JP3127205B2 - ワイヤ放電加工機及びその運転方法 - Google Patents

ワイヤ放電加工機及びその運転方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの案内ヘッド
の間で案内されて放電電極として働く切断ワイヤと、工
作物に輪郭が切断可能となるように、案内ヘッドの、場
合によっては工作物の移動であって各場合において1つ
のワイヤ案内軌道に沿う移動を実行する調整装置と、少
なくとも1つの輪郭曲線によって表される被切断輪郭に
関して各場合においてワイヤ案内軌道を補正することに
よって、切断ワイヤの撓みによって発生する実際の輪郭
誤差を補償するように設計された装置とを有するワイヤ
放電加工機、及び輪郭誤差を補償するワイヤ放電加工機
の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この一般的種類の機械若しくは方法は欧
州特許第68027号公報により公知である。
【0003】放電加工は、絶縁体を介して2つの電極の
間で放電するときに発生する現象であり、一方の電極で
の材料除去として現れる。この原理は、ごく精密な輪郭
を製造することができるので、久しい以前から、そして
益々、材料加工に適用されている。当該工作機械、いわ
ゆる放電加工機では、一方の電極が工作物によって形成
され、他方の工作物が工具−いわゆる工具電極−によっ
て形成される。その都度希望する輪郭を製造するため
に、一般に数値制御される適宜な相対運動が工作物と工
具電極との間にもたらされる。両方の電極の間の絶縁体
として役立つのが加工液、通常は水であり、これが調整
可能な特定の加工液圧力のもとで放電帯域の周りを流れ
る。
【0004】ワイヤ放電加工機では工具電極として切断
ワイヤが使用され、この切断ワイヤはワイヤ供給部から
絶えず繰り出され、第1ワイヤガイドを介して工作物の
上方を放電帯域へと移動し、そこから第2ワイヤガイド
を介して工作物の下方を排出部に引き入れられ又は廃棄
処理される。工作物に所定の輪郭を切断するのには切断
ワイヤと工作物との間で厳密に制御される相対運動が必
要であり、この相対運動は一般に工作物の、及び(又
は)ワイヤガイドを担持する案内ヘッドの、数値制御運
動によって実現される。この相対運動によって、製造す
べき輪郭に極力正確に従った軌道−輪郭曲線−に沿って
放電帯域が工作物中を移動するのを保証しなければなら
ない。
【0005】切断ワイヤが上部ワイヤガイドと下部ワイ
ヤガイドとの間を厳密に直線的に移動する理想的事例で
は、例えば円筒形切断の場合、ワイヤ案内ヘッドと工作
物との間の相対運動を前記輪郭曲線に厳密に適合するこ
とができるであろう。ワイヤが駆動ローラ及び制動ロー
ラによって案内ヘッド内で機械的に緊張されているが、
特に放電帯域内での加工液・放電圧力の故に切断ワイヤ
が切断方向とは逆に撓むことが不可避である。この撓み
は、工作物の被切断輪郭の方向変化時に、主として輪郭
曲線の鋭い湾曲部又はコーナにおいて、問題を引き起こ
す。そこではいわゆる『輪郭誤差』が現れて輪郭湾曲部
を扁平にし、コーナを丸くしてしまいがちとなる。この
現象は、おおまかには、牽引車と被牽引車が急カーブを
通過するときに観察することのできるような両方の車両
の軌跡の間の誤差に匹敵する。
【0006】輪郭誤差を補償するためのさまざまな措置
が公知である。例えば、米国特許第4546227号明
細書及び前記欧州特許第68027号公報に開示された
各種方法では、放電加工操作の中断中にワイヤの撓みが
測定され、当該測定値から制御量が算出され、これらの
制御量が前記相対運動を調節して輪郭誤差の作用を最小
にする。米国特許第4546227号明細書に開示され
た方法では、1つのコーナを切断するために切断ワイヤ
と工作物との間の相対運動が一時的に停止され、輪郭誤
差が測定される。欧州特許第68027号公報が示す方
法では、測定されたワイヤ撓みから2つの補正値が算出
され、一方の補正値は湾曲部での輪郭誤差の接線方向成
分に、他方の補正値は半径方向成分に関係しており、被
切断輪郭に合わせて記憶されている送り系の相対運動を
補正して輪郭誤差を補償するのに利用される。即ち、送
り系によって実際に引き起こされるワイヤ案内ヘッドと
工作物との間の相対運動の軌道がワイヤ位置測定値に基
づいて被切断輪郭曲線に対してずらされる。
【0007】前記両方の方法はそれぞれさまざまな欠点
を有しており、広く利用可能ではない。例えば、最初に
指摘した方法、つまり放電パラメータの低減によってコ
ーナ対策を実行する方法はきわめて時間がかかる。工作
物の半径成分に基づいて平均切断率が低下する。例え
ば、半径成分15%の工作物の場合最高切断率の半分が
達成されるだけである。前記第2の方法では、輪郭誤差
が持続的に補正されるので加工速度を低下させる必要が
なく、最高切断率を平均切断率と同一視することができ
る。
【0008】他方、輪郭誤差ベクトルを円弧上で接線方
向成分と半径方向成分とに分解することは、静的であ
り、軌道要素の始点において輪郭誤差の方向に左右され
ない。直線的切断に戻るとき、またある直線的切断から
他の直線的切断に移行するとき、もはや補正は予定され
ていない。特に、半径が小さく、また方向変化が大きい
とき、この静的計算は役に立たない。
【0009】ワイヤ電極の変位を測定するための『セン
サ支援』測定装置が欧州特許第312056号公報によ
り公知である。それによれば、ワイヤ電極の案内ヘッド
と工作物との間の相対位置を補正して、ワイヤ変位に起
因した加工誤差を避けることができる。この方法には、
操作員が考慮しなければならない幾つかの制約がある。
特に、被切断輪郭が工作物のエッジに過度に接近し、又
は過度に近い切断軌跡を含んでいて作業条件が厳しいと
き、変位の測定が不安定となることがある。
【0010】ダブリュ・ケーニッヒ(W. KONIG)と、ジ−
・ヘンスゲン(G. HENSGEN)の論文『放電切断時の輪郭精
度』、インドゥストリエアンツァイガー(Industrieanze
