JP3130702B2 - 自動熱間鍛造設備と自動熱間鍛造方法 - Google Patents

自動熱間鍛造設備と自動熱間鍛造方法

Info

Publication number
JP3130702B2
JP3130702B2 JP05130291A JP13029193A JP3130702B2 JP 3130702 B2 JP3130702 B2 JP 3130702B2 JP 05130291 A JP05130291 A JP 05130291A JP 13029193 A JP13029193 A JP 13029193A JP 3130702 B2 JP3130702 B2 JP 3130702B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat treatment
data
billet
hot forged
production schedule
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05130291A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06339738A (ja
Inventor
正隆 田中
康貴 石川
林 上山
民雄 西川
信行 谷口
昌伯 浅野
隆雄 坂本
明 井上
松弘 朝野
環 宮武
恵 北島
暢俊 池上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP05130291A priority Critical patent/JP3130702B2/ja
Publication of JPH06339738A publication Critical patent/JPH06339738A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3130702B2 publication Critical patent/JP3130702B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • Forging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部品、例えばエンジン
等の部品を、熱間鍛造により製造するための自動熱間鍛
造設備と自動熱間鍛造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、部品、例えばエンジン等のクラ
ンクシャフトあるいは歯車等は、熱間鍛造により、塊状
の金属(ビレット)から、それぞれの概略の外形をした
中間製品(本明細書において熱間鍛造製品という)が成
形され、最終的にその熱間鍛造製品に機械加工を施して
所望の歯溝等が形成された部品を得る。
【0003】ところで、従来、上記熱間鍛造は、以下の
ように行われていた。即ち、所望の鋼種と太さの原材料
(丸棒等)を、作業員が、該原材料にホワイトマーカー
で記された数字及び記号に基づいて選択して、クレーン
又はフォークリフト等を用いてストックヤードから取り
出し、切断装置(ビレットシャーとも呼ばれる)の所定
位置(原材料載置台)まで搬送し、ここで予め切断寸法
を設定した切断装置で所望の寸法に切断し、該切断され
た材料(本明細書においてビレットという)をバスケッ
トに入れて再び人手によってクレーン又はフォークリフ
ト等を用いて加熱炉まで搬送する。そして、人手によっ
てバスケットからビレットを順次取り出してチェーンコ
ンベヤ等の搬送装置上に載せ、該搬送装置によって加熱
炉(ビレットヒーターとも呼ばれる)内に搬入し、そこ
で所定の温度に加熱し、次に加熱炉から取り出して、一
般に隣接して設けられている「たて打ち」用あるいは
「よこ打ち」用鍛造プレス装置の金型内に人手あるいは
ロボット等によって一つづつ供給する。そして、金型内
で鍛造され所望の外形が成形された熱間鍛造製品と、鍛
造時生じるスクラップであるバリ(熱間鍛造製品の外周
部に生じるスクラップをいう)あるいはピアス(熱間鍛
造製品の中心部に生じるスクラップをいう)を取り出
し、上記取り出された熱間鍛造製品は所定個数バスケッ
トに入れられ、クレーン又はフォークリフト等を用いて
熱処理装置に搬送され、そこで各種の焼き入れあるいは
焼ならし等その部品にあった熱処理を加える。なお、上
記バリあるいはピアスはスクラップ集積場所へ搬送され
る(関連先行技術として、実公昭62-5805号がある) 。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の熱間鍛造の場合、所定の品質と寸法形状の製品(中
間製品)を得ようとすると、各種原材料の保管とそれら
の鋼種の選択・取り出し、原材料の切断寸法の管理、加
熱時の温度の管理、金型の管理、熱処理の温度等の諸条
件の管理等、非常に多くの且つ精度の高い又経時的な変
化に合わせた管理が要求される。そして、それらは、熱
間鍛造する部品が変わる毎に変えなければならないた
め、熱間鍛造工場では全体的に非常に煩雑な管理と多く
の作業が要求され、従って、上記管理と作業のための準
備に1〜2日が必要となり、頻繁 (例えば、2〜3日
毎)に熱間鍛造製品の種類を変えることのできない言わ
ば硬直化した製造システムになっている。
【0005】また、原材料,ビレット,熱間鍛造製品等
の搬送および供給あるいは取り出し等に、さらには鍛造
プレス装置の金型の交換・維持に多くの人手を要する。
【0006】特に、多品種の部品を製造する工場では、
製品が変わる毎に、切断装置の切断寸法の設定、熱間鍛
造プレス装置の金型の交換とそれに伴う装置の調整、加
熱炉の温度設定を始め多くの条件を変更しなければなら
ないことより、非常に多くの作業が強いられ、生産効率
の悪い製造システムとなっている。
【0007】また、鍛造プレス装置において、クランク
軸等の軸状の熱間鍛造製品と歯車等の円板状の熱間鍛造
製品によって、金型が異なることは勿論、製品とスクラ
ップの取り出し手法(取出し部位と経路)が異なること
より、「たて打ち」用と「よこ打ち」用の二種類の鍛造
プレス装置を用意しなければならないとともに、作業者
にとって熱間鍛造製品とスクラップの取り出し作業が煩
雑になっている。
【0008】また、大量生産する工場では、原材料のス
トックヤード、原材料の切断装置、加熱炉、熱間鍛造製
品によって選択的に用いられる「たて打ち」用と「よこ
打ち」用の二つの鍛造プレス装置、多数の熱処理炉ある
いは水槽,油槽等の熱処理手段からなる熱処理装置、シ
ョットブラスト加工機等の、大型の多数の装置と、各種
の金型の保管場所が必要になるとともに、原材料および
その各装置で処理されたビレットや熱間鍛造製品を上述
のようにバッチ処理的に処理するため、且つ各装置内で
の加工時間がそれぞれ異なることに起因して、各工程間
の時間調整の点より、各装置の間にかなりの広い時間待
ちのためのスペースが要求される。このため、全体的に
非常に膨大なスペースが必要となる。
【0009】さらに、人的にも、各装置の運転自体はあ
る程度自動化されていても、製品が変わる毎に各装置の
諸条件の設定あるいは調整をはじめ、金型の交換をおこ
なわなければならず、また、各装置への原材料あるいは
ビレット等の供給と搬出の補助作業、および各装置間の
搬送が余儀無くされるため、非常に多くの熟練した作業
員が必要となる。
【0010】また、金型の交換あるいは清掃および調整
