JP3128481B2 - Cmos半導体装置の製造方法 - Google Patents
Cmos半導体装置の製造方法Info
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Description
置の製造方法において、製造工程数の削減を可能とする
技術に関する。
ついて、図9乃至図17の図面に基づき説明する。図9
に示す51は半導体基板で、その上にパッド酸化膜52
及びSi3N4膜53を積層形成し、Nウエル形成領域上
に開口を有するレジスト膜54を形成した後に、該レジ
スト膜54をマスクにしてSi3N4膜53及びパッド酸
化膜52をエッチングした後に、該レジスト膜54をマ
スクにしてリンイオン(31P+ )を注入してNウエル形
成領域55を形成する。
後ウエル酸化してウエル形成用のLOCOS酸化膜56
を形成する。続いて、前記LOCOS酸化膜56をマス
クにして前記Si3N4膜53及びパッド酸化膜52をエ
ッチングした後に、図10に示すようにLOCOS酸化
膜56をマスクにしてボロンイオン(11B+ )を注入し
て、Pウエル形成領域57を形成する。
そ1150℃のN2 ガス雰囲気中で4時間の間、ウエル
拡散してNウエル領域58及びPウエル領域59を形成
する。続いて、前記基板上のLOCOS酸化膜56をエ
ッチングし、図12に示すようにその上にパッド酸化膜
60及びSi3N4膜61を積層形成し、Pチャネル型及
びNチャネル型のMOSトランジスタ形成領域上に不図
示のレジスト膜を形成した後に、該レジスト膜をマスク
にしてSi3N4膜61及びパッド酸化膜60をエッチン
グする。そして、図13に示すようにNウエル領域58
上にレジスト膜62を形成した後、ボロンイオン(11B
+ )を注入して、Pウエル領域59にチャネルストッパ
層形成領域63を形成する。
14に示すようにフィールド酸化して素子分離用のLO
COS酸化膜64を形成すると共に、Pウエル領域59
上のLOCOS酸化膜64の下方にP+ 型のチャネルス
トッパ層65を形成する。続いて、該LOCOS酸化膜
64をマスクにして前記Si3N4膜61及びパッド酸化
膜60をエッチングする。そして、前記基板上を熱酸化
してゲート酸化膜66を形成した後に、図15に示すよ
うにNウエル領域58上にレジスト膜67を形成し、該
レジスト膜67をマスクにしてボロンイオン(11B+ )
によるPウエル領域59上のゲート酸化膜66の下方に
Nチャネル型MOSトランジスタのしきい値電圧制御用
のイオン注入をして、チャネルインプラ層68を形成す
る。
図16に示すようにPウエル領域59側をマスクするた
めのレジスト膜69を形成して、Nウエル領域58にボ
ロンイオン(11B+ )によるPチャネル型MOSトラン
ジスタのしきい値電圧制御用のイオン注入を行い、チャ
ネルインプラ層70を形成する。次に、このレジスト膜
69を除去して、基板全面にゲート電極形成用のポリシ
リコン層を形成し、不図示のレジスト膜を介して図17
に示すようにゲート電極71を形成する。次に、Nチャ
ネル型MOSトランジスタ形成領域上に不図示のレジス
ト膜を形成した後に、前記ゲート電極71をマスクにし
て例えばリンイオン(31P+ )あるいはヒ素イオン(75
As+ )を注入してN+ 型ソース・ドレイン拡散層72
を形成する。
形成領域上に不図示のレジスト膜を形成した後に、前記
ゲート電極71をマスクにして例えばボロンイオン(11
B+)あるいはフッ化ボロンイオン(49BF2+)を注入
してP+ 型ソース・ドレイン拡散層73を形成してい
た。以上のようにPチャネル型及びNチャネル型MOS
トランジスタの各チャネルインプラ層68、70を形成
するために、専用のレジスト膜を2枚使用しているた
め、製造工数が多くなるという欠点があった。
ため、Pウエル濃度及びNウエル濃度でしきい値電圧を
調整する方法も行われていた。しかし、この方法ではゲ
ート酸化膜厚、ゲート長に制約を受け、特定の場合にし
か使えず、しきい値電圧の設定に制限を受けた。しか
も、トランジスタの特性を低下させることもあった。
工数の削減をはかると共にしきい値電圧設定を容易とす
るCMOS半導体装置の製造方法を提供することを目的
とする。
S半導体基板上にNウエル領域8及びPウエル領域9を
