JP3126953B2 - 作業支援表示装置 - Google Patents

作業支援表示装置

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JP3126953B2
JP3126953B2 JP30186098A JP30186098A JP3126953B2 JP 3126953 B2 JP3126953 B2 JP 3126953B2 JP 30186098 A JP30186098 A JP 30186098A JP 30186098 A JP30186098 A JP 30186098A JP 3126953 B2 JP3126953 B2 JP 3126953B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は作業支援表示装置
に関し、特に、設備を点検、検査、修理する時等におい
て、作業員がその作業手順を間違いなく実行できるよう
にするための作業支援表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば電話の交換設備や電力設備等を点
検、検査、あるいは修理する場合、多数の作業手順を一
つでも間違えることなく順次実行することが求められ
る。従来は、このような作業をする場合、予め作成され
た作業手順書を、作業指揮者が一項目ずつ読上げ、作業
員に指示を出している。作業員は、この指示に従って作
業をし、一項目の作業が終わると、言葉や身振りで作業
指揮者に合図を出し、作業指揮者から次の作業項目を読
上げてもらうようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記点検、検査、ある
いは修理されるべき設備が置かれている環境は、騒音が
激しい場所であったり、暗がりであったりするなど、様
々である。このような環境下では、作業指揮者が読上げ
る作業項目が作業員に聞こえなかったり、逆に作業員が
該作業項目の作業を終えたことを示す合図が作業指揮者
に届かなかったりして、作業指揮者と作業員との連携が
うまくいかず、作業項目に食い違いが生ずるという恐れ
があった。また、作業指揮者が作業項目を読み飛ばす恐
れもあった。さらに、作業員が聴覚の不自由な者である
場合には、この方式での作業は著しく困難であるという
問題があった。
【0004】この発明の目的は、前記した従来技術の問
題点を除去し、確実に作業手順を実行できる作業支援表
示装置を提供することにある。また、作業環境が暗が
り、高騒音であったり、作業員に聴覚の不自由な者が居
たりしても、効率良く、かつ確実に作業手順を実行でき
る作業支援表示装置を提供することにある。本発明の目
的は、さらに、作業記録を残すことのできる作業支援表
示装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明は、作業手順を順次表示部に表示する作
業支援表示装置であって、前記作業手順を記憶する記憶
手段と、該記憶手段から作業手順を読出し前記表示部の
制御手段に転送するタイミングを決定する作業手順転送
タイミング決定手段と、優先度が付与された複数個のス
イッチ手段からなる操作手段とを具備し、前記作業手順
転送タイミング決定手段は前記操作手段に対してなされ
た操作を基に作業手順の転送タイミングを決定するよう
にした点に第1の特徴がある。また、優先度が付与され
た複数個のリモコンスイッチ手段からなる操作手段を具
備した点に第2の特徴がある。
【0006】前記第1、第2の特徴によれば、前記操作
手段が作業員および作業指揮者の双方によって操作され
ないと、作業項目が更新されないので、作業項目の読み
飛ばしが防止でき、人為的誤作業を防止することができ
る。また、作業指揮者に優先度の一番高いスイッチ手段
またはリモコン手段を割り当てておけば、各作業項目の
最終確認を作業指揮者がするようになり、安全に作業を
進めることができるようになる。
【0007】また、本発明は、時間情報を提供する時計
手段と、前記操作手段が操作された時の表示内容および
時間情報を記憶する記憶手段を具備し、前記記憶手段の
内容は、バックアップ電源によりバックアップされるよ
うにした点に第3の特徴がある。
【0008】この第3の特徴によれば、作業記録を後に
残すことができるので、作業の確認、作業の能率、ある
いは何か問題が起きた時にはその責任の所在を明らかに
することができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明の作業支援表示装置
の一実施形態の構成を示すブロック図である。なお、こ
の実施形態は、二人の作業員と一人の作業指揮者が、予
め決められた作業手順に基づいてそれぞれ独自の作業を
行うことを想定して作成されたものであるが、本発明は
これに限定されるものではない。
【0010】図において、1は持運びできる大きさ(例
