JP3131545B2 - 植物性チップの分解装置及びその分解方法 - Google Patents

植物性チップの分解装置及びその分解方法

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JP3131545B2 JP30280394A JP30280394A JP3131545B2 JP 3131545 B2 JP3131545 B2 JP 3131545B2 JP 30280394 A JP30280394 A JP 30280394A JP 30280394 A JP30280394 A JP 30280394A JP 3131545 B2 JP3131545 B2 JP 3131545B2
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    • Y02W30/78Recycling of wood or furniture waste

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物性チップの分解方
法及び分解装置に係り、特にセルロースやリグニン成分
を含む木材チップ、竹チップ、麦わらなどと糞尿などが
混合された有機廃棄物を短時間で分解し、堆肥化又は分
解消滅させることが可能な植物性チップの分解装置及び
その分解方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自然界では、植物資源、特に木質資源
は、微生物や様々の動物との共同作業で、リグニンとセ
ルロースに分解されている。従って、セルロースとリグ
ニンは地球上に存在する有機物質としては最大量の物質
であり、セルロースとリグニンを有効利用する様々な方
法が模索されている。ここで、セルロースはグルコース
がβ−1,4結合した直鎖状高分子であり、結晶性を持
つために難分解性物質であるが、従来より、セルロース
を化学的に分解してアルコールや燃料化合物、微生物蛋
白質への転換が研究されている。これに対して、リグニ
ンは天然の条件下ではかなりの部分が腐植などに転換さ
れているが、セルロースよりもさらに難分解性の物質で
あるため、パルプ工業界が産出すリグニンについては、
ほとんど積極的な利用が図られていないのが現状であ
る。
【0003】また、微生物によりセルロースやリグニン
を分解する試みもなされているが、自然界ではセルロー
スはヘミセルロース、リグニンなどと共存して強固な組
織を作っているために、大量の木質を安く分解すること
は未だに解決困難なテーマである。さらに、好気性菌を
用いたリグニンの分解の研究において、マツ樹皮チップ
をBacillusとCellulomonasの混合
培養液中で35日処理したところ最高で43.6%が分
解したとの報告がある。(微生物vol.5(1989)30P-39P
「細菌によるリグニンの分解および有用資源化の試み」
川上日出国,51P-57P「木質資源活用のためのセルラー
ゼ」荒井基夫,村尾澤夫)このようにリグノセルロース
の分解には、リグニン分解菌だけでなくセルロース分解
の能力のある細菌の共存が必要であることが報告されて
いる。
【0004】一方、木材廃棄物を原料とした堆肥には、
樹皮(バーク)堆肥が知られている。木材廃棄物はリグ
ニン、フェノール、タンニンなどの含有量が多いが、こ
れらの物質がセルロースと堅く結合しているために、比
較的分解されやすいセルロースも分解されにくい物質と
なっている。従って、これらを発酵させて堆肥化するた
めには、まず樹皮を2、3年間放置したあと粉砕し、一
次発酵で1、2カ月高温発酵させ放置し、8、9カ月で
一次発酵が終了する。二次発酵は2、3カ月間かけて行
う。このように、バーク堆肥を作るには数年にわたるバ
クテリアによる分解を必要としていた。従って、従来で
は、大量の木質を堆肥化又は分解消滅するには広大なる
場所と、長期間にわたる微生物分解を必要としていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、植物性チッ
プを分解するにあたり、従来の技術が抱えていた上記の
ような問題点に鑑みて成されたものであり、短時間に大
量のリグニンとセルロースを分解し、堆肥化又は消滅す
ることが可能であり、しかもかかる植物性チップの分解
