JP3131699U - 格子入り複層ガラス - Google Patents
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Abstract
【課題】 複層ガラスに於いて、視界機能面、意匠面で、各需要者の希望に応えられる窓の提供を可能とする。
【解決手段】 左右の縦スペーサー部材3aと、上下の横スペーサー部材3bとをコーナーキー5で接合した方形スペーサー枠体3の上面と下面、板ガラス2を張設した複層ガラスに於いて、下端の横格子部材11bを、スペーサー枠体3の上下中間部適所に差渡し固定し、下端の横格子部材11bから、上方を格子入り、下方を格子無しとし、窓の上半では、従来の視界機能を、窓の下半では眺望の拡開化を図る、斬新なデザインとする。
【選択図】 図1
【解決手段】 左右の縦スペーサー部材3aと、上下の横スペーサー部材3bとをコーナーキー5で接合した方形スペーサー枠体3の上面と下面、板ガラス2を張設した複層ガラスに於いて、下端の横格子部材11bを、スペーサー枠体3の上下中間部適所に差渡し固定し、下端の横格子部材11bから、上方を格子入り、下方を格子無しとし、窓の上半では、従来の視界機能を、窓の下半では眺望の拡開化を図る、斬新なデザインとする。
【選択図】 図1
Description
本考案は、窓やドアの一部を構成する複層ガラスに於ける板ガラスで挟まれた空気層内に、格子を視界が開けるように配置した格子入り複層ガラスに関するものであり、建築の技術分野に属するものである。
従来、格子を嵌めたスペーサー部材の枠体の表裏に2枚の板ガラスを張設し、2枚の板ガラス内を密閉空間とした複層ガラスは、断熱性、遮音性、結露防止性に優れているため、省エネルギー住宅用として多用されている。
図6は、特許文献1として挙げた複層ガラスである。
即ち、従来(図6)の複層ガラスは、図6(A)に示す如く、スペーサー部材の枠体内に、格子の上下左右を当接止着し、格子を配置したスペーサー枠体の表面(上面)と裏面(下面)とに板ガラスを張着したものである。
図6は、特許文献1として挙げた複層ガラスである。
即ち、従来(図6)の複層ガラスは、図6(A)に示す如く、スペーサー部材の枠体内に、格子の上下左右を当接止着し、格子を配置したスペーサー枠体の表面(上面)と裏面(下面)とに板ガラスを張着したものである。
そして、格子は、縦材と横材とで構成し、格子のスペーサー枠体への取付けは、図6(C)に示す如く、スペーサー部材の内面に弾性係止片を取付け、該弾性係止片に、格子の中空格子部材端部を嵌入係止している。
そして、図6(B)に示す如く、各スペーサー部材の内部には、複層ガラス内を乾燥状態に維持するための乾燥材を装填し、板ガラスを表裏両側からスペーサー枠体に、一次シーリングで接着し、板ガラス端縁とスペーサー枠体との空間に、二次シーリングを付与して複層ガラスとし、且つ、複層ガラスの全周縁に特殊テープを張着したものである。
実開昭57−143228号公報
そして、図6(B)に示す如く、各スペーサー部材の内部には、複層ガラス内を乾燥状態に維持するための乾燥材を装填し、板ガラスを表裏両側からスペーサー枠体に、一次シーリングで接着し、板ガラス端縁とスペーサー枠体との空間に、二次シーリングを付与して複層ガラスとし、且つ、複層ガラスの全周縁に特殊テープを張着したものである。
従来例(図6)の複層ガラスを含む、現在実用化されている複層ガラスは、全て、複層ガラス内の格子が、スペーサー枠体内で、縦材が上から下まで、横材も左から右まで、差渡し状に構成されている。
従って、複層ガラスを装着した窓を透して室内から外部を見る際には、窓の枠体が邪魔になるため、窓に近接して外部を見る必要があり、室内からの、椅子に座ったままでの外景は格子による制約を受ける。
