JP3131517B2 - 走査型プローブ顕微鏡装置 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡装置

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JP3131517B2
JP3131517B2 JP04347361A JP34736192A JP3131517B2 JP 3131517 B2 JP3131517 B2 JP 3131517B2 JP 04347361 A JP04347361 A JP 04347361A JP 34736192 A JP34736192 A JP 34736192A JP 3131517 B2 JP3131517 B2 JP 3131517B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一試料の複数の表面
情報を分離して得た個々の情報を合成し表面情報を形成
する表面情報分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 一般に、 所定の周波数で振動するカ
ンチレバーで試料表面上を走査させて得た表面情報から
画像を形成する走査プローブ顕微鏡がある。
【0003】 例えば、特開昭63-309802号公
報に提案される原子間力顕微鏡は、尖った先端部を持つ
片持ちばりを原子間力が発生可能な距離まで、試料表面
に近づけた状態で走査し、原子間力に影響されて生じる
片持ちばりの振動振幅の変化から固有振動数シフトを
検出する。ここで、検出された振動数のシフトが、前記
片持ちばりの先端部と前記試料表面の距離を示す情報と
使用され、前記試料表面の像が形成される。また、前記
片持ちばりの先端部に磁粉を付着させることによって、
試料の磁力情報を得ることが可能な走査型磁力顕微鏡
(MFM)として用いることができる。
【0004】 前述した片持ちばりの固有振動数のシフ
トを検出する方法について、図9に一定の振動振幅でカ
ンチレバーの根元を励振し、励振周波数を横軸として探
針先端の振動振幅を縦軸にしたカンチレバーの振動特性
を示し説明する。
【0005】図9(a)には、試料からの力、例えば磁
力の影響を受けていないカンチレバーの固有振動数をf
1とする振動特性を示す。図9(b)には、試料探針間
の距離が近付くことにより、探針は試料からのLennard-
Jones Potential による引力、静電引力、磁気力等の影
響を受け、力の距離依存性に基づく力勾配の値に応じて
固有振動数がf2に下がる特性になる。
【0006】さらに図9(c)に示すように、試料ステ
ージを探針に近付け、試料探針間に働く引力がカンチレ
バーのばねによる力を越えると、急激に探針先端が試料
表面に引き込まれ、探針先端が試料と接触し、振動振幅
が全周波数帯域で“0”になる。
【0007】そして、このようなアプローチ特性を示す
カンチレバーの根元を、励振周波数f3の正弦波で一定
の振幅の振動をさせておき、試料を探針に近付ける。そ
のときの探針先端の振動振幅の変化を試料位置に対応さ
せると、図10に示すような特性になる。
【0008】次に図11には、従来の走査型磁気力顕微
鏡の構成を示し説明する。
【0009】この走査型磁気力顕微鏡において、カンチ
レバー8は、加振圧電体9によって振動する。探針変位
検出部10は、前記カンチレバー8の先端の探針部の変
位を検出し、変位信号S1を振幅検出部11に出力す
る。
【0010】この振幅検出部11は、前記カンチレバー
8を加振するための正弦波信号S3を前記加振圧電体9
に出力し、さらに振幅検出部11は正弦波信号S3と同
じ周波数の信号をロックイン検出し、振幅信号S2を差
動アンプ12の一端に出力する。また他端には定電源1
3が接続されている。
【0011】そして、ホストコンピュータ2は、マイク
ロコンピュータ(以下、マイコンと称する)1から転送
された測定データを格納し、画像形成する。前記マイコ
ン1は、X制御部4、Y制御部5を介して、XYZ駆動
圧電体7を2次元走査するように制御しながら測定を行
ない、その測定データを前記ホストコンピュータ2に転
送する。この測定方法にはコンスタント磁力勾配測定
と、コンスタントハイト測定がある。
【0012】前記コンスタント磁力勾配測定では、前記
差動アンプ12により、振幅信号S2と定電源22の設
定値との差信号をとり、z制御部3では前記差信号が