作業を小規模な施設で実施することが可能であり、悪臭
や有機廃棄物などによる環境汚染も最小限に抑えること
が可能な新規かつ改良された植物性チップの分解装置及
びその分解方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に基づいて構成された植物性チップの分解装
置は、植物性チップを収容する処理容器と、植物性チッ
プに常温発酵菌群及びその常温発酵菌群の栄養源を混入
する手段と、植物性チップの表面に傷を付けるための例
えば攪拌装置や回転装置などの手段と、処理容器内に空
気を導入する手段とを備えている。さらに、上記装置に
は、処理容器内の水分を40重量%以上、好ましくは7
0重量%以上に保持するための手段や、処理容器内の温
度を20℃以上42℃以下、好ましくは28℃±5℃程
度に調整するための温調手段を設けることが好ましい。
【0007】また植物性チップに混入される常温発酵菌
群は、常温、大気存在下、アルミニウムイオン濃度が
0.1mM以上0.5mM以下に保持された栄養源中で
選定された好気性常温発酵バクテリア群、例えば、少な
くともBacillus sp.、Yeast、Aci
netobacter Iwoffii、Pseudo
monas Pikettii、P.Piketti
i、Acinetobacter sp.、Nocar
dia sp.等を含むものであることが好ましい。
【0008】また本発明の別の観点によれば、処理容器
内に収容された植物性チップを分解するための方法が提
供される。その分解方法は、植物性チップに上記分解装
置に適用されるバクテリア群と同様の常温発酵菌群及び
その常温発酵菌の栄養源を混入し、植物性チップの表面
に傷を付けながら、かつ曝気しながら、植物性チップを
発酵分解することに特徴を有している。その際に、処理
容器内の水分量を40重量%以上、好ましくは70重量
%以上に保持し、また処理容器内の温度を20℃以上4
2℃以下、好ましくは28℃±5℃程度に保持すること
が好ましい。また植物性チップは予め高温処理されるこ
とが好ましい。また植物性チップに予め機械的加圧処理
を加えることも好ましい。
【0009】
【作用】本発明装置及び方法によれば、処理容器内に収
容された植物性チップに常温発酵菌群及びその常温発酵
菌群の栄養源、例えば糞尿などが混入されるので、常温
発酵菌群はまず糞尿などの栄養源を分解して容易に増殖
する。そして、攪拌や回転などの外力により植物性チッ
プの表面同士をすり合わせて無数の傷を生じさせるの
で、その傷から栄養源により増殖した常温発酵菌群を植
物性チップの内部に進入することが可能となる。その結
果、常温発酵菌群は植物性チップの内部においても増殖
し、セルロース成分やリグニン成分を迅速に分解する。
その際に、本発明によれば、処理容器内に空気が導入さ
れるので、悪臭などの原因となる嫌気性発酵菌群の増殖
を抑えることができる。また空気により処理容器内の温
度の上昇も抑えられるので、木質を炭化させ分解させ難
くする高熱菌の増殖も抑えることができる。なお処理に
あたっては、予め植物性チップを高温処理することによ
り、植物性チップの強固な構造を破壊することが可能で
あるとともに、植物性チップに当初から含まれるバクテ
リアを殺菌し、本発明による常温発酵菌群のみを有効に
増殖することができる。またその際に機械的圧力を加え
ることによっても分解の促進を図ることができる。
【0010】なお処理にあたって、処理容器内の水分量
を40重量%、好ましくは70重量%以上に保持すると
ともに、処理容器内の温度を20℃以上42℃以下、好
ましくは28℃±5℃程度に保持することにより、より
迅速に分解反応を進展させることができる。
【0011】さらに、また植物性チップに混入される常
温発酵菌群として、常温、大気存在下、アルミニウムイ
オン濃度が0.1mM以上0.5mM以下に保持された
栄養源中で選定された好気性常温発酵バクテリア群、例
えば、少なくともBacillus sp.、Yeas
t、Acinetobacter Iwoffii、P
seudomonas Pikettii、P.Pik
ettii、Acinetobacter sp.、N
ocardia sp.等を含むバクテリア群を使用し
た場合には、これらのバクテリア群は、高濃度に増殖可
