JP3126760B2 - 木綿繊維用のカード、クリアラ機械などに設ける装置 - Google Patents

木綿繊維用のカード、クリアラ機械などに設ける装置

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JP3126760B2 JP03233465A JP23346591A JP3126760B2 JP 3126760 B2 JP3126760 B2 JP 3126760B2 JP 03233465 A JP03233465 A JP 03233465A JP 23346591 A JP23346591 A JP 23346591A JP 3126760 B2 JP3126760 B2 JP 3126760B2
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  • Textile Engineering (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、２つの共働するドラ
ム、例えば鋸歯ドラムあるいはピンドラムの間のドラム
対向領域に、２つのドラムのドラム周面の一部を覆う支
持部材が配置されており、２つのドラムの回転方向が異
なる、木綿繊維用のカード、クリアラ機械などに設ける
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】公知の装置においては、第１と第２のド
ラム間のドラム対向領域の下方に支持部材が設けられて
おり、第２のドラムと対向するように湾曲されたカバー
の出口には調節可能な案内部材が設けられている。第１
のドラムは時計方向に回転し、（作業方向下流に配置さ
れた）第２のドラムは反時計方向に回転する。第１のド
ラムと対向するカバーの領域においては、ドラムは繊維
材料を案内しないので、ドラム周面をカバーすることし
かできない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】それに対して本発明の
課題は、繊維の処理と、繊維の開繊と空気の案内を改良
することのできる冒頭で述べた種類の装置を提供するこ
とである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項１に
記載の特徴によって解決される。
【０００５】
【作用】本発明方法によれば、好ましい方法で支持部材
を繊維の浄化及び２つのローラ間のローラ対向領域の被
覆に組み合わせて使用することができ、それによって上
流に配置されたドラムによる繊維の開繊と、下流に配置
されたドラムへの引渡しと、空気の供給を改良すること
ができる。
【０００６】好ましくは、分離カッターにトラッシュな
どを吸引する吸引フードが設けられる。好ましくは支持
部材と吸引フードは一体に形成される。好ましくは第１
の支持部材の湾曲された被覆面と下流に配置されたドラ
ムの間には、空気流を流入させることのできる間隙ａが
設けられる。好ましくは支持部材と対向するドラム対向
領域に、２つのドラムのドラム対向領域の一部を覆う他
の支持部材が設けられる。好ましくは支持部材はそれぞ
れ一体に形成される。好ましくは支持部材の被覆面は湾
曲されている。好ましくは第２の支持部材の湾曲された
被覆面と上流に接続されたドラムの間に間隙ｂが設けら
れるので、上流に接続されたドラムに付着している繊維
を第２の支持部材の舌片によって外すことができる。好
ましくは第１の支持部材の上流に接続されたドラムと対
向する湾曲した被覆面及び／あるいは第２の支持部材の
下流に接続されたドラム対向する湾曲した被覆面に、少
なくとも１つの針布を有する固定カージング部材が設け
られている。好ましくは支持部材には、下流に接続され
た分離部材（カッター）のための調節可能な案内部材が
設けられる。好ましくは支持部材上には案内部材と固定
カージング部材が設けられる。好ましくは支持部材は場
所を変えることのでき、例えば回転リンクを中心に揺動
可能な被覆装置に取り付けられる。好ましくは２つ以上
のドラムが設けられ、それぞれ隣接する２つのドラムの
ドラム対向領域に支持部材が配置される。
【０００７】
【実施例】以下、図面に示す実施例を用いて本発明を詳
細に説明する。閉鎖されたハウジング内に配置されたク
リアラ装置に、浄化すべき繊維材料（特に木綿）が繊維