形成した後に、該Nウエル領域8上に形成したLOCO
S酸化膜6をマスクにしてボロンイオン(11B+ )ある
いはフッ化ボロンイオン(49BF2+)を注入してインプ
ラ層10を形成する。続いて、前記LOCOS酸化膜6
を除去した後に、P、Nチャネル型MOSトランジスタ
形成領域上にパッド酸化膜11及びSi3N4膜12を形
成する。そして、Nウエル領域8上にレジスト膜13を
形成した後に、ボロンイオン(11B+ )を前記Si3N4
膜12及びパッド酸化膜11を貫通するように注入して
インプラ層15を形成する。
て前記Si3N4膜12及びパッド酸化膜11を除去し
て、ゲート酸化膜18を形成した後に、基板全面にボロ
ンイオン(11B+ )を注入してP、Nチャネル型MOS
トランジスタのチャネルインプラ層19を形成すること
により、各MOSトランジスタのしきい値電圧を調整す
るものである。
造方法について、図1乃至図8の図面に基づき説明す
る。図1に示す1は半導体基板で、その上にパッド酸化
膜2及びSi3N4膜3を積層形成し、Nウエル形成領域
上に開口を有するレジスト膜4を形成した後に、該レジ
スト膜4をマスクにしてSi3N4膜3及びパッド酸化膜
2をエッチングした後に、該レジスト膜4をマスクにし
てリンイオン(31P+ )をおよそ加速電圧160Ke
V、注入量4.0E12乃至1.0E13/cm2
(尚、例えば4.0E12は4.0掛ける10の12乗
の意である。以下、同様である。)注入してNウエル形
成領域5を形成する。
ウエル酸化してウエル形成用のLOCOS酸化膜6を形
成する。続いて、前記LOCOS酸化膜6をマスクにし
て前記Si3N4膜3及びパッド酸化膜2をエッチングし
た後に、図2に示すようにLOCOS酸化膜6をマスク
にしてボロンイオン(11B+ )をおよそ加速電圧80K
eV、注入量2.0E12乃至4.0E12/cm2 注
入して、Pウエル形成領域7を形成する。尚、P型半導
体基板を使用する場合には、前記Pウエル形成用のイオ
ン注入は必要とせず、P型半導体基板濃度をそのまま利
用することもできる。
1150℃のN2 ガス雰囲気中で4時間の間、ウエル拡
散してNウエル領域8及びPウエル領域9を形成する。
続いて、LOCOS酸化膜6をマスクにしてボロンイオ
ン(11B+ )をおよそ加速電圧80乃至100KeV、
あるいはフッ化ボロンイオン(49BF2+)をおよそ加速
電圧160KeVで、注入量1.0E12乃至3.0E
12/cm2 注入して、Pウエル領域9の底部に第1の
インプラ層10を形成する。
をエッチングし、図4に示すようにその上にパッド酸化
膜11及びSi3N4膜12を積層形成し、Pチャネル型
及びNチャネル型のMOSトランジスタ形成領域上に不
図示のレジスト膜を形成した後に、該レジスト膜をマス
クにしてSi3N4膜12及びパッド酸化膜11をエッチ
ングする。そして、図5に示すようにNウエル領域8上
にレジスト膜13を形成した後、ボロンイオン(11B+
)をおよそ加速電圧30乃至40KeV、注入量3.
0E13乃至5.0E13/cm3 注入して、基板上の
Pウエル領域9にチャネルストッパ層形成領域14を形
成する。続いて、レジスト膜13を介してボロンイオン
(11B+ )を前記注入より深く、しかもSi3N4膜12
及びパッド酸化膜11を貫通するように前記条件より高
い加速電圧、例えばおよそ加速電圧80乃至100Ke
V、注入量0.5E12乃至2.0E12/cm2 注入
して、Pウエル領域9に第2のインプラ層15を形成す
る。尚、該インプラ層15は必須ではなく、必要に応じ
て使い分けることにより、しきい値電圧設定の自由度を
増すことができる。
6に示すようにフィールド酸化して素子分離用のLOC
OS酸化膜16を形成すると共に、Pウエル領域9上の
LOCOS酸化膜16の下方にP+ 型のチャネルストッ
パ層17を形成する。続いて、該LOCOS酸化膜16
をマスクにして前記Si3N4膜12及びパッド酸化膜1
1をエッチングする。そして、前記基板上を熱酸化して
およそ100乃至1000Åの膜厚のゲート酸化膜18
を形成した後に、図7に示すようにLOCOS酸化膜1
6をマスクにしてボロンイオン(11B+ )をおよそ加速
電圧15乃至70KeV、注入量1.0E12乃至3.