能であり、これらの多くがふん尿のインドール、スカト
ール、Pクレゾール等(悪臭物質)を吸着分解できるだ
けでなく、硝酸還元能や脱窒能、硝化能も有しており、
さらに有機物を分解し増殖しても凝集沈澱を起こさない
ため、ヘドロを産出することなく有機物を分解し続ける
ことができるため、高い分解処理能力を確保できる。ま
た、酸性脂肪酸の悪臭物質をつくるバクテリア群も、こ
の条件下で増殖できないから、悪臭を発生しないという
点においても優れている。また、高温で増殖できるバク
テリアによる木材チップの分解が主として行われている
分解方法であると、分解処理に数カ月の時間がかかり、
分解時にアンモニアが発生する為に悪臭が発生する。こ
れらと比較すると、方法によれば悪臭を発生させること
なく短時間に植物性チップを分解できる。
【0012】
【実施例】以下に添付図面を参照しながら、本発明に基
づいて構成された植物性チップの分解装置及び分解方法
について説明する。
【0013】図1には、本発明に基づいて構成された植
物性チップの分解装置の一実施例の簡単な構成が示され
ている。図示のように分解装置1は、横置きのバレル状
処理容器2を備えており、その処理容器2内には、導入
口3より処理対象である木材チップ、及びその木材チッ
プを分解するバクテリア群、及びそのバクテリア群の一
次栄養源を投入することが可能である。また処理容器2
内には、スクリュー状のフィンを有する攪拌装置4が回
転自在に設けられており、木材チップ、バクテリア群、
及び一次栄養源を混ぜ合わせるとともに、木材チップの
表面同士をすり合わせ、表面に無数の傷を生じさせるこ
とが可能である。さらに処理容器2には、処理容器内の
水分量を調整するための散水装置5、処理容器内の温調
を行うための温調器6、さらに処理容器内を曝気するた
めの曝気口7が設けられており、分解処理時の環境を最
適に調整することができるように構成されている。
【0014】なお本分解処理装置によれば、木材チップ
に限らず、竹チップ、藁チップ、稲チップなどのセルロ
ース成分及びリグニン成分を含有する様々な植物性チッ
プを分解処理することが可能である。また、図示の例で
は攪拌装置4により木材チップの表面同士をすり合わせ
無数の傷を生じさせる構成を採用したが、本発明はかか
る構成に限定されない。かかる構成の要旨は、木材チッ
プの表面に傷を生じさせ、常温発酵菌の侵入を容易なら
しめることにあるため、木材チップの表面に傷を生じさ
せることが可能な手段であれば、あらゆる機械的、化学
的手段を採用することが可能であることは言うまでもな
い。
【0015】また本発明者らの知見によれば、微生物に
よる有機物分解、例えば活性汚泥法に使用されるバクテ
リア群は、非常に低い濃度0.1〜0.5mM、好まし
くは0.1mM〜0.2mM程度のアルミニウムイオン
の存在で沈殿してしまう。そして、このアルミニウムイ
オン存在下で栄養源、例えば、動物飼育家庭の糞尿や各
種産業廃棄物などを与えてバクテリアを選択増殖する
と、次のような性質を有するバクテリア群が得られた。
【0016】まず、選択されたバクテリア群は活性汚泥
法のバクテリアと異なり、腐敗臭を出さなかった。この
ことは低濃度のアルミニウムイオンを栄養源に加えるこ
とにより、有機物を分解する過程で腐敗臭を形成するバ
クテリアが除去されたことを示していた。次に、選択さ
れたバクテリア群は、有機物の分解過程で生じる悪臭、
インドール、スカトール、P−クレゾール等を吸着分解
する。また、選択されたバクテリア群は、従来の活性汚
泥法などで使用されるバクテリア群に比較して遥かに高
濃度に増殖可能であり、分解処理の高速化を図ることが
可能である。さらに選択されたバクテリア群の多くはイ
ンドール(悪臭物質)を吸着分解できるだけでなく、硝
酸還元能や脱窒能、硝化能も有しており、有機物を分解
し増殖しても凝集沈澱を起こさないため、ヘドロを産出
することなく有機物を分解し続けることができるなど、
セルロース成分やリグニン成分を大量かつ高速に分解処
理するために最適な性能を有していることが判明した。
【0017】なお選定されたバクテリア群には、Bac
illus sp.、Yeast、Acinetoba
cter Iwoffii、Pseudomonas
Pikettii、P.Pikettii、Acine
tobacter sp.、Nocardia sp.
