JP3128852B2 - ステッピングモータの構造 - Google Patents

ステッピングモータの構造

Info

Publication number
JP3128852B2
JP3128852B2 JP03101293A JP10129391A JP3128852B2 JP 3128852 B2 JP3128852 B2 JP 3128852B2 JP 03101293 A JP03101293 A JP 03101293A JP 10129391 A JP10129391 A JP 10129391A JP 3128852 B2 JP3128852 B2 JP 3128852B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stepping motor
stator
magnet
coil bobbin
pole teeth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP03101293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04334962A (ja
Inventor
富士雄 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP03101293A priority Critical patent/JP3128852B2/ja
Publication of JPH04334962A publication Critical patent/JPH04334962A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3128852B2 publication Critical patent/JP3128852B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラやフロッ
ピーディスク装置等に用いられるPM型ステッピングモ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、PM型ステッピングモータは機器
のデジタル化が進み、ビデオカメラオートフォーカスな
ど新しい用途に多く使用されてきており、これに伴い軽
薄短小化と高角度精度及び低騒音化が尚一層の要求がな
されている。
【0003】以下に従来のビデオカメラオートフォーカ
スに使用されているPM型ステッピングモータについて
説明する。
【0004】図3は、従来のPM型ステッピングモータ
の断面図、図4はヨークの斜視図を示すものである。図
3,図4において、1は巻線でコイルボビン2に巻き付
けられている。3は複数の極歯3aを内周に有するヨー
クでコイルボビン2の両側に配置されステータを構成し
ている。このステータはカップ状のフレーム4に外周を
当接して収められている。シャフト6には複数の極歯3
aに対向して配設されるマグネット5がシャフト6を筋
立て加工することにより圧入と接着で固定されロータを
構成している。そのロータはフレーム4に設けられた軸
受7と取付金具8に設けられたビボットベアリング9と
フレーム4の開口部に設けられた押えバネ10で回転自
在に保持されている。
【0005】以上のように構成されたPM型ステッピン
グモータについてさらに詳しく説明すれば、小型化(モ
ータ外形10mm)で高トルクを実現するためマグネッ
トは図3のように1個でかつ長い形状に構成するのが通
常である。又、他の用途を見ると、例えばプリンター用
のPM型ステッピングモータは実昭63−77469
号公報におけるようにマグネット1を2個に分割し高速
性能を向上させる方法があるが、図5のようにステータ
部ヨーク極歯に対向するマグネット5の幅寸法hと、各
コイルボビン2の両側に配置される2つのヨーク3間の
内寸法(ステータ有効寸法)Hとの比率h/Hは0.9
程度に設定するのが通常である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、ステータ有効寸法に対するマグネット幅寸
法が大きく、そのためディテントトルクが高くロータイ
ナーシャが大きく、ビデオカメラオートフォーカスに用
いられた場合、角度精度が悪く騒音が高いという問題点
を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、高角度精度で騒音の低いPM型ステッピングモータ
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のステッピングモータは、ステータ部ヨーク極
歯に対向するマグネット幅寸法hとコイルボビンの両側
に配置される2つのヨーク間の内寸法(ステータ有効寸
法)Hとの比率h/Hが0.6を上限としプルアウトト
ルクに対するディテントトルク比を略1/2とする構成
を有している。
【0009】
【作用】この構成によって、ディテントトルクが大きく
下がり、プルアウトトルクに対するディテントトルク比
が小さく高角度精度が可能となり、さらにディテントト
ルクとロータイナーシャが小さいことによりロータの振
動が抑制され騒音が低いステッピングモータが可能とな
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0011】図1において、スタータの構成及びロータ
を保持する構成は従来と同じのため説明を省略する。シ
ャフト6には複数の各ヨーク極歯3aに対向して配設さ
れる外周に複数の着磁をほどこした各マグネット5a
が、シャフト6を筋立て加工することにより圧入と接着
で固定されロータを構成している。ここで各ステータ部
ヨーク極歯3aに対向するマグネット5aの幅寸法h
と、各コイルボビン2の両側に配置された2つのヨーク
3間の内寸法(ステータ有効寸法)Hとの比率h/Hは
0.42としている。以降hはマグネット幅寸法、Hは
ステータ有効寸法と呼ぶ。
【0012】以上のように構成されたPM型ステッピン
グモータの性能についてさらに詳しく説明すれば、ビデ
オカメラオートフォーカスに用いられるPM型ステッピ
ングモータは騒音を下げるため駆動方式を1−2相励磁
としている場合がある。そして小型モータ(モータ外径
10mm程度)のためプルアウトトルク(出力トルク)に
対するディテントトルク(ロストルク)が同レベルのた
め、1−2相励磁駆動においてトルクの低い1相励磁駆
動時が十分駆動せず角度精度を悪くさせ、かつ、騒音を
悪化させる要因にもなっていた。そこでマグネット幅寸
法hを変化させステータ有効寸法Hとの比率h/Hと1
−2相励磁駆動の1相励磁時の角度移動量の変化につい
て実験した結果を図2に示す。図2において明らかなよ
うにh/Hが0.6以下で特に0.42にした場合の角
度精度が良化している。
【0013】本実施例によるh/Hが0.42にした場
合のPM型ステッピングモータの性能と、従来の1個の
長いマグネットのステッピングモータの性能を(表1)
に比較して示している。
【0014】
【表1】
【0015】この(表1)から明らかなように、本実施
例によるPM型ステッピングモータは、角度精度及び騒
音の点で優れた効果が得られる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明は、マグネット幅寸
法hとステータ有効寸法Hの比率h/Hが0.6を上限
として構成されることにより、高角度精度で騒音の低い
優れたPM型ステッピングモータを実現できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるPM型ステッピング
モータの断面図
【図2】本発明の実施例における比率h/H値の効果説
明のための角度移動変化図
【図3】従来のPM型ステッピングモータの断面図
【図4】PM型ステッピングモータのヨーク形状を説明
するための斜視図
【図5】従来のPM型ステッピングモータの他用途実施
例の断面図
【符号の説明】
2 コイルボビン 3 ヨーク 3a ヨーク極歯 5,5a マグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 37/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線が巻き付けられた第一のコイルボビ
    ンと該コイルボビンの両側に内周に複数の極歯を有する
    2つのヨークが当接して配置されてなる第一のステータ
    部と、第一のステータ部と同様にしてなる第二のス
    タ部とからなるステータと、第一のステータ部ヨーク極
    歯に対向する外周面に複数の着磁をほどこした第一のマ
    グネットと、第一のマグネットと同様にしてなる第二の
    ステータ部ヨーク極歯に対向する第二のマグネットを有
    したロータとで構成され1−2相励磁されるPM型ステ
    ッピングモータであって、各ステータ部ヨーク極歯に対
    向するマグネット幅寸法hと、各コイルボビンの両側に
    配置される2つのヨーク間の内寸法(ステータ有効寸
    法)Hとの比率h/Hが0.6を上限とし、かつ、プル
    アウトトルクに対するディテントトルク比を略1/2と
    するステッピングモータ。
JP03101293A 1991-05-07 1991-05-07 ステッピングモータの構造 Expired - Lifetime JP3128852B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03101293A JP3128852B2 (ja) 1991-05-07 1991-05-07 ステッピングモータの構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03101293A JP3128852B2 (ja) 1991-05-07 1991-05-07 ステッピングモータの構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04334962A JPH04334962A (ja) 1992-11-24
JP3128852B2 true JP3128852B2 (ja) 2001-01-29

