JP3130829B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3130829B2
JP3130829B2 JP09111182A JP11118297A JP3130829B2 JP 3130829 B2 JP3130829 B2 JP 3130829B2 JP 09111182 A JP09111182 A JP 09111182A JP 11118297 A JP11118297 A JP 11118297A JP 3130829 B2 JP3130829 B2 JP 3130829B2
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直康 池田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各画素電極に薄膜
電界効果型トランジスタが設けられ、これら薄膜電界効
果型トランジスタを介して液晶が駆動される液晶表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の液晶表示装置としては、
例えば図4に示すような構成のものが知られている。図
4は従来の液晶表示装置の能動素子が形成された基板の
一部を示す平面図である。同図において、ゲートバスラ
イン101とデータバスライン102〜104はそれぞ
れ直交してマトリクス状に配置され、これらバスライン
の各交差部近傍には、データバスラインからマトリクス
状に配置された各画素電極105〜107に印加される
電圧をゲートバスラインの信号に基づいて制御する薄膜
電界効果型トランジスタ(以下、TFT:Thin Film Tr
ansistorと略す)108〜110が配置されている。こ
の液晶表示装置では、各画素電極105〜107に印加
される電圧に応じて液晶の透過率が制御される。一般に
はこの基板を駆動するために、各バスラインの終端部に
外部から信号を印加するためのドライバ回路が接続され
る。例えば、640×480×RGBドットのパソコン
用カラー液晶表示装置を作製する場合には、640×3
=1920個のデータドライバ回路と、480個のゲー
トドライバ回路が接続される。
【0003】一般的に、データドライバ回路はゲートド
ライバ回路に比較して構造が複雑であるのと、動作速度
が早いことから、データドライバ回路の数の増加は液晶
表示装置の消費電力の増加やコストの上昇を招いてしま
う。そこで、特開平5-313604号公報に開示されているよ
うな液晶表示装置が提案されている。その公報に開示さ
れた液晶表示装置の基板の構造を図5に示す。
【0004】図5に示す基板は、図4に示した基板のデ
ータバスラインとゲートバスラインの位置が入れ替わっ
た構造になっている。すなわち、データバスライン12
0が各TTFT108〜110と共通に接続され、ゲー
トバスライン121〜123が各TTFT108〜12
0と個々に接続された構造になっている。この構造で
は、バスラインの本数の少ない側にデータドライバ回路
が設けられるので、データドライバ回路の数は図4に示
したものより減少し、これに伴って消費電力の低下およ
びコストの低減を図ることができる。例えば、640×
480×RGBドットのパソコン用カラー液晶表示装置
を作製する場合には、データドライバ回路は480個で
済むことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の液晶表示装置には、以下のような問題がある。
【0006】図4に示した基板構造のものにおいては、
その構造上、データドライバ回路の数が多くなってしま
うことから、液晶表示装置の消費電力の増加やコストの
上昇を招いてしまう。
【0007】図5に示した基板構造のものにおいては、
640×480×RGBドットの液晶表示装置をCRT
と同等の60Hzのノンインタレース駆動をさせると、
ゲートドライバICの出力数は640×3=1920本
となり、ゲートバスドライバ1本あたりの選択時間は、 1÷60÷640÷3=8.7×10-6(sec) となる。これは、通常の方法で約1900本のゲートバ
スラインを持つ液晶表示装置を駆動するのと同じことと
なる。しかし、実際は配線での信号の遅延、スイッチン
グ素子であるTFTの性能等により、僅か9μs以下の
