JP3129156U - モータ又は発電機用の回転子 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転時のコーギング・トルクを低減するモータ又は発電機用の回転子を提供する。
【解決手段】一枚以上が重ねられている金属片21には回転軸と結合するための軸穴22が開設され、外周縁には一つ以上の収容部23が凹設されている。各収容部23は仕切部24で仕切られ、各収容部23は開口231を有している。開口231の両側には磁性材3を嵌合するための嵌合壁241が設けられ、磁性材3は、高さが収容部23の深さよりも大きい係止部31を有し、その頂縁が各収容部23の外周よりも突出している。係止部31は、下部の両側が収容部23の両側の嵌合壁241に当接し、上部に誘導部32、34がそれぞれ左右に延びている。係止部31の頂面と、誘導部32、34の頂面とは同じ円弧面状であり、隣接する二つの磁性材3は、誘導部が隙間33を置いて互いに対向している。
【選択図】図1

Description

本考案は、モータ又は発電機用の回転子に係り、特に、磁気漏れ防止部を有し、磁性材の間に前記磁性材にもっと近接するための誘導部が設けてあることにより、モータの回転時のコーギング・トルク(Cogging Torque)を低減するモータ又は発電機用の回転子に関するものである。
モータ又は発電機の種類は極めて多いが、その基本構造としては、主に、固定子(Stator)と回転子(Rotor)とから構成されるものである。固定子は空間において静止するものであり、回転子は、回転軸を中心として回動自在に回転軸に支持されるものであり、且つ固定子と回転子との間には適正のエア隙間が存在し、固定子のコイルに電流を流して、回転子の磁力線と垂直する回転磁界が発生すると、回転子が回転するようになる。
従来の回転子は多数の金属片を重ねて構成されるものであり、この金属片は、その材質に珪素鋼を採用することが多く、その周縁に複数の溝を等間隔に設置して、前記溝に磁性材を入れて粘着すると、回転子が完成した。しかし、長期高速に回転する回転子は、回転子に粘着された磁性材が遠心力によって飛ばされるおそれがあった。
また、別の従来の回転子は、回転軸の周面に複数の収容部が等間隔に貫いており、磁性材が前記収容部に埋め込まれる。収容部と磁性材との寸法が一致しており、または収容部の寸法が磁性材よりもやや小さい場合には、このような収容部に磁性材を埋め込むと、磁性材が絞られて割れることがよくあり、また、収容部の寸法が磁性材よりもやや大きい場合には、回転子が高速に回転しているときに、収容部と磁性材とが互いに衝突するようになり、騒音が発生してしまう。また、磁性材と固定子の誘導磁界との距離は上記の従来技術よりも大きいので、回転子の回転トルクおよび作動効率がより低下する。
また、図8と図9に示すのは出願者がこの前に出願した回転子であって、回転子7が多数の珪素鋼シートを重ねて構成されたものであり、且つ回転子7と固定子8との間には適正なエア隙間が置かれている。前記回転子7の外周縁には内側に凹んだ収容部71が複数で等距離に設けてあり、前記収容部71の底面72には一つ以上の凸部73が設けられ、前記各凸部73の両側辺に凹部74が設けてあり、開口75の両側面76により磁性材77が嵌合して固定される。
しかしながら、前記固定子8の各コイル81と、それと隣接するコイル81との間には固定距離を持つエア隙間が存在するので、回転子7が回転している際に前記エア隙間に面する場合には、固定子8の誘導吸引力が弱化し、回転子7は慣性力だけにより次のコイル81に回転するので、コーギング(Cogging)現象が発生するようになり、その欠点は低回転数の機械設備の場合に特に顕著である。
本考案の主な目的は、回転子に、二つの誘導部を持つ磁性材を嵌合して固定し、且つ磁気漏れ防止部を設けることにより、隣接する磁性材がもっと近接するようになり、回転磁界の誘導範囲が拡大し、ひいてはコーギング・トルクを低減するモータ又は発電機用の回転子を提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本考案によるモータ又は発電機用の回転子は、一枚以上の金属片21を重ねて構成され、前記各金属片21には回転軸と結合するための軸穴22が開設してあり、外周縁には一つ以上の収容部23が凹設してあり、前記各収容部23が仕切部24で仕切られ、前記各収容部23は開口231を有し、開口231の両側には磁性材3を嵌合するための嵌合壁241が設けられ、前記磁性材3は、高さが前記収容部23の深さよりも大きい係止部31を有し、その頂縁が各収容部23の外周よりも突出し、前記係止部31は、その下部の両側が前記収容部23の両側の嵌合壁241とそれぞれ当接し、その上部に誘導部32、34がそれぞれ左右に延び、且つ係止部31の頂面と、誘導部32、34の頂面とは同じ円弧面であり、隣接する二つの磁性材3は、その誘導部が隙間33を置いて互いに対向する。
(考案の効果)
本考案のモータ又は発電機用の回転子によれば、回転子に、二つの誘導部を持つ磁性材を嵌合して固定し、且つ磁気漏れ防止部を設けることにより、隣接する磁性材がもっと近接するようになり、回転磁界の誘導範囲が拡大し、ひいてはコーギング・トルク(Cogging Torque)が低減する効果を有する。
