JP3127984U - コンクリートカルバート成形用の型枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は雌端部の内面成形用の型枠を装着が容易で、雌端部の内面の成形不良が生じないようにしたゴムによる部厚な角筒体とその内外端を強固に支持する手段とを持った安定性のある振動締め固めによるコンクリートカルバート成形用の型枠を新規に提供することにある。
【解決手段】本考案はコンクリートカルバートを振動締め固め成形する縦打ち型枠または横打ち型枠において、該コンクリートカルバートの雌端部の内面を成形する型枠をゴムによる部厚な角筒体にて形成し、該ゴムによる部厚な角筒体の内端を金属の内端輪版の外周端による嵌め当て止めと、該角筒体の外端を外周側から金属の外端輪版にて押当て止めすることにより、コンクリートカルバートの雌端部の内面を所定形状にて成形し得るようにしたことを特徴とする振動締め固めによるコンクリートカルバート成形用の型枠にある。
【選択図】図2

Description

本考案は振動締め固めによるコンクリートカルバート成形用の型枠に関するものである。
本願出願人は先に特許文献1(特願2002−046353号)にて耐震継手を提案した。
このコンクリートカルバートの耐震継手は、インロー嵌合する雌端部と雄端部で構成されていて、コンクリートカルバートを振動締め固めにより成形する際に、型枠の脱型性に配慮して雌端部と雄端部の内外面を平坦面、若しくは平坦に近い緩い勾配のついた傾斜面に形成している。
又、継手を構成する雌端部と雄端部の対向する内外面間には、ほぼ平行な間隙を形成すると共に、雌端部と雄端部の内外面の何れかに付設したシール用のゴム輪体が、嵌合した雌端部と雄端部の間隙内で圧入されてシールする構造になっている。
そして振動,衝動,衝撃,地盤沈下等により雌端部と雄端部を嵌合した継手にずれ動き等が生じたときにも、前記間隙内に設けたゴム輪体の圧入状態が維持されるようになっている。
特願2002−046353号
コンクリートカルバートを振動締め固めにより成形する場合、成形時の振動に起因して型枠の位置ずれ,たわみ,浮き出し等を生じるために、雌端部の内面を所定の形状に成形し得ないという成形不良の問題があった。
本考案は以上の点に鑑みて成されたもので、その目的とするところは、コンクリートカルバートを振動締め固めで成形する際において、雌端部の内面成形用の型枠が振動による位置ずれ、たわみ、浮き出し等を生じないようにした、コンクリートカルバート成形用の型枠を提供することにある。
本願の第1考案は、少なくともコンクリートカルバートの雌端部の内面を成形する雌端部の内面成形用型枠を具備した振動締め固めによりコンクリートカルバートを成形する型枠において、前記雌端部の内面成形用型枠が、ゴム製の部厚な角筒体と、前記部厚な角筒体の内端を支持する金属製の内端輪版と、前記部厚な角筒体の外端を支持する金属製の外端輪版とにより構成し、前記部厚な角筒体の内端に内端輪版の外周端を嵌め合わせて止着すると共に、前記部厚な角筒体の外端を外周側から外端輪版に押し当てて止着したことを特徴とする、コンクリートカルバート成形用の型枠を提供する。
本願の第2考案は、第1考案において、前記部厚な角筒体の内端に周設したV形溝に、前記内端輪版に設けた折り爪を嵌入して、前記部厚な角筒体の内端に内端輪版の外周端を嵌め合わせて止着したことを特徴とする、コンクリートカルバート成形用の型枠を提供する。
本願の第3考案は、第1考案または第2考案において、前記部厚な角筒体の外面を平坦面、若しくは平坦にほぼ近い緩い傾斜面に形成したことを特徴とする、コンクリートカルバート成形用の型枠を提供する。。