期間に画素電極に正常な電圧を印加することは非常に困
難であり、電圧の印加不足により画質の劣化は避けられ
ない。
【0008】本発明の目的は、データドライバ回路の数
をより少ないものにでき、かつ、ゲートドライバ回路が
接続された側のバスラインの本数が増加するような場合
でも画素電極への信号の書き込み時間を確保することの
できる、高精度の液晶表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、m行×n列(m<n)の画素を有
し、各画素電極に薄膜電界効果型トランジスタが設けら
れ、前記薄膜電界効果型トランジスタのソース電極また
はドレイン電極に接続されるデータバスラインと前記薄
膜電界効果型トランジスタのゲート電極に接続されるゲ
ートバスラインが配設される液晶表示装置において、行
方向に連続して並ぶ複数個の画素により1つの絵素が構
成され、前記データバスラインとして複数のデータバス
ラインを備え、各データバスラインは絵素を構成する各
画素の薄膜電界効果型トランジスタ毎に個別に設けられ
るとともに行方向に並ぶ絵素間で同じ並びの画素の薄膜
電界効果型トランジスタに対して共通に接続されてお
り、それぞれのデータバスラインに前記画素電極へ信号
電圧を印加するデータドライバ回路が設けられ、前記ゲ
ートバスラインとして列方向に配設された少なくとも1
つのゲートバスラインを備え、該ゲートバスラインによ
って列方向に並ぶ各絵素の画素の薄膜電界効果型トラン
ジスタが共通に接続された構造とし、絵素列単位に前記
薄膜電界効果型トランジスタを駆動するゲートドライバ
回路が設けられたことを特徴とする。
【0010】上記の場合、ゲートバスラインは、列方向
に配設された1つのゲートバスラインを備え、該ゲート
バスラインから行方向に、列方向に連続して並ぶ各絵素
の薄膜電界効果型トランジスタと接続される複数のバス
ラインが分岐された構成としてもよい。また、ゲートバ
スラインは、絵素を構成する各画素の薄膜電界効果型ト
ランジスタ毎に個別に設けられるとともに列方向に並ぶ
絵素間で同じ並びの画素の薄膜電界効果型トランジスタ
に対して共通に接続された複数のゲートバスラインを備
え、各ゲートバスラインが1つのゲートドライバ回路に
共通に接続された構成としてもよい。
【0011】第2の発明は、m行×n列(m>n)の画
素を有し、各画素電極に薄膜電界効果型トランジスタが
設けられ、前記薄膜電界効果型トランジスタのソース電
極またはドレイン電極に接続されるデータバスラインと
前記薄膜電界効果型トランジスタのゲート電極に接続さ
れるゲートバスラインがマトリクス状に配設される液晶
表示装置において、列方向に連続して並ぶ複数個の画素
により1つの絵素が構成され、前記データバスラインと
して複数のデータバスラインを備え、各データバスライ
ンは絵素を構成する各画素の薄膜電界効果型トランジス
タ毎に個別に設けられるとともに列方向に並ぶ絵素間で
同じ並びの画素の薄膜電界効果型トランジスタに対して
共通に接続されており、それぞれのデータバスラインに
前記画素電極へ信号電圧を印加するデータドライバ回路
が設けられ、前記ゲートバスラインとして行方向に配設
された少なくとも1つのゲートバスラインを備え、該ゲ
ートバスラインによって行方向に並ぶ各絵素の画素の薄
膜電界効果型トランジスタが共通に接続された構造と
し、絵素列単位に前記薄膜電界効果型トランジスタを駆
動するゲートドライバ回路が設けられたことを特徴とす
る。
【0012】上記の場合、ゲートバスラインは、行方向
に配設された1つのゲートバスラインを備え、該ゲート
バスラインから列方向に、行方向に連続して並ぶ各絵素
の薄膜電界効果型トランジスタと接続される複数のバス
ラインが分岐された構成としてもよい。また、ゲートバ
スラインは、絵素を構成する各画素の薄膜電界効果型ト
ランジスタ毎に個別に設けられるとともに行方向に並ぶ
絵素間で同じ並びの画素の薄膜電界効果型トランジスタ
に対して共通に接続された複数のゲートバスラインを備
え、各ゲートバスラインが1つのゲートドライバ回路に
共通に接続された構成としてもよい。
【0013】上述のいずれの発明においても、絵素を構
成する各画素毎にカラーフィルタが設けられた構成とし
てもよい。
【0014】上述した第1および第2の本発明によれ
ば、複数の画素により1つの絵素が構成され、ゲートバ