は、潤滑油あるいはスラグが強固に付着した環境下での
作業が強いられる。そして、加熱炉および熱処理装置近
傍で、特に、夏場には、体力の消耗する環境下での作業
となる。
【0011】本発明は、上述のような状況に鑑みおこな
われたもので、生産効率の高い且つ柔軟性のある、さら
には省力化と作業環境の改善に寄与する優れた自動熱間
鍛造設備と自動熱間鍛造方法を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本第1の発明にかかる自
動熱間鍛造設備は、原材料の受入れ・保管から熱間鍛造
製品の熱処理までを自動的におこなう自動熱間鍛造設備
であって、以下の(a)〜(m) の構成を具備することを特
徴とする。
【0013】(a) 鋼種と太さに関する読み取り可能なデ
ータを有する識別マークを付した一の原材料を、該識別
マークのデータを読み取ってそのデータと該一の原材料
とその保管場所データとを関連づけて取り出し可能に保
管するとともに、その保管データを制御装置側へ出力し
制御装置からの生産スケジュールデータに基づき上記保
管されている該当する原材料を払い出す原材料ストック
ヤードと、(b) ストックヤードから原材料を切断装置に
搬送する原材料搬送手段と、(c) 上記ストックヤードか
ら払い出された原材料を制御装置からの生産スケジュー
ルデータに基づき所定の寸法とタイミングで連続的に切
断してビレットを払い出す切断装置と、(d) 切断装置か
らビレットを加熱炉まで搬送するビレット搬送手段と、
(e) 上記切断装置で切断され連続的に供給されるビレッ
トを連続的に制御装置からの生産スケジュールデータに
基づき所定温度に加熱して払い出す加熱炉と、(f) 加熱
炉から加熱されたビレットを鍛造プレスまで搬送する加
熱ビレット搬送手段と、(g) 上記加熱ビレット搬送手段
によって搬送されてきたビレットを生産スケジュールデ
ータに基づいて金型内に製品種類によって「たて」ある
いは「よこ」置きの状態に供給する供給手段と、鍛造完
了時金型中心部にある熱間鍛造製品又はピアスを下方か
ら該鍛造プレス装置外部に払出す第1払出手段と金型周
部にあるバリ又は熱間鍛造製品を側方から該鍛造プレス
装置外部に払出す第2払出手段とを具備するとともに、
該ビレットを熱間鍛造する鍛造プレス装置と、(h) 制御
装置からの生産スケジュールデータに基づいて上記第1
払出手段あるいは第2払出手段と選択的に連結され、上
記鍛造プレス装置から熱間鍛造製品を積込装置に搬送す
る熱間鍛造製品搬送手段と、(i) 上記熱間鍛造製品を所
定個数だけ熱処理用バスケット内へ均等な積込み厚さで
入れる積込装置と、(j) 生産スケジュールデータに基づ
き上記熱間鍛造製品を収容する熱処理用バスケットに熱
処理パターンデータを付する熱処理データ形成装置と、
(k) 生産スケジュールデータに基づき且つ上記熱処理用
バスケットに付された熱処理パターンデータに従って、
所定の焼き入れ、焼きならし(焼準)等の熱処理をおこ
なう複数の熱処理装置と、(l) 生産スケジュールデータ
に基づき各熱処理装置へ上記熱処理パターンデータに従
ってその熱処理用バスケットを搬送するバスケット搬送
手段と、(m) 入力装置から入力された入力生産スケジュ
ールデータによって指示された熱間鍛造製品を所定個数
成形するため該入力生産スケジュールデータに基づいて
上記各手段および装置あるいは加工機を制御する制御装
置。
【0014】本第2の発明にかかる自動熱間鍛造方法
は、原材料の受入れ・保管から熱間鍛造製品の熱処理ま
でを自動的におこなう自動熱間鍛造方法であって、以下
の(a)〜(h) の一連のステップを具備することを特徴と
する。
【0015】(a) 鋼種と太さに関するデータを有する識
別マークが付された原材料を原材料ストックヤードに受
入れて保管するとともに、受入れ時にその原材料の鋼種
及び太さと保管場所に関するデータを制御装置に記憶さ
せ、入力された入力生産スケジュールデータを補正デー
タで修正した生産スケジュールデータに従って、制御装
置が該当する鋼種と太さの原材料を切断時に生産スケジ
ュールデータで求められる個数分が少なくとも得られる
本数だけ上記記憶に基づいて保管場所から取り出して切
断装置まで搬送し、(b) 切断装置で、搬送されてきた原
材料を、全量生産スケジュールデータに従って制御する
制御装置からの指示に従って、所定の寸法とタイミング
で順次ビレットに切断するとともに、切断して得られた
ビレットの数を検出して制御装置に出力し、(c) 上記順
次切断されて形成されたビレットを、加熱炉に連続的に
搬送して該加熱炉内を順次所定時間かけて通過させて所
望の温度に加熱し、(d) 加熱されたビレットを、順次鍛
造プレス装置へ搬送して該鍛造プレス装置の金型内で熱
間鍛造して、(e) 鍛造完了時、金型中心部の熱間鍛造製
品又はピアスを緩衝手段を具備した第1払出手段上に落
下させるとともに、金型周部のバリ又は熱間鍛造製品を
第2払出手段上に払出させ、それらの払出手段で鍛造プ
レス装置外部に搬出し、(f) 制御装置からの指示によっ
て熱処理用バスケット内の熱間鍛造製品に必要な熱処理
パターンデータを付した熱処理用バスケットに、上記搬
出した熱間鍛造製品を熱処理用バスケット内に均等な厚
みになるよう所定個数だけ入れ、(g) 熱処理装置側へ搬
送して、熱処理装置で、熱処理用バスケット内の熱間鍛
造製品を、そのバスケットに付された熱処理識別マーク
に従って所定の熱処理をおこない、(h) 熱処理完了後に
熱間鍛造製品の個数を検出し、その個数と生産スケジュ
ールデータで求められていた個数と比較して、その比較
して得た個数を次の生産スケジュールデータの補正デー
タとして制御装置の記憶装置に記憶する。
【0016】
【作用】しかして、本第1の発明にかかる自動熱間鍛造
設備によれば、搬入される原材料に鋼種と太さに関する
データを有する識別マークを付しておけば、入力装置か
ら制御装置に生産スケジュールデータが入力されると、
その入力された生産スケジュールデータに基づいて、制
御装置は原材料ストックヤードへ必要な原材料の種類と
本数を指定して払い出すよう指示するとともに、その後
工程側の、切断装置へ所定の切断寸法とタイミングで切
断してビレットをつくるよう指示し、また加熱炉にはビ
レットが所定の温度に加熱されるよう加熱炉の温度(熱
量)を調整するよう指示する。さらに、鍛造プレス装置
には、その生産スケジュールデータが対象とする部品を
鍛造するための金型をセットするよう指示するととも
に、熱間鍛造製品搬送手段に、その熱間鍛造製品が「た
て打ち」あるいは「よこ打ち」によって鍛造されるもの
であるかによって、第1払出手段と第2払出手段のいず
れかと該熱間鍛造製品搬送手段とが連結して熱間鍛造製
品を払い出せるよう指示し、また、積込装置に、その熱
間鍛造製品の大きさと熱処理の種類とによって積込装置
に一つの熱処理用バスケットへ何個積み込むかを指示す
る。そして、各熱処理用バスケットにそこに収容した熱
間鍛造製品に必要な熱処理がおこなわれるよう熱処理パ
ターンデータを付すよう熱処理データ形成装置に指示
し、また、熱処理装置に焼き入れあるいは焼きならし条
件等の熱処理の条件を指示し、さらにバスケット搬送手
段に各熱処理用バスケットに付されている熱処理パター
ンデータに従って処理できるよう熱処理装置の所望の位
置に搬送するよう指示する。
【0017】従って、原材料ストックヤードに必要な原
材料を供給し、生産スケジュールを制御装置の入力装置
