JP3126355B2 - カラー画像処理方法 - Google Patents

カラー画像処理方法

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JP3126355B2
JP3126355B2 JP63046888A JP4688888A JP3126355B2 JP 3126355 B2 JP3126355 B2 JP 3126355B2 JP 63046888 A JP63046888 A JP 63046888A JP 4688888 A JP4688888 A JP 4688888A JP 3126355 B2 JP3126355 B2 JP 3126355B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、色温度補正を行うカラー画像処理方法に関
する。
〔従来の技術〕
従来のプリンタ装置において、色調整を行なう場合、
シアン、マゼンタ、イエロー等のインクの量を個々に加
減したり、全体のガンマ特性をマニユアルで変更したり
している。
〔発明の解決しようとする課題〕
上記従来装置においては、撮影時に発生した色温度補
正のずれ等を調整する場合、その調整に非常に手間がか
かったり、場合によってはその調整を行なうことが不可
能であるという問題がある。
本発明は、上述の問題点を解消したカラー画像処理方
法を提供することを目的とする。
また、本発明は与えられたカラー画像に発生した色温
度補正のずれを良好に補正し、高品質のカラー画像が形
成されるようにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するために、本発明は、色温度補正
に関するユーザの指示を入力し、カラー画像データに対
して、前記ユーザの指示に基づく色温度補正を行い、前
記色温度補正されたカラー画像データに対して、画像形
成部で用いられる複数の記録材の不斉色成分を考慮して
予め設定されている色修正データを用いて色修正を行
い、前記画像形成部に、前記色修正されたカラー画像デ
ータを転送することを特徴とする。
〔実施例〕
第1図は、本発明の一実施例を示すブロツク図であ
る。
この実施例は、本発明のカラー画像処理方法を画像メ
モリ付きのビデオプリンタに適用した例を説明したもの
である。
この実施例は、デコーダ11と、A/D変換回路12,13と同
期信号制御回路14とサンプリング回路16,17と、該サン
プリング回路からの出力を一ライン毎に切り換えて入力
するスイツチ回路18画像メモリ20と、ラインメモリ30
と、輝度補正回路40と、色補正回路50と、色信号変換回
路60と、マスキング、黒発生回路70と、D/Aコンバー
タ、ヘツドドライバ80と、ヘツド81と、システムコント
ローラ90と、スイツチコンソール91と、各センサ92とを
有する。
色補正回路50は、所定カラー画像におけるハイライト
ポイントの色差信号の値と、上記カラー画像におけるダ
ークポイントの色信号の値とを求める手段の一例であ
り、補正量計算手段の一例でもある。この補正量計算手
段は、上記ハイライトポイントの色差信号の値とダーク
ポイントの色差信号の値とに基づいて、各輝度値に応じ
た色差信号の補正量を計算する手段である。
色信号変換回路60は、上記のように補正された2つの
色差信号を、色相信号、彩度信号に変換する色信号変換
手段の一例である。また、マスキング、黒発生回路70
は、輝度信号と上記色差信号と上記彩度信号に基いて、
C,M,Y信号を出力する(必要ならばBK信号をも出力す
る)変換手段の一例である。
次に、上記実施例の動作について説明する。
まず、入力されたNTSCビデオ信号は、デコーダ11を通
って、輝度信号Y、2つの色差信号R−Y、B−Yに復
調される。輝度信号Yは、A/D変換回路12によってデジ
タル信号に変換され、画像メモリ20に格納される。色差
信号R−Y、B−Yは、線順次に切換えてA/D変換さ
れ、画像メモリ20に格納される。上記動作は、スイツチ
コンソール91内に設けられるフリーズスイツチをオンす
ることによって行なわれ、同期信号制御回路14を使用し
て行なわれる。
次に、プリント動作について説明する。
まず、スイツチコンソール91内の図示しないプリント
スイツチをオンすると、画像メモリ20中の画像データが
読み出され、この読み出された画像データに基いてプリ
ントが開始される。