本考案は、図5(b)に示すように雄端部との間でインロー嵌合する雌端部の内面を外面と平行するように平坦面、若しくは極く弛るい傾斜面に成形するに当って、雌端部の内面成形用の型枠を、部厚な角筒体と、角筒体の内外端を夫々支持する金属製の内端輪版及び外端輪版で構成し、角筒体の内端を内端輪版の外周端の押し嵌めにて支持し、角筒体の外端を外端輪版の外周側からの押当てにて支持するようにしたものである。
従って、部厚な角筒体は内外端にて強固に支持されるために、振動締め固めによる成形に適応して、コンクリートカルバートの雌端部の内面を所定の形状にて、且つ緻密に成形できて、成形不良の発生を効果的に防止できる。
しかも角筒体の内端に形成したV形溝に、内端輪版の外周端の折り爪を嵌め込んで支持すると共に、角筒体の外端を外端輪版の外側からの押し当てて強固に支持できるので、雌端部の内面成形用の型枠の装着および解体が容易であり、雌端部の内面をだれ等がない緻密な面に成形することができる。
本考案に係るコンクリートカルバートを振動締め固め成形する型枠は、縦打ち型枠または横打ち型枠であって、雌端部の内面を成形する型枠をゴム製の部厚な角筒体にて形成し、この部厚な角筒体の内端にV形溝を周設し、金属の内端輪版の外周端に設ける角筒体方向に向いた折り爪を前記のV形溝に押し嵌入止めして角筒体の内端を強固に支持し、金属の外端輪版の外周側からの押当て止めにて角筒体の外端を強固に支持して、以ってコンクリートカルバートの振動締め固め成形の際に雌端部の内面を所定形状にて成形するものである。
部厚な角筒体の外面を平坦面、若しくは平坦面に近い極く弛るい傾斜面にすることで、コンクリートカルバートの雌端部の内面を外面と平行な平坦面、若しくは平坦に近い弛るい傾斜面に成形するものである。
以降に図面を参照しながら本考案に係る型枠の実施例について説明する。
図1乃至図3は縦打ち型枠を用いてコンクリートカルバートを振動締め固めにより成形している状態を示す図で、図1はその全体断面図、図2は要部の拡大図である。
振動締め固め成形用の縦打ち型枠1の内型枠1aと外型枠1bを具備する。
相対向して配置した内型枠1aと外型枠1bの上端に雄端部4の外周面を平坦に成形する雄端部成形用の型枠5を設置し、この型枠5にインサート取付用のゴム輪体3を取り付ける。
ゴム輪体3はボルト2a,2bにて型枠5から取外し自在に取付ける。
相対向して配置した内型枠1aと外型枠1bの下端には雌端部成形用の型枠6を嵌め込んで取り付ける。
図3を基に雌端部成形用の型枠6について説明する。
雌端部成形用の型枠6は、雌端部7の内面を成形するゴム製の部厚な角筒体8と、角筒体8の内外端を夫々支持する金属製の内端輪版12及び外端輪版14を具備する。
角筒体8の内端(上端)にはV形溝9を周設すると共に、その外端(下端)には雌端部7の内側端面の面取り部を成形するための外側傾斜部11を設ける。
角筒体8の外周面は、平坦な垂直面10(図3a)、若しくは垂直面に近い極く弛るい傾斜面10a(図3b)に形成する。
金属製の内端輪版12はその外周端に設けた下向きの折り爪13を有する。
角筒体8の内端(上端)は、そのV形溝9に内端輪版12の折り爪13を押し込み嵌め込んで接続して支持する。
角筒体8の外端(下端)は、外側傾斜部11の端を外周側から外端輪版14を押し当て止めにて支持する。
なお、15は雌端部成形用の型枠6を支持する支持部材である。
図1に示すように、型枠1の上端に雄端部成形用の型枠5を取り付け、型枠1の下端に既述した雌端部成形用の型枠6を取り付ける。
型枠1全体に振動を与えつつ、内外型枠1a,1b間にコンクリートCを投入してコンクリートカルバート16を振動締め固め成形する。
コンクリートCが固化した後、ボルト2a,2bを弛めて雄端部成形用の型枠5を取り外す。つぎに外型枠1bを解体する。
つぎに固化したコンクリートCから雌端部成形用の型枠6を脱型することになるが、本考案は雌端部成形用の型枠6の構成部材のひとつである部厚な角筒体8がゴム製であるので、ゴムの弾性を利用して一方を他方に押し付ける等して隙間を生じさせることにより容易に脱型することができる。