から入力すれば、所望の熱間鍛造製品を得ることができ
る。
【0018】また、切断装置から熱処理装置まで各加工
及び処理時間を配慮したタイミングで稼働させると、切
断装置から熱処理装置まで連続的に処理されるため、時
間待ちのための無用なスペースが省ける。また、一つの
鍛造プレス装置で「たて打ち」と「よこ打ち」の鍛造が
可能であるため、無用な設備投資ととともに無用なスペ
ースが省ける。
【0019】また、本第2の発明にかかる自動熱間鍛造
方法によれば、上記第1の発明にかかる自動熱間鍛造設
備の奏する作用の他に、原材料を本数単位で処理して得
られる熱間鍛造製品の数と、制御装置に入力装置を介し
て入力された生産スケジュールデータ(入力生産スケジ
ュールデータ)で要求される熱間鍛造製品の数との差を
補正データとして記憶し、次回の同じ熱間鍛造製品の製
造の際に補正するため、原材料の流れと保管が良くなる
とともに、一定期間内においては所望の個数の熱間鍛造
製品を得ることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例にかかる自動熱間鍛造
設備と自動熱間鍛造方法について図面を参照しながら具
体的に説明する。
【0021】図1は本実施例にかかる自動熱間鍛造設備
の全体の構成を示す平面図である。
【0022】図1において、1は原材料ストックヤー
ド、2は駆動式ローラコンベヤで構成される原材料搬送
手段、3はシャーリングマシンで構成される切断装置、
4はチェーンコンベヤで構成されるビレット搬送手段、
5は加熱炉、6はシュートで構成される加熱ビレット搬
送手段、7は鍛造プレス装置、8はメッシュコンベヤで
構成される熱間鍛造製品搬送手段、9は積込装置、10は
熱処理データ形成装置、11は熱処理装置、12はレール上
を走行するトラバーサ (走行車両ともいう) によって構
成されるバスケット搬送手段、13は制御室Cに設けられ
た制御装置である。
【0023】図1に示される上記原材料ストックヤード
1は、具体的には、図2あるいは図3に図示するよう
に、規定長さ(例えば、6m)の丸棒をトラック荷台等
から受け入れるトラックサイド1Aと、該トラックサイド
1Aに隣接して設けられ、丸棒を受け入れる先端(バーコ
ード読み取り台1D側) で低く傾斜した丸棒受入台1Bと、
丸棒受入台1Bの先端方に設けられ受け入れた丸棒を一本
づつバーコード読み取り台1Dに供給する受入れ爪1cを具
備する受入れ手段1Cと、受入れ手段1Cによって受け入れ
た丸棒の長手方向の位置を位置決めする位置決め手段1d
を具備したバーコード読み取り台1Dと、その側方に設け
られ丸棒端面に貼られたバーコード (丸棒の鋼種,太
さ,チャージ番号 (鋼の品質が同じことを認識するため
同じ炉で同じときに出湯された鋼に付される番号) に関
するデータを有する識別マーク) を読み取る公知のバー
コードリーダー(図示せず;位置的にはバーコード読み
取り台1Dの手前に配置される) と、読み取った後の丸棒
を一本づつ保管する多数並設された丸棒保持棚1Fと、保
管されている丸棒を払出しに際し載置する丸棒払出台1G
と、その側方に設けられ丸棒端面に貼られた上記バーコ
ードを読み取り該丸棒を確認して払出すバーコードリー
ダー(図示せず;位置的には丸棒払出台1Gの手前に配置
される) と、上記バーコード読み取り台1Dから丸棒払出
台1Gまでの間の原材料ストックヤード1内で丸棒を搬送
する把持腕1jを備えた天井走行クレーン1Jと、上記丸棒
払出台1Gから払出台1Hを経て後述する原材料搬送手段2
に一本づつ払い出す図3に図示する払出し爪1kを備えた
払出し手段1Kを具備している。
【0024】上記原料搬送手段2は、公知の駆動ローラ
コンベヤで構成され、コンベヤの先端は図4に示すよう
な切断装置3の切断刃3A手前に設けられた原材料送り台
3Bに接続されている。そして、この原料搬送手段2に
は、切断時の送りにスリップを生じさせないよう、通過
する原材料を乾燥させるための乾燥機2Aが搬送経路途中
に設けられている。
【0025】また、切断装置3は、制御装置13(図1参
照)からの指示により生産スケジュールデータに基づい
て所定のタイミングと所定の寸法で丸棒を切断するよう
構成され、丸棒を切断して形成されるビレットが、図5
に図示するように、切断後順次ビレット搬送手段4に供
給されるようなシュート3Cを備え、切断装置3から払い
出されたビレットは、図6に図示するように、チェーン
コンベヤで構成されるビレット搬送手段4によって、加
熱炉5(図1参照)に配設された桟付スラットコンベヤ
からなるビレット供給コンベヤ5Aの基端部に、搬送され
る。
【0026】図1に示す上記加熱炉5は、制御装置13か
らの生産スケジュールデータに基づいて、炉内の温度を
所望の温度に維持するとともに、上記ビレット供給コン
ベヤ5Aでビレットを炉上部に受入れ、該受け入れたビレ
ットを炉内の高温空間 (加熱空間) に形成されている支
持面上を後方のビレットで順次押すことによって前方に
進行させて所望の温度に加熱し、該支持面に連接されて
いるシュートからなる加熱ビレット搬送手段6へ搬出す
るよう構成されている。
【0027】上記加熱ビレット搬送手段6のシュートの
先端は、図7に図示するように、鍛造プレス装置7のビ
レット供給装置7Aのビレット受入れ口(図示せず)に延
設され、所定温度に加熱されたビレットがビレット供給
装置7Aによって、鍛造プレス装置7の金型7B内に供給さ
れる。このビレット供給装置7Aは、図示しないが、加熱
されたビレットを「たて (円柱状のものをたてた状態)
」あるいは「よこ (円柱状のものをよこに寝かせた状
態) 」に載置して送り込む「たて打ち」用と「よこ打
ち」用の移動可能な各台車を有し、鍛造プレス装置の動
作タイミングに合わせて、上記ビレット供給装置7Aから
供給されるビレットを「たて」あるいは「よこ」にして
金型内に供給するよう構成されている。
【0028】そして、上記鍛造プレス装置7は、制御装
置13からの生産スケジュールデータに基づいて、金型内
にビレットが供給されると、所望の熱間鍛造をおこなう
よう構成されるとともに、鍛造終了時に、金型下方に落
下する熱間鍛造製品(「よこ打ち」によって製造される
クランク軸等の熱間鍛造製品)あるいはピアスを払い出
す第1払出手段と、金型内から熱間鍛造製品(「たて打
ち」によって製造される歯車等の熱間鍛造製品)あるい
はバリを払い出す第2払出手段とを具備している。上記
第1払出手段は、図7に図示するように、金型下方に先
端が位置し先端側が揺動するよう設けられたチルト式に
なった多列チェーンコンベヤ (チェーンが多列に並設さ
れて搬送帯が構成されているコンベヤをいう)15 と、こ
のチェーンコンベヤに連接された別のスラットコンベヤ
16から構成され、また、上記第2払出手段は、図示しな
い金型内から熱間鍛造製品(「たて打ち」によって製造
される熱間鍛造製品)あるいはバリを引き出すロッド先
端に掻出し機構を具備した油圧シリンダ(あるいは空圧
シリンダ)と、その引き出し位置に搬送面が位置するよ
う連接された桟付スラットコンベヤ14から構成されてい
る。
【0029】そして、図7に図示するように、上記第1
払出手段の上記スラットコンベヤ16と、上記第2払出手
段の桟付スラットコンベヤ14とは、先端が積込装置9に
至る熱間鍛造製品搬送手段8と、先端がスクラップ回収
箱Bに至るスクラップ回収コンベヤ17の、いずれかに選
択的に連結するよう構成されている。具体的には、上記