“0”になるように、前記XYZ圧電体7をZ方向に伸
縮させる。つまり、前記振幅信号S2を一定値に保つよ
うにZ制御し、そのZ制御データVzをマイコン1を介
して取り込み、測定データとしている。
【0013】一方、コンスタントハイト測定では、振動
しているカンチレバー8の根元を固定して試料6の表面
から読出し、A/D変換部3からA/D変換して出力さ
れた信号、つまり振幅信号S2を測定データとする。
【0014】また、カンチレバーの固有振動数のシフト
を検出するのに振幅検出部11に換えて、位相検出器を
用い、変位信号S1の正弦波信号S3からの位相ずれを
検出する手法も用いられることがある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したMF
M測定では、メモリースコープ等に探針の振動振幅の試
料位置依存性を得て、この依存性から、コンスタント磁
力勾配測定では、設定したい振動振幅の値を読み取り、
読み取った値をもとに制御の目標値(定電源22の設定
値)を設定している。
【0016】また、コンスタントハイト測定の場合に
は、この距離依存性曲線をもとに特定の試料探針間距離
を設定している。これらの手順には測定者の値の読み間
違い等による誤動作の危険性を伴っている。
【0017】 また試料探針間距離の正確測定のため
にz方向の微動機構を静止させる又は制御する必要があ
るが、傾きを持った試料表面の走査に伴う試料探針間距
離の変化に対しては振動振幅信号の変化に応じて試料の
傾きを直す等の手間のかかる作業が必要であった。
【0018】そこで本発明は、容易に試料探針間距離の
正確な設定及び見積りが行え、一定の試料探針間距離で
の探針走査ができる走査型プローブ顕微鏡装置を提供す
ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、尖った探針部を有するカンチレバーと、前
記探針部の変位を検出する手段と、前記探針部の共振特
性の変化を検出する手段と、前記試料を3次元に制御駆
動する手段と、前記試料の表面情報を記憶する手段と、
複数の前記表面情報を演算処理する手段と、前記表面情
報を画像形成する手段とで構成される走査型プローブ顕
微鏡において、前記試料と無振動の探針に働く力情報か
らなる第1の表面情報と、所定振動する探針を用いた磁
気力の勾配情報からなる第2の表面情報の試料探針間距
離に対する依存性の測定を同時に行ない、第1の表面情
報若しくは第2の表面情報のいずれかに基づく試料探針
間隔を制御する走査型プローブ顕微鏡装置を提供する。
【0020】
【作用】以上のような構成の走査型プローブ顕微鏡装置
は、MFMにおいて検出されている探針の変位の中心値
と、探針の振動振幅値の試料探針間との距離の依存性曲
線が測定され、2つの曲線が画像化され、等磁力勾配像
の測定における振動振幅値の設定とコンスタントハイト
像測定における試料探針間距離が設定及び見積りされ
る。また、試料位置の見積りを利用して平坦な試料のコ
ンスタントハイト像測定の探針走査平面が検出され、一
定の試料探針間距離で探針走査される。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0022】図1には、本発明による第1実施例として
の走査型プローブ顕微鏡装置の構成を示し説明する。
【0023】この走査型プローブ顕微鏡装置において、
マイクロコンピュータ(以下、マイコンと称する)21
は、検出した表面情報から画像を形成するホストコンピ
ュータ22が設けられている。また前記マイコン21
は、Z制御部23、X制御部24、Y制御部25を制御
し、試料26が載置されるXYZ駆動圧電体27を伸縮
動作して、該試料26を任意のX,Y,Z方向に微動さ
せる。
【0024】また、前記XYZ駆動圧電体27は、粗動
制御部28に制御される試料ステージ粗動部29上に設
けられており、該XYZ駆動圧電体27を移動すること
により、前記試料26の大きな移動が行なわれる。
【0025】また、前記試料ステージ粗動部29は本体
30上に取り付けられており、本体支柱が上方へ設けら
れ、カンチレバー31が設けられている。
【0026】前記カンチレバー31は、前記試料26の
表面に尖った先端部を近付けるように設けられ、加振圧
電体32、カンチレバー粗動アクチェエータ33を介し
て取り付けられる。このカンチレバー粗動アクチェエー
タ33は、マイコン1によって制御されるレバー位置制
