JP3127629B2 - ディジタル画像信号のエラー修整装置 - Google Patents
ディジタル画像信号のエラー修整装置Info
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Description
サイン変換)を使用して画像信号を符号化し、この符号
化出力を例えば記録/再生するディジタルVTRに対し
て適用でき、その再生側においてエラーを修整するため
の装置に関する。
ドにより磁気テープに記録するディジタルVTRが知ら
れている。ディジタルビデオ信号の情報量が多いので、
その伝送データ量を圧縮するための高能率符号化が採用
されることが多い。種々の高能率符号化の中でも、DC
T(Discrete Cosine Transform)の実用化が進んでい
る。
×8)のブロック構造に変換し、このブロックを直交変
換の一種であるコサイン変換処理するものである。その
結果、(8×8)の係数データが発生する。このような
係数データは、ランレングス符号、ハフマン符号等の可
変長符号化の処理を受けてから伝送される。伝送時に
は、再生側でのデータ処理を容易とするために、符号化
出力であるコード信号を一定長のシンクブロックのデー
タエリア内に挿入し、コード信号に対して同期信号、I
D信号が付加されたシンクブロックを構成するフレーム
化がなされる。
記録データがエラー訂正符号の符号化の処理を受ける。
再生側では、エラー訂正符号を使用してエラーを訂正す
るが、全てのエラーを訂正できるとは限らない。一例と
して、図18に示す一つのDCTブロックの符号化デー
タ(すなわち、直流分DCと交流分の可変長符号化デー
タAC0〜AC4とブロックの区切りを識別するための
特異なコードEOB)中で、AC3にエラーが発生した
とす仮定する。可変長コードの場合には、エラーによっ
てコードの区切りが不明となり、AC3のみならず、そ
れ以降のAC4およびEOBもエラーデータとなる。
ータを含む可変長符号化出力を復号すると、ジグザグ走
査の順序で出力される係数データの内で、図19におい
ても破線で示すようなエラーが発生する。この係数デー
タをDCT復号した時には、エラーの影響がブロックの
一部ではなくて、全体に波及する。全体的にエラーの影
響を受けたブロックの画像は、エラー修整回路でエラー
が目立たないように修整される。従来では、時間的に前
のフレーム内の同一位置の復号画像で、エラーが生じた
ブロックの画像を置き換えていた。
い場合は、修整結果が比較的良好である。しかしなが
ら、比較的速い動きがある場合、カメラがパンしている
ような画像では、前フレームの画像で置き換えた結果、
隣接するブロックの画像との差が大きくなり、ブロック
形状が再生画像中に見える歪み(ブロック歪み)が発生
する。
データを含むブロック画像のエラー修整を単なる前フレ
ームの置換に比してより良好になしうるディジタル画像
信号のエラー修整装置を提供することにある。
変換符号により符号化されたディジタル画像信号を受信
し、伝送時のエラーを修整するようにしたエラー修整装
置において、受信された符号化出力のエラーを少なくと
も検出し、検出結果であるエラーフラグを出力するため
のエラー検出回路と、エラーフラグに基づいて直交変換
符号のためのブロック毎に、係数データの有効/無効の
割合を検出し、有効な係数データがしきい値以上、存在
する時に、無効な係数データを強制的に0とするための
制御回路と、制御回路で処理された係数データが供給さ
れる直交変換符号の復号回路とからなるディジタル画像
信号のエラー修整装置である。
号化されたディジタル画像信号を受信し、伝送時のエラ
ーを修整するようにしたエラー修整装置において、受信
された符号化出力のエラーを少なくとも検出し、検出結
果であるエラーフラグを出力するためのエラー検出回路
と、エラーフラグに基づいて直交変換符号のためのブロ
ック毎に、係数データの有効/無効の割合を検出し、有
効な係数データがしきい値以上、存在する時に、無効な
係数データを強制的に0とするための制御回路と、制御
回路で処理された係数データが供給される直交変換符号
の復号回路と、復号回路の復号出力が供給され、制御回
路で有効な係数データがしきい値以上存在しないと決定
される時に、時間的に前の画像データでそのブロックの
画像データを置き換えるための補間回路とからなるディ
ジタル画像信号のエラー修整装置である。
のディジタル画像信号のエラー修整装置において、制御
