JP3124162U - ズボン - Google Patents
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Abstract
【課題】ストマ装着者がストマの袋を交換する際に、その作業を円滑にできるようにするストマ装着者用ズボンを提供する。
【解決手段】ズボン10は一対の脚部12、12を有し、少なくとも一方の脚部12の外側の側方線に沿って上下方向途中部にズボン10の上端及び下端にまで達しない開口16が設けられる。開口16にはスライドファスナー18が設けられて、スライドファスナー18によって開口16が開閉自在であり、開かれた開口16を通してストマの袋20が出し入れ可能となっている。
【選択図】図3
【解決手段】ズボン10は一対の脚部12、12を有し、少なくとも一方の脚部12の外側の側方線に沿って上下方向途中部にズボン10の上端及び下端にまで達しない開口16が設けられる。開口16にはスライドファスナー18が設けられて、スライドファスナー18によって開口16が開閉自在であり、開かれた開口16を通してストマの袋20が出し入れ可能となっている。
【選択図】図3
Description
本考案は、ストマ装着者に適したズボンに関する。尚、実用新案登録請求の範囲及び明細書で「ズボン」とは、一対の脚部を有して下半身に装着する衣服であり、上着用、下着用、男性用、女性用のいずれも問わないものとし、また、正装用、普段着用、作業用、スポーツ用、介護用、寝巻き用等のいかなる用途用であってもよく、また下半身のみならず上半身も覆う(例えばつなぎ服)ものも含むものとする。
従来のズボンとして、作業用、スポーツ用、または介護用の目的でズボンの着脱の容易性を図るために、脚部の外側の側方線に沿って開口を設けるようにしたものは多数提案されている(特許文献1ないし特許文献4)
このような着脱の容易性を図るためのズボンの開口は、必ずズボンの上端及び下端の両端に渡り延びているか、または上端または下端のいずれかまで延びている。
このような着脱の容易性を図るためのズボンの開口は、必ずズボンの上端及び下端の両端に渡り延びているか、または上端または下端のいずれかまで延びている。
一方、防暑を図るためのズボンとして、脚部の外側の側方線に沿って開口を設けるようにしたものも提案されている(特許文献5)。特許文献5では、その上下方向中央部に開口を設けて、その開口に沿って適宜ピッチに釦が設けられており、釦により開口を開閉自在にして換気を図るようにしている。
しかしながら、従来のズボンにおいてストマ装着者のために考慮されたズボンは存在していない。ストマ装着者は、通常、脚の一方側にストマの袋を吊下げており、その袋を適宜交換する必要がある。従来、袋の交換を行なうためには、ズボンを上から途中まで降ろさなければならないため、その交換作業に手間がかかる、という問題がある。
本考案はかかる課題に鑑みなされたもので、その目的は、ストマ装着者がストマの袋の交換を円滑にできるようにするズボンを提供することである。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の考案に係るストマ装着者用ズボンは、一対の脚部を有し、少なくとも一方の前記脚部の外側の側方線に沿って上下方向途中部にズボンの上端及び下端にまで達しない開口が設けられ、該開口にはスライドファスナーが設けられて、該スライドファスナーによって前記開口が開閉自在であると共に該開かれた開口を通してストマの袋が出し入れ可能となったことを特徴とする。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の前記開口が、前記脚部の外側の側方にある前身頃と後身頃との縫合線の一部において縫合されない部分として設けられることを特徴とする。
請求項3記載の考案に係るストマ装着者用ズボンは、一対の脚部を有し、少なくとも一方の前記脚部の股よりも上方位置にズボンの端部にまで達しない開口が設けられ、該開口にはスライドファスナーが設けられて、該スライドファスナーによって前記開口が開閉自在であると共に該開かれた開口を通してストマの袋が出し入れ可能となったことを特徴とする。
請求項4記載の考案は、請求項3記載の前記開口が左右方向に沿って設けられることを特徴とする。
請求項5記載の考案は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のズボンの裏側に前記ストマの袋を保持するポケット部がさらに設けられることを特徴とする。
