JP3130940U - ペット保持上着服 - Google Patents

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Abstract

【課題】犬や猫などのペットを飼主の胸の前に保持した状態で外出するための服であって、服の形が崩れにくく、広さが十分で、ペットが体を反転させやすく、窮屈な思いをしないで済み、ペットの出し入れが自由なペット保持上着服を提供することを目的とする。
【解決手段】二重の前身頃4を構成する外側前身頃6と内側前身頃8とが脇及び裾12で縫い合わされ、外側前身頃6の首周りが縫い合されないで開口18され凹状に形成される。この開口18の縁の中央から裾12の中央まで分割され、この分割部22をファスナー24で開閉自在にする。
【選択図】図1

Description

この考案は、ペットを飼主の胸の前に保持するための上着服の構造に関する。
犬や猫などのペットを飼主の胸の前に保持した状態で外出することができれば、飼主は両手が自由になり、重宝する。
このような目的のために、すなわち、下記の特許文献1には、リック様のもので体の前にペットを抱く「ペット抱持袋」なるものが記載される。ます。また、インターネットでは下記の非特許文献1のようなペットを入れるためのポケットが前身頃の中央に備えられた服が掲示されている。
実開平6-75154 http://www.rakuten.co.jp/doggyman/155209/410951/
しかしながら、前記の特許文献1は、飼主は外出のたびにリック様のものを体に装着しなければならず、面倒である。
また、前記の特許文献2は、飼主はペットの重さによりポケットが引っ張られ服の形が大きく崩れてしまうものであった。さらに、ポケットが前身頃の中央に備えられるので、ペットにとってポケットの広さが十分でなく、体を反転させるなどがしにくく、窮屈な思いをし、居心地の悪い感じがあった。また、このポケットは、通常のポケットと同じように上辺部のみが開口され、開口が狭く、ペットの出し入れに不自由であった。
この考案は、以上の問題点を解決するために、服の形が崩れにくく、広さが十分で、ペットが体を反転させやすく、窮屈な思いをしないで済み、ペットの出し入れが自由なペット保持上着服を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、この考案は、ペットを飼主の胸の前に保持するための上着服であって、二重の前身頃と、外側前身頃の首周りが縫い合されないで開口され凹状に形成された開口縁と、この開口縁の中央から下方へかけて分割された分割部と、この分割部を開閉自在にするファスナーと、を有することを特徴とするペット保持上着服である。
この考案は、二重の前身頃の間を利用するので、ペットの重さにより引っ張られた外側前身頃は、内側前身頃と同じく肩、及び脇の縫合部で受け止められるが、縫合部の性質上、服の形が崩れにくい。
また、二重の前身頃の間をいわば全面袋として利用するので、最大限の広さを得ることができ、ペットが体を反転させやすく、窮屈な思いをしないで済む。
また、開口縁の中央から裾の中央まで分割された分割部は、ファスナーによって開閉自在であり、開くと、二重の前身頃の間が殆どすべて開放され、ペットの出し入れが非常に自由になる。
この考案の実施形態を、図1及び図2に示す。
この実施形態に係るペット保持上着服2は、上半身の下着の上に着る上着である。
前身頃4は二重であり、すなわち外側前身頃6と内側前身頃8とから構成される。内側前身頃8の生地よりも外側前身頃6の生地を丈夫なものにすることもできる。外側前身頃6と内側前身頃8は、脇10で、後身頃とともに縫い合わされ、また、裾12、袖ぐり13、及び肩15で、互いに縫い合わされる。この縫い合わせにより、縫合部14は両脇と、裾12とで、上向きのコの字状になる。これにより外側前身頃6と内側前身頃8との間にいわば全面が大きな袋になった全面16袋が形成される。
他方、外側前身頃6の首周りは、内側前身頃8とは縫い合されないで、下向きに凹状に、すなわち大きく略U字状に開口される。この略U字状の開口18から、犬や猫などのペット20は、顔を出したり、上半身を出したりできる。そして、この開口18の開口縁の中央から裾12の中央まで分割される。この分割部22にはファスナー24が設けられ、開閉自在になる。
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、二重の前身頃4の間を利用するので、ペット20の重さにより引っ張られた外側前身頃6は、肩15、袖ぐり13、及び脇10の縫合部14で受け止められる。これにより縫合部14に加えられた引張り力は、内側前身頃8や後身頃により、服を着た飼い主26の全身により受け止められる。そして、縫合部14は、糸で縫い合わされ、いわば補強がなされているので、皺になりにくい。すなわち、服の形が崩れにくい。
また、内側前身頃8や後身頃の間をいわば全面袋として利用するので、ペット20を入れるための最大限の広さを得ることができ、ペット20が体を反転させやすく、窮屈な思いをしないで済む。
また、外側前身頃6が、略U字状の開口縁のU字中央から、裾12の中央まで分割された分割部22は、ファスナー24によって開閉自在であるので、開くと、内側前身頃8や後身頃で形成される全面袋が、殆どすべて開放されることになる。よって、ペット20の出し入れが非常に自由になる。
「他の実施形態」
以上の実施形態では、上半身の下着の上に着る上着がペット保持上着服2になったものであったが、他の実施形態では、つなぎ服をペット保持上着服にすることも可能である。つなぎ服であっても、腹部を横断する縫合部が存在し、この部分が実質的な裾になる。
以上の実施形態では、開口縁の凹状は略U字であったが、この凹状の形状は一定のものに限らず、たとえば略V字、あるいは上向きのコの字などであってもかまわない。
以上の実施形態では、外側前身頃6と内側前身頃8は、裾12、脇10、袖ぐり13、及び肩15で、互いに縫い合わされるものであったが、他の実施形態では、袖ぐり13は縫い合わせずに、裾12、脇10、及び肩15でのみ、互いに縫い合わされるものとしてもよい。
以上の実施形態では、分割部22は、開口18の開口縁の中央から下方へかけて裾12の中央まで長く分割されるが、他の実施形態では、この分割部分を短くしてもよい。すなわち、開口縁の中央から下方へかけて裾12に達しない部分までを分割し、裾12は未分割のままにすることもできる。
この考案の一実施形態に係るペット保持上着服の使用状態の斜視図である。 図1のペット保持上着服の正面図である。
符号の説明
2…ペット保持上着服、4…前身頃、6…外側前身頃、8…内側前身頃、10…脇、12…裾、14…縫合部、16…全面、18…開口、20…ペット、22…分割部、24…ファスナー、26…飼い主。

Claims (1)

  1. ペットを飼主の胸の前に保持するための上着服であって、二重の前身頃と、この二重の前身頃を構成する外側前身頃と内側前身頃とが少なくとも肩、脇、及び裾で縫い合わされた縫合部と、外側前身頃の首周りが縫い合されないで開口され凹状に形成された開口縁と、この開口縁の中央から下方へかけて分割された分割部と、この分割部を開閉自在にするファスナーと、を有することを特徴とするペット保持上着服。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6967237B1 (ja) * 2021-04-23 2021-11-17 澄代 土屋 ペットキャリアおよびアウターウェア
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