回路は、低域成分から高域成分に向かう順序で配列され
た係数データが供給され、配列を有する係数データのエ
ラーフラグ数を計数し、計数値から有効/無効の割合を
決定するようになされたディジタル画像信号のエラー修
整装置である。
のディジタル画像信号のエラー修整装置において、制御
回路は、ブロックの画像の精細度に適応してしきい値を
可変しうることを特徴とするディジタル画像信号のエラ
ー修整装置である。
おいて、エラーでないデータから得られる係数データの
割合を検出し、エラーでない係数データによって、その
ブロックの復号がある程度可能と決定されると、エラー
の係数データを0とし、正しい係数データで復号するも
のである。
照して説明する。この実施例は、ディジタルVTRに関
するものであり、この発明は、再生系に設けられるエラ
ー修整回路を主題とするものである。この発明の理解を
容易とするために、記録系について最初に説明する。
られるビデオデータの処理回路の構成を示す。図1にお
いて、1で示す入力端子には、ディジタル化されたビデ
オデータが供給される。このビデオデータがブロック化
回路2に供給される。ブロック化回路2では、インター
レス走査の順序のビデオデータが例えば(8×8)のD
CTブロックの構造のデータに変換される。すなわち、
時間的に連続する第1および第2フィールドの空間的に
同一位置の(4×8)のブロックを二つ組み合わせて
(8×8)のブロックが形成される。(8×8)のブロ
ックでは、奇数番目のライン上の画素データが第1フィ
ールドに含まれるものであり、偶数番目のライン上の画
素データが第2フィールドに含まれるものである。
路3に供給される。シャフリング回路3では、ドロップ
アウト、テープの傷、ヘッドクロッグ等によって、エラ
ーが集中し、画質の劣化が目立つのを防止するように、
1フレーム内で、複数のマクロブロックを単位として、
空間的な位置を元のものと異ならせる処理、すなわち、
シャフリングがなされる。この例では、シャフリング単
位とバッファリング単位とを等しく、5マクロブロック
としている。ブロック化回路2とシャフリング回路3と
を共通のメモリを使用した構成としても良い。
イン変換)回路4および動き検出回路5に供給される。
DCT回路4からは(8×8)の係数データ(すなわ
ち、直流分DC、交流分ACの係数データ)が発生す
る。このDCT回路4は、後述のように、動きブロック
については、(8×8)のブロックに含まれる(4×
8)のブロックに関してフィールド内DCTを行うよう
に切り替えられる。
(8×8)の係数データを複数ブロック集めたものであ
る。例えば525/60システムのコンポーネント方式
の(Y:U:V=4:1:1)のビデオデータの場合に
は、図2Aに示すように、1フレーム内の同一位置の、
4個のYブロックと1個のUブロックと1個のVブロッ
クとの計6ブロックが1マクロブロックを構成する。サ
ンプリング周波数が4fsc(fsc:カラーサブキャリア
周波数)の場合では、1フレームの画像が(910サン
プル×525ライン)であり、その内の有効データが
(720サンプル×480ライン)とされる。上述のコ
ンポーネント方式の場合には、1フレームの全ブロック
数は、(720×6/4)×480÷(8×8)=81
00として求められる。従って、8100÷6=135
0が1フレーム内のマクロブロックの個数である。
式の(Y:U:V=4:2:0)のビデオデータの場合
には、図2Bに示すように、1フレーム内の同一位置
の、4個のYブロックと1個のUブロックと1個のVブ
ロックとの計6ブロックが1マクロブロックを構成す
る。
データの内の直流分DCが圧縮されずに後段の回路に伝
送され、その内の63個の交流分がバッファ6を介して
量子化回路7に供給される。交流分の係数データは、図
3に示すように、ジグザク走査の順で次数が低い交流分
からこれが高いものに向かって順に伝送される。また、
この交流分の係数データがアクティビィティ検出回路8
およびデータ量見積り器9にも供給される。バッファ6
は、見積り器9で適切な量子化番号QNoが決定される
のに必要な時間、係数データを遅延させるとともに、静
止ブロックおよび動きブロックのそれぞれの係数データ
を所定の順序で出力するために設けられている。見積り
器9からの量子化番号QNoは、量子化回路7に供給さ
れるとともに、後段に伝送される。
生は、フレーム内のDCT変換の場合であって、若し、
動き検出回路5によって、動きがあると検出されると、
フィールド内のDCTの処理が選択される。すなわち、