が含まれていた。
【0018】これらのバクテリア群は、処理容器内の水
分量を40重量%、好ましくは70重量%以上に保持す
るとともに、処理容器内の温度を20℃以上42℃以
下、好ましくは28℃±5℃程度に保持し、さらに適宜
曝気することにより、悪臭や分解の遅れの原因となる嫌
気性バクテリア群や高熱菌などの増殖を抑えながら、増
殖させることが可能である。
【0019】次に、10リットル規模の処理容器2aと
2000リットル規模の処理容器2bを使用して、木材
チップを分解処理した場合の実施例について説明する。
【0020】1.10リットル処理容器2aによる木材
チップの分解 まず上記のように選定されたバクテリア群を、木材チッ
プが収容された処理容器2aに加え、バクテリアを増殖
させる為の栄養源として家庭内生ゴミ等を加え、水分量
を60〜70%に調整し28℃に保持した。処理容器2
a中の木材チップは腐植物質に特有な茶褐色の色を帯び
てきた。未処理の木質を顕微鏡で観察すると、茶褐色の
物質と透明な繊維状のセルロース部分が色々な形で結合
している様子が観察された。
【0021】さらにバクテリア群により分解され、堆肥
化しつつある木質を水に溶かして顕微鏡下で覗くと、小
さな断片になった茶褐色の物質と透明なセルロースの断
片が多く作られているのが観察された。一部は透明で他
の部分はまだ茶褐色の部分が残る大きな分解途中のもの
も見られた。この処理3日目のチップを採り100ミリ
リットルの水に入れウルトラトラックスにて破砕した。
この溶液の持つ全有機炭素量(TOC)を分析した。
【0022】その結果、図2に見られるように、分解3
日目のチップの持つ有機炭素量は1g(湿重量)あたり
41ppmであったが、日を追うにしたがってバクテリ
アの分解により炭酸ガスになり減少し25ppmあたり
に落ちついた。このようにチップはリグニンとセルロー
スに分解されセルロースはさらに小さくグルコースにま
で分解された。これらの有機物はバクテリアにより炭酸
ガスにまでなったことが示されている。
【0023】さらに、生ゴミ処理機の中のチップを日を
追って1gづつ取り出し、これを100ccの水に入れ
てバクテリアにより小さく分解された可溶成分の中の有
機炭素量(▲)と未分解の不溶成分のチップの有機炭素
量(□)を調べたところ、図3に見られるようにチップ
はバクテリアにより5日目あたりでほとんど分解され不
溶成分は10ppmあたりにおちついた。一方可溶成分
のほうは日を追って多くなり5日あたりで最高値(20
ppm)に達した。このように、本実施例に適用される
バクテリアを用いると5日半くらいでほとんど分解され
小さなセルロース断片と褐色簿の物質グルコース等を含
む可溶成分にまで分解されたことがわかる。このこと
は、樹皮(バーク)を堆肥化するために数年の歳月が必
要であったことを考えると、本実施例に適用されるバク
テリアを用いると、堆肥化が短時間の内に速やかに起こ
ることが示されている。
【0024】比較のために、市販のバーク堆肥(タケダ
培養士21)を用いてこれを観察してみたところ、バー
ク堆肥の中には小さく切断された茶褐色の物質と繊維状
のセルロースが混在していた。これを本実施例の場合と
同様に、湿重量で1gを採り100ccの水に入れて可
溶成分と不可溶成分の有機炭素量を調べてみたところ、
図4に示すように、バーク堆肥にみられる可溶成分は全
有機炭素量の50.5%であるり、かなりの樹皮の成分
がバクテリアによって分解されていることが判明した。
これに対し本実施例により8日間分解したチップ堆肥は
74%が可溶成分であった。従って、本実施例によれ
ば、8日目堆肥で、充分に数年を要して作られたバーク
堆肥に対応できるか、またはそれ以上に分解性能が示さ
れた。
【0025】また、従来から高熱発酵菌を用いて植物性
チップを分解する試みがなされている。次に、かかる高
熱発酵菌を用いた分解方法と、本実施例による常温発酵
菌を用いた分解方法とを比較する。堆肥を作る場合に、
藁や籾殻が水分調整のために添加されることがある。そ
して、従来は藁や籾殻などの植物性チップを分解するた
めに、高熱発酵菌が用いられていた。この場合にはまず
常温菌が増殖し、その後に高熱菌が増殖してワラ等のリ
グニンとセルロースを分離して分解するため、長時間に
わたる分解過程であった。すでに説明したように、植物
性チップではリグニンとセルロースが強く結合している
ために、バクテリアによる分解が難しく、この状態で高
熱菌を用いるとセルロースリグニンの分解が行われず、
木質は炭化してしまい、ますますバクテリアによる分解
が困難になっていた。この点、本実施例によれば、常温
