JP3126419U - 手袋状泡立てネット - Google Patents

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Abstract

【課題】石鹸などが容易に脱落しないように安定保持できるほか、泡立ちが容易で石鹸類の消耗も少なく、掌や顔面その他のマッサージなどの効果も有り、顔面以外への兼用にも適し、かつ弾力に富んだ泡がタップリと得られる手袋状泡立てネットを実現する。
【解決手段】筒状のネットを筒状に二重に重ねて、その一端同士を一体化し、この一体化部分から片手を挿入して、二重の筒状ネット部を片手に被せることができ、その内ネットの先端は閉鎖して、二重ネットの先端側から二重状態の内外ネット間に石鹸などの固形の洗剤又はマッサージ手段などを挿入可能な構成とした。内ネットの先端は閉鎖してあるので、二重ネットの先端側から二重のネット間に石鹸やマッサージ手段などを挿入した状態で泡立てすれば、石鹸類やマッサージ手段が内側ネットと外側ネットとの間に挟まれるので、石鹸類やマッサージ手段なとが容易に離脱する心配はない。
【選択図】図1

Description

本考案は、石鹸や洗顔フォーム、クレンジングフォームなどの洗剤の泡立ちを良くするための泡立てネットに関し、泡立てた泡を用いて洗顔したり体の各部を洗う。しかも、指圧やつぼ押しその他のマッサージ効果も期待できる手袋状の泡立てネットである。
このような目的の泡立てハンドネットとして、特開2002−219071に記載のように、洗顔料をきめ細かくシルキーな状態に瞬時に泡立たせるために、伸縮性を有する偏平筒状のネットを、その内部に人の手が入る空洞が形成されるようにネットの一端を結着し、ネットの他端には伸縮性を有する開口部を形成した構造が提案されている。
特開2002−219071
しかしながら、このような構造では、石鹸などの固形の洗剤を使用する場合は、石鹸類が滑って脱落し易く、取り扱いが容易でない。また、ネットが一重なため、泡立ちも不十分で、何度も繰り返し掌で擦るために石鹸類の消耗が激しく、石鹸の寿命が短い。しかも、せっかく泡立てた泡が泡立て中に周囲に飛散消失したり流れ去ったり、無駄が多い。もちろん、使用時の皮膚面へのマッサージや指圧、つぼ押しなどの効果は期待できず、顔面以外への兼用も困難である。
本考案の技術的課題は、このような問題に着目し、石鹸などの固形の洗剤が容易に脱落しないように安定保持できるほか、泡立ちが容易で石鹸類の消耗も少ないことから長寿命で、掌や顔面その他のマッサージや指圧、つぼ押しなどの効果も有り、顔面以外への兼用にも適し、しかも弾力に富んだ泡が得られる手袋状泡立てネットを実現することにある。
本考案の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、図1のように、一重又は二重以上の筒状のネットを筒状に二重に重ねて、その一端同士を縫い合わせその他の手法で一体化し、この一体化部分から片手を挿入して、二重の筒状ネット部を片手に被せることができ、その内ネットの先端は閉鎖して、二重ネットの先端側から二重状態の内外ネット間に石鹸などの固形の洗剤又はマッサージ手段などを挿入可能な構成としたことを特徴とする手袋状泡立てネットである。
このように、一重又は二重以上の筒状ネットを二重に重ねて、その一端同士を折り返しや縫い合わせその他の手法で一体化し、この一体化部分から片手を挿入して、二重の筒状ネット部を片手に被せることで手袋状泡立てネットが形成される。そして、その内ネットの先端は閉鎖してあるので、内側ネットと外側ネットから成る二重ネットの先端側から二重のネット間に石鹸などの固形の洗剤やマッサージ手段などを挿入した状態で泡立てすれば、石鹸類やマッサージ手段などが二重ネットの内側ネットと外側ネットとの間に挟まれるので、石鹸類やマッサージ手段なとが容易に離脱する心配はない。こうして石鹸類やマッサージ手段などが内外のネット間に挟持されるので、この状態で、泡立てに限らず、泡立てに続いて顔面や顔面以外を洗ったり、他人の背中を洗ったりすることも容易になり、マッサージ手段を入れるとマッサージの効果も期待できる。ここにマッサージとは、マッサージに限定されず、指圧やつぼ押しなども含まれるものとする。二重(ふたえ)以上の筒状ネットを二重に重ねて内外二重の手袋状にすると、ネット層数が更に増えるので、泡立ち効果がさらに向上して短時間に効率良くたっぷりと泡立て可能となり、しかも弾力性のより富んだ泡質となる。
