JP2009050138A - ブラシレス直流モータ - Google Patents

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JP2009050138A JP2007306378A JP2007306378A JP2009050138A JP 2009050138 A JP2009050138 A JP 2009050138A JP 2007306378 A JP2007306378 A JP 2007306378A JP 2007306378 A JP2007306378 A JP 2007306378A JP 2009050138 A JP2009050138 A JP 2009050138A
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Abstract

【課題】誘起電圧の最大値部分及び最小値部分での歪曲を防止することができることによって、モータの性能を向上させることができる。
【解決手段】複数のスロット及び歯(teeth)が形成された固定子と;前記固定子の内側に設けられ、磁石埋込孔及び磁束漏れ防止孔が形成された回転子コアと;前記磁石埋込孔に埋め込まれる永久磁石と;を含むブラシレス直流モータにおいて、前記磁束漏れ防止孔は、前記回転子コアの外周縁に沿って離隔された漏れ防止孔外周縁を有し、前記漏れ防止孔外周縁から前記回転子コアの内部に向かって曲がっている曲げ孔が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ブラシレス直流モータに係わり、磁束漏れ防止孔の構造を改善したブラシレス直流モータに関する。
一般に、駆動装置は、家電器機及び産業器機等を生産する産業分野で多様に使用されている。このような駆動装置において代表的なものが電気によって駆動される電動モータである。
電動モータは、使用目的に従って多様に区分される。その中で、特にブラシレス直流モータ(Brushless Direct Current Motor)は、整流子及びブラシのような機械的な接触部がなく、嵩及び重さを減少させることができ、容易に速度を制御することができる特徴がある。これによって、電気及び機械的な磨耗及びノイズが発生しないだけでなく、ブラシのあるモータより相対的に長い寿命を有する長所によってその使用範囲が拡大されている。
従来のブラシレス直流モータは、固定子と;固定子の内側に設けられ磁石埋込孔の形成されている回転子コアと;磁石埋込孔に埋め込まれる永久磁石と;回転子コアの両側面にリベット結合される上部及び下部のカバープレートと;を含む。
しかし、従来技術は、磁石埋込孔の両端部に永久磁石で発生される磁束の漏れを防止するために形成された磁束漏れ防止孔が、磁束の漏れを効率的に防止することができない問題がある。
したがって、本発明の目的は、誘起電圧の最大値部分及び最小値部分での歪曲を予防することができるブラシレス直流モータを提供することである。
また、本発明の他の目的は、モータの性能を向上させ、容易に制御することができるブラシレス直流モータを提供することにある。
前記目的は、複数のスロット及び歯(teeth)が形成された固定子と;前記固定子の内側に設けられ、磁石埋込孔及び磁束漏れ防止孔が形成された回転子コアと;前記磁石埋込孔に埋め込まれる永久磁石と;を含むブラシレス直流モータにおいて、前記磁束漏れ防止孔は、前記回転子コアの外周縁に沿って離隔された漏れ防止孔外周縁を有し、前記漏れ防止孔外周縁から前記回転子コアの内部に向かって曲がっている曲げ孔が形成されていることを特徴とするブラシレス直流モータによって達成される。
前記磁束漏れ防止孔は、前記傾斜部と連通される漏れ孔本体をさらに含み、前記曲げ孔は、前記漏れ孔本体の一側端部と連通され、前記漏れ防止孔外周縁から前記回転子コアの内部に向かって曲がり始まる曲げ部と;前記曲げ部から前記回転子コアの内部に向かって斜めになっている傾斜部と;前記傾斜部の末端を形成する端部と;を含むことが好ましい。
前記曲げ部は、前記磁石埋込孔の中心方向に曲げられていることが好ましい。
前記曲げ孔は、前記磁石埋込孔の中心と前記回転子コアの中心とが成す線に対して、前記曲げ孔と隣接する他の曲げ孔と対向に配置されていることが好ましい。
前記端部は、前記回転子コアの中心と下式による歯の個数Xの各外側の末端とが成す第1角度と;前記第1角度を超過して隣接する両歯の中間地点と前記回転子コアの中心とが成す第2角度と;の間に配置されることが好ましい。
