JP3171375B2 - 砂鋳型鋳造による鋳造品の冷却方法 - Google Patents

砂鋳型鋳造による鋳造品の冷却方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、砂鋳型に溶湯を注
湯して得られる鋳造品の冷却方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来砂鋳型に溶湯を注湯して得られる鋳
造品のうち、急速冷却をしても問題のないものは、溶湯
が砂鋳型の中で凝固すると砂鋳型を崩壊し、鋳物砂の中
に鋳造品が埋没された状態にし、これらをドラム式のモ
−ルドク−ラ装置に投入して鋳造品と鋳物砂との接触を
くりかえして鋳造品を急冷させて取り出している。一方
急冷をすることにより鋳造品表面が硬度アップすること
が好ましくない場合、あるいは急冷により製品割れを起
すような鋳造品の場合は、溶湯が砂鋳型の中で凝固する
と砂鋳型を崩壊し、鋳造品を取り出して鋳造品受け箱内
に積み重ねられて自然放置の形で徐冷をしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように鋳造品を
自然放置の形で徐冷をするケ−スにおいては、鋳造品冷
却に時間が掛り生産性を悪くしていると共に鋳造品受け
箱の周囲が長時間熱気にさらされて乾燥し、ほこりが舞
って作業環境を悪くしている。また数多くの鋳造品を長
い間工場内に置いておく必要があり、鋳造品冷却のため
の広い場所を必要とする等の問題があった。本発明は上
記の問題に鑑みて成されたもので鋳造品の表面硬化又は
製品割れを起さず短時間内に冷却して生産性の向上と作
業環境悪化の防止を図ると共に冷却用の広い場所を必要
としない冷却方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】発明者は上記の目的を達
成するために種々テストをくりかえし行なった結果、鋳
造品を砂鋳型から取り出すのに鋳造品の温度が650℃
以上であると鋳造品が赤熱状態にあり取り出し作業中の
衝撃等で変形することを知見した。また高温の鋳造品を
鋳物砂との撹拌接触により100℃までに冷却させると
前述のように鋳造品表面の硬度アップ、ものによっては
製品割れを引き起すことから鋳造品の温度状況に応じた
鋳物砂との撹拌接触による冷却テストを行なった結果、
鋳造品が450℃以下の温度において鋳物砂との接触に
よる急速冷却を行なっても鋳造品の表面硬化又は製品割
れを起すことがないことを確認した。
【0005】これらの確認テストに基づいて成した本発
明における砂鋳型鋳造による鋳造品の冷却方法は、注湯
完了後の砂鋳型を冷却プ−ルラインに投入して鋳造品を
約600℃以下に冷却凝固させる工程と、約600℃以
下に冷却凝固された鋳造品を砂鋳型から取出して鋳造品
と鋳物砂とに分離する工程と、取出した鋳造品を搬送コ
ンベヤにより移送しながら自然放冷して約400℃以下
に徐冷する工程と、約400℃以下に冷却された鋳造品
と、前記分離された鋳物砂とを撹拌接触させて鋳造品を
急冷させる工程と、から成ることを特徴とするものであ
る。
【0006】
【発明の実施の状態】以下発明の実施の形態を図1に基
づいて詳しく説明する。溶湯の注湯を終えた注湯完了砂
鋳型1は、冷却プールライン2に搬入され、鋳造品がハ
ンドリング作業可能な約600℃以下の温度に冷却凝固
される。(冷却プールライン2の長さが予じめ調整して
ある)。次に鋳造品を約600℃に冷却させた砂鋳型は
振動型ばらし機あるいは鋳造品取出ロボット等により成
る鋳造品取出装置3に移されて鋳造品4と鋳物砂5に分
離される。
【0007】次に分離された鋳造品4は振動コンベヤあ
るいはウォ−キングビ−ムコンベヤ等で成る搬送コンベ
ヤ6に移動しながら自然放冷の形で徐冷され、急冷を行
なっても欠陥が発生しない約400℃以下の温度にされ
る(搬送コンベヤ6の長さが予じめ調整してある)。さ
らに約400℃以下の温度に冷却された鋳造品は、前記
分離された鋳物砂5と共に回転ドラムあるいは振動ドラ
ム等によりなるドラム式モ−ルドク−ラ7に投入されて
鋳造品4が低温の鋳物砂5との撹拌接触をくりかえすこ
とにより約100℃に急速冷却されて取り出される。
【0008】一方ドラム式モ−ルドク−ラ7に投入され
た鋳物砂5は、鋳造品との撹拌接触によりダマ砕きが成
されると共に鋳造品を急速冷却させて再び鋳造品4と分
離されて砂再生機8等の後処理工程に移送させる。この
ようにして冷却された鋳造品は、従来の自然放置による
冷却(約4時間を要していた)のものに比べ約1/3
(約90分)で冷却させることができるようになり、し
かも冷却による鋳造欠陥もないことが明らかになった。
【発明の効果】本発明は、上記の説明から明らかなよう
に注湯完了砂鋳型を冷却プ−ルラインに搬入して鋳造品
が約600℃以下になるまで冷却凝固させた後、鋳造品
取出装置により鋳造品と鋳物砂とに分離し、鋳造品を搬
送コンベヤにより移送しながら自然放冷により約400
℃以下に徐冷し、この徐冷された鋳造品と前記分離され
た鋳物砂とをドラム式モ−ルドク−ラに投入して両者を
撹拌接触により鋳造品を急速冷却させるようにしたか
ら、急冷による鋳造品の欠陥のない状態でもって冷却時
間を大幅に短縮できるようになり、生産性を高めること
ができる効果がある。また鋳造品は高温状態で一定の場
所に長時間放置されることがなくなるため、作業環境の
悪化をなくすと共に鋳造品の冷却のための特別な場所を
必要としない等種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すフロ−チャ−ト図で
ある。
【符号の説明】
1 注湯完了砂鋳型 2 冷却プ−ルライン 3 鋳造品取出装置 4 鋳造品 5 鋳物砂 6 搬送コンベヤ 7 ドラム型モ−ルドク−ラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−328228(JP,A) 特開 平5−261518(JP,A) 特開 平4−167960(JP,A) 特開 昭58−86970(JP,A) 特開 昭56−17177(JP,A) 特開 昭63−199817(JP,A) 実開 昭57−127369(JP,U) 実開 平5−53768(JP,U) 実開 昭64−54962(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 30/00 B22D 29/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注湯完了後の砂鋳型を冷却プ−ルライン
    に搬入して、鋳造品を約600℃以下に冷却凝固させる
    工程と、約600℃以下に冷却凝固された鋳造品を砂鋳
    型から取り出して鋳造品と鋳物砂に分離する工程と、取
    り出した鋳造品を搬送コンベヤにより移送しながら自然
    放冷して約400℃以下に徐冷する工程と、約400℃
    以下に冷却された鋳造品と、前記分離された鋳物砂とを
    撹拌接触させて鋳造品を急冷させる工程と、から成るこ
    とを特徴とする砂鋳型鋳造による鋳造品の冷却方法
JP34809095A 1995-12-15 1995-12-15 砂鋳型鋳造による鋳造品の冷却方法 Expired - Fee Related JP3171375B2 (ja)

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JP3308217B2 (ja) * 1998-09-08 2002-07-29 新東工業株式会社 砂循環鋳造設備における鋳物冷却、取出し方法
WO2008038397A1 (fr) * 2006-09-25 2008-04-03 Aisin Takaoka Co., Ltd. Appareil de chaîne de production de pièces moulées

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