発酵菌でリグニンとセルロースの間の結合を解き放すの
で、木質の炭化を起こさせず、速やかに分解反応を促進
させることが可能である。
【0026】2.2000リットル処理容器2bによる
木材チップの分解 2000リットル程の木材チップ処理装置になると、大
量の種菌を必要とするため、実験では、図5に示すよう
な手順で、10リットル機から、100リットル機、さ
らに2000リットル機へと順次処理機内のバクテリア
を増殖させ、立ち上げ運転を行った。 菌種立ち上げ日程 10リットル機日(種菌1) 7日間 100リットル機(種菌2) 6日間 2000リットル機 6日間
【0027】また前処理として、図6に示すように、分
解対象である木材チップを2,000リットル機に入
れ、高熱処理した。投入された480kgの木材チップ
は、46.2%の水分量を含み、固形物258kgと水
分222kgで、木材チップの体積は1.4立方メート
ルであった。これに352リットルの水を加え水分率を
上げた後、バーナーで高熱をかけた。処理機の内部温度
は124℃で30分間高温をつづけた。ウッドチップの
温度は57℃まで平均として上がった。高熱処理を行っ
た後、放置した。16時45分に水分を加えて74.6
%にまで水分率を上げた。木材チップは32〜33℃を
示していた。そして、このように高熱処理をした木材チ
ップに対して、上述のように立ち上げられた種菌を加え
た。
【0028】このように、あらかじめ木材チップを10
0℃以上に加熱することにより部分的に構造を破壊し分
解を容易にするとともに、木材チップに含まれるバクテ
リアをあらかじめ殺菌し、本実施例において加えられる
種菌のみを増殖させることが可能となる。
【0029】また、別の実験で、馬糞などを含む厩舎の
麦わらを分解した際には、麦わらの中にかなりの線虫が
顕微鏡下で見られた。これらの線虫は、馬体の寄生虫と
考えられるが、分解処理に先立って、100℃以上の高
熱処理を施した場合には、上記のような線虫は発見され
なかった。従って、前処理として高熱処理を行うこと
は、処理機の中に色々な生物の混入を防ぐ意味でも有効
である。なお、木材チップは、本発明装置により比較的
容易に分解することが可能であるが、麦わらなどは2層
の性質の異なるセルロース繊維がはりあわされた構造を
しているために、そのままではかなり難分解性の性質を
示すため、予め機械的圧力を加えて、その2層構造を破
壊してから、分解処理を行うことが有効であることが判
明した。また別の実験において、竹チップを分解する際
には、前処理として、竹チップは蒸してローラーをかけ
ることにより、非常に小さな繊維の断片に分割されるの
で、微生物による分解を促進することが可能となる。
【0030】さて、以上のように前処理された木材チッ
プに対して、種菌と種菌の一次栄養源、例えば糞尿など
の有機物を入れてから、2000リットル機のドラムを
回転させた。吹き出し口で28℃の空気を送り込んだ。
2000リットル機は大きな放熱体であるため、木材チ
ップは最初は21℃(室温)を示した。さらに常温発酵
菌を増殖させるためには、74〜75%程度の水分量が
最適なので、水を加えて水分率を上昇させた。第1日目
は278リットル、第2日目午前に167リットル、午
後に48リットル加えて水分率を維持した。またバクテ
リアが増加し、木材チップを分解し始めると、有機物が
炭酸ガスと水となり、水分を処理機に加えなくても水分
率は上昇していき、第6日目は77.9%にまで上昇し
た(図7参照のこと)。
【0031】また木材チップの温度について観察してみ
ると、図8に示すように、当初21℃であった2000
リットル機内の木材チップは、バクテリアが馬糞を食べ
て増殖し、木材チップを分解し始めると、徐々に発熱を
始め、やがて30℃近くにまで上昇した。木材チップを
温めて、バクテリアを早く増殖させるために熱源として
用いたブロアーヒーターは第4日目に切断したが、木材
チップは28〜30℃で、第7日目の実験終了まで安定
した状態を保った。
【0032】また実験段階では、木材チップの分解度を
全有機炭素量測定器や顕微鏡を用いて調べることが可能
であるが、現場の処理場でいちいち木材チップの分解度
を調べることは困難である。そこで、手軽な分解指標を
作る目的で、種々の測定をしたが、その一つが電気伝導
度であった。各時間に一定量の分解された木材チップを
取り出し、一定量の水の中に入れてかき混ぜ、その水の
電気伝導度(EC)を測定した。その結果、図9に示す
ように、最初の1日間はEC値は4.4で変動しなかっ
たが、バクテリアが増殖し、木材チップの分解が始まる
と、2日目あたりから増加を始め、4日目、5日目、6