雌端部7の内面を平坦面、若しくは平坦に極く近い弛るい傾斜面として成形する場合に、雌端部成形用の型枠6の脱型を容易に行なえる。
図4は横打ち型枠17によりコンクリートカルバートを振動締め固めで成形する実施例2に係る型枠の全体断面図を示す。
本実施例は、公知の横打ち型枠17の前後端に雄型枠5と雌型枠6とをそれぞれ横向きにして取り付けてコンクリートカルバートを成形するようにしたことの他は、前記した実施例1と同じである。
本実施例においては、ゴム製の部厚な角筒体8の内外端を内端輪版12と外端輪版13とにより強固に支持しているので、横打ち型枠17においても型枠の装着および解体が容易であり、しかも雌端部7の内面をだれがない所定の形状に成形することができる。
本考案は内面を所定の形状に正確に成形した雌端部7と、平坦面として成形した雄端部4とをインロー嵌合してコンクリートカルバート16を敷設した後に、地震,衝撃,地盤沈下等によりコンクリートカルバート16にずれ動きが生じても、雌端部7と雄端部4の間隙内に嵌入するゴム輪体3が、引続き圧入状態を保ち続けるので、良好なシール効果を維持することとなる。
縦打ち型枠にてコンクリートカルバートを振動締め固め成形する実施例1に係る型枠の断面図 雌端部の成形用型枠の拡大図 雌端部成形用型枠の部分断面図で、(a)はゴム製の部厚な角筒体の外周面を平坦(垂直)面に形成した一例の断面図、(b)はゴム製の部厚な角筒体の外周面を平坦(垂直)面に近い極く弛るい傾斜面に形成した一例の断面図 横打ち型枠によるコンクリートカルバートの成形する実施例2に係る型枠の断面図 本考案の型枠で成形されたコンクリートカルバートの説明図で、(a)はコンクリートカルバートの全体斜視図、(b)は嵌合接続前の状態における雄端部と雌端部の部分拡大断面図
符号の説明
1・・・・・・縦打ち型枠
1a・・・・・内型枠
1b・・・・・外型枠
2a,2b・・・ボルト
3・・・・・・ゴム輪体
4・・・・・・雄端部
5・・・・・・雄端部成形用型枠
6・・・・・・雌端部成形用型枠
7・・・・・・雌端部
8・・・・・・ゴムによる部厚な角筒体
9・・・・・・V形溝
10・・・・・平坦面
10a・・・・極く弛るい傾斜面
11・・・・・外側傾斜部
12・・・・・金属の内端輪版
13・・・・・折り爪
14・・・・・金属の外端輪版
15・・・・・支持部材
16・・・・・コンクリートカルバート
17・・・・・横打ち型枠

Claims (3)

  1. 少なくともコンクリートカルバートの雌端部の内面を成形する雌端部の内面成形用型枠を具備した振動締め固めによりコンクリートカルバートを成形する型枠において、
    前記雌端部の内面成形用型枠が、ゴム製の部厚な角筒体と、
    前記部厚な角筒体の内端を支持する金属製の内端輪版と、
    前記部厚な角筒体の外端を支持する金属製の外端輪版とにより構成し、
    前記部厚な角筒体の内端に内端輪版の外周端を嵌め合わせて止着すると共に、
    前記部厚な角筒体の外端を外周側から外端輪版に押し当てて止着したことを特徴とする、
    コンクリートカルバート成形用の型枠。
  2. 請求項1において、前記部厚な角筒体の内端に周設したV形溝に、前記内端輪版に設けた折り爪を嵌入して、前記部厚な角筒体の内端に内端輪版の外周端を嵌め合わせて止着したことを特徴とする、コンクリートカルバート成形用の型枠。
  3. 請求項1または請求項2において、前記部厚な角筒体の外面を平坦面、若しくは平坦にほぼ近い緩い傾斜面に形成したことを特徴とする、コンクリートカルバート成形用の型枠。
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