えば、220×530×120mm)の作業支援表示装
置であり、その前面パネル2には、3個のランプA,
B,Cと、操作手段である押しボタンスイッチ11A,
11B,11C(以下、単にスイッチと呼ぶ)と、赤外
線受信機12が設けられている。後述の説明から明らか
になるように、該ランプA,B,Cは最初は点滅状態に
あり、スイッチ11A,11B,11Cがこの順に押さ
れると、これらの押しボタンスイッチに対応するランプ
A,B,Cは順次点灯状態に変化する。また、ランプ
A,B,Cの全部が点灯状態になると、次のタイミング
では全部が点滅状態に変化し、前記した動作を繰返す。
また、赤外線受信機12はリモコン51(51A,51
B,51C)から出力される赤外線信号を受信するもの
であり、該赤外線信号の変調周波数等により、例えば3
個のリモコンを識別できるように作られている。第1の
リモコン51Aは前記スイッチ11A、第2のリモコン
51Bはスイッチ11B、第3のリモコン51Cはスイ
ッチ11Cに対応し、リモコンがオンされると、それと
対応する押しボタンスイッチがオンされたと同じ効果を
生ずる。
【0011】次に、前記作業支援表示装置1の前面パネ
ル2には、表示部3が設けられている。該表示部3は、
図示の例では、横に8桁の文字を上下に2列表示できる
視認性の良いバックライト付きの液晶表示板(LED)
から構成されているが、本発明はこれらの文字の桁数に
限定されるものではなく、これより大または小の桁数で
あっても良い。また、前記液晶表示板に限らず、プラズ
マディスプレイ表示板あるいは他の暗い所でも良く見え
る表示板であっても良い。後述の説明から明らかになる
ように、前記液晶表示板の上列3aには作業手順が8文
字ずつ表示され、下列3bには該作業手順の確認事項が
8文字ずつ表示される。
【0012】次に、整流器21はAC100Vの商用電
源を直流に変換し、直流電圧を定電圧電源22および2
3に供給する。該定電圧電源22は例えば5Vの電圧を
前記表示部3に供給する。一方、定電圧電源23は例え
ば12Vの電圧をI/F(インタフェース)基板24に
供給する。CPU25はI/O装置26を介して、I/
F基板24と制御信号をやり取りし、またメモリ(RO
M,RAM)27に記憶された制御プログラム、および
表示データを含む各種のデータを用いて、該作業支援表
示装置1の動作を制御する。このメモリは、図示されて
いないバックアップ電源からバックアップされるように
しておくのが好適である。セレクタ28は、外部にある
編集用コンピュータ52とCPU25との接続と、CP
U25と表示コントローラ29との接続を、選択的に行
う。セレクタ28と編集用コンピュータ52との接続
は、例えばRS232Cを用いて行うことができる。
【0013】表示コントローラ29はCPU25から送
られてきた表示データのうち、作業手順に関わる表示デ
ータを液晶表示板の上列3aに転送し、該作業手順の確
認事項に関わる表示データを液晶表示板の下列3bに転
送する。編集用コンピュータ52は周知のパソコンに編
集ソフトをインストールしたものを用いることができ
る。該編集用コンピュータ52で作成された例えばCS
V(Comma Separated Value)形式の文章データは、セ
レクタ28を経てCPU25に送られ、メモリ27に格
納されると共に、プリンタ53から紙にプリントアウト
することができる。また、これとは逆に、メモリ27に
格納されているデータは、必要に応じて、編集用コンピ
ュータ52を用いて読みだし、プリンタ53から紙にプ
リントアウトすることができる。あるいは、編集用コン
ピュータ52を用いて読みだした前記データをフロッピ
ーディスクなどのディスクに入れ、該ディスクを他の場
所に運び該場所に置かれているプリンタを用いてプリン
トアウトするようにしても良い。
【0014】次に、前記の構成を有する作業支援表示装
置1の動作を説明する。まず、編集用コンピュータ52
にて、電話の交換設備や電力設備等を点検、検査、ある
いは修理するための作業手順(確認事項を含む)が第1
項目(ステップ)から所定の最後の項目(ステップ)ま
での文章データが、例えばCSV形式で作成される。本
実施形態では、最大100項目まで作成できるが、これ
に限定されるものではない。前記作業手順の作成が終了
すると、該作業手順はセレクタ28、CPU25を介し
てメモリ27に蓄積される。また、必要に応じて、プリ
ンタ53からプリントアウトされる。その後、編集用コ
ンピュータは作業支援表示装置1から切り離され、ま
た、セレクタ28はCPU25と表示コントローラ29
を電気的に接続するように切換えられる。
【0015】次に、作業支援表示装置1は作業現場に担
持される。作業現場では、例えば二人の作業員にスイッ
チ11A、11B、またはリモコン51A、51Bが割
り当てられ、スイッチ11Cまたはリモコン51Cが作
業指揮者に割り当てられる。また、該作業支援表示装置