時間的に連続する第1および第2フィールド内の同一位
置の(4×8)の二つのブロック毎に、DCTを行うの
がフィールド内DCTである。若し、そのブロックに関
してフィールド間で動きがあると動き検出回路5が検出
すると、この検出に応答してフレーム内DCTからフィ
ールド内DCTに変更される。動き検出回路5は、(8
×8)のブロックの画像データをアダマール変換した時
の垂直方向の係数データに基づいて静止/動きの判定を
ブロック毎に行う。動き検出としては、他にフィールド
差の絶対値に基づいて行うものでも良い。
ールドに関しての(4×8)の係数データと、第2フィ
ールドに関しての(4×8)の係数データとが発生し、
これらは、図4に示すように、上下に位置する(8×
8)の配列として扱われる。第1フィールドの係数デー
タの中には、直流成分DC1が含まれる。第2フィール
ドにも、同様に直流成分DC2が含まれる。これらの各
フィールドの係数データを別個に扱うと、フレーム内D
CTとフィールド内DCTとで、以降の処理を別個にせ
ざるを得ない。その結果、ハードウエアの規模の増加等
の問題が生じる。そこで、この実施例では、第2フィー
ルドの直流成分DC2に代えて、差分直流成分ΔDC2
(=DC1−DC2)を伝送する。動き検出回路5から
の検出信号(動きフラグ)Mがデータ量見積り器9に供
給されるとともに、後段に伝送される。
が量子化される。すなわち、適切な量子化ステップで交
流分の係数データが割算され、その商が整数化される。
この量子化ステップが見積り器9からの量子化番号QN
oによって決定される。ディジタルVTRの場合では、
編集等の処理が1フィールドあるいは1フレーム単位で
なされるので、1フィールドあるいは1フレーム当りの
発生データ量が目標値以下となる必要がある。DCTお
よび可変長符号化で発生するデータ量は、符号化の対象
の絵柄によって変化するので、1フィールドあるいは1
フレーム期間より短いバッファリング単位の発生データ
量を目標値以下とするためのバッファリング処理がなさ
れる。バッファリング単位を短くするのは、バッファリ
ングのためのメモリ容量を低減するなど、バッファリン
グ回路の簡略化のためである。この例では、5マクロブ
ロック(=30DCTブロック)がバッファリング単位
とされている。
述のように、DCTブロックの単位で、絵柄の精細度を
調べ、そのDCTブロックのアクティビィティを4段階
にクラス分けし、そのクラスを示す2ビットのアクティ
ビィティコードATを発生する。検出結果が見積り器9
に供給され、アクティビィティコードATが後段に伝送
される。
1に供給され、ランレングス符号化、ハフマン符号化等
がなされる。例えば係数データの“0”の連続数である
ランレングスと係数データの値とをROM内に格納され
たハフマンテーブルに与え、可変長コード(符号化出
力)を発生する2次元ハフマン符号化が採用される。可
変長符号化回路11からのコード信号が後段に供給され
る。
11で参照されるのと同一のハフマンテーブル12が設
けられている。このハフマンテーブル12は、可変長符
号化した時の出力コードのビット数データを発生する。
見積り器9で最適な量子化ステップの組が判定され、そ
の判定出力がセレクタ10に供給される。セレクタ10
は、量子化回路7がこの量子化ステップの組で係数デー
タを量子化するように制御する。これとともに、量子化
ステップの組を識別するための量子化番号QNoが後段
に伝送される。
(直流分データ、可変長符号化出力、量子化番号QN
o、動きフラグM、アクティビィティコードAT)が後
段のフレーム化回路において、エラー訂正符号化の処理
と記録データのフレーム構造への変換の処理がなされ
る。フレーム化回路からは、シンクブロック構成のデー
タが現れる。記録データは、チャンネル符号化回路、記
録アンプを介して2個の回転ヘッドに供給され、磁気テ
ープ上に記録される。
ロックのデータ配列を示す。1シンクブロックの長さ
は、例えば90バイトである。シンクブロックの先頭に
ブロック同期信号SYNC(2バイト)が位置し、その
後に、ID信号が位置する。このID信号は、2バイト
のID信号(ID0、ID1)およびID信号に対する
パリティIDP(1バイト)からなる。残りの85バイ
トの内の77バイトがデータエリアであって、最後の8
バイトが積符号の内符号のパリティである。データエリ
アの先頭に、量子化ステップを識別するための1バイト
の量子化番号QNoおよび補助コードAUXが位置す
