JP3132096U - 収納袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】閉じ具を必要とせずユーザーの取り扱いを容易にするとともに、製造を容易にし、開口部の伸びを防いで収容物の脱落を防ぐことのできる収容袋を提供すること。
【解決手段】収容袋Aは内形が収容する物品の外形とほぼ等しくするとともに、一方を開口した袋状の形状を有し、開口部2内周には内周面に沿ってクッション材3と、該クッション材3及び袋本体1を構成する素材よりも伸縮性、復元性、耐久性の高い補助素材4とを重ね合わせて配置し、開口部2を弾性を有する肉厚に形成し、上記補助素材4をテープ状の熱可塑性ポリウレタン樹脂で構成した。
【選択図】図1
【解決手段】収容袋Aは内形が収容する物品の外形とほぼ等しくするとともに、一方を開口した袋状の形状を有し、開口部2内周には内周面に沿ってクッション材3と、該クッション材3及び袋本体1を構成する素材よりも伸縮性、復元性、耐久性の高い補助素材4とを重ね合わせて配置し、開口部2を弾性を有する肉厚に形成し、上記補助素材4をテープ状の熱可塑性ポリウレタン樹脂で構成した。
【選択図】図1
Description
本考案は、収納袋、詳しくは収容した物品が脱落しにくく、繰り返し収容物を出し入れしても開口部が広がらない収容袋に関するものである。
一般に、収納袋は収納した物品の脱落を防止するために開口部を締め切って収容物が脱落しないように開口部を閉じる閉じ具(紐、ボタン、ファスナー等)を設けたものが使用されている。
本考案が解決しようとする問題点は、上述の収容袋は閉じ具で開口部を閉じているため収容物が脱落しない反面、閉じ具を操作して開口部を開放させなければならず、ユーザーが収容物をすばやく取り出せないなどの不便が生じているとともに、閉じ具を開口部に取り付ける取り付け作業を製造工程に加えなければならない点であった。
本考案は、上記問題点を解決し、閉じ具を必要とせずユーザーの取り扱い及び製造が容易であり、且つ収容物の脱落、開口部の伸びを防ぐことのできる収容袋を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本考案に係る収納袋は、内形を収容する物品の外形とほぼ等しくするとともに一方が開口した袋状の形状を有し、開口部内周には内周面に沿ってクッション材と、該クッション材及び袋本体を構成する素材よりも伸縮性、復元性、耐久性の高い補助素材とを重ね合わせて配置し、開口部を弾性を有する肉厚に形成したことを特徴とする。
なお、前記補助素材は、熱可塑性ポリウレタン樹脂のシートであることが好ましい。
本考案によれば、開口部を閉じる閉じ具に代えて開口部をクッション材で肉厚に形成したため収容物が開口部内周面に圧接して脱落しにくく、しかも収容物の取出しが容易になる収容袋を実現することができる。
また、クッション材とともに伸縮性、復元性、耐久性の高い補助素材を使用しているため開口部が伸び切って内容物が脱落しやすくなることを防止することができる。
図1(a)において符号Aは、本考案に係る収容袋を示し、この収容袋Aは携帯用ゲーム器などを収容し、保護するためのもので、出し入れが容易であるとともに、収容した携帯用ゲーム器などの収容物が脱落しにくく取り出しやすいように構成されているものである。
収容袋Aを構成する袋本体1は布(テトロンコットン)を汚れや水分等から保護するためにポリウレタンで表面加工したもので内形が収容する物品の外形とほぼ等しくなるように、幅W1が収容する収容物の厚さW2とほぼ等しく、深さL1が収容物の高さL2とほぼ等しくし、一端が開口した略方形の袋状に形成し、開口部2内周には、図1(b)に示すように、クッション材3を設け、クッション材3で開口部2を肉厚に形成して開口部が狭くなるようにし、紐、ボタン、ファスナーなどの閉じ具を設けることなく収容物が脱落しないようにするとともに、クッション材3の内周側には伸縮性、復元性、耐久性の高い補助素材4を配置したものである。本発明では上記クッション材3にウレタンを用い、補助素材4には熱可塑性ポリウレタン樹脂を用いた。
この収容袋Aは、図2(a)に示すように、袋本体1を構成する布5の裏面5aの長手方向両端部にテープ状の補助素材4を重ね、その上に帯状のクッション材3を重ねたのち、クッション材4と補助素材3とを包むように両端部の表面5bをそれぞれ裏面5a側に折り返し、折り返し部6とともにクッション材3と補助素材4とをa線に沿って縫製することによりクッション材3と補助素材4とを折り返し部6に収容し、肉厚部7が形成された状態にする。その後、図2(c)に示すように、裏面5aが外側になるように布5を中央から折って、布5の両側部と下部とをそれぞれb線、c線に沿って縫製して袋状にし(図2(d)参照)、図2(e)に示すように、裏返すと折り返し部6が開口部2の内側に位置し、肉厚部7を備えた開口部2を有する収容袋Aを形成することができる。
