JP3129777B2 - 熱処理装置及び熱処理方法 - Google Patents

熱処理装置及び熱処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱処理装置及び熱処理
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】減圧CVD装置を用いて、ポリシリコン
成膜時に同時にホスフィン(PH3 )を添加し、成膜終
了時にリン(P)がドープされるリン添加ポリシリコン
成膜を行う場合の膜厚の面内均一性を向上させるため、
半導体ウエハより大きな形状の石英のリング板を設け、
このリング板に半導体ウエハを密着して所定の膜生成を
行うものとして特開昭58−108735号、特開昭6
1−201696号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えばジシラン(Si
26 )とホスフィンを用いてリン添加シリコン膜を成
膜する場合、Si26 の分解温度は約330℃である
のに対してPH3 の分解温度は約380℃と上記2つの
処理ガスの分解温度が異なる。上記2つの処理ガスを用
いてリン添加シリコン膜を生成する場合、通常成膜ガス
であるSi26 の分解温度よりも高い温度、例えば約
500℃に熱処置装置内を均一に加熱した状態で成膜を
行う。その理由は、約500℃においてはSi26
反応はいわゆる反応律速の反応状態でありウエハ面内均
一性が良好な成膜が行われる。
【0004】一方、上記500℃よりも更に高い温度、
例えば550℃と高い成膜温度とするとSi26 の反
応は活発な反応状態である、いわゆる供給律速の反応状
態となり、Si26 ガスが多く供給されるウエハ周縁
の膜厚が厚くなって不均一な膜厚となり、前記文献の技
術を用いることにより、ある程度膜厚均一性は改善する
ことができるが、十分な膜厚均一性は得られない。
【0005】ところが、Si26 の分解温度は約33
0℃であるのに対してPH3 の分解温度は約380℃と
上記2つの処理ガスの分解温度が異なり、500℃では
PH3 は分解速度が非常に遅い。従って、Si26
成膜均一性が良好な約500℃でリン添加ポリシリコン
膜を成膜するとき、加熱された処理容器の一端側からP
3 ガスを供給し、上記処理容器の他端側からPH3
スを排出すると、PH3 ガスの熱分解状態が処理容器内
の場所によって異なってしまう。すなわち処理容器内の
PH3 ガス排出側に比べて供給側での熱分解が十分に行
われず、従って、PH3 供給側に近い場所に収容された
ウエハの成膜後のリン濃度が低くなり、バッチ処理を行
った時ウエハ面間の均一性が劣化するという改善点を有
する。この発明は、上記点に鑑みてなされたもので、熱
分解温度の異なる複数の処理ガスを用いて複数枚の被処
理体に成膜したとき被処理体面間の成膜均一性を改善す
ることのできる熱処理装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、予め定められた間隔で複数の被処理体
を積層収容した被処理体収納治具を収容可能に構成され
反応管と、この反応管を囲繞する如く設けられた加熱
機構と、上記反応管内に熱分解温度の異なる少なくとも
2つの処理ガスを供給する少なくとも2つのガス供給部
とを備えた熱処理装置において、上記処理ガスのうち熱
分解温度の高い処理ガスを流す上記ガス供給部には、こ
れに流れる処理ガスをこの処理ガスの熱分解温度よりも
低い温度まで加熱することによって励起する励起機構を
設けたものである。
【0007】
【作用】本発明の熱処理装置において、反応容器内は第
1の処理ガスが均一に処理することのできる温度に加熱
されており、第1の処理ガスより熱分解温度の高い第2
の処理ガスは、例えばガス加熱機構部のような励起機構
により予め加熱されて励起されるので、第2の処理ガス
は十分に熱分解されており、この状態で反応容器内で複
数の被処理体に第1の処理ガスと第2の処理ガスがとも
に十分に熱分解された状態で成膜することができるので
複数枚の被処理体に対して均一な成膜処理が行われる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の熱処理装置及び熱処理方法