日目と6.3〜8.4位の値まで上昇した。この変化
は、8に示す温度変化のグラフとよく一致していた。す
なわち、バクテリアが木材チップを分解始めると、細胞
が壊され、中からイオンが溶出し、これが水の中に溶け
出すために電気伝導度が上昇したと考えられる。従っ
て、処理場現場では電気伝導度を観測することにより、
植物性チップの分解度を調整することが可能であり、堆
肥段階、あるいは完全分解段階などの諸段階で分解反応
を停止することができる。
【0033】木材チップの固形量の変化については、図
7に示すように、0日目で固形値は258kgであっ
た。図10に示すように、7日後の10時に木材チップ
を取り出して全重量を量ったところ、648kgであっ
た。水分率は74%であるから、固形重量は168kg
であった。反応出発時の木材チップの固形重量は258
kgであったから、90kg位がが水と炭酸ガスに変化
したと考えられる(図10)。見かけの体積をみると4
分の1くらいにまで減少していた。これは、先に10リ
ットル機の実施例において観測した結果と同じであっ
た。
【0034】また図11には、EC値と固形量の変化の
関係が示されている。図示のように、最初の固形量を1
として、その減少ととともに電気伝導度が上昇している
様子がわかり、これによっても、EC値が手軽に木材チ
ップの分解度合いを示す指標として使用することができ
ることが分かる。
【0035】次に菌種の一次栄養源の経時的変化を見て
みる。既に説明したように、木材チップをバクテリアに
より分解させるためには、まず一次栄養源によりバクテ
リアを充分に増殖させなければならない。先の10リッ
トル機を用いた実施例では、バクテリア群を増殖させる
ための一次栄養源として、野菜クズ等を用いたが、この
2000リットル機を用いた実施例では、一次栄養源と
して馬糞を用いた。2000リットル機から各時間帯に
取り出した木材チップを1グラム取り、100ミリリッ
トルの水に入れて超音波を10分かけ可溶成分を取り出
した後、バクテリアを通さない0.22μの穴のあいた
グラスファイバー・フィルターで内容物を取り出した。
この有機炭素量を測定したところ、図12に示すよう
に、バクテリアの一次栄養源としての馬糞に含まれる可
溶性の栄養物は、1日間は存在したが2日目以降は0に
なりバクテリアが食べつくしたことを示していた。すな
わち、この実施例によれば、わずか1日間でバクテリア
群は一次栄養源を食べ尽くし充分に増殖していることが
判明した。
【0036】一方、木材チップが分解されて小さな断片
となり可溶成分となる過程については、図12を参照す
ることにより、1日目までは、バクテリアにより分解さ
れて小さくなった木材チップは少なく、2日目から増加
したことがわかる。従って、バクテリアは、まず馬糞を
食べて増殖し、栄養源の有機物としての馬糞がなくなる
と木材チップを食べ始め、分解が急速に進展する。な
お、その間に木材チップは回転するドラムの中でこすら
れて弱体化し、繊維状のセルロースとなり、またその表
面に付けられた傷からバクテリアが侵入し、分解が促進
されると考えられる。なお、別の実施例では、稲わらを
長いまま2000リットルの処理機に放り込んで、分解
処理を行ったが、小さな繊維になるには、木材チップよ
りも時間がかかった。従って、稲わらについては、前処
理として、機械的に剪断等の処理を施すことが好まし
い。
【0037】以上のようにして、木材チップをバクテリ
アに食べさせて3日目のものを水分を蒸発させて、市販
のバーク堆肥と比較したところ、ほとんど同様のものが
産出された。このように、本発明によれば、従来であれ
ば、数年を要していたバーク堆肥をわずか、3日の分解
処理で形成することが可能であり、木材資源を飛躍的に
有効利用することが可能となった。
【0038】3.その他の実施例 (1)麦わらの分解処理 さらに、本願発明者らは、10リットル機と2,000
リットル機とを用いて麦わらの分解処理を行った。な
お、10リットル機では、麦わらを切断して投入し、2
000リットル機では麦わらと木材チップを混ぜてチッ
プ温度(平均温度)57℃、30分の高温処理をしてか
ら処理を行った。なお、2000リットル機では、バク
テリア群を一次増殖させるに十分な一次栄養源(馬糞)
を含んだ木材チップを使用した。
【0039】麦わら繊維がバクテリアにより分解されて
いく過程を顕微鏡で見ると、ギザギザの構造物がぎっし
りと束になった層と、平坦な繊維構造物が重なった2層
から構成されており、麦わらは稲わらよりも硬い構造を
示していた。そこで、2000リットル機で57℃30