歯の個数X=固定子総スロット数/(回転子極数*電源数)
前記傾斜部と前記端部とが合う終点は、前記漏れ防止孔外周縁が延長された線と、前記第1角度を成す線と、が合う点と;前記曲げ部から前記磁石埋込孔の断面の長手方向に平行に延長した線と;の間に配置されることが好ましい。
前記曲げ孔の曲げ部は、前記第2角度と;前記回転子コアの中心から延長されて前記第2角度の外側に隣接する一対の歯を二等分する線が成す第3角度と;の間に配置されることが好ましい。
前記磁石埋込孔は、長方形の断面形状からなり、その端部が相互に一定間隔で離隔された状態で前記回転軸を囲むよう配置されることが好ましい。
前記傾斜部の幅は、前記傾斜部が連結される前記漏れ孔本体の幅と等しいことが好ましい。
本発明によると、誘起電圧の最大値部分及び最小値部分での歪曲を予防してモータの性能を向上させることができる。
また、モータの制御性を向上させることができるので製品の信頼性を増大させることができる。
以下、添付図面を参照して本発明に対して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態によるブラシレス直流モータの概略的な構造を示した断面図であり、図2は図1の曲げ孔の部分を拡大した断面図であり、図3は図2の傾斜部を拡大した断面図である。
本発明によるブラシレス直流モータ100は、固定子110と、回転子コア120と、磁束漏れ防止孔140と、曲げ孔150と、を含む。
固定子110は、図1に示すように、磁性鋼板を積層して一実施形態のように略円筒形状に形成されている。固定子110には、複数のスロット113が形成されている。固定子110は、ヨーク111、歯T及びコイル117をさらに備える。
ヨーク111は、図1に示すように、固定子110の外周縁を含む外形を形成し、磁性鋼板で積層され、円筒形状を有する。
スロット113は、図1に示すように、各歯Tの間に形成された空間でコイル117が受容されている。
歯Tは、図1及び図2に示すように、ヨーク111から内径方向である回転子コア120の中心0に向かって延長された形状を有する。
以下で歯Tに対する参照番号は、必要に従って第1歯T1、第2歯T2等で示し、総称して参照番号Tと示すことができる。
コイル117は、図1に示すように、スロット113に受容されて永久磁石123と作用して磁界を形成することによって磁束の流れを誘導する。
回転子コア120は、図1に示すように、固定子110から一定の間隔で離隔され、固定子110に対して回転運動可能に結合される。回転子コア120は、固定子110のように多数の磁性鋼板を積層して円筒形状になっている。回転子コア120は、磁石埋込孔121、永久磁石123及び回転軸125を含む。
磁石埋込孔121は、図1に示すように、回転子コア120の中心部の外側に円周方向に複数個が形成されている。磁石埋込孔121には磁束を発生させることができる永久磁石123を受容する。
磁石埋込孔121は、長方形の断面形状からなり、その端部が相互に一定間隔で離隔された状態で前記回転軸125を囲むよう配置されることが好ましい。
回転軸125は、図1に示すように、回転子コア120の中心に圧入されて回転子コア120と共に回転する。
リベット孔127は、永久磁石123が磁石埋込孔121から離脱されないように磁石埋込孔121の外側に設けられ、複数の上部プレート及び下部プレート(図示せず)を相互に結合する。
磁束漏れ防止孔140は、磁石埋込孔121の間の領域に設けられ、永久磁石123で発生される磁束の漏れを防止する機能を有する。
ここで、磁束漏れ防止孔140a、140bは、一実施形態として図1に示すように、磁石埋込孔121の中央と回転子コア120の中心0とを結ぶ線によって対称に二対が設けられている。即ち、一対の磁束漏れ防止孔140aは、回転子コア120の中心0に隣接に配置され三角形の断面を有し、他の一対の磁束漏れ防止孔140bは、三角形断面の磁束漏れ防止孔140aの外側に配置され略L字状を有する。以下では、磁束漏れ防止孔140は、略L字状を有する磁束漏れ防止孔140bだけに対して説明する。しかし、磁束漏れ防止孔140は、一実施形態とは異なり様々な形状を有することができる。以下で磁束漏れ防止孔140に対する参照番号は、特別な区別のない場合には、参照番号140と総称する。
