JP3127851B2 - 重ね合わせ露光方法 - Google Patents

重ね合わせ露光方法

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    • G03F7/70425Imaging strategies, e.g. for increasing throughput or resolution, printing product fields larger than the image field or compensating lithography- or non-lithography errors, e.g. proximity correction, mix-and-match, stitching or double patterning
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    • G03F7/70466Multiple exposures, e.g. combination of fine and coarse exposures, double patterning or multiple exposures for printing a single feature

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数回の露光を行い
重ね合わせ描画を行う重ね合わせ露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体のパターン形成のためにウ
エハに露光を行う方法として、光露光や電子ビーム露光
などがある。このうち、電子ビーム露光は、非常に微細
なパターン形成が可能であるが、描画速度が遅いという
欠点がある。そこで、光露光及び電子ビーム露光のそれ
ぞれの特性を活かし、1枚のウエハに対し微細なパター
ンについては電子ビーム露光を行い、それほど微細であ
る必要のないパターンについては光露光を行うことによ
り、微細なパターンが形成可能でしかも作業時間が比較
的短かい重ね合わせ露光方法が行われることがある。
【0003】このような重ね合わせ露光方法において
は、複数回の露光によって形成されたパターンが正確に
重なることにより所望のパターンを構成することが必要
であり、パターンの相対的な位置精度の向上が望まれ
る。
【0004】したがって、精度よくパターン形成するた
めに、光露光を行う際に所望のパターン以外に位置検出
用のマークを形成しておき、電子ビーム露光に際しては
このマークの位置を読み取って求めた歪みデータに基づ
いて補正したパターンを描画する方法が提案されてい
る。例えば、特開昭62−149127号公報に記載の
方法は、図3、4に示すように、光露光時に等間隔に配
列された多数の位置検出用マーク6を形成しておき、電
子ビーム露光を行う際には、ウエハ7を位置検出用マー
ク6に対応する等面積の複数の補正フィールド8に区画
して、各補正フィールド8ごとに位置検出用マーク6の
位置を検出し歪み補正して、露光を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】重ね合わせ露光におい
て、光露光工程ではマスクやレンズの歪みによりパター
ンに誤差が生じるおそれがあり、電子ビーム露光工程で
は露光フィールド内の歪みや座標測定時の誤差によりパ
ターンに誤差が生じるおそれがある。このように、異種
露光装置においてそれぞれの誤差が生じることに加え、
先の露光が完了した後に行われるウエハ7の加熱や酸化
や薄膜堆積やエッチングなどの中間処理工程において、
ウエハ7自体に不均一な歪みが生じる。先の露光工程、
中間処理工程、後の露光工程で、それぞれ歪みが生じる
が、これらの歪みは全て均一ではなく、しかも1枚のウ
エハ7内の位置によって歪み量にばらつきがある。
【0006】このように、ウエハ7内の位置によって歪
みの量も傾向もばらばらであるのに、前記従来例では、
先に形成したパターンの実際の歪みには無関係にウエハ
7を同じ大きさの補正フィールド8に区画している。し
たがって、ウエハ7を比較的大面積かつ少数の補正フィ
ールド8に区画すると、1つの補正フィールド8内でも
歪みにばらつきがあって効果的な補正ができないおそれ
がある。この原因は、補正フィールド8区画の基準とな