第1払出手段のスラットコンベヤ16上に突出・後退自在
なデイフレクター20と、そのデイフレクター20の先端方
に、該スラットコンベヤ16に交差するようシュート21が
配設され、払い出した熱間鍛造製品を熱間鍛造製品搬送
手段8側に、ピアスをスクラップ回収コンベヤ17側に、
選択的に搬送可能に構成されている。一方、上記第2払
出手段の桟付スラットコンベヤ14は、先端に「く」の字
形のシュート18A とそれに連接するシュート18B が該ス
ラットコンベヤ14で搬送された熱間鍛造製品を下方で逆
方向にガイド搬送する「セット状態」からバリを上記ス
ラットコンベヤ16へ中継・搬送する中継コンベヤ19へ流
す「非セット状態」に変えられるよう設けられ、第2払
出手段で払い出した熱間鍛造製品を熱間鍛造製品搬送手
段8側に、バリをスクラップ回収コンベヤ17側に選択的
に搬送可能に構成されている。
【0030】熱間鍛造製品搬送手段8は、図7に図示す
るように、搬送帯8aがメッシュで構成され、搬送帯8aの
搬送方向左側半分のみ、滑りやすい歯車等の「たて打
ち」の熱間鍛造製品を搬送するため桟8bが適宜間隔で設
けられている。
【0031】この熱間鍛造製品搬送手段8には、搬送手
段と搬送空間を除いて隔壁が設けられて強制冷却室Pが
形成され、搬送されてくる熱間鍛造製品を空冷するよう
構成されている。
【0032】また、積込装置9は、図7,図8に図示す
るように、スラットコンベヤで構成される熱間鍛造製品
搬送手段8の下方にそれに平行に且つ長手方向に突出後
退自在に配置されたスラットコンベヤ9Aと、上記熱間鍛
造製品搬送手段8の上方に配置されたロボット9Bとによ
って構成される。上記スラットコンベヤ9Aは、空圧シリ
ンダ (あるいは油圧シリンダ) によってコンベヤ9A全体
が上方の熱間鍛造製品搬送手段8に沿ってその先端から
所定量 (熱処理用バスケットの寸法分) だけ突出・後退
可能になり、熱処理用バスケット22内に歯車等の熱間鍛
造製品を搬送方向において均等な厚さに積み込むよう構
成されている。また、上記ロボット9Bは、上記熱間鍛造
製品搬送手段8の長手方向に沿ってその上方に配設され
たレール9a上を走行自在に、且つ把持部9bが空圧シリン
ダによってロボット9Bの本体部分9cに対して昇降自在に
構成され、光電管あるいは赤外線センサー等 (本実施例
では光電管を使用) によって検出した熱間鍛造製品のう
ちクランク軸等の軸状のものを一つづつ熱処理用バスケ
ット22に順次積み込むよう構成されている。
【0033】そして、この積込装置9は、制御装置13
(図1参照) からの生産スケジュールデータに基づい
て、熱間鍛造製品が「たて打ち」による製品である場合
には、上記スラットコンベヤ9Aを運転して積み込みをお
こない、一方、熱間鍛造製品が「よこ打ち」による製品
である場合には、上記ロボット9Bを運転して積み込みを
おこなうよう制御可能に構成されている。
【0034】また、積込装置9に直交するよう配設され
ているチェーンコンベヤ24は、熱処理用バスケット22へ
の積み込みに際し、上記熱間鍛造製品が上記搬送方向と
直交する方向において均等な厚みになるよう、熱処理用
バスケット22を上記スラットコンベヤ9A及び上記ロボッ
ト9Bと直交する方向 (図7において紙面に直交する方
向)に往復動するよう制御可能に構成されている。
【0035】このチェーンコンベヤ24の先端は、図7に
図示するように、先端にバスケット搬送手段 (トラバー
サ)12 への移載部位(移載ステーション)を有する別の
チェーンコンベヤ36に、中継コンベヤ37を介して連結さ
れている。
【0036】上記チェーンコンベヤ24の基端部には、図
1あるいは図7に図示するように、直交するよう駆動ロ
ーラコンベヤ27が配設され、この駆動ローラコンベヤ27
の基端部には、上記熱処理データ形成装置10が配設され
ている。この熱処理データ形成装置10は、機構的には、
後方から空気圧により供給される六角孔付ボルトを、制
御装置13からの当該積み込もうとする熱間鍛造製品の熱
処理パターンデータに従って、熱処理用バスケット22内
の5個の並設されためねじ孔内に立て込むよう構成され
ている。具体的には、図9に図示するように、1桁目〜
4桁目までの4桁の二進法による熱処理パターンデータ
に関するボルトと、5桁目の情報確認用のボルトを、制
御装置13からの生産スケジュールデータに基づいて立て
込むよう構成されている。つまり、5桁目のボルトは、
1桁目〜4桁目に立て込まれるボルトの総数が奇数本の
ときには立て込み、偶数のときは立て込まないよう定
め、情報そのものが正しい情報であるか否か確認できる
よう構成している。
【0037】そして、図1に図示するように、バスケッ
ト搬送手段12は、熱処理装置11の並設された各熱処理手
段11A 〜11J の前方位置を横切るように敷設された一対
のレール12A とそのレール12A 上を走行する走行車両12
B より構成されている。そして、この走行車両12B は、
上記制御装置13からの指示により上記熱処理用バスケッ
ト22に形成された熱処理パターンデータに基づいて、所
定の熱処理手段へ順次搬送するよう構成されている。こ
の際、所望の熱処理手段が処理作業中であるときは、一
時的に載置できるよう、上記レール12A を隔てて各熱処
理手段の反対側に、熱処理バスケット22の待機ラック12
C が各対峙するよう並設されている。
【0038】また、図1に図示するように、上記各熱処
理手段11A 〜11J の後方には、熱処理の最終工程位置に
あるシャワー冷却装置11D で水洗処理された後の熱処理
用バスケット22を離間した位置にあるショットブラスト
装置29まで搬送する駆動ローラコンベヤ26と、ショット
ブラスト装置29から空になった熱処理用バスケット22を
上記熱処理データ形成装置10へ戻す駆動ローラコンベヤ
27が並設されている。
【0039】さらに、本実施例では、図1に図示するよ
うに、上記鍛造プレス装置7の金型を自動交換する自走
式の金型交換装置30と、この金型交換装置30の待機位置
で上下組立った金型を該金型交換装置30へ供給する金型
供給用の駆動ローラコンベヤ31と、この駆動ローラコン
ベヤ31の基端側(図1において左側)に立体倉庫32が配
設されている。そして、上記駆動ローラコンベヤ31の先
端部(図1において右側端部)には、上金型を下金型に
対して組立てあるいは分離する際に反転させる金型反転
装置33と、使用後の金型を高圧洗浄する金型洗浄装置34
とが配設されている。また、上記金型洗浄装置34の先端
方には、立体倉庫32の昇降式走行クレーン(スタッカー
クレーン)32Aとの間で金型の受渡しを行う駆動ローラコ
ンベヤ35と、該駆動ローラコンベヤ35との間を連結する
中継コンベヤ39が配設されている。
【0040】しかして、上述のように構成された自動熱
間鍛造装置は、制御装置13により以下のように制御され
て所望の熱間鍛造製品を自動的に製造する。以下、制御
装置13の制御の内容及び手順ととともに、熱間鍛造方法
について説明する。
【0041】製品供給数を管理する機械加工部門から、
所定期間(例えば一週間)に一回づつ次週の加工作業に
必要な熱間鍛造製品の種類と個数に関する生産スケジュ
ールデータ(入力生産スケジュールデータ)が提示さ
れ、この入力生産スケジュールデータを制御装置13に入
力する。制御装置13内では、上記入力された入力生産ス
ケジュールデータに対して、熱間鍛造部門で現在在庫中