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、図1から図3を参照する。図1から図3に示すのは本考案の第一実施例のモータ又は発電機用の回転子の構造であって、固定子1と、回転子2と、一つ以上の磁性材3とを有する。
前記固定子1は、環状を呈し、その内面に周方向に沿って突出した複数のコイル11が等間隔に設けてある。
前記回転子2は、一枚以上の金属片21を重ねて構成されるものであり、前記各金属片21の材質は珪素鋼を採用することが多く、且つ回転子2と固定子1との間にはエア隙間12が存在する。
前記各金属片21の中心には回転軸と結合するための軸穴22が開設してあり、外周縁には一つ以上の収容部23が凹設してあり、前記各収容部23が仕切部24で仕切られる。
前記各収容部23は開口231を有し、前記仕切部24の両側面は開口231まで延びた嵌合壁241であり、前記二つの嵌合壁241の距離が内側から外側へ縮小する。
また、前記収容部23の二つの嵌合壁241と底面232とに隣接する箇所では、凹部233が凹設してあり、前記凹部233が同じ側の嵌合壁241に対応する。
前記磁性材3は、本実施例では永久磁石であり、前記収容部23と嵌合壁241との寸法および形状に合う係止部31を有し、前記磁性材3は、高さが前記収容部23の深さよりも大きい係止部31を有し、その頂縁が各収容部23の外周よりも突出し、その上部に誘導部32、34がそれぞれ左右に延び、且つ係止部31の頂面と、誘導部32、34の頂面とは同一の円弧面である。
前記各収容部23に磁性材3を一つ一つ入れ、前記磁性材3の底面の幅が前記収容部23の開口231の幅よりもやや大きいので、互いに対向する二つの嵌合壁241が圧迫されて外側へやや拡大するようになり、前記係止部31が前記開口231に進入する場合には、下から上へ縮小する設計により、前記係止部31が前記二つの嵌合壁241に係止されて固定され、且つ二つの誘導部32、34が前記仕切部24の頂面に接触するようになる。また、隣接する磁性材3は互いに対向する誘導部32、34を有し、前記誘導部32、34の間には隙間33が存在する。
本実施例では、前記各磁性材3の間の隙間33は従来技術のものよりも小さいので、前記コイル11の固定磁界と、磁性材3の回転磁界との誘導範囲は、二つの誘導部32、34により拡大するようになり、前記磁性材3とコイル11との誘導できない範囲が最小限に低減され、そうすると、モータの回転時のコーギング・トルク(Cogging Torque)は従来技術のものよりも小さくなる。
また、図4及び図5は本考案の第二実施例であって、当該収容部23の底面232には当止部234が一つ以上設けてあり、前記当止部234は、前記底面232から突出し、磁性材3の係止部31の底部を当て止める。
また、磁性材3の誘導部32(又は34)が隣接する磁性材3の誘導部34(又は32)に対向し、この組の誘導部32、34の対向する端面321、341の間には隙間33が存在し、且つ回転効率を向上するために、前記回転子2の各仕切部24に磁気漏れ防止部242が凹設してあり、且つ前記磁気漏れ防止部242は前記隙間33に対応する。また、互いに対向する端面321、341は、回転子2の周方向に沿って互いに平行するようになる。
また、図6は本考案の第三実施例であって、当該磁性材3Aの誘導部34A、32Aは、外側に突出する半円断面を持つ端面341Aと、内側に凹んだ半円断面を持つ端面321Aとをそれぞれ有し、前記二つの端面341A、321Aは、形状が互いに補うようになり、その間に半円形の隙間33Aが存在する。
また、図7は本考案の第四実施例であって、当該磁性材3Bの誘導部34B、32Bは、外側に突出する円弧断面を持つ端面341Bと、内側に凹んだ円弧断面を持つ端面321Bとをそれぞれ有し、前記二つの端面341B、321Bは、形状が互いに補うようになり、その間に円弧形状の隙間33Bが存在する。
本考案の第一実施例によるモータ又は発電機用の回転子を示す斜視図である。 本考案の第一実施例によるモータ又は発電機用の回転子を示す平面図である。 本考案の第一実施例によるモータ又は発電機用の回転子の一部の拡大概略図である。 本考案の第二実施例によるモータ又は発電機用の回転子を示す平面図である。 本考案の第二実施例によるモータ又は発電機用の回転子の一部の拡大概略図である。 本考案の第三実施例によるモータ又は発電機用の回転子の一部の拡大概略図である。 本考案の第四実施例によるモータ又は発電機用の回転子の一部の拡大概略図である。 従来のモータ又は発電機用の回転子の一部の拡大概略図である。 別の従来のモータ又は発電機用の回転子の一部の拡大概略図である。
符号の説明
1:固定子、2:回転子、3:磁性材、3A:磁性材、3B:磁性材、11:コイル、12:エア隙間、21:金属片、22:軸穴、23:収容部、24:仕切部、31:係止部、32:誘導部、32A:誘導部、32B:誘導部、33:隙間、33A:半円形隙間、33B:円弧形状隙間、34:誘導部、34A:誘導部、34B:誘導部、231:開口、232:底面、233:凹部、234:当止部、241:嵌合壁、242:磁気漏れ防止部、321:端面、341:端面、321A:端面、321B:端面、341A:端面、341B:端面