る位置検出用マーク6がまばらに配置されていることに
伴い歪み測定精度が低い部分が生じることである。
【0007】逆に、ウエハ7を比較的小面積かつ多数の
補正フィールド8に区画すると、補正精度は向上する
が、歪み量の小さい領域に対しては必要以上に細かく区
画している。そのため、位置検出用マークの検出、歪み
の測定等を繰り返し数多く行う必要があり、工程が煩雑
になり作業時間が長くなる。さらに、電子ビーム露光に
際して補正フィールド8ごとに分割して電子ビーム露光
を行う場合、すなわち補正フィールド8と露光フィール
ドとを一致させて露光する場合、多数の小面積の露光フ
ィールドに分割して露光を行うため、露光フィールド間
のつなぎめが多くなる。露光装置の機械的な誤差などか
ら露光フィールド間のつなぎめには位置ずれが生じ易い
ので、つなぎめが多いほど描画精度が悪くなる。露光フ
ィールドが補正フィールド8よりも大面積となるように
区画して、露光フィールド間のつなぎめを少なくするこ
とはできるが、その場合でも補正フィールド8ごとに補
正して求めた露光すべき位置を、補正フィールド間で整
合して、電子ビームの走査が行えるようにする必要があ
る。すなわち、補正フィールド8間のつなぎめに関して
は、補正済みデータ同士を整合させる必要があり、工程
が煩雑になる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウエハ上に第
1のパターンと位置検出用マークとを形成した後、位置
検出用マークを基準としてウエハ上に第2のパターンを
露光する重ね合わせ露光方法において、予め、第1のパ
ターン形成時にウエハ自体及び第1のパターンに生じる
歪みを調べておき、その歪み量に対応するように複数の
位置検出用マークを分布させ、第2のパターンの露光時
には、複数の補正フィールドに区画し、位置検出用マー
クの位置を検出し歪み量を求め、各補正フィールドごと
に補正を行ってから、第2のパターンの露光を行うこと
を特徴とする。
【0009】なお、第1のパターン及び位置検出用マー
クの形成工程は、電子ビーム露光以外の方法で露光を行
った後、エッチング等の中間処理を施すものであり、第
2のパターンの露光工程は、電子ビーム露光によるもの
である。
【0010】複数の位置検出用マークが、歪み量の大き
い部分は密に、歪み量の小さい部分は疎になるように分
布しており、複数の補正フィールドが、歪み量の大きい
部分は小面積に、歪み量の小さい部分は大面積になるよ
うに区画形成されていてもよい。
【0011】また、複数の位置検出用マークが、歪み量
の変動の大きい部分は密に、歪み量の変動の小さい部分
は疎になるように分布しており、複数の補正フィールド
が、歪み量の変動の大きい部分は小面積に、歪み量の変
動の小さい部分は大面積になるように区画形成されてい
てもよい。
【0012】さらに、複数の位置検出用マークが、歪み
量の変動の大きい部分は密に、歪み量の変動の小さい部
分は疎になるように分布しており、複数の露光フィール
ドが、歪み量の変動の大きい部分は小面積に、歪み量の
変動の小さい部分は大面積になるように区画形成されて
いてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。なお、図1は光露光工程に
おいてウエハ1上に形成された位置検出用マーク2を示
す平面図、図2は位置検出用マーク2に対応して区画さ
れた補正フィールド3を示す平面図である。図面には、
実際には電気的配線のため複雑な形状をしたパターンが
形成されるが、図1(a)では簡略化して第1のパター
ン4、第2のパターン5が重ね合わせて形成されること
が分かる程度に想像線で示してある。例えば、図1
(b)に示すようなパターンがチップ内に周期的に配列
されているようなものであってもよい。
【0014】本実施形態の概略について説明すると、ま
ず、図示しない光学的露光装置によりウエハ1に光露光
が施される。マスキングして露光することにより、第1
のパターン4および位置検出用マーク2の形状に応じた
露光が行われる。その後、加熱やエッチング等の中間処
理工程を行い、第1のパターン4および位置検出用マー
ク2が形成される。位置検出用マーク2は、位置の検出
ならびに歪み測定用のものであり、ウエハ1の中央部に
は比較的まばらに設けられており、それに比べて外周部
には密に設けられている。この分布状態については後述
