JP3128381U - 防黴性、防ダニ性を有する布団 - Google Patents

防黴性、防ダニ性を有する布団 Download PDF

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Abstract

【課題】本考案の敷布団は、黴の発生を見ることはなく、従来のような結露や黴の発生を防止するために、抗菌剤、防黴剤、更にはダニ忌避剤等で処理する必要がなくなった。
【解決手段】本考案の防黴性、防ダニ性を有する敷布団1は、中芯2とカバー地3からなり、前記カバー地3の底面6側に高分子製のネット構造体10を配した。
【選択図】図1

Description

本考案は、防黴性、防ダニ性を有する敷布団や座布団に関するものである。
以下、本考案の布団を敷布団を代表例として説明する。さて、敷布団を室内空間に比べて温度の低い床、特にフローリング等に直接敷いて使用すると、床に接触する底面側での風通しの悪さと温度差により結露が生じて黴が発生しやすくなり、敷布団のカバ−地が変色したり、場合によっては敷布団の中芯にまで影響を与えるが、フロ−リング等の床の表面も結露や黴によるシミが残ってしまうことがある。
従って、結露や黴の発生を防止するために、敷布団に使用するカバー地の底面側を抗菌剤、防黴剤、更にはダニ忌避剤等で処理する方法が行われ、或いは、敷布団の下に更に格子状の敷物を敷く方法等がとられてきた。
しかしながら、抗菌剤や防黴剤等の薬剤により繊維(カバ−地)を処理するには相応のコストと時間が必要であり、又、そのような目的で使われる薬剤は長期間にわたって効果を発揮するとは限らず、更に、一度黴が発生した場合にはそれを除くための除去作業も余儀なくされ、使用者にとっては大きな負担となってきた。
又、比較的強い薬剤で処理する場合には人体或いは周囲環境にとってマイナス面がないとは言えず、薬剤に頼らずに防黴、防ダニ効果を発揮する敷布団或いは敷布団用カバー地の開発が望まれてきた。
本考案の目的は、以上のような従来の技術に鑑みてなされたものであり、底面に使われる繊維を薬剤で処理せずに防黴、防ダニ性を持たせた敷布団を提供することにある。
上記課題を解決するために本考案の防黴性、防ダニ性を有する敷布団は、中芯とカバー地からなり、前記カバー地の底面側に高分子製のネット構造体を配したことを特徴とするものである。
本考案の敷布団によれば、黴の発生を見ることはなく、従来のような結露や黴の発生を防止するために、抗菌剤、防黴剤、更にはダニ忌避剤等で処理する必要がなくなったものである。
本考案の敷布団は、例えば、ポリウレタンフォ−ムを用いた中芯とカバー地とからなるものであり、通常は、カバー地は使用者が睡眠する表面と側面そして底面からなる。そして、表面、側面は天然繊維又は合成繊維の織布からなり、底面には表面と同質の合成繊維で縁取りした高分子製のネット構造体が張られ一体に縫製されるものである。合成繊維の例としては、例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロンが挙げられる。
本考案の敷布団は上記の構成としたものであり、言ってみれば、カバ−の底面に目の粗いネット構造体を張ることにより空気の流通がよくなり、結露が発生しにくくなるため、結果的に黴の発生が抑えられるものとなると言う思想から来たものである。
かかる高分子のネット構造体は、格子構造体或いは表面ハニカム構造体が好ましく、素材は合成繊維或いは合成樹脂のいずれであっても良い。合成繊維の場合は厚みを持たせるためにメッシュ編や立体・起毛織により、樹脂にあっては圧延、裁断、穿孔等の加工を経てネット構造体は作製される。又、ネット構造体は平均サイズが0.5mm以上の骨格部分を持ち、骨格部分以外の空隙が占める面積比率はネット構造体の全面積の10%以上を必要とし、望ましくは20〜50%程度が良い。その際、ネット構造体には起毛等で裏打ちされたものも含まれる。更にいえば、かかるネット構造体は側面に使用しても良い。合成樹脂にあっては、内抜き素材であってもよい。
本考案を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は本考案の敷布団の構成を示した断面図である。敷布団1は中芯2、カバー地3からなる。カバー地3は使用者が睡眠する表面4と側面5そして底面6からなるものである。
図2はカバー地の底面6を上向きにした際の斜視図である。