1はその表示部3が前記三者から見える位置に置かれる
ようにするのが好適である。ここで、CPU25の動作
を中心に、図2のフローチャートを参照して説明する。
【0016】ステップS1で電源が投入されると、CP
U25はステップS2で作業支援表示装置1の全部の構
成要素を初期化する。ステップS3では、前回の電源切
断時の作業手順データを表示コントローラ29に転送す
る。ステップS4では、I/O26を介してI/F基板
24に制御信号を送ることにより、前記ランプA,B,
Cの点灯または点滅状態が前回の電源切断時と同じ状態
となるようにする。これは、前回の作業が完了せずに中
断された場合に、前回の作業を継続して行えるようにす
るためである。上記のステップにより、表示部3の上列
3aには作業手順が表示され、下列3bには該作業手順
に対応する確認事項が表示されることになる。例えば、
表示部3の上列3aには「電源SW投入」と表示され、
下列3bには「電源ランプ確認」あるいは「高圧注意」
等と表示される。
【0017】ステップS5に進むと、Aランプが点灯し
ているか否かの判断がなされる。この判断が否定の時に
はステップS6に進んで、A,B,Cのランプが点滅さ
せられる。ステップS7では、スイッチ11Aまたは該
スイッチ11Aに対応するリモコン51Aがオンされた
か否かの判断がなされる。この判断が否定の時にはステ
ップS8に進んで、電源がオフされたか否かの判断がな
される。この判断が否定の時にはステップS5に戻っ
て、再度Aランプが点灯したか否かの判断がなされる。
前記ステップS5→S6→S7→S8→S5の処理はス
テップS7にてスイッチ11Aまたはリモコン51Aが
オンされるまで行われ、該スイッチ11Aがオンされる
とステップS9に進んでAランプが点灯する。
【0018】Aランプが点灯すると、ステップS5の判
断は肯定になり、ステップS10に進む。ステップS1
0ではBランプが点灯したか否かの判断がなされ、この
判断が否定の時にはステップS11、S12に進み、そ
れぞれAランプ点灯、B,Cランプ点滅の動作が行われ
る。ステップS13のスイッチ11Bまたはリモコン5
1Bがオンされるまでは、ステップS10→S11→S
12→S13→S8→S5→S10の処理が繰返され、
ステップS13の判断が肯定になると、ステップS14
に進んでBランプが点灯される。
【0019】Bランプが点灯するとステップS10の判
断は肯定になり、ステップS15に進む。ステップS1
5では、Cランプが点灯したか否かの判断がなされ、こ
の判断が否定の時には、ステップS16、S17に進ん
で、A,Bランプは点灯、Cランプは点滅の動作が行わ
れる。ステップS18のスイッチ11Cまたはリモコン
51Cがオンされるまでは、ステップS15→S16→
S17→S18→S8→S5→S10→S15の処理が
繰返され、ステップS18の判断が肯定になると、ステ
ップS19に進んでCランプが点灯される。
【0020】以上のようにして、ステップS15の判断
が肯定になると、1個の作業事項が終了したことにな
る。ステップS20に進むと、作業手順の全部の作業事
項の表示が終了したか否かの判断がなされる。この判断
が否定の時にはステップS21に進んで、次の作業事項
の表示データを表示コントローラ29に送出する。次い
で、ステップS22に進み、A,B,Cランプを点滅に
変える。そして、ステップS5に戻って、前記と同じ動
作が繰返される。なお、点検、検査、あるいは修理の動
作を中断するために、前記の動作中に電源がオフにされ
ると、ステップS8の判断が肯定となり、ステップS2
3に進む。該ステップS23では、該電源がオフにされ
た時の作業手順の表示データとランプの点灯状態が保存
される。この保存されたデータは、次に電源がオンにさ
れた時に読み出され、前の状態が再現される。したがっ
て、作業員は、中断された作業を継続して再開すること
ができるようになる。
【0021】ステップS20の判断が肯定になると、ス
テップS25に進んで、例えば作業項目が全部終了した
旨を示す最終データが表示される。ステップS26で
は、電源がオフされたか否かの判断がなされ、この判断
が否定の時にはステップS27に進んで、A,B,及び
Cランプが点灯状態を保持する。電源がオフにされる
と、ステップS26の判断は肯定となり、終了する。
【0022】次に、前記表示コントローラ29の動作
を、図3のフローチャートを参照して説明する。ステッ
プS31では、CPU25から作業手順の表示データが
転送されてきたか否かの判断がなされる。この判断が肯
定になるとステップS32に進んで一作業項目分のコメ
ントの表示が終了したか否かの判断がなされる。この判
断が否定の時にはステップS33に進んで、8文字のコ
メントが表示部3の上列3aと下列3bのそれぞれに送
られる。ステップS34では、該表示部3の上列3aと
下列3bのそれぞれに、作業項目および確認のコメント
