JP3131326B2 - シェル鋳型構造 - Google Patents
シェル鋳型構造Info
- Publication number
- JP3131326B2 JP3131326B2 JP05023783A JP2378393A JP3131326B2 JP 3131326 B2 JP3131326 B2 JP 3131326B2 JP 05023783 A JP05023783 A JP 05023783A JP 2378393 A JP2378393 A JP 2378393A JP 3131326 B2 JP3131326 B2 JP 3131326B2
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- JP
- Japan
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- shell mold
- product
- work
- runner
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は比較的衝撃に弱い部位を
有するワークを鋳造するためのシェル鋳型構造に関す
る。
有するワークを鋳造するためのシェル鋳型構造に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】例えば二輪車用シリンダバレルのように
外壁に無数の放熱フィンを有するワークを鋳造し、鋳型
から取り出してせき折り装置に搬送する場合、その途中
でワークに付着している砂を落とすためにワークを振動
させながら搬送コンベア上を搬送するような方法が採ら
れることがある。
外壁に無数の放熱フィンを有するワークを鋳造し、鋳型
から取り出してせき折り装置に搬送する場合、その途中
でワークに付着している砂を落とすためにワークを振動
させながら搬送コンベア上を搬送するような方法が採ら
れることがある。
【０００３】この場合、ワークの放熱フィン部は比較的
衝撃に弱く折れ易いために、従来は例えば搬送コンベア
全周に弾性体を巻いて、衝撃によってワークのフィンが
折損しないように保護する必要があった。
衝撃に弱く折れ易いために、従来は例えば搬送コンベア
全周に弾性体を巻いて、衝撃によってワークのフィンが
折損しないように保護する必要があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように搬送コンベアに弾性体を巻いて衝撃を吸収する方
法では、振動が弾性体によって吸収されるために放熱フ
ィンの折損の機会は少なくなるものの、ワークに付着し
た砂落としの効果が十分行われなくなるような不具合が
あった。
ように搬送コンベアに弾性体を巻いて衝撃を吸収する方
法では、振動が弾性体によって吸収されるために放熱フ
ィンの折損の機会は少なくなるものの、ワークに付着し
た砂落としの効果が十分行われなくなるような不具合が
あった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、シェル鋳型の製品キャビティに連通するゲ
ート部の入口位置の湯道部にノロ取りを兼ねた凹部を設
け、この凹部によって鋳造品に製品外周から突出する凸
部を形成するようにした。
め本発明は、シェル鋳型の製品キャビティに連通するゲ
ート部の入口位置の湯道部にノロ取りを兼ねた凹部を設
け、この凹部によって鋳造品に製品外周から突出する凸
部を形成するようにした。
【０００６】
【作用】製品キャビティの入口部に設けた凹部によって
ノロ等の不純物が除去されて、製品キャビティには良好
な注湯が行われるとともに、この凹部によって鋳造後製
品の外周から突出した凸部が形成され、例えばこの凸部
を搬送コンベアに当接させて振動させればワークの比較
的衝撃に弱いフィン部分等が干渉を免れるようになり、
損傷防止が図られる。
ノロ等の不純物が除去されて、製品キャビティには良好
な注湯が行われるとともに、この凹部によって鋳造後製
品の外周から突出した凸部が形成され、例えばこの凸部
を搬送コンベアに当接させて振動させればワークの比較
的衝撃に弱いフィン部分等が干渉を免れるようになり、
損傷防止が図られる。
【０００７】
【実施例】以下本発明のシェル鋳型構造の実施例を添付
図面に基づいて説明する。図１は本発明に係るシェル鋳
型の構成図、図２は同シェル鋳型によって鋳造したワー
クの正面図、図３は同シェル鋳型から取り出したワーク
の搬送状態の側面図である。
図面に基づいて説明する。図１は本発明に係るシェル鋳
型の構成図、図２は同シェル鋳型によって鋳造したワー
クの正面図、図３は同シェル鋳型から取り出したワーク
の搬送状態の側面図である。
【０００８】本発明のシェル鋳型構造は、例えば二輪車
のシリンダバレルのように外壁に多数の放熱フィンを有
するような製品を鋳造するためのシェル鋳型として構成
され、この放熱フィンのように比較的衝撃に弱い部位を
有するワークの鋳造に適して構成されているものであ
る。
のシリンダバレルのように外壁に多数の放熱フィンを有
するような製品を鋳造するためのシェル鋳型として構成
され、この放熱フィンのように比較的衝撃に弱い部位を
有するワークの鋳造に適して構成されているものであ
る。
【０００９】つまり、実施例ではシェル鋳型１の内部に
６個の製品キャビティ２を形成して、６個のシリンダバ
レルを同時に一体鋳造するようにしている。
６個の製品キャビティ２を形成して、６個のシリンダバ
レルを同時に一体鋳造するようにしている。
【００１０】そして、これらの各製品キャビティ２に注
湯するための湯道３を形成し、この湯道３には各製品キ
ャビティ２に連通するゲート部４の上流側には、夫々ノ
ロ取り用の溜部８を設けるとともに、ゲート部４入口位
置の湯道部にはノロ取りを兼ねて鋳造後に製品外周より
突出する凸部を形成する凹部５を設けている。
湯するための湯道３を形成し、この湯道３には各製品キ
ャビティ２に連通するゲート部４の上流側には、夫々ノ
ロ取り用の溜部８を設けるとともに、ゲート部４入口位
置の湯道部にはノロ取りを兼ねて鋳造後に製品外周より
突出する凸部を形成する凹部５を設けている。
【００１１】そして、この凹部５は例えば図１の紙面垂
直方向の奥行方向に形成されており、製品キャビティ２
の外周の奥行より深く形成されている。
直方向の奥行方向に形成されており、製品キャビティ２
の外周の奥行より深く形成されている。
【００１２】このシェル鋳型１を用いて鋳造を行った場