また、外部からの窓に対する景観も、枠体に対する彩色による変化は出来るが、小寸の板ガラスを多数嵌め込んだ窓として認識され、外観上、満足出来ないものであった。
本考案は、格子の最下端の横格子部材が窓の上下途中になるように配置し、最下端の横格子部材で格子の縦格子部材の下端を支承する形態とし、従来の複層ガラスでは得られなかった、斬新で機能美に富み、且つ、室内からの視野の広い外景が得られるような、複層ガラス使用窓の提供を可能とするものである。
従って、複層ガラスを装着した窓を透して室内から外部を見る際には、窓の枠体が邪魔になるため、窓に近接して外部を見る必要があり、室内からの、椅子に座ったままでの外景は格子による制約を受ける。
また、外部からの窓に対する景観も、枠体に対する彩色による変化は出来るが、小寸の板ガラスを多数嵌め込んだ窓として認識され、外観上、満足出来ないものであった。
本考案は、格子の最下端の横格子部材が窓の上下途中になるように配置し、最下端の横格子部材で格子の縦格子部材の下端を支承する形態とし、従来の複層ガラスでは得られなかった、斬新で機能美に富み、且つ、室内からの視野の広い外景が得られるような、複層ガラス使用窓の提供を可能とするものである。
本考案は、例えば図1に示す如く、左右の縦スペーサー部材3aと、上下の横スペーサー部材3bとを、コーナーキー5で接合した方形スペーサー枠体3の上面と下面に、板ガラス2を張設した複層ガラスであって、左右の縦スペーサー部材3aの中間の対称位置に、下端の横格子部材11bを差渡し支持し、下端の横格子部材11bを含む格子11を、上面と下面の板ガラス2の密閉空間内に配置した、格子入り複層ガラスである。
この場合、格子11とは、複層ガラス内に配置された縦格子部材11aと、横格子部材11bとが一体化された組み部材の総称であり、例えば、図1や図5(C)に示す如く、1本の横格子部材11bに、1本又は2本の縦格子部材11aを接続した形態をも含むものである。
また、下端の横格子部材11bを支持する縦スペーサー部材3aの「中間の対称位置」とは、例えば図6の(B),(C)の如く、「下端では無い中間部」の左右対称位置の意味である。
この場合、格子11とは、複層ガラス内に配置された縦格子部材11aと、横格子部材11bとが一体化された組み部材の総称であり、例えば、図1や図5(C)に示す如く、1本の横格子部材11bに、1本又は2本の縦格子部材11aを接続した形態をも含むものである。
また、下端の横格子部材11bを支持する縦スペーサー部材3aの「中間の対称位置」とは、例えば図6の(B),(C)の如く、「下端では無い中間部」の左右対称位置の意味である。
従って、本考案の複層ガラスは、図1に示す如く、下端の横格子部材11bから下部は、もはや視界を邪魔する格子部材が存在しないため、本考案の複層ガラスで構成した窓は、従来の複層ガラス同様、断熱性、遮音性、結露防止性を備えた上に、下端横格子部材11bから下部では、板ガラス2の全幅に亘る広い視界が得られ、室内外からの外観も、斬新な機能美に富む意匠効果が得られる。
そして、最下端の横格子部材11bも、需要者の所望によって適宜位置とすることが出来るため、視界機能、外観デザインが自在に選定出来、従来の複層ガラスの、小寸板ガラスの張り継いだイメージを一新した、斬新な複層ガラス窓の提供を可能とする。
そして、最下端の横格子部材11bも、需要者の所望によって適宜位置とすることが出来るため、視界機能、外観デザインが自在に選定出来、従来の複層ガラスの、小寸板ガラスの張り継いだイメージを一新した、斬新な複層ガラス窓の提供を可能とする。
また、本考案の格子入り複層ガラスは、縦横スペーサー部材3a,3bが中空角材であって、乾燥材30を内封すると共に、内周面f3に貫通孔3C群を備え、上面及び下面の板ガラス2と格子11の上下面間が0.5〜1.5mmの空隙を備えているのが好ましい。