塊の形状で供給される。これは例えば（不図示の）充填
筒、コンベヤベルトなどによって行われる。ラップは２
つのフィードローラ１、２によって押え付けられながら
ピンドラム３（直径１５０〜３００ｍｍ、例えば２５０
ｍｍ）に供給される。ピンドラム３はハウジング内に回
転可能に軸承され、かつ反時計方向（矢印Ａ）に回転す
る。ピンドラム３の下流には針布ドラム４が配置されて
いる。針布ドラム４の周面には鋸歯針布が設けられ、か
つ針布ドラムは約１５０〜３００ｍｍ、例えば２５０ｍ
ｍの直径を有する。ドラム３は約１０〜２１ｍ／秒、例
えば１５ｍ／秒の周速度で回転し、ドラム４は約１５〜
２５ｍ／秒、例えば２０ｍ／秒の周速度で回転する。
【０００８】ピンドラム３はハウジングにより包囲され
ている。ピンドラム３には繊維不純物を排出する分離開
口部７が設けられており、その大きさは木綿の汚染度に
合わせられており、ないしは合わせることができる。分
離開口部７には分離カッター８が設けられている。ドラ
ム３には矢印Ａ方向でさらに下流に他の分離開口部８’
と分離カッター９が設けられている。
【０００９】鋸歯ドラム４には分離開口部１０と分離カ
ッター１１が設けられている。作動方法は次のごとくで
ある。すなわち、繊維塊からなるラップがフィードロー
ラ１、２によって押し付けられてピンドラム３に供給さ
れ、ピンドラムは繊維材料を梳いて、ピンに繊維束をひ
っかけてもって行く。ドラム３が分離開口部７と分離カ
ッター８を通過するときに、このドラムの周速度と曲率
並びに第１の分離段階に適合した分離開口部７の大きさ
に従って、短い繊維と大きな不純物が遠心力によって繊
維材料から放出されて、分離開口部７を通過してハウジ
ング内のごみ箱へ達する。このように予めきれいにされ
た繊維材料が針布ドラム４の針布の尖端によってドラム
３から取り出され、その際にさらに開繊が行われる。ド
ラム４が分離カッター１１を有する分離開口部１０を通
過するときに、他の不純物が遠心力によって繊維フリー
スから放出される。
【００１０】矢印Ｂが示すものは針布ドラム４の回転方
向である。符号１６、１７と１８は、分離開口部７、
８’、１０から排出される不純物の吸引フードを示す。
分離カッター８の下流には針布を有する２つの固定カー
ジング部材２１、２２が配置されている。矢印１ａ、２
ａはフィードローラ１および２の回転方向を示してい
る。
【００１１】ドラム３の下方には支持部材２６が配置さ
れており、支持部材には分離カッター８と固定カージン
グ部材２１、２２と調節可能な案内部材２７が配置され
ている。２つのドラム３ないし４の回転方向ＡないしＢ
は異なる。ドラム３はドラム４の上流に配置されてい
る。ドラム３と４の間のドラム対向領域の下方には支持
部材２８が配置されており、支持部材の湾曲した面２８
ａはドラム３の周面の一部を覆い、湾曲した面２８ｂは
ドラム４の周面の一部を覆っている。支持部材２８の上
にはトラッシュ等を分離する分離カッター９が設けられ
ており、この分離カッターには上流に配置されたドラム
３の回転方向Ａと対向する分離エッジ９ａが設けられて
いる。なお、面２８ａはドラム３の繊維を案内する部分
の一部を覆っている。分離カッター９にはトラッシュな
どを吸引する吸引フード１７が設けられている。支持部
材２８と吸引フード１７は一体に形成されている。支持
部材２８の湾曲した被覆面２８ｂと下流に配置されたド
ラム４の間には、空気流を流入させることのできる間隙
ａが設けられている。
【００１２】支持部材２８と対向するドラム３と４間の
ドラム対向領域の上方には他の支持部材３２が設けられ
ており、その湾曲した面３２ａはドラム４の周面の一部
を覆い、湾曲した面３２ｂはドラム３の周面の一部を覆
っている。面３２ａの（回転方向Ｂに見て）端部には調
節可能な調節部材３５が設けられている。支持部材３２
の湾曲した被覆面３２ｂとドラム３の間には狭い間隙ｂ
が設けられているので、上流に軸承されたドラム３にま
だ付着している繊維は舌片３２ｃによって外される。
【００１３】図２によれば、４つのドラム３、４、５、
６が互いに前後して配置されており、その回転方向は矢
印Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄで示されている。ドラム３〜６のそれ
ぞれのドラム対向領域の下方には支持部材２８、３３、
３０が設けられ、それぞれドラム対向領域の上方には支