図3はカバー地の底面を構成するネット構造体の一例である表面ハニカム構造体10を示す斜視図及び断面図であり、ポリエステル繊維12を平面視で表面が六角形状の一層のハニカム11状に束状12aに編み込み、この裏面に起毛材11Aが積層されたものである。ハニカム11の骨格をなすポリエステル繊維12は84デシテックス、起毛材Aのポリエステル繊維は56デシテックスである(商標名:ソレルアップ(株式会社アルテモンド))。
(実験例)
縦、横、厚みの寸法が200mm×200mm×90mmである軟質ウレタンフォーム2に、本考案例として表地4及び側面5に綿布、底面6に図3で示すポリエステル繊維12製の表面ハニカム構造体10からなるカバー地で覆った試料1と、いずれの面も綿の織布のみからなるカバー地で覆った従来例の試料2とを用意し、恒温槽内にバット状の容器に入ったミネラル水と共に納め、温度28℃、湿度98%以上の条件下で、21日にわたって放置する実験を行った。
実験の概要は次の通りである。先ずミネラル水を調整した。硝酸アンモニウム3.0g、リン酸カリウム1.0g、硫酸マグネシウム0.5g、塩化カリウム0.25g、硫酸第1鉄0.002g、精製水1000mlの割合で調整した。そして、ステンレス製バットに200ml入れ、試料の生地夫々について、30秒程浸し浸漬処理を行った。その後、各生地をガラス棒を用い十分液を切った後、ポリエチレン製の袋の中に入れ、袋毎温度28℃、相対湿度95%にセットした高温高湿槽の中にいれて21日間培養を行った。実験中、試料はいずれも底面側が下に向くように水の容器の上に張った格子状の底板の上に置き、放置期間中に発生した黴の状況を観察した。
実験の結果、発生した黴が底面の総面積に占めた割合は、底面が綿布の従来例・試料2の場合には40%であったのに対し、本考案・試料1のポリエステル繊維12製ネット構造体10を用いた場合には、黴の発生を見ることはなかった。その理由は、底面に目の粗いネット構造体を張ると空気の流通がよくなり、結露が発生しにくくなるため、結果的に黴の発生が抑えられたものと考えられる。
又、カバー地を床面に置くと汚れるため、時に応じて掃除等が必要になるが、相応の網目を持つネット構造体が張ってあれば掃除機による手入れも簡単になり、外して洗濯によるカバー地に縮みも回避することができる。更に、カバー地の底面は常に清潔に保たれるため、ダニの発生も抑制される。
本考案は、底面に使われる繊維を薬剤で処理せずに防黴、防ダニ性を持たせた敷布団を提供することができたものであり、以上の説明で述べた敷布団は勿論であるが、座布団等にも利用可能であることは言うまでもない。
図1は本考案の敷布団の断面図である。 図2はカバー地の底面を上向きにした際の斜視図である。 図3はカバー地の底面を構成するネット構造体の一例を示す斜視図及び断面図である。
符号の説明
1‥敷布団
2‥中芯
3‥カバー地
4‥表面
5‥側面
6‥底面
10‥表面ハニカム構造体、
11‥ハニカム部、
11A‥不織布、
11a‥ハニカムの骨格、
12‥ポリエステル繊維、
12a‥ポリエステル繊維束。

Claims (6)

  1. 中芯とカバー地からなり、該カバー地の底面側に高分子製のネット構造体を配したことを特徴とする防黴性、防ダニ性を有する布団。
  2. 前記ネット構造体は骨格部分の太さが0.5mm以上、網目以外の空隙部分の面積比率が全体面積の10%以上である格子構造体或いは表面ハニカム構造体である請求項1に記載の防黴性、防ダニ性を有する布団。
  3. 前記高分子製のネット構造体は合成繊維からなることを特徴とする請求項1又は2記載の防黴性、防ダニ性を有する布団。
  4. 前記合成繊維はポリエステル、ポリプロピレン、ナイロンから選択された請求項2に記載の防黴性、防ダニ性を有する布団。
  5. 前記高分子製のネット構造体は合成樹脂からなることを特徴とする請求項1又は2記載の防黴性、防ダニ性を有する布団。
  6. 前記中芯はウレタンフォームからなることを特徴とする請求項1に記載の防黴性、防ダニ性を有する布団。




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JP2020192228A (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 合同会社シンシアリティ 寝具カバー

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