具体的には、画像メモリ20から読み出された輝度信号
Yは、1ライン分、ラインメモリ30に格納される。ま
た、色差信号R−Y,B−Yは、線順次で記録されている
ので、その抜けている部分は補間され、この補間された
1ライン分のデータがラインメモリ30に書込まれる。こ
の場合、上記補間を行なわずに、上のデータまたは下の
データトと同じデータを用いてもよい(いわゆる2度出
しを行ってもよい)。
輝度信号Yは、輝度補正回路40で補正されて輝度信号
Y′になる。色差信号R−Y、B−Yは、色補正回路50
において補正され、この補正された色差信号R−Y′,B
−Y′が出力され、これらの信号は、色信号変換回路60
において、色相信号H、彩度信号Cに変換される。
そして、輝度信号Y′と色相信号Hと彩度信号Cとに
基いて、マスキング、黒発生回路70は、インクの不斉色
成分を補正する演算をした後に、C,M,Y信号(シアン、
マゼンタ、イエロー信号)に変換され、そのうちの最小
値をBK信号(黒信号)として出力する。これらの信号
は、D/Aコンバータ、ベツドドライバ80に入力され、駆
動パルス波形の信号が出力され、これらの信号によっ
て、ヘツド81が駆動され印字が行われる。
次に、色補正回路50の動作について説明する。
まず、第2図に示すように、画像メモリ20は、480×6
40個の画素で構成されているとする。そして、画面を走
査して、画面中の明るい方から順番に20個の画素(ハイ
ライポイト)の輝度データとその画素の色差データとを
見つけ、同様にして暗い方から順番に20個の画素(ダー
クポイト)の輝度データとその画素の色差データとを画
素の輝度データから見付け出す。
ところで、一般に、ホワイトバランスがずれたような
(つまり、色再現の崩れた)画像については、画素の色
差の値を加減して補正することができ、これによって色
再現の崩れが修正される。この場合、画面上の白と思わ
れる画素の色差量または黒と思われる画素の色差量に基
いて、上記補正量を決定する。実際には画面上の白また
は黒を正確に見付け出すことは困難であるので、輝度の
最も明るい点、最も暗い点を、それぞれ画面上の白、黒
と考える。
しかし、最も明るい値、最も暗い値を直ちに採用する
と、ノイズ、ドロツプアウトを白、黒と誤認する可能性
が大きい。そこで、ハイライトポイント(画面上の明る
い方の値)、ダークポイント(画面上の暗い方の値)か
らそれぞれ何点かをサンプリングする。たとえば、480
×640画素においては20画素づつサンプリングする。
これらによって得られた明るい方の20画素についてそ
の色差信号R−Y、B−Yの値の平均値を、それぞれ求
める。そして、ハイライトポイント20画素の色差信号R
−Yの平均値を△RY(HP)とし、ハイライトポイント20
画素の色差信号B−Yの平均値を△BY(HP)とし、ダー
クポイント20画素の色差信号R−Yの平均値を△RY(D
P)とし、ダークポイント20画素の色差信号B−Yの平
均値を△BY(DP)とする。
また、ハイライトポイントの輝度値Y(HP)とダーク
ポイントの輝度値Y(DP)との間の輝度値Yに対する補
正量△RY(Y)、△BY(Y)は、ハイライトポイントの
輝度値Y(HP)とダークポイントの輝度値Y(DP)との
差の荷重平均で求めることができる。なお、△RY(Y)
は、色差信号R−Yの補正量であり、△BY(△Y)は、
色差信号B−Yの補正量である。
すなわち、 △RY(Y)=[△RY(DP){Y(HP)−Y}+△RY(H
P) {Y−Y(DP)}]/{Y(HP)−Y(DP)} ……(A) △BY(Y)=[△BY(DP){Y(HP)−Y}+△BY(H
P) {Y−Y(DP)}]/{Y(HP)−Y(DP)} ……(B) これらの演算を、全て輝度信号の値(0〜255)につ
いて実行する。そして、ハイライトポイントの輝度値の
平均値のY(HP)よりも高い輝度の値については、△RY
(HP)、△BY(HP)をその補正量にし、ダークポイント
の輝度値の平均値Y(DP)よりも低い輝度の輝度信号の
値については、△RY(DP)、△BY(DP)をその補正量と
して設定すればよい。
輝度補正回路40、色補正回路50の動作は以上の通りで
あるが、次に両回路の内部構成について第6図を用いて
詳述する。
第6図において、41は入力される輝度信号を輝度ヒス
トグラム作成回路44に出力するかラツチ信号発生回路4
7、補正回路45に出力するかを切り換えるマルチプレク