のその熱間鍛造製品の数を補正データとして入力する
と、制御装置13内で上記入力生産スケジュールデータか
ら補正データを減算し、この減算で得た値 (データ) に
熱間鍛造工程での製品不良率を配慮して、次週の生産ス
ケジュールデータ (鍛造計画) を作成する。そして、制
御装置13は、この生産スケジュールデータに従って鋼材
の納入計画データを作成する。勿論、この鋼材の納入計
画データを作成する際には、必要とする鋼材の現在の在
庫数と所定の予備在庫数を配慮しておこなう。次に、所
望の鍛造製品に必要な金型の準備計画データを作成す
る。
【0042】そして、鍛造計画の担当者が、上記計画デ
ータどおりで良いか否か内容について検討・判断し、次
次週の状況等を配慮して必要ならば、キーボード等から
入力することによって上記計画データに修正を加える。
【0043】制御装置13は、上述のように最終的に決定
された生産スケジュールに関する諸データに修正を加え
て最終的な生産スケジュールデータを作成し、この最終
的な生産スケジュールデータに従って、鋼材購入のため
の購入伝票を出力する。
【0044】上記購入伝票に基づいて鋼材業者は、所定
の期日までに、納入する鋼材の端面に鋼種, 径, チャー
ジ番号に関するデータを有するバーコードを貼って、必
要な鋼材を納入する。この納入は、図2に図示するよう
に、上記原材料ストックヤード1のトラックサイド1Aに
丸棒を納入することによって行われ、納入された丸棒
は、丸棒受入台1Bを低くなった先端に転がって停止し、
該停止した丸棒は、そこに丸棒があることが確認される
と、受入れ手段1Cが作動し、該受入れ手段1Cの受入れ爪
1cで一本づつバーコード読み取り台1Dに払い出される。
バーコード読み取り台1Dでは、丸棒の端部がバーコード
リーダーの読み取り可能範囲に入るよう丸棒が長手方向
に移動させられるとともに、バーコードリーダーの読み
取り動作時に丸棒端部のバーコードのバーの方向が読み
取り方向と一致するよう丸棒が回転させられる。
【0045】そして、バーコードリーダーの読み取りが
完了すると、制御装置13は、丸棒保管棚1Fの空いている
箇所にその丸棒を保管するよう天井走行クレーン1Jに指
示するとともに、丸棒の鋼種, 径 (太さ),チャージ番号
とともにその保管箇所の番地を一つのデータとして記憶
する。ところで、本実施例では、天井走行クレーン1J
は、納入された丸棒の保管動作に際し、切断装置3から
の丸棒供給指示が出ているか否かチェックし、指示が出
ている場合には、保管動作に優先させて後述する切断装
置3への丸棒の供給動作を優先させる。
【0046】上述のように、丸棒保管棚1Fには、生産ス
ケジュールデータに基づいて必要な丸棒が予め保管さ
れ、保管に関するデータは制御装置13の記憶装置に記憶
される。
【0047】鍛造作業を実施するに際し、制御装置13
は、切断装置3,加熱炉5,鍛造プレス7およびそれに
関連する立体倉庫32, 熱処理装置11,ショットブラスト
装置29等に、作業開始時間にタイミングを合わせて準備
が完了するよう、生産スケジュールデータに基づいてそ
れぞれの装置等に必要な指示とデータを供給する。具体
的には、立体倉庫32には、必要な上金型と下金型をそれ
らの金型が保管されている棚から取り出すよう指示し、
取り出された各金型は、昇降式走行クレーン32A で金型
反転装置33に搬送され、ここで上金型と下金型が所定の
状態にセットされ、セットされた金型は、上記金型交換
装置30によって鍛造プレス7に所定の状態にセットされ
る。
【0048】また、所定の温度まで加熱するのに時間を
要する上記加熱炉5,熱処理装置11の熱処理手段として
の炉には、鍛造作業の開始に先立って、所定の温度にな
るような指示と制御がなされる。
【0049】また、上記鍛造プレス装置7,熱間鍛造製
品搬送手段8,積込装置9に対し、鍛造しようとする製
品(熱間鍛造製品)が「たて打ち」による製品か「よこ
打ち」による製品かによって、所望どおり次の工程に流
れるようコンベヤの選択等の制御をおこなう。具体的に
は、熱間鍛造プレス装置7におけるビレット供給装置7A
の供給状態(「たて」置きか「よこ」置きかの供給状
態)の選択制御、鍛造プレス装置7と熱間鍛造製品搬送
手段8における第1払出手段あるいは第2払出手段と熱
間鍛造製品搬送手段8との接続の選択制御、積込装置9
においては、スラットコンベヤ9Aとロボット9Bの選択制
御等がおこなわれる。
【0050】上述のように鍛造作業の準備が完了する
と、制御装置13は、上記生産スケジュールデータから必
要な丸棒の本数を計算するとともに、天井走行クレーン
1Jに保管箇所の番地を特定して所望の丸棒の払出しを指
示する。これらの丸棒は、天井走行クレーン1Jによっ
て、一本づつ丸棒払出台1Gに順次払い出される。丸棒払
出台1Gでは、払い出された各丸棒端面のバーコードがバ
ーコードリーダーによって読み取られ、払い出された丸
棒が所望のものか否かチェックされるとともに、制御装
置13は、丸棒ストックヤード1に保管されているその丸
棒の在庫数を修正する。ところで、上記必要な丸棒の本
数は、生産スケジュールデータで必要とされる熱間鍛造
製品の数に等しいビレットが、最小限切断できる本数と
なる。従って、実際に切断されるビレットの個数は、生
産スケジュールデータで要求される数を上回ることにな
る。
【0051】上記払出し手段1Kは、制御装置13からの指
示で上記払い出した丸棒を丸棒払出台1Gから払出し台1H
を経て原料搬送手段2へ一本払い出す。
【0052】原料搬送手段2は、制御装置13からの指示
によって、丸棒を切断装置3の原材料送り台3Bに供給
し、切断装置3は、供給された丸棒全部を、所定の寸法
に所定のタイミングで切断する。このタイミングは、鍛
造プレス装置7および加熱炉5の処理時間とタイミング
が合うよう行われる。
【0053】切断されることによって形成されたビレッ
トは、切断後順次ビレット搬送手段4によって加熱炉5
のビレット供給コンベヤ5Aに供給され、このビレット供
給コンベヤ5Aによって加熱炉5の内部に供給される。加
熱炉5内では、後方から供給されるビレットによって、
先に供給されたビレットが所定の時間をかけて高温空間
を通過し、所望の温度に加熱され、加熱されたビレット
は、加熱ビレット搬送手段6によって、鍛造プレス装置
7のビレット供給装置7Aに搬送される。上記加熱炉5で
は、制御装置13の制御により、ビレットが常に所定の温
度に加熱されるようヒーターの能力(加熱熱量)は継続
的に調整される。
【0054】ビレット供給装置7Aは、制御装置13からの
指示に基づいて、熱間鍛造しようとする製品が、クラン
ク軸等の「よこ打ち」によって成形されるものである場
合には、金型内にビレットが「よこ」向きに載置される
よう「よこ打ち」用の台車によって供給し、一方、歯車
等の「たて打ち」によって成形されるものある場合に
は、金型内にビレットが「たて」向きに載置されるよう
「たて打ち」用の台車によって供給する。
【0055】そして、鍛造プレス装置7において、熱間
鍛造された際、「よこ打ち」によって成形される製品で
ある場合には、その熱間鍛造製品が金型下方の、第1払
出手段の多列チェーンコンベヤ15の搬送面を構成する多
列チェーン上に落下する。この落下の際、熱間鍛造製品
が当接する多列チェーンコンベヤ15の先端は、落下にあ
わせて下方向に揺動するとともに、弛んでコンベヤ上に
配設されているチェーンの緊張状態の変化により、熱間
鍛造製品への落下による衝撃力を緩和し、製品の変形を