する。なお、位置検出用マーク2は、カギ型、十文字
型、四角型などの任意の形状に形成できる。
【0015】続いて、図示しない電子ビーム露光装置に
よって、ウエハ1に第2のパターン5(図1参照)が露
光される。この時、図2に示すように、位置検出用マー
ク2に対応してウエハ1は複数の補正フィールド3に区
画される。位置検出用マーク2と補正フィールド3とは
1対1に対応しており、位置検出用マーク2の分布がま
ばらである部分(ウエハ1の中央部)では、補正フィー
ルド3は大面積であり、位置検出用マーク2の分布が密
である部分(ウエハ1の外周部)では、補正フィールド
3は小面積である。そして、面積の大小にかかわらず各
補正フィールド3ごとに、位置検出マーク2の位置を検
出し、その検出結果から歪み量を求めて歪み補正した上
で、電子ビームにより第2のパターン5が露光される。
詳述しないが、その後エッチング等の処理により第2の
パターン5が完成する。そして、第1のパターン4と第
2のパターン5とが重ね合わされて所望のパターンが構
成される。チップが多数ウエハ上に描画される。なお、
各図面には、ウエハ1のうち一つのチップに相当する部
分のみが示されている。第2のパターン5は特に微細に
形成することが必要な部分であり、第1のパターン4は
それほど微細でない部分である。
【0016】次に、位置検出用マーク2の分布、補正フ
ィールド3の区画について説明する。これらは、実際に
ウエハ1への重ね合わせ露光を行う前に、準備段階にお
いて設定される。
【0017】ウエハ1上の位置検出用マーク2の分布
は、予め実験を行うなどして求めた光露光時の歪み及び
エッチング等の中間処理時の歪みを考慮して設定され
る。すなわち、これらの歪み(ウエハ自体の歪みも位置
検出用マークの歪みも含む)の大きい部分は位置検出用
マーク2が密に分布され、歪みの小さい部分は位置検出
用マーク2がまばらに分布される。一般的に露光歪みは
露光領域の中心付近よりも周縁部において大きく、それ
に加えて、使用される露光装置に特有の歪みと、中間処
理工程における歪みとが生じる。これらの歪みを全て総
合した上で、歪み量の大きい部分は密に、歪み量の小さ
い部分はまばらになるように、位置検出用マーク2が分
布される。
【0018】電子ビーム露光装置(図示省略)におい
て、このような位置検出マーク2の分布に基づいてウエ
ハ1が複数の補正フィールド3に区画され、補正が行わ
れる。位置検出用マーク2が密である部分は小面積の補
正フィールド3が多数形成され、位置検出用マーク2が
まばらである部分は大面積の補正フィールド3が少数形
成される。従って、光露光及び中間処理時により大きな
歪みが生じる部分は、小面積かつ多数の補正フィールド
3に区画され、微細な歪みしか生じない部分は大面積か
つ少数の補正フィールド3に区画される。
【0019】そして、電子ビーム露光装置において、各
補正フィールド3ごとに、位置決め用マーク2の位置検
出が行われ、その検出結果に基づいて歪み量を求め、こ
の歪みを補正してから、電子ビームによりパターン露光
が行われる。従って、同一の補正フィールド3内に関し
ては一様な補正が施され、他の補正フィールド3につい
ては、また別の歪み補正が行われる。このように、各補
正フィールド3ごとにそれぞれ独自の歪み補正が施され
るので、効果的な補正が可能である。
【0020】次に、電子ビーム露光について説明する。
【0021】図示しないが、電子ビーム露光装置におい
て、電子ビームの偏向歪みが許容範囲内に入る範囲で露
光できるほぼ最大の領域がメインフィールド、このメイ
ンフィールドを細分化した領域がサブフィールドと呼ば
れる。通常、メインフィールド単位で露光する場合は、
ウエハなどの被露光物を移動させながら電子ビーム走査
が行われるのに対し、サブフィールド単位で露光する場
合は、被露光物は固定したままで電子ビームを電気的に
偏向することによって走査可能である。なお、電子ビー
ム露光装置には、低速で高電圧であるが広い範囲に走査
可能なメインフィールド露光用偏向器と、高速で低電圧
で狭い範囲にのみ走査可能なサブフィールド露光用偏向
器とを両方備えた構成の装置も、電気的な制御によって
1台の偏向器で兼用する構成の装置も存在する。
【0022】この電子ビーム露光装置によって前記のウ
エハ1を露光する場合、メインフィールド単位の露光で
第2のパターン5全てを露光すると、電子ビームを制御