御部34によって駆動され、前記カンチレバー31の位
置を移動させる。
【0027】前記カンチレバー31は、前記加振圧電体
32によって振動され、試料表面上の走査による所定振
動若しくは、無振動のカンチレバー31の先端部の変位
は、探針変位検出部35により検出され、変位信号S1
として振幅検出部36及びA/D変換部37に出力され
る。
【0028】前記振幅検出部36は、前記加振圧電体3
2に前記カンチレバー31を加振するための正弦波信号
S3を出力し、その正弦波と同じ周波数の信号をロック
インアンプ検出し、振幅信号S2として前記A/D変換
部37に出力する。前記振幅検出部36は、前記マイコ
ン21の制御により、振幅信号S2を出力する若しく
は、停止することができる。
【0029】前記A/D変換部37は、前記マイコン2
1の制御により、変位信号S1若しくは振幅信号S2の
いずれかの信号を選択し出力することができる。
【0030】前記マイコン21は、前記前記X制御部2
4、前記Y制御部25を制御し、前記XYZ駆動圧電体
27をカンチレバー31に対して、2次元走査しなが
ら、測定を行い、そのカンチレバー31の変位を測定デ
ータとしてホストコンピュータ22に転送する。前記ホ
ストコンピュータ22は、前記マイコン21から転送さ
れた測定データを格納し、画像形成して表示出力する。
【0031】次に、このように構成された走査型プロー
ブ顕微鏡装置のよる、試料の移動に対するフォースカー
ブ及び探針振動振幅曲線を図2に示し、図3に示す粗動
アプローチシーケンスのフローチャート及び図4に示す
微動アプローチシーケンスのフローチャートを参照し
て、走査型プローブ顕微鏡装置の測定動作について説明
する。
【0032】この粗動アプローチの動作を図3を参照し
て説明する。
【0033】測定に際して、xyz駆動圧電体27に載
置される試料26の微動範囲(z方向について±Vzm
ax)に、カンチレバー31の先端探針部を持ち込むた
めに、前記試料26を粗動アプローチさせる。
【0034】まず探針部の位置を探針変位検出器35で
検出し、その出力信号S1を例えば“0”の基準点に設
定する(ステップS1)。次に、ホストコンピュータ2
2の画面上に示されるアプローチスイッチを図示しない
マウス等で指定し、マイコン21に対して、粗動アプロ
ーチ動作の開始を命令する(ステップS2)。
【0035】そして前記xyz微動圧電体27のz微動
信号Vzを試料26を探針から離す方向の余地がある設
定、例えば“0”にする(ステップS3)。試料ステー
ジ粗動部29に対して、粗動制御部28から試料26が
カンチレバー31の先端探針部に近付く方向に一定量移
動するような信号を出力させる(ステップS4)。
【0036】次に、変位信号S1をAD変換部37でA
D変換し、得られた信号が設定値を越えたか否か判断す
る(ステップS5)。この判断で、設定値を越えていな
い場合には(NO)、ステップS4に戻り、変位信号S
lが設定値を越えた場合には(YES)、xyz駆動圧
電体のz微動信号Vzを−Vzmaxにして、試料26
と探針の間隔を試料の微動範囲の最遠点にして(ステッ
プS6)、粗動アプローチ動作を終了させる。
【0037】次に前記試料26をxyz駆動圧電体27
により、z方向に走査して、図2(a)に示すフォース
カーブと、図2(b)に示す試料位置(Vz)対探針振
動振幅(振幅信号S2)曲線とを得る手法について、図
4のアプローチ動作のフローチャートを参照し説明す
る。
【0038】 まず、従来例で説明したと同様に、カン
チレバー31の探針先端部が一定の振幅V1で振動する
ような正弦波信号S3を、振幅検出器36から加振圧電
体32に所定の振幅Vmodで与える(ステップ11)
の印加により探針変位検出部35は、この探針部の変位
を検出し、変位信号S1を出力する。前記振幅検出器3
6は、この変位信号S1の振幅を検出し、その振幅に応
じた振幅信号S2を出力する。この時、粗動アプローチ
を追えたxyz駆動圧電体27のz方向微動信号Vzは、-Vzm
axになっている。すなわち、図10で示したように、z
方向微動信号が -Vzmaxのときに振幅信号S2の値はV1
である。
【0039】 次に、z制御部23から出力されるVz信
号を -VzmaxからVzmaxの間で走査する。このときの変位
信号S1と振幅信号S2の値を走査に同期して、A/D変換
器37でA/D変換する。このAD変換された変位信号S
1及び振幅信号S2の値はマイコン21を介して、ホス
