JP3002259U - ローラー式塗装具 - Google Patents
ローラー式塗装具Info
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- JP3002259U JP3002259U JP1994004523U JP452394U JP3002259U JP 3002259 U JP3002259 U JP 3002259U JP 1994004523 U JP1994004523 U JP 1994004523U JP 452394 U JP452394 U JP 452394U JP 3002259 U JP3002259 U JP 3002259U
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- coating
- holder
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 1回の作業で2面以上の塗装を高能率、高品
質で可能とするローラー式塗装具を提供する。 【構成】 アーム13aとアーム13bがヒンジ14に
よって枢支されるとともに、アーム13a、13bの先
端の鉤状に形成され、かつ平行なホルダー12a、12
bが互いに接近する方向にスプリング15によって付勢
される。また、アーム13aは延長されてホルダー12
aの上方にホルダー12a及び12bに垂直な方向に折
り曲げられたホルダー12cが配設され、鋏状のローラ
ー式塗装具を構成している。
質で可能とするローラー式塗装具を提供する。 【構成】 アーム13aとアーム13bがヒンジ14に
よって枢支されるとともに、アーム13a、13bの先
端の鉤状に形成され、かつ平行なホルダー12a、12
bが互いに接近する方向にスプリング15によって付勢
される。また、アーム13aは延長されてホルダー12
aの上方にホルダー12a及び12bに垂直な方向に折
り曲げられたホルダー12cが配設され、鋏状のローラ
ー式塗装具を構成している。
Description
【0001】
この考案は、建築物等の塗装作業に使用するローラー式塗装具に関する。
【0002】
従来、この種ローラー式塗装具は一般的に図6で示される構成例が知られてい る。 同図において。アームaの先端に形成されたホルダーbに塗装用ローラー cが回転自在に装着されている。装着されたローラーcは、塗装中にホルダーb から抜けない程度の緊締力を保持した上で円滑な回転が可能な内部構造を有して いる。 塗装作業者は、アームa末端のグリップdを握り、ローラーcに塗料を 含浸させ、相手塗装面に適正な圧力で押し当てながら、矢印方向にローラーcを 転がすことによって塗装することができる。
【0003】
しかしながら、従来のローラー式塗装具は1回の作業で塗装できるのは単に1 面のみである。従って、建築物に多い表面と平行な裏面、或いは直角な側面を同 時に塗装することは不可能であった。また、屋根の瓦棒や、天井、床、壁等の出 隅、入隅のように直交するコーナー部分においては、塗装個所が狭いにもかかわ らず片面づつ塗装しなければならない。その上、塗料が均一に付着し難く、熟練 を要し、特殊形状のローラーを使用するなど対策するものの、品質を確保するこ とは甚だ困難であった。一方、同一塗装面においても、ローラーのサイズが限定 されているため、何回かに分けて作業を繰り返さなければならず、非能率であっ て、技術的に満足できるものは得られなかった。
【0004】 そこで、本考案は、このような従来のローラー式塗装具の有する問題点を解決 するため、1回の塗装作業により同時に2面以上の塗装を可能とすることによっ て、塗装時間を大幅に短縮するとともに、コーナー部分等の塗装困難な個所の塗 装を簡便容易にし、塗装品質を確保できるローラー式塗装具を提供することを目 的としている。
【0005】
上記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する図2を用いて説 明すると、本考案は、アーム13aとアーム13bがヒンジ14によって枢支さ れるとともに、アーム13a、13bの先端の鉤状に形成され、かつ平行なホル ダー12a、12bが互いに接近する方向にスプリング15によって付勢される 。また、アーム13aは延長されてホルダー12aの上方にホルダー12a及び 12bに垂直な方向に折り曲げられたホルダー12cが配設され、鋏状のローラ ー式塗装具を構成している。
【0006】
上記のように構成したので、本考案によるローラー式塗装具を使用することに よって、平行及び直角関係を有するコの字形の3面、図に示す塗装面C、D、E を同時に塗装することが可能になる。また、このような構造的に塗装し難い個所 でも、容易に、むらのない、塗り残しのない仕上がりを得ることができる。従っ て、従来よりも高能率、かつ高品質の塗装作業を実現できるので、前記問題点を 解決することができる。