Family

ID=14296796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03101293A Expired - Lifetime JP3128852B2 (ja) 1991-05-07 1991-05-07 ステッピングモータの構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3128852B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2932674B2 (ja) * 1990-10-31 1999-08-09 ソニー株式会社 ステツピングモータの製造方法
JP5034069B2 (ja) * 2006-12-22 2012-09-26 ミネベア株式会社 ステッピングモータ
JP2011151902A (ja) * 2010-01-20 2011-08-04 Shinano Kenshi Co Ltd 永久磁石型回転機

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
見城尚志、新村作久:"ステッピングモータの基礎と応用"総合電子出版社 P21(3),P120(e)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04334962A (ja) 1992-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3461123B2 (ja) クロ−ポ−ル型ステッピングモ−タのステ−タ構造
US5465019A (en) High-efficiency, low-noise electronically commutated motor having improved starting capability
JP2001186743A (ja) 単相の無整流子電動機
US6791223B2 (en) Stepping motor
JP3128852B2 (ja) ステッピングモータの構造
JP3389637B2 (ja) ステッピングモータ
US7635931B2 (en) Stepping motor
JPH06209555A (ja) ステッピングモータ
JPH1198792A (ja) インナーロータモータ
JP3052540B2 (ja) ブラシレスモータ
JP3393344B2 (ja) ステツピングモータ
JPH06284663A (ja) 偏平コア付きブラシレスモータ
JPH0365041A (ja) ブラシレスモータ
JP3347890B2 (ja) 直流電動機
JPH11252890A (ja) リードスクリュウ付きステッピングモータ
JP3037340B2 (ja) 永久磁石形2相ステッピングモータ
JP2515968Y2 (ja) 永久磁石ロータ型ステッピングモータ
JPS63190541A (ja) ブラシレスモ−タ
JPH0862527A (ja) ポリゴンミラー駆動用スキャナモータ
JPS62114455A (ja) 磁石回転機
JPH0511784U (ja) ステツピングモータ
JP3254732B2 (ja) メタル軸受型モータ
JP3250273B2 (ja) 細型円筒コアレスモータ
JP3414780B2 (ja) ステッピングモータ
JPH05219715A (ja) モーター装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 11