トコンピュータ22に送られ、Vz信号の値を横軸とし
て、ホストコンピュータ22の表示画面上にグラフとし
て表示され、若しくは記憶される(ステップ12)。こ
の動作を所定回数繰り返す(ステップ13)。
【0040】この様な走査により、図2(a)に示す試
料位置(Vz)対探針変位(変位信号S1)曲線、いわ
ゆるフォースカーブと、同図(b)に示す試料位置(V
z)対探針振動振幅(振幅信号S2)曲線の2つの特性
が得られる。そして、依存性曲線測定としては、前記試
料26がカンチレバー31から遠ざかる方向の最大値を
z微動信号Vzとし(ステップS14)、測定されたz
依存性曲線をホストコンピュータ22上にこれらの2つ
の曲線を表示する(ステップS15)。
【0041】次に、等磁力勾配像若しくはコンスタント
ハイトMFM像の測定を行うか否か判断し(ステップS
16)、測定しなければ(NO)、他の測定若しくは他
の動作を行う(ステップS17)。
【0042】次に、測定したい像を設定する(ステップ
S18)。即ち、等磁力勾配像の測定(ステップS1
9)、若しくはコンスタントハイトMFM像の測定(ス
テップS24)を決定する。
【0043】まず、ステップS19を選択し、等磁力勾
配像を測定する場合を説明する。
【0044】前記等磁力勾配像を測定するときには、振
幅信号S2を一定に制御する必要がある。そこで、ステ
ップS15の動作により得られた試料位置(Vz)対探
針振動振幅(振幅信号S2)曲線(図2(b))上の縦
軸の高さをホストコンピュータ22上でマウス等により
S2軸のV2を指定する(ステップS20)。
【0045】次に、−Vzmaxに設定されているZ制
御部23の出力信号Vzを試料26が探針に近づく方向
に移動させながら振幅信号S2をモニターする(ステッ
プS21)。モニターしている振幅信号S2が設定され
ているV2の値になったところで、マイコン21により
制御されるVzを、振幅信号S2によりV2の値が保持
されるような自動制御動作に切り替える(ステップS2
2)。
【0046】さらにX制御部24及びY制御部25から
出力される走査信号に同期して、Vz信号を取り込み、
XY信号に応じた場所に表示することによって、等磁力
勾配像を得る(ステップS23)。
【0047】次にコンスタントハイトMFM像の測定を
する場合を説明する。このコンスタントハイトMFM像
は、カンチレバー31の高さを一定にしておき、探針部
の振幅信号S2の変化を測定するものであり、前記カン
チレバー31の高さを一定に設定する必要がある。
【0048】そこで、ステップS15により得られた試
料位置(Vz)対探針振動振幅(S2)曲線上の横軸の
試料位置を、ホストコンピュータ22で図2(b)のよ
うに表示される曲線上で、マウス等によりVz軸の設定
位置t5を指定する(ステップS25)。
【0049】つぎにマイコン21からの指示で、−Vz
maxに設定されているZ制御部23の出力信号Vzを
t5の値になるまで変化させ、Vzの値をt5で固定す
る(ステップS26)。さらに、X制御部24及びY制
御部25から出力される走査信号に同期して振幅信号S
2を取り込み、ホストコンピュータ22上あるいは表示
装置上のXY軸に応じた場所に表示することによってコ
ンスタントハイトMFMを得る(ステップS27)。
【0050】このようにホストコンピュータ22上に示
される図5のような特性曲線を参照しながら設定を行
い、その設定がマイコンを通して装置の制御に直結する
ため、人為的な誤動作等を避けることができる。
【0051】次に本発明の第2実施例としての走査型プ
ローブ顕微鏡装置について説明する。この第2実施例の
構成は、図1の構成と同じであり、測定動作が異なって
いる。 図5に示すカンチレバーの移動に対するフォー
スカーブ及び力勾配信号のカンチレバー位置依存性曲
線、図6に示す粗動アプローチシーケンスのフローチャ
ート及び図7に示す微動アプローチシーケンスのフロー
チャートを参照して説明する。
【0052】この走査型プローブ顕微鏡装置は、第1実
施例と同様に、xyz駆動圧電体27に載置される試料
26の微動範囲にカンチレバー31の先端探針部を持ち
込むために、前記試料26を粗動アプローチさせる。こ
の動作は、第1実施例とほぼ同じである。但し、前述し
た図3のステップS6において、試料と探針の間隔を遠
ざけるのにz制御部4から出力されるVz信号を用いて
xyz駆動圧電体27をz方向に動かしていたが、レバ