請求項1記載の考案によれば、脚部の外側の側方線に沿って上下方向途中部に設けられた開口のスライドファスナーを開くことにより、開口からストマの袋を簡単に取り出し、または開口からストマの袋を簡単に取り付けることができるようになる。開口はズボンの上端または下端まで達していないことから、開口が上端または下端で開放されることがなく、開放された端部を閉じるための手間が不要である。また、開口は上端または下端まで達していないことから閉じた状態で目立たないようにすることができる。
請求項2記載の考案によれば、請求項1記載の効果に加えて、縫合線の一部に縫合されない部分として開口が設けられるために、開口が目立たずに、また簡単に開口を設けることができる。
請求項3記載の考案によれば、脚部の股よりも上方位置に設けられた開口のスライドファスナーを開くことにより、開口からストマの袋を簡単に取り出し、または開口からストマの袋を簡単に取り付けることができるようになる。開口はズボンの端部まで達していないことから、開口が端部で開放されることがなく、開放された端部を閉じるための手間が不要である。ストマが腹部の比較的上方位置にある場合に有利である。
請求項4記載の考案によれば、開口が左右方向に沿って設けられているため、その開口の開閉作業及びストマの袋の出し入れの作業がより行い易いものとなる。
請求項5記載の考案によれば、ポケット部にストマの袋を保持することでストマ装着時に袋が邪魔にならず、より快適に装着することができる。
以下、図面を用いて本考案の実施の形態を説明する。尚、本考案は下記実施形態に限定されるものではない。
図1は本考案のズボンの正面図、図2は側面図である。図において、ズボン10は、通常のズボンと同じように、一対の脚部12、12を備えており、該一対の脚部12、12の上部が一体化されて腰部13を構成している。
脚部12、12のそれぞれの外側と、腰部13を構成する部分より下のそれぞれの内側には、それぞれ前身頃と後身頃との縫合線14、15が形成されている。
一対の脚部12、12のうちの一方の脚部12には、その外側の上下方向に伸びる側方線に沿って開口16が設けられている。具体的には縫合線14に沿って、その一部に縫合されない部分が開口16となって設けられている。開口16は、ズボン10の上下方向途中部に設けられており、ズボン10の上端及び下端までは達していない。側方線の位置は、脚部12の外側を上下方向に伸びていればよく、必ずしも最側方になくてもよい。
そして、開口16にはスライドファスナー18が設けられており、該スライドファスナー18によって開口16は側方線に沿って開閉自在となっている。
以上のように構成されるズボン10は、ストマ装着者用のものとなっている。ストマとは、人工的に体表面に作った排泄口である。ストマ装着者は、該ストマに袋20を取り付けて該袋20に排泄物を溜めており、適宜のタイミングでその袋を交換する必要がある。この交換時に、図3に示すように、スライドファスナー18のスライダ18aを操作して開口16を開き、そこから袋20を取り出すことができる。また、袋20を取り付けるときには、開かれた開口16から新しい袋20を挿入することができる。
このため、ストマの袋20の交換のためにズボンを降ろす必要がなく、且つズボンを押さえる必要がないために、その交換に手間がかからず、円滑に行なうことができる。
開口16は縫合線に沿って設けられているために、目立つことがなく、ズボンの外観は普通のズボンと大きく変わることはない。任意にはスライドファスナー18を覆い隠すためのカバーとなる前身頃及び/又は後身頃と一体の返し部が開口16に沿って設けられてもよい。
開口16の長さは適宜、設定可能であり、袋20の出し入れに便利な長さとするとよい。
また、開口16は、脚部12、12のいずれか一方にのみ設ければよく、ストマの位置に応じて片方の脚部12に設ければよい。ストマの位置に合わせて、右利き用としては右側の脚部12にのみ設け、左利き用としては左側の脚部12にのみ設けることができる。但し、ストマの位置に拘わらず使用可能とするために、両方の脚部12、12にそれぞれ開口16を設けることも可能である。
開口16はズボン10の上端または下端まで達しておらず、この点が従来の着脱の容易性を図ったズボンとの決定的な相違である。ストマの袋20の交換のためには、開口16が上端または下端まで延びている必要はない。却って、開口16が上端または下端まで達していると、スライドファスナー18のスライダ18aを上端または下端まで移動させると開口16が上端または下端で開放されてしまうことになり、そうすると、その開口16を閉じるのに手間がかかるため、好ましくない。
