JP3130604U - 着脱可能ヒーター内蔵リバーシブルベスト - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者がヒーター部を容易に着脱可能で、且つ面ファスナーの縫製跡が外観上現れない着脱可能ヒーター内蔵リバーシブルベストの提供。
【解決手段】面状発熱ヒーターを布で包みこの布上に面ファスナーを貼り付けたヒーター部と、表生地と裏生地の間に中生地を設けこの中生地に面ファスナーを設けたリバーシブルベスト。
【選択図】図2

Description

本考案は、着脱可能ヒーターを内蔵したリバーシブルベストに関する。
従来からヒーター内蔵リバーシブルベストは種々のものが提案されている。ベストの内部にコード式のヒーターなどを内蔵したものが代表例である。
ヒーターを取外しできる方法として、面状発熱ヒーターなどを用いることが考えられるが、縫製加工の問題によりベストの表生地若しくは裏生地いずれか一方において縫製跡が出てしまうため、リバーシブルとして使用できないものである。
従来のコード式ヒーターなどを内蔵した場合、使用者が容易にヒーターを取り外すことが難しく、このためベストの洗濯時にはコード式ヒーターを内蔵したまま行うものであった。
このため、コード式ヒーター自体は防水処理がされていても、プラグ部分が完全に乾くまで使用ができないなど、使用者の使い勝手が悪く、又不安感を与えるものであった。
一方で、面状発熱ヒーターなどをベスト内部にマジックテープなどで固定する方法がある。しかし、この方法ではマジックテープの縫製跡が生地の表面に露出してしまうため、リバーシブルベストとして表生地及び裏生地の両面使用ができなくなってしまう。
考案を解決するための手段
繊維により形成されたリバーシブルベスト内部に、布で包まれた面状発熱ヒーターなどの使用者が容易に着脱可能なヒーターを組み込む。
表生地と裏生地の間に中生地を設け、中生地に縫製されたマジックテープなどで着脱可能なヒーターを装着することにより、表生地及び裏生地の外観よりマジックテープなどの縫製跡を隠す。
考案の効果
請求項1にかかる本考案の着脱可能ヒーター内蔵リバーシブルベストでは、ヒーターを取外すことが可能であり、使用者が安心してベスト部分のみの洗濯などを行うことができる。
請求項2にかかる本考案の着脱可能ヒーター内蔵リバーシブルベストでは、中生地を設けることにより着脱式ヒーターを固定するためのマジックテープの縫製跡が表生地及び裏生地に見えないため、意匠を損なうことがない。
以下、本考案の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本考案の実施の形態に係る着脱可能ヒーター内蔵リバーシブルベストの概略全体図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は裏面図である。また図2は図1のA−AAにおける断面図である。
図2において、表生地と裏生地の間に中生地を設け、且つこの中生地にマジックテープを貼り付ける構造とする。
これにより、ヒーター部に貼り付けられれたマジックテープにより、ヒーター部が着脱可能となり、且つマジックテープの縫製跡が外観上現れない構造となる。
更に、ヒーターを使用者が取り出すことができるように、表生地の裏面にはファスナーを設け、且つこのファスナーにより意匠が損なわれないよう、切り返しを設ける。
なお、表生地と中生地の縫製位置は、上述の切り返しの中及びベスト下端にすることで、中生地の縫製跡も外観上現れない構造となる。
図3は、本考案の実施に係るヒーター部である。面状発熱ヒーター全体を布で包み、この布にマジックテープを貼り付けることで、ベストの中生地と着脱可能とする。
着脱可能ヒーター内蔵リバーシブルベストの概略全体図 着脱可能ヒーター内蔵リバーシブルベスト内部の断面図(図2のA−AA間) ヒーター部概略図
符号の説明
1a及び1b : 表生地
2 : 中生地
3a及び3b : 切り返し
4 : 裏生地
5a及び5b : ヒーター部
6 : ファスナー
7a及び7b : マジックテープ

Claims (2)

  1. 繊維により形成されたベストであり、ベスト内部に着脱可能なヒーター及びバッテリーを組み込んだことを特徴とする着脱可能ヒーター内蔵リバーシブルベスト。
  2. 表生地と裏生地の間に中生地を設け、中生地に縫製されたマジックテープなどで着脱可能なヒーターを装着することにより、表生地及び裏生地よりマジックテープなどの縫製を隠すことができることを特徴とした請求項1記載の着脱可能ヒーター内蔵リバーシブルベスト。
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