0E12/cm2 注入して、Nウエル領域8及びPウエ
ル領域9にチャネルインプラ層19を形成する。
シリコン層を形成し、不図示のレジスト膜を介して図8
に示すようにゲート電極20を形成する。続いて、Nチ
ャネル型MOSトランジスタ形成領域上に不図示のレジ
スト膜を形成した後に、前記ゲート電極20をマスクに
して例えばリンイオン(31P+ )あるいはヒ素イオン
(75As+ )を注入してN+ 型ソース・ドレイン拡散層
21を形成する。
形成領域上に不図示のレジスト膜を形成した後に、前記
ゲート電極20をマスクにして例えばボロンイオン(11
B+)あるいはフッ化ボロンイオン(49BF2+)を注入
してP+ 型ソース・ドレイン拡散層22を形成する。以
上のように本発明では、Pチャネル型及びNチャネル型
MOSトランジスタの各しきい値電圧を設定するため
に、Nチャネル型MOSトランジスタ側ではPウエル形
成用のイオン注入(P型基板を使用する際は省略でき
る。)と第1のインプラ層10と第2のインプラ層15
とチャネルインプラ層19形成用のイオン注入工程によ
り、そしてPチャネル型MOSトランジスタ側ではNウ
エル形成用のイオン注入とチャネルインプラ層19形成
用のイオン注入工程によりしきい値電圧を設定すること
ができ、従来のように2枚の専用のレジスト膜を使用す
ることがなく、2つのしきい値電圧を自由自在に設定す
ることができる。尚、第2のインプラ層15は必要とし
ない場合が多いが、要求されるデバイスの種類に応じて
使い分けることにより、マスクを増やすことなく、しき
い値電圧制御の自由度が増すことができる。
造方法によれば、Pチャネル型及びNチャネル型MOS
トランジスタのしきい値電圧を設定するために、専用の
チャネルインプラ層用のマスクを全く使用することな
く、2つのしきい値電圧を自由自在に設定することがで
き、プロセスフローがシンプルになり、およそ2乃至3
割のマスク工数の削減がはかれると共にスループットの
向上がはかれる。
度でしきい値電圧を調整する方法に比して、ゲート酸化
膜厚やウエル濃度に制約を受けることがないので、どの
ようなCMOS半導体装置にも対応できる。
第1の断面図である。
第2の断面図である。
第3の断面図である。
第4の断面図である。
第5の断面図である。
第6の断面図である。
第7の断面図である。
第8の断面図である。
1の断面図である。
第2の断面図である。
第3の断面図である。
第4の断面図である。
第5の断面図である。
第6の断面図である。
第7の断面図である。
第8の断面図である。
第9の断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 半導体基板上に一導電型及び逆導電型ウ
エル領域を形成する工程と、 前記逆導電型ウエル領域上に形成したLOCOS酸化膜
をマスクにして一導電型ウエル領域内に第1のインプラ
層用の一導電型の不純物を注入する工程と、 前記LOCOS酸化膜をエッチングした後に一導電型及
び逆導電型のMOSトランジスタ形成領域上にパッド酸
化膜及びSi3N4膜を形成する工程と、 逆導電型ウエル領域上に形成したレジスト膜及び逆導電
型のMOSトランジスタ形成領域上のパッド酸化膜及び
Si3N4膜をマスクにしてチャネルストッパ層用の一導
電型の不純物を注入する工程と、 前記レジスト膜をマスクにして第2のインプラ層用の一
導電型の不純物を前記注入工程時より深く注入すると共
に逆導電型のMOSトランジスタ形成領域上のパッド酸
化膜及びSi3N4膜を貫通して該領域下方にも注入する
工程と、 前記レジスト膜を除去した後に基板をフィールド酸化し
て素子分離用のLOCOS酸化膜を形成する工程と、 前記LOCOS酸化膜をマスクにして前記一導電型及び
逆導電型のMOSトランジスタ形成領域上のパッド酸化
膜及びSi3N4膜をエッチングした後に基板上を熱酸化
してゲート酸化膜を形成する工程と、 前記LOCOS酸化膜をマスクにして基板全面にチャネ
ルインプラ層用の一導電型の不純物を注入する工程と、 前記基板上に一導電型及び逆導電型のMOSトランジス
タを形成する工程とを有することを特徴とするCMOS
半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 一導電型の半導体基板上にパッド酸化膜
及びSi3N4膜を積層形成する工程と、 逆導電型のウエル形成領域上に開口を有するレジスト膜
を形成した後に該レジスト膜をマスクにしてSi3N4膜
及びパッド酸化膜をエッチング除去した後に逆導電型の
不純物を注入する工程と、 前記レジスト膜を除去した後にウエル酸化してウエル形