iger) 、第104号、1982年12月29日、第10
4巻、39〜41頁において、鋭いコーナ若しくは小さ
な半径の領域において電気量、つまり放電電流及び放電
電圧を考慮してプログラムド軌道を修正して、輪郭誤差
を低減することが提案されている。しかしこの論文で
は、電気量の変化と正面ワイヤオフセットとの間の関係
が示唆されているだけである。しかしこの論文は軌道補
正のための解決策を示していない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底にある技
術的課題は、ワイヤ放電加工機において輪郭誤差の補正
を改善することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、請求項1、13に述べられた特徴によって解決さ
れる。
【0013】請求項1によれば、2つの案内ヘッドの間
で案内されて放電電極として働く切断ワイヤと、輪郭が
工作物に切断されるように、案内ヘッドの、場合によっ
ては工作物の移動であって各場合において1つのワイヤ
案内軌道に沿う移動を実行する調整装置と、少なくとも
1つの輪郭曲線によって表される被切断輪郭に関して各
場合においてワイヤ案内軌道を補正することによって、
切断ワイヤの撓みによって発生する実際の輪郭誤差を補
償するように設計された第1装置とを有するワイヤ放電
加工機が提供される。この第1装置は、現在のワイヤ案
内軌道を補正するために輪郭誤差補正ベクトルを算出す
るように設計されており、これによって算出された輪郭
誤差補正ベクトルが現在のワイヤ案内軌道にベクトル的
に加えられる。前記第1装置は、放電の基礎とされた瞬
時放電パラメータであって動作電流と、放電電圧と、放
電圧力と、加工液圧力と、ワイヤ直径と、ワイヤのタイ
プと、工作物の高さ及び(又は)材料のタイプとからな
る瞬時放電パラメータから輪郭誤差補正ベクトルの値を
算出し、前記瞬時放電パラメータから、及び(又は)被
切断輪郭の幾何図形的配列、つまり幾何学から輪郭誤差
補正ベクトルの方向を算出する。
【0014】請求項13によれば、ワイヤ放電加工機の
案内ヘッドを、場合によっては工作物を、各場合におい
て1つのワイヤ案内軌道に沿って移動させる方法であっ
て、案内ヘッドの間を延びる切断ワイヤによって輪郭が
工作物に切断され、少なくとも1つの輪郭曲線によって
表される被切断輪郭に関してワイヤ案内軌道を補正する
ことによって、切断ワイヤの撓みによって発生する実際
の輪郭誤差を補償する方法が提供される。現在のワイヤ
案内軌道を補正するために輪郭誤差補正ベクトルが算出
され、これによって算出された輪郭誤差補正ベクトルが
現在のワイヤ案内軌道にベクトル的に加えられる。この
際の輪郭誤差補正ベクトルの値が、放電の基礎とされた
瞬時放電パラメータであって動作電流と、放電電圧と、
放電圧力と、加工液圧力と、ワイヤ直径と、ワイヤのタ
イプと、工作物の高さ及び(又は)材料のタイプとから
なる瞬時放電パラメータから算出され、輪郭誤差補正ベ
クトルの方向が、前記瞬時放電パラメータから、及び
(又は)被切断輪郭の幾何図形的配列、つまり幾何学か
ら算出される。
【0015】放電間隙内での材料除去に物理的影響を加
えるあらゆるパラメータを放電パラメータと理解しなけ
ればならない。
【0016】本発明対象は、完全で普遍的な解決策、つ
まり作業条件に左右されないものである新規な動的『ソ
フトウェア支援』輪郭誤差補正を可能とする。
【0017】本発明によるワイヤ放電加工機及び本発明
による方法の有利な実施態様及び構成は従属請求項に明
示されている。
【0018】実際に現れた輪郭誤差を補正するために、
ワイヤ放電加工機の調整装置によって進まねばならない
ワイヤ案内軌道の被切断輪郭曲線に対する変位が必要と
なるが、輪郭誤差補正ベクトルの値と方向とによってこ
の変位を表すことができ、これら両方の成分を瞬時放電
パラメータと被切断輪郭の既知の幾何学とから算出する
ことができるとの認識に、本発明は立脚している。
【0019】ベクトル値の算出は、瞬時動作電流と瞬時
動作電圧と切断ワイヤの周囲を流れる加工液の瞬時圧力
(加工液圧力)とから行われることが好ましく、ベクト
ル方向は輪郭曲線の軌道要素の終点における輪郭誤差の
方向と輪郭曲線の最後に切断されるべき軌道要素の方向
との間に生じる角度から算出される。その際に適用すべ
き計算則が前記量の他に含むパラメータは、機械の固定
パラメータと工作物の既知パラメータとに依存してお
り、実験で又はこれらのパラメータから計算で予め算定
することができ、かつ、工作物加工の準備中に例えば、
ワイヤ放電加工機の電子数値制御装置(CNC)用ソフ
トウェアに入力することができるようなもののみであ
る。
【0020】本発明による第1装置は独自に利用するこ
とができる。しかしそれは、他の装置が瞬時状況におい
てその利用能力の限界に達し、又は利点よりも多くの欠
点をもたらすときにのみそれを作動させるために、他の
単数又は複数の装置と一緒にワイヤ放電加工機に組み込
まれていることが好ましい。第1装置は更に、本発明に
より不可欠とされるセンサ支援測定装置を支援するのに
利用することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明を詳
しく説明する。
【0022】以下の明細書で使用する用語は、明細書の
理解を容易とするのに役立つものであり、それに限定さ
れたものと理解すべきではない。例えば『上』、
『下』、『垂直』等との表現は、通常の作業据付と寸法
とを有するワイヤ放電加工機、及び通常の如くに配置さ
れる工作物に関係している。また、図の縮尺は単なる概
観と理解すべきである。
【0023】図1は、本発明を説明するうえで触れる価
値のあるワイヤ放電加工機部分の純然たる概略を示して
いる。加工液装置、電源装置等の基本要素は、当然のも
のと見做され、一般に周知であるので、図示されていな
い。
【0024】電気パルスで放電切断するときに送られる
放電ワイヤ又は切断ワイヤ1は矢印Zで示したワイヤ搬
送方向を上から下へと巻き取られる。図示しない供給リ
