JP3126672U - 複式筆記具 - Google Patents

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洋康 安部
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Abstract

【課題】 部品数の増加により製品構造及び組立工程を複雑にしたり、製造コストを上げることなく、リターン時の衝撃により筆記体内で生じる不具合を解消できる複式筆記具を提供する。
【解決手段】 先端開口部と、受部とを備えた軸筒内に、複数の筆記体を弾発部材により後方に付勢して収容する。前記筆記体の後端に摺動体をそれぞれ連接する。前記摺動体の操作部を軸筒後方の外周面に設けられる複数の窓孔から径方向外方に突出させる。前記操作部を前方にスライドすることによりいずれか1本の筆記体が前進してペン先を軸筒の先端開口部より突出すると共に、前進位置にある他の筆記体を後退させる。前記窓孔が、摺動体後退時に、摺動体が受部に衝合する以前に摺動体と摺接して該摺動体の後退速度を緩和する減速部を有する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、複式筆記具に関する。更には、リターン時の衝撃によりインキ内へのエア混入や、シャープペンシル芯の芯折れを防止できる複式筆記具に関する。
従来より、後端に摺動体を連接する複数の筆記体を弾発部材により後方に付勢して軸筒内に収容することで、前方へのスライド操作によりいずれか1本の筆記体のペン先が突出すると共に、前進位置にある他の筆記体が後退する複式筆記具、所謂スライド式の複式筆記具においては、筆記体の後退時(リターン時)に、軸筒に設けられる受部と摺動体とを衝合させることにより停止させる構造が用いられている。
しかし、前記構造を用いる場合、軸筒の受部と摺動体とが衝合した際に前後方向の強い衝撃を生じるので、前記筆記体が低粘度のインキや剪断減粘性を有するインキを内蔵したボールペンや、インキの後端に高粘度流体(液栓)を配設したボールペンや、シャープペンシルである場合には、衝撃によりインキが移動したり、インキ収容管内に空気が混入したり、収容するシャープペンシル芯が折れてしまうことがあった。
そこで、前記問題を解決するために、シャープペンシルを内蔵する複式筆記具において、リターン時に摺動体と衝合する軸筒後端の受部と摺動体との間に、緩衝部材を設けることで、リターン時の衝撃を緩和し、シャープペンシル芯が折れることを防止する複式筆記具が開示されている(例えば特許文献1)。
特開平5−28687号公報
前記特許文献1で開示される複式筆記具は、緩衝部材を介することで、リターン時の衝撃を緩和し、シャープペンシル芯が折れることを防止できるものの、緩衝部材を追加することにより部品数が増加し、構造が複雑化するため、組立工程が複雑となると共に、製造コストが高くなる。
本考案は、前記従来の問題点を解決するものであって、部品数の増加により製品構造及び組立工程を複雑にしたり、製造コストを上昇させることなく、リターン時の衝撃により筆記体内で生じる不具合を解消できる複式筆記具を提供するものである。
本考案は、先端開口部と、受部とを備えた軸筒内に、複数の筆記体を弾発部材により後方に付勢して収容し、前記筆記体の後端に摺動体をそれぞれ連接し、前記摺動体の操作部を軸筒後方の外周面に設けられる複数の窓孔から径方向外方に突出させ、前記操作部を前方にスライドすることによりいずれか1本の筆記体が前進してペン先を軸筒の先端開口部より突出すると共に、前進位置にある他の筆記体を後退させる複式筆記具であって、前記窓孔が、摺動体後退時に、摺動体が受部に衝合する以前に摺動体と摺接して該摺動体の後退速度を緩和する減速部を有することを要件とする。更に、前記窓孔の減速部が、軸方向後端側に狭幅となるテーパー状に形成される構成であることを要件とする。