る。その後の75バイトがデータ(可変長コードあるい
は外符号化のパリティ)である。
(YYYY、U、V)に関するコード信号および各DC
Tブロックに関してのアクティビィティコードATおよ
び動きフラグMが挿入される。動きフラグMは、DCT
ブロック毎に検出された動きの有無を示す1ビットのフ
ラグである。
ば18バイト)の長さの4個のエリアと、端数の先頭の
エリアとに分割される。このd毎に、1マクロブロック
の4個のDCTブロックで発生した直流成分(9ビッ
ト)を配置し、その後に、動きフラグMおよびアクティ
ビィティコードATを配置する。dの長さの各エリアが
a(例えば12バイト)およびd/2(6バイト)のエ
リアにそれぞれ分割される。この結果、8個のエリアが
形成される。
れる。直流分を含む次のaの長さのエリアがYのAC−
Lエリアとされ、a/2の長さのエリアが固定AC−H
エリアとされる。次のdの長さのエリアには、YのAC
−Lエリアと、C(例えばU)の直流分、動きフラグ
M、アクティビィティコードAT、AC−Lのためのエ
リアとが含まれる。さらに、次のdの長さのエリアがY
のAC−Lエリア、固定AC−Hエリアとされ、最後の
dの長さのエリアがYのAC−Lエリアと、C(例えば
V)の直流分、動きフラグM、アクティビィティコード
AT、AC−Lのためのエリアとされる。各AC−Lエ
リアからはみ出したAC−H成分が先頭のAC−Hエリ
アから順に詰め込まれる。AC−Lエリア内に空きエリ
ア、すなわち、可変ACエリアが存在すれば、ここに
も、はみ出したAC−H成分が詰められる。
識別ビット、記録データの種類を示す2ビット、シンク
ブロックアドレス、パリティバイトIDPを含む。フレ
ームIDは、フレーム毎に反転する。識別ビットは、こ
の実施例のディジタルVTR用のフォーマットとそれ以
外のフォーマット、例えばデータ記憶装置のフォーマッ
トとを識別する。これが“1”の時は、ディジタルVT
R用のフォーマットを意味し、これが“0”の時は、他
のフォーマットを意味する。記録データ識別ビットは、
記録データの種類(ビデオ、オーディオ等)を表す。さ
らに、シンクブロックアドレスは、1フレームのデータ
を含み、複数本のトラックに分割して記録される全シン
クブロックに対して、通番で符されたアドレスである。
Xも、一種のID信号であって、ビデオ信号の放送形
式、オーディオのモード等の情報が有している。データ
エリア内に量子化番号QNo、補助コードAUXを記録
しているのは、ID信号のエラー訂正符号よりも、デー
タエリア内のデータに関するエラー訂正符号の方がより
訂正能力が高いからである。
うのに、アクティビィティ検出がなされる。図6は、ア
クティビィティ検出回路8の一例を示す。入力端子21
には、交流分の係数データが順に供給される。この入力
データがスキャン回路22および絶対値化回路24に供
給される。スキャン回路22は、図7Aにおいてドット
領域として示すような高域側の25個の係数データを選
択的に絶対値化回路23に対して出力する。絶対値化回
路24には、図7Bに示すように、直流成分以外の全て
の係数データが供給される。
れた係数データが比較回路25、26にそれぞれ供給さ
れる。比較回路25、26には、しきい値TH1および
TH2がそれぞれ供給される。係数データがTH1以上
の時に、比較回路25から発生する比較出力によって、
カウンタ27がイネーブルされる。係数データがしきい
値TH2以上の時に、比較回路26から発生する比較出
力がフリップフロップ28にラッチされる。一例とし
て、TH1=4、TH2=235とされる。カウンタ2
7およびフリップフロップ28は、DCTブロック毎に
クリアされる。
29、30、31に供給される。比較回路29、30、
31には、しきい値TH3、TH4、TH5がそれぞれ
供給される。一例として、TH3=1、TH4=5、T
H5=10とされている。比較回路29、30、31
は、カウント値NHが対応するしきい値以上の時に、ハ
イレベルとなる比較出力を発生する。比較回路29およ
び30の出力がロジック33に供給され、比較回路31
の出力がORゲート32に供給される。
ップフロップ28からの比較出力NFが供給される。O
Rゲート32の出力がロジック33に供給される。ロジ
ック33は、入力信号からDCTブロックのアクティビ
ィティのクラスを示すアクティビィティコードATを出
力端子34に発生する。