ールから繰り出される切断ワイヤ1は、まず上部機械腕
2の幾つかの転向部を経由する。転向部のうち単一の転
向ローラ3が図示されているだけである。切断ワイヤ1
が次に経由する給電部4は、通常、機械の電源装置から
送られてくる電気パルスを印加するのに役立つ。この給
電部4は切断ワイヤ1の一定の予張力をもたらす。繰出
し方向Zを基準に給電部4の背後で被切断工作物5の上
方に上部ワイヤガイド6が配置されており、このワイヤ
ガイドは上部案内ヘッド7内にある。図示しない選択案
として、1つの上部ワイヤガイド6の代わりに、複数の
上部ワイヤガイドを設けておくこともできる。
【0025】工作物5の背後若しくは下方にある第2案
内ヘッド8のなかに他の下部ワイヤガイド9が配置され
ている。図示しない選択案として、1つの下部ワイヤガ
イド9の代わりに、複数の下部ワイヤガイドをやはり設
けておくことができる。工作物5を通過後、切断ワイヤ
1はまず下部ワイヤガイド9を横切り、その後、上部給
電部4に対応した下部給電部10と、下部機械腕12に
固着された転向ローラ11とを経由して、図示しない廃
棄容器に供給される。図示しない加工液装置によって、
切断ワイヤ1は工作物5内で絶えず加工液によって圧力
下に同軸で周囲を洗われることになる。
【0026】通常、工作物5及び(又は)下部案内ヘッ
ド8はワイヤ案内軌道に沿って2次元で、いわゆるX方
向とY方向とで案内されて、工作物5から特定の輪郭を
切断する。円錐形切断を達成するために、通常、上部案
内ヘッド7は下部案内ヘッド8若しくは工作物5に対し
て相対的にU方向及びV方向で案内される。特に、特殊
なワイヤ放電加工機では、下部案内ヘッド8が移動不可
能であり、工作物5と上部案内ヘッド7が互いに独自に
移動可能である。以下の実施例に述べるワイヤ放電加工
機では、上部案内ヘッドと下部案内ヘッドが案内され、
工作物が固定されている。それ故に、この実施例の説明
では、個々の案内ヘッド7、8、工作物5等を案内し、
若しくは揺動させる公知の他の方法は、本発明による輪
郭誤差の補正に関連してはこれ以上引用されていない。
しかしこれは、それに限定されるものと理解すべきでは
なく、説明を明確にするのに役立つものにすぎない。そ
の都度適用されるべき輪郭誤差の補正は、基礎とされる
幾何学を考慮してこれらすべての方法に同様に適用する
ことができる。
【0027】既に述べたように、切断ワイヤ1はフルカ
ットの放電切断時に切断方向とは逆方向に曲がり又は撓
む。セカンドカットのとき切断方向に垂直に撓みが現れ
ることもある。図1では、切断方向が図示平面において
右から左を向く場合について、切断方向とは逆方向の撓
みが図示されている。つまりこの場合、切断ワイヤ1は
右方向に撓む。撓みの幅Sは、この場合、工作物の入口
及び出口における実際のワイヤ位置と、ワイヤガイド
6、9に対する切断ワイヤ1の当接点を互いに結ぶワイ
ヤ案内直線FFとの間の間隔と定義する。幅Sは実際に
現れる輪郭誤差をも表す。
【0028】図2は工作物5に製造される切断例を示
す。切断ワイヤ1は、複数の切断部分を既に通過した状
況で示されている。第1部分は円筒形に切断されて、1
辺又はコーナK1にまで延びている。第2部分はそこか
ら更に湾曲部K2にまで延び、やはり円筒形に切断され
ている。第3部分は円錐形切断面を有する湾曲部K3に
まで延び、その円錐曲線を円筒形切断から円錐形切断へ
と変える。円錐形部分を除くすべての部分は垂直に整列
している。即ち、図2に細かなハッチングとして示した
それらの母線は工作物5内を垂直に延びる。円錐形に切
断された湾曲部K3では母線が垂線に対して斜めに延び
る。図2で母線の中央を延びる太い矢印線が切断方向を
示す。
【0029】円筒形切断の場合、理想的には、すなわち
切断ワイヤ1が撓みを持たず、ワイヤ案内直線FFに正
確に一致するときには、工作物表面の被切断輪郭の輪郭
曲線UKに厳密に一致したワイヤ案内軌道に沿って案内
ヘッドがX方向及びY方向で案内されるなら、希望する
輪郭が得られるであろう。円錐形切断の場合、下部案内
ヘッド8に対する上部案内ヘッド7の付加的U及びV相
対運動にかかわらず、下部案内ヘッド7のワイヤ案内軌
道は工作物下面の被切断輪郭の輪郭曲線UKから外れ
る。
【0030】ワイヤの撓みが不可避であるので、ワイヤ
案内直線FFは実際の放電帯域の場所には決してなく、
撓み幅Sの距離にある。このことから、特に輪郭のコー
ナ及び湾曲部において前記輪郭誤差が生じる。この輪郭
誤差を補償するためにワイヤ案内軌道は、希望する輪郭
上にワイヤが常にあるように、つまり式
【数10】 に従って位置するように、補正されねばならない。ここ
で、
【数11】 は案内ヘッド(ワイヤ案内軌道)の補正位置を意味し、
【数12】 は希望する原輪郭を意味し、
【数13】 は算出した輪郭誤差補正を意味する。式(1)において
【数11】、
【数12】、
【数13】は、x地点に依存した特にベクトル量を表
す。しかし式(1)は時間tに依存して作成することも
できる。
【0031】輪郭誤差補正ベクトルの値も輪郭誤差補正
ベクトルの方向も実際の放電条件の関数として計算し
て、案内ヘッドの位置を実時間で式(1)に応じて補正
する可能性が、特に有利である。
【0032】常に、つまり直線的切断のときだけでなく
コーナや湾曲部でも、補正されたワイヤ案内軌道TDと
瞬時放電帯域との間で輪郭曲線UKに沿って維持されね
ばならない距離をそれが示すように、量S(t)、即ち
実際に現れた輪郭誤差は時間tに依存して一般的に解釈
することができる。更に、輪郭誤差補正ベクトル
【数14】 はいずれの時点でも明示することができる。このベクト
ルの瞬時値
【数14】はそれぞれ幅S(t)に一致し、またその瞬
時方向は輪郭曲線UKの1点から出発して、補正された
ワイヤ案内軌道TDの付属の点を向いている。従って、
補正されたワイヤ案内軌道TDを輪郭曲線UKから求め
るためのすべての情報がこのベクトル
【数14】を利用して得られる。
【0033】コーナを円筒形に切断するときの第1例と