請求項2は、図3のように、前記内ネットの先端の閉鎖部に、指で把持し易いようにつまみ又は括れ部を設けてなることを特徴とする請求項1に記載の手袋状泡立てネットである。このように、前記内ネットの先端の閉鎖部に指で把持し易いようにつまみ又は括れ部を設けてあるので、つまみや括れ部を反対側の手の指先でつまむことによって、石鹸などで滑り易い条件にも係わらず、被せてある手から手袋状泡立てネットを円滑かつ容易に取り外すことができる。
請求項3は、前記内ネットの先端に括れ部を設けると共に、外側のネットの先端側を前記の括れ部の外周から締め付け固定可能な構成としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の手袋状泡立てネットである。このように、前記内ネットの先端に括れ部を設けて、外側ネットの先端側を前記括れ部の外周から締め付け固定可能な構成としたため、内外のネット間に石鹸類やマッサージ手段を挿入してから締め付け固定すれば、内部の石鹸類やマッサージ手段がさらに離脱困難となるので、乱暴に扱っても石鹸類やマッサージ手段が抜け出す恐れがない。
請求項4は、図2のように、単一の筒状のネットのほぼ半分を折り返すことによって二重重ねとし、この二重重ねの部分を前記の内ネットと外ネットの一体化部としたことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載の手袋状泡立てネットである。このように、単一の筒状のネットのほぼ半分を折り返すことによって二重重ねとし、この二重重ねの部分を前記の内ネットと外ネットの一体化部とすれば、1本の筒状ネットを折り返すだけで、容易に内外二枚重ねの筒状ネットを形成できる。したがって、2本の筒状ネットを2枚重ねにして、一端同士を縫い合わせるなどの面倒な処理をする必要がなく、かつ仕上がりも奇麗である。
請求項5は、前記のほぼ半分を折り返す前の筒状ネットが、二重以上に重ねてあることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの項に記載の手袋状泡立てネットである。このように、前記のほぼ半分を折り返す前の筒状ネットが、二重以上に重ねてあるため、ほぼ半分を折り返して重ねると、2倍の重ね枚数となるので、泡立ちが更に良くなり、かつ弾力のより富んだ泡が得られる。
請求項6は、図5のように、前記の内ネットの外側面にポケットを設けて、固形の洗剤やマッサージ手段を収納可能な構成としたことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかの項に記載の手袋状泡立てネットである。このように、前記の内ネットの外側面にポケットを設けて、固形の洗剤やマッサージ手段を収納可能な構成としたため、ポケット内に石鹸類やマッサージ手段を挿入してから、外ネットを被せると、石鹸類やマッサージ手段はポケット内に収納されているので、手袋状泡立てネットから抜け出す恐れはなく、離脱防止がより確実となる。ポケットやマッサージ手段が増えることで泡立ち効果も増す。
請求項7は、図7のように、前記のマッサージ手段は、1以上の固形物を、複数重ねのネット間に閉じ込めた構成であることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかの項に記載の手袋状泡立てネットである。このように、前記のマッサージ手段は、1以上の固形物を複数重ねのネット間に閉じ込めてあるため、これをそのまま前記のポケット中に挿入して泡立てすれば、ネット部が更に2枚分増えるので泡立ちが更に良くなり、泡の弾力性も増す。さらに、1以上の固形物を複数重ねのネット間に閉じ込めてあるので、マッサージ手段の固形物が1以上有るにも係わらず容易に脱落する恐れはなく、取り扱いが簡便となり、しかも1以上のマッサージ固形物で円滑かつ効果的にマッサージや指圧、つぼ押しなどの効果が得られる。