サ、44は前記輝度ヒストグラム作成回路であり、入力し
た輝度の分布のヒストグラムを作成する。42は輝度ヒス
トグラム作成回路によって作成されるヒストグラムから
明るい方の20画素の平均値HPを検出するハイライト部検
出回路、43は42とは逆に暗い方の20画素の平均値DPを検
出するダーク部検出回路である。45はマルチプレクサ41
から出力された輝度信号Yに対して以下の補正を行う補
正回路である。
ここでYMAXはヘツド81を含むプリンタ部で再現できる
範囲の最高輝度部、YMINは最低輝度部である。
47は入力した輝度信号Yと、HP,DPとを比較し、後述
するラツチ回路53,55のラツチ制御信号を出力するラツ
チ信号発生回路である、51は入力した色差信号R−Y、
B−Yをラツチ53,55へ出力するか色差補正回路58に出
力するかを切り換えるマルチプレクサである。
53,55はラツチ信号発生回路47から発生するラツチ信
号に応じ、ハイライト部、ダーク部の色差信号をラツチ
し、出力する回路、57,59はラツチ53,55によってラツチ
されたデータをラツチされる毎に加算し、平均化し△RY
(HP)、△RY(DP)、△BY(HP)、△BY(DP)を出力す
るR−Y平均回路、B−Y平均回路であり、58はマルチ
プレクサ51から出力される色差信号を前述の(A)、
(B)に示した式に基づいて決定する補正回路である。
次に上述の回路の動作について説明する。まずシステ
ムコントローラ90は、マルチプレクサ41からヒストグラ
ム作成回路44へ輝度信号Yを出力させる線制御し、マル
チプレクサ51からは色差信号を出力しない様にする。
この状態で一画面分の画像信号をヒストグラム作成回
路44へ出力させ、検出回路42,43によってハイライト
部、ダークライト部の輝度HP,DPを演算する。
次にマルチプレクサ41からラツチ信号発生回路47へ輝
度信号Yを発生させる様に制御を行い、マルチプレクサ
51からラツチ53,55へ色差信号を出力する様に制御す
る。
この状態で再び一画面分の画像信号を出力させ、ラツ
チ信号発生回路47からのラツチ指示を示す信号に基づき
ラツチ53,55はダークライト部、ハイライト部の各20個
の画素についてラツチし、平均回路57,59によって夫々
の平均化を行う。
次にマルチプレクサ41に補正回路45へ輝度信号を出力
させ、マルチプレクサ51に補正回路58へ色差信号を出力
させ、前述(A),(B),(C)に示す式の演算を行
い、輝度信号及び色差信号を補正させる。
次に、色差信号R−Yの補正量について輝度信号Yと
の関連について説明する。
第4図は、色補正回路50中の補正回路58の内部構成を
より具体的に示す回路図である。
第4図においてはRAM51′と、減算回路52′,53′とを
有する。尚、第4図においてはシステムコントローラ90
を介して△RY(HP),△RY(DP)、△BY(HP)、△BY
(DP)をRAM51′に与えているがこれはシステムコント
ロール91を介さずに行ってもよい。
RAM51′は、輝度信号Yの値に応じて、色差信号R−
Y、B−Yのぞれぞれの補正量△RY、△BYを書き込むメ
モリである。また、減算回路52′は、色差信号R−Yか
ら補正量△RYを引算するものであり、減算回路53′は、
色差信号B−Yから補正量△BYを引算する回路である。
実際には減算回路52′,53′は、ROMで構成すると良い。
第5図は、上記RAM51′の特性を示す曲線である。
次に、第1図に戻って、色信号変換回路60以降の動作
について説明する。
色信号変換回路60は、色差信号の補正量R−Y′、B
−Y′に基いて、色差信号H、彩度信号Cを出力する。
この場合、色信号変換回路60は、テーブル変換ROMを使
用することによって実現する。
補正された色差信号R−Y′、B−Y′に基づいて、
色相信号H、彩度信号Cへ変換する場合、次の式を使用
する。
H=ARCTAN(R−Y′,B−Y′) C={(R−Y′)+(B−Y′)1/2 一方、輝度信号Yは、輝度補正回路40に入力される。
本実施例においてかかる補正回路40は前述の様に動作し
てもよいし、又ヒストグラムで求められたハイライトポ
イント(HP)、ダークポイント(DP)の値に応じて、第
3図に示す変換特性のうちの1つが選択する様にしても
よい。この選択された変換特性に基づいて輝度信号が処
理される。
そして、マスキング、黒発生回路70は、階調変換され
た輝度信号Y′、色相信号H、彩度信号Cから、C,M,Y,