の一実施例を図面を参照して説明する。この実施例の熱
処理装置としての縦型成膜装置は、図1に示すように、
長手方向にほぼ垂直に配設された円筒状の反応管1を有
しており、この反応管1は耐熱性材料、例えば石英から
なる外筒2と、この外筒2内に同心的に収容された例え
ば石英からなる内筒3とから構成された二重管構造とな
っている。上記外筒2及び内筒3は、ステンレス等から
なるマニホールド4によって保持されており、このマニ
ホールド4はベースプレート5に固定されている。そし
て、上記反応管1を囲繞する如く加熱機構として例えば
内部の所望する均熱領域を500℃〜1200℃に設定
可能に抵抗発熱体からなる円筒状の加熱用ヒータ6が設
置されて熱処理部が構成されている。
【0009】上記反応管1の下部に設けられたマニホー
ルド4の下端部の開口部は、ステンレス等からなる円盤
状のキャップ部7により、封止部例えば図示省略した弾
性材料よりなるOリングを介して気密封止可能に構成さ
れている。上記キャップ部7のほぼ中心部には、例えば
磁気シールにより気密な状態で回転可能な回転軸8が挿
通されている。この回転軸8の下端は図示省略した回転
機構に接続されており、上端は例えばステンレススチー
ルからなるターンテーブル9に固定されている。また、
上記ターンテーブル9の上方には、反応管1の内筒3と
所定の間隙を保持して石英からなる保温筒10が設置さ
れており、この保温筒10上には多数枚の例えば50枚
の半導体ウエハ11(被処理体は半導体ウエハに限らず
ガラス基板等どのようなものであっても構わない)が所
定の間隔、例えば13mm間隔で積層収容された、例え
ば石英からなる被処理体収納具としてのウエハボート1
2が搭載されている。すなわち、前記ウエハボート12
は、前記保温筒10上に設けることにより、前記均熱領
域に設置される。
【0010】上記ウエハボート12、保温筒10、ター
ンテーブル9及びキャップ部7は、図示を省略した昇降
機構例えばボートエレベータにより反応管1内にこの下
方から一体となってローディングし、処理後アンロード
されるように構成されている。マニホールド4の下部に
は、上方すなわちウエハボート12方向に向けて曲折さ
れたL字状の例えば石英からなるガス供給部としての第
1のガス導入管13がシール部材13bによりマニホー
ルド4に気密に配設されている。上記シール部材13b
には、例えばステンレススチールからなるガス配管13
cが接続されている。この第1のガス導入管13に設け
られたガス流出口13aはウエハボート12に収容され
た半導体ウエハ11の近傍に達するように垂設されてお
り、半導体ウエハ11の配列方向に向けて開口されてい
る。上記第1のガス導入管13には、成膜用の処理ガス
例えばジシラン(Si26)と窒素(N2 )が上記ガ
ス供給源から供給されるように構成されている。
【0011】また、例えばリン(P)やボロン(B)や
砒素(As)等のドープ元素を含む有機化合物を含有す
るドープ用ガス等の非成膜ガス例えばホスフィン(PH
3 )を反応管1内に導入する他のガス供給部としての第
2のガス導入管14は、L字形状を有しており、マニホ
ールド4の下部にシール部材14bによりマニホールド
4に気密的に配設されている。上記第2のガス導入管1
4は、ウエハボート12に収容された各半導体ウエハ1
1の方面に向けて所定の間隔で開口された複数のガス
流出孔14aを有しており、各半導体ウエハ11に対し
て均一にPH3 ガスを供給することができるように配置
されている。
【0012】上記第2のガス導入管14は、PH3 ガス
が収容されたガス供給源16に接続される。このガス導
入管14には、ガス流量調整器であるMFC17が配設
される。このガス導入管14には、また、前記反応管1
内に導入するに際し、励起、例えばPH3 ガスを所定の
温度に予備加熱し、この熱によりガスを成膜前に予め励
起状態にすることのできる励起機構としてのガス加熱機
構部20が配設される。従って、上記第2のガス導入管
14は、所定の温度に加熱されて励起されたPH3 ガス
を上記反応管1内へ供給することができるように構成さ
れている。
【0013】上記ガス加熱機構部20には、図2に示す
如く耐熱性材料例えば石英からなる円筒状の加熱容器2
1が設けられ、この加熱容器21を囲繞する如く例えば