ー位置制御部34から出力されるVtip信号を用い
て、探針を試料の微動範囲より遠くに移動するとしても
よい。
【0053】そして前記カンチレバー31をz方向に走
査して、図5(a)に示すフォースカーブ、同図(b)
に示す試料位置(Vz)対探針振動振幅(S2)曲線を
得る手法について説明する。
【0054】まず、第1実施例で説明したと同様に、カ
ンチレバー31の先端探針部が一定の振幅V1で振動す
るような正弦波信号S3を、振幅検出器36から加振圧
電体32に所定の振幅Vmodで与える(ステップS3
1)。
【0055】そして粗動アプローチを終えたカンチレバ
ー粗動アクチュエータ33のz方向微動信号Vtip
は、図5に示すように前記試料26の微動範囲を越えて
位置U1にある。この粗動アプローチを終えた段階で
は、第1実施例と同様に、前記試料26と探針が十分離
れている(即ち、z方向微動信号が位置U1)の時に、
振幅信号S2の値はV1となる。
【0056】次に、レバー位置制御部34から出力され
るVtip信号を位置U1から位置U3の間で走査す
る。このときの探針の変位信号S1及び探針の振幅信号
S2の値を走査に同期して、A/D変換器37でA/D
変換する。
【0057】そしてA/D変換された変位信号S1及び
振幅信号S2の値は、マイコン21を介して、ホストコ
ンピュータ22に送られ、Vtip信号の値を横軸とし
て、前記ホストコンピュータ22に、そのの表示画面上
にグラフ化される若しくは、記憶される(ステップS3
2)。
【0058】このような動作を所定回数繰り返す(ステ
ップS33)。
【0059】この様な走査により、図5(a)に示すカ
ンチレバー位置(Vtip)対探針変位(S1)曲線、
いわゆるフォースカーブと、同図(b)に示すカンチレ
バー位置(Vtip)対探針振動振幅(振幅信号S2)
曲線の2つの特性が得られる。そして、アプローチ開始
時のカンチレバー粗動信号Vtipに戻し(ステップS
34)、測定されたz依存性曲線をホストコンピュータ
22上に表示する(ステップS35)。次に、等磁力勾
配像若しくはコンスタントハイトMFM像の測定を行う
か判断し(ステップS36)、測定しなければ(N
O)、他の測定若しくは他の動作を行う(ステップS3
7)。
【0060】次に、測定したい像を設定する(ステップ
S38)。即ち、等磁力勾配像の測定(ステップS3
9)、若しくはコンスタントハイトMFM像の測定(ス
テップS44)を決定する。
【0061】まず、等磁力勾配像の測定を説明する(ス
テップS39)。
【0062】前述した第1実施例と同様に、等磁力勾配
像を測定するために、ステップS35の動作により得ら
れた図5(b)に示すカンチレバー位置(Vz)対探針
振動振幅(振幅信号S2)曲線上の縦軸の高さをホスト
コンピュータ上に表示されている図5(b)上でマウス
等により、S2軸の設定位置V2を指定する(ステップ
S40)。
【0063】次に位置U1にあるレバー位置制御部34
の出力信号Vtipを、探針に試料26が近づく方向に
移動させながら(ステップS41)、振幅信号S2をモ
ニターする。その振幅信号S2が予め設定しておいたV
2の値になった時点で、マイコン21で制御されたVz
を、振幅信号S2がV2の値を保つ自動制御動作に切り
替える(ステップS42)。
【0064】最終的にX制御部24及びY制御部24か
ら出力されることになる走査信号に同期してVz信号を
取り込み、XY信号に応じた場所に表示することによっ
て等磁力勾配像を得る(ステップS43)。
【0065】次に、コンスタントハイトMFM像の測定
をする場合を説明する。このコンスタントハイトMFM
像は、カンチレバー31の高さを一定にしておき、探針
部の振動振幅信号S2の変化を測定するものであり、カ
ンチレバー31の高さを一定に設定する必要がある。
【0066】まず、ステップS35の動作により得られ
たホストコンピュータ22上のVtip対S1曲線(図
5(a))のS1軸上で試料位置はフォースカーブが水
平になっているW0の位置と考えられる。
【0067】そこでマウス等により、S1軸の試料位置
(W0)を基準とした、カンチレバー31の高さW2を
指定する(ステップS45)。次にマイコン21からの
指示でレバー位置制御部34の出力信号Vtipを探針
が試料26に近づく方向に変位信号S1がW1信号がW
2になるまで変化させ、図5(a)に示すように、Vt
ip信号の値を位置U5で固定する(ステップS4
