JP3127968B2 - 多重伝送装置 - Google Patents

多重伝送装置

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JP3127968B2
JP3127968B2 JP03278383A JP27838391A JP3127968B2 JP 3127968 B2 JP3127968 B2 JP 3127968B2 JP 03278383 A JP03278383 A JP 03278383A JP 27838391 A JP27838391 A JP 27838391A JP 3127968 B2 JP3127968 B2 JP 3127968B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の通信ネットワー
クと、該複数の通信ネットワークの間に介在してデータ
の伝送を行うゲートウェイノードを備えた多重伝送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車におけるエレクトロニクス
化が著しく、スイッチ、センサ、アクチュエータ等の電
装品が多数装備されるようになって、電装品の間を結ぶ
ワイヤーハーネスの肥大化、複雑化が深刻な問題になっ
てきており、この問題を解決するため、例えば特開平1
− 36541号公報に記載されているように、伝送路を多数
の電装品で共用する多重伝送方式が採用され、上記各種
電装品側の通信ノードと、エンジン制御(EGI)、四
輪操舵制御(4WS)、アンチロックブレーキ制御(A
BS)等の制御系の通信ノードとが多重伝送路に接続さ
れ、時分割方式の多重伝送ネットワークが構成されるも
のが知られている。
【0003】多数の通信ノードを高速伝送を必要とする
EGI等の制御系の通信ノードから成る第1群と、比較
的高速性が要求されないスイッチ等の電装品、及び走行
性能に直接関係しないオーディオ、エアコン等の機器の
通信ノードから成る第2群とに区分し、第1群の通信ノ
ードを高速多重伝送路に接続して第1ネットワークを構
成し、第2群の通信ノードを低速多重伝送路に接続して
第2ネットワークを構成した多重伝送装置が知られてお
り、高速多重伝送路と低速多重伝送路との間にゲートウ
ェイノードが配設され、このゲートウェイノードが第1
群の通信ノードと第2群の通信ノードとの間のデータ転
送を行うことにより、相互交信が可能な2系統の多重伝
送ネットワークが構成される。
【0004】ノードの送信信号の単位であるフレーム
は、データのフィールドと、送出元を示すIDコードの
フィールドと、送信の優先度を示すプライオリティコー
ドのフィールドとを有しており、IDコードはフレーム
の受入先を指定するもので、各ノードが自己の接続され
た多重伝送路上のフレームが自己宛のフレームであるか
否かをIDコードに基づいて識別するとともに、ゲート
ウェイノードはIDコードに基づいてデータ転送の要否
を判定しており、また、プライオリティコードは各ネッ
トワークの多重伝送路上でのフレーム同士の衝突防止を
黙手滝とするもので、低プライオリティ・ノードの送信
実行は高プライオリティ・ノードの送信が完了するまで
送信されず、待機させられる。
【0005】ゲートウェイノードは、上記第1ネットワ
ーク及び第2ネットワーク上のフレームのIDコードを
常に監視しており、データ転送の必要なIDコードを有
するフレームがいずれかのネットワークの多重伝送路上
に送信された時に該フレームを取り込み、受信側ネット
ワークの多重伝送路が空くのを待って、伝送速度の調整
をしたうえで該受信側ネットワークにデータを送信する
ものであるが、受信側ネットワークの多重伝送路が該ネ
ットワーク内の通信ノード間の交信のために占有され
て、ゲートウェイノードが送信待機状態に入っている時
に、ゲートウェイノードが更に転送データを受信する
と、待機中の転送すべき先のデータが消失してしまい、
該データに基づいて実現しようとしていた機能が損なわ
れるという問題があった。
【0006】この問題を解決するために、転送すべきデ
ータを一時記憶するためのデータスタック手段をゲート
ウェイノードに設け、転送すべきデータを上記第1ネッ
トワーク及び第2ネットワークの多重伝送路の何れか一
方から受信した際に、該データが転送される他方のネッ
トワークの多重伝送路が該ネットワーク内の通信ノード
間の交信のために占有されて該他方のネットワークの多
重伝送路に送信できない時に該データをデータスタック
手段へ退避させることにより、ゲートウェイノードが送
信待機状態に入っている時に、ゲートウェイノードが更
に転送データを受信しても、待機中の転送すべき先のデ
ータはデータスタック手段に退避されているから消失さ
れることがなく、転送可能となったときに送信のために
データスタック手段から読み出されるものが提案されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデータスタック手段をゲートウェイノードに備えた
多重伝送装置においては、データスタック手段が時間に