BK信号へ変換される。この場合、次式が使用される。
(R−Y)=C×SIN(H) (B−Y)=C×COS(H) R=(R−Y)+Y′ B=(B−Y)+Y′ G=Y′−(1/0.59){0.3×(R−Y)+0.11×
(B−Y)} C=−log(R/R0) M=−log(G/G0) Y=−log(B/B0) BK=MIN(C,M,Y) なお、R0,G0,B0は定数である。
Y,H,C信号に対応して、上記の演算結果がテーブルROM
に納められ、Y,H,C信号が入力されると、C,M,Y,BK信号
が出力される。このようにして得られたC,M,Y,BK信号
は、アナログ信号に変換された後、ヘツドドライバ80を
介してヘツド81を駆動し、プリントが行われる。
また、スイツチコンソール91には、補正量計算手段の
補量を0に切換える図示しないスイツチが設けられ、こ
のスイツチをオフすることによって、ヒストグラム情報
とは無関係に、色差の補正量を0にコントロールする。
従来装置においては、色バランス調整を行なうため
に、何枚もプリント紙を無駄にしていたが、上記実施例
においてはこの無駄を排除できる。
上記実施例においては、ハイライトポイント、ダーク
ポイントの平均値を求める場合、20画素をサンプリング
し、平均しているが、このサンプリングの数は、20画素
以外の数であってもよい。
本実施例によれば、撮影時に色温度設定ミスが発生し
た場合、良好な色の再現を確実にかつ迅速に行なうこと
ができるという効果を有する。
前述の実施例では撮影時の色ずれを検出し、その結果
に基き自動的にこれを補正する様にしたが次に手動にて
簡単にかかる補正を行う様にした実施例について説明す
る。
かかる実施例におけるプリンタのブロツク図を第7図
に示す。第7図の装置は、NTSC方式(日米方式)のビデ
オ信号を入力し、インクジエツト方式などの減法混色の
カラー記録ヘツドによりカラー画像出力を行なうもので
ある。
本実施例では、スイツチコンソールの所定スイツチ
(後述のフリーズスイツチ)によりタイミングを指定す
ると、そのときの画像が静止画像として記録出力され
る。
入力されたNTSC信号はデコーダ回路101で、Y(輝
度),R−Y,B−Y(色差信号)に復調される。
一般に知られているように、Y(輝度信号)は、明度
をあらわし、R−Y,B−Y(色差信号)は彩度をあらわ
している。
Y信号はA/D変換器102aでデジタル信号に変換され、
画像メモリ103に取り込まれる。一方、R−Y,B−Yの色
差信号は線順次で走査線ごとにA/D変換器102bによりA/D
変換され、画像メモリ103に取り込まれる。
以上の画像のメモリへの取り込みはスイツチコンソー
ルのフリーズスイツチ115aによりタイミングを指定する
と同期信号に従って開始される。ビデオ回路側と記録側
のデータ取り込みのタイミングを同期させるため同期信
号制御回路110が設けられている。
取り込まれた画像データのプリントは、スイツチコン
ソールでのプリントスイツチONで開始される。メモリ10
3からの読み出し、および出力制御はCPU114により制御
される。制御はROM113a、RAM113bを用いて行なわれる。
CPU114はメモリ103から印字すべき場所のYデータと
色差データを呼び出す。色差データについては線順次で
あるため、走査線間でリニア補間されて、R−Y,B−Y
のデータが作り出される。補間せずに上、下どちらかの
走査線のデータをそのまま用いる方法(いわゆる2度出
し)を用いてもよい。
メモリ103から出力されたYデータは輝度圧縮回路104
に入力されて階調変換が行なわれる。本回路は画像のハ
イライトポイント(Hp)、ダークポイント(Dp)と入力
されたYデータを入力として、変換されたデータY′を
出力とする変換テーブルで実現できる。Hp、Dpはスイツ
チコンソール115から指定する。
この変換は、ビデオ信号のダイナミツクレンジを彩度
を変化せずにインクで実現できる再現範囲に圧縮する意
味を持っている。
このテーブルでの変換特性を第8図に示す。第8図で
はDp、Hpそれぞれ4段ずつ、計16本の変換特性を示し
た。
Dp、Hpはスイツチコンソールから入力できるようにし
たが、前述の実施例の様にフリーズスイツチ115aの入力
後にY信号メモリをスキヤンしてヒストグラムをとり、
Dp、Hpを自動的に見つけ出して本回路に入力する形をと
ってもよい。
ここで色補正回路105につき詳述する。色補正回路105