抵抗加熱ヒータ22が設けられ、このヒータ22からの
放熱を防止するためにシリカブロックからなる断熱材2
3が設けられている。上記ヒータ22の近傍には温度検
出器28が設けられ、図示しない制御部によって上記加
熱容器21内が所定の温度に保持することが可能の如く
ヒータ22に電力を制御印加するように構成されてい
る。
【0014】上記加熱容器21の一端は、シール部材2
4に接続され、このシール部材24には上記MFC17
を介して処理ガスであるPH3 ガスが供給される例えば
ステンレススチールの配管17aが接続されている。ま
た、上記加熱容器21の他端は、シール部材25に接続
され、このシール部材25には例えばステンレススチー
ルの配管14cが接続され、所定の温度に加熱された上
記PH3 ガスを上記第2のガス導入管14へ供給するよ
うに構成されている。
【0015】更に又、上記加熱容器21と、ヒータ22
と、断熱材23は、例えばステンレススチールからなる
容器26で気密に囲繞され、この容器26の上部には排
気管27が接続され、この排気管27は図示しない排気
装置により常時排気され、上記石英の加熱容器21が破
損して処理ガスである有害なPH3ガスは流出しても上
記容器26外にPH3 ガスが流出拡散することなく上記
排気装置によって排気されるように構成されている。そ
して、マニホールド4の上部側面には、図示を省略した
真空ポンプ等の排気系に接続された排気管15が、外筒
2と内筒3との間隙から処理ガスを排出し反応管1内を
所定の減圧雰囲気に設定することができるように構成さ
れている。
【0016】以上の如く熱処理装置は構成されている。
上記構成の熱処理装置を用いて、リン添加シリコン成膜
処理を行う場合について以下説明を行う。まず、ヒータ
6により例えば被処理体処理領域が500℃の均熱加熱
状態にある反応管1内に、その下方開口部から図示しな
いボートエレベータにより複数枚例えば60枚の半導体
ウエハ11を収容したウエハボート12をロードする。
【0017】次に、反応管1内を所定の真空状態まで排
気した後に、第1のガス導入管13から成膜用ガス例え
ばSi26 ガス80SCCMとN2 ガス120SCC
Mを内管3内に導入すると共に、PH3 がヘリウム(H
e)で1%に希釈された混合ガスを、第2のガス導入管
14に設けられた複数のガス流出孔14aから半導体ウ
エハに均等に供給する。PH3 とHeとの混合ガスは、
ウエハボート12の下部に収容された半導体ウエハ11
が成膜されたと時、所望のリン濃度が得られるよう、流
量調整される。上記混合ガスは、上記ガス加熱部機構2
0で200℃以上例えば300℃(少なくとも200℃
以上)に加熱される。そして反応管1内を0.1〜0.
3Torr例えば0.2Torrになるように圧力を制
御しながら排気を行い、所定時間例えば120分成膜を
行うと3000Åのリン添加シリコン膜が半導体ウエハ
11表面に成膜される。
【0018】上記条件で各半導体ウエハ11上に成膜さ
れたシリコン膜のリン濃度は50枚のウエハ間で図3に
示す如く2.2×1020個/cm3 前後であり、リン濃
度誤差は±10%以内と良好な均一性が得られた。この
均一性は1.0〜5.0×1020個/cm3 の任意のリ
ン濃度で得られる。本実施例の効果を確認するためにP
3 ガスのガス加熱を行わず同一条件で成膜した。この
場合におけるリン濃度は図4に示すことくボート下側の
ウエハでは1.5×1020個/cm3 、ボート上側のウ
エハでは2.2×1020個/cm3であり、リン濃度誤
差は約±20%の不均一状態であった。
【0019】上記の如くガス加熱を行わないとリン濃度
が不均一となる原因はボート下部のウエハ部分ではPH
3 がまだ十分に加熱分解されていないため反応が促進さ
れずリン濃度が低くなり、一方ボート上部のウエハ部分
では、PH3 が反応管1内の500℃均熱領域を通過し
て十分加熱・分解されているため反応が促進されリン濃
度が高くなるためである。また、第1のガス導入管13
及び第2のガス導入管14はL字形状に限らず、長さの
短い(例えば5cmの)ストレート形状でも上記実施例
と同様のリン濃度改善効果が得られる。
【0020】上記ガス加熱部20は抵抗発熱体を用いた
加熱装置に限らずランプ加熱、プラズマ加熱、レーザ加
