JP3127215U - オストメイト用スラックス - Google Patents
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Abstract
【目的】第一の目的は、スラックスを脱がないで尿処理・大便処理を行うことができるオストメイト用スラックスを提供すること。第二の目的は、尿処理については、便用個室に入らなくても尿用便器で立ち小便の感覚で尿処理を可能とするオストメイト用スラックスを提供すること。
【解決手段】オストメイト用スラックス1は、オストメイトがウロストミー2にウロストミー用パウチ3を取り付けた状態で着用するのに適しており、スラックス1を構成する部分のうちスラックス1の着用時にウロストミー用パウチ3に重なる部分に形成されたウロストミー用スリット4と、ウロストミー用スリット4を開閉自在に封止するウロストミー用ファスナー5とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】オストメイト用スラックス1は、オストメイトがウロストミー2にウロストミー用パウチ3を取り付けた状態で着用するのに適しており、スラックス1を構成する部分のうちスラックス1の着用時にウロストミー用パウチ3に重なる部分に形成されたウロストミー用スリット4と、ウロストミー用スリット4を開閉自在に封止するウロストミー用ファスナー5とを備える。
【選択図】図1
Description
本考案は、オストメイト用スラックスに関し、更に詳しくは、尿処理や大便処理を簡単に短時間で行うことができるオストメイト用スラックスに関する。
病気や障害が原因で、腹部に孔を空けて人工的に作られた人工膀胱や人工肛門を持っている「オストメイト」と称される多くの人々がいる。腹部に取り付けられる人工膀胱や人工肛門は、総称して「ストーマ」と称される。そのうち、人工膀胱は、「ウロストミー」と称され、人工肛門は、人工結腸肛門が「コロストミー」と称され、回腸人工肛門が「イレオストミー」と称されている。
ストーマは、排泄の制御ができないため、オストメイトは、排泄物をためるための「パウチ」と称される袋をストーマに取り付けて垂れ流される尿や大便を溜めて、パウチがほぼ一杯になったところで尿処理・大便処理を行う。
ストーマは、排泄の制御ができないため、オストメイトは、排泄物をためるための「パウチ」と称される袋をストーマに取り付けて垂れ流される尿や大便を溜めて、パウチがほぼ一杯になったところで尿処理・大便処理を行う。
オストメイトが通常の人(オストメイトではない人)と同じ下半身下着を着けると、パウチの上から下半身下着を着けることになるため、尿処理・大便処理を行うときには、下半身下着をいちいち脱いで行うことが必要になる。そこで、特許文献1から3に示したように、下半身下着をいちいち脱がなくても尿処理・大便処理ができるようにした種々の下半身下着が提案されている。
しかしながら、オストメイトは、特許文献1から3に開示された下半身下着を着けても、スラックスについては健康な人が着るものと同じものを着るため、尿処理・大便処理を行う場合、スラックスを脱ぐ必要があり面倒だという問題があった。もっとも、オストメイトの尿処理・大便処理は、スラックスを脱がずに下ろすだけでもできなくはないが、下ろすだけだと床にスラックスが接して汚れてしまう。そのため、オストメイトは、スラックスを脱がなければならなかった。
また、尿処理・大便処理を行うために、いちいちスラックスを脱ぐと時間がかかるという問題があった。スラックスが汚れないように便所のフックにかけたり、狭い荷物置き場に置いたりする作業も行わなければならないからである。従って、尿の場合、10〜15分、大便の場合、20〜40分もかかるという問題があった。そのため、集団行動に支障を来し、特に、ツアー旅行等には参加ができないという問題もあった。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その第一の目的は、スラックスを脱がないで尿処理・大便処理を行うことができるオストメイト用スラックスを提供することにある。第二の目的は、尿処理については、便用個室に入らなくても尿用便器で立ち小便の感覚で尿処理を可能とするオストメイト用スラックスを提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案に係るオストメイト用スラックスは、オストメイトがウロストミーにウロストミー用パウチを取り付けた状態で着用するのに適したスラックスであって、前記スラックスを構成する部分のうち前記スラックスの着用時に前記ウロストミー用パウチに重なる部分に形成されたウロストミー用スリットと、前記ウロストミー用スリットを開閉自在に封止するウロストミー用スリット封止手段とを備えたことを要旨とするものである。
