JP3129093U - 切断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電動丸鋸を移動可能に設けた切断装置において、切断する型枠用合板等を固定する固定力が強く、切断作業中に型枠用合板等に衝撃が加わったような場合でも、型枠用合板等の固定が外れてしまったり位置がずれてしまうことで、鋸刃が変形したり破損することがなく、安全に作業できる切断装置を提供する。
【解決手段】切断装置(A)は、切断される部材を載せる台部(1)と、昇降可能で下降することによって押圧板(26)と台部(1)の上面との間で、切断される部材を挟んで固定することができる昇降体(2)と、昇降体(2)の押圧板(26)と台部(1)の上面とが平行な状態を維持したまま昇降体(2)を昇降させることができる昇降操作手段(5)と、昇降体(2)に設けられた案内部材(24,25)と、案内部材(24,25)に沿って移動可能に設けられ、電動丸鋸(4)が着脱可能な移動体(3)とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】切断装置(A)は、切断される部材を載せる台部(1)と、昇降可能で下降することによって押圧板(26)と台部(1)の上面との間で、切断される部材を挟んで固定することができる昇降体(2)と、昇降体(2)の押圧板(26)と台部(1)の上面とが平行な状態を維持したまま昇降体(2)を昇降させることができる昇降操作手段(5)と、昇降体(2)に設けられた案内部材(24,25)と、案内部材(24,25)に沿って移動可能に設けられ、電動丸鋸(4)が着脱可能な移動体(3)とを備えている。
【選択図】図1
Description
本考案は、切断装置に関するものである。更に詳しくは、構造が簡単かつコンパクトでありながら、型枠用合板等の部材を挟んでより強く固定して安全に切断することができる切断装置に関する。
一般にコンパネといわれる型枠用合板は、縦1800mm×横900mmの大きさにつくられている。この型枠用合板は、施工現場における型枠の構造に合わせて所要の大きさ、形状に切断されて使用される。このような型枠用合板の切断は主に直線的に行われるが、その方法としては、一般にはハンディタイプの電動丸鋸をガイドに沿わせながら、手動で移動させて切断する方法が採られてきた。
この方法では、電動丸鋸のガイドを手作業で行うため、作業者が怪我をする事故が後を絶たず、安全性に問題があった。また、切断作業には安定した作業台が必要であるが、作業台は一般に屋内の作業場に設けられており、型枠作業等の作業現場に持ち出されることはなかった。このため、切断作業は作業現場と離れた場所での作業となるため、切断済み材料の移送のために多大な手間と時間がかかるだけでなく、現場で追加の切断作業が生じた場合にすぐに対応できない等、作業効率の点でも問題があった。
このような問題を解消するために、従来より、電動丸鋸をレールでガイドすることが可能であり、装置全体の移動や運搬も可能としたコンパクトな切断装置が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、前記従来の切断装置には、次のような課題があった。
すなわち、電動丸鋸を取り付けるための丸鋸フレームのレールに対する係合構造は、上部側は引っ掛けただけで、いかにも簡易的である。このため、ガイドレールに小さな異物が付着したり、僅かな衝撃が加わった程度でも、切断作業中に、電動丸鋸が丸鋸フレームごとガイドレールから脱落(脱線)してしまう可能性が高く、安全上問題があった。
すなわち、電動丸鋸を取り付けるための丸鋸フレームのレールに対する係合構造は、上部側は引っ掛けただけで、いかにも簡易的である。このため、ガイドレールに小さな異物が付着したり、僅かな衝撃が加わった程度でも、切断作業中に、電動丸鋸が丸鋸フレームごとガイドレールから脱落(脱線)してしまう可能性が高く、安全上問題があった。
また、主な切断対象物である型枠用合板は、前記大きさを有しているので、型枠用合板を長手方向に切断するためには、丸鋸フレームの移動可能な長さ、すなわちガイドレールの長さは2m以上は必要である。
ところが、従来のものは、ガイドレールに山形鋼を断面「L」状の向きで採用しており、しかも、両端寄りで支持されているので、スパンが長く、ねじれ方向の外力に極めて弱い。このため、重量の重い電動丸鋸を移動させるときにガイドレールに負担がかかると、ガイドレールが縒れてしまい、前記と同様、丸鋸フレームがガイドレールから脱落してしまう可能性がある。
ところが、従来のものは、ガイドレールに山形鋼を断面「L」状の向きで採用しており、しかも、両端寄りで支持されているので、スパンが長く、ねじれ方向の外力に極めて弱い。このため、重量の重い電動丸鋸を移動させるときにガイドレールに負担がかかると、ガイドレールが縒れてしまい、前記と同様、丸鋸フレームがガイドレールから脱落してしまう可能性がある。
更に、切断対象物である型枠用合板は、複数箇所に設けられた先鋭部材で突き刺して固定する構造である。このため、固定力がいかにも弱く、例えば切断作業中に物が当たる等して型枠用合板に衝撃が加わったような場合、型枠用合板の固定が外れてしまったり、型枠用合板の位置がずれてしまうことで、先鋭部材や鋸刃が変形したり破損する可能性があった。
そこで、本考案の目的は、電動丸鋸を移動可能に設けた切断装置において、切断する型枠用合板等を固定する固定力が強く、切断作業中に物が当たる等して型枠用合板等に衝撃が加わったような場合でも、型枠用合板等の固定が外れてしまったり、型枠用合板等の位置がずれてしまうことで部材を固定している部分や鋸刃が変形したり破損することがなく、安全に作業できる切断装置を提供することである。