分の高温処理を行ったところ、2,000リットルのド
ラムの中で麦わらは速やかに2重層が分離したため、バ
クテリアは早くセルロースを分解することができ、稲わ
らと同様にバラバラの繊維の断片となった。また、この
場合には、高温処理を行わなかった10リットル機で見
られたような線虫も発見されず、高温処理が殺菌能力が
あることが認められた。
【0040】(2)竹チップの分解処理 次に、馬糞が多量に含まれている竹チップの分解を試み
た。なお、竹チップは、蒸気で蒸した後、ローラーで圧
し潰し、小さく切断することにより形成されたものを使
用した。このような竹チップに対して、先の実施例の木
材チップで増殖させた種菌を混入し、分解過程を観察し
た。その結果、竹チップの端の方からバクテリアにより
浸食され、端部からささくれたように繊維がバラバラに
なっていく様子が見られた。全体としてみると、竹チッ
プのバクテリアによる分解には、木材チップと同様に、
困難がみられなかった。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明装置及び方
法によれば、処理容器内に収容された植物性チップに常
温発酵菌群及びその常温発酵菌群の栄養源、例えば糞尿
などが混入されるので、常温発酵菌群はまず糞尿などの
栄養源を分解して容易に増殖する。そして、攪拌や回転
などの外力により植物性チップの表面同士をすり合わせ
て無数の傷を生じさせるので、その傷から栄養源により
増殖した常温発酵菌群を植物性チップの内部に進入する
ことが可能となる。その結果、常温発酵菌群は植物性チ
ップの内部においても増殖し、セルロース成分やリグニ
ン成分を迅速に分解する。その際に、本発明によれば、
処理容器内に空気が導入されるので、悪臭などの原因と
なる嫌気性発酵菌群の増殖を抑えることができる。また
空気により処理容器内の温度の上昇も抑えられるので、
木質を炭化させ分解させ難くする高熱菌の増殖も抑える
ことができる。なお処理にあたっては、予め植物性チッ
プを高温処理することにより、植物性チップの強固な構
造を破壊することが可能であるとともに、植物性チップ
に当初から含まれるバクテリアを殺菌し、本発明による
常温発酵菌群のみを有効に増殖することができる。また
その際に機械的圧力を加えることによっても分解の促進
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づいて構成された植物性チップの分
解処理装置の一実施例の概略図である。
【図2】木材チップに含まれる有機炭素量の経時的変化
を示すグラフである。
【図3】木材チップに含まれる有機炭素量の経時的変化
を、不溶成分と可溶成分のそれぞれについて示すグラフ
である。
【図4】市販のバーク堆肥と本発明に基づいて形成され
た木材チップ堆肥とを比較する図表である。
【図5】本発明に適用可能なバクテリア群を増殖するた
めの手順を示す図表である。
【図6】本発明に適用可能な木材チップの高熱処理の手
順を示す図表である。
【図7】木材チップの分解発酵の経時的変化の一実施例
を示す図表である。
【図8】木材チップの分解発酵過程での温度変化を示す
図表である。
【図9】木材チップの分解発酵過程での電気伝導度(E
C)の変化を示す図表である。
【図10】分解後の木材チップの成分を示す図表であ
る。
【図11】木材チップの分解発酵過程での固形量とEC
値との関係を示す図表である。
【図12】木材チップの分解発酵過程での有機炭素量の
変化を示す図表である。
【符号の説明】
1 木材チップ分解装置 2 処理容器 3 木材チップ投入口 4 攪拌装置 5 散水装置 6 加熱装置 7 給気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C12N 1/20 C12N 1/20 F (56)参考文献 特開 平2−167878(JP,A) 特開 平5−105564(JP,A) 特開 平6−240254(JP,A) 特開 平5−209385(JP,A) 特開 昭51−57557(JP,A) 特開 昭56−150496(JP,A) 特開 昭50−39283(JP,A) 特開 平4−29792(JP,A) 特開 平7−31465(JP,A) 特開 平2−259180(JP,A) 特開 平3−220388(JP,A) 特開 平7−31465(JP,A) 特開 平6−191977(JP,A) 特開 平2−120289(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 3/00 - 5/00 C05F 1/00 - 17/02 C12S 3/04 - 3/08 D21C 9/08 - 9/16