本考案に係るオストメイト用スラックスは、オストメイトがコロストミーにコロストミー用パウチを取り付けた状態で着用するのに適したスラックスであって、前記スラックスを構成する部分のうち前記スラックスの着用時に前記コロストミー用パウチに重なる部分に、前記スラックスのウエストベルトの分離部分から始まって下方に向かって形成されたコロストミー用スリットと、前記コロストミー用スリットを開閉自在に封止するコロストミー用スリット封止手段と、前記スラックスのウエストベルトの前身頃側の裏側に、前記コロストミー用スリットを跨いで取り付けられる、前記スラックスのずり落ちを防止するベルト状のスラックス支持手段とを備えたことを要旨とするものである。
本考案に係るオストメイト用スラックスは、オストメイトがイレオストミーにイレオストミー用パウチを取り付けた状態で着用するのに適したスラックスであって、前記スラックスを構成する部分のうち前記スラックスの着用時に前記イレオストミー用パウチに重なる部分に、前記スラックスのウエストベルトの分離部分から始まって下方に向かって形成されたイレオストミー用スリットと、前記イレオストミー用スリットを開閉自在に封止するイレオストミー用スリット封止手段と、前記スラックスのウエストベルトの前身頃側の裏側に、前記イレオストミー用スリットを跨いで取り付けられる、前記スラックスのずり落ちを防止するベルト状のスラックス支持手段とを備えたことを要旨とするものである。
本考案に係るオストメイト用スラックスは、オストメイトがウロストミーにウロストミー用パウチを取り付け、更に、コロストミーにコロストミー用パウチを取り付けた状態で着用するのに適したスラックスであって、前記スラックスを構成する部分のうち前記スラックスの着用時に前記ウロストミー用パウチに重なる部分に形成されたウロストミー用スリットと、前記ウロストミー用スリットを開閉自在に封止するウロストミー用スリット封止手段と、前記スラックスを構成する部分のうち前記スラックスの着用時に前記コロストミー用パウチに重なる部分に、前記スラックスのウエストベルトの分離部分から始まって下方に向かって形成されたコロストミー用スリットと、前記コロストミー用スリットを開閉自在に封止するコロストミー用スリット封止手段と、前記スラックスのウエストベルトの前身頃側の裏側に、前記コロストミー用スリットを跨いで取り付けられる、前記スラックスのずり落ちを防止する、ベルト状のスラックス支持手段とを備えたことを要旨とするものである。
上記の場合に、前記支持手段の少なくとも一の端部が脱着自在であるとよい。
以下に図面を参照して本考案の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態に係るオストメイト用スラックス1の外観を示す。スラックス1は、オストメイトがウロストミー2にウロストミー用パウチ3を取り付けた状態で着用するのに適したスラックスであり、外出時等に外装用として着用するものである。スラックス1は、ウロストミー用スリット4と、ウロストミー用ファスナー5とを備える。
図1は、本発明の第一の実施形態に係るオストメイト用スラックス1の外観を示す。スラックス1は、オストメイトがウロストミー2にウロストミー用パウチ3を取り付けた状態で着用するのに適したスラックスであり、外出時等に外装用として着用するものである。スラックス1は、ウロストミー用スリット4と、ウロストミー用ファスナー5とを備える。
ウロストミー用スリット4は、ウロストミー用パウチ3に溜まった尿の処理を行うために、これを出し入れするための孔である。ウロストミー用スリット4は、スラックス1を構成する部分のうちスラックス1の着用時にウロストミー用パウチ3に重なる部分に形成されている。ウロストミー用スリット4は、オストメイトのウロストミー用パウチ3の取付位置によって任意に決めることができ、その形成位置は限定されるものではないが、ウエストベルト6の下側部から間隔L1(3〜20cm)の位置からそのスリットが始まって下方に向かうスリットとすることができる。また、ウロストミー用スリット4の大きさもウロストミー用パウチ3の大きさに合わせて任意に決めることができ、その大きさは限定されるものではないが、長さL2(10〜30cm)とすることができる。