【0007】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1に本考案に係るローラー式塗装具の実施例1を示す。 同図は、鋏状のローラー式塗装具の正面図及び側面図であって、ローラー1a を回転自在に装着したホルダー2aを有するアーム3aと、ローラー1bを回転 自在に装着したホルダー2bを有するアーム3bとをヒンジ4によって枢支し、 両ローラー1a、1bが平行を保ちながら互いに接近する方向にスプリング5に よって付勢された構成になっている。
【0008】 塗装作業者は、本塗装具のグリップ6a又は6bを握り、各ローラーに塗料を 含浸させ、鎖線で図示する平行な塗装面A及びBに圧接させ、矢印方向にローラ ーを転がすことにより容易にAB両面への塗装をすることができる。なお、塗装 中は、スプリング5によって自動的に適切なローラー圧力を与えることができる ので、むらのない、均一な塗装の仕上がりを得ることができる。
【0009】 図2に本考案に係るローラー式塗装具の実施例2を示す。 同図は、図1に示す実施例1に対して、さらに第3のローラーを追加した鋏状 のローラー式塗装具の正面図及び側面図であって、ローラー11cを回転自在に 装着したホルダー12cをアーム13aの延長上に、ホルダー12aと直角方向 に配設したことによって、1回の塗装作業で平行する2面C、Dと、それに直角 な面E、あわせて3面を同時に塗装できる構成になっている。
【0010】 塗装作業者の本塗装具の取扱については、上記実施例1と同様である。ただし 、ローラー11cに対応する塗装面Eへの圧力については、従来のローラー式塗 装具と同様に作業者自身が適切な圧力を与える必要がある。しかし、平行な2面 C、Dに対応するローラー11a及び11bの圧力は、上述の通りスプリング1 5によって適切な状態に保持されているので、作業者に負担となる熟練度は従来 の塗装具の場合と変わるところはない。従って、容易にコの字形をなす3塗装面 C、D、Eへの塗装を同時にすることができる。
【0011】 図3に本考案に係るローラー式塗装具の実施例3を示す。 同図は、一対のローラーが互いに直角をなすローラー式塗装具の正面図及び側 面図であって、ローラー21aとローラー21bを回転自在に装着したホルダー 22aとホルダー22bを、直角関係に配設したアーム23を有し、同図におい て鎖線で示す塗装面F、Gのように、直交する外角に相当する2面を同時に塗装 できる構成になっている。
【0012】 塗装作業者は、グリップ24を握り、各ローラーに塗料を含浸させ、直角をな す塗装面F、Gに平均した圧力を与えつつローラーを矢印方向に転がすことによ って、1回の塗装作業で、直角をなす2面を同時に塗装することができる。なお 、直角をなす2面に同時にローラーを圧接するとき、ぐらつきがなく安定した圧 力を与えることができる。従って、直角をなす2面の塗装を容易に、むらがなく 、塗り残しもなく仕上げることができる。
【0013】 図4に本考案に係るローラー式塗装具の実施例4を示す。 同図は、図3に示す実施例3の構成に対して、鎖線で示す塗装面H、Iのよう に直交する内角、一般にコーナーと呼ばれる部分に相当する2面を同時に塗装す る目的に適した構成にした点が異なる。 塗装作業における取扱も実施例3と同様であり、同様の効果を秦する。
【0014】 図5に本考案に係るローラー式塗装具の実施例5を示す。 同図は、並列した3本のローラーを有するローラー式塗装具の正面図及び側面 図であって、第1、第2のローラー41a、41bを装着した第1、第2のホル ダー42a、42bを、アーム43の両側に対設し、さらにアームを延長して、 それらホルダーと平行に第3のホルダー42cを設け、該ホルダーに装着した第 3のローラー41cにより第1、第2のローラー41a、41bの間隙Sを補完 させたことを特徴としている。
【0015】 塗装作業者は、グリップ44を握り、各ローラーに塗料を含浸させ、塗装面J にローラー41a、41b、41cを平均に圧接させ、矢印方向にローラーを転 がすことにより、あらかじめ設定した塗装幅Lの範囲を1回の塗装作業により、 むらがなく、塗り残しもなく仕上げることができる。このように、本塗装具は、 第1、第2のローラー41a、41bの長さLa及びLbを、市販のローラーの 標準サイズの中から適宜選択して広範囲(10〜45cm)に塗装幅Lを設定で きる特徴を有する。さらに、これら両ローラーの間隙Sに相当する部分の塗装を 補完するために第3のローラー41cを設け、その長さLcの範囲内でローラー 41a、41bの間隙を変えることによって、塗装幅Lを細密に調節できる利点 がある。
【0016】