また、本考案の他の目的は、電動丸鋸を取り付ける丸鋸フレームのガイドレールに対する係合構造をより確かに係合できる構造として、切断作業時における多少の衝撃等では容易に外れることがなく、安全に作業ができる切断装置を提供することである。
前記目的を達成するために講じた本考案の手段は次のとおりである。
本考案は、電動丸鋸(4)を使用し、電動丸鋸(4)を移動させて被切断部材(P)を切断する切断装置であって、
被切断部材(P)を載せる台部(1)と、
下部には挟持面が設けられ、前記台部(1)の上方側に挟持面と台部(1)の上面とが平行な状態を維持したまま昇降できるように設けられており、下降することによって、前記挟持面と台部(1)の上面との間で被切断部材(P)を挟んで固定することができる昇降体(2)と、
該昇降体(2)を昇降させることができる昇降操作手段(5)と、
前記昇降体(2)に設けられ、移動体(3)を案内する案内部材(24,25)と、
該案内部材(24,25)に沿って移動可能に設けられ、電動丸鋸(4)が着脱可能な移動体(3)とを備えている、切断装置である。
本考案は、電動丸鋸(4)を使用し、電動丸鋸(4)を移動させて被切断部材(P)を切断する切断装置であって、
被切断部材(P)を載せる台部(1)と、
下部には挟持面が設けられ、前記台部(1)の上方側に挟持面と台部(1)の上面とが平行な状態を維持したまま昇降できるように設けられており、下降することによって、前記挟持面と台部(1)の上面との間で被切断部材(P)を挟んで固定することができる昇降体(2)と、
該昇降体(2)を昇降させることができる昇降操作手段(5)と、
前記昇降体(2)に設けられ、移動体(3)を案内する案内部材(24,25)と、
該案内部材(24,25)に沿って移動可能に設けられ、電動丸鋸(4)が着脱可能な移動体(3)とを備えている、切断装置である。
本考案は、電動丸鋸(4)を使用し、電動丸鋸(4)を移動させて被切断部材(P)を切断する切断装置であって、
被切断部材(P)を載せる台部(1)と、
下部には挟持面が設けられ、前記台部(1)の上方側に挟持面と台部(1)の上面とが平行な状態を維持したまま昇降できるように設けられており、下降することによって、前記挟持面と台部(1)の上面との間で被切断部材(P)を挟んで固定することができる昇降体(2)と、
該昇降体(2)を昇降させることができる昇降操作手段(5)と、
前記昇降体(2)に設けられ、移動体(3)を案内する案内部材(24,25)と、
該案内部材(24,25)に沿って移動可能に設けられ、電動丸鋸(4)が着脱可能な移動体(3)とを備えており、
前記昇降体(2)には補助案内部材(27)が前記案内部材(24,25)と平行に設けられ、前記移動体(3)には補助案内部材(27)に係合し移動可能な係合移動部(34)が設けられており、該係合移動部(34)が補助案内部材(27)に係合されることにより、電動丸鋸(4)が取り付けられたときの荷重によって移動体(3)に作用する回転方向の力を補助案内部材(27)で受け止めることができる、切断装置である。
被切断部材(P)を載せる台部(1)と、
下部には挟持面が設けられ、前記台部(1)の上方側に挟持面と台部(1)の上面とが平行な状態を維持したまま昇降できるように設けられており、下降することによって、前記挟持面と台部(1)の上面との間で被切断部材(P)を挟んで固定することができる昇降体(2)と、
該昇降体(2)を昇降させることができる昇降操作手段(5)と、
前記昇降体(2)に設けられ、移動体(3)を案内する案内部材(24,25)と、
該案内部材(24,25)に沿って移動可能に設けられ、電動丸鋸(4)が着脱可能な移動体(3)とを備えており、
前記昇降体(2)には補助案内部材(27)が前記案内部材(24,25)と平行に設けられ、前記移動体(3)には補助案内部材(27)に係合し移動可能な係合移動部(34)が設けられており、該係合移動部(34)が補助案内部材(27)に係合されることにより、電動丸鋸(4)が取り付けられたときの荷重によって移動体(3)に作用する回転方向の力を補助案内部材(27)で受け止めることができる、切断装置である。
本考案は、電動丸鋸(4)を使用し、電動丸鋸(4)を直線方向に移動させて被切断部材(P)を切断する切断装置であって、
被切断部材(P)を載せる台部(1)と、
下部には挟持面が設けられ、前記台部(1)の上方側に挟持面と台部(1)の上面とが平行な状態を維持したまま昇降できるように、複数箇所に配されたリンク(28,28a)を介して台部(1)に取り付けられており、下降することによって、前記挟持面と台部(1)の上面との間で被切断部材(P)を挟んで固定することができる昇降体(2)と、
該昇降体(2)を昇降させることができる昇降操作手段(5)と、
前記昇降体(2)に設けられ、移動体(3)を直線方向に案内する案内部材(24,25)と、
該案内部材(24,25)に沿って移動可能に設けられ、電動丸鋸(4)が着脱可能な移動体(3)とを備えており、
前記昇降体(2)には補助案内部材(27)が前記案内部材(24,25)と平行に設けられ、前記移動体(3)には補助案内部材(27)に係合し移動可能な車輪(34)が設けられており、該車輪(34)が補助案内部材(27)に係合されることにより、電動丸鋸(4)が取り付けられたときの荷重によって移動体(3)に作用する回転方向の力を補助案内部材(27)で受け止めることができる、切断装置である。
被切断部材(P)を載せる台部(1)と、
下部には挟持面が設けられ、前記台部(1)の上方側に挟持面と台部(1)の上面とが平行な状態を維持したまま昇降できるように、複数箇所に配されたリンク(28,28a)を介して台部(1)に取り付けられており、下降することによって、前記挟持面と台部(1)の上面との間で被切断部材(P)を挟んで固定することができる昇降体(2)と、
該昇降体(2)を昇降させることができる昇降操作手段(5)と、
前記昇降体(2)に設けられ、移動体(3)を直線方向に案内する案内部材(24,25)と、