持部材３２、２９、３４が設けられている。最後のドラ
ム６の端部には繊維材料（矢印Ｅ）を吸引する空気式の
吸引装置３８が設けられている。支持部材２９、３０、
３４、３１に設けられている分離カッター、吸引フー
ド、固定カージング部材及び案内部材の構造及び機能
は、図１において支持部材２８と３２に図示して説明し
た分離カッター、吸引フード、固定カージング部材及び
案内部材に相当する。ドラム３、４、５、６の直径は同
一である。それぞれ下流に配置されたドラムの周速度は
それぞれ上流に配置されたドラムの周速度より大きい。
【００１４】上方に配置された支持部材３２、２９、３
４、３１は、回転リンク４０を中心に矢印Ｈ、Ｉ方向に
揺動して離れることのできるカバー３９に一緒に取り付
けられている。符号４１で示すものは、吸引フード１７
の空気流入開口部（と同様に吸引フード１８、１９、２
０）に取り付けられ、吸引される空気の量を調節する調
節可能な空気案内部材である。
【００１５】図３によれば支持部材２９、３２が回転リ
ンク４０ａを中心に旋回するカバー３９ａに、支持部材
３４、３１が回転リンク４０ｂを中心に旋回するカバー
３９ｂに取り付けられている。
【００１６】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によればトラッシュ等を分離する分離カッターを具備し
た支持部材がドラムの繊維を案内する部分の一部を覆う
ように配置されているので、繊維の処理と、繊維の開繊
を空気の案内を改良することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】２つのドラムを有するクリアラに設けられた本
発明装置の側面図である。
【図２】多数のドラムを有するクリアラに設けられた本
発明装置を示す側面図である。
【図３】図２に示す実施例の装置の変形例を示す側面図
である。
【符号の説明】
３、４、５、６…ドラム８ 、９、１１、１３、１５…分離カッター１６ 、１７、１８、１９、２０…吸引フード ２８、２９、３０、３２、３３、３４…支持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 コンラッド テンブルク ドイツ連邦共和国，デー−4050 メンヘ ングラドバッハ １，ヒールゼナーシュ トラーセ 80 (56)参考文献 特開 平１−250421（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−229222（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−234922（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) D01G 9/06

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 共働する２つのドラム例えば鋸歯ドラム
    あるいはピンドラムの間のドラム対向領域に、２つのド
    ラムのドラム周面の一部を覆う支持部材が配置され、２
    つのドラムの回転方向は異なり、一方のドラムは上流に
    配置され、他方のドラムは下流に配置されている、木綿
    用のカード、クリアラ機械などの装置に設ける装置にお
    いて、 支持部材（２８、２９、３０）の上にトラッシュ等を分
    離する分離カッター（９、１１、１３）が配置され、分
    離カッター（９、１１、１３）には上流に配置されたド
    ラム（３、４、５）の回転方向（Ａ、Ｂ、Ｃ）と反対に
    向けられた分離エッジ（９ａ、１１ａ、１３ａ）が設け
    られ、支持部材（２８、２９、３０）が上流に配置され
    たドラム（３、４、５）の繊維を案内する部分の一部を
    覆う（２８ａ、２９ａ、３０ａ）ことを特徴とする装
    置。
  2. 【請求項２】 分離カッター（９、１１、１３）に、ト
    ラッシュ等を吸引する吸引フード（１７、１８、１９）
    が設けられていることを特徴とする請求項１に記載の装
    置。
  3. 【請求項３】 支持部材（２８、２９、３０）と吸引フ
    ード（１７、１８、１９）が一体に形成されていること
    を特徴とする請求項１あるいは２に記載の装置。