よる一次元構造であり、記憶されたデータを読み出して
送信する順序は書込みの古い順、即ち時間的に前に記憶
されたデータから読み出して送信するものであるから、
プライオリティの低いデータがプライオリティの高いデ
ータの前に記憶されている場合には、プライオリティの
低いデータが先に読み出されて送信された後にプライオ
リティの高いデータが送信されることになり、プライオ
リティの高いデータの送信に遅れを生じる恐れがあっ
た。
【0008】本発明の目的は、データの蓄積手段におい
て、プライオリティの高さの順序に基づいてデータを蓄
積し、蓄積されたデータの時間的な順序よりもプライオ
リティの高さを優先することにより、プライオリティの
低いデータに邪魔されることなく、プライオリティの高
いデータの送信を速やかに行うことのできる多重伝送装
置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の多重伝送装置
は、請求項1において、複数の通信ノードが接続され、
少なくとも送信先を示すIDコードと送信の優先度を示
すプライオリティコードのフィールドを各々含むフレー
ムが送信信号として伝送され、上記フレーム同士が衝突
した時に上記プライオリティコードに応じて優先度の低
いフレームの送信実行を延期させるように構成された第
1通信ネットワークと、複数の通信ノードが接続された
が接続された第2通信ネットワークと、上記第1通信ネ
ットワークと上記第2通信ネットワークとに接続され、
上記第1通信ネットワーク上のフレームの上記IDコー
ドに基づいて、そのフレームの上記第2通信ネットワー
クへのデータ転送を行うゲートウェイノードとを備え、
該ゲートウェイノードは、転送されるべきフレームに関
し、上記第1通信ネットワークから上記第2通信ネット
ワークへのデータ転送が不可とされた時に、一時的にデ
ータを蓄積する第1蓄積手段を備え、上記プライオリテ
ィコードと上記IDコードとに基づいてデータを上記第
1蓄積手段に蓄積し、データ転送が可能となった時に、
上記第1蓄積手段に蓄積されていたデータを上記プライ
オリティコードに応じて優先度の高い順に送信するとと
もに、同一のプライオリティコードを有するデータにつ
いては、上記IDコードに応じた順にデータを送信する
ものである。請求項2において、上記ゲートウェイノー
ドは、同一のプライオリティコードとIDコードを有す
るデータを、、時間順に上記第1蓄積手段に蓄積し、同
一のプライオリティコードとIDコードを有するデータ
については、蓄積の古い順にデータを送信するものであ
る。請求項3において、上記第2通信ネットワークは、
少なくとも送信先を示すIDコードと送信の優先度を示
すプライオリティコードのフィールドを含むフレームが
送信信号として伝送され、上記フレーム同士が衝突した
ときに上記プライオリティコードに応じて優先度の低い
フレームの送信実行を延期させるように構成され、上記
ゲートウェイノードは、上記第2通信ネットワーク上の
フレームの上記IDコードに基づいて、そのフレームの
上記第1通信ネットワークへの転送を行い、該ゲートウ
ェイノードは、転送されるべきフレームに関し、上記第
2通信ネットワークから上記第1通信ネットワークへの
データ転送が不可とされた時に、一時的にデータを蓄積
する第2蓄積手段を備え、上記プライオリティコードと
上記IDコードとに基づいてデータを上記第2蓄積手段
に蓄積し、データ転送が可能となった時に、上記第2蓄
積手段に蓄積されていたデータを上記プライオリティコ
ードに応じて優先度の高い順に送信するとともに、同一
のプライオリティコードを有するデータについては、上
記IDコードに応じた順にデータを送信するものであ
る。請求項4において、上記ゲートウェイノードは、上
記第1蓄積手段のオーバーフローの発生を検知したとき
に、該オーバーフローが発生したことを伝達するための
信号を、上記第1通信ネットワーク及び上記第2通信ネ
ットワークの各々に送信するためのオーバーフロー情報
送信手段をさらに備えたものである。
【0010】
【実施例】図1において、ツイストペア線でループ状に
形成される等して構成された第1多重伝送路10に、第1
群の通信ノード11, 12, 13(例えば、高速伝送を必要と
するEGI,4WS,ABS等の制御系の通信ノード)
が接続されて第1多重ネットワーク(以下、ネットワー
ク1という)が構成されており、同様にツイストペア線
でループ状に形成される等して構成された第2多重伝送
路20に、第2群の通信ノード21, 22, 23(例えば、比較
的高速伝送を必要としないスイッチ等の電装品及びエア
コン等の機器の通信ノード)が接続されて第2多重ネッ
トワーク(以下、ネットワーク2という)が構成されて
いる。
【0011】第1多重伝送路10と第2多重伝送路20との
間にゲートウェイノード30が配設されて第1群の通信ノ
ード11, 12, 13と第2群の通信ノード21, 22, 23との間
のデータ転送を行うものであり、該ゲートウェイノード
30は、第1多重伝送路10から第2多重伝送路20への転送