スラインが列方向または行方向に並ぶ各絵素の画素の薄
膜電界効果型トランジスタに対して共通に接続され、ゲ
ートドライバ回路による画素の制御が絵素列単位に行わ
れるようになっているので、従来のもの(図4および図
5の基板)に比べてゲートドライバ回路の数を少なくで
き、ゲートバスライン1本あたりの選択時間を長くとる
ことが可能となる。したがって、従来のように配線での
信号の遅延、スイッチング素子であるTFTの性能等に
よって、液晶に印加される電圧が不足して画質が劣化す
るということは生じない。
【0015】さらに本発明では、データバスラインは、
m行×n列(m<n)の画素の場合は列に沿って設けら
れ、m行×n列(m>n)の画素の場合は行に沿って設
けられるようになっているので、データドライバ回路を
より少ない数で構成できるようになっている。
【0016】絵素を構成する各画素毎にカラーフィルタ
が設けられたものにおいては、例えば1つの絵素を構成
する色の異なる複数の画素を1組として信号処理を行え
るので、従来のもの(図4および図5の基板)でカラー
表示を行う場合と比べて信号処理は簡単になる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の液晶表示装置の実
施形態について説明する。
【0018】本形態の液晶表示装置は、m行×n列の画
素のそれぞれの電極にTFTが設けられ、これらTFT
を介して液晶が駆動されるもので、k個の画素により1
つの絵素が構成され、TFTのソース電極またはドレイ
ン電極と接続されるデータバスラインとTFTのゲート
電極と接続されるゲートラインが以下のように配設され
る。ただし、m,n,kは2以上の整数である。
【0019】m(行)<n(列)の場合は、行方向に並
ぶk個の画素により1つの絵素が構成され、データバス
ラインが行方向に沿って配設され、ゲートバスラインが
列方向に沿って配設される。データバスラインは絵素を
構成する各画素のTFT毎に個別に設けられ、行方向に
並ぶ絵素に対して共通に接続される。各データバスライ
ンのそれぞれには、個々にデータドライバ回路が接続さ
れる。ゲートバスラインは、列方向に並ぶ各絵素の画素
のTFTを共通に接続するように設けられ、絵素単位に
ゲートドライバ回路が接続される。
【0020】上記の構成では、ゲートドライバ回路は絵
素単位に設けられるので、その個数はn/k個となる。
この場合、一度にゲートドライバ回路から出力される信
号によって制御される画素の数はm×k個となる。単に
画素列単位にゲートドライバ回路を設けた場合、n個の
ドライバ回路が必要とされていたのに対し、ゲートドラ
イバ回路の数を1/k個に減少することができ、書き込
み時間(TFTをチャージする時間)を長くとることが
できる。これにより、液晶への電圧の印加を十分にとれ
るようになる。また、データバスラインは行方向に並ぶ
絵素に対して共通に接続されるようになっているので、
データドライバ回路の数はm×k個となる。これは、デ
ータバスラインを列方向に並ぶ絵素に対して共通に接続
した場合(n×k個)と比べると、m/nに減少したこ
とになる。
【0021】m(行)>n(列)の場合は、列方向に並
ぶk個の画素により1つの絵素が構成され、データバス
ラインが列方向に沿って配設され、ゲートバスラインが
行方向に沿って配設される。データバスラインは絵素を
構成する各画素のTFT毎に個別に設けられ、列方向に
並ぶ絵素に対して共通に接続される。各データバスライ
ンのそれぞれには、個々にデータドライバ回路が接続さ
れる。ゲートバスラインは、行方向に並ぶ絵素の各画素
のTFTを共通に接続するように設けられ、絵素単位に
ゲートドライバ回路が接続される。この構成において
も、上記のm(行)<n(列)の場合と同様、データド
ライバ回路の数をより少ないものにできるとともに、ゲ
ートドライバ回路の接続がバスラインの本数が増加する
ような配置の場合でも画素電極への信号の書き込み時間
を確保することができる。
【0022】次に、本発明の液晶表示装置の能動素子が
形成された基板の具体的な構成について説明する。
【0023】<実施形態1>図1は、本発明の第1の実
施形態の液晶表示装置の能動素子が形成された基板の一
部を示す平面図である。この基板は、m行×n列(m<
n)の画素の液晶表示パネルを構成するもので、3つの