請求項8は、図2や図4のように、前記の一体化部分にごむ紐を挿通可能なごむ紐通し部を設けて、ごむ紐を挿通してあることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれかの項に記載の手袋状泡立てネットである。このように、前記の一体化部分にごむ紐を挿入可能なごむ紐通し部を設けて、ごむ紐を挿通してあるので、手首をごむ紐で締め付ける状態となり、泡立て操作中に手袋状泡立てネットが滑ったりして容易に手から抜けたりする恐れはなく、円滑かつ効率的に泡立てできる。
請求項9は、図4のように、前記ごむ紐の両先端を連結すると共につまみを設け、このつまみと前記一体化部との間に、2本のごむ紐を挿通したスライド式ストッパーを設けてあることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれかの項に記載の手袋状泡立てネットである。このように、前記ごむ紐の両先端を連結すると共につまみを設けてあるので、反対側の手でつまみを摘んで引っ張ることで、容易にごむ紐を締めることができる。また、このつまみと前記一体化部との間に、2本のごむ紐を挿通したスライド式ストッパーを設けてあるので、このストッパーを一体化部側にスライドしておけば、ごむ紐を締め付けた状態に保持でき、ごむ紐が弛んだりする恐れはなく、手袋状泡立てネットを手首に確実に固定できる。したがって、泡立てその他の操作の際に多少乱暴に扱っても手から容易に抜ける恐れはない。
請求項10は、前記のごむ紐を隠すためのレースを外ネットの手首部又は外ネット先端のごむ紐の上から被せてあることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の手袋状泡立てネットである。このように、前記のごむ紐を隠すためのレースを外ネットの手首部又は外ネット先端のごむ紐の上から被せてあるので、ごむ紐がネットの網目から見えることはなく、見苦しくない。しかも、レースを被せて縫い付けるなどの手法で固定してあるので、可愛らしく見える。
請求項1のように、内ネットの先端は閉鎖してあるので、内側ネットと外側ネットから成る二重ネットの先端側から二重のネット間に石鹸などの固形の洗剤やマッサージ手段などを挿入した状態で泡立てすれば、石鹸類やマッサージ手段などが二重ネットの内側ネットと外側ネットとの間に挟まれるので、石鹸類やマッサージ手段なとが容易に離脱する心配はない。
請求項2のように、前記内ネットの先端の閉鎖部に指で把持し易いようにつまみ又は括れ部を設けてあるので、つまみや括れ部を反対側の手の指先でつまむことによって、石鹸などで滑り易い条件にも係わらず、被せてある手から手袋状泡立てネットを円滑かつ容易に取り外すことができる。
請求項3のように、前記内ネットの先端に括れ部を設けて、外側ネットの先端側を前記括れ部の外周から締め付け固定可能な構成としたため、内外のネット間に石鹸類やマッサージ手段を挿入してから締め付け固定すれば、内部の石鹸類やマッサージ手段がさらに離脱困難となるので、乱暴に扱っても石鹸類やマッサージ手段が抜け出す恐れがない。
請求項4のように、単一の筒状のネットのほぼ半分を折り返すことによって二重重ねとし、この二重重ねの部分を前記の内ネットと外ネットの一体化部とすれば、1本の筒状ネットを折り返すだけで、容易に内外二枚重ねの筒状ネットを形成できる。したがって、2本の筒状ネットを2枚重ねにして、一端同士を縫い合わせるなどの面倒な処理をする必要がなく、かつ仕上がりも奇麗である。
請求項5のように、前記のほぼ半分を折り返す前の筒状ネットが、二重以上に重ねてあるため、ほぼ半分を折り返して重ねると、2倍の重ね枚数となるので、泡立ちが更に良くなり、かつ弾力のより富んだ泡が得られる。
請求項6のように、前記の内ネットの外側面にポケットを設けて、固形の洗剤やマッサージ手段を収納可能な構成としたため、ポケット内に石鹸類やマッサージ手段を挿入してから、外ネットを被せると、石鹸類やマッサージ手段はポケット内に収納されているので、手袋状泡立てネットから抜け出す恐れはなく、離脱防止がより確実となる。ポケットやマッサージ手段が増えることで泡立ち効果も増す。