6)。
【0068】さらに、X制御部24及びY制御部25か
ら出力される走査信号に同期して、振幅信号S2を取り
込み、ホストコンピュータ22上あるいは表示装置上の
XY軸に応じた場所に表示することによってコンスタン
トハイトMFM像が得られる(ステップS47)。
【0069】以上説明したように、この第2実施例の走
査型プローブ顕微鏡装置では、探針変位の信号を用いて
試料の位置を確認した上で変位測定値による距離設定を
行うために、正確な試料探針間距離の設定と見積りが実
現されている。
【0070】次に本発明による第3実施例としての走査
型プローブ顕微鏡装置を説明する。前述した第2実施例
においては、探針の試料からの高さをxy平面領域上の
一点で設定していたが、試料の傾きを考慮したときにX
Y走査に従い、試料と探針の間隔が変化する。
【0071】そこで、この走査型プローブ顕微鏡装置
は、図7に示すフローチャートのように、走査領域内の
試料平面の傾きを知るために、第2実施例で行った依存
性曲線を測定領域の最低3点以上で行い、試料面の平均
的な平面を計算し、その平面から高さを設定することに
より試料探針間の距離を一定に保ちながらコンスタント
ハイト像測定を行う。
【0072】まず、測定平面の2次元領域を示すための
正方形を走査範囲及び走査方向を含めて、図7(b)に
示すようにホストコンピュータ22の画面上に表示する
(ステップS51)。
【0073】次に、前記正方形中の少なくとも3点をサ
ンプリング点としてマウス等により指定する(ステップ
S52)。そしてXYZ駆動圧電体27に測定点(P
1,P2,…)の座標に該当するXY制御信号を印加す
る(ステップS53)。
【0074】次に第1実施例で説明したと同様に、カン
チレバー31の先端探針部が一定の振幅V1で振動する
ような正弦波信号S3を、振幅検出器36から加振圧電
体32に所定の振幅Vmodで与える(ステップS5
4)。そして所定の振幅及びオフセットでカンチレバー
粗動信号Vtipを走査する。また、この走査信号に同
期して、(変位信号S1と)振幅信号S2を記憶もしく
は、ホストコンピュータ22の画面に表示する(ステッ
プS55)。
【0075】次に、前記カンチレバー粗動信号Vtip
の走査が所定回数になるまで繰り返し行い(ステップS
56)、所定回数に達した時点で、アプローチ開始時の
カンチレバー粗動信号Vtipに戻す(ステップS5
7)。
【0076】そして、図7(b)に示す全ての測定点P
1,P2,…の走査を行ったか判断し(ステップS5
8)、終了していない場合には(NO)、ステップS5
3に戻り、終了したならば(YES)、各測定点のカン
チレバー粗動信号Vtip対試料位置(Vz)対探針変
位(変位信号S1)曲線を測定領域中のxy座標と共に
ホストコンピュータ22の画面上に表示する(ステップ
S59)。
【0077】そして各測定点での探針位置[W2(P
1,P2,…)]を設定する(ステップS60)。xy
各点で設定された高さに基づいて走査する平面を計算す
る(ステップS61)。この計算で得られた平面のXY
走査に同期して、振幅信号S2を記録し及び表示して、
コンスタントハイトMFM像を得る(ステップS6
2)。 この走査型プローブ顕微鏡装置において、計算
によって得られた平面のz方向の変位を実現するのに、
xyz駆動圧電体用信号Vzを用いても、カンチレバー
粗動アクチュエータ駆動用信号Vtipを用いてもよ
い。
【0078】この動作により試料の傾きを簡単な前動作
によって正確に知ることが出来るため、傾斜の付いたサ
ンプルに対して、試料探針間距離を一定に保ちながら探
針の振動振幅の変化を測定することが出来る。
【0079】さらに図8には、第4実施例として、前述
した第1,第2,第3実施例で示した各構成部材がある
程度独立して機能を持つように構成された走査型プロー
ブ顕微鏡装置を示す。ここで、第4実施例の構成部材で
図1の部材と同等の機能及び動作を行う部材には、同じ
参照符号し特徴部分のみを説明する。
【0080】この走査型プローブ顕微鏡装置において、
A/D変換部37は所定のタイミングで変位信号S1,
振幅信号S2,Vz信号をA/D変換し、ホストコンピ
ュータ22上に転送する機能を有する。そしてX走査回
路43及びY走査回路44は少なくとも走査におけるデ
ータの取り込みのタイミングを前記ホストコンピュータ
22とやり取りしている。
【0081】また、粗動制御部28は、少なくともA/