合、湯道３に注がれた溶湯は湯道３を通り溶湯上層のノ
ロ等の不純物は溜部８で除去された後、ゲート部４を介
して製品キャビティ２に注がれることになるが、このと
きゲート部４入口には凹部５が設けられているので、こ
の凹部５によって湯中のノロ等の不純物も除去されて良
好な湯が製品キャビティ２に注湯される。
合、湯道３に注がれた溶湯は湯道３を通り溶湯上層のノ
ロ等の不純物は溜部８で除去された後、ゲート部４を介
して製品キャビティ２に注がれることになるが、このと
きゲート部４入口には凹部５が設けられているので、こ
の凹部５によって湯中のノロ等の不純物も除去されて良
好な湯が製品キャビティ２に注湯される。
【００１３】又、図２に示すようにこの凹部５によって
鋳造後の１個の製品（ワーク）Ｗの外周に比較的衝撃に
弱い部位Ｗａより突出した凸部６が形成される。尚、図
２は単体のワークＷを示しているが、実際の鋳造品は６
個のワークＷが一体に連なっている。
鋳造後の１個の製品（ワーク）Ｗの外周に比較的衝撃に
弱い部位Ｗａより突出した凸部６が形成される。尚、図
２は単体のワークＷを示しているが、実際の鋳造品は６
個のワークＷが一体に連なっている。
【００１４】したがって、図３に示すようにシェル鋳型
１から取り出したワークを搬送コンベア７によってせき
折り装置に搬送する場合、ワークの凸部６を搬送コンベ
ア７と接触させれば比較的衝撃に弱い部位は干渉しなく
なり、搬送コンベア７に十分な砂落とし効果が得られる
振動を与えても、フィン等の比較的衝撃に弱い部位が損
傷することはない。
１から取り出したワークを搬送コンベア７によってせき
折り装置に搬送する場合、ワークの凸部６を搬送コンベ
ア７と接触させれば比較的衝撃に弱い部位は干渉しなく
なり、搬送コンベア７に十分な砂落とし効果が得られる
振動を与えても、フィン等の比較的衝撃に弱い部位が損
傷することはない。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ェル鋳型の製品キャビティに連通するゲート部の入口位
置の湯道部に、ノロ取りを兼ねた凹部を形成し、この凹
部によって鋳造品に製品外周より突出する凸部を形成す
るようにしたので、製品キャビティに不純物を含まない
良好な注湯を行えるとともに、搬送過程で衝撃に比較的
弱い部位が搬送部材と干渉することを防止でき、十分な
振動を与えて十分な砂落としを行うことができる。
ェル鋳型の製品キャビティに連通するゲート部の入口位
置の湯道部に、ノロ取りを兼ねた凹部を形成し、この凹
部によって鋳造品に製品外周より突出する凸部を形成す
るようにしたので、製品キャビティに不純物を含まない
良好な注湯を行えるとともに、搬送過程で衝撃に比較的
弱い部位が搬送部材と干渉することを防止でき、十分な
振動を与えて十分な砂落としを行うことができる。
【図１】本発明に係るシェル鋳型の構成図
【図２】同シェル鋳型によって鋳造したワークの正面図
【図３】同シェル鋳型から取り出したワークの搬送状態
の側面図
の側面図
１ シェル鋳型 ２ 製品キャビティ ３ 湯道 ４ ゲート部 ５ 凹部 ６ 凸部 Ｗ ワーク Ｗａ 比較的衝撃に弱い部位。
Claims (1)
- 【請求項１】 比較的衝撃に弱い部位を有するワークを
鋳造するためのシェル鋳型構造において、このシェル鋳
型は製品キャビティに連通するゲート部の入口位置の湯
道部にノロ取りを兼ねた凹部を備え、この凹部によって
鋳造品に製品外周から突出する凸部を形成するようにし
たことを特徴とするシェル鋳型構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05023783A JP3131326B2 (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | シェル鋳型構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05023783A JP3131326B2 (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | シェル鋳型構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06218484A JPH06218484A (ja) | 1994-08-09 |
| JP3131326B2 true JP3131326B2 (ja) | 2001-01-31 |
Family
ID=12119928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05023783A Expired - Fee Related JP3131326B2 (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | シェル鋳型構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3131326B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8540010B2 (en) * | 2006-04-19 | 2013-09-24 | Howmet Corporation | Sequential mold filling |
| CN103909233A (zh) * | 2014-04-09 | 2014-07-09 | 含山县全兴内燃机配件有限公司 | 一种散热防滑减噪振壳机 |
| CN105364011B (zh) * | 2014-08-29 | 2017-06-16 | 江苏凌特精密机械有限公司 | 一种新型振动环铸模 |
| CN105598374A (zh) * | 2015-12-28 | 2016-05-25 | 共享铸钢有限公司 | 一种防止铸件内浇口根部裂纹缺陷的浇注系统设计方法 |
-
1993
- 1993-01-19 JP JP05023783A patent/JP3131326B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06218484A (ja) | 1994-08-09 |
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Legal Events
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