画素電極1〜3を1組として1つの絵素が構成されてい
る。
【0024】各画素電極1〜3にはそれぞれTFT4〜
6が設けられており、TFTを介して画素電極に印加さ
れる電圧に応じて、画素電極と対向電極との間に挟持さ
れている液晶の透過率が制御される。ゲートバスライン
7は列方向に沿って配設され、各TFT4〜6のゲート
電極と接続されるように行方向にバスラインが分岐され
ている。このゲートバスライン7は、列方向に並ぶ絵素
の各画素のTFTのゲート電極を共通に接続するように
設けられており、一端がゲートドライバ回路に接続され
る。データバスライン8〜9は行方向に沿って配設さ
れ、TFT4〜6のソース電極と個別に接続されてい
る。これらデータバスライン8〜10は、行方向に並ぶ
絵素に対して共通に接続され、それぞれのバスラインの
一端には個々にデータドライバ回路が接続される。
【0025】本形態の基板では、ゲートバスラインは絵
素列毎に設けられているので、その本数はn/3本とな
り、これらゲートバスラインに接続されるゲートドライ
バ回路の個数もn/3個となる。単に画素列毎にゲート
ドライバ回路を設けた場合と比べると、ゲートドライバ
回路の数は1/3に減る。また、データバスラインは行
方向に並ぶ絵素に対して共通に接続されるようになって
いるので、データドライバ回路の数はm×3個となる。
これは、データバスラインを列方向に並ぶ絵素に対して
共通に接続した場合(n×k個)と比べると、m/nに
減少したことになる。ゆえに、本形態では、データドラ
イバ回路の数をより少ないものにできるとともに、画素
電極への信号の書き込み時間を確保することができる。
【0026】<実施形態2>図2は、本発明の第2の実
施形態の液晶表示装置の能動素子が形成された基板の一
部を示す平面図である。この基板は、図1に示したもの
とゲートバスラインの構成が異なる以外は同様の構成の
ものとなっている。図中、同じ構成には同じ符号を付し
てある。
【0027】ゲートバスライン7a〜7cは行方向に沿
って配設され、TFT4〜6のソース電極と個々に接続
されている。これらゲートバスライン7a〜7cは、列
方向に並ぶ絵素に対して共通に接続され、それぞれのバ
スラインの一端が共通に接続されてゲートドライバ回路
に接続される。
【0028】本形態の基板では、ゲートバスライン7a
〜7cと接続されるTFT4〜6は1つのゲートドライ
バ回路の出力によって制御される。したがって、ゲート
ドライバ回路の個数は上述した第1の実施形態の場合と
同様にn/3個となり、単に画素列毎にゲートドライバ
回路を設けた場合と比べると、ゲートドライバ回路の数
は1/3に減る。ゆえに、本形態においても、データド
ライバ回路の数をより少ないものにできるとともに、画
素電極への信号の書き込み時間を確保することができ
る。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0030】図3は、本発明の一実施例の液晶表示装置
の液晶パネルの構成を示すブロック図である。
【0031】この液晶パネルは、縦が240ドット、横
が640×RGBドットの7型ハーフVGAパネル11
と、ゲートドライバ回路群12と、データドライバ回路
群13とを備え、上述の図1また図2に示した基板と同
様の構成となっている。絵素を構成する3つの画素に
は、R、G、Bのカラーフィルタが配置されている。こ
こでは、画素電極1に対してRフィルタ、画素電極2に
対してGフィルタ、画素電極3に対してBフィルタが配
置されている。このようなカラーフィルタの配置とする
ことにより、画素配列が縦ストライプの通常のアクティ
ブマトリクス液晶表示と同様の表示が行えるようにな
る。
【0032】7型ハーフVGAパネル11の画面の横方
向のドット数は640×3=1920、縦方向のドット
数は240であり、前述の実施形態にて説明したように
ゲートドライバ回路の数を減少するために、ゲートドラ
イバ回路群12が横方向に配置され、データドライバ回
路群13が縦方向に配置されている。ゲートドライバ回
路群12は640個のゲートドライバ回路からなり、デ
ータドライバ回路群13は240×3=720個のデー
タドライバ回路からなる。
【0033】上記のように構成される液晶パネルを60
Hzのインターレースで駆動すると、ゲートドライバ回