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理容器内に収容された植物性チップを
    分解するための装置であって、前記植物性チップに常温
    大気存在下アルミニウムイオン濃度が0.1mM以上
    0.5mM以下に保持された栄養源中で選定された有機
    物の分解過程で生じる悪臭を吸着分解する好気性常温発
    酵バクテリア群及びその常温発酵菌群の栄養源を混入す
    る手段と、前記植物性チップの表面に傷を付けるための
    手段と、前記処理容器内に空気を導入する手段とを備え
    たことを特徴とする、植物性チップの分解装置。
  2. 【請求項2】 さらに前記処理容器内の水分を調整する
    ための手段を設けたことを特徴とする、請求項1に記載
    の植物性チップの分解装置。
  3. 【請求項3】 さらに前記処理容器内の温度を調整する
    ための温調手段を設けたことを特徴とする、請求項1又
    は2に記載の植物性チップの分解装置。
  4. 【請求項4】 前記バクテリア群は、少なくともBac
    illus sp.、Yeast、Acinetoba
    cter Iwoffii、Pseudomonas
    Pikettii、P.Pikettii、Acine
    tobacter sp.、Nocardia sp.
    のいずれか1つを含むことを特徴とする、請求項1、2
    又は3のいずれかに記載の植物性チップの分解装置。
  5. 【請求項5】 前記処理容器内の水分量は40重量%以
    上、好ましくは70重量%以上に保持されることを特徴
    とする、請求項2、3又は4いずれかに記載の植物性チ
    ップの分解装置。
  6. 【請求項6】 前記処理容器内の温度は20℃以上42
    ℃以下、好ましくは28℃±5℃程度に設定されること
    を特徴とする、請求項3、4又は5のいずれかに記載の
    植物性チップの分解装置。
  7. 【請求項7】 前記処理容器内の植物性チップに傷をつ
    ける手段は、撹拌装置であることを特徴とする、請求項
    1、2、3、4、5又は6のいずれかに記載の植物性チ
    ップの分解装置。
  8. 【請求項8】 前記処理容器内の植物性チップに傷をつ
    ける手段は、回転装置であることを特徴とする、請求項
    1、2、3、4、5、6又は7のいずれかに記載の植物
    性チップの分解装置。
  9. 【請求項9】 処理容器内に収容された植物性チップを
    分解するにあたり、前記植物性チップに常温大気存在下
    アルミニウムイオン濃度が0.1mM以上0.5mM以
    下に保持された栄養源中で選定された有機物の分解過程
    で生じる悪臭を吸着分解する好気性常温発酵バクテリア
    群及びその常温発酵菌の栄養源を混入し、前記植物性チ
    ップの表面に傷を付けながら、かつ曝気しながら、植物
    性チップを発酵分解することを特徴とする、植物性チッ
    プの分解方法。
  10. 【請求項10】 前記処理容器内の水分量を40重量%
    以上、好ましくは70重量%以上に保持することを特徴
    とする、請求項9に記載の植物性ヒップの分解方法。
  11. 【請求項11】 前記処理容器内の温度を20℃以上4
    2℃以下、好ましくは28℃±5℃程度に保持すること
    を特徴とする、請求項9又は10に記載の植物性チップ
    の分解方法。
  12. 【請求項12】 前記バクテリア群は、少なくともBa
    cillus sp.、Yeast、Acinetob
    acter Iwoffii、Pseudomonas
    Pikettii、P.Pikettii、Acin
    etobacter sp.、Nocardia s
    p.のいずれか1つを含むことを特徴とする、請求項
    9、10又は11のいずれかに記載の植物性チップの分
    解方法。
  13. 【請求項13】 前記植物性チップは、予め高温処理さ
    れることを特徴とする、請求項9、10、11又は12
    のいずれかに記載の植物性チップの分解方法。
  14. 【請求項14】 前記植物性チップは、予め機械的に加
    圧処理されることを特徴とする、請求項9、10、1
    1、12又は13のいずれかに記載の植物性チップの分
    解方法。
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