請求項7のように、前記のマッサージ手段は、1以上の固形物を複数重ねのネット間に閉じ込めてあるため、これをそのまま前記のポケット中に挿入して泡立てすれば、ネット部が更に2枚分増えるので泡立ちが更に良くなり、泡の弾力性も増す。さらに、1以上の固形物を複数重ねのネット間に閉じ込めてあるので、マッサージ手段の固形物が1以上有るにも係わらず容易に脱落する恐れはなく、取り扱いが簡便となり、しかも1以上のマッサージ固形物で円滑かつ効果的にマッサージや指圧、つぼ押しなどの効果が得られる。
請求項8のように、前記の一体化部分にごむ紐を挿入可能なごむ紐通し部を設けて、ごむ紐を挿通してあるので、手首をごむ紐で締め付ける状態となり、泡立て操作中に手袋状泡立てネットが滑ったりして容易に手から抜けたりする恐れはなく、円滑かつ効率的に泡立てできる。
請求項9のように、前記ごむ紐の両先端を連結すると共につまみを設けてあるので、反対側の手でつまみを摘んで引っ張ることで、容易にごむ紐を締めることができる。更に、このつまみと前記一体化部との間に、2本のごむ紐を挿通したスライド式ストッパーを設けてあるので、このストッパーを一体化部側にスライドしておけば、ごむ紐を締め付けた状態に保持でき、ごむ紐が弛んだりする恐れはなく、手袋状泡立てネットを手首に確実に固定できる。したがって、泡立てその他の操作の際に多少乱暴に扱っても手から容易に抜ける恐れはない。
請求項10のように、前記のごむ紐を隠すためのレースを外ネットの手首部又は外ネット先端のごむ紐の上から被せてあるので、ごむ紐がネットの網目から見えることはなく、見苦しくない。しかも、レースを被せて縫い付けるなどの手法で固定してあるので、可愛らしく見える。
次に本考案による手袋状泡立てネットが実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図1は、本考案による手袋状泡立てネットに左手を挿入し、左手に手袋状泡立てネットを被せた状態の平面図である。左手hに筒状の内ネット1を被せ、その上(外)に外ネット2を被せてある。内ネット1と外ネット2は、左端の手首側位置Wで重ねた状態で一体化されているのに対し、先端(右端)側は、互いに独立している。そして、内ネット1の先端1aは閉じてあるのに対し、外ネット2の先端2aは開いている。
図2は、図1の左手hを抜いた状態である。内外の筒状ネット1、2は可撓性の合成樹脂製で、図2のように手を抜いた、通常時の網目nは、筒状の両端方向に長い菱形をしているので、手を出し入れすることで、菱形が円周方向に開閉することで自由に伸縮できる。すなわち、蜜柑などを入れる樹脂製伸縮ネットと同様に、筒状の両端方向に長い菱形をしていて、手を挿入すると、菱形が筒状の円周方向に開くことで、円周方向に容易に伸びることができる。図2は、手を挿入してない状態のため、筒状の左右両端の方向に菱形の網目nが伸びているのに対し、図1のように、手を挿入すると、菱形網目nがその弾力に抗して円周方向に開いて、図2のような菱形が正方形に近づく。このように、筒状の円周方向に伸びるため、容易に手を挿入することが可能となり、弾力に富むため無理な力がかからず、長持ちする。なお、円周方向に伸びた結果、左右両端方向の全長は短くなる。
このような円周方向の伸縮性を利用して、石鹸類の出し入れも容易になる。石鹸類を使用する際は、図1のように、内ネット1の中に片手を挿入した状態で、図2のように、外ネット2の先端側を手首部W方向(矢印a1方向)に捲ると、図3のように、内ネット1が露出する。この内ネット1の上(外)側に石鹸類3を載せてから、捲った状態の外ネット2を図1、2のように元の状態に戻すと、石鹸類3の上に外ネット2が被さることになる。その結果、掌の上で、内ネット1と外ネット2との間に石鹸類3が挟まれた状態となる。したがって、石鹸類が滑って脱落するという問題が軽減される。
こうして、掌の上で内外のネット1、2間に石鹸類を挟んだ状態で、ぬるま湯をかけると、石鹸類の成分が溶けだして手の甲まで流れるので、右手で手の甲を擦るだけで、内外2枚重ねのネットの作用でスムーズに泡立つ。あるいは、外ネット2を捲って石鹸類を取り出してから、掌で擦ってもよい。