なお、b線に沿って布5の両側部を縫製する際、補助部材4を若干引き延ばした状態で縫製することが好ましい。このことにより縫製後に補助部材4が復元した時には開口部2の内周が収容物の外周よりも若干小さくすることができる。
上述のようにして形成した収容袋Aは、深さL1が収容物Bの高さL2とほぼ等しく、幅W1が収容物Bの厚みW2とほぼ等しいので内部の形状が収容物の形状とほぼ等しいなっている(図3(a)(b)参照)。
上記収容袋Aに収容物Bを収容する際は、図3(a)に示すように、開口部2から収容物Bを押し込むことになるが、収容物Bを実際に開口部2に押し込む際は、図3(b)に示すように、肉厚部7を左右に押し広げながら押し込むことになる。図3(c)に示すように、収容物Bを収容袋Aに収容した状態では収容袋Aの深さL1が収容物Bの高さL2とほぼ等しいので、収容物Bの上部は開口部2の肉厚部7に対応するが、開口部2の内周面が肉厚になっているので肉厚部7で開口部2が狭められた状態にあるので、収容物Bが肉厚部7で押さえつけられて開口部2から脱落しにくくなる。
図4(a)に示すように、収容袋Aの中に収容物Bが収容されている状態で、この収容物Bを取り出すときは、図4(b)に示すように収容袋Aの底を下から押せば収容物Bは開口部2から押し出されて突出するので突出した部分を掴んで収納袋から引き出すことができるので、一々紐をほどいたり、ボタンを外したり、ファスナーを開いたりするなどの開口部の開口操作をすることなく収容物を容易に取り出すことができる。
収容物Bを出し入れする際は、開口部2を無理やり広げることになり、繰り返し収容物Bの出し入れを行なうことによりクッション材3が伸びて開口部2の閉鎖状態が維持できなくなる可能性があるが、ゴムのように柔らかくプラスチックや金属のように強靭な熱可塑性ポリウレタン樹脂からなる補助素材4が開口部2の状態を維持するのでクッション材3の伸びをリカバリーしていつまでも開口部2の閉鎖した状態を維持することができ、開口部を閉じるボタンやファスナーなどの閉じ具を用いることなく収容物Bの脱落を防止することができるとともに、閉じ具を操作することなく収容物Bを取り出すことができ、製造する側にとっても使用する側にとっても有効な収容袋Aを実現することができる。
1 袋本体
2 開口部
3 クッション材
4 補助素材
7 肉厚部
A 収容袋
B 収容物
2 開口部
3 クッション材
4 補助素材
7 肉厚部
A 収容袋
B 収容物
Claims (2)
- 内形を収容する物品の外形とほぼ等しくするとともに一方が開口した袋状の形状を有し、開口部内周には内周面に沿ってクッション材と、該クッション材及び袋本体を構成する素材よりも伸縮性、復元性、耐久性の高い補助素材とを重ね合わせて配置し、開口部を弾性を有する肉厚に形成したことを特徴とする収納袋。
- 前記補助素材は、熱可塑性ポリウレタン樹脂のシートであることを特徴とする請求項1記載の収納袋。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007001691U JP3132096U (ja) | 2007-03-14 | 2007-03-14 | 収納袋 |
Publications (1)
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---|---|
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007001691U Expired - Fee Related JP3132096U (ja) | 2007-03-14 | 2007-03-14 | 収納袋 |
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Country | Link |
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2007
- 2007-03-14 JP JP2007001691U patent/JP3132096U/ja not_active Expired - Fee Related
- 2007-04-23 US US11/789,090 patent/US20080226206A1/en not_active Abandoned
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