磁束漏れ防止孔140は、L字状の漏れ孔本体141と、漏れ孔本体141の一側端部と連通され、漏れ防止孔外周縁143から回転子コア120の内部に向かって斜めに延長された曲げ孔150と、を含む。
ここで、漏れ防止孔外周縁143は、磁束漏れ防止孔140の外側領域で回転子コア120の外周縁と一定の間隔を有する。
曲げ孔150は、漏れ孔本体141の漏れ防止孔外周縁143に沿って設けられた端部と連通される。曲げ孔150は、漏れ防止孔外周縁から回転子コア120の内部に向かって曲げられる。曲げ孔150は、曲げ部151、傾斜部150及び端部155を含む。
曲げ孔150は、磁石埋込孔121の中心と回転子コア120の中心0とが成す線に対して隣接する曲げ孔150と対向して配置される。即ち、図2に示すように、一つの曲げ孔150は、磁石埋込孔121の中心と回転子コア120の中心とが成す線(図2の“0-01”線参照)に対して隣接する他の曲げ孔150と対向して配置される。即ち、一つの曲げ孔150は、“0-01”線に対して隣接する他の曲げ孔150と対称に配置される。
これによって、曲げ孔150によって誘起電圧の最大値部分及び最小値部分での歪曲を予防してモータの性能を向上させることができる。また、モータの制御能力を向上させることによって製品の信頼性を増大させることができる。
第1角度Aは、回転子コア120の中心0と、歯の個数Xの各外側端(図2及び図3の“0-02”線参照)とが成す角度である。即ち、図2に示すように、第1角度Aは、歯の個数Xに当該する第1歯T1と、第2歯T2の外側末端と、回転子コア120の中心0と、が成す角度である。
第2角度Bは、回転子コア120の中心と、第1角度Aを超過して隣接する一対の歯Tとの中間地点(図2及び図3の“0-03”線参照)が成す角度である。即ち、図2に示すように、第2角度Bは、第1角度Aを超過して隣接する一対の歯T3、T4との間の中間地点と、回転子コア120の中心0とが成す角度である。
第3角度Cは、回転コア120の中心から延長されて第2角度Bの外側に隣接する一対の歯Tを二等分する線(図2及び図3の“0-04”線参照)が成す角度である。即ち、図2に示すように、第3角度Cは、回転子コア120の中心0から延長されて第2角度Bの外側に隣接する一対の歯T3、T4を二等分する線が成す角度である。
曲げ部151は、漏れ防止孔外周縁143から回転子コア120の内部に向かって曲がり始まる領域である。曲げ部151は、磁石埋込孔121の中心方向に曲がっている。曲げ部151は、第2角度Bと第3角度Cとの間に配置されるように形成される。
傾斜部153は、曲げ部151から回転子コア120の内部に向かって斜めになった領域である。傾斜部153は、同一の幅で形成されることが好ましい。しかし、傾斜部153は、磁束漏れを防止するための範囲内で幅が多少変わる等様々な形状を有することができる。傾斜部153の一側は曲げ部151と連結され、他側には端部153が形成される。
ここで、曲げ部151と傾斜部153との幅は、漏れ孔本体141の幅と同一なことが好ましい。
端部155は、第1角度Aと第2角度Bとの間に配置されるよう形成される。
また、傾斜部153と端部155とが合う終点P1は、図3に示すように、漏れ防止孔外周縁143が延長された線と、第1角度を成す近い線と、が合う点P2と、曲げ部151から磁石埋込孔121の断面の長手方向に平行に延長した線L1と;の間(図3の高さ“H”参照)に配置される。
本発明に適用される歯Tの個数Xは、次の式1によって定められる。
<式1>
歯の個数X=固定子総スロット数/(回転子極数*電源数)
以下で本発明の一実施形態を図1を参照して説明する。固定子のスロット数が24個であり、回転子の極数が4極であり、電源数が3相である場合、<式1>による歯Tの個数Xは、24/(4*3)=2になる。以下では、歯Tの個数が2個である場合に対して説明するが、歯Tの個数は固定子110に形成されたスロット113の数等によって変更されることができる。
このような構成を有する本発明によるブラシレス直流モータ100の作動過程は以下のとおりである。
まず、ブラシレス直流モータ100の作動のため、固定子110の複数のスロット113に巻かれたコイル117に電流を引加することによって、各コイル117の極性が順次に変る。これによって、各コイル117に対応する夫々の永久磁石123の極性とコイル117に形成されている極性とが同一な場合に反発力が発生され、異なる場合に吸引力が発生される。これによって、回転子コア120が回転軸125と共に回転しながら回転駆動力を有する。
このような過程の説明のため、図4A乃至図4Dを参照して従来技術のブラシレス直流モータ100と、図5A乃至図5Fを参照して本発明によるブラシレス直流モータ100と、を以下のように比較説明する。
まず、図5Aは本発明によるブラシレス直流モータ100の磁束の流れを示す図であり、図5B及び図5Cは、図5Aの固定子110の歯Tで、回転子コア120の回転よる磁束の流れの変化を説明するための概略図である。図5D及び図5Eは、図5B及び図5Cの固定子110の歯Tで、回転子コア120の回転による磁束の流れを示す磁束流れダイアグラムである。図5Fは、図5Aの誘起電圧の変化を示す誘起電圧ダイアグラムである。
ここで、図5Aに示すように、第1歯T1と隣接するスロット113にはU相のコイル117が巻かれており、第5歯T5と隣接するスロット113にはV相のコイル117が巻かれており、第4歯T4と隣接するスロット113にはW相のコイル117が巻かれていると、仮定する。ただ、以下では、U相のコイル117と永久磁石123とによって発生される磁束の変化だけを考慮して説明する。
図5Aに示すように本発明による磁束の流れは、図4Aに示す従来技術による磁束の流れとは差を有する。これに対しては、以下で詳細に説明する。
図5Aに示すように回転子コア120が位置する場合、第1歯T1での磁束量が最大であり、第5歯T5での磁束量が最小であり、第2歯T2及び第3歯T3での磁束量は第1歯T1より小さい。
即ち、図5Bに示すように、傾斜部153の外側と第5歯T5との間(図5Bの“K1”参照)では、磁束が殆ど形成されない。即ち、第5歯T5の端部と磁束漏れ防止孔外周縁143との間が、一定の間隔で近接に形成されている。従って、第5歯T5と磁束漏れ防止孔140の漏れ孔本体141との間で、U相コイル117と永久磁石123とによって形成される磁束量が最小である。
図5Cに示すように、回転子コア120が固定子110に対して反時計方向に回転する。
これによって、回転子コア120の反時計方向への回転によって第3歯T3での磁束量は正弦的に増加し、第1歯T1及び第2歯T2での磁束量は正弦的にいよいよ減少する。
また、第5歯T5と傾斜部153との間に所定の通路(図5Cの“K2”参照)が形成される。即ち、第5歯T5の端部と磁束漏れ防止孔外周縁143との間には傾斜部153によって所定の間隔(“K2”)が形成されて、所定の間隔である“K2”領域を通じて磁束が通過する通路が形成される。即ち、傾斜部153によって形成された第5歯T5との間隔(“K2”)を通じて永久磁石123と第5歯T5との間に沿って磁束が流れる。
このような磁束の変化量を微分した誘起電圧の変化は、第1歯T1でのU相の誘起電圧がゼロ状態であり、反時計方向に回転コア120が回転することによってU相の誘起電圧はゼロから最小値に変る。一方、第5歯T5でのU相の誘起電圧は磁束量がゼロから正弦的に増加することによって誘起電圧は最大値からゼロに変る。
即ち、第5歯T5でU相によって発生される誘起電圧は、図5Eに示すように、多少正弦的な曲線を示す。しかし、図4Cに示すように、時間による誘起電圧の変化は直線を示す。本発明による傾斜部153を従来技術では採択しないためである。
ここで、誘起電圧と総磁束量はFaraday法則である次のような関係を有する。
誘起電圧=d(総磁束量)/dt
即ち、例えば、総磁束量が正弦的な関数サイン(sine)波コサイン(cosine)波である場合、その微分値が誘起電圧であるので誘起電圧と総磁束量とのグラフは90度の位相差を有する。
以上、図5B乃至図5Cを参照して、回転子コア120の微細回転による複数の歯Tの中で第5歯T5での磁束量及び誘起電圧の変化を説明した。
このような誘起電圧の変化を全体的に示すと図5Fの通りである。即ち、本発明による曲げ孔150によって誘起電圧の曲線は、誘起電圧の最大値及び最小値で従来技術より正弦波に近い。即ち、図4Dに示すように、誘起電圧の最大値及び最小値で発生される歪曲を防止することができる。
これによって、本発明によるブラシレス直流モータは、誘起電圧の最大値部分または最小値部分での歪曲現状を防止し緩和させることができるので、モータの性能を向上させることができる。また、誘起電圧の変化が正弦波にさらに近いのでモータの制御能力を向上させることができる。