はR−Y,B−Yの2色差信号を入力として補正を加えた
後、R−Y′,B−Y′の2色差信号を出力する働きをす
る。
色変換回路106は2つの色差信号から色相信号
(H)、彩度信号(C)を作り出す回路である。色差信
号から色相信号(H)、彩度信号(C)を作り出すのは
次式による。
色変換回路106は入力される色差信号の組み合せに応
じて、上式の計算で得られるデータを出力するテーブル
変換器により実現できる。
マスキング、黒発生回路107は、上述の変換を受けた
Y信号,H,C各信号を入力として、実際に印字に使用する
C″,M″,Y″,Bk(黒)の4色濃度信号に変換する回路
である。その変換は次式に従って行なわれる。
(R−Y)′=C・cosH (B−Y)′=C・sinH R′=Y′+(R−Y)′ G′=Y′−(0.3・(R−Y)′+0.11・(B−
Y)′)/0.59 B′=Y′+(B−Y)′ C′=−logR′ M′=−logG′ Y′=−logB′ Bk=Min(C′,M′,Y′) また、使用するインクの不斉色成分で補正するために 上式のようなマトリクス演算が行なわれる。
マスキング回路107は、Y′,H,Cを入力とし、C″,
M″,Y″,Bkを出力とするテーブル変換器で実現できる。
出力されたC″,M″,Y″,Bkの各信号はヘツドドライバ
回路108に入力され、D/Aコンバータを用いて記録ヘツド
109の駆動パルス波形になり、記録ヘツド109を駆動して
印字が行なわれる。
記録ヘツド109は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブ
ラツクの4色の記録が行なえるインクジエツト方式など
のカラーヘツドにより構成される。
次に、色補正回路105の処理について詳述する。
一般に、設定された色温度が実際の被写体の色温度に
合っていない場合、色再現誤差としては色度図上でのず
れとして現れてくる。これを実際に例を挙げて説明す
る。被写体を照射している光源の色温度が4000゜Kであ
る場合を考える。
カメラで設定された色温度が4000゜Kであれば、良好
な色調の画像が得られることはいうまでもない。しか
し、カメラ側で3000゜Kで設定されて撮影された場合過
剰に補正してしまうことになり、実際には青みがかった
色として撮影されてしまう。
その様子をR−YとB−Yを座標軸とする色度図で示
すと、第9図のようになる。
また、逆にカメラ側で5000゜Kで設定されて撮影され
た場合を考えてみると、実際よりも高い色温度と見てい
るために補正が不足している。その様子をやはりR−Y
とB−Yを座標軸とする色度図上で示すと、第10図のよ
うになる。
第9図、第10図からわかるように、色温度の設定ミス
は色差平面上で色再現が全体的にある方向への方向「シ
フト」という形で表現される。従って、色温度設定ミス
を補正するには、色差信号を補正量だけシフトさせてや
ればよいということがわかる。本実施例では、上記をテ
ーブル変換で実施した場合で説明する。
色補正回路105を構成するテーブル変換器にはR−
Y、B−Yの2色差信号と、スイツチコンソール115か
らI/Oポート111を介して補正量△Cが入力され、(R−
Y′)、(B−Y′)の補正された色差信号が出力され
る。ここで高色温度方向へ3段、低色温度方向へ3段の
補正段数持っているときを考える。つまり、△Cとして
は−3,−2,−1,0,+1,+2,+3の計7段階がある。出力
信号の作り方は、次のようである。
(R−Y)′=R−Y+α・△C (B−Y)′=B−Y+β・△C つまり、2つの色差が△Cという1つの変数で制御され
ている。ここで、α、βは任意の定数で、各ステツプが
均等に切り換わるように設定すればよい。2色差の入力
ビツト数を各8ビツト、7段ステツプで3ビツト、計12
ビツトがアドレスバスに必要であるから、32KROMで実現
できる。
次に、補正入力と補正の動きについて説明する。
スイツチコンソール115にある色温度補正スイツチ115
cは、補正量△Cとして、3ビツトのデジタル信号を生
成するもので、その出力はI/Oポート111に入力される。
CPU114は1ラインのプリントごとにI/Oポート111の状態
をサーチし、設定されたポジシヨンデータを色補正回路
105に適用して、変換テーブルを切り換えて補正を行な
う。
以上の構成によれば、まず色差信号を形成し、これを
所望の補正量に基づいてシフトすることにより色補正を