するための偏向器の電圧を高くしなければならないため
走査速度を速くできないため作業時間が長くなるので、
実用には不適である。そこで、通常はウエハ1を複数の
露光フィールド(メインフィールド)に区画して、各露
光フィールドごとに露光する方法が採用されている。
【0023】この場合、補正フィールド3と露光フィー
ルドとを一致させる方法と、補正フィールド3と無関係
に露光フィールドを区画する方法とがある。
【0024】補正フィールド3と露光フィールドとが一
致する場合、各補正フィールド3ごとに、位置決め用マ
ーク2の位置検出が行われて歪み量が求められ、その歪
みが補正されてから電子ビーム露光が行われる。この作
業が各補正フィールド3に対し順次行われる。
【0025】露光フィールド間のつなぎめの部分には、
露光装置の機械的な誤差などに起因するパターンずれが
生じ易いが、露光フィールドが大面積で少数であると、
このようなつなぎめが少なくなるので、パターンずれに
よる描画精度の低下が抑制できる。そこで、補正フィー
ルド3と露光フィールドとが一致する場合は、前記のよ
うに効果的な補正が可能な範囲で、できるだけ補正フィ
ールド3(露光フィールド)は大面積かつ少数にするこ
とが望ましい。そうすることによって、作業時間の高効
率化(スループットの向上)が図れるとともに精度が向
上する。そして、複数の偏向器を有する電子ビーム露光
装置を用いる場合は、面積の大きな補正フィールド3
(露光フィールド)に関してはメインフィールド露光用
の偏向器を、面積の小さな補正フィールド3(露光フィ
ールド)に関してはサブフィールド露光用の偏向器をそ
れぞれ用いるようにしてもよい。
【0026】補正フィールド3と露光フィールドとが一
致しない場合として、露光フィールドが補正フィールド
よりも小さいケースと、大きいケースとがある。露光フ
ィールドが補正フィールドよりも小さいケースでは、各
補正フィールド3ごとに位置決め用マーク2の位置検出
が行われて歪みが求められ、歪みが補正されてから、そ
の補正済みデータに基づいて各露光フィールドごとに露
光が行われる。したがって、1補正フィールド内で1つ
の補正済みデータに基づいて複数回の露光が行われるこ
とになる。
【0027】露光フィールドが補正フィールドよりも大
きいケースでは、各補正フィールド3ごとに位置決め用
マーク2の位置検出が行われて歪みが求められ、歪みが
補正されてから、1つの露光フィールド内に含まれる複
数の補正フィールド3のそれぞれの補正済みデータを整
合して、露光フィールド内全域を電子ビーム走査するた
めの偏向器の制御データが作成される。そして、その制
御データに基づいて電子ビーム露光が行われる。
【0028】前者のように露光フィールドが小さい場
合、個々の電子ビーム走査速度(偏向速度)が早くなる
という利点があり、後者のように露光フィールドが大き
い場合、露光フィールド間のつなぎめの部分が少なく精
度の低下が抑制できるという利点がある。いずれの場合
においても、各露光フィールドが全て均一な大きさであ
る必要はないが、補正フィールド3と露光フィールドと
の外周縁が一致する部分が多い方が、電子ビームを走査
するための偏向器の制御データを作成する上で便利であ
る。
【0029】本発明の重ね合わせ露光方法は、位置検出
用マークが不均一に分布されており、補正フィールドは
可変であり光露光及び中間処理による歪みに基づいて、
任意に区画することができる。そこで、歪み量の大きい
部分の補正フィールドを小さくし、歪み量の小さい部分
の補正フィールドが大きくなるように、そして一様な補
正方法(補正計算)で適切な歪み補正が可能である範囲
が1つの補正フィールドとなるように区画している。こ
れにより、歪みの大きい部分は小さな補正フィールドご
とにきめ細かく効果的に補正でき、第1、2のパターン
の重ね合わせ誤差を小さくできる。さらに、歪みの小さ
い部分は補正フィールド数及び位置検出用マーク数が最
小限に抑えられるので、露光時のマーク検出及び歪み量
測定にかかる時間を減らして作業効率を向上させること
ができる。
【0030】また、前記した説明では、歪み量の大きい
部分の補正フィールドを小さく、歪み量の小さい部分の
補正フィールドを大きくしているが、歪み量の大きさで
はなく歪み量の変動の大きさに応じて位置検出用マーク
及び補正フィールドを形成してもよい。すなわち、歪み