熱等ガスを加熱することができればどのような加熱装置
であっても構わない。また、ガス導入管13、14は各
1本ずつに限らず、それぞれ複数本の管に分割すること
ができる。この場合、第2のガス導入管14として機能
する管は、すべてガス加熱機構部を通過するように構成
する。また、配管14cと配管17aに電気信号で開閉
することのできるインターロックバルブをそれぞれ設
け、反応容器1内の圧力を測定しこの圧力が例えば1T
orr以上になったとき上記インターロックバルブを閉
じるように構成し、例えば石英の加熱容器21が破損し
た場合にも安全を確保することができる安全機構を設け
ることも本発明を実施する上で有用である。
【0021】また、他の処理ガスとして亜酸化窒素(N
2 O)とシラン(SiH4 )を用いて成膜する酸化膜成
膜時、例えばN2 Oをガス加熱機構部20で700℃に
加熱し反応容器1内で例えば780℃で成膜することに
より従来800℃で成膜していたのとほぼ同一の膜質で
良好な膜厚均一性を得ることができる。また、ガス加熱
機構部20で加熱する温度は例えばホスフィン(PH
3 )ガスを加熱する場合、200℃以上であれば効果が
あるが、PH3 とSi26 との分解温度差(約50
℃)を考慮し、予熱温度を350℃前後にすれば複数枚
の被処理体間のリン濃度成膜均一性を前記実施例よりさ
らに改善することができる
【0022】上記実施例にあっては、処理ガスを励起す
る励起機構としてガス加熱機構部20を用いたが、これ
に代えて図5または図6に示すように処理ガスに光を照
射する光照射機構部20bまたは処理ガスをプラズマ
するプラズマ加熱機構部20cをそれぞれ設けるよう
にしてもよい。尚、図5および図6において、図2中の
部材と同一部材については同一符号を付し、それらの説
明を省略する。具体的には、図5にあっては抵抗発熱体
を用いた励起機構であるガス加熱機構部に代えて、光照
射を利用した光照射機構20bが設けられる。ここでP
3 は、吸収端を200nm以下に有するため、光源と
して重水素ランプやArFエキシマレーザ等が使用でき
る。
【0023】この光照射機構部20bの加熱容器21の
外周にはこれを挟むように、例えば光源としての重水素
ランプ32と反射板34とが配置されている。このと
き、光照射の条件は、加熱容器21内のPH3 の流量が
100SCCMの場合、100W程度である。また、図
6にあっては抵抗発熱体を用いた励起機構であるガス加
熱機構部に代えて、プラズマを利用したプラズマ加熱
構部20cが設けられる。具体的には、加熱容器21の
外周には、これを囲むように高周波コイル42が配置さ
れており、このコイルに図示しないRF電源より電力を
供給して、上記加熱容器21内を流れる処理ガスをプラ
ズマ加熱することにより励起するように構成されてい
【0024】尚、上記実施例では、成膜温度が高温であ
ったため、予備加熱したが、低温の場合に予備低温加熱
することになるのは、説明するまでもないことである。
上記実施例では、半導体膜を形成する場合について説明
したが、半導体膜に限らず、金属膜、絶縁膜、酸化膜、
拡散などの装置や工程に用いてもよいことは説明するま
でもないことである。本発明は上記実施例に限定される
ものでなく2種類以上の処理ガスを用いる熱処理装置で
あれば酸化拡散装置、CVD装置、プラズマCVD装置
等に利用することができる。また、被処理体は半導体ウ
エハに限らずガラス基板等のどのようなものであっても
構わない。
【0025】また、本発明にあっては、励起機構として
ガス加熱機構部、光照射機構部、プラズマ加熱機構部を
用いた場合について説明したが、これに限定されず処理
ガスを励起し得るものであれば、どのようなものでも良
い。
【0026】
【発明の効果】以上の如く本発明を用いることにより、
熱分解温度の異なる複数の処理ガスを用いて成膜を行っ
ても、複数枚の被処理体間の成膜均一性を大幅に改善す
ることができるという顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱処理装置を示す説明図である。
【図2】図1の励起機構としてのガス加熱機構部の説明
図である。
【図3】ガス加熱した場合のウエハ位置対リン濃度特性
図である。
【図4】ガス加熱をしなかった場合のウエハ位置対リン