可及的に防止する。一方、熱間鍛造製品の周囲に形成さ
れるバリは、第2払出手段の掻出し機構を具備した油圧
シリンダにより桟付スラットコンベヤ14上に引き出さ
れ、鍛造プレス装置7の外部に払い出される。
【0056】そして、制御装置13が、スラットコンベヤ
16上のディフレクター20をシュート21側に張り出すよう
制御していることによって、上述のように第1払出手段
のチェーンコンベヤ15によって払い出された熱間鍛造製
品は、該チェーンコンベヤ15からスラットコンベヤ16,
シュート21を介して、熱間鍛造製品搬送手段8に供給さ
れ、積込装置9へ搬送される。
【0057】積込装置9では、制御装置13によって上述
のように、上記積込装置9のロボット9Bによって熱処理
用バスケット22内へ積み込むよう制御がなされているた
め、このロボット9Bは、熱間鍛造製品搬送手段8の右半
分上を流れてくる熱間鍛造製品を光電管等のセンサーで
検出して、一つづつ熱処理用バスケット22へ積み込む。
【0058】この積み込みは、熱処理用バスケット22内
に均等の厚みになるようおこなわれる。
【0059】ここで、熱間鍛造製品が「たて打ち」によ
って成形される製品である場合には、熱間鍛造製品は、
第2払出手段の掻出し機構を具備した油圧シリンダによ
り桟付スラットコンベヤ14上に引き出され、鍛造プレス
外部に払い出され、スクラップとなるピアスは、金型下
方の第1払出手段のチェーンコンベヤ15の搬送面を構成
する多列チェーン上に落下して外部に搬出される。
【0060】そして、熱間鍛造製品が「たて打ち」の製
品である場合、制御装置13は、桟付スラットコンベヤ14
先端のシュート18を「セット状態」になるよう制御し、
熱間鍛造製品は、該桟付スラットコンベヤ14からシュー
ト18A,18B を介して、熱間鍛造製品搬送手段8に供給さ
れ、積込装置9へ搬送される。
【0061】この積込装置9では、制御装置13によって
上述のように、スラットコンベヤ9Aによって熱処理用バ
スケット22内へ積み込むよう、且つ、チェーンコンベヤ
24に前進・後進動するよう制御がなされているため、積
み込みに際し、スラットコンベヤ9Aは、熱間鍛造製品搬
送手段8の先端から突出・後退動作し、一方、チェーン
コンベヤ24は熱処理用バスケット22を直交する方向に往
復動させて、該熱間鍛造製品搬送手段8の左半分を流れ
てくる熱間鍛造製品を、熱処理用バスケット22内に均等
の厚みになるよう積み込む。
【0062】なお、上記いずれの場合にも、熱間鍛造製
品搬送手段8によって搬送された熱間鍛造製品の数を、
光電管によって計数し、制御装置13はこの計数値 (熱間
鍛造製品の数) を記憶する。
【0063】そして、上記熱処理用バスケット22には、
制御装置13からの生産スケジュールデータに基づく制御
により、熱間鍛造製品を積み込む前に、熱処理データ形
成装置10により、積み込もうとする熱間鍛造製品の熱処
理パターンデータがボルトの植設という形態で付され
る。
【0064】そして、熱間鍛造製品の積み込みが完了し
た熱処理用バスケット22は、チェーンコンベヤ24, 中継
コンベヤ37, チェーンコンベヤ36により、バスケット搬
送手段12への移載部位まで搬送される。
【0065】このバスケット搬送手段12の走行車両12B
は、移載しようとする熱処理用バスケット22の熱処理パ
ターンデータを読み取り、制御装置13の生産スケジュー
ルデータに基づいて所定の熱処理が行われるよう所定の
熱処理手段へ搬送する。
【0066】その熱処理手段は、該熱処理手段に設けら
れているチェーンコンベヤ等により搬送されてきた熱処
理用バスケット22を内部に収容して、制御装置13の生産
スケジュールデータに基づいた所定の熱処理を行う。
【0067】ところで、熱処理をおこなおうとする熱処
理手段がそのとき処理作業中であるときには、走行車両
12B は、その熱処理用バスケット22を、上記待機ラック
12C 上に一時的に載置し、その熱処理装置が作業終了次
第、待機中の熱処理用バスケット22を当該熱処理装置に
搬送する。そして、この際、走行車両12B は、熱処理用
バスケット22に形成された熱処理パターンデータによっ
て、搬送先の熱処理手段を再確認する。
【0068】そして、熱処理装置11において、その熱間
鍛造製品に必要な全ての熱処理が完了すると、熱処理の
最終工程をおこなうシャワー冷却装置11D から、その背
方に配置されている駆動ローラコンベヤ26へ送り出さ
れ、ショットブラスト装置29に搬送され、そこで熱処理
用バスケット22から熱間鍛造製品が取り出され、熱処理
が完了した熱間鍛造製品にショットブラスト加工が加え
られる。
【0069】そして、空になった熱処理用バスケット22
は、駆動ローラコンベヤ27により、熱処理データ形成装
置10へ搬送され、そこで熱処理用バスケット22に形成さ
れている熱処理パターンデータを表すボルトの固着を防
止するため一度全数抜き取り、次に積み込もうとする熱
間鍛造製品の熱処理パターンデータが制御装置13からの
制御により形成される。
【0070】そして、一つの熱間鍛造製品の製造が終了
すると、制御装置13は、上記積込装置9で計数した熱間
鍛造製品の数を、その熱間鍛造作業の製造数として記憶
し、次回その熱間鍛造製品の生産スケジュールデータが
入力されたとき補正データとして反映する。
【0071】ところで、上述のように一つの熱間鍛造製
品の製造が終了すると、制御装置13は、鍛造プレス装置
7を停止させ、内部の金型を金型交換装置30で外部に取
り出し、立体倉庫32に近接して設けられている金型反転
装置33で上金型と下金型とを分離し、それぞれを後方の
高圧洗浄装置34に順次供給し、この高圧洗浄装置34で潤
滑油とスラグを除去し清掃するような制御をおこなう。
そして、清掃が完了した上金型と下金型は、立体倉庫32
の所定の番地の棚に保管するような制御が行われる。
【0072】ところで、上記実施例において、制御装置
13は、1台のコンピュータで構成してもよいし、所謂
「LAN」で連結された複数のコンピュータで構成して
もよい。また、各機器の制御部分を上記コンピュータで
直接制御してもよいし、各機器にシーケンサー等の制御
部を設け該制御部をコンピュータで制御するよう構成し
てもよい。
【0073】また、この実施例では、バスケット搬送手
段として、走行車両を用いているが、これに変えて、チ
ェーンコンベヤと分岐合流装置とを組み合わせることに
よって構成してもよい。
【0074】
【発明の効果】本発明にかかる自動熱間鍛造設備と自動
熱間鍛造方法によれば、制御装置にその熱間鍛造製品の
生産スケジュールデータを入力し、原材料ストックヤー
ドにその原材料を必要量だけ供給しておけば、後は切断
装置,加熱炉,鍛造プレス装置,熱処理装置等の各機器
の設定および管理は、全て制御装置により自動的におこ
なうことができる。
【0075】そして、一連の熱間鍛造を一元的に管理す
ることができるため、管理が簡単になるとともに、無駄
のない管理をおこなうことが可能となる。
【0076】また、人的に、各機器の熟練した作業者を
確保することが難しいが、これに対しても容易に対応す
ることができる。
【0077】また、一連の工程からなる熱間鍛造が基本
的に連続的に各工程が関連して処理されるため、次の処
理のために一時的に保管しておくスペースが不要となる
ため、従来より省スペース化が可能となる。さらに、1
台の鍛造プレス装置で所謂「たて打ち」と「よこ打ち」