ビィティのクラス分けがなされる。すなわち、 NH=0、クラス0(AT=00) NH≧1、クラス1(AT=01) NH≧5、クラス2(AT=10) NH≧10、またはNF=1、 クラス3(AT=11)
1、2、3と順にアクティビィティが高い。NF=1に
よって、TH2以上の大きな係数データが粗く量子化さ
れる(クラス3が適用される)。これは、可変長符号化
のハフマンテーブルに規定されている値の範囲内に係数
データの値を抑えるためになされる。
クの絵柄の細かさを検出することである。視覚上、細か
い絵柄(アクティビィティが高い)ブロックは、多少、
量子化ステップが粗くても、歪みが目立たない。一方、
平坦な絵柄(アクティビィティが低い)ブロックは、粗
く量子化すると、歪みが目立ち易い。従って、その総ビ
ット数が所定値以下に制御されるバッファリング単位
(30DCTブロック)内で、アクティビィティが高い
ブロックに対する量子化は、粗いものとし、アクティビ
ィティが低いブロックに対する量子化は、細かいものと
することは、有効である。
子化しても、歪みが目立たないと述べたが、そのブロッ
クがエッジ情報を含む時には、これが成り立たない。む
しろ、エッジ情報に対しては、細かな量子化が好まし
い。ブロック内で全体的に細かな絵柄を含むもののみを
アクティビィティが高いと判定した方が好ましい。この
点を考慮して、アクティビィティ検出のために用いる係
数データを図7Aに示すようなパターンでもって、高域
のものに限定している。なお、ロジック33に動きフラ
グMが供給され、動き検出回路5によって検出された動
きブロックは、一義的にクラス0と分類される。
位(5マクロブロック)の発生データ量を目標値以下と
することができ、且つなるべく小さい値の量子化ステッ
プを決定する。この見積り器9では、アクティビィティ
のクラスに応じた量子化を行い、さらに、ブロック内の
エリアを例えば8分割し、各エリアに応じた量子化を行
う。かかるアクティビィティおよびエリアを考慮した量
子化について説明する。
タのエリア分割の一例を示す。各係数データに対して付
された0〜7の各数字がエリア番号を表す。このエリア
番号が大きくなるにつれて、係数データが高域側のもの
になるように、エリア番号が規定される。エリア分割を
行うのは、係数データを量子化する時に、高域の係数デ
ータほど、量子化を粗くしても、復元画像の質の劣化が
少ない点に基づいている。また、図3および図9を参照
すると分かるように、係数データの走査(出力)順序に
従ってエリア番号が増加方向に規則的に変化する。
る。図10でSQは、2の平方根の近似値(=1+1/4
+1/8 +1/32)を表す。ここでは、0〜15の量子化番
号QNoで識別される16種類の量子化ステップの組が
用意されている。各組は、0〜7の各エリアに対応する
量子化ステップからなる。例えば量子化番号QNo=0
の量子化ステップの組は、(1,1,1,SQ,2,2
×SQ,4,4×SQ)である。図10に示す量子化テ
ーブルは、量子化番号QNoが増加するに伴って、量子
化ステップが大きくなる変化を有している。言い換える
と、量子化番号QNoが増加すると、量子化が粗いもの
へ変化する。全ての量子化ステップが2のべき乗で表現
されているので、これらの量子化ステップで係数データ
を割算する回路として簡単なものを使用できる。
子化と、輝度データおよび色データの相違を考慮した量
子化とを説明する。アクティビィティ検出回路8の前述
のようなクラス分けによって、アクティビィティクラス
の0、1、2、3の何れかに各DCTブロックが分類さ
れている。一つの量子化番号がqに設定された時に、ア
クティビィティクラスに従って量子化番号の調整がなさ
れる。アクティビィティがより高いクラス2および3で
は、量子化番号がq+1、q+2に変更され、アクティ
ビィティがより低いクラス0では、量子化番号がq−1
に変更される。その結果、アクティビィティの高低に応
じて量子化ステップを制御できる。この調整時に、量子
化番号が負になったり、あるいはこれが16以上になる
場合には、量子化番号が0あるいは15にクリップされ
る。
度の劣化は、目立たないので、色信号の周波数特性を低
下させて、それによって生じた余裕を輝度信号に振り向
ける処理がエリアシフトである。輝度(Y)信号に関し
ては、エリアシフトが利用できない(図11中でN/A
で示す)。色信号(U、V)に関して、アクティビィテ
ィクラスに適応してエリアシフトがなされる。図11中
のエリアシフトの数字は、元のエリア番号に対して加算
される値である。7を超える加算結果は、7にクリップ