行なっているので、従来のように3原色データを各々補
正するよりも処理およびそのための回路(あるいはソフ
トウエア)を大幅に簡略化できる。従って安価な構成に
より入力画像を色補正して出力するカラープリンタを実
現できる。
以上ではNTSC信号によるビデオ信号を記録出力する例
を示したが、デコーダの構成を変更することにより他の
フオーマツトの画像信号でも処理することができる。
本実施例ではテーブル変換で行なったが、ソフトウエ
アによって補正量を加減算する演算による方法でもよ
い。
以上から明らかなように、本実施例によれば、入力さ
れた3原色信号に基づきカラー記録を行なうカラー記録
装置において輝度信号と、2つの色差信号をそれぞれ生
成する手段と、生成された色差信号に対してシフト量を
加える補正回路と、輝度信号および色差信号から記録手
段の色分解方式に適応した3原色信号を生成する手段、
および色差信号を補正する1つの補正値を入力する入力
手段を有し、前記1つの入力手段の補正値により2つの
色差信号の補正処理を制御する構成を採用しているの
で、簡単な処理回路により色補正を行なえる優れた効果
がある。
また本実施例においては、色差信号を取り扱う系にお
いて色補正を行ったが、本発明はこれに限らず、例えば
R信号、B信号等の原色信号に対して、シフト量を加え
て色補正を行う様にしてもよい。
また本実施例では記録装置を例にとって説明したがこ
れに限らずカラー画像を処理する装置や方法であれば適
用可能である。
以上説明した本発明の実施例においては与えられたカ
ラー画像の中の複数個のダークポイントを検出する手段
を第6図に示すヒストグラム作成回路44、ダーク部検出
回路43から構成した。
また検出されたダークポイントの色成分を検出する手
段をR−Yラツチ53、B−Yラツチ55から構成した。
また検出された色成分に応じ、前記ダークポイント以
外の色成分を補正する手段を補正回路58とした。
本発明は以上の実施例に限定されることなく種々の変
更が可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、色温度補正に
関するユーザの指示を入力し、カラー画像データに対し
て、前記ユーザの指示に基づく色温度補正を行い、前記
色温度補正されたカラー画像データに対して、画像形成
部で用いられる複数の記録材の不斉色成分を考慮して予
め設定されている色修正データを用いて色修正を行うの
で、与えられたカラー画像に発生した色温度補正のずれ
を良好に補正し、高品質のカラー画像が形成されるよう
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すブロツク図である。 第2図は、上記実施例における画像メモリの一例を示す
図である。 第3図は、上記実施例の輝度補正回路における変換特性
の例を示す図である。 第4図は、上記実施例における色補正回路の具体例を示
すブロツク図である。 第5図は、輝度信号に対する色差信号の補正量を求める
特性の一例を示す図である。 第6図は、第1図の回路40,50の内部構成を示すブロツ
ク図である。 第7図は、本発明の第2の実施例のカラー記録装置の画
像処理部の構成を示したブロツク図、第8図は色信号の
圧縮特性を示した線図、第9図,第10図はそれぞれ色温
度の設定の違いにより生じる色データのシフトを示した
説明図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】色温度補正に関するユーザの指示を入力
    し、 カラー画像データに対して、前記ユーザの指示に基づく
    色温度補正を行い、 前記色温度補正されたカラー画像データに対して、画像
    形成部で用いられる複数の記録材の不斉色成分を考慮し
    て予め設定されている色修正データを用いて色修正を行
    い、 前記画像形成部に、前記色修正されたカラー画像データ
    を転送することを特徴とするカラー画像処理方法。
  2. 【請求項2】前記色温度補正は前記カラー画像データの
    色差成分に対して行い、 前記カラー画像データの輝度成分に対しては、カラー画
    像のハイライトポイントおよびダークポイントに基づく
    色補正を行うことを特徴とする請求項1記載のカラー画
    像処理方法。
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