JP3129863B2 - 炭酸給湯装置 - Google Patents

炭酸給湯装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給水路にて給水される
給湯用熱交換器と、その給湯用熱交換器を加熱する給湯
バーナと、前記給湯バーナへの燃料供給量を調節する燃
料供給量調節手段と、前記給湯バーナの排気が通過する
気液接触部と、前記給水路からの水又は前記給湯用熱交
換器からの湯を排気接触用液として前記気液接触部に導
く排気接触用の案内路と、前記気液接触部を通過した
湯、又は、その湯と前記給湯用熱交換器からの湯、又
は、前記気液接触部を通過した湯と前記給水路からの水
とを被供給部に導く給湯路と、その給湯路における給湯
温度が設定目標温度になるように、前記燃料供給量調節
手段を制御する燃焼制御手段とが設けられた炭酸給湯装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の炭酸給湯装置において、
燃焼制御手段は、給水路における給水温度を検出する給
水温度検出手段、及び、給水路からの給水量を検出する
給水量検出手段夫々の情報に基づいて、給水路から供給
される水を設定目標温度に加熱するための総必要熱量を
求め、この総必要熱量が給湯バーナにて与えられるよう
に燃料供給量調節手段を制御するように構成されていた
(例えば、特願平4−218874号参照)。
【0003】下記の数1には、従来の燃焼制御手段にお
ける、総必要熱量Gpを求める式の一例が示されてい
る。
【数1】 Gp=Ka×(Ts−Ti)×Q+Kp×ΔT+Ki×
∫ΔTdt ここで、Tsは設定目標温度、Tiは給水温度、Qは給
水量、Kaは給湯用熱交換器及び給湯バーナに固有の定
数(いわゆる、熱交換係数)であって、右辺の第1項
は、給湯バーナにて与える総必要熱量Gpを求めるため
のフィードフォワード量を決定するものである。又、右
辺の第2項及び第3項は、フィードバック量による補正
項である。詳しくは、ΔTは、設定目標温度Tsと実際
の給湯温度Txとの偏差であって、右辺第2項は一次の
フィードバック量を決定し、右辺第3項はその積分項を
決定するものである。尚、Kp及びKiは、いずれも、
右辺第1項に対する補正項の強さ(補正の割合)を決定
する定数であり、Kp及びKiが大きくなればなるほ
ど、燃焼制御手段における制御は、フィードバック制御
的な性格を強めることになる。
【0004】従って、従来の燃焼制御手段は、必要熱量
を求めるフィードフォワード制御を基本的制御方法とし
て、反応、収束の早い制御を実現しつつも、フィードバ
ック量による補正を行うことにより、精度の高い制御を
求めるように構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、炭酸給
湯装置には、給水路からの水又は給湯用熱交換器からの
湯を排気接触用液として給湯バーナの排気と接触させ
て、給湯バーナの排気中に含まれている二酸化炭素(炭
酸ガス)を溶かし込んで炭酸給湯を行うための気液接触
部が設けられている。この気液接触部では、二酸化炭素
が排気接触用液に溶かし込まれる他、排気接触用液が給
湯バーナの排気によって温められることによって、給湯
バーナの排熱が回収される。上記従来技術によれば、こ
の排熱回収分は、前記数1における補正項によるフィー
ドバック量の中に含ませられて、給湯バーナの燃料供給
量調節手段の調節が行われるように構成されているので
あるが、
【0006】この排熱回収熱量が大きい場合には、精度
の高い制御を行うためには、フィードフォワード量に対
する補正項の強さを決定する定数を大きくしなければな
らず、結果として、制御全体がフィードバック制御的な
性格を強めることになり、反応や収束の遅れ、あるい
は、ハンチング現象など、フィードバック制御における
欠点が発生する不都合があった。
【0007】ちなみに、補正項の強さを決定する定数を
比較的小さくして、制御全体におけるフィードバック量
の影響を小さくすれば、フィードバック制御的な欠点が
発生する不都合を解消することは可能であるが、反面、
排熱回収熱量はあまり考慮されないことになり、この方
法では、高い精度の制御が行えないものとなる。又、気
液接触部における排熱回収も熱交換として考慮し、給湯
用熱交換器と気液接触部との両方の熱交換に基づいて、
必要熱量のフィードフォワード量を求める制御方法も考
えられるが、この場合、気液接触部における熱交換率
は、給湯バーナの排気の状態、気液の接触状態、接触さ
れる水量などにより著しく変化するという事情から、気
液接触部における取得熱量をフィードフォワード量とし
て正確に予測することは非常に困難であり、気液接触部
における熱交換係数を適当に決定してフィードフォワー
ド量を求めるようにすると、返って、制御の精度が低く
いものとなり、実用的ではない。
【0008】本発明の目的は、上記従来欠点を解消する
点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による炭酸給湯装
置の特徴構成は、前記燃焼制御手段が、前記給水路にお
ける給水温度を検出する給水温度検出手段、及び、前記
給水路からの給水量を検出する給水量検出手段夫々の検
出情報に基づいて、前記給水路から供給される水を前記
設定目標温度に加熱するための総必要熱量を求め、且
つ、前記気液接触部への前記排気接触用液の供給量を検
出する供給量検出手段、及び、前記気液接触部を通過す
るに伴う前記排気接触用液の温度上昇量を検出する湯温
検出手段夫々の検出情報に基づいて、前記気液接触部で
の取得熱量を求めると共に、前記総必要熱量から前記取
得熱量を減算して、前記給湯用熱交換器での必要加熱量
を求め、この必要加熱量を前記給湯バーナにて与えるよ
うに前記燃料供給量調節手段を制御するように構成され
ている点にある。
【0010】
【作用】本発明の特徴構成によれば、燃焼制御手段は、
排気接触用液の温度上昇量に基づいて気液接触部での取
得熱量を求めると共に、総必要熱量から取得熱量を減算
して、給湯用熱交換器での必要加熱量を求めるように構
成されているから、気液接触部での取得熱量をフィード
バック量として正確に決定しつつも、給湯バーナにて与
えられる給湯用熱交換器での必要加熱量を、フィードフ
ォワード量として制御することができる。
【0011】
【発明の効果】気液接触部での取得熱量を正確に決定
し、且つ、給湯バーナにて与えられる給湯用熱交換器で
の必要加熱量をフィードフォワード量として制御するこ
とができるから、気液接触部での排熱回収熱量が大きい
場合でも、フィードバック量としての補正項の制御全体
に対する強さを決定する定数を大きくする必要がなく、
従って、反応、収束の早い制御を実現しつつも、精度の
高い制御が行える炭酸給湯装置を提供するに至った。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、被供給部の一例としての浴槽Bに対し
て炭酸給湯を行う、炭酸給湯装置の一例としての給湯装
置Aが示されている。給湯装置Aは、給水路W1にて水
道水が給水される給湯用熱交換器1と、その給湯用熱交
換器1を加熱する給湯バーナ2と、給湯バーナ2への燃
料供給量を調節する燃料供給量調節手段としてのガス調
節バルブ3及びガス断続バルブ4と、給湯用熱交換器1
からの湯を浴槽Bに導く給湯路W2及びW3と、給湯装
置Aの動作を制御する制御部Hとが設けられ、給湯バー
ナ2によって沸かされた湯が浴槽Bに対して適宜供給さ
れる、湯張り給湯が行えるように構成されている。
【0013】給水路W1には、給水路W1における給水
温度Tiを検出する給水温度検出手段としてのサーミス
ターS1と、給水路W1からの給水量Qを検出する給水
量検出手段としての水量センサーS2とが設けられてい
る。給湯路W2には、断続バルブ5が設けられ、給湯路
W2による浴槽Bへの湯の供給が制御される。浴槽Bの
直前に位置する給湯路W3には、浴槽Bに対する実際の
給湯温度Txを検出するサーミスターS3が設けられて
いる。
【0014】給湯バーナ2には、混合空気送風用の送風
ファン6が設けられている。送風ファン6の回転数Ns
は、給湯バーナ2の燃焼が最適となるように、図2のグ
ラフに示す関係に従って、後述する必要加熱量Gtに基
づいて一義的に定められている。
【0015】又、給湯装置Aには、給湯バーナ2の排気
が通過する気液接触部7と、給水路W1からの水を排気
接触用液として気液接触部7に導く排気接触用の案内路
W4と、気液接触部7を通過した湯を浴槽Bに導く給湯
路W5とが設けられ、気液接触部7において給湯バーナ
2の排気中に含まれる二酸化炭素が溶かし込まれ且つ給
湯バーナ2の排気によって温められた湯が浴槽Bに対し
て適宜供給される、炭酸給湯が行えるように構成されて
いる。
【0016】気液接触部7は、金属製のケーシング内
に、案内路W4から供給される水を噴霧する噴霧ノズル
7aと、立体格子状の充填層7bとが設けられている。
充填層7bは、ステンレス線を立体格子状に編組形成し
たもので、噴霧ノズル7aから噴霧された水が降り注ぐ
位置に設けられている。充填層7bの側方には、給湯バ
ーナ2の排気を導く排気路8が接続されている。排気路
8から供給される給湯バーナ2の高温の排気は、充填層
7bを通りぬける際に充填層7bを高温に加熱し、ケー
シング内を上昇して、ケーシング上部の排気口7cから
排出される。従って、噴霧ノズル7aから噴霧された水
滴は、充填層7bで熱を奪われた給湯バーナ2の排気と
接触して排気中の二酸化炭素が溶かし込まれ、且つ、充
填層7bを通りぬける際に充填層7bによって加熱され
て、ケーシング内の低部で集水される。ケーシングの低
部には、給湯路W5が接続され、気液接触を終えた湯が
排出されるように構成されている。
【0017】案内路W4は、給水路W1に設けられたサ
ーミスターS1及び水量センサーS2よりも下流側にお
いて給水路W1から分岐され、気液接触部7の噴霧ノズ
ル7aに接続されている。又、案内路W4には、気液接
触部7への排気接触用液の供給量qを検出する供給量検
出手段としての水量センサーS4が設けられると共に、
断続バルブ9が設けられて、気液接触部7を通した湯の
浴槽Bへの供給が制御されるように構成されている。給
湯路W5は、給湯路W3に設けられているサーミスター
S3よりも上流側において給湯路W3と接続され、気液
接触部7を通した湯と給湯用熱交換器1からの湯とが合
流されて、浴槽Bに供給できるように構成されている。
又、給湯路W5には、気液接触部7を通過するに伴う排
気接触用液の温度上昇量を検出する湯温検出手段として
のサーミスターS5が設けられている。
【0018】尚、給湯装置Aは、追焚バーナ10と、追
焚バーナ10のガス調節バルブ11、ガス断続バルブ1
2、送風ファン13と、追焚用熱交換器14と、追焚用
循環路W6及び循環ポンプ15とが設けられ、浴槽B内
の浴槽水を加熱する追焚給湯が行えるように構成されて
いる。又、給湯路W2に設けられた断続バルブ5よりも
上流側の給湯路W2の途中には、シャワー16及びカラ
ン17が接続され、シャワー16及びカラン17の操作
に伴って給湯用熱交換器1からの湯がシャワー16及び
カラン17に適宜供給される、一般給湯が行えるように
構成されている。
【0019】制御部Hは、マイクロコンピュータを主要
部とし、サーミスターS1,S3,S5、及び、水量セ
ンサーS2,S4が接続されて、それらセンサーの検出
情報が入力されるように構成されていると共に、ガス調
節バルブ3,11、ガス断続バルブ4,12、送風ファ
ン6,13、断続バルブ5、断続バルブ9、循環ポンプ
15、及び、コントローラー18が接続されて、給湯装
置Aの各種動作が制御できるように構成されている。
【0020】コントローラー18には、湯張り給湯スイ
ッチ18a、炭酸給湯スイッチ18b、湯張り給湯にお
ける設定目標温度Tsを設定する温度設定スイッチ18
c、及び、追焚給湯スイッチ18dなどが備えられてい
る。
【0021】そして、制御部Hには、給湯路W3におけ
る給湯温度Txが設定目標温度Tsになるようにガス調
節バルブ3及びガス断続バルブ4を制御する燃焼制御手
段101が設けられている。燃焼制御手段101は、サ
ーミスターS1及び水量センサーS2夫々の検出情報に
基づいて、給水路W1から供給される水を設定目標温度
Tsに加熱するための総必要熱量Gpを求め、且つ、水
量センサーS4及びサーミスターS5夫々の検出情報に
基づいて、気液接触部7での取得熱量Gnを求めると共
に、総必要熱量Gpから取得熱量Gnを減算して、給湯
用熱交換器1での必要加熱量Gtを求め、この必要加熱
量Gtを給湯バーナ2にて与えるようにガス調節バルブ
3及びガス断続バルブ4を制御するように構成されてい
る。
【0022】すなわち、燃焼制御手段101による給湯
バーナ2の燃焼量の制御は、下記の数2に従って制御さ
れる。
【数2】Gt=Gp−Gn ただし、 Gp=Ka×(Ts−Ti)×Q+Kp×ΔT+Ki×
∫ΔTdt Gn=Ka×(Tn−Ti)×q ここで、Tnは、サーミスターS5によって検出される
給湯温度、qは、水量センサーS4によって検出される
水量であり、その他の変数及び定数は、本明細書の「従
来の技術」に示す「数1」と同様である。
【0023】給湯装置Aは、4種類の給湯モードによっ
て、使用することができる。第一の給湯モードは、給湯
用熱交換器1からの湯のみを、浴槽Bに対して供給する
湯張り給湯モード。第二の給湯モードは、給湯用熱交換
器1からの湯と気液接触部7を通した湯とを混合して、
浴槽Bに対して供給する炭酸給湯モード。第三の給湯モ
ードは、シャワー16及びカラン17のみが使用されて
いる状態において、給湯用熱交換器1からの湯をシャワ
ー16及びカラン17に対して供給する一般給湯モー
ド。第四の給湯モードは、追焚バーナ10による、追焚
給湯モードである。
【0024】このうち、第一の給湯モードと第二の給湯
モード、すなわち、湯張り給湯モードと炭酸給湯モード
とが、燃焼制御手段101によって制御される。
【0025】湯張り給湯モードは、コントローラー18
の湯張り給湯スイッチ18aの操作に伴って実行され
る。給湯スイッチ18aが操作されると、断続バルブ5
が開かれ、給湯バーナ2が点火され、ガス調節バルブ3
及びガス断続バルブ4が燃焼制御手段101に従って制
御され、それに付随して送風ファン6の送風量が制御さ
れる。尚、このとき、断続バルブ9は閉じられており、
水量センサーS4によって検出される排気接触用液の供
給量qは0であるから、上記の数2における、取得熱量
Gnも0であり、従って、必要加熱量Gtは、総必要熱
量Gpと同値である。
【0026】炭酸給湯モードは、炭酸給湯スイッチ18
bの操作に伴って実行される。炭酸給湯スイッチ18b
が操作されると、断続バルブ5及び断続バルブ9が開か
れ、給湯バーナ2が点火され、ガス調節バルブ3及びガ
ス断続バルブ4が燃焼制御手段101に従って制御さ
れ、それに付随して送風ファン6の送風量が制御され
る。
【0027】一般給湯モードは、湯張り給湯スイッチ1
8a及び炭酸給湯スイッチ18bのいずれもが操作され
ていない状態において、シャワー16及びカラン17が
使用されるに伴って実行される。シャワー16及びカラ
ン17の使用は、断続バルブ5及び断続バルブ9が閉じ
られている状態における、流量センサーS2の検出情報
によって検出される。一般給湯モードにおける給湯バー
ナ2の燃焼量は、シャワー16及びカラン17用の給湯
温度設定器(図示されない)によって設定される設定温
度と、シャワー16及びカラン17における給湯温度と
に基づいて、フィードバック制御される。
【0028】追焚給湯モードは、追焚給湯スイッチ18
dの操作に伴って実行される。追焚給湯スイッチ18d
が操作されると、循環ポンプ15が作動され、追焚バー
ナ10が点火されて、追焚給湯が行われる。なお、追焚
バーナ10の燃焼量は、比較的火力の強い一定の強さで
制御される。
【0029】〔別実施例〕図3には、本発明による炭酸
給湯装置の別実施例としての給湯装置Aが示されてい
る。この給湯装置Aには、給湯用熱交換器1からの湯を
排気接触用液として気液接触部7に導く排気接触用の案
内路W7が設けられている。案内路W7は、給湯用熱交
換器1からの湯を、案内路W4における水量センサーS
4よりも上流側に導くように接続されている。案内路W
7には、断続バルブ19が設けられている。又、案内路
W4における案内路W7との接続点の上流側には、断続
バルブ20が設けられている。従って、断続バルブ5及
び20を閉じ、断続バルブ9及び19を開くことによっ
て、給湯用熱交換器1からの湯を、更に、気液接触部7
に通してから、浴槽Bに供給することができる。この場
合、気液接触部7を通過するに伴う排気接触用液の温度
上昇量を検出する湯温検出手段には、案内路W4に設け
られているサーミスターS6が使用される。サーミスタ
ーS6は、気液接触部7に通される直前の湯の温度Tb
を検出する。従って、燃焼制御手段101は、下記の数
3に従って、給湯バーナ2の燃焼量を制御する。
【数3】Gt=Gp−Gn ただし、 Gp=Ka×(Ts−Ti)×Q+Kp×ΔT+Ki×
∫ΔTdt Gn=Ka×(Tx−Tb)×q ここで、Txは、サーミスターS3によって検出される
給湯温度、Tbは、サーミスターS6によって検出され
る湯の温度、qは、水量センサーS4によって検出され
る水量であり、その他の変数及び定数は、本明細書の
「従来の技術」に示す「数1」、及び、「実施例」に示
す「数2」と同様である。
【0030】又、この給湯装置Aには、給水路W1から
の水を浴槽Bに導く給湯路W8が設けられている。給湯
路W8は、給水路W1における水量センサーS2よりも
下流側において分岐され、給湯路W3におけるサーミス
ターS3よりも上流側において接続されている。給湯路
W8には、断続バルブ21が設けられている。従って、
断続バルブ21を開くことによって、給水路W1からの
水と、給湯用熱交換器1からの湯又は気液接触部7を通
過した湯とを混合して、浴槽Bに供給することができ
る。
【0031】〔その他の別実施例〕被供給部は、浴槽B
に限らず、例えばシャワーやカランなど、炭酸給湯され
る対象であれば、適宜変更できる。
【0032】燃焼制御手段101による制御を示す上述
の数2における、総必要熱量Gpを求める式の第2項及
び第3項は、必要加熱量Gtの制御における補正項の一
例にすぎず、第1項、すなわち、フィードフォワード量
に対する補正項の役割を果たすものであれば、適宜変更
可能である。
【0033】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】炭酸給湯装置の全体構成を示す構成図
【図2】送風ファンの回転数と必要加熱量との関係を示
すグラフ
【図3】別実施例の炭酸給湯装置の全体構成を示す構成
【符号の説明】
Gn 取得熱量 Gp 総必要熱量 Gt 必要加熱量 Q 給水量 q 供給量 S1 給水温度検出手段 S2 給水量検出手段 S4 供給量検出手段 S5 湯温検出手段 Ti 給水温度 Ts 設定目標温度 W1 給水路 W4 案内路 W3 給湯路 W7 案内路 1 給湯用熱交換器 2 給湯バーナ 3 燃料供給量調節手段 4 燃料供給量調節手段 7 気液接触部 101 燃焼制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 1/00 602

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水路(W1)にて給水される給湯用熱
    交換器(1)と、 その給湯用熱交換器(1)を加熱する給湯バーナ(2)
    と、 前記給湯バーナ(2)への燃料供給量を調節する燃料供
    給量調節手段(3,4)と、 前記給湯バーナ(2)の排気が通過する気液接触部
    (7)と、 前記給水路(W1)からの水又は前記給湯用熱交換器
    (1)からの湯を排気接触用液として前記気液接触部
    (7)に導く排気接触用の案内路(W4,W7)と、 前記気液接触部(7)を通過した湯、又は、その湯と前
    記給湯用熱交換器(1)からの湯、又は、前記気液接触
    部(7)を通過した湯と前記給水路(W1)からの水と
    を被供給部(B)に導く給湯路(W3)と、 その給湯路(W3)における給湯温度が設定目標温度
    (Ts)になるように、前記燃料供給量調節手段(3,
    4)を制御する燃焼制御手段(101)とが設けられた
    炭酸給湯装置であって、 前記燃焼制御手段(101)は、 前記給水路(W1)における給水温度(Ti)を検出す
    る給水温度検出手段(S1)、及び、前記給水路(W
    1)からの給水量(Q)を検出する給水量検出手段(S
    2)夫々の検出情報に基づいて、前記給水路(W1)か
    ら供給される水を前記設定目標温度(Ts)に加熱する
    ための総必要熱量(Gp)を求め、且つ、 前記気液接触部(7)への前記排気接触用液の供給量
    (q)を検出する供給量検出手段(S4)、及び、前記
    気液接触部(7)を通過するに伴う前記排気接触用液の
    温度上昇量を検出する湯温検出手段(S5,S6)夫々
    の検出情報に基づいて、前記気液接触部(7)での取得
    熱量(Gn)を求めると共に、 前記総必要熱量(Gp)から前記取得熱量(Gn)を減
    算して、前記給湯用熱交換器(1)での必要加熱量(G
    t)を求め、 この必要加熱量(Gt)を前記給湯バーナ(2)にて与
    えるように前記燃料供給量調節手段(3,4)を制御す
    るように構成されている炭酸給湯装置。
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