される。
場合は、図3に示すジグザクスキャンとされる。この出
力順序を動きブロックの係数データに適用すると、0−
ランの長さ(ランレングス)が短くなる等、後段の可変
長符号化の効率の低下を招く。そこで、動きブロックの
場合には、図12に例示するようなエリア規定を行な
い、図13に示される番号の順序でスキャン回路が係数
データを出力する。
ア規定は、同一ではない。しかしながら、図13中の数
字で示す順序で、係数データを出力することによって、
出力順序に対して、エリア番号が規則的に変化するもの
となる。例えば交流分の最初のものから第8番目のもの
までに着目すると、エリア番号が(0、0、0、0、
0、1、1、1)となる。従って、データ量見積り器9
および本線信号に対する量子化回路7における量子化制
御は、静止ブロックと動きブロックとの間で、同一とす
ることができる。なお、本線信号の出力順序の制御は、
図1中のバッファ6によってなされる。
タが回転ヘッドにより磁気テープ上に記録され、また、
回転ヘッドにより再生される。図14を参照して再生系
に設けられる再生信号処理回路の一例について説明す
る。入力端子41に再生信号が供給される。チャンネル
デコーダ42によって、チャンネル符号化の復号がさ
れ、チャンネルデコーダ42の出力データがエラー訂正
回路43に供給される。エラー訂正回路43は、エラー
訂正符号を使用して再生データ中のエラーを訂正するた
めに設けられている。
タのみならず、例えばバイト単位でそのエラーの有無を
示すエラーフラグも発生する。このエラーフラグは、エ
ラー修整の処理が終わるまで、再生データと付随して伝
送される。エラー訂正回路43の出力がディマルチプレ
クサ44に供給される。ディマルチプレクサ44は、画
像データ成分とそれ以外の成分(オーディオデータおよ
びサブコード)を分離する。
供給される。フレーム分解回路45によって、シンクブ
ロック構造の再生データが分解され、係数データと、ア
クティビィティコードATと、量子化番号QNoと、動
きフラグMとが分離される。係数コードが圧縮符号化の
デコーダ46に供給される。デコーダ46は、ハフマン
テーブル48を参照して2次元ハフマンコードの復号を
行う可変長符号のデコーダ47と、逆量子化回路49
と、逆DCT回路50とからなる。デコーダ47からの
係数データの出力順序は、低域から高域に向かうジグザ
ク走査の順序である。
ードAT、量子化番号QNoを参照して、係数データを
復元するものである。この係数データが逆DCT回路5
0において、逆変換され、その出力に画像データが発生
する。逆変換の場合、静止ブロックと動きブロックとの
それぞれがフレーム内DCT、フィールド内DCTの処
理を受けているので、動きフラグMを参照することによ
り、それぞれの逆変換が適切になされる。
データがディシャフリング回路51に供給される。ディ
シャフリング回路51の出力データがブロック分解回路
52に供給される。これらの回路51および52は、記
録系に設けられるシャフリング回路3およびブロック化
回路2と逆方向の処理を行う。ブロック分解回路52の
出力に、ラスター走査の順序の再生画像データが得られ
る。図示しないが、このデータがD/A変換器を介され
ることで、アナログ画像信号が得られる。
系に設けられるエラー修整回路に関するもので、図15
に一実施例の構成を示す。可変長符号化のデコーダ47
の出力に発生しているエラーフラグを参照して、正しい
係数データの個数をカウンタ53によってカウントす
る。このカウントは、DCTブロックの交流係数データ
毎になされる。若し、そのDCTブロックの交流係数デ
ータが全て正しければ、カウント値が最大値(63)と
なる。このカウント値が比較回路55に供給される。比
較回路55は、カウント値としきい値発生回路54から
のしきい値とを比較し、両者の大小関係に基づく比較信
号(すなわち、制御信号)CONTを発生する。制御信
号CONTは、ブロックの有効/無効を示す、少なくと
も1ビットの信号である。また、この例と異なり、エラ
ーである係数データをカウントし、そのカウント値によ
って、有効/無効を決定しても良い。
分離されたアクティビィティコードATを受け取り、ア
クティビィティコードATが示すアクティビィティクラ
スに適応したしきい値を発生する。図16は、アクティ
ビィティクラスとしきい値との関係の一例を示す。ここ
で、アクティビィティクラスが0の時には、しきい値T
h1が14とされ、これが1の時には、Th2=24と