が表示される。ステップS35では、この表示が所定時
間tの間行われたか否かの判断がなされ、この判断が否
定の間は、同内容の表示が継続される。ステップS35
の判断が肯定になると、ステップS32に進んで、再度
一作業項目分のコメントの表示が終了したか否かの判断
がなされる。今、該コメントが8文字より多い場合に
は、残りの9文字目からのコメントがステップS33で
表示部3に転送され、表示される。
【0023】以上のようにして、一作業項目の全部のコ
メントの転送が終了すると、ステップS36に進んで、
全部の作業項目の転送が終了したか否かの判断がなされ
る。この判断が否定の時にはステップS31に戻って、
次の作業項目の表示データが転送されてきたか否かの判
断がなされる。この判断が肯定になると、ステップS3
2に進んで、再度前記と同様の動作が繰返される。以上
の処理が繰返し行われ、最後にステップS36の判断が
肯定になると、作業項目が終了したことを作業員に告げ
る旨の最終データの表示がなされる。なお、この表示に
代えて、表示部3の表示内容をクリアするようにしても
良い。
【0024】以上の動作により、本実施形態によれば、
次の機能が実現できることは明らかである。 (1) スイッチ11A、スイッチ11B、スイッチ11C
の順番(または、これらに対応するリモコン51A、5
1B、51Cの順番)でオンされると、A,B,Cラン
プが点滅状態から順次点灯状態に変化する。すなわち、
スイッチ11A,11B,11Cの順に優先度が高くな
るように設定されているので、作業現場においては、ス
イッチ11Aは作業員、スイッチ11Bはより経験のあ
る作業員、スイッチ11Cは作業指揮者に、これらのス
イッチを操作する権限を与えておけば、経験あるいは権
限順に作業が終了したことを報知するランプが点滅状態
から点灯状態に変化するので、作業の実行の確認を確実
に行えるようになる。
【0025】(2) 作業手順は、予め作業支援表示装置1
内のメモリに格納されており、作業手順が一項目づつ読
み出されるので、従来のように、作業指揮者が作業手順
を読み飛ばすことがなくなる。また、該作業手順は外部
の編集用コンピュータから入力されたものであるので、
前記メモリに格納された内容と、プリンタから紙に出力
された内容とは必ず一致し、表示された作業手順と紙に
印刷された作業手順の不一致がなくなる。このため、作
業指揮者は作業現場で安心して紙による確認もできるよ
うになる。また、編集用コンピュータを作業支援表示装
置1に接続することにより、作業内容の変更も容易に行
えるようになる。
【0026】(3) 作業手順および作業の確認の内容が、
視認性の良い表示部に表示されるので、作業場所が暗か
ったり騒音が大きかったりしても、また作業員または作
業指揮者が聴力に障害を持っていても、何ら問題なく効
率的に作業を進めることができる。
【0027】(4) 作業員および作業指揮者は、装置の前
面パネルに設けられたスイッチ手段11A〜11C、お
よびリモコン51で、作業の実行の確認操作を行うこと
ができる。したがって、作業員および作業指揮者は自分
の都合の良い作業位置から動かずに該確認操作をするこ
とができ、作業員等は面倒臭さがらずに本発明装置を使
用するようになると共に、作業性が向上する。
【0028】次に、本発明の第2の実施形態を、以下に
説明する。この実施形態は、前記第1の実施形態では作
業記録について配慮されていなかったのを改善し、作業
記録を残すことができるようにした点に特徴がある。
【0029】以下に、図4を参照して、本実施形態の動
作を説明する。なお、図4中の図2と同じステップ番号
は同一または同等の処理を示すので、適宜説明を省略す
る。また、ステップS20が肯定になった後の処理、す
なわちステップS25〜S27の処理は図2と同じであ
るので、図示を省略する。
【0030】ステップS1にて、作業支援表示装置1に
電源が投入されて、前記ステップS2〜S4の処理が行
われステップS41に進むと、データ入出力の指示がな
されているか否かの判断が行われる。すなわち、作業支
援表示装置1にセレクタ28を介して、編集用コンピュ
ータ52とプリンタ53が接続され、編集用コンピュー
タ52からの作業支援表示装置1へのデータ入力、ある
いは作業支援表示装置1から編集用コンピュータ52へ
のデータ出力の指示がなされているか否かの判断が行わ
れる。この判断が肯定の時には、ステップS42に進ん
でランプA、B、Cは消灯される。そしてステップS4
3にて、編集用コンピュータ52と作業支援表示装置1
との間で前記データの通信が行われる。該データ通信が
終了すると、ステップS46に進む。
【0031】前記ステップS41が否定の時には、ステ
ップS44に進んで図1には示されていないリセットボ
タンが押されたか否かの判断がなされる。この判断が肯
定の時には、ステップS45に進んで、後述する操作時