データを退避させて蓄積するための第1データスタック
(第1蓄積手段)31と、第2多重伝送路20から第1多重
伝送路10への転送データを退避させて蓄積するための第
2データスタック(第2蓄積手段)32とを備えている。
【0012】両ネットワーク1と2の各通信ノード11,
12, 13と21, 22, 23、及びゲートウェイノード30の送信
信号の単位であるフレームは、データのフィールドと、
送出先を示すIDコードのフィールドと、送信の優先度
を表すプライオリティコードのフィールドとを備えてお
り、ネットワーク1の各通信ノード11, 12, 13は第1多
重伝送路10上のフレームが自己宛のフレームであるか否
かをIDコードに基づいて識別し、ネットワーク2の各
通信ノード21, 22, 23は第2多重伝送路20に転送された
フレームが自己宛のフレームであるか否かをIDコード
に基づいて識別してそれぞれ自己宛のフレームを受信す
るものである。
【0013】また、ゲートウェイノード30は、ネットワ
ーク1からネットワーク2へのデータ転送を行うべきフ
レームのIDコードを全て記憶しており、第1多重伝送
路10上のフレームのIDコードに基づいてネットワーク
1からネットワーク2へのデータ転送の要否を判定して
転送の必要なフレームを第1多重伝送路10から第2多重
伝送路20へ転送するとともに、ネットワーク2からネッ
トワーク1へのデータ転送を行うべきフレームのIDコ
ードをも全て記憶しており、第2多重伝送路20上のフレ
ームのIDコードに基づいてネットワーク2からネット
ワーク1へのデータ転送の要否を判定して転送の必要な
フレームを第2多重伝送路20から第1多重伝送路10へ転
送する。なお、プライオリティコードは各ネットワーク
1,2の第1多重伝送路10、第2多重伝送路20上でのフ
レーム同士の衝突防止を目的とするものであって、低プ
ライオリティ・ノードの送信実行は高プライオリティ・
ノードの送信が完了した後に行われる。
【0014】第1データスタック31及び第2データスタ
ック32は、図2に示すように、プライオリティの高さを
複数段(図示例では5段)に設定し、各段に対応して古
く記憶されたデータから先に取り出すことのできるFIFO
(First In First Out)形式のスタックが設けられてお
り、一方のネットワークから他方のネットワークにフレ
ームを転送する際に、転送先のネットワークがそのネッ
トワーク内の通信ノード11, 12, 13または21, 22, 23間
の交信のために占有されている等の理由により転送でき
ない場合に、フレームのプライオリティコードで表示さ
れるプライオリティの高さに応じてそれぞれ該当するス
タックに順次退避させる。なお、転送されるデータが同
一高さのプライオリティでデータID即ちIDコードが
異なるフレームを退避させる場合には、同じプライオリ
ティのFIFO形式のスタックをIDコード毎に設けるもの
で、この時はIDコードで優先順位を予め定めておくも
のである(例えば、図3におけるプライオリティ4F、
IDコード01と02)。
【0015】転送先のネットワークが受信可能状態にな
ると、優先度の高い即ち高プライオリティのスタックよ
り、書き込みの古いデータから先に取り出して転送先の
ネットワークに転送するものであり、図2の矢印がデー
タスタックからデータを取り出す順序を示し、図3に再
度転送される際の順序の実際の一例が示されており、枠
内の数字が再度転送される際の順序を示している。
【0016】次に、図4のフローチャートを参照して動
作について説明すると、ステップS1においてゲートウ
ェイノード30がネットワーク1からデータを受信する
と、ステップS2においてIDコードに基づきネットワ
ーク2に該データを転送する必要があるか否かを判定
し、転送が不必要な時にはステップS1に戻り、転送が
必要な時には受信側のネットワーク2の状況を調べて該
ネットワーク2が転送受入可能であるか否かを判定し
(スナップ3)、ネットワーク2が転送受入可能である
時はネットワーク2に転送する(ステップS4)。
【0017】受信側のネットワーク2の多重伝送路20が
ネットワーク2内の通信ノード21,22, 23間の交信のた
めに占有されている等の理由でネットワーク2が転送受
入不可能である時は、送信すべきデータを第1データス
タック31に、上述の如く転送データのプライオリティの
高さに応じて(同一プライオリティでIDコードの異な
る場合にはIDコードに応じて)該当するスタックに退
避させて送信待機状態に入り(ステップS11)、第1デ
ータスタック31にオーバーフローの発生の有無を判定し
(ステップS12)、第1データスタック31にオーバーフ
ローの発生が無い場合にはステップS1に戻り、ステッ
プS1に戻った時点で新たな転送データが生じている場
合には上記のフローを繰り返して、新たな転送データの
プライオリティの高さに応じて転送データを該当するス
タックに退避させることになり、ゲートウェイノード30
が送信待機状態にある時にさらに転送データを受信して
