JP3127631B2 - 硝酸性及び亜硝酸性窒素除去装置 - Google Patents

硝酸性及び亜硝酸性窒素除去装置

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JP3127631B2
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pipe
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nitrate
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茂樹 小林
敏一 松井
秀治 山田
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日立プラント建設株式会社
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硝酸性及び亜硝酸性窒
素を含む地下水、下水、産業廃水、河川水、湖沼水、伏
流水などから窒素分及び栄養源として添加したエタノー
ルなどを含めて有機物を効率よく除去しうる硝酸性及び
亜硝酸性窒素除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、環境汚染が広がり、地下水も
窒素化合物で汚染されていることがある。このような地
下水を浄化する従来の方法としては、イオン交換法が挙
げられる。イオン交換法は、強塩基性イオン交換樹脂を
充填したカラムに硝酸性及び亜硝酸性窒素で汚染されて
いる地下水を下向流で通水し、カラム内のイオン交換樹
脂のCl- と地下水中のNO3 - 又はNO2 - が交換さ
れることによりNO3 -又はNO2 - を除去する方法で
ある。このイオン交換樹脂は、交換機能が低下すると再
生を行わなければならない。再生は食塩水を上向流で通
水することにより食塩水中のCl- と樹脂に吸着したN
3 - 又はNO2 - をイオン交換することにより行われ
る。そのため、再生の際に多量の食塩が使用され、かつ
塩濃度の高い廃水が排出され、放流先の確保が困難であ
るという欠点があった。
【0003】また、下水などで広く利用されている生物
学的脱窒技術は、長い反応時間と広い敷地面積を必要と
するという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の欠点を解消し、廃水の発生量が少なく、短時間に効
率よく処理を達成できる設置スペースの小さい硝酸性及
び亜硝酸性窒素除去装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、硝酸性及び亜
硝酸性窒素を除去する濾材層と栄養源として添加した有
機物を除去する濾材層を一つの装置内に一体化すること
によって上記課題を達成したものである。すなわち、本
発明による硝酸性及び亜硝酸性窒素辞去装置は、処理槽
を仕切板によって上下に分割し、この仕切板の上部を、
微生物を付着させた粒状濾材の充填層に被処理水を上向
流で通過させる窒素除去室とし、前記仕切板の下部を、
微生物を付着させた粒状濾材の充填層に被処理水を通過
させる有機物除去室とし、前記窒素除去室の上部から前
記被処理水を前記有機物除去室へ導入する連絡管を付設
し、前記仕切板の中央部に空気排出管を設けたことを特
徴とする。
【0006】
【0007】本発明において、濾材としては特に制限は
なく、様々なものを用いることができ、例えば、アンス
ラサイト、砂、砂利、粒状活性炭などが挙げられる。
【0008】
【実施例】次に、図面を参照して本発明を実施例に基づ
いて詳細に説明するが、本発明はこれによって制限され
るものではない。
【0009】図1は、本発明の一実施例を示す窒素除去
装置の系統図である。図1において井戸1に設置された
取水ポンプ2により導水された地下水は、流入管3を経
てアンスラサイトなどの粒状濾材の充填層4を有する硝
酸性及び亜硝酸性窒素除去室(以下、単に窒素除去室と
称する)5に導かれる。粒状濾材の表面には、微生物を
付着させておく。流入管3には、栄養源であるエチルア
ルコールなどの有機物が注入ポンプ6より注入管7を経
て注入される。窒素除去室5の下部より流入した地下水
及び有機物は、粒状濾材の充填層を上向流で通過する間
に濾材に付着した微生物の作用を受け、地下水中の硝酸
性及び亜硝酸性窒素が除去され、トラフ8より溢流し、