され、これが2の時には、Th3=29とされ、これが
3の時には、Th4=36とされる。
番号が小さいほど、アクティビィティが小さい(すなわ
ち、画像の精細度が低い)。一般的に、図17Aに示す
ように、アクティビィティが小さいブロックにおいて
は、有意な(0でない)係数データが低域側に多く存在
する傾向がある。これと対照的にアクティビィティが大
きいブロックにおいては、図17Bに示すように、有意
な係数データが高域側にまで分布する。このようなアク
ティビィティと係数データとの関係に適合するように、
アクティビィティクラスとしきい値との関係が規定され
ている。
スが0あるいは1の場合には、有意な係数データを殆ど
含むようなしきい値Th1およびTh2が設定され、ア
クティビィティクラスが2および3の場合には、有意な
係数データの高域成分を除くものを殆ど含むようなしき
い値Th3およびTh4が設定されている。一般的に係
数データの高域成分を失ったブロックの画像は、精細度
を欠いた歪みを有するものとなるが、アクティビィティ
が小さいブロックは、これが大きいブロックに比して歪
みが目立つ傾向にある。この点を考慮して、しきい値が
設定される。図16の例は、言うまでもないが、しきい
値の一例であって、これ以外の値も採用でき、さらに、
しきい値の設定を可変としても良い。
からの係数データおよびエラーフラグは、DCTブロッ
クの低域の係数データから高域の係数データに向かう順
序で出力される。これは、静止ブロックおよび動きブロ
ックの両者について同様である。従って、カウンタ53
のカウント値は、低域の係数データから開始する順序
で、有意な係数データの数を表している。従って、アク
ティビィティが小さいブロックほど、しきい値を小さく
することは、係数データの分布の特徴に適合している。
カウンタ53からのカウント値がしきい値以上でブロッ
クが有効と決定される場合に、例えば`1' となる。一
方、カウント値がしきい値より小さくブロックが無効と
決定される場合に、`0' となる。この制御信号CONT
が逆量子化回路49およびディシャフリング回路51に
供給される。CONT=`1' である有効ブロックに関し
ては、エラーである係数データを全てゼロデータとする
処理である。この結果、エラーの係数データの影響を除
くことができる。この後に、逆DCT回路50におい
て、逆変換がなされる。上述のように、アクティビィテ
ィに応じてしきい値が規定されているので、しきい値以
上の係数データを逆変換した結果の復元画像は、原画像
にかなり近いものとなる。
ては、ディシャフリング回路51において、そのブロッ
クの画像を時間的に前のフレームの同一位置のブロック
の画像で置き換える前フレーム補間がなされる。ディシ
ャフリング回路51には、ディシャフリングのために、
前フレームの画像を保持するメモリが設けられているの
で、このメモリを利用して前フレーム補間が可能であ
る。ディシャフリング回路に限らず、前フレームの画像
を保持することが可能な回路を利用できる。
に関しての補間を周囲のブロックの画像データを使用し
て空間的に補間しても良い。
磁気テープに記録するディジタルVTRの例である。し
かしながら、テープ以外のディスク等の媒体を使用する
場合にも、この発明を適用できる。
内の係数データがエラーを含む場合に、エラーの係数デ
ータの割合および分布に検出し、この検出結果に基づい
て有効かそうでないかを決定している。従って、エラー
が含まれるブロックを全て無効ブロックとし、前フレー
ム置換でこの無効ブロックを補間する処理と比して、復
元画像の画質を向上できる。さらに、ブロックの精細度
に適応して決定のしきい値を可変することにより、一層
良好なエラー修整を達成できる。
ック図である。
図である。
る。
図である。
である。
る。
ある。
を示す略線図である。
ための略線図である。
を説明するための略線図である。
ロック図である。
る。
の一例の略線図である。
向を説明するための略線図である。
の略線図である。
の略線図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 直交変換符号により符号化されたディジ
タル画像信号を受信し、伝送時のエラーを修整するよう
にしたエラー修整装置において、 上記受信された符号化出力のエラーを少なくとも検出
し、検出結果であるエラーフラグを出力するためのエラ
ー検出手段と、 上記エラーフラグに基づいて上記直交変換符号のための