も転送すべき先のデータが消失することがない。
【0018】ステップS1に戻った時点でネットワーク
1から新たな転送データを受信していない場合には、第
1データスタック31に退避データが記憶されているか否
かを判定し(ステップS21)、第1データスタック31に
退避データが記憶されている時には、ネットワーク2へ
の送信が可能であることを確認し(ステップS22)、第
1データスタック31に記憶されている転送データのう
ち、優先度の高い即ち高プライオリティのスタックより
優先度の高いデータを、同じプライオリティのデータは
予め定められたデータID順に、書き込みの古いデータ
から先に取り出して転送先のネットワーク2に送信し
(図2、図3及びその説明を参照)、ステップ1に戻
り、この動作を繰り返して第1データスタック31に退避
データが無くなると、第1データスタック31に退避デー
タが記憶されていないことを確認して(ステップS21)
ステップS1に戻ってネットワーク1からの転送データ
の受信待機状態にに入る。またネットワーク2への送信
が不可能である(ステップS22)ときはステップS1に
戻って受信待機状態に入る。
【0019】通常、第1データスタック31としては、ゲ
ートウェイノード30によるデータ転送の発生頻度に応じ
た段数または記憶容量を備えさせるものであるから、送
信側のネットワーク1と受信側のネットワーク2との双
方に異常が無い状態では第1データスタック31がオーバ
ーフローすることがないものであるが、送信側のネット
ワーク1または受信側のネットワーク2に異常が生じた
場合、例えば送信側のネットワーク1の通信ノード11が
暴走して短時間に大量の無効な転送データを発生させた
場合や、受信側のネットワーク2の多重伝送路20にハー
ドエラー(ツイストペア線の断線、グラウンドや電源へ
のショート等)が生じた場合には、第1データスタック
31にオーバーフローが発生して転送データの欠落を生じ
る恐れがあり、このように第1データスタック31にオー
バーフローが発生した時には、第1データスタック31に
オーバーフローが発生したことを伝達するオーバーフロ
ー情報を両ネットワーク1,2に送信し(ステップS3
1)、多重伝送の制御を中止して待機状態に入る(ステ
ップS32)とともに、両ネットワーク1,2の通信ノー
ド11, 12, 13;21, 22, 23は、ゲートウェイノード30か
ら送信されたオーバーフロー情報を通して異常状態の発
生、転送データの欠落を検知し、バックアップ動作に入
り、例えば、イグニッションを一旦オフしてから再度オ
ンした時に正常状態が回復されているときにのみ多重伝
送の制御動作を再開できる、即ち一定の復帰条件が成立
したことを検知して(ステップS33)ステップS1に戻
る。
【0020】ネットワーク2からネットワーク1の方向
のデータ転送におけるゲートウェイノード30の動作は、
転送データの退避に第2データスタック32を使用する点
を除いて図4のフローチャートに示される動作と同様で
あるから、説明を省略する。なお、ゲートウェイノード
30の発するオーバーフロー情報は、第1データスタック
31または第2データスタック32の何れか一方にオーバー
フローが発生したときに、両ネットワーク1,2の第
1,第2多重伝送路10, 20の各々に送信するものであ
る。また、データの転送方向によってデータ転送の発生
頻度が異なる場合には、第1データスタック31と第2デ
ータスタック32の段数(記憶容量)を異ならせても良
く、例えば、ネットワーク2からネットワーク1へのデ
ータ転送が不要の場合には第2データスタック32の配設
を省略しても良いものである。
【0021】上記実施例においては、データ転送を行う
べきフレームのIDコードを全てゲートウェイノード30
が記憶しており、このIDコードの記憶と、第1,第2
多重伝送路10, 20上のフレームのIDコードとを比較し
てゲートウェイノード30がデータ転送の要否を判定して
いるが、フレームに転送の要否を示すフィールドを設け
ておき、該フィールドの内容に基づいてゲートウェイノ
ード30がデータ転送の要否を判定しても良いものであ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているか
ら、以下に述べるとおりの効果を奏する。プライオリテ
ィの高さの順序に基づいて蓄積手段にデータを蓄積し、
蓄積されたデータをプライオリティの高さの順序に取り
出して送信することにより、プライオリティの低いデー
タに邪魔されることなく、プライオリティの高いデータ
の送信を速やかに行うことができる。また、データの蓄
積手段において、プライオリティの高さの順序と、同一
プライオリティでは蓄積される時間順序に基づいてデー
タを蓄積し、蓄積されたデータの時間的な順序よりもプ
ライオリティの高さを優先することにより、プライオリ
ティの低いデータに邪魔されることなく、プライオリテ
ィの高いデータの送信を速やかに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多重伝送装置の実施例を示すブロック