して図3がこの状況を明らかにする。工作物表面の被切
断輪郭の輪郭曲線UKが太線で示されている。円筒形切
断が輪郭誤差なしに可能であるなら、輪郭曲線UKは案
内ヘッド7、8のワイヤ案内軌道に一致するであろう。
輪郭誤差が不可避的に現れると、ワイヤ案内軌道TDは
適宜に補正されねばならない。案内ヘッド7、8はコー
ナAの前の直線状部分を切断するとき、切断ワイヤ1の
撓みSの故に、補正されたワイヤ案内軌道TDに沿って
切断方向に長さSだけそれぞれ先行すべきであろう。確
認されたように、長さSは、放電に投入された電力、つ
まり動作電流の瞬時値、すなわち放電帯域内を流れる電
流の瞬時算術平均値、放電電圧の瞬時値、以下で放電圧
力と称するプラズマ通路の周囲に生じる気泡の圧力、加
工液圧力、そして作業工程中に変化しないパラメータ又
は予見可能なパラメータ(ワイヤ直径、ワイヤの種類、
工作物の高さ、材料の種類、等)に実質的に線形に依存
する。適宜な技術的測定の1つの帰結として、長さSと
ワイヤ放電加工機と、工作物5と、場合によって輪郭と
周囲条件との間のすべての関係が所要の精度で確認する
ことができる。即ち、各作業工程中に、直ちに(例えば
各ミリセカンドごとに)、放電の瞬時動作電流、瞬時動
作電圧及び加工液圧力を表す信号によってのみ値Sを計
算することができる。この点について見い出された式は
算出された瞬時値の値
【数14】を十分に正確に表し、次のとおりである。
【数15】 ここに記号・は掛け算であり、i(t)は動作電流の瞬
時値、u(t)は動作電圧の瞬時値、p(t)は瞬時加
工液圧力である。a、b、c、dは、前記固定パラメー
タ又は予め算定可能なパラメータに実質的に依存し、か
つ、放電加工中実質的に一定した因数である。これらの
因数は実験で予め算定することができ、及び(又は)前
記パラメータから少なくとも部分的に計算で求めて、工
作物加工の準備中にワイヤ放電加工機の数値制御装置
(CNC)の計算機に入力することができる。
【0034】図3に示す被切断輪郭、より正確には希望
する輪郭曲線UKは、切断方向が角度α0 だけ急激に変
化するコーナを形成している。コーナAに達する瞬間
に、単数若しくは複数のワイヤガイドはワイヤ案内軌道
TDのA’点にある。ベクトルA−A’は先に述べたよ
うに値Sであり、コーナ後に切断すべき方向とで角度α
0 を形成する。この角度α0 は切断すべき輪郭曲線の幾
何学によって与えられている。それに続く切断を輪郭曲
線UKに応じて、直線上にある点A、B、C…を介して
引き続き案内するために、ベクトルは旧切断方向から新
たな切断方向へと徐々に、基本的にその値
【数16】 を変えることなく、回転する。即ち、このベクトルが新
たな切断方向とで成す角度α(x)は新たな切断の長さ
xが増すのに伴って減少する。これにより、ワイヤ案内
軌道TDが点A’、B’、C’…等に追従する。確認さ
れたように、ベクトル角度α(x)は新たな切断直線の
位置を基準に指数的に、それもしかも次式に従って、減
少する。 α(x)=α0 ・exp(−x/x0 ) (3) ここにx0 は輪郭誤差ベクトルの回転の『半値区間』、
即ち輪郭誤差ベクトルが半分の方向変化を実行する区間
である。この『半値区間』は機械の固定パラメータに実
質的に依存している。角度α(x)が指数的に減少する
事実は、切断ワイヤの湾曲部によって生じる摩擦がベク
トル方向の変化速度に比例していることを確認する。
【0035】パラメータx0 は、前記定数a、b、c、
dと同様に実験で予め算定し、又は機械の固定パラメー
タから計算で求めて、装置の記憶装置50に入力するこ
とができる。更に、α0 が大きいとき、即ち被切断輪郭
の方向変化が大きいとき、x0 の値は、特にワイヤの湾
曲が切断方向の変化に抵抗する事実の結果として、α0
に対する一定の依存性を示す。この依存性はやはり予め
求めて、装置のソフトウェアに入力することができる。
【0036】導関数 dα/dx=−α0 /x0 ・exp(−x/x0 ) (4) から、図3aに示すように被切断軌道要素を長さδxの
線分に分割するとき各線分についてのベクトルの方向変
化を次式に従って計算することができることを認めるこ
とができる。 δα(x)=−α(x)/x0 ・δx (5)
【0037】式(5)によって各路程部分δxについて
ベクトルの方向変化又は『回転』が算出される。このア
ルゴリズムは、x点における輪郭曲線の瞬時曲率l/r
0 (x)を考慮することによって、各輪郭曲線UKに容
易に一般化することができる。この場合α(x)はx点
のベクトルと、図3bに示すようにx点の接線によって
与えられた切断方向との間の角度である。角度変化δα
(x)を計算するために、区間δxにわたる接線の回転
を描く新たな項、つまりδx/r0 (x)が加わる。こ
うして式(5)の一般式は次式となる。 δα(x)=(±l/r0 (x)−α(x)/x0 )・δx (6) ここに『+』記号は輪郭曲線が輪郭誤差の瞬時方向から
離れるときであり、『−』記号はその逆の場合である。
【0038】個々の定数r0 、x0 についての式(6)
の積分は、実際の輪郭曲線において事実上常にそうであ
るように輪郭曲線が円弧の系列(直線が半径r0 =∞の
円弧)である場合について式(3)の一般化された態様
を提供する。
【数17】 ここにα0 は新しい軌道要素(円弧)の始点における新
しい切断方向の接線と算出された輪郭誤差補正ベクトル
【数1】との間の角度、
【数5】は円弧が十分に長いときにx》x0 について達
成される漸近角度αである。この定常的事例ではδα=
0であり、式(6)から次式が帰結する。
【数18】 この式はパラメータx0 を算定するのにきわめて有益で
ある。
【0039】輪郭誤差補正ベクトル
【数1】の値
【数19】 は、先に述べたように、輪郭曲線の幾何学に基本的に左
右されない。しかし切断方向の変化が大きい場合、つま
りα0 >90°のとき、小さな補正が必要である。とい
うのも、こうした事情の場合最後の切断方向に沿った輪
郭誤差補正ベクトルδSB の方向変化の成分は負でさえ