路群12のうちのゲートバスドライバ1本あたりの選択
時間は、 1÷60÷640=26×10-6(sec) となり、従来の方式によるSVGAのパネルを駆動する
場合とほぼ同等の書き込み時間(TFTをチャージする
時間)を得られる。本実施例におけるドライバ回路の消
費電力は、ゲートドライバ回路が27mW、データドラ
イバ回路が75mWで、合計102mWになる。
【0034】<比較例1>図4に示した従来のパネル構
成では、データドライバ出力数が640×3、ゲートド
ライバ出力数が240となり、この場合の消費電力は、
データドライバ回路が200mW、ゲートドライバ回路
が10mWで、合計210mWとなる。これは、本実施
例の液晶パネルの消費電力の2倍にあたる。
【0035】<比較例2>図5に示した従来のパネル構
成では、データドライバ出力数が240本、ゲートドラ
イバ出力数が1920本となり、この場合の消費電力
は、データドライバ回路が80mW、ゲートドライバ回
路が25mWで、合計105mWとなる。これは、本実
施例の液晶パネルの消費電力と同等の値である。しか
し、書き込み時間が 1÷60÷1920=8.6×10-6(sec) と非常に短いので、配線の遅延、TFTの性能等を考慮
すると、この期間内に画素電極に正常な電圧を印加する
ことが困難になる可能性がある。
【0036】以上の比較結果から分かるように、本実施
例の液晶パネルは比較例1のパネルのものと比べて消費
電力が少なく、また、比較例2のパネルのものと比べて
は消費電力がほぼ同等であるが、書き込み時間を長くと
ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように構成される本発明に
よれば、消費電力を増加させる原因となっていたデータ
ドライバ回路の数をより少ないものとすることができる
ので、装置全体としての消費電力を低減することができ
る。加えて、ゲートバスラインの本数が増加するような
配置の場合でも、従来例に比較してゲートバスライン1
本あたりの選択時間を長くとることができるので、液晶
に正確な電圧を印加することができ、画質の劣化を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の液晶表示装置の能動
素子が形成された基板の一部を示す平面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の液晶表示装置の能動
素子が形成された基板の一部を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施例の液晶表示装置の液晶パネル
の構成を示すブロック図である。
【図4】従来の液晶表示装置の能動素子が形成された基
板の一部を示す平面図である。
【図5】特開平5-313604号公報に開示された液晶表示装
置の基板の一部を示す平面図である。
【符号の説明】 1〜3,105〜107 画素電極 4〜6,108〜110 TFT 7,7a〜7c,101,121〜123 ゲートバス
ライン 8〜10,102〜104,120 データバスライン 11 ハーフVGAパネル 12 ゲートドライバ回路群 13 データドライバ回路群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/133

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 m行×n列(m<n)の画素を有し、各
    画素電極に薄膜電界効果型トランジスタが設けられ、前
    記薄膜電界効果型トランジスタのソース電極またはドレ
    イン電極に接続されるデータバスラインと前記薄膜電界
    効果型トランジスタのゲート電極に接続されるゲートバ
    スラインが配設される液晶表示装置において、 行方向に連続して並ぶ複数個の画素により1つの絵素が
    構成され、 前記データバスラインとして複数のデータバスラインを
    備え、各データバスラインは絵素を構成する各画素の薄
    膜電界効果型トランジスタ毎に個別に設けられるととも
    に行方向に並ぶ絵素間で同じ並びの画素の薄膜電界効果
    型トランジスタに対して共通に接続されており、それぞ
    れのデータバスラインに前記画素電極へ信号電圧を印加