成用のLOCOS酸化膜を形成する工程と、 前記LOCOS酸化膜をマスクにして前記Si3N4膜及
びパッド酸化膜をエッチング除去した後にLOCOS酸
化膜をマスクにして一導電型の不純物を注入する工程
と、 基板全面をウエル拡散して一導電型及び逆導電型のウエ
ル領域を形成する工程と、 前記LOCOS酸化膜をマスクにして一導電型のウエル
領域内に一導電型の不純物を注入する工程と、 前記基板上のLOCOS酸化膜をエッチングする工程
と、 該基板上にパッド酸化膜及びSi3N4膜を積層形成する
工程と、 一導電型及び逆導電型のMOSトランジスタ形成領域上
にレジスト膜を形成した後に該レジスト膜をマスクにし
て前記Si3N4膜及びパッド酸化膜をエッチング除去す
る工程と、 該レジスト膜を除去した後に逆導電型のウエル領域上に
形成したレジスト膜及び逆導電型のMOSトランジスタ
形成領域上のパッド酸化膜及びSi3N4膜をマスクにし
て一導電型の不純物を注入する工程と、 前記レジスト膜をマスクにして一導電型の不純物を前記
注入工程時より深く注入すると共に逆導電型のMOSト
ランジスタ形成領域上のパッド酸化膜及びSi3N4膜を
貫通して該領域下方にも注入する工程と、 前記レジスト膜を除去した後に基板をフィールド酸化し
て素子分離用のLOCOS酸化膜を形成する工程と、 前記LOCOS酸化膜をマスクにして前記一導電型及び
逆導電型のMOSトランジスタ形成領域上のパッド酸化
膜及びSi3N4膜をエッチングする工程と、 基板上を熱酸化してゲート酸化膜を形成した後に前記L
OCOS酸化膜をマスクにして一導電型の不純物を注入
する工程と、 前記基板上にポリシリコン層を形成した後に一導電型及
び逆導電型のMOSトランジスタ形成領域上に形成した
レジスト膜を介して該ポリシリコン層を選択的にエッチ
ングしてゲート電極を形成する工程と、 前記一導電型のウエル領域上にレジスト膜を形成して該
レジスト膜及び一導電型のMOSトランジスタ形成領域
上のゲート電極をマスクにして一導電型のMOSトラン
ジスタのソース・ドレイン拡散層用の一導電型の不純物
を注入する工程と、 前記レジスト膜を除去した後に逆導電型のウエル領域上
にレジスト膜を形成して該レジスト膜及び逆導電型のM
OSトランジスタ形成領域上のゲート電極をマスクにし
て逆導電型のMOSトランジスタのソース・ドレイン拡
散層用の逆導電型の不純物を注入する工程とを有するこ
とを特徴とするCMOS半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07195094A JP3128481B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | Cmos半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07195094A JP3128481B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | Cmos半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0945791A JPH0945791A (ja) | 1997-02-14 |
JP3128481B2 true JP3128481B2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=16335435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07195094A Expired - Fee Related JP3128481B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | Cmos半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3128481B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100450566B1 (ko) * | 2001-12-24 | 2004-09-30 | 동부전자 주식회사 | 씨모오스형 트랜지스터 제조 방법 |
-
1995
- 1995-07-31 JP JP07195094A patent/JP3128481B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0945791A (ja) | 1997-02-14 |
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