図である。
【図2】本発明の蓄積手段(データスタック)の構造を
示す説明図である。
【図3】本発明の蓄積手段(データスタック)の一例を
示す説明図である。
【図4】本発明のゲートウェイノードの動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 第1多重伝送路 11, 12, 13 第1群の通信ノード 20 第2多重伝送路 21, 22, 23 第2群の通信ノード 30 ゲートウェイノード 31 第1データスタック(第1データ蓄積手段) 32 第2データスタック(第2データ蓄積手段)
フロントページの続き (72)発明者 中嶋 仁志 広島県安芸郡府中町新地3番1号 ナル デック株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−145042(JP,A) 特開 平2−127836(JP,A) 特開 平1−188052(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信ノードが接続され、少なくと
    も送信先を示すIDコードと送信の優先度を示すプライ
    オリティコードのフィールドを各々含むフレームが送信
    信号として伝送され、上記フレーム同士が衝突した時に
    上記プライオリティコードに応じて優先度の低いフレー
    ムの送信実行を延期させるように構成された第1通信ネ
    ットワークと、複数の通信ノードが接続されたが接続さ
    れた第2通信ネットワークと、上記第1通信ネットワー
    クと上記第2通信ネットワークとに接続され、上記第1
    通信ネットワーク上のフレームの上記IDコードに基づ
    いて、そのフレームの上記第2通信ネットワークへのデ
    ータ転送を行うゲートウェイノードとを備え、該ゲート
    ウェイノードは、転送されるべきフレームに関し、上記
    第1通信ネットワークから上記第2通信ネットワークへ
    のデータ転送が不可とされた時に、一時的にデータを蓄
    積する第1蓄積手段を備え、上記プライオリティコード
    と上記IDコードとに基づいてデータを上記第1蓄積手
    段に蓄積し、データ転送が可能となった時に、上記第1
    蓄積手段に蓄積されていたデータを上記プライオリティ
    コードに応じて優先度の高い順に送信するとともに、同
    一のプライオリティコードを有するデータについては、
    上記IDコードに応じた順にデータを送信することを特
    徴とする多重伝送装置。
  2. 【請求項2】 上記ゲートウェイノードは、同一のプラ
    イオリティコードとIDコードを有するデータを、、時
    間順に上記第1蓄積手段に蓄積し、同一のプライオリテ
    ィコードとIDコードを有するデータについては、蓄積
    の古い順にデータを送信することを特徴とする請求項1
    記載の多重伝送装置。
  3. 【請求項3】 上記第2通信ネットワークは、少なくと
    も送信先を示すIDコードと送信の優先度を示すプライ
    オリティコードのフィールドを含むフレームが送信信号
    として伝送され、上記フレーム同士が衝突したときに上
    記プライオリティコードに応じて優先度の低いフレーム
    の送信実行を延期させるように構成され、上記ゲートウ
    ェイノードは、上記第2通信ネットワーク上のフレーム
    の上記IDコードに基づいて、そのフレームの上記第1
    通信ネットワークへの転送を行い、該ゲートウェイノー
    ドは、転送されるべきフレームに関し、上記第2通信ネ
    ットワークから上記第1通信ネットワークへのデータ転
    送が不可とされた時に、一時的にデータを蓄積する第2
    蓄積手段を備え、上記プライオリティコードと上記ID
    コードとに基づいてデータを上記第2蓄積手段に蓄積
    し、データ転送が可能となった時に、上記第2蓄積手段
    に蓄積されていたデータを上記プライオリティコードに
    応じて優先度の高い順に送信するとともに、同一のプラ
    イオリティコードを有するデータについては、上記ID
    コードに応じた順にデータを送信することを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の多重伝送装置。
  4. 【請求項4】 上記ゲートウェイノードは、上記第1蓄
    積手段のオーバーフローの発生を検知したときに、該オ
    ーバーフローが発生したことを伝達するための信号を、
    上記第1通信ネットワーク及び上記第2通信ネットワー
    クの各々に送信するためのオーバーフロー情報送信手段
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1または請求項
    2または請求項3記載の多重伝送装置。
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