刻がクリアされる。次いでステップS46に進み、ラン
プA、B、Cは点滅させられる。ステップS47では、
第1番目の作業項目が表示部3に表示される。該リセッ
トボタンは、通常、編集用コンピュータ52から切り離
された作業支援表示装置1を作業現場に担持し、作業の
続きではなく新たに作業を最初から始める時に押され
る。該リセットボタンが押されると、作業項目は最初に
戻り、また作業時間も現在時間に更新されることにな
る。
【0032】このようにして作業が開始あるいは再開さ
れると、既に説明したステップS5以下の動作が行われ
る。この動作において、本実施形態では、ステップS4
8、S49、およびS50に示されているような時刻を
表示内容と関連させて例えば作業支援表示装置1のメモ
リ27に記憶させる動作が行われる。この結果、作業員
および作業指揮者によってなされた、スイッチ手段11
A〜11C、またはリモコン51A〜51Cのオン時間
が、表示装置3への表示内容と関連させて、例えばバッ
クアップされているメモリ27あるいは図示されていな
い他のメモリに記憶されることになる。
【0033】次に、前記ステップS41で、データを出
力する時の動作を説明する。作業支援表示装置1に編集
用コンピュータ52が接続され、該編集用コンピュータ
52から、データ読み出しおよびプリントアウトの指示
がなされると、例えばメモリ27に格納されていた前記
表示内容とこれに対してなされたスイッチ手段11A〜
11C、またはリモコン51A〜51Cのオン時間が編
集用コンピュータ52に読み出され、続いてプリンタ5
3によってプリントアウトされる。
【0034】図5はプリントアウトされたデータの一例
を示すものであり、作業の順番を示すチャンネル番号
と、表示装置3の上、下段に表示される表示内容と、該
作業に対してスイッチ手段11A〜11C、またはリモ
コン51A〜51Cがオンされた日/時/分がプリント
アウトされる。例えば、1チャンネルを見ると、「各担
当へ停電連絡」という作業を、作業員および作業指揮者
はスイッチ手段11A〜11Cによって、4日の7時5
分にそれぞれ確認したことがわかる。また、2チャンネ
ルを見ると、表示装置3の上段の表示内容が8文字より
長いので、2回に分けて「ミーティング 指差呼称をす
る」と表示されたことが分かる。また、11チャンネル
を見ると、前記スイッチ手段11A〜11Cまたはリモ
コン51A〜51Cがオンされる日/時/分が00/0
0/00となっており、10チャンネルまでは作業が終
了し、11チャンネルから作業が再開されることが分か
る。以上のように、第2の実施形態によれば、作業中は
スイッチ手段11A〜11Cまたはリモコン51A〜5
1Cの確認データ(日/時/分)をメモリに記憶させ、
作業終了後作業支援表示装置1に編集用コンピュータ5
2を接続し、該編集用コンピュータ52を介してプリン
タ53からプリントアウトできるようにしたので、作業
終了後に作業の確認ができると共に、作業員の仕事の能
率などを、上司はチェックできるようになる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、操作手段を操作する権限を作業員および作業
指揮者に与えることにより、作業員と作業指揮者の双方
が作業項目を終了しないと次の作業項目の表示に進まな
いため、作業員と作業指揮者が互いに連携を取りながら
作業を進めることができるようになり、人為的誤作業を
防止できるようになる。このため、作業を安全に、かつ
作業性良く進めることができるようになる。
【0036】また、視認性の良い表示器を用いるように
されているので、視覚的に作業手順を把握することがで
き、暗がりまたは高騒音下での作業が可能になる。ま
た、聴覚が不自由な作業員または作業指揮者であって
も、作業をすることが可能になる。
【0037】また、本発明によれば、作業終了後に、作
業記録をプリンタから紙等にプリントアウトすることが
できるので、作業の確認をできるようになる。また、該
作業記録を見れば、作業員の仕事の能率が分かると共
に、作業に問題が起きた時にはその原因あるいは責任の
所在を明らかにすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の構成を示すブロック図
である。
【図2】 本発明の第1実施形態の動作を示すフローチ
ャートである。
【図3】 図1の表示コントローラの動作を示すフロー
チャートである。
【図4】 本発明の第2実施形態の動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】 プリントアウトされた記録内容の一例を示す
図である。
【符号の説明】
1…作業支援表示装置、2…前面パネル、3…表示部、
11A〜11C…スイッチ手段、12…受信機、24…
I/F基板、25…CPU、26…I/O、27…メモ
リ、28…セレクタ、29…表示コントローラ、51…