が可能なため、この面よりからも、従来より省スペース
化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例にかかる自動鍛造設備全体の概略平
面図である。
【図2】 原材料である丸棒ストックヤードの概略の構
成を示す側面図である。
【図3】 払出し手段の構成を示す概略側面図である。
【図4】 切断装置の切断刃への丸棒の供給を示す概略
側面図である。
【図5】 切断装置からのビレットの払出し部分の構成
を示すその部分の概略側面図である。
【図6】 ビレット搬送手段とビレット供給コンベヤと
の乗継部の構成を示すその部分の概略側面図である。
【図7】 鍛造プレス装置から積込装置までの構成を示
す概略平面図である。
【図8】 図7のI−I矢視図である。
【図9】 5個のボルトの植設有無による熱処理パター
ンデータの内容を示す表図である。
【符号の説明】
1…原材料ストックヤード 2…原材料搬送手段 3…切断装置 4…ビレット搬送手段 5…加熱炉 6…加熱ビレット搬送手段 7…鍛造プレス装置 8…熱間鍛造製品搬送手段 9…積込装置 10…熱処理データ形成装置 11…熱処理装置 13…制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 民雄 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社 明石工場内 (72)発明者 谷口 信行 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社 明石工場内 (72)発明者 浅野 昌伯 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社 明石工場内 (72)発明者 坂本 隆雄 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社 明石工場内 (72)発明者 井上 明 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社 明石工場内 (72)発明者 朝野 松弘 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社 明石工場内 (72)発明者 宮武 環 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社 明石工場内 (72)発明者 北島 恵 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社 明石工場内 (72)発明者 池上 暢俊 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社 明石工場内 (56)参考文献 特開 平5−23776(JP,A) 特開 昭51−111972(JP,A) 特開 平6−328187(JP,A) 実開 昭63−8232(JP,U) 実開 昭56−131942(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21J 1/00 - 5/00 B21J 17/00 - 19/04 B21K 1/00 - 31/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原材料の受入れ・保管から熱間鍛造製品
    の熱処理までを自動的におこなう自動熱間鍛造設備であ
    って、以下の(a) 〜(m) の構成を具備することを特徴と
    する。 (a) 鋼種と太さに関する読み取り可能なデータを有する
    識別マークを付した一の原材料を、該識別マークのデー
    タを読み取ってそのデータと該一の原材料とその保管場
    所データとを関連づけて取り出し可能に保管するととも
    に、その保管データを制御装置側へ出力し制御装置から
    の生産スケジュールデータに基づき上記保管されている
    該当する原材料を払い出す原材料ストックヤードと、
    (b) ストックヤードから原材料を切断装置に搬送する原
    材料搬送手段と、(c) 上記ストックヤードから払い出さ
    れた原材料を制御装置からの生産スケジュールデータに
    基づき所定の寸法とタイミングで連続的に切断してビレ
    ットを払い出す切断装置と、(d) 切断装置からビレット
    を加熱炉まで搬送するビレット搬送手段と、(e) 上記切
    断装置で切断され連続的に供給されるビレットを連続的
    に制御装置からの生産スケジュールデータに基づき所定
    温度に加熱して払い出す加熱炉と、(f) 加熱炉から加熱
    されたビレットを鍛造プレスまで搬送する加熱ビレット
    搬送手段と、(g) 上記加熱ビレット搬送手段によって搬
    送されてきたビレットを生産スケジュールデータに基づ
    いて金型内に製品種類によって「たて」あるいは「よ
    こ」置きの状態に供給する供給手段と、鍛造完了時金型
    中心部にある熱間鍛造製品又はピアスを下方から該鍛造
    プレス装置外部に払出す第1払出手段と金型周部にある
    バリ又は熱間鍛造製品を側方から該鍛造プレス装置外部
    に払出す第2払出手段とを具備するとともに、該ビレッ
    トを熱間鍛造する鍛造プレス装置と、(h) 制御装置から
    の生産スケジュールデータに基づいて上記第1払出手段
    あるいは第2払出手段と選択的に連結され、上記鍛造プ
    レス装置から熱間鍛造製品を積込装置に搬送する熱間鍛
    造製品搬送手段と、(i) 上記熱間鍛造製品を所定個数だ
    け熱処理用バスケット内へ均等な積込み厚さで入れる積
    込装置と、(j) 生産スケジュールデータに基づき上記熱
    間鍛造製品を収容する熱処理用バスケットに熱処理パタ
    ーンデータを付する熱処理データ形成装置と、(k) 生産
    スケジュールデータに基づき且つ上記熱処理用バスケッ
    トに付された熱処理パターンデータに従って、所定の焼
    き入れ、焼きならし(焼準)等の熱処理をおこなう複数
    の熱処理装置と、(l) 生産スケジュールデータに基づき
    各熱処理装置へ上記熱処理パターンデータに従ってその
    熱処理用バスケットを搬送するバスケット搬送手段と、
    (m) 入力装置から入力された入力生産スケジュールデー
    タによって指示された熱間鍛造製品を所定個数成形する
    ため該入力生産スケジュールデータに基づいて上記各手
    段および装置あるいは加工機を制御する制御装置。
  2. 【請求項2】 原材料の受入れ・保管から熱間鍛造製品
    の熱処理までを自動的におこなう自動熱間鍛造方法であ
    って、以下の(a) 〜(h) の一連のステップを具備するこ
    とを特徴とする。 (a) 鋼種と太さに関するデータを有する識別マークが付
    された原材料を原材料ストックヤードに受入れて保管す
    るとともに、受入れ時にその原材料の鋼種及び太さと保
    管場所に関するデータを制御装置に記憶させ、入力され
    た入力生産スケジュールデータを補正データで修正した
    生産スケジュールデータに従って、制御装置が該当する
    鋼種と太さの原材料を切断時に生産スケジュールデータ
    で求められる個数分が少なくとも得られる本数だけ上記
