JP3127569B2 - 光センサ回路 - Google Patents

光センサ回路

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JP3127569B2 JP04122992A JP12299292A JP3127569B2 JP 3127569 B2 JP3127569 B2 JP 3127569B2 JP 04122992 A JP04122992 A JP 04122992A JP 12299292 A JP12299292 A JP 12299292A JP 3127569 B2 JP3127569 B2 JP 3127569B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラのオートフォー
カスなどに用いられる光電変換素子を備えた光センサ
(光センサ回路)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラのオートフォーカスなどに用いら
れる光センサとしては、比較的安価で高性能であること
からフォトダイオードやフォトトランジスタを用いた光
センサの実用化が進んでいる。
【0003】図3に光電素子としてフォトダイオードを
用いた光センサの回路構成を示す。
【0004】この光センサ回路は、フォトダイオード1
および接合容量4と、このフォトダイオード1の出力が
反転入力に入力され、基準電位Vref が非反転入力に入
力されるコンパレータ2およびリセット用FET3を備
えたリセットスイッチにより構成されている。なお、リ
セット用FET3はnチャネル型に形成されている。
【0005】このような構成の光センサ回路の動作を図
4に示すタイミングチャートを参照して説明する。な
お、図4において、実線50はコンパレータ2の反転入
力の入力電位Vinを、実線51はコンパレータ2の出力
電位Vout を、そして、実線52はリセット信号R
10を、それぞれ示す。本装置においては、先ず、開始時
刻t11の前にリセット信号R10をHレベルにすると、リ
セット用FET3のゲート電極に印加される電位がしき
い電圧を超えリセット用FET3はオン状態へ移行し、
コンパレータ2の入力電位VinはV0 レベルとなり、コ
ンパレータ2は初期設定される。そして、開始時刻t11
において、リセット信号R10をLレベルにしてリセット
用FET3をオフ状態にすると、フォトダイオード1に
発生する光電流Ipが接合容量4に積分されて流れ、コ
ンパレータ2の入力電位Vinは上昇する。時刻t12にお
いて、入力電位Vinがコンパレータ2の基準電位Vref
に達すると、コンパレータ2の出力電位はHレベルから
Lレベルに変化する。ここで、開始時刻t11からコンパ
レータ2の出力が変化する時刻t12までの期間T10が本
装置の応答時間であり、光強度は応答時間T10の長短と
して検出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示す構成の光センサ回路は、コンパレータ2の入力電位
inが基準電位Vref に達し、コンパレータ2の出力電
位Vout が変化、すなわち、装置が応答した後も、光電
流Ipによる積分は続けられるため、時刻t13におい
て、コンパレータ20の入力電位Vinが電源電位VDD
ベルまで上昇し、その後に発生する光電流Ipが積分さ
れずに過電流となるので、装置の特性を低下させるとい
う問題がある。すなわち、上記構成の光センサ回路は、
単一回路で使用されることは稀であり、複数の回路を同
一半導体基板上にアレイ状に並設し、イメージセンサと
して使用される場合が多い。従って、このような複数の
光センサ回路からなる装置を使用した場合において、1
つの光センサ回路で発生した過電流は、隣接する光セン
サ回路に流れ込み、その回路において発生した光電流I
pに合流するため、イメージセンサとしての機能を果た
すことができないという問題がある。
【0007】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
光電変換手段における積分電位の飽和を防止でき、検出
特性に優れた光センサ回路を実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、光量に応じて電荷を発生しこれを蓄積し
て積分電位を出力する光電変換手段と、その積分電位を
