JP3126276U - I型ビーム取付け金物 - Google Patents

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Abstract

【課題】相手方となる横架材へI型ビームを取付けたとき、ビーム端部の浮き上がりや床鳴りを防止できるI型ビーム取付け金物の提供。
【解決手段】取付け金物4において、I型ビーム1の端部を挟んで固定する一対の縦壁8に、I型ビーム1の下フランジ材6の内側面に係合する係止爪13を一対の縦壁間である内側へと突出させて形成し、外側方向へ弾性変形可能とする。
【選択図】図2

Description

この考案は、I形ビームの端部を横架材に固定するための金物に関する。
上下のフランジ材をウエブ材で結合して断面がI字形を呈するI形ビームは、軽量で断面2次モーメントが高いことから梁や根太として利用される(特許文献1,2)。I型ビームの端部を相手方の横架材に取り付けるときは、その構造から仕口によって取付けることはなく、金物が用いられる。
一方、この種の金物として梁受け金物や根太受け金物はよく知られている(特許文献3〜6)。これらの金物は、相手方横架材に固定される部分と梁や根太の端部を受けとめる部分(受け壁)及び端部を両側から挟みこむ部分(一対の縦壁)を備え、釘打ち(ビス止め、ねじ止めを含む)によって梁や根太と金物とを固定することにより、相手方横架材に対する突き当て位置を維持するとともに、梁や根太が横に倒れてしまう“ころび”を防止する構造となっている。
特開平8−158537号公報 特開平9−100584号公報 特開平10−88668号公報 特開2005−188213号公報 特開平10−183835号公報 特開平7−229225号公報
横架材に対するI型ビームの取付けも同様であって、突き当て位置を確保すると共にころびを防止できる構造でなくてはならない。しかし、従来の梁受け金物や根太受け金物そのままでは、I型ビームが上下にフランジ材があって中間のウエブ材箇所が凹所となる構造であるために、金物の縦壁と梁や根太とを充分に固定できない。
このため、I型ビームの中央部に荷重が作用してたわんだとき両端部が持ち上がり易く、釘やねじの緩みあるいは、きしみなど床鳴りの原因となっていた。
この考案は、従来の梁受け金物や根太受け金物と同様に施工でき、縦壁の中間部からI型ビームへの釘打ちが充分でなくても、ビーム端部の浮き上がりや床鳴りを防止できるI型ビーム取付け金物の提供を課題とする。
I型ビームを取付けるための金物を;
一対の対面させた縦壁と、両縦壁の下端を結合した受壁と、それぞれの縦壁の前記横架材側に、縦壁から外側へほぼ直角に屈曲して一体に形成された取付け壁と、取付け壁の上部から横架材側へほぼ直角に屈曲して一体に形成された水平な掛け壁と、
を備えた構成とする。
受け壁を除くそれぞれの壁に釘孔を形成すると共に、一対の縦壁にI型ビームの下方フランジの内側面に係合する係止爪を一対の縦壁間である内側へと突出させて形成し、外側方向へ弾性変形可能とする。
I型ビーム取付け金物にI型ビームを上方から嵌め込むと、I型ビームの端部は取り付け金物の受け壁に支持されると同時に、下方フランジ材の内側面に縦壁の係止爪が係合するので、相手方である横架材との突当て位置を確認して取り付け金物を横架材及びI型ビームへ釘打ちすれば、I型ビームは簡単に突当て位置が確保されると共に“ころび”が防止される。
また、下方フランジ材の内面に係合した係止爪によってI型ビーム端部の浮き上がりが抑止されるので床鳴りが防止される。
図1は、I型ビーム1を床構造の根太として利用した例である。I型ビーム1は、基礎コンクリート2の頂面に固定された土台3の内側面に沿って、取付け金物4(I型ビーム取付け金物)を用いて一定間隔で取り付けられている。
I型ビーム1は、上下のフランジ材5,6をウエブ材7で結合したものであり、長手方向に対する横断形状がI字形となる。
I型ビーム取付け金物4は、図2,3に示すように、一対の縦壁8(8a,8b)、これら縦壁8の下端を結合した受け壁9、縦壁8の横架材側Aに縦壁8とほぼ直交する方向で外側へ一体に形成された取付け壁10(10a,10b)及び取付け壁10の上端から横架材側Aにほぼ直交して一体に形成された掛け壁11(11a,11b)とで構成される。
前記各壁のうち、受け壁9を除く縦壁8、取付け壁10及び掛け壁11にそれぞれ釘孔12が形成されると共に、縦壁8は下部に係止爪13(13a,13b)を有している。
これらの各部は図3の展開図のように、一枚の型抜きした鋼板(厚さ1.2mm)をプレスで順次に折り曲げて形成する。係止爪13はプレスによる折り曲げ作業の前に形成しておく。
すなわち、縦壁8となる箇所に、型抜きと同時に上方が開放されたコ字形の切込みを入れて舌片14(14a,14b)を形成しておき、これを内側(一対の縦壁8が折り曲げられて対面したとき、その縦壁8a,8b間となる側)へくの字形に屈曲させることによって(図4)、上端が縦壁8につながった斜片15と、斜片15の下端につながり外側へ屈曲された水平片16とを有する構造とする。水平片16の先端は前記の切込みで形成された窓17を通過可能に配置されている(図2)。
なお、係止爪13は、受け壁9の上面から、I型ビーム1の下フランジ材6の高さh(図6)に相当する箇所に水平片16が位置するように配置される。
I型ビーム1を根太として土台3に取り付けるときは、I型ビーム取付け金物4を、その掛け壁11を土台3の上面に係合して位置決めし、掛け壁11及び取付け壁10を土台3に釘打ち固定する。次いで、一対の縦壁8間にI型ビーム1の端部を嵌め込み、下フランジ材6を受け壁9に支持させると同時に、下フランジ材6の内面に係止爪13の水平片16を係合させる(図5,6)。係止爪13は、I型ビーム1が上方から押し込まれるとき、下フランジ材6に押されて外方向に移動するが、下フランジ材6の通過と共にほぼ元位置へ弾性復帰し、下フランジ材6の内側面に係合する。
そして、縦壁8の外側からI型ビーム1の上フランジ材5、下フランジ材6に釘打ちしてI型ビーム1と取り付け金物4とを固定し、又、係止爪13と下フランジ材6との係合を確実なものとする。
これを繰り返してI型ビーム1の両端を土台3に固定し、根太と完成する。この構成によれば、I型ビーム1の両端は釘打ちと共に係止爪13によって上方への移動が抑止されているので、釘の緩みや床鳴りが防止される。
以上、実施例について説明した。係止爪13は斜片15と水平片16を備えたく字形のものとしたが、その形態は限定されず、取付けられたI型ビーム1の端部が上方へ移動するのを抑止できる構造であればよい。
施工手順は実施例のものに限定されない。取付け金物4を先にI型ビーム1の端部に取り付けておいてから、取付け金物4を土台3に掛け、固定してもよい。
根太端部の取付け状態を示した斜視図。 I型ビーム取付け金物の斜視図。 I型ビーム取付け金物の展開図。 I型ビーム取付け金物の正面図(一部断面)。 取付け手順1を示す図。 取付け手順2を示す図。
符号の説明
1 I型ビーム
2 基礎コンクリート
3 土台
4 I型ビーム取付け金物
5 上フランジ材
6 下フランジ材
7 ウエブ材
8(8a,8b) 縦壁
9 受け壁
10(10a,10b) 取付け壁
11(11a,11b) 掛け壁
12 釘孔
13(13a,13b) 係止爪
14(14a,14b) 舌片
15 斜片
16 水平片
17 窓