以上詳細に説明したように、本考案によれば、以下に記載するような効果を奏 する。 塗装用ローラーを1本のみ有する従来のローラー式塗装具に対して、2本以上 のローラーを互いに平行または直角方向に、組合せた構成による塗装具を使用す ることによって、1回の塗装作業により、一挙に2面以上の塗装面を仕上げるこ とができるため、塗装時間の削減に伴い、塗装コストを大幅に低減することがで きる。
【0017】 また、本考案に係る塗装具によれば、建築家屋における屋根の瓦棒や、天井、 床、壁の出隅、入隅等、その他H鋼やL鋼等の鉄筋材等、塗装のやり難い個所に ついても、短時間に、かつ簡便容易に塗装でき、高能率であるばかりでなく、む らがなく、塗り残しのない高品質の仕上がりを得ることができる。従って、塗り 直しや補修等の無駄を防止する点でも効果がある。
【図1】本考案の実施例1を示す正面図及び側面図であ
る。
る。
【図2】本考案の実施例2を示す正面図及び側面図であ
る。
る。
【図3】本考案の実施例3を示す正面図及び側面図であ
る。
る。
【図4】本考案の実施例4を示す正面図及び側面図であ
る。
る。
【図5】本考案の実施例5を示す正面図及び側面図であ
る。
る。
【図6】従来の一般的なローラー式塗装具の正面図であ
る。
る。
1,11,21,31,41 ローラー 2,12,22,32,42 ホルダー 3,13,23,33,43 アーム 4,14 ヒンジ 5,15 スプリング 6,16,24,34,44 グリップ
Claims (5)
- 【請求項1】 ローラーを回転自在に装着した複数個の
ホルダーを有してなるローラー式塗装具。 - 【請求項2】 請求項1に記載のローラー式塗装具にお
いて、第1、第2のアームが互いに枢支されるととも
に、アームに直角に形成され、かつ平行なホルダーが互
いに接近する方向に弾性付勢された鋏状のローラー式塗
装具。 - 【請求項3】 第1のアームを延長して、第1のホルダ
ーに対して直角な方向に第2のホルダーを配設したこと
を特徴とする請求項2記載の鋏状のローラー式塗装具。 - 【請求項4】 請求項1記載のローラー式塗装具におい
て、1本のアームに一対のローラーが互いに直角をなす
ように各ホルダーを配設したことを特徴とするローラー
式塗装具。 - 【請求項5】 第1、第2のホルダーが、アームの両側
に対設され、該アームを延長して、第1、第2のホルダ
ーと平行に第3のホルダーを設け、装着した第3のロー
ラーにより第1、第2のローラーの間隙を補完させたこ
とを特徴とする請求項1記載のローラー式塗装具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994004523U JP3002259U (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | ローラー式塗装具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994004523U JP3002259U (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | ローラー式塗装具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3002259U true JP3002259U (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=43138226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994004523U Expired - Lifetime JP3002259U (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | ローラー式塗装具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3002259U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05296997A (ja) * | 1992-04-22 | 1993-11-12 | Meiji Seika Kaisha Ltd | 検体容器 |
-
1994
- 1994-03-22 JP JP1994004523U patent/JP3002259U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05296997A (ja) * | 1992-04-22 | 1993-11-12 | Meiji Seika Kaisha Ltd | 検体容器 |
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