Claims (5)

  1. 一枚以上の金属片(21)を重ねて構成され、前記各金属片(21)には回転軸と結合するための軸穴(22)が設けられ外周縁には一つ以上の収容部(23)が凹設され、前記各収容部(23)が仕切部(24)で仕切られ、前記各収容部(23)は開口(231)を有し、前記開口(231)の両側には磁性材(3)を嵌合するための嵌合壁(241)が設けられているモータ又は発電機用の回転子において、
    前記磁性材(3)は、高さが前記収容部(23)の深さよりも大きい係止部(31)を有し、頂縁が各収容部(23)の外周よりも突出し、前記係止部(31)は、下部の両側が前記収容部(23)の両側の嵌合壁(241)とそれぞれ当接し、上部に誘導部(32)、(34)がそれぞれ左右に延びており、且つ係止部(31)の頂面と、誘導部(32)、(34)の頂面とは同じ円弧面であり、隣接する二つの磁性材(3)は、前記誘導部が隙間(33)を置いて互いに対向していることを特徴とするモータ又は発電機用の回転子。
  2. 前記仕切部には磁気漏れ防止部(242)が凹設してあり、前記磁気漏れ防止部(242)は、前記仕切部の前記隙間(33)に対応する箇所に位置することを特徴とする請求項1に記載のモータ又は発電機用の回転子。
  3. 互いに対向する誘導部は、それぞれ回転子の周方向に沿って互いに平行する端面(321)、(341)を有することを特徴とする請求項1に記載のモータ又は発電機用の回転子。
  4. 互いに対向する誘導部は、外側に突出する半円断面を持つ端面と、内側に凹んだ半円断面を持つ端面とをそれぞれ有し、前記外側に突出する半円断面を持つ端面と前記内側に凹んだ半円断面を持つ端面とは、形状が互いに補うようになり、間に隙間が存在することを特徴とする請求項1に記載のモータ又は発電機用の回転子。
  5. 互いに対向する誘導部は、外側に突出する円弧断面を持つ端面と、内側に凹んだ円弧断面を持つ端面とをそれぞれ有し、前記外側に突出する円弧断面を持つ端面と前記内側に凹んだ円弧断面を持つ端面とは、形状が互いに補うようになり、間に隙間が存在することを特徴とする請求項1に記載のモータ又は発電機用の回転子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012175894A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Hitachi Automotive Systems Ltd かご形回転子および回転電機

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