本発明による一実施形態によるブラシレス直流モータの断面図である。 図1の曲げ孔の拡大断面図である。 図2の傾斜部の拡大断面図である。 従来技術によるブラシレス直流モータの磁束流れを示す磁束流れ図である。 図4Aの固定子の歯で磁束の流れを示す磁束流れ線図である。 図4Bの磁束流れを誘起電圧で示す誘起電圧線図である。 図4Aの磁束流れによる誘起電圧の変化を示す線図である。 本発明によるブラシレス直流モータの磁束流れを示す磁束流れ図である。 図5Aの固定子の歯で磁束の流れを回転子の回転によって説明するための概略図である。 図5Aの固定子の歯で磁束の流れを回転子の回転によって説明するための概略図である。 図5B及び図5Cの固定子の歯で回転子コアの回転による磁束の流れを示す線図である。 図5Dの磁束の流れを誘起電圧の変化によって示す線図である。 図5Aの磁束流れによる誘起電圧の変化を示す線図である。
符号の説明
100 ブラシレス直流モータ
110 固定子
111 ヨーク
113 スロット
T 歯
117 コイル
120 回転子コア
121 磁石埋込孔
123 永久磁石
125 回転軸
140 磁束漏れ防止孔
141 漏れ孔本体
143 漏れ防止孔外周縁
150 曲げ孔
151 曲げ部
153 傾斜部
155 端部

Claims (9)

  1. 複数のスロット及び歯(teeth)が形成された固定子と;前記固定子の内側に設けられ、磁石埋込孔及び磁束漏れ防止孔が形成された回転子コアと;前記磁石埋込孔に埋め立てられる永久磁石と;を含むブラシレス直流モータにおいて、
    前記磁束漏れ防止孔は、前記回転子コアの外周縁に沿って離隔された漏れ防止孔外周縁を有し、前記漏れ防止孔外周縁から前記回転子コアの内部に向かって曲がっている曲げ孔が形成されていることを特徴とするブラシレス直流モータ。
  2. 前記磁束漏れ防止孔は、前記傾斜部と連通される漏れ孔本体をさらに含み、
    前記曲げ孔は、
    前記漏れ孔本体の一側端部と連通され、前記漏れ防止孔外周縁から前記回転子コアの内部に向かって曲がり始まる曲げ部と;
    前記曲げ部から前記回転子コアの内部に向かって斜めになっている傾斜部と;
    前記傾斜部の末端を形成する端部と;
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のブラシレス直流モータ。
  3. 前記曲げ部は、前記磁石埋込孔の中心方向に曲げられていることを特徴とする請求項2に記載のブラシレス直流モータ。
  4. 前記曲げ孔は、前記磁石埋込孔の中心と前記回転子コアの中心とが成す線に対して、前記曲げ孔と隣接する他の曲げ孔と対向に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のブラシレス直流モータ。
  5. 前記端部は、
    前記回転子コアの中心と下式による歯の個数Xの各外側の末端とが成す第1角度と;
    前記第1角度を超過して隣接する両歯の中間地点と前記回転子コアの中心とが成す第2角度と;の間に配置されることを特徴とする請求項2に記載のブラシレス直流モータ。
    歯の個数X=固定子総スロット数/(回転子極数*電源数)
  6. 前記傾斜部と前記端部とが合う終点は、
    前記漏れ防止孔外周縁が延長された線と、前記第1角度を成す近い線と、が合う点と;
    前記曲げ部から前記磁石埋込孔の断面の長手方向に平行に延長した線と;の間に配置されることを特徴とする請求項5に記載のブラシレス直流モータ。
  7. 前記曲げ孔の曲げ部は、
    前記第2角度と;
    前記回転子コアの中心から延長されて前記第2角度の外側に隣接する一対の歯を二等分する線が成す第3角度と;の間に配置されることを特徴とする請求項5に記載のブラシレス直流モータ。
  8. 前記磁石埋込孔は、長方形の断面形状からなり、その端部が相互に一定間隔で離隔された状態で前記回転軸を囲むよう配置されることを特徴とする請求項5または7に記載のブラシレス直流モータ。
  9. 前記傾斜部の幅は、前記傾斜部が連結される前記漏れ孔本体の幅と等しいことを特徴とする請求項2に記載のブラシレス直流モータ。
JP2007306378A 2007-08-21 2007-11-27 ブラシレス直流モータ Pending JP2009050138A (ja)

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