D変換部37で取り込まれる変位信号S1を判断基準と
して、粗動のオンオフのできるものである。そしてレバ
ー位置制御部34は、少なくともカンチレバー31の根
元をz方向に走査するタイミングをホストコンピュータ
22とやり取りしている。
【0082】そして、差動アンプ46の基準電位となる
電圧源47は、設定される振動振幅の値に該当する電圧
になるように制御される。前記差動アンプ46からの出
力は、自動制御回路48に入力されるが、自動制御回路
48では、入力される値が“0”になるように、xyz
駆動圧電体27のz方向を自動制御するものである。
【0083】また、走査回路41は、試料26をz方向
に走査する際のタイミングを前記ホストコンピュータ2
2とやり取りでき、また前記ホストコンピュータ22か
らの指令により任意の位置から、前記試料26を探針か
ら遠ざける方向に値を振ることが出来るものである。ま
た、発振器45は、前記カンチレバー31を励振して探
針先端を振動させるもので、前記ホストコンピュータ2
2からの指令でオン・オフが出来るようになっている。
また、従来例でも述べたとおり振幅検出器36の換わり
に位相検出器を用いても実現可能である。
【0084】この構成により第1,第2,第3実施例の
測定が実現することができる。
【0085】以上説明したように、本発明の走査型プロ
ーブ顕微鏡装置によれば、試料に対するアプローチの方
法によって、カンチレバーの振動を用いて試料の情報を
取り出す走査型プローブ顕微鏡において、試料探針間に
働く力を反映するカンチレバーの変位量の試料位置依存
性と、試料探針間の力勾配を反映する探針の振動振幅信
号の試料表面からの距離依存性に基づいて、測定の制御
量の設定及び試料探針間隔設定を高精度で間違いなくに
行うことが出来るようになる。
【0086】また、カンチレバー側を走査することによ
り試料位置を検出することが出来、試料探針間距離の設
定をより高精度に行うことが出来るようになる。
【0087】さらに、測定領域中の複数の点において距
離依存性測定を行い、試料の傾きを測定することによっ
て、試料表面に傾きのある場合に試料の傾きに合わせた
一定の試料探針間隔での物性情報の変化を測定すること
が可能となる。
【0088】また本発明は、前述した実施例では走査型
磁力顕微鏡(MFM)を示し説明したが、MFMに限ら
ず、ファンデルワールス力顕微鏡、静電気力顕微鏡な
ど、カンチレバーを振動させてその固有振動数のツフト
を検出することでカンチレバーに影響する微弱な力を検
出する走査型プローブ顕微鏡全般に応用可能であり、他
にも発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形や応用が
可能であることは勿論である。
【0089】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、容
易に試料探針間距離の正確な設定及び見積りが行え、一
定の試料探針間距離での探針走査ができる走査型プロー
ブ顕微鏡装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による第1実施例としての走査
型プローブ顕微鏡装置の構成を示す図である。
【図2】図2は、試料の移動に対するフォースカーブ及
び探針振動振幅曲線を示す図である。
【図3】図3は、第1実施例の粗動アプローチシーケン
スを示すフローチャートである。
【図4】図4は、第1実施例の微動アプローチシーケン
スを示すフローチャートである。
【図5】図5は、第2実施例としての走査型プローブ顕
微鏡装置のカンチレバーの移動に対するフォースカーブ
及び力勾配信号のカンチレバー位置依存性曲線を示す図
である。
【図6】図6は、第2実施例の粗動アプローチシーケン
スを示すフローチャートである。
【図7】図7は、第3実施例としての走査型プローブ顕
微鏡装置の微動アプローチシーケンスを示すフローチャ
ートである。
【図8】図8は、本発明による第4実施例としての走査
型プローブ顕微鏡装置の構成を示す図である。
【図9】図9は、励振周波数と探針先端の振動振幅によ
るカンチレバーの振動特性を示す図である。
【図10】図10は、探針先端の振動振幅の変化と試料
位置との関係を示す図である。
【図11】図11は、従来の走査型磁気力顕微鏡の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1,21…マイクロコンピュータ(マイコン)、2,2