ウロストミー用ファスナー5は、ウロストミー用パウチ3やオストメイトの足P等を外から見えないようにウロストミー用スリット4を開閉自在に封止するものである。ウロストミー用ファスナー5は、下から上に向かって封止するものでも、下から上に向かって封止するものでもその向きは特に限定されるものではない。なお、ファスナー5に代えて、フックや掛けボタンにしてもよい。
次に、オストメイト用スラックス1の使い方について説明する。
オストメイトは、ウロストミー用パウチ3を自分のウロストミー2に取り付けて、図2に示す下半身下着7a(特許第3754411号に開示されたオストメイト用身体着のうち右側に袋部8があるもの)を身につけ、その袋部8にパウチ3を収納し、側縁9及び下縁10をファスナー11で閉じる。オストメイトは、その上から、オストメイト用スラックス1を着用する。すると、パウチ3と、袋部8と、ウロストミー用スリット4とが重なる。
時間が経ってウロストミー用パウチ3に尿が溜まると、オストメイトはトイレへ行って尿用便器の前に立つ。そして、ウロストミー用ファスナー5を開けて、続いて、ファスナー11を開けて、ウロストミー用パウチ3を取り出す。次に、ウロストミー用パウチ3の先端の止め栓12を外して、普通の立小便の感覚で溜まった尿を尿用便器に捨てる。捨てたあとは止め栓12を閉じて(必要であれば、更に、ティッシュ等で拭き)、袋部8に収納し、側縁9及び下縁10をファスナー11で閉じ、最後にウロストミー用ファスナー5で閉じればよい。
オストメイトは、ウロストミー用パウチ3を自分のウロストミー2に取り付けて、図2に示す下半身下着7a(特許第3754411号に開示されたオストメイト用身体着のうち右側に袋部8があるもの)を身につけ、その袋部8にパウチ3を収納し、側縁9及び下縁10をファスナー11で閉じる。オストメイトは、その上から、オストメイト用スラックス1を着用する。すると、パウチ3と、袋部8と、ウロストミー用スリット4とが重なる。
時間が経ってウロストミー用パウチ3に尿が溜まると、オストメイトはトイレへ行って尿用便器の前に立つ。そして、ウロストミー用ファスナー5を開けて、続いて、ファスナー11を開けて、ウロストミー用パウチ3を取り出す。次に、ウロストミー用パウチ3の先端の止め栓12を外して、普通の立小便の感覚で溜まった尿を尿用便器に捨てる。捨てたあとは止め栓12を閉じて(必要であれば、更に、ティッシュ等で拭き)、袋部8に収納し、側縁9及び下縁10をファスナー11で閉じ、最後にウロストミー用ファスナー5で閉じればよい。
従って、オストメイト用スラックス1を脱がなくても尿処理ができる。そのため、簡単に短時間に尿処理ができる。通常、これに要する時間は、3〜8分である。また、トイレ個室に入らなくても尿処理ができるため、トイレ個室待ちの状態を作らなくて済む。更に、通常の人と同じように立小便ができるので精神衛生上の効果もある。
図3は、本発明の第二の実施形態に係るオストメイト用スラックス21の外観を示す。スラックス21は、オストメイトがコロストミー22にコロストミー用パウチ23を取り付けた状態で着用するのに適したスラックスであり、外出時等に外装用として着用するものである。スラックス21は、コロストミー用スリット24と、コロストミー用ファスナー25と、スラックス支持ベルト26(図4参照)とを備える。
コロストミー用スリット24は、コロストミー用パウチ23に溜まった大便処理を行うために、これを出し入れするための開口H(図4参照)を形成するための切り込みである。コロストミー用スリット24は、スラックス21を構成する部分のうちスラックス21の着用時にコロストミー用パウチ23に重なる部分に、スラックスのウエストベルト27に形成される当該ベルト27の分離部分の下端部から始まって下方に向かって形成されている。従って、コロストミー用スリット24を開くと、図4に示したように、三角形状の開口Hができる。コロストミー用スリット24は、オストメイトのコロストミー用パウチ23の取付位置によって任意に決めることができ、その形成位置は限定されるものではないが、実際には、スラックス21の前身頃のいずれかの位置にコロストミー用スリット24が形成される。