この場合、標準縦横スペーサー部材3a,3bは、アルミニウム中空押出成形材で幅W3は12mmであり、板ガラス2を接着する一次シーリング層を、幅W3を側面とする上面及び下面に塗布するため、縦横格子部材11a,11bを標準外寸:厚さ10mm×幅20mmとすれば、設計上は、板ガラス2と格子11との上下各空隙は、1mm前後となる。
また、貫通孔3C群は、図1の如く、スペーサー内面f3に、全長に亘ってピンホール形態で配置すれば良い。
また、乾燥材30としては、それ自体慣用の、球状のゼオライトを用いれば良い。
従って、外枠としての各スペーサー部材3a,3b内封の乾燥材30が、貫通孔3C群を介して複層ガラス内の密閉空間の乾燥状態を維持し、板ガラス2面と各格子部材11a,11bとの空隙(標準:1mm)は、最下端の横格子部材11bの、下部の空間と、上部の格子内在部との空気の乾燥状態の平準化を維持し、内面の部分結露を抑制する。
この場合、標準縦横スペーサー部材3a,3bは、アルミニウム中空押出成形材で幅W3は12mmであり、板ガラス2を接着する一次シーリング層を、幅W3を側面とする上面及び下面に塗布するため、縦横格子部材11a,11bを標準外寸:厚さ10mm×幅20mmとすれば、設計上は、板ガラス2と格子11との上下各空隙は、1mm前後となる。
また、貫通孔3C群は、図1の如く、スペーサー内面f3に、全長に亘ってピンホール形態で配置すれば良い。
また、乾燥材30としては、それ自体慣用の、球状のゼオライトを用いれば良い。
従って、外枠としての各スペーサー部材3a,3b内封の乾燥材30が、貫通孔3C群を介して複層ガラス内の密閉空間の乾燥状態を維持し、板ガラス2面と各格子部材11a,11bとの空隙(標準:1mm)は、最下端の横格子部材11bの、下部の空間と、上部の格子内在部との空気の乾燥状態の平準化を維持し、内面の部分結露を抑制する。
また、本考案の格子入り複層ガラスにあっては、下端の横格子部材11bは、左右の縦スペーサー部材3aの内面に穿孔した取付孔h6に、ブラインドリベット6を介して取付けるのが好ましい。
この場合、押出成形中空アルミのスペーサー部材3aには、取付孔h6はドリルで穿孔すれば良く、下端の横格子部材11b以外の、図1の縦格子部材11a、或いは、図5(A),(B)等の中間横格子部材11b等、スペーサー部材3a,3bとの当接取付部も、同様に、取付孔h6を穿設して、ブラインドリベット6で取付ければ良い。
従って、最下端の横格子部材11bが縦スペーサー部材3aに、簡単且つ強固に支持されるため、縦格子部材11aが強固に支承出来、格子11は、複層ガラスの上半での保持であるにも関わらず、従来の、図6(A)に示す、縦格子部材の下端を必ず下端のスペーサー部材で支承したものと、同等の強度での保持となる。
この場合、押出成形中空アルミのスペーサー部材3aには、取付孔h6はドリルで穿孔すれば良く、下端の横格子部材11b以外の、図1の縦格子部材11a、或いは、図5(A),(B)等の中間横格子部材11b等、スペーサー部材3a,3bとの当接取付部も、同様に、取付孔h6を穿設して、ブラインドリベット6で取付ければ良い。
従って、最下端の横格子部材11bが縦スペーサー部材3aに、簡単且つ強固に支持されるため、縦格子部材11aが強固に支承出来、格子11は、複層ガラスの上半での保持であるにも関わらず、従来の、図6(A)に示す、縦格子部材の下端を必ず下端のスペーサー部材で支承したものと、同等の強度での保持となる。
本考案の格子入り複層ガラスは、格子を上半分のみに封入した形態となるため、従来の複層ガラスを組み込んだ窓では得られない、斬新で、機能的なデザインの窓が得られ、室内側からの眺望は、窓辺に近寄らなくても開けたものとなる。
しかも、需要者の好みに応じて、眺望の拡開形態も自在と出来る。