量自体ではなく、歪み量の変動の大きい部分の補正フィ
ールドを小さく、歪み量の変動の小さい部分の補正フィ
ールドを大きく設定することにより、効果的な補正を行
って重ね合わせ精度を高めることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の重ね合わ
せ露光方法によると、複数回の露光を行う上で重ね合わ
せ精度を向上することができ、高精度描画が可能であ
る。先の露光時の歪みのみならず、先の露光工程と後の
露光工程との間に行われるエッチング等の中間処理時に
ウエハに生じる不均一な歪みをも補正して、効果的に精
度向上可能である。
【0032】位置検出用マークの分布及び補正フィール
ドの区画を、歪み量または歪み量の変動に応じて設定す
ることにより、精度と作業効率とをともに向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における位置検出用マーク
の分布を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施形態における補正フィールドの
区画を示す説明図である。
【図3】従来の位置検出用マークの分布を示す説明図で
ある。
【図4】従来の補正フィールドの区画を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ウエハ(チップ) 2 位置検出用マーク 3 補正フィールド 4 第1のパターン 5 第2のパターン 6 位置検出用マーク 7 ウエハ(チップ) 8 補正フィールド

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハ上に第1のパターンと位置検出用
    マークとを形成した後、前記位置検出用マークを基準と
    して前記ウエハ上に第2のパターンを露光する重ね合わ
    せ露光方法において、 予め、第1のパターン形成時に前記ウエハ自体及び前記
    第1のパターンに生じる歪みを調べておき、その歪み量
    の大きい領域では前記位置検出用マークの密度を高く
    し、歪み量の小さい領域では前記位置検出用マークの密
    度を低く配置させ、 前記第2のパターンの露光時には、前記ウエハを前記位
    置検出用マークの配置密度に応じて複数の補正フィール
    ドに区画し、各補正フィールドごとに前記位置検出用マ
    ークの位置を検出し歪み補正を行ってから、前記第2の
    パターンの露光を行うことを特徴とする重ね合わせ露光
    方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のパターン及び前記位置検出用
    マークの形成工程が、電子ビーム露光以外の方法で露光
    を行った後、エッチング等の中間処理を施すものであ
    り、 前記第2のパターンの露光工程が、電子ビーム露光によ
    るものである請求項1に記載の重ね合わせ露光方法。
  3. 【請求項3】 複数の前記位置検出用マークが、前記歪
    み量の大きい部分は密に、前記歪み量の小さい部分は疎
    になるように分布しており、 複数の前記補正フィールドが、前記歪み量の大きい部分
    は小面積に、前記歪み量の小さい部分は大面積になるよ
    うに区画形成されている請求項1または2に記載の重ね
    合わせ露光方法。
  4. 【請求項4】 複数の前記位置検出用マークが、前記歪
    み量の変動の大きい部分は密に、前記歪み量の変動の小
    さい部分は疎になるように分布しており、 複数の前記補正フィールドが、前記歪み量の変動の大き
    い部分は小面積に、前記歪み量の変動の小さい部分は大
    面積になるように区画形成されている請求項1または2
    に記載の重ね合わせ露光方法。
  5. 【請求項5】 複数の前記位置検出用マークが、前記歪
    み量の変動の大きい部分は密に、前記歪み量の変動の小
    さい部分は疎になるように分布しており、 複数の露光フィールドが、前記歪み量の変動の大きい部
    分は小面積に、前記歪み量の変動の小さい部分は大面積
    になるように区画形成されている請求項1または2に記
    載の重ね合わせ露光方法。
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