寸法)よりも短ければ、容器30a,30bとともに収納箱1内に収納することができる。
【0031】
上記説明においては、ケース10a,10bの内壁12cの高さH1,H2が同じ寸法である場合を例示したが、ケース10aの内壁12cの高さH1とケース10bの内壁12cの高さH2とを異なる寸法で形成されてもよい。
【0032】
ここで、図9及び図10はそれぞれ本発明の他の実施形態に係る収納箱1Aを示す断面図であり、図9は各ケース10a,10bが開いた状態を示し、図10はケース10aとケース10bとを重ね合わせた状態を示している。図9及び図10に示すように、ケース10bの内壁12cの高さH2は、ケース10aの内壁12cの高さH1よりも高く(H1<H2)設定されている。また、図9及び図10に示す収納箱1Aは、上記した収納箱1と同様に、台紙20a,20b,容器30a,30b,カバー40a,40bを備えて構成される。
【0033】
また、上記の収納箱1,1Aは、対峙する基底部11同士の間隔、即ち二つの側壁部12cの高さを合算した高さH1+H2がH5(図5(C)参照)よりも高い場合を例示したが、その高さH1+H2が高さH5と同じであってもよい。さらに、高さH1+H2が高さH3+H4(図5(D)参照)よりも低い場合を例示したが、高さH1+H2は高さH3+H4と同じであってもよい。
したがって、本発明の実施形態に係る収納箱1,1Aに関しては、
H5≦(H1+H2)<(H3+H4)
の関係式が成立する。
【0034】
本実施の形態では、各ケース10a,10bを重ね合わせた際、それらの側壁部12の当接部12b同士が当接するように構成された場合を示したが、例えば図11(A)及び(B)に示すように、一方が他方の側壁を覆って嵌合するように構成されてもよい。なお、このように構成した場合においても、二つのケース10a,10bの基底部11同士の間隔H1+H2は、上記の関係式H5≦(H1+H2)<(H3+H4)が成立するように構成される。また、図11(A)及び(B)に示すように、ケース10aは、ケース10bを覆う蓋としても用いられる。
【0035】
上記の説明では、各ケース10a,10bとが連結されて構成される場合を説明したが、連結されることなく独立に構成されてもよい。
【0036】
また、本実施形態の説明においては、収納箱内に保持される容器を皿やコップなどの食器である場合を例示したが、その他の物品であってもよい。
【0037】
上記説明においては、ケース10a,10bや台紙20a,20bは紙で構成される場合を説明したが、紙以外のプラスチック類や木製,金属製など、いずれの材料で構成されてもよい。
【0038】
【発明の効果】
本発明の容器収納箱によれば、各ケースを重ね合わせた際に、一方のケースに保持された容器が他の容器を保持した他のケース内に入り込み、一方の容器の部分が他の容器の凹部に入り込んで重ね合わせて収納することができるので、重ね合わせたときの、箱の空間容積率を従来の箱に比べて低くすることができる。このため、省資源化を図り、かつ、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る容器収納箱を開いた状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係る容器収納箱の閉合状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係る容器収納箱の分解斜視図である。
【図4】図1のA−A端面図である。
【図5】(A)〜(D)は、それぞれ容器収納箱に保持される容器同士を重ね合わせる場合の高さの変化を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係る容器収納箱を開いた状態の概略側断面図である。
【図7】本発明の実施形態に係る容器収納箱を閉じた状態の概略側断面図である。
【図8】本発明の実施形態に係るケースの基底部の他の構成例を示す端面図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係る容器収納箱を開いた状態の断面図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係る容器収納箱を閉じた状態の断面図である。
【図11】(A)及び(B)は、本発明のさらに他の実施形態に係る容器収納箱を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1,1A 物品収納箱
2,3 ケース
10a,10b ケース
11 基底部
12 側壁部
12a 外壁
12b 当接部
12c 内壁
13 ヒンジ
20a,20b 台紙
21 表部
22 保持孔
23 台紙の側壁
30a 凹部を有する容器
30b 容器
40a,40b カバー
60 面ファスナー

Claims (7)

  1. 基底部と側壁部によって画成された開口部を有する2つのケースの各々に少なくとも1個以上の物品を保持させ、一方のケースと他方のケースの開口部同士を重ね合わせることによって該物品を箱状で収納するようにした物品収納箱であって、
    前記一方のケースに保持される物品の少なくとも1個が、該一方のケースの側壁部の高さ以上の高さで保持され、前記2つのケースの開口部同士を重ね合わせた際に、前記一方のケースに保持される前記1個の物品の少なくとも一部が前記他方のケースに保持される物品の凹部に嵌入されることにより該物品同士の合計高さが前記2つのケースの各側壁部の合計高さ以下に設定されるように配置され、
    前記2つのケースは、
    前記基底部に敷設され、前記物品の外形状の輪郭に沿った形状より若干小径に形成された保持孔に前記物品の一部分を埋入させて保持する保持手段と、
    該保持手段とそれに埋設された物品とで画成される輪郭形状に、該物品が凹部を有する場合は該凹部に沿って形成され、該保持手段及び該物品の全体を覆うように掛けられる透明カバーと、を各々有し、
    ケースを立たせた際にケースの中身が見えるように物品がケースに保持されることを特徴とする物品収納箱。
  2. 前記側壁部の高さが、前記一方のケースと前記他方のケースとで同じ高さになるように形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の物品収納箱。
  3. 前記側壁部の高さが、前記一方のケースと前記他方のケースとで異なる高さになるように形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の物品収納箱。
  4. 前記2つのケースは、ヒンジを介して回動可能に連結され、ヒンジを境に各ケースを回動させることで立たせることができることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の物品収納箱。
  5. 前記保持手段が、前記保持孔を備えた表部と、該表部の周縁から下方へ垂下した側壁と、を備えていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の物品収納箱。
  6. 前記物品は、ベビー食器セットなどの容器でなることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の物品収納箱。
  7. 前記2つのケースの前記基底部を表部と裏部との二重に構成すると共に、該表部に前記保持孔を形成したことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の物品収納箱。
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