このような操作をする際に手袋状泡立てネットが手から離脱したり、滑って操作に支障を来したりしないように、手袋状泡立てネットを手首に固定することが望ましい。そのために、図2のように、手袋状泡立てネットの手首の部分Wにおいて、内外のネット1、2を重ねた状態でS1、S2の2か所で全周に渡って縫いつけて紐通し孔を形成し、その中にごむ紐4を挿通し、両端同士を連結してある。このごむ紐4が網目から見えないように、美しいレースを重ねて縫い付けると、より美的で商品価値が上がる。
内ネット1と外ネット2は、図1、図2のように、1本の筒状ネットにおいて、その左半分を折り返して、右半分の外側に重ねることで容易に形成できる。そして、折り返し部にごむ通しを形成して、ごむ紐を挿通すると、図2のようになる。このように、折り返し部で、内ネット1と外ネット2が一体化されているが、独立した2本の筒状ネットを同心円状に2枚重ねにして、例えばS1やS2のように左端部を縫い合わせて一体化してもよい。
泡立てが済むと、手に被せてある手袋状泡立てネットを取り外す必要があるが、その際の取り扱いの簡便化のために、図3のように、内ネット1の先端につまみ5を取付けてある。このつまみ5は、球体などにあけた貫通孔に、内ネット1の先端を細くまとめて挿通してから、先端を加熱融着し、抜け止め6にしてある。なお、つまみ5の、内ネット1先端1aへの取付け手段は任意である。
このように、内ネット1先端の閉鎖部につまみ5を取付けてあると、つまみ5と内ネット1との間に括れ部7ができるので、この括れ部7を指先で把持すると、石鹸で滑りやすいにも係わらず、簡単かつ確実に手袋状泡立てネットを手から引き抜くことができる。
図4は、図2の手袋状泡立てネットの手首部W側を矢印a2方向から見た、ごむ紐4の通過位置の縦断面図である。この図では、ごむ紐4は、手袋状泡立てネットの手首部における内外2枚重ねのネットの網目に上下交互に挿通してあるが、図1、図2のように、内外のネット1、2間に挟むように挿通してもよい。図示のように、ごむ紐4の両端を手袋状泡立てネットの手首部Wのごむ通しから外側に導き出し、両先端を連結すると共につまみ8を取付け固定してある。
また、このつまみ8と手首部Wとの間にスライド式ストッパー9を設けてある。このストッパー9は、例えば球体状をしていて、その貫通孔に2本のごむ紐41をまとめて一緒に挿通してある。この貫通孔は、2本重ねのごむ紐41より幾分細めになっているため、通常は2本重ねのごむ紐41の弾力で保持されているが、ごむ紐41の弾力に抗して、ストッパー9のみを強引に手首部W側に移動し、その位置に弾力で保持できる。つまみ8を引っ張って2本のごむ紐41を引き伸ばすと細くなるため、ストッパー9は容易にスライドできるので、ストッパー9を手首部W側にスライドしてからつまみ8を放すと、ごむ紐4で手首部Wを締め付けた状態に保持される。
図1、図2では、外ネット2の先端2aは開放状態にあるが、この開口部2aに、図1、図2のごむ紐4と同じ要領でごむ紐を挿通すると、図3の括れ部7に固定可能となる。すなわち、図4と同様にして外ネット2の先端2aに円周方向にごむ紐4を通し、その両先端の2本のごむ紐41をストッパー9の貫通孔に挿通し、両ごむ紐先端同士を連結すると共につまみ8を取付け固定すると、外ネット2先端の開口2aの開閉操作が容易になる。外ネット2先端の開口2aが開いた状態で、内外のネット1、2間に石鹸類やマッサージ用固形物を入れた状態で、ごむ紐41を前記括れ部7の位置で外側からごむ紐4で締め付け固定すると、外ネット2先端の開口2aが閉鎖されるので、内部の石鹸類やマッサージ用固形物が抜け出すような恐れがない。したがって、石鹸類やマッサージ用固形物を入れた状態で身体を洗ったり、乱暴に扱うことも可能となる。
外ネット2先端の前記閉鎖手段の有無に係わらず、内ネット1に、石鹸類やマッサージ用固形物を収納するポケットを設けると、使用時の石鹸類やマッサージ用固形物がより安定する。図5は、ポケット付き内ネット1の平面図で、図2の矢印a1ように外ネット2を手首部Wの上に捲って、手の入った内ネット1を露出させた状態である。片手を挿入して、内ネット1が矢印a3、a4方向に拡がった状態で、小メッシュの四角形ネット10を縫い付けて、前記石鹸類3が入る程度のポケットを形成してある。網目の小さ目の四角ネット10は、閉鎖先端部1a側と左右両側の3辺P1、P2、P3を縫い付けてあるので、縫い付けてない残りの1辺側が開いていて、矢印a5方向から石鹸類を出し入れできる。このポケットは、図7のようなマッサージ手段を挿入する場合にも重宝される。