Claims (2)

  1. 上下のフランジ材をウエブ材で結合して断面がI字形を呈するI形ビームの端部を横架材に固定するための金物であって、一対の対面させた縦壁と、両縦壁の下端を結合した受壁と、それぞれの縦壁の前記横架材側に、縦壁から外側へほぼ直角に屈曲して一体に形成された取付け壁、及び取付け壁の上部から横架材側へほぼ直角に屈曲して一体に形成された水平な掛け壁とを備え、受け壁を除いてそれぞれの壁に釘孔が形成されていると共に、一対の縦壁にI型ビームの下方フランジの内側面に係合する係止爪を一対の縦壁間である内側へと突出させ、かつ、それぞれの係止爪は外側方向へ弾性変形可能に設けてあることを特徴としたI型ビーム取付け金物。
  2. 係止爪は、縦壁に上方が開放されたコ字形の切込みを入れて形成した舌片からなり、舌片は内側へくの字形に屈曲させることによって、上端が縦壁につながった斜片と、斜片の下端につながり外側へ屈曲された水平片とを有するものであり、水平片の先端が前記の切込みで形成された窓を通過可能に配置されていることを特徴とした請求項1に記載のI型ビーム取付け金物。
JP2006006401U 2006-08-08 2006-08-08 I型ビーム取付け金物 Expired - Fee Related JP3126276U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102555736B1 (ko) * 2023-04-11 2023-07-14 주식회사 태하 금속판스프링 구조를 갖는 진동저감성 및 장기내구성이 향상된 확장형 인도교 및 이의 시공방법
KR102555737B1 (ko) * 2023-04-11 2023-07-14 주식회사 태하 인장로드가 구비된 프리스트레스 고내구성 확장형 인도교

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