濃度特性図である。
【図5】励起機構として用いられる光照射機構部を示す
断面図である。
【図6】励起機構として用いられるプラズマ加熱機構部
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 反応管 2 外筒 3 内筒 4 マニホールド 6 ヒータ(加熱機構) 11 半導体ウエハ(被処理体) 12 ウエハボート(被処理体収納具) 13 第1のガス導入管(ガス供給部) 14 第2のガス導入管(ガス供給部) 20 ガス加熱機構部(励起機構) 20b 光照射機構部(励起機構) 20c プラズマ加熱機構部(励起機構)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた間隔で複数の被処理体を
    積層収容した被処理体収納治具を収容可能に構成された
    反応管と、 この反応管を囲繞する如く設けられた加熱機構と、 上記反応管内に熱分解温度の異なる少なくとも2つの処
    理ガスを供給する少なくとも2つのガス供給部とを備え
    た熱処理装置において、 上記処理ガスのうち熱分解温度の高い処理ガスを流す上
    記ガス供給部には、これに流れる処理ガスをこの処理ガ
    スの熱分解温度よりも低い温度まで加熱することによっ
    励起する励起機構を設けたことを特徴とする熱処理装
    置。
  2. 【請求項2】 上記励起機構は、上記処理ガスを加熱す
    るガス加熱機構部を有することを特徴とする請求項1記
    載の熱処理装置。
  3. 【請求項3】 上記励起機構は、上記処理ガスに光を照
    射する光照射機構部を有することを特徴とする請求項1
    記載の熱処理装置。
  4. 【請求項4】 上記励起機構は、上記処理ガスをプラズ
    マ加熱するプラズマ加熱機構部を有することを特徴とす
    る請求項1記載の熱処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ガス加熱機構部は、抵抗加熱ヒータ
    と、このヒータの近傍に設けられた温度検出器と、を備
    え、前記ガス加熱機構部内が所定の温度に保持可能な構
    成である請求項2に記載の熱処理装置。
  6. 【請求項6】 前記ガス加熱機構部は、この機構部を囲
    繞する容器と、この容器内を排気可能に設けられた排気
    装置と、を更に備えたことを特徴とする請求項5に記載
    の熱処理装置。
  7. 【請求項7】 前記励起機構を有するガス供給部は、複
    数のガス流出孔が形成されて、前記被処理体の積層方向
    に沿って延びた導入管を有し、他方のガス供給部はガス
    流出口を前記被処理体の近傍に位置させたガス導入管を
    有すことを特徴とする請求項1乃至6のいすれかに記載
    の熱処理装置。
  8. 【請求項8】 予め定められた間隔で複数の被処理体を
    積層収容した被処理体収納治具を収容可能に構成された
    反応管と、 この反応管を囲繞する如く設けられた加熱機構と、 上記反応管内に処理ガスを供給する少なくとも2つのガ
    ス供給部と、を備えた 熱処理装置を用いて行う熱処理方
    法であって、 熱分解温度の異なる少なくとも2つの処理ガスを前記反
    応管内に供給して熱処理する際、前記2つの処理ガスの
    内、熱分解温度の高い処理ガスを、この熱分解温度より
    も低い温度まで予め加熱することによって励起した状態
    で前記反応管内へ供給することを特徴とする熱処理方
    法。
  9. 【請求項9】 前記2つの処理ガスは、PH 3 ガスとS
    2 6 ガスであり、PH 3 ガスを予め加熱して供給す
    ることを特徴とする請求項8に記載の熱処理方法。
  10. 【請求項10】 前記2つの処理ガスは、N 2 Oガスと
    SiH 4 ガスであり、N 2 Oガスを予め加熱して供給す
    ることを特徴とする請求項8に記載の熱処理方法。
  11. 【請求項11】 前記PH 3 ガスの加熱温度の下限は2
    00℃であることを特徴とする請求項9記載の熱処理方
    法。
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