受けこれと基準電位とを比較し、積分電位が基準電位レ
ベルをクロスしたとき検知信号を出力する比較手段と、
積分電位を一定電位値に設定する電位初期化手段とを有
する光センサ回路において、積分電位が基準電位を超え
た所定電位に達した際に、光電変換手段に発生する電荷
を放電させてクロス時点後の積分電位の増分を制限する
電位変化抑制手段を備えていることを特徴とする。
【0009】ここで、光電変換手段としては、フォトダ
イオードを用いることができる。
【0010】また、電位変化抑制手段としては、積分電
が基準電位に達した際に作動するスイッチ回路とする
ことができ、このスイッチ回路には、基準電位をゲート
に受け光電変換手段に発生する過剰な電荷を放電させる
スイッチ用FETを採用することができる。
【0011】
【作用】斯かる手段を講じた本発明に係る光センサ回路
においては、比較手段が光電変換手段から出力される積
分電位と基準電位とを比較し、積分電位が基準電位レベ
ルをクロスすると、検知信号を出力するが、その後、積
分電位が基準電位を超えた所定電位に達すると、電位変
化抑制手段が光電変換手段に発生する電荷を放電させて
クロス時点後の積分電位の増分を制限するため、積分電
位が飽和するまでには至らない。従って、光電流が隣接
のセンサ回路へ流れ込むことがないので、検出精度を高
めることができる。
【0012】また、電位変化抑制手段として光電変換手
段に発生する過剰な光電流を放電させるスイッチ用FE
Tを採用し、このスイッチ用FETのゲートに比較手段
の基準電位が印加される構成である場合には、基準電位
に対して積分電位が所定の値となるとスイッチ用FET
がオン状態となり、過剰な光電流を放電させることがで
きるので、スイッチ用FETを設けることによる簡略な
構成で積分電位の上昇または下降を制限することができ
る。
【0013】
【実施例】つぎに、添付図面を参照して本発明に係る一
実施例について説明する。
【0014】図1は、本発明の実施例に係る光センサ回
路の構成を示す回路図である。本例の光センサ回路にお
いて、従来の回路と同一部分には同一参照符号を付し、
その説明は省略する。本例の光センサ回路において、従
来の回路と異なる点は、比較手段たるコンパレータ2の
入力とGND(グランド)との間にコンパレータ2の電
位変化抑制手段としてのスイッチ用FET5を備えてい
る点にある。このスイッチ用FET5は、pチャネル型
に形成されており、そのソース電極がコンパレータ2の
反転入力側に接続され、ドレイン電極はアース接地され
ている。そして、スイッチ用FET5のゲート電極に
は、コンパレータ2の基準電位Vref が印加されてい
る。
【0015】このような構成の光センサ回路の動作を図
2に示すタイミングチャートを参照して説明する。な
お、本例の回路の動作において、リセット後の初期動作
は従来の回路と同様につき、詳細な説明は省略する。ま
た、図2に示すタイミングチャートにおいて、従来と同
一部分には同一参照符号を付してある。
【0016】図2において、開始時刻t1 でリセット信
号RをHレベルよりLレベルに変化させ、リセット用F
ET3をオフ状態とする。これにより、コンパレータ2
の入力電位Vinは、フォトダイオード1からの光電流I
pの積分電位により上昇する。そして、時刻t2 におい
て、コンパレータ2の入力電位Vinが基準電位Vref
達し、コンパレータ2の出力電位Vout はHレベルから
Lレベルへ変化する。
【0017】コンパレータ2の応答時間、すなわち期間
1 の後も、フォトダイオード1より発生する光電流I
pの接合容量4による積分は続けられるため、コンパレ
ータ2の入力電位Vinは上昇を続ける。そして、時刻t
3 において、コンパレータ2の入力電位VinがVref
thレベルまで上昇すると、スイッチ用FET5におい
て、ゲート電極に印加されているコンパレータ2の基準
電位Vref に対し、ソース電極に印加される電位がスレ
ッシュホールドレベル、すなわちVref +Vthレベルに
達するため、スイッチ用FET5はオン状態に移行す
る。このため、時刻t3 より後に発生する過剰な光電流
Ipは、スイッチ用FET5を介してGNDへリークさ
れるので、コンパレータ2の入力電位Vinは、Vref
thレベルにクリップされ、これ以上は上昇しない。そ
して、時刻t4 において、リセット信号RをLレベルか
らHレベルへ変化させると、コンパレータ2の入力電位