そして、斬新なデザインの窓でありながら、従来の全面格子の複層ガラス同様の、断熱性、遮音性、結露防止性に富む、二重ガラス窓が得られる。
しかも、需要者の好みに応じて、眺望の拡開形態も自在と出来る。
そして、斬新なデザインの窓でありながら、従来の全面格子の複層ガラス同様の、断熱性、遮音性、結露防止性に富む、二重ガラス窓が得られる。
〔全体形状(図1)〕
図1は、本考案の実施によって得られた格子入り複層ガラスの全体斜視図であり、板ガラス2は縦190mm、横190mmであって、格子は、スペーサー枠体3の中間で支承した下端横格子部材11bに縦格子部材11aが中央で1本支承された構造である。
そして、下端横格子部材11bの両端、及び中央の縦格子部材11aのスペーサー部材3a,3bとの当接部は、ブラインドリベット6(図3)で強固に支承され、外周縁は、表裏両面の板ガラス2間にコーキング(二次シーリング)4bによって平坦に仕上げたものである。
図1は、本考案の実施によって得られた格子入り複層ガラスの全体斜視図であり、板ガラス2は縦190mm、横190mmであって、格子は、スペーサー枠体3の中間で支承した下端横格子部材11bに縦格子部材11aが中央で1本支承された構造である。
そして、下端横格子部材11bの両端、及び中央の縦格子部材11aのスペーサー部材3a,3bとの当接部は、ブラインドリベット6(図3)で強固に支承され、外周縁は、表裏両面の板ガラス2間にコーキング(二次シーリング)4bによって平坦に仕上げたものである。
〔枠体3の構築(図3)〕
図3は、枠体の組立て説明図であり、スペーサー部材としては、一般肉厚0.4mmのアルミニウム押出成形で、幅W3(標準:12mm)の角パイプ材を用意し、縦横190mmの板ガラス用として、長さ170mmに切断して、縦スペーサー部材3a、及び横スペーサー部材3bを準備する。
尚、スペーサー部材3a,3bの内周面f3には、全長に亘り微細貫通孔(ピンホール)3C群を穿設しておく。
また、図3に示す如く、両側の縦スペーサー部材3aの長さ中央位置、及び上側の横スペーサー部材3bの長さ中央位置には、ブラインドリベット6を嵌着するための取付孔h6(標準:2.6mm)をドリルで穿設しておく。
図3は、枠体の組立て説明図であり、スペーサー部材としては、一般肉厚0.4mmのアルミニウム押出成形で、幅W3(標準:12mm)の角パイプ材を用意し、縦横190mmの板ガラス用として、長さ170mmに切断して、縦スペーサー部材3a、及び横スペーサー部材3bを準備する。
尚、スペーサー部材3a,3bの内周面f3には、全長に亘り微細貫通孔(ピンホール)3C群を穿設しておく。
また、図3に示す如く、両側の縦スペーサー部材3aの長さ中央位置、及び上側の横スペーサー部材3bの長さ中央位置には、ブラインドリベット6を嵌着するための取付孔h6(標準:2.6mm)をドリルで穿設しておく。
また、格子材としては、厚さ10mm、幅20mmで、所望の意匠断面形状を備えた形状に、ポリ塩化ビニル樹脂の押出成形で準備し、横格子部材11bとしては、完成枠体3の左右スペーサー部材3a間に差渡し当接する寸法とし、中央部一側面には、両側にテーパー面を備えた当接用の切欠きC11を切削加工し、縦格子部材11aとしては、完成枠体3の横格子部材11bと横スペーサー部材3b間に差渡し配置出来る寸法とし、一端には、両側にテーパー面t11を備えた当接用の突出部P11を形成する。
枠体(スペーサー枠体)3の組立ては、横格子部材11bの切欠きC11に、縦格子部材11aの突出部P11を嵌合して、接着剤で固定して、T字型の格子11とし、各木口e11には嵌入孔h11を穿設しておく。