リモコン、52…編集用コンピュータ、53…プリン
タ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−168213(JP,A) 特開 平8−328646(JP,A) 特開 平6−289902(JP,A) 特開 平8−167564(JP,A) 特開 平10−161733(JP,A) 特開 昭49−4496(JP,A) 特開 平3−271815(JP,A) 特開 平10−187729(JP,A) 特公 昭47−43880(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 9/00 G05B 23/00 - 23/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業手順を順次表示部に表示する作業支
    援表示装置であって、 前記作業手順を記憶する記憶手
    段と、 該記憶手段から作業手順を読出し前記表示部の制御手段
    に転送するタイミングを決定する作業手順転送タイミン
    グ決定手段と、優先度が付与された複数個のスイッチ手段からなる 操作
    手段とを具備し、 前記作業手順転送タイミング決定手段は前記操作手段に
    対してなされた操作を基に作業手順の転送タイミングを
    決定することを特徴とする作業支援表示装置。
  2. 【請求項2】 作業手順を順次表示部に表示する作業支
    援表示装置であって、 前記作業手順を記憶する記憶手
    段と、 該記憶手段から作業手順を読出し前記表示部の制御手段
    に転送するタイミングを決定する作業手順転送タイミン
    グ決定手段と、優先度が付与された複数個のリモコンスイッチ手段から
    なる 操作手段とを具備し、 前記作業手順転送タイミング決定手段は前記操作手段に
    対してなされた操作を基に作業手順の転送タイミングを
    決定することを特徴とする作業支援表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項またはに記載の作業支援表示
    装置において、 前記複数個のスイッチ手段またはリモコンスイッチ手段
    が、優先度の低いから高い方に向かって順次操作さ
    れ、全部のスイッチ手段またはリモコンスイッチ手段の
    操作がなされた時に、前記作業手順転送タイミング決定
    手段は転送タイミングが来たと決定することを特徴とす
    る作業支援表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないしのいずれかに記載の作
    業支援表示装置において、 前記操作手段の操作状態を示す発光手段を具備し、該操
    作手段が操作されると、該発光手段は点滅および点灯の
    一方の状態から他方の状態に変化することを特徴とする
    作業支援表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の作業支援表示
    装置において、 前記表示部は、視認性の良好な液晶表示器であることを
    特徴とする作業支援表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載の作業支援表示
    装置において、 前記記憶手段には、外部の編集用コンピュータから作業
    手順に関わるデータを転送するようにしたことを特徴と
    する作業支援表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または2に記載の作業支援表示
    装置において、 作業が中断された時に、中断時の作業手順データと前記
    操作手段の状態情報とを記憶する手段を具備し、 前記作業の再開時に、前記手段から前記作業手順データ
    と前記操作手段の状態情報とを読出して、中断時と同じ
    状態になるようにしたことを特徴とする作業支援表示装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1または2に記載の作業支援表示
    装置において、 時間情報を提供する時計手段と、前記操作手段が操作さ
    れた時の表示内容および時間情報を記憶する記憶手段を
    具備し、 前記記憶手段の内容は、バックアップ電源により保持さ
    れるようにしたことを特徴とする作業支援表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項に記載の作業支援表示装置にお
    いて、 前記記憶手段に記憶された表示内容および時間情報の少
    なくとも一つは、プリンタからプリントアウトされるよ
    うにしたことを特徴とする作業支援表示装置。
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