inはV0 レベルへ低下し、その出力電位Vout もLレ
ベルからHレベルへ変化してコンパレータ2は初期設定
される。この後、開始時刻t1 ’,時刻t2 ’および時
刻t3 ’においても同様な動作が繰り返される。
【0018】このように、本例の光センサ回路において
は、コンパレータ2の入力とGNDとの間にスイッチ用
FET5を有しているため、装置の応答後、すなわちコ
ンパレータ2の入力電位Vinが基準電位Vref を超えた
後にフォトダイオード1で発生する過剰な光電流Ipを
スイッチ用FET5を介してGNDへリークさせて入力
電位Vinの必要以上の上昇を制限可能な構成となってい
る。従って、従来の装置のように、コンパレータ2の入
力電位Vinが電源電位VDDレベルまで上昇することによ
り、同一半導体基板上に隣接する装置に過剰な光電流I
pが流れ込むようなことがないので、検出精度を高める
ことができる。また、入力電位Vinがスレッシュホール
ドレベル以上に上昇することがないため、装置の初期化
設定に要する時間を短縮できるので、サンプリング周期
を短くすることができる。
【0019】なお、本例においては、光電素子にフォト
ダイオードを用いているが、これに限らず、pinフォ
トダイオードやアバランシェフォトダイオードなどのフ
ォトダイオードを用いて装置を構成することができる。
【0020】
【効果】以上のとおり、本発明に係る光センサ回路にお
いては、積分電位が基準電位を超えた所定電位に達した
際に、光電変換手段に発生する電荷を放電させてクロス
時点後の積分電位の増分を制限する電位変化抑制手段を
備えていることに特徴を有する。従って、積分電位が増
分(上昇または下降)を続け、光電変換手段に発生する
電荷が積分不可能な状態となるまで積分電位が飽和する
ことがないので、過剰な光電流が隣接する装置へ流出す
ることもなく、センサアレイとしての光電変換特性(検
出精度)を高めることができる。
【0021】また、積分電位が飽和する以前に電位抑制
されているので、装置の初期化設定に要する時間を短縮
でき、サンプリング周期を短くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る光センサ回路の構成を示
す回路図である。
【図2】図1に示す光センサ回路の動作を示すタイミン
グチャート図である。
【図3】従来の光センサ回路の構成を示す回路図であ
る。
【図4】図3に示す光センサ回路の動作を示すタイミン
グチャート図である。
【符号の説明】
1・・・フォトダイオード 2・・・コンパレータ 3・・・リセット用FET 4・・・接合容量 5・・・スイッチ用FET Vref ・・・基準電位 Vin・・・入力電位 Vout ・・・出力電位

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光量に応じて電荷を発生しこれを蓄積し
    て積分電位を出力する光電変換手段と、前記積分電位を
    受けこれと基準電位とを比較し、前記積分電位が前記基
    準電位レベルをクロスしたとき検知信号を出力する比較
    手段と、前記積分電位を一定電位値に設定する電位初期
    化手段と、を有する光センサ回路において、前記積分電
    位が前記基準電位を超えた所定電位に達した際に、前記
    光電変換手段に発生する電荷を放電させて前記クロス時
    点後の前記積分電位の増分を制限する電位変化抑制手段
    を有することを特徴とする光センサ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記光電変換手段
    は、フォトダイオードであることを特徴とする光センサ
    回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    電位変化抑制手段は、前記積分電位が前記基準電位に達
    した際に作動するスイッチ回路であることを特徴とする
    光センサ回路。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記スイッチ回路
    は、前記基準電位をゲートに受け前記光電変換手段に発
    生する過剰な電荷を放電させるスイッチ用FETからな
    ることを特徴とする光センサ回路。
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