また、図3に示す如く、両側の縦スペーサー部材3a及び上側の横スペーサー部材3bには中央の取付孔h6を介してブラインドリベット6を取付け、T字型格子11の各木口e11の嵌入孔h11へのブラインドリベット6の嵌入により、スペーサー部材3a,3bと格子11とを接続固定する。
また、上下、左右4本の、等寸の各スペーサー部材3a,3bの中空部O内には、球状の合成ゼオライトを乾燥材30として装填し、各スペーサー部材3a,3bを、慣用のコーナーキー5によって接合して、格子11を備えたスペーサー枠体3とする。
また、図3に示す如く、両側の縦スペーサー部材3a及び上側の横スペーサー部材3bには中央の取付孔h6を介してブラインドリベット6を取付け、T字型格子11の各木口e11の嵌入孔h11へのブラインドリベット6の嵌入により、スペーサー部材3a,3bと格子11とを接続固定する。
また、上下、左右4本の、等寸の各スペーサー部材3a,3bの中空部O内には、球状の合成ゼオライトを乾燥材30として装填し、各スペーサー部材3a,3bを、慣用のコーナーキー5によって接合して、格子11を備えたスペーサー枠体3とする。
〔複層ガラスの組立て(図4)〕
図4は、スペーサー枠体3を用いた複層ガラスの組立て説明図であって、準備したスペーサー枠体3を構成する縦スペーサー部材3a、及び横スペーサー部材3bの上面、及び下面の全長に亘り、接着用の一次シーリング4aを塗布し、枠体3の上面及び下面に、同一形状の板ガラス2を貼着一体化する。
この場合、上下両面の板ガラス2間寸法は、各スペーサー部材3a,3bの幅W3(標準:12mm)+一次シーリング4aの上側及び下側の厚さ(標準:0.3mm×2)となり、格子11の厚さ(標準:10mm)より若干(1〜3mm)厚くなり、各格子部材11a,11bの、上下面f11と板ガラス2面とに0.5〜1.5mm(標準:1mm)の空隙が出来る。
次いで、図2に示す如く、外周の、上下両板ガラス2間と枠体3、即ち、縦横スペーサー部材3a,3b間に、二次シーリング4bを充填塗装すれば、格子入り複層ガラスとなる。
図4は、スペーサー枠体3を用いた複層ガラスの組立て説明図であって、準備したスペーサー枠体3を構成する縦スペーサー部材3a、及び横スペーサー部材3bの上面、及び下面の全長に亘り、接着用の一次シーリング4aを塗布し、枠体3の上面及び下面に、同一形状の板ガラス2を貼着一体化する。
この場合、上下両面の板ガラス2間寸法は、各スペーサー部材3a,3bの幅W3(標準:12mm)+一次シーリング4aの上側及び下側の厚さ(標準:0.3mm×2)となり、格子11の厚さ(標準:10mm)より若干(1〜3mm)厚くなり、各格子部材11a,11bの、上下面f11と板ガラス2面とに0.5〜1.5mm(標準:1mm)の空隙が出来る。
次いで、図2に示す如く、外周の、上下両板ガラス2間と枠体3、即ち、縦横スペーサー部材3a,3b間に、二次シーリング4bを充填塗装すれば、格子入り複層ガラスとなる。
〔その他〕
図5は、本考案の変形実施例で得られる、各格子入り複層ガラスを用いた窓であって、(A)は窓の上半1/2に格子を入れたもの、(B)は上半1/3に格子を入れたもの、(C)は上半の1/6に格子を入れたものである。
本考案を実施した複層ガラス窓は、最下端の横格子部材11bの下方は、板ガラスのみで視界が開け、窓の格子入り部は、室内側から近接して外を見れば外が見えるが、戸外から室内は見辛い。
即ち、本考案の格子入り複層ガラスは、需要者の希望に沿って、斬新なデザイン、及び透視眺望面で、満足して頂ける窓の提供が可能となる。
図5は、本考案の変形実施例で得られる、各格子入り複層ガラスを用いた窓であって、(A)は窓の上半1/2に格子を入れたもの、(B)は上半1/3に格子を入れたもの、(C)は上半の1/6に格子を入れたものである。
本考案を実施した複層ガラス窓は、最下端の横格子部材11bの下方は、板ガラスのみで視界が開け、窓の格子入り部は、室内側から近接して外を見れば外が見えるが、戸外から室内は見辛い。