また、コロストミー用スリット24は、ウエストベルト27に形成される当該ベルト27の分離部分に続いて下方に向けて形成される切り込みによって形成される。このように、結果的に切り込みがウエストベルト27の一番上の部分から始まって下方に向けて形成される形態とされるのは、コロストミー用パウチ23は大便が入っているため、単なるスリットではなく幅広の開口Hができるようにしておくためである。すなわち、大便処理は、尿処理よりも大変だから作業をしやすくするためである。コロストミー用スリット24の大きさは、コロストミー用パウチ23の大きさに合わせて任意に決めることができ、その大きさは限定されるものではないが、長さL3(20〜40cm)とすることが望ましい。
コロストミー用ファスナー25は、コロストミー用パウチ23やオストメイトの足P等を外から見えないようにコロストミー用スリット24を開閉自在に封止するものである。コロストミー用ファスナー25は、下から上に向かって封止するものでも、下から上に向かって封止するものでもその向きは特に限定されるものではない。なお、ファスナー25に代えて、フックや掛けボタンにしてもよい。
スラックス支持ベルト26は、大便処理に際して、コロストミー用スリット24を開いたときにスラックス21のずり落ちを防止するベルト状の布、ゴム紐等からなるものである。スラックス支持ベルト26は、その取付位置は特に限定されないが、スラックス21のウエストベルト27の前身頃側の裏側(オストメイトの体側)に、コロストミー用スリット24を跨いで取り付けるとよい。すなわち、スラックス支持ベルト26の一端にフック28が取り付けられた状態で、そのフック28を留める留め金具(図4、取付位置M1付近参照)がコロストミー用スリット24に対して一方の側のウエストベルト27の取付位置M1に取り付けられた場合には、スラックス支持ベルト26の他端が当該スリット24に対して他方の側のウエストベルト27の取付位置M2に縫いつけられればよい。かかる構成により、フック28は、大便処理を行っているときは、取付位置M1に示した留め金具に引っかかって外れることがなく、よって、スラックス21が大便処理の時にずり落ちることがない。一方、着替えのときは、フック28をその留め金具から簡単に外すことができる。なお、フック28を取り付けるスラックス支持ベルト26の端部は、取付位置M1側でも取付位置M2側でもどちらでも良い。従って、フック28を取り付けたのが取付位置M2側である場合には、取付位置M1側のスラックス支持ベルト26の端部をウエストベルト27の取付位置M1に縫いつければよい。
また、スラックス支持ベルト26の両方の端部を着脱可能としてもよい。この場合、いずれか一方の端部は、フック28のようにオストメイトが簡単に着脱できるものが好ましいが、それ以外の端部は、ウエストベルト27にはボタンを取り付け、スラックス支持ベルト26には、ボタンホールを設けて着脱可能とすることが好ましい。ボタンを取り付けた方はフックを取り付けた方に比べて簡単には外れないからである。従って、スラックス支持ベルト26の両端をボタンにより留める構成としてもよい。なお、これは、スラックス支持ベルトの両端をフックにより留める構成とすることを妨げるものではない。
更に、スラックス支持ベルト26の材質としてゴム製のものを用いる場合には、スラックス支持ベルト26の両端はウエストベルト27に縫いつけてもよい。大便処理をしているときは、ゴムが縮んでいて腹部に引っかかってスラックス21がずり落ちないからである。一方で、着替えをするときは、ゴムを伸ばせば容易にスラックス21を脱ぐことができるからである。
更に、スラックス支持ベルト26の材質としてゴム製のものを用いる場合には、スラックス支持ベルト26の両端はウエストベルト27に縫いつけてもよい。大便処理をしているときは、ゴムが縮んでいて腹部に引っかかってスラックス21がずり落ちないからである。一方で、着替えをするときは、ゴムを伸ばせば容易にスラックス21を脱ぐことができるからである。
また、スラックス支持ベルト26の長さは、特に限定されるものではないが、20〜60cmが望ましい。コロストミー用スリット24を開いたときにできる開口Hとしてコロストミー用パウチ23を出し入れしやすい大きさとするためである。
さらに、スラックス支持ベルト26は、ウエストベルト27の端部30を取付位置M2に到達できる程度に伸ばし、端部30にフックやボタンを取り付け、これを、取付位置M2に形成されたフックやボタンを留める部分に留めることができるように構成してもよい。かかる構成によれば、ウエストベルト27がスラックス支持ベルト26を兼ねることができる。
次に、オストメイト用スラックス21の使い方について説明する。
