JP3128478U - 左官用角度可変式出隅押さえ鏝 - Google Patents

左官用角度可変式出隅押さえ鏝 Download PDF

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Abstract

【課題】既存の左官用出隅押さえ鏝は、押さえ板全体が変形しないようにするため、約90度の決められた角度で丈夫に加工されており、仕上げる壁の出隅部分の角度に対して柔軟性がなかった。また、壁塗りの仕上げ段階において壁の出隅部分を仕上げるときに、周辺の壁に意図しない擦り傷、引き傷などを付けずに仕上げるには相当の熟練を必要とした。
【解決手段】薄くて弾力性のある2枚の押さえ板34および35を適度な固さを有する接続材36で連結することで、仕上げる壁の出隅部分の多様な角度に柔軟に対応でき、初心者でも短時間の訓練で見栄えのする壁塗り作業を可能にする。また、自然な風合いに仕上げる塗り壁の出隅部分の仕上げ作業に十分対応しうる左官用出隅押さえ鏝が可能となる。
【選択図】図4

Description

本考案は壁塗り仕上げ作業の最終作業となる壁面の角張ったコーナー部分(以下、出隅部分)の仕上げについて壁の出隅部分の多様な角度に応じてその都度角度を調整し、柔軟に対応しながら、しっかり押さえることが出来、なおかつ周辺の壁に意図しない押さえ傷や引き傷を作らないで仕上げることが出来る左官用角度可変式出隅押さえ鏝を提供するものである。
従来の壁塗り仕上げ作業用の左官用出隅押さえ鏝は、角度が固定された上になおかつ押さえ板全面が強固に加工されていた。
従来の左官用鏝の出隅押さえ鏝の押さえ板は図1の13ように等辺の形状で、さらに全体が金属など強度のある画一的な材質の物で形成され、その中央部を縦方向に特定の角度で折り曲げられ、固定加工されていた。したがって、13の押さえ板は、仕上げる壁面の出隅部分の角度に対して融通性がなく、その押さえ板の両端部で周辺の壁に意図しない傷をしばしばつけていた。
また、従来の左官用鏝の片袖面引き押さえ鏝の押さえ板は、図2の23ように不等辺の形状で、さらに全体が金属など強度のある画一的な材質の物で形成され、柱脚22が片方の幅の広い平面部23bに固定され、もう一方の幅の狭い平面部23aが特定の角度に折り曲げられ、固定加工されていた。
したがって、23の押さえ板は、仕上げる壁面の出隅部分の角度に対して融通性がなく、その押さえ板の両端部で周辺の壁に意図しない傷をしばしばつけていた。
本考案の左官用角度可変式出隅押さえ鏝は、図3に示すとおり押さえ板34および35を接続材36で連結し、押さえ板34を補強板33にて固定する加工を施すことで角度を任意に変えられる機能が実現する。
本考案の左官用角度可変式出隅押さえ鏝の効果を図3において説明すると柄31の下部に柱脚32を固定してさらに、その先に適度な強度を持たせた補強板33を固定する。
その補強板33に押さえ板34を固定し、もう一方の押さえ板35を適度な固さを有する接続材36で押さえ板34と連結することにより、押さえ板35は押さえ板の連結部37を中心として自由に動くことが可能となり、押さえ板34と35が構成する角度を任意に調整することができる。
上記理由から、本考案の左官用角度可変式出隅押さえ鏝は、仕上げる塗り壁の出隅部分の角度に左右される事なく、幅広い任意の角度に対応する事ができる効果がある。
また、この左官用角度可変式出隅押さえ鏝は押さえ板が薄く、かつ弾力性があるので、鏝を押さえる力が強すぎた場合には連結部37を中心として押さえ板35が開くことにより、周辺の壁を傷つけない効果がある。
さらに、上記理由から短時間の訓練で、90度以上のいかなる出隅部分の角度に対しても任意の角度で見栄えのする隅押さえ塗り作業が可能となる。
さらに、上記理由から作業時間が飛躍的に短縮でき、効率的な作業が出来る。
さらに、当考案は実施するに当り、特殊な加工工程がないので安価な製品化が可能となる。
図3のとおり、柄31に柱脚32を固定して、その先に補強板33を固定する。その補強板33に薄く、かつ弾力性のある材料を用いた押さえ板34を固定し、もう一方の押さえ板35を適度な固さを有する接続材36を用いて押さえ板34と連結する。
本考案の左官用角度可変式出隅押さえ鏝を図3において説明すると、柄31に柱脚32を固定し、その先に補強板33、押さえ板34を固定する。さらにもう一方の押さえ板35を接続材36を用いて押さえ板34と連結する。
従来の左官用出隅押さえ鏝の断面図 従来の左官用片袖面引き押さえ鏝の断面図 本考案の左官用角度可変式出隅押さえ鏝の実施例1を示した断面図 本考案の左官用角度可変式出隅押さえ鏝の実施例1を示した斜視図
符号の説明
11は従来の左官用出隅押さえ鏝の柄
12は従来の左官用出隅押さえ鏝の柱脚
13は従来の左官用出隅押さえ鏝の押さえ板
13aは従来の左官用出隅押さえ鏝の押さえ板左端部
13bは従来の左官用出隅押さえ鏝の押さえ板右端部
21は従来の左官用片袖面引き押さえ鏝の柄
22は従来の左官用片袖面引き押さえ鏝の柱脚
23は従来の左官用片袖面引き押さえ鏝の押さえ板
23aは従来の左官用片袖面引き押さえ鏝の幅の狭い平面部
23bは従来の左官用片袖面引き押さえ鏝の幅の広い平面部
31は本考案実施例1の左官用角度可変式出隅押さえ鏝の柄
32は本考案実施例1の左官用角度可変式出隅押さえ鏝の柱脚
33は本考案実施例1の左官用角度可変式出隅押さえ鏝の補強板
34は本考案実施例1の左官用角度可変式出隅押さえ鏝の押さえ板
35は本考案実施例1の左官用角度可変式出隅押さえ鏝の押さえ板
36は本考案実施例1の左官用角度可変式出隅押さえ鏝の押さえ板接続材
37は本考案実施例1の左官用角度可変式出隅押さえ鏝の押さえ板連結部

Claims (1)

  1. 2枚の押さえ板を連結することにより、折り曲げ角度を調整可能とし、それ以外の平面部は変形しない十分な強度を確保したことを特徴とする、左官用出隅押さえ鏝。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107100286A (zh) * 2017-06-16 2017-08-29 中建八局第三建设有限公司 一种清水混凝土螺栓孔封堵及阳角修复施工方法
JP2020172785A (ja) * 2019-04-10 2020-10-22 有限会社上成工業 コンクリート床面施工具及びコンクリート床面施工法

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