即ち、本考案の格子入り複層ガラスは、需要者の希望に沿って、斬新なデザイン、及び透視眺望面で、満足して頂ける窓の提供が可能となる。
1 複層ガラス(格子入り複層ガラス)
2 板ガラス
3 スペーサー枠(枠体、スペーサー枠体)
3a 縦スペーサー部材(スペーサー部材)
3b 横スペーサー部材(スペーサー部材)
3C 貫通孔(ピンホール)
4a 一次シーリング
4b 二次シーリング
5 コーナーキー
6 ブラインドリベット
11 格子
11a 縦格子部材(格子部材)
11b 横格子部材(格子部材)
30 乾燥材
C11 切欠き
e11 木口
f3 内周面
f11 上(下)面
h6 取付孔
h11 嵌入孔
O 中空部
P11 突出部
t11 テーパー面
2 板ガラス
3 スペーサー枠(枠体、スペーサー枠体)
3a 縦スペーサー部材(スペーサー部材)
3b 横スペーサー部材(スペーサー部材)
3C 貫通孔(ピンホール)
4a 一次シーリング
4b 二次シーリング
5 コーナーキー
6 ブラインドリベット
11 格子
11a 縦格子部材(格子部材)
11b 横格子部材(格子部材)
30 乾燥材
C11 切欠き
e11 木口
f3 内周面
f11 上(下)面
h6 取付孔
h11 嵌入孔
O 中空部
P11 突出部
t11 テーパー面
Claims (3)
- 左右の縦スペーサー部材(3a)と、上下の横スペーサー部材(3b)とを、コーナーキー(5)で接合した方形スペーサー枠体(3)の上面と下面に、板ガラス(2)を張設した複層ガラスであって、左右の縦スペーサー部材(3a)の中間の対称位置に、下端の横格子部材(11b)を差渡し支持し、下端の横格子部材(11b)を含む格子(11)を、上面と下面の板ガラス(2)の密閉空間内に配置した、格子入り複層ガラス。
- 縦横スペーサー部材(3a,3b)が中空角材であって、乾燥材(30)を内封すると共に、内周面(f3)に貫通孔(3C)群を備え、上面及び下面の板ガラス(2)と格子(11)の上下面間が0.5〜1.5mmの空隙を備えた請求項1の複層ガラス。
- 下端の横格子部材(11b)は、左右の縦スペーサー部材(3a)の内面に穿孔した取付孔(h6)に、ブラインドリベット(6)を介して取付けた、請求項1又は2の複層ガラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007001304U JP3131699U (ja) | 2007-03-01 | 2007-03-01 | 格子入り複層ガラス |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007001304U JP3131699U (ja) | 2007-03-01 | 2007-03-01 | 格子入り複層ガラス |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3131699U true JP3131699U (ja) | 2007-05-17 |
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ID=43282465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007001304U Expired - Lifetime JP3131699U (ja) | 2007-03-01 | 2007-03-01 | 格子入り複層ガラス |
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2007
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