あるからである。ワイヤが過度に深く工作物内を放電加
工するのを防止するために、次式に従って値
【数19】を瞬時低減する必要がある。
【数20】 ここにS0 は切断方向変化前の輪郭誤差補正ベクトル値
を表す。パラメータf、gはなかんづく切断方向変化、
切断速度に依存し、場合によっては放電パラメータ及び
使用材料にも依存している。
【0040】式(9)が表す輪郭誤差値の振動は方向変
化が大きい場合にのみ認められ(又は測定可能であ
り)、半値区間x0 の内部で指数的に減少する。
【0041】第2の例として図4は−輪郭曲線UKによ
って表される−被切断輪郭への前記アルゴリズムの適用
を示す。輪郭曲線UK上のコーナ点は離散地点を示し、
これらの地点の直角座標はxG 、yG で表すものとす
る。丸点は補正されたワイヤ案内軌道TDに沿った離散
値を示し、ワイヤ案内ヘッド若しくはワイヤ案内ヘッド
用目標座標xS 、yS に相当する。座標軸上に記載され
た数字はμm単位の寸法である。図示事例では輪郭誤差
補正ベクトル及び実際の輪郭誤差Sの値が具体的には4
00μmに等しい。
【0042】本発明による方法若しくは本発明によるワ
イヤ放電加工機は、特に円錐形切断の場合でも、事実上
任意の輪郭に応用することができる。円錐曲線切断の場
合、切断ワイヤ1は、工作物5内を延びる垂線に対する
その傾きを補足して、輪郭誤差に基づいて大抵は切断方
向に傾く。こうして、工作物5の上方及び下方で切断ワ
イヤ1はそれぞれワイヤ案内直線FFに対して特定の傾
き角にある。これら両方の傾き角は工作物の上方及び下
方での輪郭誤差値と相関しており、実質的に切断速度及
び加工液圧力に比例している。従って、工作物5の下方
及び上方でこれらの傾き角若しくは輪郭誤差は第1近似
において大きさが等しいが、両方の案内ヘッド7、8相
互の相対速度が大きいとき互いに15%まで相違するこ
とがある。これらの相対速度を考慮してこの相違は第2
近似で補正することができる。
【0043】つまり輪郭曲線UKの各座標対xG 、yG
について前記方法でもって下部案内ヘッド8の位置用の
適宜な目標座標対xS 、yS 及び(又は)上部案内ヘッ
ド7用の適宜な座標対を計算することができる。この計
算に応じて、その都度の瞬時放電パラメータi(t)、
u(t)、p(t)を考慮して機械の調整装置を制御す
ることができ、いずれかのワイヤ位置センサの測定値に
頼る必要はない。
【0044】更に、この方法の質は、前記パラメータ
a、b、c、d、x0 を機械パラメータ(ワイヤ直径、
工作物の高さ、…)の関数として算定する際のデータベ
ースの完全さに基づいている。高級高自動化放電加工機
は、或る方法に伴う事実上すべての欠点を他の方法によ
って克服することができるように、さまざまな方法、特
にセンサ支援及び『ソフトウェア支援』方法を知的に組
合せることができる。さまざまな方法はそれ自体独立し
た解決策ではあるが、それらを組合せることで、それら
を適用するにあたっての実際的制限をすべて解消するこ
とができる。
【0045】つまり第1装置は、好ましくは、輪郭誤差
を求めるための他の装置、特に単数又は複数のワイヤ位
置センサの信号にその運転が依拠している第2装置をな
お含むワイヤ放電加工機に組み込んでおくことができ
る。こうして、適切な選択によって、最高の安全性と最
高の加工速度とを考慮して工作物5の加工を最適化する
ことが可能となる。更に、切断困難な輪郭曲線UKを有
する複雑な幾何学も、操作員の介入を必要とすることな
く最大の信頼性と精度で自動的に切断することができ
る。
【0046】きわめて困難な放電加工条件、例えば被放
電輪郭の内部の20°以下の鋭角が現れるとき、適用す
る方法にかかわりなく付加的に切断速度を短時間低減す
ることができる。両方の場合、輪郭誤差補正ベクトル若
しくはその値は直ちに適合される。
【0047】以下、図5に基づいて、輪郭誤差を求める
ための2つの装置を適宜に組合せた1実施例を、その都
度利用すべき装置を知的に選択するための措置と合わせ
て説明する。この選択は操作員の協力又は介入なしでも
行うことができ、利点として、操作員の特殊なノウハウ
が要求されることもない。操作員は実質的に最終幾何学
と希望する精度及び粗さを確定しなければならないだけ
である。この措置は図5に符号110が付けられてい
る。追及する最終幾何学を希望する形状で得る確実さ
は、本方法によって2つの独立した制御部材20、30
に基づいて、つまり輪郭誤差補正ベクトル
【数1】若しくは
【数7】の計算と測定とに基づいて、通常の加工に比べ
て著しく高まる。
【0048】数値制御装置40は輪郭曲線を軌道要素
(大抵は円弧)に分解し、データバンク50を頼りに所
要のすべてのパラメータを用意する。特別困難な作業条
件が現れるとき、例えば全補正システムを変更する必要
もなしに、数値制御装置は幾何学に依存して目標速度の
適合を開始することができる。補正システムは新たな輪
郭誤差補正ベクトルを適切に計算し又は測定する。案内
ヘッドの補正された最終幾何学TDは補間回路70によ
って計算される。
【0049】動作信頼性及び精度の向上はワイヤ位置セ
ンサ30の導入によって達成することができる。この場
合、輪郭誤差を補正するには、それ自体2つの類似した
輪郭誤差補正ベクトル
【数1】 、
【数7】を提供する2つの方法若しくは装置20、30
が利用可能である。
【0050】第1装置20は時間に依存した放電パラメ
ータi(t)、u(t)、p(t)を受信し、上記式に
従ってアルゴリズムによって輪郭誤差補正ベクトル
【数1】の値及び方向を求める演算手段を含む。輪郭誤
差補正ベクトルのこの値は、スイッチ記号で表された選
択装置60の信号入力端に達する。選択装置60の付属
の出力端から補正値が補間回路70の入力端に送られ、
そこで被切断輪郭曲線の座標値xG 、yG と結び付けら
れて、案内ヘッド用の補正された目標座標xS 、yS
得られる。
【0051】図5に示す実施態様では、図1に符号13
で略示した少なくとも1つのワイヤ位置センサの少なく
とも1つのセンサ信号Sd を受信する第2装置30が第