尚、本考案において、「前」とはペン先側を指し、「後」とは摺動体側を指す。
本考案の請求項1の複式筆記具は、リターン時の衝撃により筆記体に生じる不具合を解消できると共に、部品点数の増加や組立工程を複雑にすることなく、従来通りの方法で製造できる。
前記複式筆記具は、先端を開口し、受部を備える軸筒内に、複数の筆記体を弾発部材により後方に付勢して収容してなる。前記筆記体の後端には摺動体をそれぞれ連接し、前記摺動体の操作部が軸筒後方の外周面に設けられる複数の窓孔から径方向に突出している。前記操作部を前方にスライドすることによりいずれか1本の筆記体が前進してペン先を軸筒の先端開口部より突出すると共に、前進位置にある他の筆記体を弾発部材の押力により後退させる構成である。前記筆記体が後退する際、摺動体が軸筒に設けられる受部と衝合して停止する。衝合する際に、弾発部材による押力を緩和できるように、窓孔の形状を変化させた減速部を設けることで、リターン時の摺動体の速度を減速させ、衝合時に収納される筆記体に加わる前後方向の衝撃を緩和して緩やかに停止できる。
前記受部は、摺動体の形状に応じて窓孔自体に設けることもできる。その際、減速部を受部とすることも可能である。
前記減速部は、窓孔の軸方向の内側面(摺動体ガイド部)の片面又は両面を粗面や曲面やテーパー状にしたり、凸部を設けることにより形成される。前記減速部により、窓孔のガイド部に接触抵抗(摩擦抵抗)を付与でき、弾発部材の押力で後退する筆記体に連接される摺動体が減速部と摺接することにより、軸筒の受部と衝合する以前に後退速度が減速される。そのため、衝合時に筆記体に加わる衝撃を緩和できるので、収納される筆記体に大きな衝撃を与えることなく緩やかに停止できる。更に、筆記体収納時に摺動体が受部と衝合した際に発生する音を緩和する消音効果も発揮できる。
特に、前記窓孔の軸方向の片面又は両面に、軸方向後端側に狭幅となるテーパー部を設けること(請求項2)で、筆記体収納時に摺動体の後退速度を効果的に遅延できると共に、摺動体の前方へのスライド操作に過度の抵抗を与えることなくペン先を突出させることができる。
前記テーパー部をガイド部の片面に設けた場合、後退する摺動体をテーパー部が対向するガイド部に押しつけることで減速させ、受部との衝合により生じる衝撃を緩和する。また、テーパー部をガイド部の両面に設けた場合、後退する摺動体を両方のテーパー部で挟み込むことで減速させ、受部への衝合時に生じる衝撃を緩和する。
特に、インキの後端に高粘度流体(液栓)を配設するタイプの筆記体においては、インキ中への空気の混入や高粘度流体の崩れを防止できるものとなる。また、シャープペンシルにおいては、芯折れを防止できるものとなる。
本考案により、部品数の増加により製品構造や組立工程を複雑にしたり、製造コストを上げることなく、リターン時の衝撃により筆記体内で生じる不具合を解消する複式筆記具を提供できる。
本考案の実施の形態について以下の実施例により説明する。
本考案の実施例を以下の図面に従って説明する。
図1乃至図3の複式筆記具1は、窓孔21及び先端開口部22を有し、前後方向に着脱自在に螺合される軸体2の内部に、ペン先(ボールペンチップ)41及びインキ収容管42からなるボールペン、又はシャープペンシルを筆記体4として、該筆記体4を複数本(3本)前後動可能に収容する。前記筆記体4の後端には摺動体3をそれぞれ接続し、該摺動体3の操作部31が窓孔21から突出するように設けられている。また、前記摺動体3は、インキ収容管42の外径より僅かに大きい内径を有する孔が複数設けられたホルダー6と、摺動体先端(筆記体接続部32)との間に配設される弾発部材(スプリング)5により後方に付勢され、摺動体3及び筆記体4の前後方向のがたつきを抑制している。