    するデータドライバ回路が設けられ、 前記ゲートバスラインとして列方向に配設された少なく
    とも1つのゲートバスラインを備え、該ゲートバスライ
    ンによって列方向に並ぶ各絵素の画素の薄膜電界効果型
    トランジスタが共通に接続された構造とし、絵素列単位
    に前記薄膜電界効果型トランジスタを駆動するゲートド
    ライバ回路が設けられたことを特徴とする液晶表示装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の液晶表示装置におい
    て、 ゲートバスラインは、列方向に配設された1つのゲート
    バスラインを備え、該ゲートバスラインから行方向に、
    列方向に連続して並ぶ各絵素の薄膜電界効果型トランジ
    スタと接続される複数のバスラインが分岐されているこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の液晶表示装置におい
    て、 ゲートバスラインは、絵素を構成する各画素の薄膜電界
    効果型トランジスタ毎に個別に設けられるとともに列方
    向に並ぶ絵素間で同じ並びの画素の薄膜電界効果型トラ
    ンジスタに対して共通に接続された複数のゲートバスラ
    インを備え、各ゲートバスラインが1つのゲートドライ
    バ回路に共通に接続されていることを特徴とする液晶表
    示装置。
  4. 【請求項4】 m行×n列(m>n)の画素を有し、各
    画素電極に薄膜電界効果型トランジスタが設けられ、前
    記薄膜電界効果型トランジスタのソース電極またはドレ
    イン電極に接続されるデータバスラインと前記薄膜電界
    効果型トランジスタのゲート電極に接続されるゲートバ
    スラインがマトリクス状に配設される液晶表示装置にお
    いて、 列方向に連続して並ぶ複数個の画素により1つの絵素が
    構成され、 前記データバスラインとして複数のデータバスラインを
    備え、各データバスラインは絵素を構成する各画素の薄
    膜電界効果型トランジスタ毎に個別に設けられるととも
    に列方向に並ぶ絵素間で同じ並びの画素の薄膜電界効果
    型トランジスタに対して共通に接続されており、それぞ
    れのデータバスラインに前記画素電極へ信号電圧を印加
    するデータドライバ回路が設けられ、 前記ゲートバスラインとして行方向に配設された少なく
    とも1つのゲートバスラインを備え、該ゲートバスライ
    ンによって行方向に並ぶ各絵素の画素の薄膜電界効果型
    トランジスタが共通に接続された構造とし、絵素列単位
    に前記薄膜電界効果型トランジスタを駆動するゲートド
    ライバ回路が設けられたことを特徴とする液晶表示装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の液晶表示装置におい
    て、 ゲートバスラインは、行方向に配設された1つのゲート
    バスラインを備え、該ゲートバスラインから列方向に、
    行方向に連続して並ぶ各絵素の薄膜電界効果型トランジ
    スタと接続される複数のバスラインが分岐されているこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の液晶表示装置におい
    て、 ゲートバスラインは、絵素を構成する各画素の薄膜電界
    効果型トランジスタ毎に個別に設けられるとともに行方
    向に並ぶ絵素間で同じ並びの画素の薄膜電界効果型トラ
    ンジスタに対して共通に接続された複数のゲートバスラ
    インを備え、各ゲートバスラインが1つのゲートドライ
    バ回路に共通に接続されていることを特徴とする液晶表
    示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項4に記載の液晶表
    示装置において、 絵素を構成する各画素毎にカラーフィルタが設けられた
    ことを特徴とする液晶表示装置。
JP09111182A 1997-04-28 1997-04-28 液晶表示装置 Expired - Lifetime JP3130829B2 (ja)

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