オストメイトは、コロストミー用パウチ23を自分のコロストミー22に取り付けて、図2に示す下半身下着7b(特許第3754411号に開示されたオストメイト用身体着のうち左側に袋部8があるもの)を身につけ、その袋部8にパウチ23を収納し、側縁9及び下縁10をファスナー11で閉じる。オストメイトは、その上から、オストメイト用スラックス21を着用する。すると、パウチ23と、袋部8と、コロストミー用スリット24とが重なる。
時間が経ってコロストミー用パウチ23に大便が溜まると、オストメイトはトイレへ行って便器又は大便処理槽の前に立つ。そして、コロストミー用ファスナー25を開けて、続いて、ファスナー11を開けて、コロストミー用パウチ23を取り出す。次に、コロストミー用パウチ23の先端の止め金29を外して、大便を便器又は大便処理槽に捨てる。捨てたあとはパウチ23やコロストミー22及びその周辺の消毒や拭き取りを行う。その後、止め金29を閉じて、袋部8に収納し、側縁9及び下縁10をファスナー11で閉じ、最後にコロストミー用ファスナー25を閉じる。
オストメイトは、コロストミー用パウチ23を自分のコロストミー22に取り付けて、図2に示す下半身下着7b(特許第3754411号に開示されたオストメイト用身体着のうち左側に袋部8があるもの)を身につけ、その袋部8にパウチ23を収納し、側縁9及び下縁10をファスナー11で閉じる。オストメイトは、その上から、オストメイト用スラックス21を着用する。すると、パウチ23と、袋部8と、コロストミー用スリット24とが重なる。
時間が経ってコロストミー用パウチ23に大便が溜まると、オストメイトはトイレへ行って便器又は大便処理槽の前に立つ。そして、コロストミー用ファスナー25を開けて、続いて、ファスナー11を開けて、コロストミー用パウチ23を取り出す。次に、コロストミー用パウチ23の先端の止め金29を外して、大便を便器又は大便処理槽に捨てる。捨てたあとはパウチ23やコロストミー22及びその周辺の消毒や拭き取りを行う。その後、止め金29を閉じて、袋部8に収納し、側縁9及び下縁10をファスナー11で閉じ、最後にコロストミー用ファスナー25を閉じる。
従って、オストメイト用スラックス21を脱がなくても大便処理ができる。そのため、従来に比べると比較的簡単に短時間に大便処理ができる。通常、これに要する時間は、10〜15分である。
以上本発明の一実施形態について説明したが、本考案は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態においては、ウロストミー及びコロストミーが取り付けられた場合を説明したが、イレオストミーが取り付けられた場合もその取付位置に合わせてスリットを設けたオストメイト用スラックスを製作することができる。
本考案は、オストメイトが便利な社会生活を営むために使用価値が高く、また、医療福祉関連製品の製造業や販売業においても将来的な利用価値が高い考案である。
1 オストメイト用スラックス
2 ウロストミー
3 ウロストミー用パウチ
4 ウロストミー用スリット
5 ウロストミー用ファスナー
6 ウエストベルト
7a、7b 下半身下着
1 袋部
2 側縁
10 下縁
11 ファスナー
12 止め栓
21 オストメイト用スラックス
22 コロストミー
23 コロストミー用パウチ
24 コロストミー用スリット
25 コロストミー用ファスナー
26 スラックス支持ベルト
27 ウエストベルト
28 フック
29 止め金
30 端部
H 開口
M1,M2 取付位置
2 ウロストミー
3 ウロストミー用パウチ
4 ウロストミー用スリット
5 ウロストミー用ファスナー
6 ウエストベルト
7a、7b 下半身下着
1 袋部
2 側縁
10 下縁
11 ファスナー
12 止め栓
21 オストメイト用スラックス
22 コロストミー
23 コロストミー用パウチ
24 コロストミー用スリット
25 コロストミー用ファスナー
26 スラックス支持ベルト
27 ウエストベルト
28 フック
29 止め金
30 端部
H 開口
M1,M2 取付位置
Claims (5)
- オストメイトがウロストミーにウロストミー用パウチを取り付けた状態で着用するのに適したスラックスであって、
前記スラックスを構成する部分のうち前記スラックスの着用時に前記ウロストミー用パウチに重なる部分に形成されたウロストミー用スリットと、