ポケット用のネット10として、内ネット1とは別種類のネットを用いる場合は、矢印a3、a4方向に内ネット1が伸びた状態でポケット用ネット10を縫い付ける必要がある。そのため、内ネット1が矢印a3、a4と逆方向に収縮した場合は、図6のように、ポケット用ネット10だけか多少長めのまま余長部ができる。P1、P2、P3は、縫い付け部11のようにして縫い付けられている。内ネット1と全く同じメッシュの同じ筒状のネットを用いる場合は、内ネット1の外側に、長さLの短めのネットを同心状に重ねて、矢印a5方向の出し入れ部だけを残してオープンにし、図5のP1、P2、P3の3辺を縫い付けるだけで足りる。なお、P1の部分は、内ネット1を1周するように縫い付け、1周の範囲内で、P2〜P3の間隔をおいて複数か所を縫い付けると、収納ポケットを複数個形成できる。このように、内ネット1と同じメッシュ、同じ筒状のネットを用いる場合は、両者一体となって矢印a3、a4方向に伸縮する。
図7は、マッサージ手段の平面図であり、図5のポケット用ネット10と同じメッシュのネットを二つ折りにして、間に9個のつぼ押し球12などの固形物を納めてある。このつぼ押し固形物は、軟質又は硬めの合成樹脂体でもよい。9個のつぼ押し球12を縦横方向に等間隔に配置し、それぞれの間において、縦横方向に碁盤目状に縫い合わせることによって、つぼ押し球12が1個ずつ各枡目中に閉じ込められるので、各つぼ押し球12の位置が変動する恐れはなく、取り扱いが簡便となる。13が碁盤目状の縫い付け部である。このように、2枚重ねのネットの間に複数個のつぼ押し固形物を挟むようにして閉じ込めてあるが、このつぼ押し固形物の個数は任意である。
1個だけの場合は、図7のような閉じ込め袋に入れずに、図5、図6の内ネット1のポケットに直接挿入してもよいが、一旦、図7のマッサージ手段袋に収納しておいた方が取り扱いが簡便で、洗顔や入浴時に滑って脱落したりするのも防止でき、マッサージや指圧、つぼ押しを円滑に行なえる。また、ポケット用ネットやマッサージ用固形物保持ネットが加わることによって、ネットの積層数が増えるので、泡立ちがさらに向上し、マッサージ用固形物の摩擦で泡の弾力もさらに増す。マッサージ用固形物は、カラーや紋様質、木質、合成樹脂製などを用いることで、見た目に美しく、泡立て洗顔などを楽しく行なえる。天然の石や永久磁石なども好適である。なお、図5のポケットを有しない場合は、マジックテープ(登録商標)で図7の閉じ込め袋を内ネット1に着脱式に取付けることも可能である。
以上の説明では、内外のネット1、2はそれぞれ一重であるが、2枚以上の積層ネットにすると、内外のネット1、2を重ねた状態では、2倍の積層数となり、泡立ちが更により良くなり、短時間にタップリと泡立てできる。したがって、前記のように、ほぼ半分を折り返す前の筒状ネットを、二枚以上に重ねてあると、折り返して重ねた状態では、2倍の積層数となる。なお、外ネット2の先端開口部にも、図2で説明したごむ隠しレースと同様なレースを重ねて縫い付けておくと、先端開口部が奇麗に見える。特に、先端開口部を閉じるごむ紐を付ける場合は、ごむ紐隠しのレースを兼ねることができる。
手袋状泡立てネットは、指を1本ずつ挿入するように5本の指袋を内ネット1だけに形成してもよいし、親指部だけ1本の指袋を形成し、他の4本は纏めて挿入する袋にしてもよい。しかしながら、以上の図示説明のように、5本の指を全部まとめて挿入するように、簡単な筒状のネットにすれば、構成が簡素で安価に製造できるだけでなく、片手を挿入した状態で手袋状泡立てネットを自由に回転して、どの位置でも使用でき、取り扱いも簡便となる。ネットの網目nのサイズは任意で、網目の細かい布状も可能である。また、材質も自由であるが、可撓性に富んだ合成樹脂製が好ましい。