また、開口16は通常時はスライドファスナー18によって閉じられている。この点も従来の防暑を図ったズボンとの決定的な相違である。袋20の交換を行なう時以外には、開口16は閉じられて目立つことがないようになっている。
図4は、下着用のズボン10’に設けた別の実施形態の図である。図において、同一・同様の部分には前実施形態と同一の符号を付しその説明を省略する。
下着用のズボン10’と上着用のズボン10とを重ね着する場合もあり、そのような場合には、着用する全てのズボンに開口が設けられていないと本考案の効果が十分に発揮できない。そのため、上着用、下着用、その他用途は問わず、着用する可能性のあるズボンにすべて開口を設けることが望ましく、その開口の位置が重なり合うようにほぼ同じ位置にあることが望ましい。
図4の下着用ズボンは、図1ないし3の上着用ズボンと組み合わせて着用可能なるように、その開口16の位置が合わせて設けられている。この例の場合には、縫合線が外側の側方部にないために、開口16が縫合線に沿って設けられていないが、それでも構わない。
これによって、上着用のズボン10の開口16を開いた後、下着用のズボン10’の開口16を開いて、袋20の出し入れが可能となる。
図5は、さらに別の実施形態を表す正面図である。この例のズボン10”では、開口16”が一方の脚部12の股17よりも上方の位置、つまり腰部13を構成する部分に、左右方向に沿って設けられている。そして、開口16”にはスライドファスナー18”が設けられており、該スライドファスナー18”によって開口16”は左右方向に沿って開閉自在となっている。
具体例として開口16”の位置は、ズボンの上端から7cm〜10cm下方とし、その長さが20cm〜30cm程度とすることができる。
また、ズボン10”の裏側には、開口16”から下方にポケット部19が形成されている。ポケット部19の開口は開口16”とほぼ同じ位置にある。
この実施形態においても前実施形態と同様に、袋交換時にスライドファスナー18”のスライダ18aを操作して開口16”を開き、その開口16”を通して袋20の出し入れをすることができる。操作の方向が左右方向であり、また、開口16”が上方にあるために、大きく屈む必要がなく、作業が行い易いものとなっている。さらに開口16”は、その外観及び位置が、通常のポケットの開口と同様に見えるため、目立つことがない。
この実施形態のズボンは、ストマの位置が比較的腹部の上方にある場合により有利となる。
また、ズボン10の裏側にポケット部19があるために、ポケット部19内にストマの袋20を保持することができて、ストマ装着時に袋20が邪魔にならず、且つ袋20を安定して保持することができ、より快適に装着することができる。
10、10’、10” ズボン
12 脚部
14 縫合線
16、16” 開口
17 股
18、18” スライドファスナー
19 ポケット部
20 ストマの袋
12 脚部
14 縫合線
16、16” 開口
17 股
18、18” スライドファスナー
19 ポケット部
20 ストマの袋
Claims (5)
- 一対の脚部を有するズボンにおいて、
少なくとも一方の前記脚部の外側の側方線に沿って上下方向途中部にズボンの上端及び下端にまで達しない開口が設けられ、該開口にはスライドファスナーが設けられて、該スライドファスナーによって前記開口が開閉自在であると共に該開かれた開口を通してストマの袋が出し入れ可能となったことを特徴とするストマ装着者用ズボン。 - 前記開口は、前記脚部の外側の側方にある前身頃と後身頃との縫合線の一部において縫合されない部分として設けられることを特徴とする請求項1記載のストマ装着者用ズボン。
- 一対の脚部を有するズボンにおいて、
少なくとも一方の前記脚部の股よりも上方位置にズボンの端部にまで達しない開口が設けられ、該開口にはスライドファスナーが設けられて、該スライドファスナーによって前記開口が開閉自在であると共に該開かれた開口を通してストマの袋が出し入れ可能となったことを特徴とするストマ装着者用ズボン。 - 前記開口は、左右方向に沿って設けられることを特徴とする請求項3記載のストマ装着者用ズボン。
- 前記ズボンの裏側に前記ストマの袋を保持するポケット部がさらに設けられることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のストマ装着者用ズボン。
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