1装置20の横に設けられている。ワイヤ位置センサ1
3として、例えば、欧州公開特許公報第312056号
に開示された装置を使用することができる。第2装置3
0は単数又は複数のセンサ信号Sd から切断ワイヤ1の
撓みを求め、そこからやはり輪郭誤差補正ベクトル
【数7】の適宜な値を導き出す。第2装置30から提供
される輪郭誤差補正ベクトル
【数7】は選択的に、又は第1装置20から提供される
輪郭誤差補正ベクトル
【数1】と一緒に、選択装置60を介して補間回路70
に送ることができ、そこで、先に第1装置20に関連し
て述べたのと同様に処理される。値
【数7】、
【数1】が一緒に補間回路70に送られる場合、補間回
路は例えば平均化又は類似の方法によって平均化補正値
を導き出すことができる。
【0052】補正されたワイヤ案内軌道TDを最終的に
確定するための考えられる措置は以下のとおりである。 * 測定条件が最適で、測定精度が十分であるとの仮定
のもと、ワイヤ位置センサ30による測定から得られる
輪郭誤差補正ベクトル
【数7】で軌道が補正される。 * 同時に、第1装置20が瞬時値i(t)、u
(t)、p(t)を頼りに輪郭誤差補正ベクトル
【数1】を計算する。 * 2つの信号ΔS=SG −SB の差が特定値を超える
とき、切断速度が低減される。 * 第2装置30が、例えば特定の時間にわたって分散
を計算して、センサ信号の変動を監視する。この分散が
特定値を超え又は0に等しいとき、即ちワイヤ位置セン
サが作動停止のとき、制御装置30がこの誤りのある状
況を選択装置60に信号で知らせる。そうすると選択装
置は特定のアルゴリズムで信号SB の使用に移行する。
【0053】この措置の選択案として、特定の加工の場
合、輪郭誤差補正ベクトル
【数1】を主信号として使用し、
【数7】を付加的センサとして利用してワイヤの振動を
監視するのが有利である。
【0054】実質的にセンサに依存しない第1装置20
による第1輪郭誤差検出若しくは輪郭誤差補正か、又は
センサで支援された第2装置30による第2輪郭誤差検
出若しくは輪郭誤差補正か、又はこれら両方の補正の組
合せかのいずれの種類の輪郭誤差検出若しくは輪郭誤差
補正が最も有意義であるのかを、選択装置60は実時間
で決定しなければならない。この決定は、複数の判定基
準、特にワイヤ位置センサ13若しくは第2装置30の
信号安定性、プロセス安定性及び輪郭幾何学、に基づい
て下されねばならない。
【0055】少なくとも1つのセンサ信号Sd に不安定
が発生した場合にそれを確認するために、この信号が持
続的に監視される。センサ信号Sd が下記判定基準の少
なくとも1つを満たすとき、選択装置60は第1装置2
0から提供される輪郭誤差補正ベクトル
【数1】を選択する。 1.センサ信号Sd の絶対値が所定の限界値を超え若し
くは下まわる。 2.センサ信号Sd の振動、即ち切断ワイヤ1の振動が
所定の限界振幅を超え若しくは下まわる。これは、例え
ば、センサ信号Sd の標準偏差又は分散によって算定す
ることができる。 3.単位時間当たりのセンサ信号Sd の変化が所定の限
界値を超える。第1、第3判定基準の充足はワイヤ位置
センサ13の望ましくない挙動を示唆することがあり、
第1装置20が穴埋めをしなければならない。しかしワ
イヤ位置センサ13が最初から応答しないこともある。
こうした場合に対処するために、第1装置20はなお第
4判定基準に基づいて選択される。 4.放電加工開始前の試験段階において加工液圧力を
(例えば0から18barへと)高めることによってセ
ンサ信号Sd の変動が求められる。
【0056】圧力上昇時にワイヤ位置センサ13の信号
変動は、例えば、ワイヤ放電加工機が事前に誤操作(衝
突)されて、センサの破損を帰結することによって発生
する。
【0057】装置20、30の機能は、選択装置60及
び補間回路70の機能も、少なくとも一部は、1つの共
通する計算機又は別々のプロセッサによって満たすこと
ができる。
【0058】以上述べた配置によって、工作物の加工中
に輪郭誤差検出方式を変更し、従って輪郭誤差補正も変
更する可能性がある。或る装置20、30から他の装置
(例えば第2装置30から第1装置20又はその逆)へ
の変更は、各切断の所定の輪郭公差内で移行することに
よって行われる。
【0059】さまざまな輪郭誤差検出方式の間で変更し
てワイヤ放電加工機を運転することのできる2つの実施
例を以下に説明する。
【0060】実施例1:ソフトウェア支援補正 選択装置60が計算した輪郭誤差補正ベクトルSB を補
間回路70に送る。ワイヤ位置センサ若しくは第2装置
30がワイヤ運動の監視に利用される。 * ワイヤの振動(センサ信号Sd の標準偏差)が特定
値を超える場合、又は * 2つの信号の差
【数21】 が特定値を超える場合、上記判定基準が満たされるま
で、切断速度が低減される。
【0061】実施例2:センサ支援補正 ワイヤ位置センサによる測定から得られる輪郭誤差補正
ベクトル
【数7】が主信号として利用されて、選択装置60によ
って補間回路に転送される。 * ワイヤの振動(センサ信号Sd の標準偏差)が特定
値を超える場合、又は * 2つの信号の差
【数21】が特定値を超える場合、この間違いのある状
況を制御装置50が選択装置60に信号で知らせ、する
と選択装置は算出した輪郭誤差補正ベクトル
【数1】を使用する特定のアルゴリズムを選択して適用
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤ放電加工機の構造の概略図である。
【図2】加工中の工作物及び切断ワイヤの斜視図であ
る。
【図3】エッジを切断するときの輪郭誤差ベクトルの変
化を示す模式図である。
【図3a】被切断輪郭曲線を軌道要素と線分とに分割し
た概略図である。
【図3b】被切断輪郭曲線の接線と輪郭誤差ベクトルと
を示す模式図である。
【図4】被切断輪郭曲線に対するワイヤ案内軌道の代表
的勾配を1例に基づいて示す模式図である。
【図5】本発明の1実施態様によるワイヤ放電加工機に