以上のように、一重又は二重以上の筒状内ネット1と外ネット2間に石鹸類を挟んだり、内ネット1にポケットを形成して、ポケット中に収納すると、石鹸などの固形の洗剤やマッサージ手段が容易に脱落しないように安定保持できるほか、石鹸を擦らなくてもタップリと泡立つので、石鹸の消耗が少なく、かつ弾力に富んだ泡質となる。マッサージ手段を収納したときは、入浴時に使用すると、泡立てに加えて、顔面その他のマッサージや指圧、つぼ押しなどの効果も期待でき、快適で健康増進にも有効である。
本考案による手袋状泡立てネットに左手を挿入した状態の平面図である。 図1の左手を抜いてネットが収縮した状態の水位断面図である。 外ネットを捲って内ネットを露出させた状態の平面図である。 図2の手袋状泡立てネットの手首側を矢印a2方向から見た、ごむ紐位置の縦断面図である。 ポケット付きの内ネットを示す平面図で、外ネットを手首部の上に捲った状態である。 ポケット部を出し入れ口側から見た正面図である。 複数個のマッサージ用固形物を納めたマッサージ手段の平面図である。
符号の説明
h 左手
n 網目
1 内ネット
2 外ネット
3 石鹸類
4 ごむ紐
5 つまみ
6 抜け止め
7 括れ部
8 つまみ
9 ストッパー
10 四角形ネット
11 四角形ネットの縫い付け部
12 マッサージ用固形物(つぼ押し球)
13 碁盤目状の縫い付け部

Claims (10)

  1. 一重又は二重以上の筒状のネットを筒状に二重に重ねて、その一端同士を縫い合わせその他の手法で一体化し、この一体化部分から片手を挿入して、二重の筒状ネット部を片手に被せることができ、その内ネットの先端は閉鎖して、二重ネットの先端側から二重状態の内外ネット間に石鹸などの固形の洗剤又はマッサージ手段などを挿入可能な構成としたことを特徴とする手袋状泡立てネット。
  2. 前記内ネットの先端の閉鎖部に、指で把持し易いようにつまみ又は括れ部を設けてなることを特徴とする請求項1に記載の手袋状泡立てネット。
  3. 前記内ネットの先端に括れ部を設けると共に、外側のネットの先端側を前記の括れ部の外周から締め付け固定可能な構成としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の手袋状泡立てネット。
  4. 単一の筒状のネットのほぼ半分を折り返すことによって二重重ねとし、この二重重ねの部分を前記の内ネットと外ネットの一体化部としたことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載の手袋状泡立てネット。
  5. 前記のほぼ半分を折り返す前の筒状ネットが、二重以上に重ねてあることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの項に記載の手袋状泡立てネット。
  6. 前記の内ネットの外側面にポケットを設けて、固形の洗剤又はマッサージ手段を収納可能な構成としたことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかの項に記載の手袋状泡立てネット。
  7. 前記のマッサージ手段は、1以上の固形物を、少なくとも複数重ねのネット間に閉じ込めた構成であることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかの項に記載の手袋状泡立てネット。
  8. 前記の一体化部分にごむ紐を挿通可能なごむ紐通し部を設けて、ごむ紐を挿通してあることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれかの項に記載の手袋状泡立てネット。
  9. 前記ごむ紐の両先端を連結すると共につまみを設け、このつまみと前記一体化部との間に、2本のごむ紐を挿通したスライド式ストッパーを設けてあることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれかの項に記載の手袋状泡立てネット。
  10. 前記のごむ紐を隠すためのレースを外ネットの手首部又は外ネット先端のごむ紐の上から被せてあることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の手袋状泡立てネット。
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