ブロック毎に、係数データの有効/無効の割合を検出
し、有効な係数データがしきい値以上、存在する時に、
無効な係数データを強制的に0とするための制御手段
と、 上記制御手段で処理された係数データが供給される直交
変換符号の復号手段とからなるディジタル画像信号のエ
ラー修整装置。 - 【請求項2】 直交変換符号により符号化されたディジ
タル画像信号を受信し、伝送時のエラーを修整するよう
にしたエラー修整装置において、 上記受信された符号化出力のエラーを少なくとも検出
し、検出結果であるエラーフラグを出力するためのエラ
ー検出手段と、 上記エラーフラグに基づいて上記直交変換符号のための
ブロック毎に、係数データの有効/無効の割合を検出
し、有効な係数データがしきい値以上、存在する時に、
無効な係数データを強制的に0とするための制御手段
と、 上記制御手段で処理された係数データが供給される直交
変換符号の復号手段と、 上記復号手段の復号出力が供給され、上記制御手段で有
効な係数データがしきい値以上存在しないと決定される
時に、時間的に前の画像データでそのブロックの画像デ
ータを置き換えるための補間手段とからなるディジタル
画像信号のエラー修整装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のディジタル画像
信号のエラー修整装置において、上記制御手段は、低域
成分から高域成分に向かう順序で配列された係数データ
が供給され、上記配列を有する係数データのエラーフラ
グ数を計数し、計数値から有効/無効の割合を決定する
ようになされたディジタル画像信号のエラー修整装置。 - 【請求項4】 請求項1または2記載のディジタル画像
信号のエラー修整装置において、上記制御手段は、ブロ
ックの画像の精細度に適応してしきい値を可変しうるこ
とを特徴とするディジタル画像信号のエラー修整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30960292A JP3127629B2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | ディジタル画像信号のエラー修整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30960292A JP3127629B2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | ディジタル画像信号のエラー修整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06141280A JPH06141280A (ja) | 1994-05-20 |
JP3127629B2 true JP3127629B2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=17995012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30960292A Expired - Fee Related JP3127629B2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | ディジタル画像信号のエラー修整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3127629B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6348945B1 (en) | 1996-09-06 | 2002-02-19 | Sony Corporation | Method and device for encoding data |
JP2015154415A (ja) * | 2014-02-18 | 2015-08-24 | 富士通株式会社 | 動画符号化装置、動画符号化方法及び動画符号化プログラム |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP30960292A patent/JP3127629B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06141280A (ja) | 1994-05-20 |
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