おいて輪郭誤差を補正する制御装置のブロック線図であ
る。
【符号の説明】
1 切断ワイヤ 2 上部機械腕 3、11 転向ローラ 4 給電部 5 被切断工作物 6 上部ワイヤガイド 8 案内ヘッド 9 下部ワイヤガイド 10 下部給電部 12 下部機械腕

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a) 2つの案内ヘッド(7、8)の間
    で案内されて放電電極として働く切断ワイヤ(1)と、 b) 輪郭が工作物(5)に切断されるように、1つの
    ワイヤ案内軌道(TD)に沿う案内ヘッド(7、8)又
    は工作物(5)の運動を実行する調整装置(90)と、 c) 少なくとも1つの輪郭曲線(UK)によって表さ
    れる被切断輪郭に関して現在のワイヤ案内軌道(TD)
    を補正することによって、切断ワイヤ(1)の撓みによ
    って発生する実際の輪郭誤差(S)を補償するように設
    計された第1装置(20)とを有するワイヤ放電加工機
    であって、 d) 前記第1装置(20)が、現在のワイヤ案内軌道
    (TD)を補正するために、値と方向を有する輪郭誤差
    補正ベクトル を算出するように設計されており、これによって算出さ
    れた輪郭誤差補正ベクトル が現在のワイヤ案内軌道(TD)にベクトル的に加えら
    れ、 その際、前記第1装置が、 d1)放電の基礎とされた瞬時放電パラメータであって動
    作電流と、放電電圧と、放電圧力と、加工液圧力と、ワ
    イヤ直径と、ワイヤのタイプと、工作物の高さ又は材料
    のタイプとからなる瞬時放電パラメータから輪郭誤差補
    正ベクトルの値(|SB(t)|)を算出し、 d2)前記瞬時放電パラメータ又は被切断輪郭の幾何図形
    的配列から輪郭誤差補正ベクトルの方向を算出すること
    を特徴とする、ワイヤ放電加工機。
  2. 【請求項2】 算出した輪郭誤差補正ベクトル の値 又は方向(α(x))の算出が、放電電流(i
    (t))、放電電圧(u(t))又は加工液圧力(p
    (t))の放電パラメータから行われることを特徴とす
    る、請求項1に記載のワイヤ放電加工機。
  3. 【請求項3】 前記第1装置(20)が、算出した輪郭
    誤差補正ベクトル の値 を、瞬時動作電流(i(t))、瞬時放電電圧(u
    (t))及び瞬時加工液圧力(p(t))から簡略式 に従って算出するように設計されており、ここでa、
    b、c及びdは、ワイヤ放電加工機及び工作物(5)の
    固定パラメータから実験又は計算で予め決定可能な因
    数、特に定因数であることを特徴とする、請求項1又は
    2に記載のワイヤ放電加工機。
  4. 【請求項4】 前記第1装置(20)が、輪郭曲線(U
    K)の軌道要素を複数の線分に分割し、かつ、長さδx
    の連続する線分の新しい各線分のために角度δα(x)
    を式 δα(x)=±l/r0 −α(x)/x0 ・δx に従って算出するように設計されており、ここで、xは
    切断されるべき次の部分の真っ直ぐに測った長さであ
    り、α(x)は算出されるべき輪郭誤差補正ベクトル と輪郭曲線(UK)の点xにおける接線との間の角度で
    あり、x0 はワイヤ放電加工機の固定パラメータから
    験又は計算で予め決定可能なパラメータであり、l/r
    0 は輪郭曲線の曲率であり、r0およびx0 が先の軌道
    要素から現在の軌道要素への移行に基づいて算出される
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載
    のワイヤ放電加工機。
  5. 【請求項5】 前記輪郭曲線(UK)が一連の円弧であ
    るとき、前記第1装置(20)が、算出した輪郭誤差補
    正ベクトル と輪郭曲線(UK)の点xにおける接線との間の角度
    (α(x))を、式 に従って近似的に算出するように設計されており、ここ
    でα0 は輪郭誤差補正ベクトル と新しい切断方向の接線との間の角度であり、 はx》x0で達する漸近角度であることを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工
    機。
  6. 【請求項6】 前記第1装置(20)が、前記パラメー
    タx0 を式 から決定するように設計されていることを特徴とする、
    請求項5に記載のワイヤ放電加工機。
  7. 【請求項7】 a) 実際の輪郭誤差(S)の測定から
    輪郭誤差補正ベクトル を決定する第2装置(30)と、 b) 1つの装置(20;30)の輪郭誤差補正ベクト
    又は複数の装置(20、30)の輪郭誤差補正ベクトル
    の組合せを選択する選択装置(60)とを備えることを
    特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のワイ
    ヤ放電加工機。
  8. 【請求項8】 前記第2装置(30)が、案内ヘッド
    (7、8)に対する切断ワイヤ(1)の相対位置を決定
    し、かつ、少なくとも1つの相応するセンサ信号(S
    d )を発生する検出装置(13;30)を有することを
    特徴とする、請求項7に記載のワイヤ放電加工機。
  9. 【請求項9】 a) 前記選択装置(60)が、選択し
    た輪郭誤差補正ベクトル を補間回路(70)に供給し、 b) この補間回路(70)が、前記輪郭誤差補正ベク
    トル 又は輪郭曲線(UK)の幾何図形的配列によって、補正
    されたワイヤ案内軌道を決定することを特徴とする、請
    求項7又は8に記載のワイヤ放電加工機。
  10. 【請求項10】 厳しい作業条件が発生するとき、切断
    速度を低減する数値制御装置(40)を備えることを特
    徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載のワイヤ
    放電加工機。