  4. 【請求項４】 支持部材（２８、２９、３０）の湾曲さ
    れた被覆面（２８ａ、２９ａ、３０ａ）と下流に設けら
    れたドラム（４、５、６）の間には、空気流を流入させ
    ることのできる間隙（ａ）が設けられていることを特徴
    とする請求項１から３のいずれか１項に記載の装置。
  5. 【請求項５】 支持部材（２８、２９、３０）から見て
    ドラム対向領域の反対側には、２つのドラム（３、４、
    ５、６）のドラム対向領域の一部を覆う他の支持部材
    （３２、３３、３４）が設けられていることを特徴とす
    る請求項１から４のいずれか１項に記載の装置。
  6. 【請求項６】 支持部材（２８、２９、３０；３２、３
    ３、３４）はそれぞれ一体に形成されていることを特徴
    とする請求項１から５のいずれか１項に記載の装置。
  7. 【請求項７】 支持部材の被覆面（２８ａ、２８ｂ、２
    ９ａ、２９ｂ、３０ａ、３０ｂ：３２ａ、３２ｂ、３３
    ａ、３３ｂ、３４ａ、３４ｂ）が湾曲していることを特
    徴とする請求項１から６のいずれか１項に記載の装置。
  8. 【請求項８】 第２の支持部材（３２、３３、３４）の
    湾曲した被覆面と上流に軸承されたドラム（３、４、
    ５）の間に狭い間隙（ｂ）が設けられ、それによって上
    流に軸承されたドラム（３、４、５）に付着している繊
    維が第２の支持部材（３２、３３、３４）の舌片（３２
    ｃ、３３ｃ、３４ｃ）によって外されることを特徴とす
    る請求項１から７のいずれか１項に記載の装置。
  9. 【請求項９】 間隙（ａ）と（ｂ）が調節可能であるこ
    とを特徴とする請求項１から８のいずれか１項に記載の
    装置。
  10. 【請求項１０】 第１の支持部材の第１のドラムと対向
    する湾曲した被覆面及び／あるいは第２の支持部材の第
    ２のドラムと対向する湾曲した被覆面に、少なくとも１
    つの針布を有する固定カージング部材（２１、２２；２
    ３、２４、２５）が設けられていることを特徴とする請
    求項１から９のいずれか１項に記載の装置。
  11. 【請求項１１】 支持部材（３２、３３、３４）に、下
    流に接続された分離部材（１１、１３、１５）を案内す
    るための調節可能な案内部材（３５、３６、３７）が設
    けられていることを特徴とする請求項１から１０のいず
    れか１項に記載の装置。
  12. 【請求項１２】 支持部材（３２、３３、３４）上に案
    内部材（３５、３６、３７）と少なくとも１つの固定カ
    ージング部材（２３、２４、２５）が配置されているこ
    とを特徴とする請求項１から１１のいずれか１項に記載
    の装置。
  13. 【請求項１３】 支持部材（３２、２９、３４、３１）
    が、位置を変えることのできる、例えば回転リンク（４
    ０）を中心に揺動して離れることのできる被覆装置（３
    ９）に一緒に取り付けられていることを特徴とする請求
    項１から１２のいずれか１項に記載の装置。
  14. 【請求項１４】 ２つ以上のドラム（３、４、５、６）
    が設けられ、支持部材がそれぞれ隣接し合う２つのドラ
    ム（３、４、５、６）のドラム対向領域に配置されてい
    ることを特徴とする請求項１から１３のいずれか１項に
    記載の装置。
  15. 【請求項１５】 吸引フード（１７、１８、１９、２
    ０）の空気流入開口部に調節可能な空気案内部材（４
    １、４４、４５、４６）が配置されていることを特徴と
    する請求項１から１４のいずれか１項に記載の装置。
  16. 【請求項１６】 支持部材（３２、２９）が回転リンク
    （４０ａ）を中心に旋回する被覆装置（３９ａ）に、支
    持部材（３４、３１）が回転リンク（４０ｂ）を中心に
    旋回する被覆装置（３９ｂ）に取り付けられている請求
    項１から１５のいずれか１項に記載の装置。
JP03233465A 1990-09-17 1991-09-12 木綿繊維用のカード、クリアラ機械などに設ける装置 Expired - Lifetime JP3126760B2 (ja)

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