連絡管9を経て、微生物が付着した粒状濾材の充填層1
0を有する有機物除去室11に導水される。有機物除去
室11では、注入管7から添加された栄養源のうち窒素
除去室5で反応せずに残留している未反応の有機物及び
原水に含まれていた有機物が除去される。
【0010】有機物除去室11には、溶存酸素補給のた
めの空気がブロワー又はコンプレッサー12により空気
管13を経て供給される。また、有機物除去室11に供
給された空気を放出する空気排出管14が仕切板15に
取り付けられている。この空気排出管14は、窒素除去
室5を貫通し、大気開放となっている。また、仕切板1
5は傾斜させて、空気を排出させやすくなっている。さ
らに、この空気排出管14は、粒状濾材に懸濁物が捕捉
され、濾過抵抗が増加したとき、有機物除去室11の圧
力上昇を逃がす役目もはたすものである。硝酸性及び亜
硝酸性窒素を除去され、有機物除去室11に流入した地
下水は、粒状濾材の充填層10を下向流で通過する間に
浄化され、流出管16を経て流出する。
【0011】粒状濾材の充填層4内で死滅した微生物あ
るいは地下水中の懸濁物により濾過抵抗の上昇があった
場合、又は粒状濾材の充填層10により捕捉された懸濁
物により濾過抵抗の上昇があった場合には、浄水池又は
配水池18に設置される逆洗ポンプ19より逆洗管20
を経て導入された浄水が窒素除去室5の下部又は有機物
除去室11の下部より流入し、粒状濾材を洗浄する。充
填層4の粒状濾材を洗浄した廃水は、トラフ8を通って
排出される。洗浄廃水は、流出管9及び排水管21に取
り付けられた自動弁22及び23の切り換えによって排
出される。他方、充填層10の粒状濾材を洗浄した廃水
は、トラフ24及び排水管25を通って排出される。こ
のとき、排水管25に取り付けられた自動弁26を開と
する。
【0012】また、窒素除去室5の逆洗管20には自動
弁27、有機物除去室11の逆洗管には自動弁28が取
り付けられており、切替えが可能となっている。また、
水洗浄に先立ってブロワー又はコンプレッサー12によ
り空気管13を経て窒素除去室5又は有機物除去室11
の各々下部より空気を導入し、空気洗浄を行うことがで
きる。空気管13には、自動弁29及び30が取り付け
られており、切替えが可能となっている。
【0013】
【0014】前記実施例においては、硝酸性及び亜硝酸
性窒素により汚染された地下水の浄化について説明した
が、これは下水、産業排水、河川水、湖沼水、伏流水に
も全く同様に適用することができる。また、前記実施例
では、窒素除去室を上向流、有機物除去室を下向流とし
て説明したが、これはその逆の流通方式とすることもで
きる。
【0015】
【発明の効果】本発明の装置は、硝酸性及び亜硝酸性窒
素除去部と有機物除去部とが一体化された構成となって
いるので、設置スペースが小さい、コンパクトな装置で
あり、しかも効率がよく短時間で硝酸性及び亜硝酸性窒
素及び有機物を除去することができる。また、本発明の
装置を用いると、粒状ろ材の充填層の逆洗によって廃水
が発生するが、この廃水は別途、放流可能なレベルまで
容易に処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す硝酸性及び亜硝酸性窒
素除去装置の系統図である。
【符号の説明】
1 井戸 3 流入管 4 充填層 5 窒素除去室 9 連絡管 10 充填層 11 有機物除去室 14 空気排出管 15 仕切板 16 流出管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 3/34 101 C02F 3/06 C02F 3/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理槽を仕切板によって上下に分割し、
    の仕切板の上部を、微生物を付着させた粒状濾材の充填
    層に被処理水を上向流で通過させる窒素除去室とし、
    記仕切板の下部を、微生物を付着させた粒状濾材の充填
    層に被処理水を通過させる有機物除去室とし、前記窒素
    除去室の上部から前記被処理水を前記有機物除去室へ導
    入する連絡管を付設し、前記仕切板の中央部に空気排出
    管を設けたことを特徴とする硝酸性及び亜硝酸性窒素除
    去装置。
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