  11. 【請求項11】 前記第1又は第2装置(20、3
    0)、前記選択装置(60)又は前記補間回路(70)
    が、単数又は複数のコンピュータ装置において相応のコ
    ンピュータプログラムの実行によって実現されているこ
    とを特徴とする、請求項7〜10のいずれか1項に記載
    のワイヤ放電加工機。
  12. 【請求項12】 前記センサ信号(Sd )がある判定基
    準を満たとすぐ、特に前記センサ信号(Sd )の振動又
    は分散若しくは標準偏差の、単位時間当たり変化又は
    対値の予め定めた限界値に達するとすぐ、前記選択装置
    (60)が前記第1装置(20)によって発生される輪
    郭誤差(Sd )を切り替えるように、前記選択装置(6
    0)が前記第2装置(30)に接続されていることを特
    徴とする、請求項8〜11のいずれか1項に記載のワイ
    ヤ放電加工機。
  13. 【請求項13】 ワイヤ放電加工機の案内ヘッド(7、
    8)又は工作物(5)を、1つのワイヤ案内軌道(T
    D)に沿って移動させるものにおいて、 a) 前記案内ヘッドの間を延びる切断ワイヤ(1)に
    よって輪郭が工作物(5)に切断され、 b) 現在のワイヤ案内軌道(TD)が少なくとも1つ
    の輪郭曲線(UK)によって表される被切断輪郭に関し
    て補正される仕方で、切断ワイヤ(1)の撓みによって
    発生する実際の輪郭誤差(S)が補償される方法であっ
    て、 c) 現在のワイヤ案内軌道(TD)を補正するため
    に、値と方向を有する輪郭誤差補正ベクトル が算出され、これによって算出された輪郭誤差補正ベク
    トル が現在のワイヤ案内軌道(TD)にベクトル的に加えら
    れ、 c1) 輪郭誤差補正ベクトルの値 が放電の基礎とされた瞬時放電パラメータであって動作
    電流と、放電電圧と、放電圧力と、加工液圧力と、ワイ
    ヤ直径と、ワイヤのタイプと、工作物の高さ又は材料の
    タイプとからなる瞬時放電パラメータから算出され、 c2) 輪郭誤差補正ベクトルの方向が前記瞬時放電パ
    ラメータ又は被切断輪郭の幾何図形的配列から算出され
    ることを特徴とする、運転方法。
  14. 【請求項14】 算出した輪郭誤差補正ベクトル の値 又は方向(α(x))が放電電流(i(t))、放電電
    圧(u(t))又は加工液圧力(p(t))の放電パラ
    メータから、算出されることを特徴とする、請求項13
    に記載の運転方法。
  15. 【請求項15】 算出した輪郭誤差補正ベクトル の値 が瞬時動作電流(i(t))、瞬時放電電圧(u
    (t))及び瞬時加工液圧力(p(t))から、簡略式 に従って算出され、ここでa、b、c及びdは、ワイヤ
    放電加工機及び工作物(5)の固定パラメータから実験
    又は計算で予め決定可能な因数、特に定因数であること
    を特徴とする、請求項13又は14に記載の運転方法。
  16. 【請求項16】 輪郭曲線(UK)の軌道要素が線分に
    分割され、長さδxの連続する線分の新しい各線分ごと
    に角度δα(x)が式 δα(x)=±l/r0 −α(x)/x0 ・δx に従って算出され、ここでxは切断されるべき次の部分
    の長さであり、α(x)は算出されるべき輪郭誤差補正
    ベクトル と輪郭曲線(UK)の点xにおける接線との間の角度で
    あり、x0 はワイヤ放電加工機の固定パラメータから
    験又は計算で予め決定可能なパラメータであり、l/r
    0 は輪郭曲線の曲率であり、r0及びx0が先の軌道要素
    から現在の軌道要素への移行に基づいて算出されること
    を特徴とする、請求項13〜15のいずれか1項に記載
    の運転方法。
  17. 【請求項17】 輪郭曲線(UK)が一連の円弧である
    とき、算出した輪郭誤差補正ベクトル と輪郭曲線(UK)の点xにおける接線との間の角度
    (α(x))が式 に従って近似的に算出され、ここでα0 は輪郭誤差補正
    ベクトル と新しい切断方向の接線との間の角度であり、 はx》x0で達する漸近角度であることを特徴とする、
    請求項13〜16のいずれか1項に記載の運転方法。
  18. 【請求項18】 パラメータx0 が式 から決定されることを特徴とする、請求項17に記載の
    運転方法。
  19. 【請求項19】 a) 輪郭誤差補正ベクトル が実際の輪郭誤差(S)の測定によって決定され、 b) 輪郭誤差補正ベクトル が、又は複数の輪郭誤差補正ベクトル の組合せが選択されることを特徴とする、請求項13〜
    18のいずれか1項に記載の運転方法。
  20. 【請求項20】 案内ヘッド(7、8)に対する切断ワ
    イヤ(1)の相対位置が測定によって決定され、少なく
    とも1つの相応のセンサ信号(Sd )が発生されること
    を特徴とする、請求項19に記載の運転方法。
  21. 【請求項21】 補正されたワイヤ案内軌道が選択され
    た輪郭誤差補正ベクトル 又は輪郭誤差補正ベクトル の選択された組合せ、又は輪郭曲線(UK)の幾何図形
    的配列によって決定されることを特徴とする、請求項1
    9又は20に記載の運転方法。
  22. 【請求項22】 厳しい作業条件が発生するとき、切断
    速度が低減されることを特徴とする、請求項13〜21
    のいずれか1項に記載の運転方法。
  23. 【請求項23】 センサ信号(Sd )がある判定基準を
    満たすとき、特にセンサ信号(Sd )の振動又は分散若
    しくは標準偏差の、単位時間当たり変化又は絶対量の予
    め決定された限界値に達するとき、算出された輪郭誤差
    補正ベクトル が選択されることを特徴とする、請求項20〜22のい
    ずれか1項に記載の運転方法。
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