該案内部材(24,25)に沿って移動可能に設けられ、電動丸鋸(4)が着脱可能な移動体(3)とを備えており、
前記昇降体(2)には補助案内部材(27)が前記案内部材(24,25)と平行に設けられ、前記移動体(3)には補助案内部材(27)に係合し移動可能な車輪(34)が設けられており、該車輪(34)が補助案内部材(27)に係合されることにより、電動丸鋸(4)が取り付けられたときの荷重によって移動体(3)に作用する回転方向の力を補助案内部材(27)で受け止めることができる、切断装置である。
本考案の前記切断装置は、移動体に電動丸鋸があらかじめ取り付けられているのがより好ましい。
切断装置は、型枠用合板を始めとする板状の被切断部材を所要の形状に切断するものであるが、切断する対象となる被切断部材は板状に限定されるものではない。すなわち、台部と昇降体で挟んで固定することができ、電動丸鋸で切断が可能なものであれば、その材質(素材)、形状は特に限定されない。
案内部材と補助案内部材の構造は、移動体の走行車輪がそれに沿って走行または移動できれば、特に限定するものではない。また、案内部材と補助案内部材の数も特に限定するものではなく、適宜設定できる。
案内部材と補助案内部材の構造は、移動体の走行車輪がそれに沿って走行または移動できれば、特に限定するものではない。また、案内部材と補助案内部材の数も特に限定するものではなく、適宜設定できる。
昇降体を昇降させる構造は、昇降体の挟持面と台部の上面とが平行な状態を維持したまま昇降体を昇降させることができるものであれば特に限定するものではなく、昇降体を複数のリンクを介して台部に取り付ける構造、または一端側を昇降体に枢支し、他端側を台部に枢支したアームを回動させて昇降体を昇降させる構造の他、パンタグラフのように複数のリンクを使用した構造、昇降体を上下方向に設けられたガイドに沿って昇降できるようにし、昇降体をカムの作用によって昇降させる構造等の各種の公知手段を単独で、あるいは適宜組み合わせて採用できる。また、昇降操作(駆動)は手動で行うようにしてもよいし、電動モータ等を使用して自動で行うようにしてもよい。
本考案にいう、「補助案内部材に係合し移動可能な係合移動部」とは、例えば車輪などの係合移動部と補助案内部材が直接または間接的に接触して係合または単に接触している場合と、それらの間に隙間がある場合を含む概念である。更には、車輪と補助案内部材が常時接触していなくても、移動体に回転方向の力が作用して、少なくとも案内部材から脱落する方向へ動いたときに接触または係合する概念を含む。
(作用)
本考案に係る切断装置は次のように作用する。なお、ここでは、説明で使用する各構成要件に、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与するが、この符号は、実用新案登録請求の範囲の各請求項に記載した符号と同様に、あくまで内容の理解を容易にするためであって、各構成要件の意味を前記各部に限定するものではない。
本考案に係る切断装置は次のように作用する。なお、ここでは、説明で使用する各構成要件に、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与するが、この符号は、実用新案登録請求の範囲の各請求項に記載した符号と同様に、あくまで内容の理解を容易にするためであって、各構成要件の意味を前記各部に限定するものではない。
切断装置(A)は、移動体(3)に電動丸鋸(4)を取り付けて使用する。切断装置(A)の昇降体(2)を昇降操作手段(5)により上昇させ、昇降体(2)の挟持面と台部(1)の上面との間の隙間(S)に、切断される被切断部材(P)を挿入する。切断位置を基準として被切断部材(P)の位置決めをし、昇降体(2)をその重量を利用するなどして下降させ、前記被切断部材(P)を昇降体(2)の挟持面と台部(1)の上面とで挟み、昇降体(2)の重量で押圧して固定する。このとき、昇降体(2)の挟持面は、台部(1)の上面に載置された被切断部材(P)の上面と平行に当接し、広い面で接触して押圧できる。
そして、電動丸鋸(4)を作動させ、移動体(3)を案内部材(24,25)に沿って直線方向に移動させながら、電動丸鋸(4)によって被切断部材(P)を切断する。切断作業時において、被切断部材(P)には、昇降体(2)、移動体(3)及び電動丸鋸(4)の重量がかかり、その押圧力によって固定されている。これにより、切断作業中に物が当たる等して被切断部材(P)に衝撃が加わったような場合でも、被切断部材(P)の固定が外れてしまったり固定位置がずれてしまうことを防止でき、被切断部材(P)を固定している部分や、被切断部材(P)に接触している丸鋸(44)が変形したり破損することがない。
昇降体(2)には補助案内部材(27)が案内部材(24,25)と平行に設けられ、移動体(3)には補助案内部材(27)に係合する車輪(34)等が設けられており、車輪(34)等が補助案内部材(27)に係合されることにより、電動丸鋸(4)が取り付けられたときの荷重によって移動体(3)に作用する回転方向の力を補助案内部材(27)で受け止めることができる切断装置は、電動丸鋸(4)を取り付ける移動体(3)の案内部材(24,25)に対する係合構造が、前記のように補助案内部材(27)に車輪(34)等を係合させる構造となっており、切断作業時において、多少の衝撃等では移動体(3)が案内部材(24,25)から容易に外れることがない。
本考案は前記構成を備え、次の効果を有する。
(a)本考案に係る切断装置によれば、切断する被切断部材を昇降体の挟持面と台部の上面とで挟んで押圧して固定することができる。切断される被切断部材には、昇降体、移動体及び電動丸鋸の重量がかかり、その押圧力によって固定されているので、仮に切断作業中に物が当たる等して部材に衝撃が加わったような場合でも、被切断部材の固定が外れてしまったり位置がずれてしまうことを防止でき、被切断部材を固定している部分や被切断部材に接触している鋸刃が変形したり破損することがなく、安全に切断作業を行うことができる。なお、昇降体の挟持面は、台部の上面に載置された被切断部材の上面と平行に当接することになり、広い面で接触して押圧できるので、被切断部材を安定して固定することができる。
(a)本考案に係る切断装置によれば、切断する被切断部材を昇降体の挟持面と台部の上面とで挟んで押圧して固定することができる。切断される被切断部材には、昇降体、移動体及び電動丸鋸の重量がかかり、その押圧力によって固定されているので、仮に切断作業中に物が当たる等して部材に衝撃が加わったような場合でも、被切断部材の固定が外れてしまったり位置がずれてしまうことを防止でき、被切断部材を固定している部分や被切断部材に接触している鋸刃が変形したり破損することがなく、安全に切断作業を行うことができる。なお、昇降体の挟持面は、台部の上面に載置された被切断部材の上面と平行に当接することになり、広い面で接触して押圧できるので、被切断部材を安定して固定することができる。
(b)昇降体には補助案内部材が案内部材と平行に設けられ、移動体には補助案内部材に係合する車輪が設けられており、車輪が前記補助案内部材に係合されることにより、電動丸鋸が取り付けられたときの荷重によって移動体に作用する回転モーメントを補助案内部材で受け止めることができる切断装置は、電動丸鋸を取り付ける移動体の案内部材に対する係合構造が、補助案内部材に補助車輪を係合させる構造となっており、切断作業時において、多少の衝撃等では移動体が案内部材から容易に外れることがなく、安全性により優れている。
本考案を図面に示した実施例に基づき更に詳細に説明する。
図1は本考案の切断装置の実施形態を示す斜視図、
図2は切断装置の要部を拡大した側面視説明図、
図3は切断装置の昇降体を昇降させる構造を示す正面視説明図、
図4は移動体の構造を示す下方から見た斜視図、
図5は電動丸鋸の説明図である。
図2は切断装置の要部を拡大した側面視説明図、
図3は切断装置の昇降体を昇降させる構造を示す正面視説明図、
図4は移動体の構造を示す下方から見た斜視図、
図5は電動丸鋸の説明図である。
なお、以下の構造の説明では、説明する部分の位置及び方向を表現するために、電動丸鋸4が設けられている切断作業をする側を前部(図2において左側)と表現し、その反対側を後部(図2において右側)と表現する。
切断装置Aは、台部1、昇降体2、移動体3、電動丸鋸4及び昇降操作具5を備えている。なお、切断装置Aは、少なくとも前記各構成部分に分解でき、組み立ても可能な構造である。切断装置Aは、昇降体2の重さ(移動体3と電動丸鋸4の重さを含む)を利用し、切断されるコンパネ等を昇降体2の下部の挟持面(押圧板26の下面)と台部1との間で挟んで固定し、移動体3に設けた電動丸鋸4により切断する装置である。
以下、各構成部分の構造を詳細に説明する。
以下、各構成部分の構造を詳細に説明する。
(台部1)
主に図1ないし図5を参照する。
台部1は、台フレーム10と台板11を有している。台フレーム10は山形鋼を使用して、平面視長方形状に枠組みされた構造である。台フレーム10の長手方向の一端側(図1、図3において左側)には、長手方向(または、電動丸鋸4の移動方向)と直角方向に支持部材103が設けられている。支持部材103は、U形鋼で形成され、開放側を上に向けて台フレーム10上面に固着されている。また、支持部材103には後述する回動番28aが取り付けられる。
主に図1ないし図5を参照する。
台部1は、台フレーム10と台板11を有している。台フレーム10は山形鋼を使用して、平面視長方形状に枠組みされた構造である。台フレーム10の長手方向の一端側(図1、図3において左側)には、長手方向(または、電動丸鋸4の移動方向)と直角方向に支持部材103が設けられている。支持部材103は、U形鋼で形成され、開放側を上に向けて台フレーム10上面に固着されている。また、支持部材103には後述する回動番28aが取り付けられる。
台フレーム10の長手方向の他端側(図1、図3において右側)には、長手方向と直角方向に支持部材104が設けられている。支持部材104は、前記支持部材103と同様にU形鋼を使用して形成され、台フレーム10上面に固着されている。支持部材104は開放側を上に向けて設けられ、後述する回動番28が取り付けられる。また、支持部材104のさらに外側には、後述する昇降操作具5を取り付けるための取付部材105が支持部材104に沿うように台フレーム10上面に固着されている。
また、前記支持部材103は、電動丸鋸4により切断する位置を基準としてコンパネ等の位置決めを行う際の補助または基準となるものである。すなわち、支持部材103の内側の側面に対し長方形状のコンパネ等の一辺を当てて、コンパネ等を前後方向へスライドさせて位置決めを行うことにより、当接させた一辺と直角方向に切断することができる。
本実施の形態では、台板11として、縦1800mm×横900mmの大きさの型枠用合板を使用している。台板11は、台フレーム10の上部側に、台フレーム10の長手方向両側の一部を除いて、ほぼ全体を覆うように、かつ一端辺が支持部材103に沿うように取り付けてある。なお、台板11と台フレーム10の上面の間には、隠し板12が介在させてある。隠し板12の前部は、図2に示すように電動丸鋸4の丸鋸44よりさらに前方へ出るようにしてあり、移動する電動丸鋸4の丸鋸44に、作業者が下方から接触してしまう危険を防止することができるものである。
台フレーム10の長手方向の両端部の下側には、それぞれ脚フレーム13、13aが取り付けられている。脚フレーム13、13aは、山形鋼を使用し、下部側が繋がった「コ」字状に枠組みされた構造である。また、脚フレーム13、13aの下端部両側には、停止機能を有するキャスター14が設けられている。
脚フレーム13、13aは、上部両端側を台フレーム10に軸支具130(本実施形態ではボルト・ナット)によって軸支し、回動可能に取り付けられている。脚フレーム13、13aは、台フレーム10との間にそれぞれ二箇所に設けられたステー15によって、台フレーム10と直角になった状態で固定できる。この構造により、脚フレーム13、13aは、ステー15による固定を解除することによって折り畳みが可能である。
(昇降体2)
主に図1ないし図3を参照する。
昇降体2は、台板11の上方において所要の高さの範囲で昇降できるように、台フレーム10に回動番28、28aを介して取り付けられている。回動番28、28aによる昇降構造については後述する。
昇降体2は、山形鋼を使用して長方形状に枠組みされた構造の基枠20を有している。基枠20は、前記台フレーム10の長手方向と平行に所要間隔をおいて並設されたレール台部材21、22を、長手方向の両端側二箇所に設けられた連結部材23により連結して形成されている。なお、基枠20は、台フレーム10の長さよりやや長くなるよう形成されている(図1参照)。
主に図1ないし図3を参照する。
昇降体2は、台板11の上方において所要の高さの範囲で昇降できるように、台フレーム10に回動番28、28aを介して取り付けられている。回動番28、28aによる昇降構造については後述する。
昇降体2は、山形鋼を使用して長方形状に枠組みされた構造の基枠20を有している。基枠20は、前記台フレーム10の長手方向と平行に所要間隔をおいて並設されたレール台部材21、22を、長手方向の両端側二箇所に設けられた連結部材23により連結して形成されている。なお、基枠20は、台フレーム10の長さよりやや長くなるよう形成されている(図1参照)。
レール台部材21、22は、山形鋼の一方側の板部(符号省略)が水平になるように、かつ開放側が向かい合わせになるように配置されている(図2参照)。
レール台部材21、22の水平となった板部の上面には、それぞれ案内部材であるガイドレール24、25が全長にわたり設けられている。ガイドレール24、25は、山形鋼を伏せた状態で溶接によって固着されており、上部の角部が後述する移動体3に設けられている走行車輪31の走行部となっている。
レール台部材21、22の水平となった板部の上面には、それぞれ案内部材であるガイドレール24、25が全長にわたり設けられている。ガイドレール24、25は、山形鋼を伏せた状態で溶接によって固着されており、上部の角部が後述する移動体3に設けられている走行車輪31の走行部となっている。
基枠20の底部には、押圧板26が取り付けられている。押圧板26は、合板で長方形状に形成されており、その下面が挟持面(符号省略)となっている。押圧板26は、下降して前記台板11と合わさったときに、両板の前端縁部同士がほぼ面一になるように形成されている。
また、基枠20の後方側のレール台部材22の側面には、垂直板(符号省略)を介し、山形鋼でつくられた補助レール部材27が固着してある。レール台部材22と補助レール部材27の長さは同じに設定されている。補助レール部材27の水平な板部の後端部の下向きで垂直な板部が、後述する補助車輪34が係合するレール部となっている。
また、基枠20の後方側のレール台部材22の側面には、垂直板(符号省略)を介し、山形鋼でつくられた補助レール部材27が固着してある。レール台部材22と補助レール部材27の長さは同じに設定されている。補助レール部材27の水平な板部の後端部の下向きで垂直な板部が、後述する補助車輪34が係合するレール部となっている。
昇降体2は、前記したように回動番28、28aを介して台フレーム10に取り付けられている。回動番28、28aは、長方形状のリンク板280の両端にそれぞれ取着板281、282を回動可能に軸着した蝶番様の構造である。
一方の回動番28は、台フレーム10の図3において右側端部に設けられ、他方の回動番28aは、台フレーム10の左側端部に設けられている。
一方の回動番28は、台フレーム10の図3において右側端部に設けられ、他方の回動番28aは、台フレーム10の左側端部に設けられている。
回動番28は、一方側(図3で下側)の取着板281が前記支持部材103に固着され、他方(図3で上側)の取着板282が前記レール台部材21、22の一方側(図3で左側)の連結部材23に固着されている。また、他方の回動番28aは、一方側(図3で下側)の取着板281が前記支持部材104に固着され、他方(図3で上側)の取着板282が前記レール台部材21、22の他方側(図3で右側)の連結部材23に固着されている。
この構造により、昇降体2は回動番28、28aのリンク板280が回動することによって所要の範囲で昇降することができる。しかも、昇降体2は、その下部に固定されている平板状の押圧板26(または、押圧板26下面の挟持面)を台板11の表面に対し平行に維持したまま昇降することができる。リンク板280を回動させる昇降操作具5については後述する。
(移動体3)
主に図1、図2、図4を参照する。
昇降体2のガイドレール24、25の上に、移動体3が移動(走行)可能に載せられている。移動体3は、山形鋼で長方形状に枠組みされた基枠30を有している。基枠30の下面側には、ガイドレール24、25に対応する位置に走行車輪31が左右二箇所ずつ合計四箇所に設けられている。各走行車輪31は、軸受具32により取り付けられている。各走行車輪31は「V」字溝を有する滑車状のもので、ガイドレール24、25にそれぞれ片側二輪ずつが載るようになっている。
主に図1、図2、図4を参照する。
昇降体2のガイドレール24、25の上に、移動体3が移動(走行)可能に載せられている。移動体3は、山形鋼で長方形状に枠組みされた基枠30を有している。基枠30の下面側には、ガイドレール24、25に対応する位置に走行車輪31が左右二箇所ずつ合計四箇所に設けられている。各走行車輪31は、軸受具32により取り付けられている。各走行車輪31は「V」字溝を有する滑車状のもので、ガイドレール24、25にそれぞれ片側二輪ずつが載るようになっている。
基枠30の後部側面には、長手方向の中間部に車輪アングル33が下方へ向けL字形状に設けられている。車輪アングル33の垂直部の下端部には、前部側へ突出して補助車輪34が設けられている。補助車輪34は、走行車輪31と同様に「V」字溝を有するものであり、前記補助レール部材27のレール部に下側から係合するようになっている。本実施形態では、状態において補助レール部材27のレール部と補助車輪34の間には若干の隙間が設けられているが、補助車輪34の回転または移動体3の移動に支障のない範囲で相互に接触するようにしてもよい。
この構造によれば、後述する電動丸鋸4を設けたときの荷重によって移動体3にかかる図2において左回り方向の回転モーメントを補助レール部材27で受けることにより、移動体3の回転を、図2に示すほぼ水平状態で停止させることができる。
この構造によれば、後述する電動丸鋸4を設けたときの荷重によって移動体3にかかる図2において左回り方向の回転モーメントを補助レール部材27で受けることにより、移動体3の回転を、図2に示すほぼ水平状態で停止させることができる。
基枠30の前部側面(車輪アングル33とは反対側)の長手方向の中間部には、電動丸鋸取付枠35が基枠30より低くなる位置に設けられている。電動丸鋸取付枠35は、山形鋼で長方形状に形成されており、二枚の垂設された固定板350によって水平に固定されている。電動丸鋸取付枠35には、電動丸鋸4が固定具(本実施の形態ではボルト・ナット:図示省略)によって着脱可能である。
(電動丸鋸4)
図1、図2及び図5を参照する。
本実施形態において使用する電動丸鋸4は、市販の一般的なものに若干の加工を施したものである。詳しくは、図に示すように、半円形の上部カバー40に収容できるようになっている下部可動カバー41を収容状態で固定できるように、上部カバー40に固定用ネジ42を備えた構造である。丸鋸44は上部カバー40と下部可動カバー41でカバーされている。符号45はハンドル、46は取付用枠である。
これによれば、必要に応じて下部可動カバー41が出ないようにして切断作業をしやすくすることができる。電動丸鋸は、このような加工を施さずに使用することもできる。
なお、取付用枠46は、電動丸鋸取付枠35に内嵌めできるようにしてあり、電動丸鋸4は取付用枠46と電動丸鋸取付枠35を前記固定具で固定して取り付けられる。
図1、図2及び図5を参照する。
本実施形態において使用する電動丸鋸4は、市販の一般的なものに若干の加工を施したものである。詳しくは、図に示すように、半円形の上部カバー40に収容できるようになっている下部可動カバー41を収容状態で固定できるように、上部カバー40に固定用ネジ42を備えた構造である。丸鋸44は上部カバー40と下部可動カバー41でカバーされている。符号45はハンドル、46は取付用枠である。
これによれば、必要に応じて下部可動カバー41が出ないようにして切断作業をしやすくすることができる。電動丸鋸は、このような加工を施さずに使用することもできる。
なお、取付用枠46は、電動丸鋸取付枠35に内嵌めできるようにしてあり、電動丸鋸4は取付用枠46と電動丸鋸取付枠35を前記固定具で固定して取り付けられる。
(昇降操作具5)
図1ないし図3を参照する。
昇降操作具5は、前記昇降体2を手動操作により昇降させるものであり、前記のように台フレーム10に設けられた取付部材105に固定されている。
昇降操作具5は、取付部材105に斜めに(図3で右下がり方向に傾斜)固定されている長方形の板状の台具50を有している。台具50の上面には、ほぼ有底筒状のケース51が同じ角度で固定されている。
図1ないし図3を参照する。
昇降操作具5は、前記昇降体2を手動操作により昇降させるものであり、前記のように台フレーム10に設けられた取付部材105に固定されている。
昇降操作具5は、取付部材105に斜めに(図3で右下がり方向に傾斜)固定されている長方形の板状の台具50を有している。台具50の上面には、ほぼ有底筒状のケース51が同じ角度で固定されている。
ケース51の先端(図3で左側)には、ロッド52がスライドして進退できるように挿通されている。ケース51の基部側の上部には切欠溝53が形成されており、ケース51の基端部には、L字状の操作レバー54が上下方向に回動可能に軸着されている。操作レバー54の角部と前記ロッド基端部の間には、リンク部材55が架け渡すように、かつ回動可能に軸着されている。リンク部材55は、切欠溝53を貫通して動くことができる。
この構造によれば、操作レバー54を下ろすとロッド52が後退し(図3の状態)、操作レバー54を矢印方向へ回すとロッド52は前進し、回動番28のリンク板280を押して上方へ回動させ、昇降体2を上昇させる。なお、上昇回動して停止したときのリンク板280の角度は、昇降体2に対し90°未満(好ましくは60〜70°程度)に設定されており、操作レバー54を下ろすときに昇降体2がその重さで自動的に下降するようにしてある。
また、昇降操作具5は、操作レバー54が上回動停止位置まで回動するとロックがかかる機構となっており、安全が図られている。また、リンク板280が前記角度からさらに上回動し、90°を超えて落ちてしまうことがないように、停止機構(図示省略)を設けることもできる。さらに、昇降体2の上昇高さは、押圧板26と台板11との間に形成される隙間に被切断部材を挿入することができる高さに設定されている。また、昇降体2が下降すると、押圧板26の挟持面と台板11の上面(切断作業時には、被切断部材の上面)が平行に接触し、リンク板280と昇降操作具5のロッド52先端が非接触状態となり、昇降体2、移動体3、電動丸鋸4の重量が押圧板26を介して台板11または被切断部材にそのまま作用し、押圧する。
(作用)
図1ないし図5を参照して、切断装置Aの作用を、被切断部材である型枠用合板Pを切断する場合を例にとり説明する。まず、切断装置Aに切断する長方形状の型枠用合板Pをセットする。型枠用合板Pのセットの方法は次の通りである。
図1ないし図5を参照して、切断装置Aの作用を、被切断部材である型枠用合板Pを切断する場合を例にとり説明する。まず、切断装置Aに切断する長方形状の型枠用合板Pをセットする。型枠用合板Pのセットの方法は次の通りである。
昇降操作具5の操作レバー54を上方向に回動操作しロックする。これにより、昇降体2は上昇し、あらかじめ設定されている高さに停止し、昇降体2の押圧板26と台板11との間に隙間Sが形成される。この隙間Sに、型枠用合板Pを挿入する(図2参照)。そして、型枠用合板Pの一辺を支持部材103に平行に当て、前後にスライド調節して、切断位置を基準とした位置決めをする。
昇降操作具5の操作レバー54のロックを外し、下方向に回動操作する。これにより、昇降体2は下降し、昇降体2の押圧板26と台板11により型枠用合板Pは挟まれる。型枠用合板Pは、昇降体2、移動体3、電動丸鋸4の重さによって押圧され、固定される。なお、昇降体2は、押圧板26の挟持面を台板11の表面に対し平行に維持したまま昇降することができるので、結果として押圧板26の挟持面は型枠用合板Pの上面に平行に接触し隙間なく密着し、摩擦力によるずれ防止も図られる。
型枠用合板Pを固定したら、電動丸鋸4を作動させ、移動体3をガイドレール24、25に沿って直線方向(直線的)に移動させながら、電動丸鋸4の丸鋸44によって型枠用合板Pを切断する。なお、丸鋸44の刃先(下端)は、台板11の厚み部分と同じ空間に位置し、隠し板12には当たらないようになっている(図2参照)。
また、切断作業時においては、型枠用合板Pに、前記荷重に更に電動丸鋸4を手操作して押さえることによる荷重も加わり、その押圧力によって固定されている。
これにより、切断作業中に物が当たる等して型枠用合板Pに衝撃が加わったような場合でも、型枠用合板Pの固定が外れてしまったり、位置がずれてしまうことで、固定している部分や電動丸鋸4の丸鋸44が変形したり破損することがなく、安全な作業ができる。
これにより、切断作業中に物が当たる等して型枠用合板Pに衝撃が加わったような場合でも、型枠用合板Pの固定が外れてしまったり、位置がずれてしまうことで、固定している部分や電動丸鋸4の丸鋸44が変形したり破損することがなく、安全な作業ができる。
また、二本設けられているガイドレール24、25は、山形鋼を伏せた状態でレール台部材21、22に固定されており、強度に優れている。昇降体2は、補助車輪34が昇降体2の補助レール部材27に係合することにより、電動丸鋸4の荷重または電動丸鋸4を手操作によって移動させるときの荷重によって移動体3にかかる回転モーメントを受けて、移動体3の回転を水平状態で停止させることができる。
このように、切断作業時における移動体3とガイドレール24、25との係合構造は、補助車輪34と補助レール部材27によって、移動体3にかかる荷重を利用して強く係合できる構造となっており、移動体3は切断作業時における多少の衝撃等では、ガイドレール24、25から容易に外れることがない。これにより、安全な切断作業が可能になる。
なお、昇降操作具5の操作による昇降体2の昇降幅は決まっているが、昇降体2の上昇位置における高さを調節することによって、切断される被切断部材を台板11との間の隙間Sに挿入することができ、更に昇降体2を下降させて押圧板26と台板11で被切断部材を挟み、押圧することができる。
また、切断装置Aは、台部1、昇降体2、移動体3、電動丸鋸4及び昇降操作具5に分解することができ、組み立ても可能である。これにより、搬送時や保管時において嵩張らないように分解しておくことができる。また、販売時の形態も、組み立て状態だけでなく、分解した状態でのキット販売が可能である。更に、切断装置Aから昇降体2と移動体3(電動丸鋸4含む)を取り外せば、上部に台板11を有する一般的な作業台として使用可能である。
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまで説明上のものであって限定的なものではなく、前記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本考案は図示されている実施例に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。
A 切断装置
1 台部
10 台フレーム
103 支持部材
104 支持部材
105 取付部材
11 台板
12 隠し板
13、13a 脚フレーム
130 軸支具
14 キャスター
15 ステー
2 昇降体
20 基枠
21 レール台部材
22 レール台部材
23 連結部材
24、25 ガイドレール
26 押圧板
27 補助レール部材
28、28a 回動番
280 リンク板
281、282 取着板
3 移動体
30 基枠
31 走行車輪
32 軸受具
33 車輪アングル
34 補助車輪
35 電動丸鋸取付枠
350 固定板
4 電動丸鋸
40 上部カバー
41 下部可動カバー
42 固定用ネジ
44 丸鋸
45 ハンドル
46 取付用枠
5 昇降操作具
50 台具
51 ケース
52 ロッド
53 切欠溝
54 操作レバー
55 リンク部材
S 隙間
P 型枠用合板
1 台部
10 台フレーム
103 支持部材
104 支持部材
105 取付部材
11 台板
12 隠し板
13、13a 脚フレーム
130 軸支具
14 キャスター
15 ステー
2 昇降体
20 基枠
21 レール台部材
22 レール台部材
