JP3128852B2 - ステッピングモータの構造 - Google Patents
ステッピングモータの構造Info
- Publication number
- JP3128852B2 JP3128852B2 JP03101293A JP10129391A JP3128852B2 JP 3128852 B2 JP3128852 B2 JP 3128852B2 JP 03101293 A JP03101293 A JP 03101293A JP 10129391 A JP10129391 A JP 10129391A JP 3128852 B2 JP3128852 B2 JP 3128852B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stepping motor
- stator
- magnet
- coil bobbin
- pole teeth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
ピーディスク装置等に用いられるPM型ステッピングモ
ータに関するものである。
のデジタル化が進み、ビデオカメラオートフォーカスな
ど新しい用途に多く使用されてきており、これに伴い軽
薄短小化と高角度精度及び低騒音化が尚一層の要求がな
されている。
スに使用されているPM型ステッピングモータについて
説明する。
の断面図、図4はヨークの斜視図を示すものである。図
3,図4において、1は巻線でコイルボビン2に巻き付
けられている。3は複数の極歯3aを内周に有するヨー
クでコイルボビン2の両側に配置されステータを構成し
ている。このステータはカップ状のフレーム4に外周を
当接して収められている。シャフト6には複数の極歯3
aに対向して配設されるマグネット5がシャフト6を筋
立て加工することにより圧入と接着で固定されロータを
構成している。そのロータはフレーム4に設けられた軸
受7と取付金具8に設けられたビボットベアリング9と
フレーム4の開口部に設けられた押えバネ10で回転自
在に保持されている。
グモータについてさらに詳しく説明すれば、小型化(モ
ータ外形10mm)で高トルクを実現するためマグネッ
トは図3のように1個でかつ長い形状に構成するのが通
常である。又、他の用途を見ると、例えばプリンター用
のPM型ステッピングモータは実開昭63−77469
号公報におけるようにマグネット1を2個に分割し高速
性能を向上させる方法があるが、図5のようにステータ
部ヨーク極歯に対向するマグネット5の幅寸法hと、各
コイルボビン2の両側に配置される2つのヨーク3間の
内寸法(ステータ有効寸法)Hとの比率h/Hは0.9
程度に設定するのが通常である。
の構成では、ステータ有効寸法に対するマグネット幅寸
法が大きく、そのためディテントトルクが高くロータイ
ナーシャが大きく、ビデオカメラオートフォーカスに用
いられた場合、角度精度が悪く騒音が高いという問題点
を有していた。
で、高角度精度で騒音の低いPM型ステッピングモータ
を提供することを目的とする。
に本発明のステッピングモータは、ステータ部ヨーク極
歯に対向するマグネット幅寸法hとコイルボビンの両側
に配置される2つのヨーク間の内寸法(ステータ有効寸
法)Hとの比率h/Hが0.6を上限としプルアウトト
ルクに対するディテントトルク比を略1/2とする構成
を有している。
下がり、プルアウトトルクに対するディテントトルク比
が小さく高角度精度が可能となり、さらにディテントト
ルクとロータイナーシャが小さいことによりロータの振
動が抑制され騒音が低いステッピングモータが可能とな
る。
しながら説明する。
を保持する構成は従来と同じのため説明を省略する。シ
ャフト6には複数の各ヨーク極歯3aに対向して配設さ
れる外周に複数の着磁をほどこした各マグネット5a
が、シャフト6を筋立て加工することにより圧入と接着
で固定されロータを構成している。ここで各ステータ部
ヨーク極歯3aに対向するマグネット5aの幅寸法h
と、各コイルボビン2の両側に配置された2つのヨーク
3間の内寸法(ステータ有効寸法)Hとの比率h/Hは
0.42としている。以降hはマグネット幅寸法、Hは
ステータ有効寸法と呼ぶ。
グモータの性能についてさらに詳しく説明すれば、ビデ
オカメラオートフォーカスに用いられるPM型ステッピ
ングモータは騒音を下げるため駆動方式を1−2相励磁
としている場合がある。そして小型モータ(モータ外径
10mm程度)のためプルアウトトルク(出力トルク)に
対するディテントトルク(ロストルク)が同レベルのた
め、1−2相励磁駆動においてトルクの低い1相励磁駆
動時が十分駆動せず角度精度を悪くさせ、かつ、騒音を
悪化させる要因にもなっていた。そこでマグネット幅寸
法hを変化させステータ有効寸法Hとの比率h/Hと1
−2相励磁駆動の1相励磁時の角度移動量の変化につい
て実験した結果を図2に示す。図2において明らかなよ
うにh/Hが0.6以下で特に0.42にした場合の角
度精度が良化している。
合のPM型ステッピングモータの性能と、従来の1個の
長いマグネットのステッピングモータの性能を(表1)
に比較して示している。
例によるPM型ステッピングモータは、角度精度及び騒
音の点で優れた効果が得られる。
法hとステータ有効寸法Hの比率h/Hが0.6を上限
として構成されることにより、高角度精度で騒音の低い
優れたPM型ステッピングモータを実現できるものであ
る。
モータの断面図
明のための角度移動変化図
するための斜視図
例の断面図
Claims (1)
- 【請求項1】 巻線が巻き付けられた第一のコイルボビ
ンと該コイルボビンの両側に内周に複数の極歯を有する
2つのヨークが当接して配置されてなる第一のステータ
部と、第一のステータ部と同様にしてなる第二のステー
タ部とからなるステータと、第一のステータ部ヨーク極
歯に対向する外周面に複数の着磁をほどこした第一のマ
グネットと、第一のマグネットと同様にしてなる第二の
ステータ部ヨーク極歯に対向する第二のマグネットを有
したロータとで構成され1−2相励磁されるPM型ステ
ッピングモータであって、各ステータ部ヨーク極歯に対
向するマグネット幅寸法hと、各コイルボビンの両側に
配置される2つのヨーク間の内寸法(ステータ有効寸
法)Hとの比率h/Hが0.6を上限とし、かつ、プル
アウトトルクに対するディテントトルク比を略1/2と
するステッピングモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03101293A JP3128852B2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | ステッピングモータの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03101293A JP3128852B2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | ステッピングモータの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04334962A JPH04334962A (ja) | 1992-11-24 |
JP3128852B2 true JP3128852B2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=14296796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03101293A Expired - Lifetime JP3128852B2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | ステッピングモータの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3128852B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2932674B2 (ja) * | 1990-10-31 | 1999-08-09 | ソニー株式会社 | ステツピングモータの製造方法 |
JP5034069B2 (ja) * | 2006-12-22 | 2012-09-26 | ミネベア株式会社 | ステッピングモータ |
JP2011151902A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Shinano Kenshi Co Ltd | 永久磁石型回転機 |
-
1991
- 1991-05-07 JP JP03101293A patent/JP3128852B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
見城尚志、新村作久:"ステッピングモータの基礎と応用"総合電子出版社 P21(3),P120(e) |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04334962A (ja) | 1992-11-24 |
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Legal Events
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