前記ウロストミー用スリットを開閉自在に封止するウロストミー用スリット封止手段とを備えたことを特徴とするオストメイト用スラックス。 - オストメイトがコロストミーにコロストミー用パウチを取り付けた状態で着用するのに適したスラックスであって、
前記スラックスを構成する部分のうち前記スラックスの着用時に前記コロストミー用パウチに重なる部分に、前記スラックスのウエストベルトの分離部分から始まって下方に向かって形成されたコロストミー用スリットと、
前記コロストミー用スリットを開閉自在に封止するコロストミー用スリット封止手段と、
前記スラックスのウエストベルトの前身頃側の裏側に、前記コロストミー用スリットを跨いで取り付けられる、前記スラックスのずり落ちを防止するベルト状のスラックス支持手段とを備えたことを特徴とするオストメイト用スラックス。 - オストメイトがイレオストミーにイレオストミー用パウチを取り付けた状態で着用するのに適したスラックスであって、
前記スラックスを構成する部分のうち前記スラックスの着用時に前記イレオストミー用パウチに重なる部分に、前記スラックスのウエストベルトの分離部分から始まって下方に向かって形成されたイレオストミー用スリットと、
前記イレオストミー用スリットを開閉自在に封止するイレオストミー用スリット封止手段と、
前記スラックスのウエストベルトの前身頃側の裏側に、前記イレオストミー用スリットを跨いで取り付けられる、前記スラックスのずり落ちを防止するベルト状のスラックス支持手段とを備えたことを特徴とするオストメイト用スラックス。 - オストメイトがウロストミーにウロストミー用パウチを取り付け、更に、コロストミーにコロストミー用パウチを取り付けた状態で着用するのに適したスラックスであって、
前記スラックスを構成する部分のうち前記スラックスの着用時に前記ウロストミー用パウチに重なる部分に形成されたウロストミー用スリットと、
前記ウロストミー用スリットを開閉自在に封止するウロストミー用スリット封止手段と、
前記スラックスを構成する部分のうち前記スラックスの着用時に前記コロストミー用パウチに重なる部分に、前記スラックスのウエストベルトの分離部分から始まって下方に向かって形成されたコロストミー用スリットと、
前記コロストミー用スリットを開閉自在に封止するコロストミー用スリット封止手段と、
前記スラックスのウエストベルトの前身頃側の裏側に、前記コロストミー用スリットを跨いで取り付けられる、前記スラックスのずり落ちを防止する、ベルト状のスラックス支持手段とを備えたことを特徴とするオストメイト用スラックス。 - 前記支持手段の少なくとも一の端部が脱着自在であることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のオストメイト用スラックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006007419U JP3127215U (ja) | 2006-09-13 | 2006-09-13 | オストメイト用スラックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006007419U JP3127215U (ja) | 2006-09-13 | 2006-09-13 | オストメイト用スラックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3127215U true JP3127215U (ja) | 2006-11-24 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006007419U Expired - Fee Related JP3127215U (ja) | 2006-09-13 | 2006-09-13 | オストメイト用スラックス |
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---|---|
JP (1) | JP3127215U (ja) |
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2006
- 2006-09-13 JP JP2006007419U patent/JP3127215U/ja not_active Expired - Fee Related
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