    記憶に基づいて保管場所から取り出して切断装置まで搬
    送し、(b) 切断装置で、搬送されてきた原材料を、全量
    生産スケジュールデータに従って制御する制御装置から
    の指示に従って、所定の寸法とタイミングで順次ビレッ
    トに切断するとともに、切断して得られたビレットの数
    を検出して制御装置に出力し、(c) 上記順次切断されて
    形成されたビレットを、加熱炉に連続的に搬送して該加
    熱炉内を順次所定時間かけて通過させて所望の温度に加
    熱し、(d) 加熱されたビレットを、順次鍛造プレス装置
    へ搬送して該鍛造プレス装置の金型内で熱間鍛造して、
    (e) 鍛造完了時、金型中心部の熱間鍛造製品又はピアス
    を緩衝手段を具備した第1払出手段上に落下させるとと
    もに、金型周部のバリ又は熱間鍛造製品を第2払出手段
    上に払出させ、それらの払出手段で鍛造プレス装置外部
    に搬出し、(f) 制御装置からの指示によって熱処理用バ
    スケット内の熱間鍛造製品に必要な熱処理パターンデー
    タを付した熱処理用バスケットに、上記搬出した熱間鍛
    造製品を熱処理用バスケット内に均等な厚みになるよう
    所定個数だけ入れ、(g) 熱処理装置側へ搬送して、熱処
    理装置で、熱処理用バスケット内の熱間鍛造製品を、そ
    のバスケットに付された熱処理識別マークに従って所定
    の熱処理をおこない、(h) 熱処理完了後に熱間鍛造製品
    の個数を検出し、その個数と生産スケジュールデータで
    求められていた個数と比較して、その比較して得た個数
    を次の生産スケジュールデータの補正データとして制御
    装置の記憶装置に記憶する。
JP05130291A 1993-06-01 1993-06-01 自動熱間鍛造設備と自動熱間鍛造方法 Expired - Fee Related JP3130702B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05130291A JP3130702B2 (ja) 1993-06-01 1993-06-01 自動熱間鍛造設備と自動熱間鍛造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05130291A JP3130702B2 (ja) 1993-06-01 1993-06-01 自動熱間鍛造設備と自動熱間鍛造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06339738A JPH06339738A (ja) 1994-12-13
JP3130702B2 true JP3130702B2 (ja) 2001-01-31

Family

ID=15030806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05130291A Expired - Fee Related JP3130702B2 (ja) 1993-06-01 1993-06-01 自動熱間鍛造設備と自動熱間鍛造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3130702B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003117779A (ja) * 2001-10-04 2003-04-23 Sumitomo Metal Ind Ltd 鋼管製造用ビレットの加工設備列
KR100431598B1 (ko) * 2001-12-22 2004-05-17 주식회사 포스코 열간 자유단조 패스 스케줄 도출방법
JP5066157B2 (ja) * 2009-10-28 2012-11-07 住友重機械テクノフォート株式会社 鍛造プレス運転設備
CN103752744B (zh) * 2013-12-28 2016-03-02 福昌精密制品(深圳)有限公司 热锻自动成型设备
CN106311944A (zh) * 2015-07-03 2017-01-11 宁波广强机器人科技有限公司 一种红打机工艺流程
CN107639203B (zh) * 2017-10-18 2023-11-10 浙江丰诚智能科技有限公司 一种全自动热锻制造系统爬坡机构
CN209953717U (zh) * 2018-01-12 2020-01-17 宁波会德丰铜业有限公司 锻压生产装置
CN112605323A (zh) * 2020-12-09 2021-04-06 北京机电研究所有限公司 锻造与热处理一体化自动锻造生产线设计

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06339738A (ja) 1994-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2670656C (en) Methods and systems for manufacturing an axle
JP3130702B2 (ja) 自動熱間鍛造設備と自動熱間鍛造方法
CN1059847C (zh) 中厚度板坯连铸机和直列热轧带板材作业线的方法及装置
CN113351813B (zh) 锻压生产系统及其管理方法
CN107214518A (zh) 一种铜棒自动锻造切边设备
CN113976784B (zh) 一种盘类零件全自动化锻造生产线
CN108500080A (zh) 一种不锈钢棒材圆钢生产工艺
US4586365A (en) Apparatus for automatically transporting work-pieces in a drop forging press
JP2689769B2 (ja) 鍛造方法および鍛造装置
CN207189153U (zh) 一种铜棒自动锻造切边设备
RU2640484C1 (ru) Способ и устройство для изготовления металлической полосы методом непрерывной разливки, совмещенной с прокаткой
JP3130713B2 (ja) 鍛造設備の払出し装置とそれに使用されるコンベヤ
JP3552089B2 (ja) 熱間自動鍛造ライン設備およびその稼働方法
JPH0739004B2 (ja) 圧延機のロールショップ
JPS6219318A (ja) 棒材集積制御装置
CN212239890U (zh) 制造轴承套圈毛坯的设备
CN213111229U (zh) 鞋模具全自动生产线
CN115187213B (zh) 一种汽车零部件制造转运管理系统
JPS6384705A (ja) ロ−ルシヨツプ
CN217941351U (zh) 一种多火成型生产系统
JP2005193252A (ja) 鍛造機
SU992602A1 (ru) Поточна лини производства холоднодеформируемых труб
JPS6179553A (ja) 加工システムにおけるワ−クのセツテイングステ−シヨン
CN108340127A (zh) 一种环件精密高效热轧全程自动化生产线及其使用方法
JP2000280141A (ja) フレキシブル生産システム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees