JP3171701B2 - 炭酸給湯装置 - Google Patents

炭酸給湯装置

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JP3171701B2 JP31252392A JP31252392A JP3171701B2 JP 3171701 B2 JP3171701 B2 JP 3171701B2 JP 31252392 A JP31252392 A JP 31252392A JP 31252392 A JP31252392 A JP 31252392A JP 3171701 B2 JP3171701 B2 JP 3171701B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給水路にて給水される
給湯用熱交換器と、その給湯用熱交換器を加熱する給湯
バーナと、前記給湯バーナへの燃料供給量を調節する燃
料供給量調節手段と、前記給湯バーナの排気が通過する
気液接触部と、前記給水路からの水又は前記給湯用熱交
換器からの湯を排気接触用液として前記気液接触部に導
く排気接触用の案内路と、前記気液接触部を通過した
湯、又は、その湯と前記給湯用熱交換器からの湯、又
は、前記気液接触部を通過した湯と前記給水路からの水
を被供給部に導く給湯路と、その給湯路における給湯温
度が設定目標温度になるように、前記燃料供給量調節手
段を制御する制御手段とが設けられた炭酸給湯装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記炭酸給湯装置では、バーナの排気中
の炭酸ガスを溶解させた水又は湯を、浴槽に供給するこ
とにより炭酸風呂としている。従来の炭酸給湯装置は、
例えば図5に示すように、給水路W1にて給水される給
湯用熱交換器3と、その給湯用熱交換器3を加熱する給
湯バーナ4と、給湯バーナ4への燃料供給量を調節する
燃料供給量調節手段としてのガス比例弁42と、給湯バ
ーナ4の排気が通過する気液接触部1と、給水路1から
の水を排気接触用液として気液接触部1に導く排気接触
用の案内路W3と、気液接触部1を通過した湯と給湯用
熱交換器3からの湯を被供給部としての浴槽2に導く給
湯路W4と、その給湯路W4における給湯温度が設定目
標温度になるように、燃料供給量調節手段41,42を
制御する制御手段としての制御部Cとが設けられてい
る。図中、Hは給湯バーナ4の排気が通過する排気路、
W2は給湯用熱交換器3からの湯を導く案内路、S1は
給水路W1の給水量を検出する水量センサ、S4は給湯
路W4における給湯温度を検出する給湯温サーミスタ、
71は水用電磁弁、8は湯用電磁弁、12は噴霧ノズ
ル、13は充填層、14は排気供給口、15は排気吐出
口、43はファン、41はガス供給を断続するガス弁で
ある。従って、制御部Cは、水量センサS1と給湯温サ
ーミスタS4の検出結果に基づいてガス比例弁42を調
節して給湯バーナ4へのガス供給量を制御し、給湯路W
4における給湯温度が設定目標温度になるようにしてい
た(例えば、本出願人が先に提案した特願平4−218
874号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の炭酸給湯装置では、設定目標温度が低い場合、給湯
バーナへの燃料供給量を少なくして、給湯温度を調節し
ているため、給湯バーナより排出する炭酸ガスの量が減
少し、よって、気液接触部に供給される炭酸ガスの量が
減少する。このため、気液接触部を通過した湯に含まれ
る炭酸ガスの量が減少することとなり、その結果、炭酸
ガス含有量の少ない湯を供給してしまうという問題があ
った。又、給湯バーナの加熱能力を充分に活用できず、
多量の湯を供給できない不利もあった。本発明は上記の
実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、設定
目標温度が低い場合においても、十分に炭酸ガスを含ん
だ湯を供給することのできる炭酸給湯装置を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の炭酸給湯装置
は、給水路にて給水される給湯用熱交換器と、その給湯
用熱交換器を加熱する給湯バーナと、前記給湯バーナへ
の燃料供給量を調節する燃料供給量調節手段と、前記給
湯バーナの排気が通過する気液接触部と、前記給水路か
らの水又は前記給湯用熱交換器からの湯を排気接触用液
として前記気液接触部に導く排気接触用の案内路と、前
記気液接触部を通過した湯、又は、その湯と前記給湯用
熱交換器からの湯、又は、前記気液接触部を通過した湯
と前記給水路からの水を被供給部に導く給湯路と、その
給湯路における給湯温度が設定目標温度になるように、
前記燃料供給量調節手段を制御する制御手段とが設けら
れたものであって、その第1特徴構成は、前記給湯用熱
交換器への供給水量、又は前記気液接触部への供給水
量、又は前記給水路からの供給水量を調節して、前記給
湯路の流量を調節する流量調節手段が設けられ、前記制
御手段が、前記給湯用熱交換器の出湯温度を上限値以下
に維持し、且つ、前記燃料供給量を最大値に近づけた状
態で前記設定目標温度が維持されるように、前記流量調
節手段を作動させるように構成されている点にある。第
2特徴構成は、前記制御手段が、前記給湯用熱交換器の
出湯温度を検出する出湯温度検出センサ及び前記給湯路
における給湯温度を検出する給湯温度検出センサの検出
情報に基づいて、前記燃料供給量調節手段及び前記流量
調節手段を制御するように構成されている点にある。第
3特徴構成は、前記制御手段が、前記給水路における給
水温度を検出する給水温度検出センサの検出温度に基づ
いて、前記給湯用熱交換器の出湯温度を上限値以下に維
持させ且つ前記燃料供給量を最大値にする目標流量を算
出して、前記燃料供給量調節手段及び前記流量調節手段
を制御し、且つ、前記給湯路における給湯温度を検出す
る給湯温度検出センサの検出情報に基づいて、前記目標
流量又は前記燃料供給量を補正するように構成されてい
る点にある。
【0005】
【作用】本発明の第1特徴構成によれば、給湯用熱交換
器の出湯温度が上限値以下に維持され、且つ、給湯バー
ナへの燃料供給量を最大値に近づけた状態で、給湯温度
が設定目標温度になるように、給湯用熱交換器への供給
水量、又は気液接触部への供給水量、又は給水路からの
供給水量が調節される。第2特徴構成によれば、出湯温
度検出センサにて検出される給湯用熱交換器の出湯温度
と給湯温度検出センサにて検出される給湯路における給
湯温度とに基づいて、給湯バーナへの燃料供給量、及
び、給湯用熱交換器への供給水量又は気液接触部への供
給水量又は給水路からの供給水量が調節される。つま
り、例えば給湯用熱交換器への供給水量が調節可能な場
合、給湯バーナの燃焼量が最大の状態になるように給湯
バーナへの燃料供給量を制御し、且つ、給湯用熱交換器
の出湯温度に基づいて、給湯用熱交換器の出湯温度が上
限値以下になるように給湯用熱交換器への供給水量を調
節する。そして、給湯路における給湯温度に基づいて、
給湯温度が設定目標温度になるように、気液接触部への
供給水量又は前記給水路からの供給水量が調節される。
又、給湯用熱交換器への供給水量が調節不可能な場合
(つまり、給湯用熱交換器への供給水量が予め設定され
ている場合)には、給湯用熱交換器の出湯温度が上限値
以下になるように給湯バーナへの燃料供給量を調整す
る。そして、給湯路における給湯温度に基づいて、給湯
温度が設定目標温度になるように、気液接触部への供給
水量又は給水路からの供給水量が調節される。尚、この
ときの給湯用熱交換器への供給水量は、給湯バーナへの
燃料供給量が最大値近傍になるように設定されており、
給湯用熱交換器への給水温度の変化に応じて給湯用熱交
換器の出湯温度が変動するので、その変動を補正するよ
うに給湯バーナへの燃料供給量を微調節する。第3特徴
構成によれば、給水温度に基づいて、給湯用熱交換器の
出湯温度が上限値以下に維持され且つ給湯バーナへの燃
料供給量を最大値にするための給湯用熱交換器への供給
水量又は気液接触部への供給水量又は給水路からの供給
水量の目標流量が算出される。つまり、給湯バーナの燃
焼量が最大の状態での総給水量を設定目標温度と給水温
度との温度差により算出し、更に、給湯用熱交換器の出
湯温度が上限値以下になるように、総給水量のうち給湯
用熱交換器への供給水量を算出する。尚、この算出され
た給湯用熱交換器への供給水量が供給可能最大流量値を
越える場合には、給湯用熱交換器の出湯温度が上限値以
下になるように、給湯用熱交換器への供給可能最大流量
値より給湯バーナの燃焼量を決定し、給湯バーナへの燃
料供給量を決定する。そして、給湯温度に基づいて、給
湯温度が設定目標温度になるように、総給水量又は給湯
バーナへの燃料供給量を補正する。
【0006】
【発明の効果】第1特徴構成によれば、設定目標温度が
低い場合においても、設定目標温度が高い場合と同様に
給湯バーナへの燃料供給量を最大値に近づけた状態で給
湯バーナを燃焼させることができるので、バーナの排気
中の炭酸ガスの量の減少を防止することができ、よっ
て、気液接触部に供給される炭酸ガスの量の減少を防止
することができる。このため、気液接触部を通過した湯
に含まれる炭酸ガスの量の減少を防止することができ、
よって、設定目標温度が低い場合においても、十分に炭
酸ガスを含んだ湯を供給することができる。もちろん、
給湯用熱交換器の出湯温度が上限値以下に維持されてい
るので、必要以上に給湯用熱交換器を加熱することがな
く、よって、給湯用熱交換器の耐久性を損なうことも無
い。又、設定目標温度に関係なく常に給湯バーナへの燃
料供給量を最大値に近づけた状態で給湯バーナを燃焼さ
せることができるので、給湯バーナの加熱能力を充分活
用して多量の湯を供給することができる。もって、多量
に炭酸ガスを含有した湯を多量に供給できるようになっ
た。第2特徴構成によれば、給湯温度を設定目標温度に
調整するにおいて、気液接触部への供給水量又は前記給
水路からの供給水量のみを調節して行うように構成され
ているので、制御が簡単である。又、出湯温度検出セン
サにて給湯用熱交換器の出湯温度検出し、この検出結果
に基づいて給湯用熱交換器の出湯温度が上限値以下にな
るように給湯用熱交換器への供給水量又は給湯バーナへ
の燃料供給量を調整しているので、必要以上に給湯用熱
交換器を加熱することを確実に防止することができる。
第3特徴構成によれば、給湯用熱交換器の出湯温度が上
限値以下に維持され且つ給湯バーナへの燃料供給量を最
大値にするための給湯用熱交換器への供給水量又は気液
接触部への供給水量又は給水路からの供給水量の目標流
量を、設定目標温度と給水温とにより即座に決定するこ
とができるので、短時間に給湯温度を設定目標温度に近
い温度にするができ、よって、給湯温度が設定目標温度
になるまでの時間を短縮することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の炭酸給湯装置を炭酸風呂に適
用した場合の実施例を図面に基づいて説明する。図1に
示すように、浴槽2と、その浴槽2に湯水を供給する給
湯部Aと、浴槽水を加熱する追焚部Bと、制御部Cと、
その制御部Cに対して指令を与えるリモートコントロー
ラRと、気液接触部としての気水接触室1とが設けられ
ている。気水接触室1は、給湯部Aから浴槽2に対する
湯水の供給を中継する。給湯部Aには、給湯用熱交換器
3と給湯バーナ4が、追焚部Bには追焚用熱交換器5と
追焚バーナ6が夫々備えられている。
【0008】この給湯装置には、給水路W1からの水を
排気接触用液として気水接触室1に導く排気接触用の案
内路W3と、給湯用熱交換器3からの湯を供給する案内
路W2と、気水接触室1を通過した湯と給湯用熱交換器
3からの湯を被供給部としての浴槽2に導く給湯路W4
と、浴槽2と追焚用熱交換器5との間で浴槽水を循環さ
せる循環路W5と、給湯栓18に給湯用熱交換器3から
の湯を給湯する案内路W6とが設けられている。尚、給
水路W1の水は給湯用熱交換器3にも供給されるように
構成されている。
【0009】給水路W1には、気水接触室1と給湯用熱
交換器3とに供給する総供給水量Qを検出する水量セン
サS1が、案内路W3には、気水接触室1に対する水の
供給状態と非供給状態とを切り換えると共に気水接触室
1に対する水の供給量を調節する水比例弁7が、案内路
W2には、気水接触室1に対する湯の供給状態と非供給
状態とを切り換える湯用電磁弁8が、給湯用熱交換器3
の出口付近には、給湯用熱交換器3の出湯温度T3を検
出する出湯温度検出センサとしての出湯温サーミスタS
3が、給湯路W4には、給湯路W4における給湯温度T
4を検出する給湯温度検出センサとしての給湯温サーミ
スタS4が、循環路W5には、循環ポンプ9と浴槽水温
度を検出する浴槽温サーミスタS5と浴槽水位を検出す
る水位センサS6が、案内路W6には、給湯栓18への
給湯量を検出する水量センサS7が夫々介装されてい
る。更に、両バーナ4,6には、夫々ガス供給を断続す
るガス弁41,61と、ガス供給量を調節するガス比例
弁42、62と、燃焼用空気を送風するファン43,6
3とが備えられている。
【0010】気水接触室1について説明を加える。金属
ケーシング11内に、水を噴霧する噴霧ノズル12と、
充填層13とが装着されている。噴霧ノズル12は、案
内路W3に接続されている。充填層13は、ステンレス
線を立体格子状に編組形成したものである。充填層13
の側方には、給湯部Aの排気路Hと連通する排気供給口
14が形成されている。この排気供給口14から供給さ
れた高温の排気は、充填層13を加熱してから上方の排
気吐出口15から排出される。即ち、噴霧された水滴
は、充填層13で熱を奪われた排気と接触して、排気中
の炭酸ガスを溶解すると共に、充填層13から熱を奪
う。又、案内路W2と連通する給湯口16と、給湯路W
3と連通する合流口17とが形成されている。つまり、
気水接触室1において、案内路W3から供給されて炭酸
ガスを溶解した湯(又は水)と、案内路W2から供給さ
れた湯とが混合されて、給湯路W4に供給される。
【0011】リモートコントローラRには、運転スイッ
チ20、湯張スイッチ21、浴槽水の設定目標温度TS
を設定する温度設定スイッチ22、及び浴槽2の目標水
位を設定する水位設定スイッチ23の夫々が設けられて
いる。
【0012】制御部Cには、流量センサS1、出湯温サ
ーミスタS3、給湯温サーミスタS4、浴槽温サーミス
タS5、水位センサS6及びリモートコントローラRの
夫々が接続されている。そして、制御部Cは、予め設定
記憶された情報及び各種の入力情報に基づいて、水比例
弁7、湯用電磁弁8、ガス弁41,61、ガス比例弁4
2,62、ファン43,63の作動を制御する。
【0013】従って、ガス比例弁42は、給湯バーナ4
への燃料供給量を調節する燃料供給量調節手段として機
能し、水比例弁7は、給湯路W3の流量を調節する流量
調節手段として機能し、制御部Cは、この燃料供給量及
び流量の調節を制御する制御手段として機能する。
【0014】次に、図2に示すフローチャートに基づい
て、湯張給湯における制御部Cの動作を説明する。運転
スイッチ20をONにした状態において湯張スイッチ2
1をON操作すると、制御部Cに給湯指令が与えられ
る。先ず、湯用電磁弁8を開にして給湯用熱交換器3に
所定の量の水を給水路W1より供給し、水比例弁7を全
開にして気水接触室1へ水を給水路W1より供給すると
共に、ガス弁41を開として給湯バーナ4を燃焼させ
る。そして、出湯温サーミスタS3にて検出される給湯
用熱交換器3の出湯温度T3が、上限値である90℃以
上が一定時間続くかどうかを判断し、一定時間続かなけ
れば、設定目標温度TSより給湯温サーミスタS4によ
り検出される給湯温度T4を引いた値en 算出する。こ
の値en が正であれば、ガス比例弁42の開度を上げて
ガス量をアップさせ、負であれば、ガス比例弁42の開
度を下げてガス量をダウンさせることにより、給湯温度
T4が設定目標温度TSになるように調節する。尚、こ
のガス量をアップさせて調節を行う際に、ガス量MAX
の状態が一定時間続くようであれば、水比例弁7を少し
絞って上記調節を繰り返し行う。よって、上記の制御を
繰り返して行うと、給湯用熱交換器3の出湯温度T3を
上限値である90℃に近づけ、且つ、給湯バーナ4への
燃料供給量を最大値に近づけることができる。
【0015】給湯用熱交換器3の出湯温度T3が90℃
以上が一定時間続くと、出湯温度T3が90℃未満にな
るまで、ガス比例弁42の開度を下げてガス量をダウン
させる。そして、この状態における給湯温度T4を設定
目標温度TSより引いた値enを算出する。この値en
が正であれば水比例弁7を少し絞り、負であれば水比例
弁7を少し開いて、給湯温度T4が設定目標温度TSに
なるように調節する。その結果、給湯温度T4が設定目
標温度TSになれば、出湯温度T3が90℃以上が一定
時間続かない場合の制御に戻る。以上の制御を目標水位
に達するまで継続する。尚、図2のフローチャートには
省略したが、給湯栓18に給湯が行なわれると、水量セ
ンサS7により給湯栓18へ給湯されたことが検出さ
れ、これに基づいて水比例弁7及び湯用電磁弁8を完全
に閉じて浴槽2への給湯を中止すると共に、出湯温サー
ミスタS3にて検出される給湯用熱交換器3の出湯温度
T3が設定目標温度TSになるように、ガス比例弁42
の開度を調節する。
【0016】〔別実施例〕 上記実施例では、気水接触室1に充填層13を設け
た場合を示したが、充填層13を省いてもよい。 上記実施例では、本発明を炭酸風呂給湯装置に適用
した実施例を示したが、シャワーに給湯する場合にも適
用できる。 上記実施例における炭酸給湯装置を図3に示すよう
な構成にしても良い。 つまり、上記実施例の湯用電磁弁8を湯比例弁81に変
更し、給水路W1に、給水路W1における給水温度T2
を検出する給水温度検出センサとしての給水温サーミス
タS2が設けられ、案内路W2に、案内路W2における
湯量を検出する水量センサS8が設けられている。以
下、図3における動作を説明する。先ず、制御部Cは、
給水温サーミスタS2の検出温度T2と設定目標温度T
Sとに基づいて、下記数1により総供給水量Qを求め
る。
【数1】Q=Gp/(Ka×(TS−T2)) 但し、Kaは定数であり、Gpは給湯バーナ4への燃料
供給量の最大値である。次に、給湯バーナ4への燃料供
給量が最大の状態で、出湯温サーミスタS3の検出温度
T3が上限値である90℃になるときの給湯用熱交換器
3への給水量Q1を、下記数2により求める。
【数2】Q1=Gp/(Ka×(90−T2)) 従って、制御部Cに給湯指令が与えられると、制御部C
は、水量センサS8の検出湯量がQ1となるように湯比
例弁81を調節すると共に、水量センサS1の検出水量
がQとなるように水比例弁7を調節する。尚、このとき
の給湯バーナ4への燃料供給量が最大となるように、ガ
ス弁41及びガス比例弁42を調節する。その後、出湯
温サーミスタS3の検出温度T3が90℃以下になるよ
うに、ガス比例弁42を微調節し(又は、出湯温サーミ
スタS3の検出温度T3が90℃以下になるように、湯
比例弁81を微調節し)、給湯温サーミスタS4の検出
湯温T4が設定目標温度TSになるように、水比例弁7
を微調節する。尚、上記数2にて算出された給湯用熱交
換器3への給水量Q1が、供給可能最大流量値Q2を越
える場合には、給湯用熱交換器3の出湯温度T3が90
℃以下になるように、給湯用熱交換器への供給可能最大
流量値Q2より給湯バーナへの燃料供給量Gp’を下記
数3にて算出し、給湯バーナへの燃料供給量を決定す
る。
【数3】Gp’=Ka×(90−T2)×Q2 上記別実施例(図3中)の水比例弁7の代わりに
水用電磁弁71を使用して排気接触用の案内路W3の流
量を一定とし、給湯用熱交換器3への給水量を湯比例弁
81にて調節して、給湯温サーミスタS4の検出湯温T
4が設定目標温度TSになるようにしても良い。 上記実施例における炭酸給湯装置を図4に示すよう
な構成にしても良い。 つまり、給湯用熱交換器3の湯を気水接触室1に導く排
気接触用の案内路W3に接続し、給水路W1の水を直接
案内路W2に導くようにしても良い。この場合、案内路
W2には案内路W2における水量を調節する水比例弁7
が設けられ、案内路W3には案内路W3に対する湯の供
給状態と非供給状態とを切り換える湯用電磁弁8が設け
られている。尚、この図4における動作は、上記実施例
とほぼ同じなので省略する。又、図4の案内路W2を中
止して、図中の湯用電磁弁8の代わりに湯比例弁81を
使用するようにしても良い。つまり、給湯バーナ4への
燃料供給量は最大の状態で、給湯温サーミスタS4の検
出湯温T4が設定目標温度TSになるように、給湯用熱
交換器3の流量を湯比例弁81にて調節するようにして
も良い。更に又、図4の水比例弁7の代わりに水用電磁
弁71を使用して案内路W2の水量を一定とし、湯用電
磁弁8の代わりに湯比例弁81を使用して案内路W3の
流量を調節して、給湯温サーミスタS4の検出湯温T4
が設定目標温度TSになるようにしても良い。
【0017】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る炭酸給湯装置を示すブロック図
【図2】本発明の制御作動を示すフローチャート
【図3】別実施例に係る炭酸給湯装置を示すブロック図
【図4】別実施例に係る炭酸給湯装置を示すブロック図
【図5】従来例に係る炭酸給湯装置を示すブロック図
【符号の説明】
1 気液接触部 3 給湯用熱交換器 4 給湯バーナ 7,81 流量調節手段 42 燃料供給量調節手段 C 制御手段 S2 給水温度検出センサ S3 出湯温度検出センサ S4 給湯温度検出センサ W1 給水路 W3 案内路 W4 給湯路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−200512(JP,A) 特開 平6−137669(JP,A) 特開 平6−129708(JP,A) 特開 平5−305119(JP,A) 特開 平5−212086(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 1/00 602

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水路(W1)にて給水される給湯用熱
    交換器(3)と、 その給湯用熱交換器(3)を加熱する給湯バーナ(4)
    と、 前記給湯バーナ(4)への燃料供給量を調節する燃料供
    給量調節手段(41,42)と、 前記給湯バーナ(4)の排気が通過する気液接触部
    (1)と、 前記給水路(W1)からの水又は前記給湯用熱交換器
    (3)からの湯を排気接触用液として前記気液接触部
    (1)に導く排気接触用の案内路(W3)と、 前記気液接触部(1)を通過した湯、又は、その湯と前
    記給湯用熱交換器(3)からの湯、又は、前記気液接触
    部(1)を通過した湯と前記給水路(W1)からの水を
    被供給部(2)に導く給湯路(W4)と、 その給湯路(W4)における給湯温度が設定目標温度に
    なるように、前記燃料供給量調節手段(42)を制御す
    る制御手段(C)とが設けられた炭酸給湯装置であっ
    て、 前記給湯用熱交換器(3)への供給水量、又は前記気液
    接触部(1)への供給水量、又は前記給水路(W1)か
    らの供給水量を調節して、前記給湯路(W4)の流量を
    調節する流量調節手段(7,81)が設けられ、 前記制御手段(C)は、前記給湯用熱交換器(3)の出
    湯温度を上限値以下に維持し、且つ、前記燃料供給量を
    最大値に近づけた状態で前記設定目標温度が維持される
    ように、前記流量調節手段(7,81)を作動させるよ
    うに構成されている炭酸給湯装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段(C)は、 前記給湯用熱交換器(3)の出湯温度を検出する出湯温
    度検出センサ(S3)及び前記給湯路(W4)における
    給湯温度を検出する給湯温度検出センサ(S4)の検出
    情報に基づいて、前記燃料供給量調節手段(42)及び
    前記流量調節手段(7)を制御するように構成されてい
    る請求項1記載の炭酸給湯装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段(C)は、 前記給水路(W1)における給水温度を検出する給水温
    度検出センサ(S2)の検出温度に基づいて、前記給湯
    用熱交換器(3)の出湯温度を上限値以下に維持させ且
    つ前記燃料供給量を最大値にする目標流量を算出して、
    前記燃料供給量調節手段(42)及び前記流量調節手段
    (7,81)を制御し、 且つ、前記給湯路(W4)における給湯温度を検出する
    給湯温度検出センサ(S4)の検出情報に基づいて、前
    記目標流量又は前記燃料供給量を補正するように構成さ
    れている請求項1記載の炭酸給湯装置。
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