2…ホストコンピュータ、3,23…z制御部、4,2
4…X制御部、5,25…Y制御部、6,26…試料、
7,27…XYZ駆動圧電体、8,31…カンチレバ
ー、9,32…加振圧電体、10,35…探針変位検出
部、11,36…振幅検出部、12…差動アンプ、13
…定電源、14,37…A/D変換部28…粗動制御
部、29…試料ステージ粗動部、30…本体、33…カ
ンチレバー粗動アクチェエータ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−312563(JP,A) 特開 平4−184201(JP,A) 特開 平5−203626(JP,A) 特開 平4−116401(JP,A) 特開 昭63−309802(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 21/00 - 21/32 G01B 7/00 - 7/34 102 G01N 13/10 - 13/24 G01N 37/00 H01J 37/28

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 尖った先端部を有するカンチレバーと、
    前記探針先端部の変位を検出する手段と、前記探針部の
    共振特性の変化を検出する手段と、前記試料と前記探針
    とを相対的に3次元に制御駆動する手段と、前記試料の
    表面情報を記憶する手段と、複数の表面情報を演算処理
    する手段と、前記表面情報を画像形成する手段とで構成
    される走査型プローブ顕微鏡において、前記試料と前記探針との間に働く力情報の内、前記探針
    の振動振幅の中心値から得られる第1の表面情報、及
    び、振幅値から得られる第2の表面情報 の試料探針間距
    離依存性の測定を同時に行ない、 第1の表面情報若しくは第2の表面情報のいずれかに
    または、両方に基づく試料探針間隔を制御することを特
    徴とする走査型プローブ顕微鏡装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の表面情報から選られる力情報
    は原子間力、または、静電気力、または、Lennard-Jone
    s Potentialによる引力、または、ファンデルワールス
    力であることを特徴とする請求項1に記載の走査型プロ
    ーブ顕微鏡装置。
  3. 【請求項3】 尖った先端部を有するカンチレバーと、
    前記探針先端部の変位を検出する手段と、前記探針部の
    共振特性の変化を検出する手段と、前記試料と前記探針
    とを相対的に3次元に制御駆動する手段と、前記試料の
    表面情報を記憶する手段と、複数の表面情報を演算処理
    する手段と、前記表面情報を画像形成する手段とで構成
    される走査型プローブ顕微鏡において、 前記試料と前記探針との間に働く力情報の内、前記探針
    の振動振幅の中心値から得られる第1の表面情報、及
    び、振幅値から得られる磁気力の勾配情報からなる第2
    の表面情報の試料探針間距離依存性の測定を同時に行な
    い、 第1の表面情報若しくは第2の表面情報のいずれかに、
    または、両方に基づく試料探針間隔を制御することを特
    徴とする走査型プローブ顕微鏡装置。
  4. 【請求項4】 前記試料と前記探針間隔の制御は等磁気
    力勾配を一定に保つように行う前記試料と前記探針間隔
    をこと特徴とする請求項3に記載の走査型プローブ顕微
    鏡装置。
  5. 【請求項5】 前記試料と前記探針間隔を一定に保つよ
    うに制御すること特徴 とする請求項3に記載の走査型プ
    ローブ顕微鏡装置。
  6. 【請求項6】 走査領域内で距離依存性曲線を行うこと
    特徴とする請求項3に記載の走査型プローブ顕微鏡装
    置。
  7. 【請求項7】 走査領域内で距離依存性曲線を3以上の
    点で行い、前記試料と前記探針間隔を一定に保つように
    制御すること特徴とする請求項3に記載の走査型プロー
    ブ顕微鏡装置。
  8. 【請求項8】 前記探針を前記試料表面からの高さ方向
    に走査すること特徴とする請求項3に記載の走査型プロ
    ーブ顕微鏡装置。
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