筆記時には、摺動体3の操作部31を前方にスライドさせることで、接続される筆記体4のペン先41が先端開口部22より突出されると共に、係止部34が軸筒2内に設けられる係止用突起に係止され筆記可能状態となる。前記ペン先41を収納する際には、他の摺動体3′(操作部31′)を前方にスライドさせることで、該摺動体3′の押圧用突部35により外方に押圧されて摺動体3の係止部34が係止用突起から外れ、摺動体3を後方に付勢する弾発部材5により摺動体3が後方へ押圧されて軸筒内に収納される。その際、当接部33が軸筒2の受部23に衝合して停止する。
本実施例ではクリップが軸筒後方に一体に成形されているが、摺動体3(操作部31)をクリップと一体にすることも可能である。
図2は、図1の窓孔21周辺の拡大図(筆記体収容時)であり、図3は、図2の筆記可能状態を示す図である。軸筒2に形成される3ヶ所の窓孔21は、いずれも両側のガイド部211が中央から後方にかけて、軸筒後端側を狭幅とする緩やかなテーパー部212を形成している。前記テーパー部212の狭幅側は、摺動体3の後端(後方係止部34側)の幅より若干狭く設けられている。前記テーパー部212は、筆記体4内に収容されるインキや高粘度流体やシャープペンシル芯に応じて角度及び長さを調節することで、所望の衝撃吸収能に調整することが可能である。また、前記テーパー部212を摺動体3の受部とすることも可能である。
筆記体収容時には、摺動体3がスプリング5により後方へ付勢され、当接部33が軸筒2の受部23に接した状態で保持できると共に、前記テーパー部212の狭幅側で摺動体3を保持できるので、摺動体3の前後方向及び左右方向のガタつきを抑制した状態で静止している。
筆記時には、摺動体3の操作部31を前方にスライドさせ、該摺動体3に接続される筆記体4のペン先41を軸筒開口部22より突出させることで筆記可能となる。その際、摺動体3のスライド時に抵抗を感じることなく前方へ移動させることができる。
筆記後、前記ペン先41を収納する際には、他の摺動体3′の操作部31′を前方にスライドさせることで、摺動体3を後方に付勢するスプリング5により摺動体3が後方へ押圧移動する。その際、テーパー部212の狭幅側(窓孔後端側)に向かうに従い、摺動体3がガイド部211と摺接して摺動体3が減速するので、当接部33が受部23に衝合する時には緩やかな速度となり、筆記体4に大きな衝撃を与えることなく軸筒内に収納できる。
本考案の複式筆記具の一実施例を示す外観図である。 図1における窓孔周辺拡大図である。 図1の筆記時における窓孔周辺拡大図である。
符号の説明
1 複式筆記具
2 軸筒
21 窓孔
211 ガイド部
212 減速部(テーパー部)
22 先端開口部
3,3′ 摺動体
31,31′ 操作部
32 接続部
33 当接部
34 係止部
35 押圧用突部
4 筆記体
41 ペン先
42 インキ収容管
5 弾発部材(スプリング)
6 ホルダー

Claims (2)

  1. 先端開口部と、受部とを備えた軸筒内に、複数の筆記体を弾発部材により後方に付勢して収容し、前記筆記体の後端に摺動体をそれぞれ連接し、前記摺動体の操作部を軸筒後方の外周面に設けられる複数の窓孔から径方向外方に突出させ、前記操作部を前方にスライドすることによりいずれか1本の筆記体が前進してペン先を軸筒の先端開口部より突出すると共に、前進位置にある他の筆記体を後退させる複式筆記具であって、前記窓孔が、摺動体後退時に、摺動体が受部に衝合する以前に摺動体と摺接して該摺動体の後退速度を緩和する減速部を有することを特徴とする複式筆記具。
  2. 前記窓孔の減速部が、軸方向後端側に狭幅となるテーパー状に形成される構成であることを特徴とする請求項1記載の複式筆記具。
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