23 連結部材
24、25 ガイドレール
26 押圧板
27 補助レール部材
28、28a 回動番
280 リンク板
281、282 取着板
3 移動体
30 基枠
31 走行車輪
32 軸受具
33 車輪アングル
34 補助車輪
35 電動丸鋸取付枠
350 固定板
4 電動丸鋸
40 上部カバー
41 下部可動カバー
42 固定用ネジ
44 丸鋸
45 ハンドル
46 取付用枠
5 昇降操作具
50 台具
51 ケース
52 ロッド
53 切欠溝
54 操作レバー
55 リンク部材
S 隙間
P 型枠用合板
Claims (4)
- 電動丸鋸(4)を使用し、電動丸鋸(4)を移動させて被切断部材(P)を切断する切断装置であって、
被切断部材(P)を載せる台部(1)と、
下部には挟持面が設けられ、前記台部(1)の上方側に挟持面と台部(1)の上面とが平行な状態を維持したまま昇降できるように設けられており、下降することによって、前記挟持面と台部(1)の上面との間で被切断部材(P)を挟んで固定することができる昇降体(2)と、
該昇降体(2)を昇降させることができる昇降操作手段(5)と、
前記昇降体(2)に設けられ、移動体(3)を案内する案内部材(24,25)と、
該案内部材(24,25)に沿って移動可能に設けられ、電動丸鋸(4)が着脱可能な移動体(3)とを備えている、切断装置。 - 電動丸鋸(4)を使用し、電動丸鋸(4)を移動させて被切断部材(P)を切断する切断装置であって、
被切断部材(P)を載せる台部(1)と、
下部には挟持面が設けられ、前記台部(1)の上方側に挟持面と台部(1)の上面とが平行な状態を維持したまま昇降できるように設けられており、下降することによって、前記挟持面と台部(1)の上面との間で被切断部材(P)を挟んで固定することができる昇降体(2)と、
該昇降体(2)を昇降させることができる昇降操作手段(5)と、
前記昇降体(2)に設けられ、移動体(3)を案内する案内部材(24,25)と、
該案内部材(24,25)に沿って移動可能に設けられ、電動丸鋸(4)が着脱可能な移動体(3)とを備えており、
前記昇降体(2)には補助案内部材(27)が前記案内部材(24,25)と平行に設けられ、前記移動体(3)には補助案内部材(27)に係合し移動可能な係合移動部(34)が設けられており、該係合移動部(34)が補助案内部材(27)に係合されることにより、電動丸鋸(4)が取り付けられたときの荷重によって移動体(3)に作用する回転方向の力を補助案内部材(27)で受け止めることができる、切断装置。 - 電動丸鋸(4)を使用し、電動丸鋸(4)を直線方向に移動させて被切断部材(P)を切断する切断装置であって、
被切断部材(P)を載せる台部(1)と、
下部には挟持面が設けられ、前記台部(1)の上方側に挟持面と台部(1)の上面とが平行な状態を維持したまま昇降できるように、複数箇所に配されたリンク(28,28a)を介して台部(1)に取り付けられており、下降することによって、前記挟持面と台部(1)の上面との間で被切断部材(P)を挟んで固定することができる昇降体(2)と、
該昇降体(2)を昇降させることができる昇降操作手段(5)と、
前記昇降体(2)に設けられ、移動体(3)を直線方向に案内する案内部材(24,25)と、
該案内部材(24,25)に沿って移動可能に設けられ、電動丸鋸(4)が着脱可能な移動体(3)とを備えており、
前記昇降体(2)には補助案内部材(27)が前記案内部材(24,25)と平行に設けられ、前記移動体(3)には補助案内部材(27)に係合し移動可能な車輪(34)が設けられており、該車輪(34)が補助案内部材(27)に係合されることにより、電動丸鋸(4)が取り付けられたときの荷重によって移動体(3)に作用する回転方向の力を補助案内部材(27)で受け止めることができる、切断装置。 - 移動体(3)に電動丸鋸(4)が取り付けられている、
請求項1、2または3記載の切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006009530U JP3129093U (ja) | 2006-11-22 | 2006-11-22 | 切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006009530U JP3129093U (ja) | 2006-11-22 | 2006-11-22 | 切断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3129093U true JP3129093U (ja) | 2007-02-01 |
Family
ID=43280068
Family Applications (1)
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JP2006009530U Expired - Fee Related JP3129093U (ja) | 2006-11-22 | 2006-11-22 | 切断装置 |
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JP (1) | JP3129093U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112390064A (zh) * | 2019-10-21 | 2021-02-23 | 德中(苏州)激光技术有限公司 | 薄膜裁切装置 |
-
2006
- 2006-11-22 JP JP2006009530U patent/JP3129093U/ja not_active Expired - Fee Related
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